JPH08234320A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH08234320A
JPH08234320A JP3956095A JP3956095A JPH08234320A JP H08234320 A JPH08234320 A JP H08234320A JP 3956095 A JP3956095 A JP 3956095A JP 3956095 A JP3956095 A JP 3956095A JP H08234320 A JPH08234320 A JP H08234320A
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JP
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detecting
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JP3956095A
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English (en)
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Hisahiro Takahagi
久裕 高萩
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 照明ランプ5と反射ミラー6を搭載したキャ
リッジ3をプラテン2上の原稿に対して相対的に走査移
動させて原稿の画像を読み取る画像読み取り装置におい
て、キャリッジ3の異常動作の検出制御と初期位置制御
とをより簡易な構成で安価に行うことができるようにす
る。 【構成】 キャリッジ3のホームポジション側に、読み
取り動作中はそのキャリッジの異常動作検出用として動
作させかつ読み取り動作中以外はそのキャリッジの初期
位置制御用として動作させる検知手段20を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等に使用される
画像読み取り装置に係り、詳しくは、照明ランプ、反射
ミラー等の光学系部品を搭載したキャリッジをプラテン
上の原稿に対して相対的に走査移動(往復動)させて原
稿の画像を読み取るタイプの画像読み取り装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像読み取り装置として
は、照明ランプと反射ミラーを搭載した第1キャリッジ
と反射ミラーを搭載した第2キャリッジとを備え、その
第1キャリッジと第2キャリッジとを2:1の速度比で
プラテン上の原稿に対して相対移動させることにより、
照明ランプからの光を原稿に照射した際に得られる反射
光を両キャリッジに搭載の反射ミラーを介し常に一定の
光路長でもって焦点距離が長い結像レンズに入射させ、
もって原稿の画像を読み取るものがある。また、この他
にも、照明ランプ等の光学系部品を搭載した1つのキャ
リッジをプラテン上の原稿に対して相対移動させること
により、照明ランプからの光を原稿に照射した際に得ら
れる反射光を最終的にセルフォックレンズ等の焦点距離
が短い結像レンズに入射させ、もって原稿の画像を読み
取るという密着型光学系を備えた画像読み取り装置もあ
る。
【0003】ところで、このような光学系走査型の画像
読み取り装置においては、その光学系部品を搭載するキ
ャリッジが駆動用モータの脱調等により異常な動作(暴
走など)を起こした時に例えば装置本体へ衝突して光学
系を損傷させてしまうおそれがあるため、かかるトラブ
ルを回避する手段を設ける必要がある。そこで、従来に
おいては、その対策を施した画像読み取り装置として、
例えば光学駆動系(キャリッジ)の往復動作領域の両端
に検知センサを設け、その駆動系が暴走して検知センサ
により検知された時に駆動系の動作を停止させるものが
提案されている(特開昭63−126360号公報)。
【0004】また、このような画像読み取り装置におい
ては、キャリッジは読み取り動作をしていない時には走
査開始側の位置(ホームポジション)に待機していなけ
ればならないため、キャリッジがホームポジションに存
在しているか否かを検出する検知手段を設ける必要があ
り、上記異常動作検知用の検知手段とは別にホームポジ
ション検知用の検知手段が設けられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像読み取り装置は、上記したようにキャリッジのホー
ムポジション検知用の検知手段とキャリッジの往復動作
(走査)領域両端に異常動作検知用の検知手段とを配置
することになるため、多数(少なくとも3個)の検知手
段が必要となり、しかも、その検知手段の数に応じて制
御系回路の入出力ポートが増え回路自体も複雑になるな
ど、全体としてコストアップするという問題があった。
【0006】なお、キャリッジの異常動作を検知する手
段として、キャリッジの駆動用モータとしては一般に使
用されているステッピングモータにエンコーダを設け、
このエンコーダからの出力に基づいて暴走などの異常動
作を検知する方法も提案されているが、この場合には、
エンコーダ等の装置を新たに設ける必要があるため大幅
なコストアップとなってしまう。
【0007】本発明はこのような背景に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、キャリッジの異
常動作の検出制御と初期位置制御とをより簡易な構成で
安価に行うことができる画像読み取り装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読み取り装
置は、照明ランプ、反射ミラー等の光学系部品を搭載し
たキャリッジをプラテン上の原稿に対して相対的に走査
移動させて原稿の画像を読み取る画像読み取り装置にお
いて、前記キャリッジのホームポジション側に、読み取
り動作中はそのキャリッジの異常動作検出用として動作
させかつ読み取り動作中以外はそのキャリッジの初期位
置制御用として動作させる検知手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0009】この技術的手段において、ホームポジショ
ン側とはキャリッジの走査開始側をである。また、ホー
ムポジション側は、少なくとも検知手段をキャリッジの
異常動作検出用及び初期位置制御用として動作(機能)
させることが可能な走査開始側となる位置であれば特に
制約されないが、詳しくは、走査開始側であればキャリ
ッジの読み取り動作範囲に対しては外側の位置であって
も或いはその内側の位置であってもよい。ここで、読み
取り動作範囲とは、キャリッジの走査動作可能な範囲の
うちでキャリッジが原稿サイズ等に応じて読み取り時に
実際に走査動作する必要のある範囲をいう。また、初期
位置とは、キャリッジの走査動作開始前における基準設
定位置をいい、そのため倍率に応じてプリスキャン長を
変更する場合にはこの初期位置を基準にして調整設定さ
れる。なお、検知手段をホームポジション側であって読
み取り動作範囲の内側位置に設ける場合には、検知手段
は、キャリッジが読み取り動作範囲の外側にあって且つ
走査動作可能な範囲のホームポジション側端部に位置し
たときにOFF動作状態になる部位に設置する必要があ
る。
【0010】検知手段としては、一般に反射型フォトセ
ンサが使用されるが、リードスイッチ、マイクロスイッ
チ等を使用してもよい。また、本発明においては、上記
検知手段のほかに、キャリッジの往復動作のうち往動時
(スキャン時)において発生する異常動作を検出するた
めの検知手段を、キャリッジの走査動作可能範囲の終端
側(ホームポジションとは反対側)に設ける必要があ
る。この往動時の異常動作検出用の検知手段は、上記検
知手段とは別体の専用の検知手段である他に、上記検知
手段を兼用する構成からなる検知手段であってもよい。
【0011】
【作用】上記技術的手段によれば、1つの検知手段によ
り、画像読み取り動作中(特に復動(リターン)時)に
おけるキャリッジの異常動作の検出と画像読み取り動作
中以外(読み取り動作終了後、装置電源の投入直後な
ど)におけるキャリッジの初期位置制御とを行うことが
できる。これにより、少なくともホームポジション側に
おけるキャリッジの異常動作(暴走など)を検知するた
めの検知手段を省略することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0013】図1〜図3は本発明の第1実施例に係る画
像読み取り装置を示すもので、図1は装置の要部構成を
示す概略側面図、図2は検知手段の設置位置やキャリッ
ジの動作範囲を示す説明図、図3は制御系を示すブロッ
ク図である。
【0014】図1において、符号1は装置本体、2は装
置本体1の上部開口部に設けられる原稿載置用のプラテ
ン、3、4は不図示のガイドに沿ってプラテン2の下方
で往復動する第1キャリッジと第2キャリッジ、5はプ
ラテン2上に載置される原稿面を照射する照明ランプ、
6は原稿面からの反射光(H)を第2キャリッジ4に導
く第1反射ミラー、7は第1反射ミラー6から導かれる
反射光を不図示の結像レンズなどに入射させる第2反射
レンズ、8は第1キャリッジ3及び第2キャリッジ4を
往復動させるためのワイヤ、9a,b,cは固定プー
リ、10は第2キャリッジ4に取付けられた動滑車、1
1はワイヤ8が所定回数巻付けられているワイヤドラ
ム、12はワイヤドラム11を回転駆動させるステッピ
ングモータをそれぞれ示す。
【0015】この実施例装置において、第1キャリッジ
3と第2キャリッジ4は、一端が固定され公知の機構で
固定プーリ8や動滑車9に張架されたワイヤ7により
2:1の速度比で往復動するようになっており、ワイヤ
7はワイヤドラム10を介してステッピングモータ11
の駆動により移動するようになっている。また、第1キ
ャリッジ3は、図1や図2に符号DAで示す走査動作可
能範囲内において動作可能になっており、また、読み取
り動作時には同じく図中に符号RAで示す読み取り中の
動作範囲内で動作するようになっている。なお、図中に
おいて右側方向Sが往動時のスキャン方向を示し、左側
方向Rが復動時のリターン方向を示す。
【0016】また、この実施例装置においては、図2
a,b等に示すように、走査動作可能範囲DAの始端
(走査開始側端部)つまりホームポジションに存在する
第1キャリッジ3を検知可能な位置であって、かつ、読
み取り動作範囲RAの外側となる位置には、異常動作検
出用兼初期位置制御用のホームセンサ20が設けられて
いる。しかも、走査可能範囲DAの終端に存在するキャ
リッジ3を検知可能な位置であって、かつ、読み取り動
作範囲RAの外側となる位置には、終端側異常動作検出
用のエンドセンサ30が設けられている。ホームセンサ
20とエンドセンサ30はいずれも反射型フォトセンサ
が使用されており、また、第1キャリッジ3の底部面が
到来した時点が検知(ON)状態となり、その底部面が
通過した時点が非検知(OFF)状態となるようになっ
ている。
【0017】さらに、この実施例装置は、図3に示すよ
うな制御系により動作制御されるようになっている。す
なわち、この実施例における制御系40は、CPU41
を中心にして、ROM42、RAM43、読み取り信号
コントローラ44、ランプコントローラ45、ステッピ
ングモータコントローラ46が設けられてその主要部が
構成されている。また、読み取り信号コントローラ44
は外部の画像信号プロセッシングシステム50に接続さ
れ、ランプコントローラ45はランプユニット(照明ラ
ンプ5)に接続され、ステッピングモータコントローラ
46はドライバ47を介してキャリッジ駆動用のステッ
ピングモータ12に接続されており、それぞれ所定の制
御信号が送られるようになっている。そして、この制御
系40は、ホームセンサ20及びエンドセンサ30から
の検知信号をインタフェース48を介してCPU41に
取り込むようになっていると共に、画像形成装置全体の
システムコントローラ51からの信号をインタフェース
49を介して取り込んだり反対に制御信号を送信するよ
うになっている。
【0018】次に、この実施例装置の動作について説明
する。
【0019】まず、画像形成装置電源の投入直後や読み
取り動作終了(ジョブエンド)後等のような画像読み取
り動作中以外においては、ホームセンサ20がキャリッ
ジの初期位置制御用の検知手段として動作し、これによ
り例えば以下のようなキャリッジの初期位置制御が行わ
れる。このときの制御は、制御系40のROMに予め格
納されている所定のシーケンスに沿って行われる。
【0020】すなわち、図4に示すように、まずホーム
センサ20がOFF状態にあるか否かが判断される(ス
テップ:S1)。ここでOFF状態であれば、第1キャ
リッジ3をリターン方向に移動させ(S2)、その後に
ホームセンサ20のON信号の割り込みがあるかどうか
判断し(S3)、割り込みがなければリターン方向への
移動を続行させるが、割り込みがあればキャリッジ3を
ホームセンサ20から−2mmの(リターン方向へ2m
m通過した)位置に一旦停止させ(S4)、その後にキ
ャリッジ3をスキャン方向に移動させる(S5)。な
お、ステップS1においてホームセンサ20がON状態
である場合には、すぐにステップS5に進む。
【0021】ステップS5においてキャリッジ3をスキ
ャン方向に移動させた後は、再びホームセンサ20のO
FF信号の割り込みがあるかどうかを判断し(S6)、
割り込みがなければスキャン方向への移動を続行させる
が、割り込みがあればキャリッジ3をホームセンサ20
から+50mmの(スキャン方向へ50mm移動した)
位置に停止させ(S7)、最後に、キャリッジ3を−1
0mmの(リターン方向へ10mm戻した)位置(即
ち、ホームセンサ20から+40mmの位置)に移動さ
せてから停止させる(S8)。以上により、キャリッジ
3は、確実に初期位置P(ホームセンサ20から+40
mmの位置)に設定される。
【0022】一方、画像読み取り動作中においては、ホ
ームセンサ20がキャリッジの異常動作検出用の検知手
段として動作し、これにより例えばキャリッジ3のリタ
ーン時等における暴走などの異常動作が検知されて、キ
ャリッジに搭載されている光学系の衝突等による損傷が
回避される。また、この読み取り動作中においては、エ
ンドセンサ30によるキャリッジの異常動作が検知され
るようになっている。
【0023】この実施例では、制御系40にホームセン
サ20及びエンドセンサ30のいずれか一方からON信
号の割り込みがあった場合に、キャリッジ3の動作異常
が発生したものと判断し、制御系40よりスッテッピン
グモータ12の駆動が停止される制御が行われる。すな
わち、図5に示すように、キャリッジ3が画像読み取り
のため往復動作(スキャン及びリターン)する場合、異
常動作がない正常な状態であれば、ホームセンサ20と
エンドセンサ30は共にOFF状態になっているが、例
えば、キャリッジ3が往動(スキャン)方向に暴走した
時には読み取り動作範囲の外側でかつ走査動作可能範囲
の終端側に設けられたエンドセンサ30がON状態とな
り、逆に復動(リターン)方向に暴走した時にはホーム
センサ20がON状態となる。
【0024】図6は、第2実施例に係る画像読み取り装
置の要部構成を示す概略側面図である。この実施例の装
置は、エンドセンサ30に代えてホームセンサ20を兼
用する構成のエンド検出子31を設けた以外は第1実施
例と同じ構成からなるものである。すなわち、エンド検
出子31は、ホームセンサ20の光路を横切ることがで
きるように支軸31を中心にして揺動可能に取付けられ
た第1アーム32と、走査動作可能範囲DAの終端に支
軸33に揺動可能に取付けられた第2アーム34とを備
え、かつ、両アーム32、34がワイヤ35で連結され
て連動するように構成されている。
【0025】そして、このエンドセンサ30は、キャリ
ッジ3が往動(スキャン)時に暴走した場合、そのキャ
リッジ3により第2アーム34が押圧されるため、第2
アーム32が支軸33を中心にして時計回り方向に揺動
し、これによりワイヤ3を介して第1アーム32が支軸
31を中心にして時計回り方向に揺動して、第1アーム
の遮蔽板36がホームセンサ20の光路上を横切るた
め、ホームセンサ20がON状態となる。これにより、
キャリッジ3の往動時の異常動作がホームセンサ20で
検知されるようになっている。
【0026】この実施例によれば、第1実施例のような
エンドセンサ30が不要となり(センサ自体は1つで済
む)、その分制御系などの入出力ポートの削減ができ、
回路構成の簡素化とコストダウンを図ることができる。
【0027】図7及び図8は、本発明の第3実施例に係
る画像読み取り装置を示すもので、図7は装置の要部構
成を示す概略側面図、図8は検知手段の設置位置やキャ
リッジの動作範囲を示す説明図である。
【0028】この実施例装置は、第1実施例におけるホ
ームセンサ20の取付け位置を変更した以外は第1実施
例と同じ構成からなるものである。すなわち、この実施
例におけるホームセンサ21は、図7や図8に示すよう
に、キャリッジが読み取り動作範囲RAの外側にあって
且つ走査動作可能な範囲DAのホームポジション側端部
に位置したときにOFF動作状態になるような位置に設
けられている。なお、この実施例では、制御系としては
制御シーケンスが異なるのみで第1実施例の制御系40
と同じ構成のものを使用している。
【0029】次に、この実施例装置の動作について説明
する。
【0030】まず、画像読み取り動作中以外において
は、ホームセンサ21により以下のようなキャリッジの
初期位置制御が行われる。
【0031】すなわち、図9及び図10に示すように、
まずホームセンサ21がOFF状態にあるか否かが判断
される(S1)。ここでOFF状態であれば、第1キャ
リッジ3をスキャン方向に移動させ(S2)、その後に
ホームセンサ20のON信号の割り込みがあるかどうか
判断し(S3)、割り込みがなければエンドセンサ30
のON信号の割り込みがあるかどうかを判断する(S
4)。ステップS4において割り込みがなければキャリ
ッジ3を10mmスキャン方向に移動したかどうかを判
断し(S5)、移動するのであればキャリッジ3をリタ
ーン方向に移動させる(S6)。なお、ステップS4に
おいてエンドセンサ30のON信号の割り込みがある場
合にはステップS6に進み、また、ステップS5におい
てキャリッジ3が10mmスキャン方向に移動していな
い場合にはステップS2に戻り、ステップS2〜4を繰
り返す。
【0032】ステップS6においてキャリッジ3をリタ
ーン方向に移動させた後は、再びホームセンサ21のO
N信号の割り込みがあるかどうか判断し(S7)、割り
込みがなければステップS6に戻るが、割り込みがあれ
ばキャリッジ3をホームセンサ21から−10mmの位
置に一旦停止させる(S8)。
【0033】そして、ステップS1においてホームセン
サ21がON状態である場合、ステップS3においてホ
ームセンサ20のON信号の割り込みがある場合、又
は、ステップS8が終了した場合には、図10に示すス
テップS9に進む。すなわち、まず、キャリッジ3をス
キャン方向に移動させ(S9)、ホームセンサ21のO
FF信号の割り込みがあるかどうか判断し(S10)、
割り込みがなければステップS9に戻るが、割り込みが
あればキャリッジ3をスキャン方向に5mm移動させ
(S11)、次いでリターン方向に移動させ(S1
2)、ホームセンサ21のON信号の割り込みがあるか
どうか判断する(S13)。ステップS13において割
り込みがなければステップS12に戻るが、割り込みが
あればキャリッジ3をホームセンサ21から−20mm
の位置に移動させてから停止させる(S14)。以上に
より、キャリッジ3は、確実に初期位置P(ホームセン
サ21から−20mmの位置)に設定される。
【0034】一方、画像読み取り動作中においては、ホ
ームセンサ21により例えばキャリッジ3のリターン時
等における異常動作が検知される。なお、エンドセンサ
30によるキャリッジ3の異常動作検知は第1実施例と
同じであるため、その詳細な説明は省略する。
【0035】この実施例では、制御系40にキャリッジ
3がリターン方向に移動中にあってはホームセンサ21
からOFF信号の割り込みがあった場合に、キャリッジ
3の動作異常が発生したものと判断し、制御系40より
スッテッピングモータ12の駆動が停止される制御が行
われる。また、この制御は制御系40にエンドセンサ3
0からON信号の割り込みがあった場合にも同様に実行
される。すなわち、図11に示すように、キャリッジ3
が画像読み取りのため往復動作(スキャン及びリター
ン)する場合、異常動作がない正常な状態であれば、ホ
ームセンサ21はON又はOFF状態となる。この際、
エンドセンサ30はOFF状態になっており、キャリッ
ジ3が往動方向に暴走した時にはON状態となる。そし
て、ホームセンサ21は、次のような動作状態にある場
合にキャリッジ3が異常動作しているものと判断するよ
うになっている。
【0036】キャリッジ3が読み取り動作をスタート
した直後(後述の所定時間aの経過前)においてOFF
状態である場合。これは、具体的には例えばキャリッジ
3が正規の走査開始時位置に存在しておらず、その間違
った位置からスタートするような場合が該当する。 読み取り動作開始後で所定時間aまでの間に「ON状
態→OFF状態」の変化がなかった場合。これは、例え
ばモータの脱調等によりキャリッジ3がスキャン方向に
動作しないような場合が該当する。ここで、所定時間a
とはキャリッジ3の底部面の後端がホームセンサ21を
通過するまでの所要時間よりも少し多めに設定した規定
時間である。 リターン中に「OFF状態→ON状態」の変化がなか
った場合。これは、例えばモータの脱調等によりキャリ
ッジ3がリターン方向に動作しないような場合が該当す
る。 リターン中に「ON状態→OFF状態」の変化があっ
た場合。これは、具体的にはキャリッジ3が制御系のC
PUの暴走等の誤動作によりキャリッジ3が制御不能で
オーバーランするような場合が該当する。
【0037】この実施例によれば、通常の連続した読み
取り動作中でも、次のスキャン動作開始前のリターン動
作時にキャリッジ3がホームセンサ21を横切るため、
スキャン毎のキャリッジ3の位置の確認や補正が可能と
なる。このときのキャリッジ3の位置補正としては、例
えば、倍率を変更した場合などにキャリッジ3のスター
ト位置を初期位置に対して調整するときの補正がある。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1つの検知手段により、画像読み取り動作中におけるキ
ャリッジの異常動作の検出と画像読み取り動作中以外に
おけるキャリッジの初期位置制御とを行うため、少なく
ともホームポジション側におけるキャリッジの異常動作
を検知するための検知手段を省略することができる。従
って、センサ数を最小限に抑え、従来に比べて入出力ポ
ートを少なくしたりして簡易な構成にできるため、全体
としてコストダウンを図りながら信頼性の高いキャリッ
ジ駆動を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の画像読み取り装置の要部を示す
概略側面図である。
【図2】 第1実施例における検知手段の設置位置やキ
ャリッジの動作範囲を示す説明図である。
【図3】 本発明における制御系を示すブロック図であ
る。
【図4】 第1実施例におけるキャリッジの初期位置制
御動作を示すフローチャートである。
【図5】 第1実施例におけるキャリッジ、ホームセン
サ及びエンドセンサのタイミングチャートである。
【図6】 第2実施例の画像読み取り装置の要部を示す
概略側面図である。
【図7】 第3実施例の画像読み取り装置の要部を示す
概略側面図である。
【図8】 第3実施例における検知手段の設置位置やキ
ャリッジの動作範囲を示す説明図である。
【図9】 第3実施例におけるキャリッジの初期位置制
御動作を示すフローチャート(前半部)である。
【図10】 第3実施例におけるキャリッジの初期位置
制御動作を示すフローチャート(後半部)である。
【図11】 第3実施例におけるキャリッジ、ホームセ
ンサ及びエンドセンサのタイミングチャートである。
【符号の説明】
2…プラテン、3…第1キャリッジ、5…照明ランプ、
6…反射ミラー、20、21…ホームセンサ(検知手
段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明ランプ、反射ミラー等の光学系部品
    を搭載したキャリッジをプラテン上の原稿に対して相対
    的に走査移動させて原稿の画像を読み取る画像読み取り
    装置において、 前記キャリッジのホームポジション側に、読み取り動作
    中はそのキャリッジの異常動作検出用として動作させか
    つ読み取り動作中以外はそのキャリッジの初期位置制御
    用として動作させる検知手段を設けたことを特徴とする
    画像読み取り装置。
JP3956095A 1995-02-28 1995-02-28 画像読み取り装置 Pending JPH08234320A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006010718A (ja) * 2004-06-21 2006-01-12 Ricoh Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置
JP2007041318A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、画像形成装置

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