JP2002090913A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents
画像読取装置および画像形成装置Info
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Abstract
像形成の速度を低下させることなく位置ずれを補正する
ことができるようにする。 【解決手段】 画像を読み取る光学系部品10の少なく
とも一部を搭載した走査走行体11,12を所定方向に
往復動させることによって画像を読み取る画像読取装置
1において、走査走行体11,12の復動に際して、所
定位置を通過した走査走行体11,12が所定位置から
停止するまでに走行した距離に基づいて、次回の走査走
行体11,12の往動にかかる走行距離を更新するよう
にした。これによって、走査走行体11,12に位置ず
れが発生している場合には、次回の画像読み取り時に、
走査走行体11,12の位置ずれを補正することが可能
になる。
Description
び画像形成装置に関する。
の少なくとも一部を搭載した走査走行体を、所定方向に
往復動させることにより、原稿の画像を露光走査するよ
うにした画像読取装置がある。
の往復動にステッピングモータを使用し、走査走行体が
取り付けられた駆動ベルトを、ステッピングモータから
の駆動力が伝達される駆動軸に巻回することによって、
ステッピングモータの駆動力を走査走行体に伝達して走
査走行体を往復動させるようにしたものがある。
うに、ステッピングモータの駆動力を走査走行体に伝達
する駆動ベルトが駆動軸に巻回されているため、画像の
読み取りに際して何らかの理由により走査走行体に外力
が作用してベルトと駆動軸との間にベルトとびと称され
るずれが生じ、露光走査時における走査走行体の位置に
ずれが発生してしまう(以降、位置ずれという)ことがあ
る。
囲がずれてしまい、読み取った画像の品質が低下する。
号公報には、実行を指示された単一の画像読取動作が終
了する毎に、走査走行体がホームポジションを通過する
と、予め設定されているパルス数分だけステッピングモ
ータを正逆転駆動するホームポジションサーチを行うこ
とにより走査走行体の位置を補正するようにした複写機
が開示されているが、ベルトとびの発生の有無に関わら
ず指示された単一の画像読取動作が終了する毎にホーム
ポジションサーチを行うため、不必要にホームポジショ
ンサーチが行われてしまうことが懸念される。また同公
報に開示された技術では、ホームポジションサーチを行
っている間は通常の画像読み取りを行うことができない
ため、画像の読み取り毎にホームポジションサーチを行
うことにより、画像読み取りおよびその読み取りに応じ
た画像形成の速度が低下してしまう。
りに応じた画像形成の速度を低下させることなく位置ず
れを補正することができる画像読取装置および画像形成
装置を得ることを目的とする。
せることなく位置ずれを補正することができる画像読取
装置および画像形成装置を得ることを目的とする。
像読取装置は、画像を読み取る光学系部品の少なくとも
一部を搭載した走査走行体と、前記走査走行体を所定方
向に往復動させる移動装置と、前記移動装置による前記
走査走行体の往動・復動距離を設定する走行距離情報を
記憶する不揮発性の記憶装置と、前記記憶装置に記憶さ
れている前記走行距離情報に基づいて前記移動装置を往
復動させる移動手段と、所定位置における前記走査走行
体の通過の有無により出力が変化する通過センサと、前
記通過センサの出力変化に基づいて前記移動手段により
復動されている前記走査走行体が前記所定位置を通過し
たか否かを判断する通過判断手段と、前記通過判断手段
が前記走査走行体が前記所定位置を通過したと判断して
から停止するまでに前記走査走行体が走行した距離にか
かる停止距離情報を取得する停止距離情報取得手段と、
前記停止距離情報取得手段が取得した前記停止距離情報
に基づいて前記走査走行体の往動にかかる前記走行距離
情報を更新する距離情報更新手段と、を備える。
走査走行体が走行された距離にかかる停止距離情報に基
づいて、走査走行体の画像の読み取り方向への走行(往
動)にかかる走行距離情報が更新される。これによっ
て、走査走行体に位置ずれが発生している場合には、次
回の画像読み取り時に、走査走行体の位置ずれを補正す
ることが可能になる。
像読取装置において、前記距離情報更新手段が更新した
前記走行距離情報に基づいて前記光学系部品による画像
の読み取りタイミングを調整するアサート調整手段を備
える。
している場合には、ずれ量に合わせたタイミングで画像
の読み取りが行われる。これによって、請求項1記載の
作用とともに、走査走行体に位置ずれが発生している場
合にも、適正な範囲で画像の読み取りを行うことが可能
になる。
記載の画像読取装置において、前記記憶装置は前記停止
距離情報の有効範囲を設定する有効停止距離情報を記憶
し、前記記憶装置に記憶された前記有効停止距離情報を
参照して、前記停止距離情報取得手段が取得した前記停
止距離情報が無効であるか否かを判断する無効判断手段
と、前記無効判断手段が前記停止距離情報が無効である
と判断した場合に異常を報知する報知手段と、を備え
る。
定された有効範囲外である場合に、異常である旨が報知
される。これによって、位置ずれの程度に応じた適切な
対応をとることが可能になる。
像読取装置において、前記無効判断手段の判断結果を前
記記憶装置に記憶させる結果記憶手段と、前記記憶装置
を参照して、前記停止距離情報が所定回数連続して無効
であると判断されたか否かを判断する連続判断手段と、
を備え、前記報知手段は、前記連続判断手段が前記停止
距離情報が所定回数連続して無効であると判断した場合
に異常を報知する。
回数補正してもまだずれているような場合に、異常であ
る旨が報知される。これによって、修理対応等でオペレ
ーター等の手を煩わせることを必要最少限とすることが
可能になる。
求項1ないし4いずれか一記載の画像読取装置で読み取
った原稿の画像に基づく画像を形成する。
記載の画像読取装置で読み取った画像が形成される。こ
れによって、画像読み取りおよびその読み取りに応じた
画像形成の速度を低下させることなく、請求項1ないし
4いずれか一記載の作用を有する画像形成装置を得るこ
とが可能になる。
し図5に基づいて説明する。本実施の形態は、画像読取
装置として、イメージスキャナに適用したものである。
を示す縦断側面図である。イメージスキャナ1の本体ケ
ース2の上面には、原稿(図示せず)を載置するためのコ
ンタクトガラス3が設けられている。コンタクトガラス
3の下方には、光源4からコンタクトガラス3上に載置
された原稿に向けて照射した光の戻り光をミラー5,
6,7で順次反射し、結像レンズ8を通過した反射光を
CCD9で受光することによって原稿の画像を読み取る
ようにした画像読み取り用の光学系部品10が設けられ
ている。光学系部品10のうち、光源4,ミラー5は走
査走行体としての第1スキャナ11に搭載されており、
ミラー6,7は走査走行体としての第2スキャナ12に
搭載されている。
2の駆動機構を示す斜視図である。第1および第2スキ
ャナ11,12の両側方には、ステッピングモータ13
によって駆動される駆動ワイヤ14が設けられている。
また、第1スキャナ11の一端には、検出片15が取り
付けられている。
3の出力軸16と平行に設けられた駆動軸17の両端付
近に固定された伝動プーリ18と、第1スキャナ11お
よび第2スキャナ12の走行方向(図2中矢印A,B方
向)の両端側の定位置に回転自在に支持された伝動プー
リ19と、第2スキャナ12の両端部に回転自在に支持
された伝動プーリ20とに巻回されている。伝動プーリ
20は、相対向する側板(図示せず)等により支持されて
いる。駆動ワイヤ14の両端は、支持部材(図示せず)に
より固定されている。
1の両側に止着部材21により止着されている。ステッ
ピングモータ13は、駆動軸17の一端部に固定された
伝動プーリ17aと出力軸16とに掛け渡されたエンド
レスベルト22を介して駆動ワイヤ14を駆動する。
イヤ14、出力軸16、駆動軸17、伝動プーリ17
a,18,19,20、止着部材21およびエンドレス
ベルト22によって移動装置Mが実現されている。
せて駆動軸17を正回転させた場合には、第1および第
2スキャナ11,12が原稿画像を読み取る方向(図中
における矢印A方向:往動方向)に2:1の速度比で走
行し、ステッピングモータ13を逆回転させて駆動軸1
7を逆回転させた場合には、第1および第2スキャナ1
1,12が後述するホームポジションHPに向けて(図
中における矢印B方向:復動方向)に戻るように2:1
の速度比で走行する。
過センサとしてのホームポジションセンサ(以降、HP
センサという)23が設けられている。HPセンサ23
は、透過型光センサであり、第1スキャナ11の一端に
取り付けられた検出片15が、発光素子と受光素子(と
もに図示せず)との間に形成される光軸を横切ることに
より出力値が変化する。
軸を横切ることによってHPセンサ23の出力を変化さ
せる第1スキャナ11の位置を検出位置Pという(図5
参照)。
第1スキャナ11が検出位置Pに到達してから後述する
駆動パルス数L1分ステッピングモータ13を駆動する
ことにより第1および第2スキャナ11,12が到達す
る位置をホームポジションHPという(図5参照)。
第1および第2スキャナ11,12に位置ずれがないと
仮定した場合に、ステッピングモータ13を後述する駆
動パルス数L0駆動することにより第1および第2スキ
ャナ11,12が到達する位置をリターン位置Rとい
う。
すブロック図である。イメージスキャナ1の制御系は、
各部を集中的に駆動制御するCPU24に、プログラム
等の固定的なデータを予め格納するROM25と、可変
的なデータを書き換え自在に記憶しCPU24の作業エ
リアとして機能するRAM26とがバスライン27を介
して接続されたマイクロコンピュータ(以降、マイコン
という)28を備えている。
グモータ13、CCD9、オペレーターからの各種入力
操作を受け付ける操作パネル29等がそれぞれ図示しな
い制御回路を介して接続されている。
3が接続されている。HPセンサ23の出力値はマイコ
ン28に入力され、マイコン28はHPセンサ23から
の出力値に基づいて、第1スキャナ11が検出位置Pに
到達したか否かを判断する。
記憶装置としてのEPROM30が接続されている。E
PROM30には、後述する位置補正読取処理に際して
参照されるステッピングモータ13の各種駆動パルス数
を記憶するパルス情報記憶エリア(図示せず)が確保され
ている。具体的に、パルス情報記憶エリアには、第1お
よび第2スキャナ11,12をホームポジションHPか
らリターン位置Rまで走行(以降、往動という)させるた
めに必要なステッピングモータ13の駆動パルス数L
(往動)、第1および第2スキャナ11,12をリターン
位置RからホームポジションHPまで走行(以降、復動
という)させるために必要なステッピングモータ13の
駆動パルス数L(復動)、第1スキャナ11を検出位置P
からホームポジションHPまで走行させるために必要な
ステッピングモータ13の駆動パルス数L1、後述する
位置補正読取処理で取得されて第1および第2スキャナ
11,12をリターン位置Rまで往動させるために必要
なステッピングモータ13の駆動パルス数L4等であ
る。
が往動距離を設定する走行距離情報とされ、駆動パルス
数L(復動)が復動距離を設定する走行距離情報とされて
いる。
に位置ずれがないと仮定した場合には、駆動パルス数L
(往動)と駆動パルス数L(復動)とが等しくなり、この場
合のステッピングモータ13の駆動パルス数をL0とす
る。
サートタイミング情報を記憶するアサート情報記憶エリ
ア(図示せず)が確保されている。アサートタイミング情
報とは、後述する位置補正読取処理に際して、画像の読
み取りを開始するタイミングにかかる情報であり、本実
施の形態では正転駆動を開始してから光源4を点灯させ
るまでにステッピングモータ13を駆動する駆動パルス
数である。
において、ROM25に格納された制御プログラムに基
づいてCPU24が実行する位置補正読取処理について
図4および図5を参照して説明する。図4はROM25
に格納された制御プログラムに基づいてCPU24が実
行する位置補正読取処理を概略的に説明するフローチャ
ートであり、図5は第1スキャナ11とHPセンサ23
との位置関係を概略的に示す説明図である。
ーの押し下げを判断するまで待機し(S1のN)、スター
トキーの押し下げがあったと判断すると(S1のY)、パ
ルス情報記憶エリアを参照して、ステッピングモータ1
3を正転駆動させ、このときのステッピングモータ13
の駆動パルス数l4のカウントを開始する(S2)。これ
により、第1スキャナ11および第2スキャナ12が読
取方向(図1中右方向)に走行される。ここに、移動手段
としてCPU24が実行する機能の一部が実行される。
3の正転駆動のタイミングに同期させて画像読取処理を
行う。公知の技術であるため説明を省略するが、画像読
取処理では、第1および第2スキャナ11,12の走行
に伴って、光源4からコンタクトガラス3上に載置され
た原稿に向けて光を照射することで原稿の画像を露光走
査し、第1ミラー、第2ミラー、第3ミラーで順次反射
させた原稿からの戻り光を結像レンズ8を介してCCD
9で受光することによって原稿の画像を読み取る。
リアを参照して、正転駆動を開始してからアサートタイ
ミング情報として記憶されている駆動パルス数分駆動し
てから点灯される。
像データとされてマイコン28で所定の処理がなされ
る。
3の駆動パルス数l4が駆動パルス数L4に等しくなっ
たと判断するまで待機し(S4のN)、ステッピングモー
タ13の駆動パルス数l4が駆動パルス数L4に等しく
なったと判断した場合には(S4のY)、パルス情報記憶
エリアに記憶されている駆動パルス数L(復動)に基づい
て、ステッピングモータ13を予め設定されている駆動
パルス数L0分逆転駆動させる(S5)。ここに、移動手
段としてCPU24が実行する機能の一部が実行され
る。
ナ1の起動後、最初の画像読み取りに際しては、ステッ
ピングモータ13の駆動パルス数l4が駆動パルスに等
しくなったと判断するまで待機する。
1,12は、ホームポジションHPに向けて復動を開始
する。このとき、第1スキャナ11の検出片15がHP
センサ23の光軸を横切ることにより、HPセンサ23
において出力値が変化する。
出片15がHPセンサ23の光軸を横切ることによるH
Pセンサ23の出力値の変化に基づいて、第1スキャナ
11が検出位置Pに到達したと判断するまで待機する。
ここに、通過判断手段としてCPU24が実行する機能
が実行される。
位置Pに到達したと判断した場合には(S6のY)、駆動
パルス数l1のカウントを開始する(S7)。
動を開始したステッピングモータ13が駆動パルス数L
0分逆転駆動されることにより停止したと判断するまで
待機する。
の逆転駆動が停止したと判断した場合には(S8のY)、
パルス情報記憶エリアを参照して、ステップS7でカウ
ントを開始してから停止するまでのステッピングモータ
13の駆動パルス数l1が、EPROM30に記憶され
ている駆動パルス数L1に等しいか否かを判断する(S
9)。このため、本実施の形態では駆動パルス数l1が
停止距離情報とされ、ここに、停止距離情報取得手段と
してCPU24が実行する機能が実行される。
を開始した駆動パルス数l1がパルス情報記憶エリアに
記憶されている駆動パルス数L1に等しいと判断した場
合(S9のY)、そのまま処理を終了する。
l1が駆動パルス数L1に等しいと判断した場合の、第
1スキャナ11とHPセンサ23との位置関係は、図5
(a)に示される。すなわち、第1スキャナ11が検出位
置Pに到達してから停止するまでの駆動パルス数が予め
設定されている駆動パルス数L1に等しいということ
は、画像読み取り後の第1および第2スキャナ11,1
2は予め設定されているホームポジションHPに位置し
ていることとなる。このため、次回の画像読み取りに際
しては、ステッピングモータ13を駆動パルス数L0分
正転駆動させて第1および第2スキャナ11,12を走
行させることにより正規の読取範囲を露光走査すること
ができる。
ウントを開始した駆動パルス数l1がEPROM30に
記憶されている駆動パルス数L1に等しくないと判断し
た場合(S9のN)、以下の演算を行うことにより次回の
往動にかかる駆動パルス数L4を取得し、取得した情報
をパルス情報記憶エリアに更新記憶する(S10)。ここ
に、距離情報更新手段としてCPU24が実行する機能
が実行される。
1が駆動パルス数L1に等しくないと判断した場合の、
第1スキャナ11とHPセンサ23との位置関係は、図
5(b),(c)に示すような場合が想定される。
ングモータ13の駆動が停止された時点で第1および第
2スキャナ11,12がホームポジションHPよりHP
センサ23側で停止した場合である(図5(b)D参照)。
この場合、次回の画像読み取りに際して、ステッピング
モータ13を理論上の駆動パルス数L0分正転駆動させ
て第1および第2スキャナ11,12を走行させた場
合、第1および第2スキャナ11,12は本来のリター
ン位置Rを超えて走行することとなる(図5(b)E参
照)。第1および第2スキャナ11,12が本来のリタ
ーン位置Rを超えて走行することにより、原稿の画像を
完全に読み取ることができなかったり、本来のリターン
位置RよりHPセンサ23から離間した位置で第1およ
び第2スキャナ11,12がフレーム等に衝突して破損
してしまったりすることが懸念される。
ピングモータ13の駆動が停止された時点で第1および
第2スキャナ11,12がホームポジションHPよりH
Pセンサ23から離間した位置で停止した場合である
(図5(c)H参照)。この場合、次回の画像読み取りに際
して、ステッピングモータ13を理論上の駆動パルス数
L0分正転駆動させて第1および第2スキャナ11,1
2を走行させた場合、第1および第2スキャナ11,1
2は本来のリターン位置Rに到達する前に復動を開始す
る(図5(c)I参照)。このため、原稿の画像を完全に読
み取ることができなかったり、本来のリターン位置Rよ
りHPセンサ23側で第1および第2スキャナ11,1
2がフレーム等に衝突して破損してしまったりすること
が懸念される。
下の演算を行うことにより、逆転駆動を開始する位置が
本来のリターン位置Rとなるように往動駆動パルス数L
4を取得する。
りも小さい場合、すなわち、図5(b)に示すように、正
規の停止位置より手前で停止してしまった場合を考える
と、第1および第2スキャナ11,12を検出位置Pか
らホームポジションHPまで走行させるために必要とす
る駆動パルス数L1と、実際にカウントされた検出位置
Pから停止するまでの駆動パルス数l1の差L3は、以
下の式により取得される。 L3=L1−l1 ・・・
のホームポジションHPよりも、この駆動パルス数L3
分HPセンサ23側に位置しているため、次回の往動に
かかる駆動パルス数L4は、次式により取得される。 L4=Lg−L3 =Lg−(L1−l1) =Lg−L1+l1 ・・・
も大きい場合、すなわち、図5(c)に示すように、正規
の停止位置より奥側で停止してしまった場合を考える
と、第1および第2スキャナ11,12を検出位置Pか
らホームポジションHPまで走行させるために必要とす
る駆動パルス数L1と、実際にカウントされた検出位置
Pから停止するまでの駆動パルス数l1の差L3は、以
下の式により取得される。 L3=l1−L1 ・・・
のホームポジションHPよりも、この駆動パルス数L3
分HPセンサ23から離間した位置しているため、次回
の往動にかかる駆動パルス数L4は、次式により取得さ
れる。 L4=Lg+L3 =Lg+(l1−L1) =Lg−L1+l1 ・・・
テップS10では、 L4=Lg−L1+l1 の演算を行うことによって、次回の往動にかかる駆動パ
ルス数L4を取得する。
および第2スキャナ11,12が走行された距離にかか
るステッピングモータ13の駆動パルス数l1に基づい
て、第1および第2スキャナ11,12の往動にかかる
ステッピングモータ13の駆動パルス数L4が更新され
る。これによって、第1および第2スキャナ11,12
に位置ずれが生じている場合には、以降の画像読み取り
に際して、第1および第2スキャナ11,12の位置ず
れを補正することができ、画像読み取りの速度を低下さ
せることなく位置ずれを補正することができる。
いてアサートタイミング情報を取得し、取得した情報を
パルス情報記憶エリアに記憶する。ここに、アサート調
整手段としてCPU24が実行する機能が実現される。
定されているL1よりも小さい場合、すなわち正規の停
止位置より手前で停止してしまった場合には、読み取り
を開始する通常のタイミングよりも早いタイミングで開
始されるように、通常のアサートタイミング情報よりも
小さく設定される。一方、l1が予め設定されているL
1よりも大きい場合、すなわち正規の停止位置より奥側
で停止してしまった場合には、読み取りを開始する通常
のタイミングよりも遅いタイミングで開始されるよう
に、通常のアサートタイミング情報よりも大さく設定さ
れる。
2に位置ずれが発生している場合には、ずれ量に合わせ
たタイミングで画像の読み取りが行われる。これによっ
て、第1および第2スキャナ11,12に位置ずれが発
生している場合にも、適正な範囲で画像の読み取りを行
うことができ、読み取る画像の品質を低下させることが
ない。
図6を参照して説明する。本実施の形態は、または
式から取得される駆動パルス数L3の絶対値|L3|が
予め設定されている駆動パルス数よりも大きい場合に、
異常であると判断する点が第1の実施の形態と異なる点
である。なお、第1の実施の形態と同一部分は同一符号
で示し、説明も省略する。以下、同様とする。
述する位置補正読取処理に際して、エラーメッセージ等
を表示するディスプレイが設けられている。
には、駆動パルス数L3の絶対値|L3|が有効とされ
る範囲の上限値を設定する有効停止距離情報としての限
界駆動パルス数L5を記憶する有効パルス数情報記憶エ
リアが確保されている。具体的に、限界駆動パルス数L
5は、位置ずれを処理的に補正することができるステッ
ピングモータ13の駆動パルス数の上限値である。
ージスキャナ1において、ROM25に格納された制御
プログラムに基づいてCPU24が実行する位置補正読
取処理を概略的に説明するフローチャートである。
ステップT9までは、図4のステップS1からステップ
S9までと同様の処理を実行する。
を開始した駆動パルス数l1がEPROM30に記憶さ
れている駆動パルス数L1に等しくないと判断した場合
(T9のN)、ステップT7でカウントを開始した駆動パ
ルス数l1の絶対値|l1|が、限界駆動パルス数L5
以下であるか否かを判断する(T10)。ここに、無効判
断手段としてCPU24が実行する機能が実行される。
対値|l1|が、限界駆動パルス数L5以下であると判
断した場合には(T10のY)、図4のステップS10と
同様の処理を実行する(T11)。
1の絶対値|l1|が、限界駆動パルス数L5以下でな
いと判断した場合には(T10のN)、図示しないディス
プレイにエラーメッセージを表示させ、以降の処理を中
断する等の中断処理を実行する(T12)。ここに、報知
手段としてCPU24が実行する機能が実行される。
|が、限界駆動パルス数L5以下でないと判断された場
合に、異常である旨が報知されるため、例えば位置ずれ
の程度が処理的に補正することが困難である場合にオペ
レーターに対して修理を要求する等、位置ずれの程度に
応じて適切な対応をとることができ、使い勝手の良好な
装置を提供することができる。
図7を参照して説明する。本実施の形態は、駆動パルス
数L3の絶対値|L3|が限界駆動パルス数L5よりも
大きい場合が、複数回の画像読み取り動作に亘って連続
した場合を異常とする点が第2の実施の形態と異なる点
である。
絶対値|L3|と駆動パルス数L5との大小関係につい
ての前回の判断結果を記憶する判断結果記憶エリアと、
絶対値|L3|が駆動パルス数L5以上であると複数回
の画像読み取り動作に亘って連続して判断された回数を
カウントする連続異常回数記憶エリアとが確保されてい
る。また、EPROM30には、絶対値|L3|が駆動
パルス数L5以上である状態が連続する画像読み取り動
作の回数xが記憶されている。
ージスキャナ1において、ROM25に格納された制御
プログラムに基づいてCPU24が実行する位置補正読
取処理を概略的に説明するフローチャートである。
ステップU11までは、図4のステップT1からステッ
プT11までと同様の処理を実行する。
対値|L3|が限界駆動パルス数L5より大きいと判断
した場合には(U10のN)、判断結果記憶エリアを参照
して、前回の駆動パルス数l1の絶対値|L3|が限界
駆動パルス数L5より大きいと判断されているか否かを
判断する(U12)。
3の絶対値|L3|が限界駆動パルス数L5以下である
と判断されていた場合には(U12のN)、ステップU1
1に進む。
ス数l1の絶対値|L3|が限界駆動パルス数L5より
大きいと判断されていた場合には(U12のY)、連続異
常回数記憶エリアのカウント数を1インクリメントし
(U13)、インクリメントされた連続異常回数記憶エリ
アのカウント数が予め設定されている回数xに等しくな
ったか否かを判断する(U14)。ここに、結果記憶手段
および連続判断手段としてCPU24が実行する機能が
実行される。
連続異常回数記憶エリアのカウント数がxに等しくない
と判断した場合には(U14のN)、ステップU11に進
む。
された連続異常回数記憶エリアのカウント数がxに等し
くなったと判断した場合には(U14のY)、図6のステ
ップT12と同様に中断処理を実行して以降の処理を中
断する(U15)。
だずれているような場合に、異常である旨が報知され
る。これによって、修理対応等でオペレーター等の手を
煩わせることを必要最少限とすることができ、使い勝手
の良好な装置を提供することができる。
図8を参照して説明する。本実施の形態は、画像形成装
置として複写機への適用例を示す。
機を示す模式図である。複写機31は、原稿の画像を読
み取る画像読取装置としての第1ないし第3の実施の形
態のイメージスキャナ1と、イメージスキャナ1で読み
取られた原稿の画像を用紙に形成するプリンタ部32と
で構成されている。
び読み取り位置が補正されて読み取られた画像が用紙上
に形成されるため、画像読み取りおよびその読み取りに
応じた画像形成の速度を低下させることなく、品質の良
好な画像を形成することができる。これによって、画像
形成に際しての生産性を低下させることなく、品質の良
好な画像を形成することができる。
れば、所定位置から停止するまでに走査走行体が走行し
た距離にかかる停止距離情報に基づいて、走査走行体の
往動にかかる走行距離情報を更新することにより、走査
走行体に位置ずれが生じている場合には、次回の画像読
み取り時に、走査走行体の位置ずれを補正することが可
能になるので、画像読み取りおよびその読み取りに応じ
た画像形成の速度を低下させることなく位置ずれを補正
することができる。
載の画像読取装置において、走査走行体に位置ずれが発
生している場合には、ずれ量に合わせたタイミングで画
像の読み取りを行うことにより、請求項1記載の作用と
ともに、走査走行体に位置ずれが発生している場合に
も、適正な範囲で画像の読み取りを行うことが可能にな
るので、読み取る画像の品質を低下させることなく、請
求項1記載の効果を得ることができる。
たは2記載の画像読取装置において、停止距離情報が設
定された有効範囲外である場合に、異常である旨を報知
することにより、位置ずれの程度に応じて適切な対応を
とることが可能になるので、使い勝手の良好な装置を提
供することができる。
載の画像読取装置において、例えば位置ずれを所定回数
補正してもまだずれているような場合に、異常である旨
を報知することにより、修理対応等でオペレーター等の
手を煩わせることを必要最少限とすることが可能になる
ので、使い勝手の良好な装置を提供することができる。
ば、画像読み取りおよびその読み取りに応じた画像形成
の速度を低下させることなく、請求項1ないし4いずれ
か一記載の効果を有する画像形成装置を得ることができ
る。
面図である。
示す斜視図である。
ある。
CPUが実行する位置補正読取処理を概略的に説明する
フローチャートである。
的に示す説明図である。
において、ROMに格納された制御プログラムに基づい
てCPUが実行する位置補正読取処理を概略的に説明す
るフローチャートである。
において、ROMに格納された制御プログラムに基づい
てCPUが実行する位置補正読取処理を概略的に説明す
るフローチャートである。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 画像を読み取る光学系部品の少なくとも
一部を搭載した走査走行体と、 前記走査走行体を所定方向に往復動させる移動装置と、 前記移動装置による前記走査走行体の往動・復動距離を
設定する走行距離情報を記憶する不揮発性の記憶装置
と、 前記記憶装置に記憶されている前記走行距離情報に基づ
いて前記移動装置を往復動させる移動手段と、 所定位置における前記走査走行体の通過の有無により出
力が変化する通過センサと、 前記通過センサの出力変化に基づいて前記移動手段によ
り復動されている前記走査走行体が前記所定位置を通過
したか否かを判断する通過判断手段と、 前記通過判断手段が前記走査走行体が前記所定位置を通
過したと判断してから停止するまでに前記走査走行体が
走行した距離にかかる停止距離情報を取得する停止距離
情報取得手段と、 前記停止距離情報取得手段が取得した前記停止距離情報
に基づいて前記走査走行体の往動にかかる前記走行距離
情報を更新する距離情報更新手段と、を備える画像読取
装置。 - 【請求項2】 前記距離情報更新手段が更新した前記走
行距離情報に基づいて前記光学系部品による画像の読み
取りタイミングを調整するアサート調整手段を備える請
求項1記載の画像読取装置。 - 【請求項3】 前記記憶装置は前記停止距離情報の有効
範囲を設定する有効停止距離情報を記憶し、 前記記憶装置に記憶された前記有効停止距離情報を参照
して、前記停止距離情報取得手段が取得した前記停止距
離情報が無効であるか否かを判断する無効判断手段と、 前記無効判断手段が前記停止距離情報が無効であると判
断した場合に異常を報知する報知手段と、を備える請求
項1または2記載の画像読取装置。 - 【請求項4】 前記無効判断手段の判断結果を前記記憶
装置に記憶させる結果記憶手段と、 前記記憶装置を参照して、前記停止距離情報が所定回数
連続して無効であると判断されたか否かを判断する連続
判断手段と、を備え、 前記報知手段は、前記連続判断手段が前記停止距離情報
が所定回数連続して無効であると判断した場合に異常を
報知する請求項3記載の画像読取装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか一記載の画像
読取装置で読み取った原稿の画像に基づく画像を形成す
る画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000274593A JP4145007B2 (ja) | 2000-09-11 | 2000-09-11 | 画像読取装置および画像形成装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002090913A true JP2002090913A (ja) | 2002-03-27 |
JP4145007B2 JP4145007B2 (ja) | 2008-09-03 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4145007B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007279256A (ja) * | 2006-04-04 | 2007-10-25 | Ricoh Co Ltd | 画像読み取り装置 |
US7583864B2 (en) | 2004-03-31 | 2009-09-01 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image reader |
-
2000
- 2000-09-11 JP JP2000274593A patent/JP4145007B2/ja not_active Expired - Fee Related
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