JP4297704B2 - 非水電解質二次電池 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非水電解質二次電池及びその使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、金属リチウム、もしくはリチウムイオンを吸蔵・放出し得る合金、または炭素材料などを負極活物質とし、化学式LiMO2(Mは遷移金属)で表されるリチウム遷移金属複合酸化物を正極活物質とした非水電解質二次電池が、高エネルギー密度を有する電池として注目されている。
【0003】
上記リチウム遷移金属複合酸化物の代表的な例としては、コバルト酸リチウム(LiCoO2)が挙げられ、これは非水電解質二次電池の正極活物質として既に実用化されている。また、遷移金属としてNiまたはMnを含むリチウム遷移金属複合酸化物も正極活物質として検討されており、例えば、これら3種類の遷移元素、すなわち、Ni、Co、及びMnの全てを含む酸化物が検討されている(例えば、特許文献1、特許文献2、非特許文献1)。
【0004】
また、Ni、Co、及びMnを含むリチウム遷移金属複合酸化物の中でも、MnとNiの組成比が等しい化学式LiMnxNixCo(1-2x)2で表される材料が、充電状態(高い酸化状態)でも特異的に高い熱的安定性をを示すことが報告されている(例えば非特許文献2)。
【0005】
また、NiとMnの組成比が実質的に等しい複合酸化物が、LiCoO2と同等の4V近傍の電圧を有し、かつ高い容量で優れた充放電効率を示すことが報告されている(特許文献3)。
【0006】
Ni、Mn及びCoを含み、層状構造を有するリチウム遷移金属複合酸化物を正極活物質として用いた電池は、充電時に高い熱的安定性を有することから、電池の信頼性が飛躍的に向上することが期待される。さらに、このようなリチウム遷移金属複合酸化物は、その高い構造安定性から、充電電圧をより高く設定しても、LiCoO2などより良好なサイクル特性を示すことが報告されている(非特許文献3)。
【0007】
現在、例えばLiCoO2などのリチウム含有遷移金属酸化物を正極活物質として用い、炭素材料を負極活物質として用いた非水電解質二次電池においては、一般に充電終止電圧は4.1〜4.2Vとなっている。このような充電条件では、正極は理論容量に対して50〜60%しか利用されていない。従って、上記のNi、Mn及びCoを含み、層状構造を有するリチウム遷移金属複合酸化物を正極活物質として用い、充電電圧を高くすることができれば、正極の容量を理論容量に対して70%以上で利用することが可能となり、電池の高容量化及び高エネルギー密度化が可能となる。
【0008】
【特許文献1】
特許第2561556号公報
【特許文献2】
特許第3244314号公報
【特許文献3】
特開2002−42813号公報
【特許文献4】
特開平7−192720号公報
【非特許文献1】
Journal of Power Sources 90(2000)176−181
【非特許文献2】
Electrochemical and Solid−State Letters,4(12)A200−A203(2001)
【非特許文献3】
Chemistry Letters,2001,P.642−643
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明者等は、遷移金属としてNi及びMnを含有するリチウム遷移金属複合酸化物を正極活物質として用い、正極の充電電位を4.5V(vs.Li/Li+)以上となるように充電した場合、電解液共存下での熱的安定性が低下することを見出した。従って、上記リチウム遷移金属複合酸化物を正極活物質として用い、かつ4.5V(vs.Li/Li+)以上の充電電位で充電する場合には、上記熱的安定性を改善する必要がある。
【0010】
本発明の目的は、遷移金属としてNi及びMnを少なくとも含有するリチウム遷移金属複合酸化物を正極活物質として用い、かつ高い充電電位で充電されるよう設計された非水電解質二次電池において、電解液共存下での熱的安定性が高められた非水電解質二次電池を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の非水電解質二次電池は、正極活物質を含む正極と、負極活物質を含む負極と、非水電解質とを備え、満充電状態における正極の充電電位が4.5V(vs.Li/Li+)以上となるように設計された非水電解質二次電池において、正極活物質が、遷移金属としてNi及びMnを少なくとも含有し、かつ層状構造を有するリチウム遷移金属複合酸化物であり、ホウ素をさらに含有していることを特徴としている。
【0012】
ここで、満充電状態とは、0.5C以下の電流値または定電流−定電圧方式(定電圧部は0.1C以下の電流値で充電カット)より充電したときの終状態を意味する。Cは、充放電電流値(mA)/電池容量または電極容量(mAh)である。また、満充電状態における正極の充電電位は、例えば、電池を満充電状態にしておき、電池に電解液を出入りできる穴を開け、この電池を電解液が注入されたテストセル中に浸漬し、リチウムを参照極として測定することができる。
【0013】
負極活物質として、満充電状態における負極の充電電位が0.1V(vs.Li/Li+)である炭素材料を用いる場合は、本発明の非水電解質二次電池は、4.4V以上の充電終止電圧で充電される。
【0014】
従って、本発明の限定された局面における非水電解質二次電池は、正極活物質を含む正極と、負極活物質として炭素材料を含む負極と、非水電解質とを備え、4.4V以上の充電終止電圧で充電されるように設計された非水電解質二次電池において、正極活物質が、遷移金属としてNi及びMnを少なくとも含有し、かつ層状構造を有するリチウム遷移金属複合酸化物であり、ホウ素をさらに含有することを特徴としている。
【0015】
また、負極活物質として、満充電状態における負極の充電電位が1.5V(vs.Li/Li+)であるLi〔Li1/3Ti5/3〕O4(チタン酸リチウム)を用いる場合は、本発明の非水電解質二次電池は、3.0V以上の充電終止電圧で充電されるように設計された非水電解質二次電池となる。
【0016】
正極活物質としてLiCoO2を用い、負極活物質として炭素材料を用いた従来の非水電解質二次電池において、充電終止電圧は4.1〜4.2Vとされており、満充電状態における正極の充電電位は4.2〜4.3V(vs.Li/Li+)である。従って、本発明の非水電解質二次電池は、従来の非水電解質二次電池よりも高い充電終止電圧で充電されるように設計されている。
【0017】
本発明は、これらの非水電解質二次電池において、正極活物質が、遷移金属としてNi及びMnを少なくとも含有し、かつ層状構造を有するリチウム遷移金属複合酸化物であり、ホウ素をさらに含有していることを特徴とする。本発明に従い、上記リチウム遷移金属複合酸化物にホウ素を含有させることにより、電解液共存下での熱的安定性を向上させることができる。本発明の非水電解質二次電池は、高い充電電位で充電されるように設計されているので、充放電容量を従来の電池よりも高くすることができる。従って、本発明に従えば、充放電容量が高く、かつ熱的安定性に優れた非水電解質二次電池とすることができる。
【0018】
本発明において、満充電状態における正極の充電電位の上限値は、特に限定されるものではないが、一般には5.2V(vs.Li/Li+)以下が好ましい。正極の充電電位が5.2V(vs.Li/Li+)を越えると、正極活物質中のリチウムの脱離反応よりも、電極表面での電解液の分解反応が顕著になるからである。従って、負極活物質として炭素材料を用いた場合の充電終止電圧の好ましい範囲の上限値は、5.1V以下である。
【0019】
特許文献4においては、LixNiyCoz2(0<x<1.3、y+z=1、y>z、1.8≦a≦2.2)で表されるリチウム遷移金属複合酸化物にホウ素を添加することにより、粒子表面にホウ素を含む層を形成しており、これによって4V(vs.Li/Li+)の充電状態において、電解液の分解が抑制されることが示されている。本発明においては、後述する比較例において示すように、4.3V(vs.Li/Li+)の通常の充電電位では、ホウ素含有による熱的安定性向上の効果は認められない。従って、特許文献4におけるホウ素含有の効果と本発明におけるホウ素含有の効果は明らかに異なるものである。
【0020】
本発明においてリチウム遷移金属複合酸化物にホウ素が含有されることにより、高い電位での充電状態において熱的安定性が向上する理由の詳細は明らかではない。しかしながら、ホウ素が含有されることにより、高い電位での充電状態において、(a)活物質の結晶構造が安定する、(b)遷移金属複合酸化物の酸化状態が変化し、電解液の分解反応に対して示す触媒活性が低減する、(c)正極活物質表面に電解液の分解反応に対して効果的な皮膜が形成される、(d)過度に脱離したLiサイトをホウ素が補完するなどの理由が推察される。いずれにしても、熱的安定性が向上するホウ素の添加効果は、4.3V(vs.Li/Li+)の充電状態では認められず、4.5V(vs.Li/Li+)以上の高い電位での充電状態においてのみ認められる。
【0021】
本発明において、正極及び負極の対向する部分の容量比(負極/正極)は、1.0〜1.3の範囲内であることが好ましい。容量比が1.0より小さい場合には、負極表面に金属リチウムが析出し、電池のサイクル特性及び安全性が著しく低下する場合がある。また、容量比が1.3を越えると、反応に直接関与しない負極活物質が増えるため、電池のエネルギー密度が低下する。
【0022】
ここで、容量比(負極/正極)とは、(負極充電容量/正極充電容量)である。負極充電容量は、負極を0V(vs.Li/Li+)まで充電した際の充電容量であり、正極充電容量は、正極を設定電位まで充電した際の充電容量である。例えば、充電電圧が4.4Vの電池において、満充電状態における負極の充電電位が0.1V(vs.Li/Li+)である場合、正極の設定電位は4.5V(vs.Li/Li+)となる。
【0023】
本発明において、ホウ素を含有していない状態のリチウム遷移金属複合酸化物は、例えば、化学式LiaMnxNiyCoz2(0≦a≦1.2、x+y+z=1、x>0、y>0、z≧0)で表すことができる。この化学式に示されるように、本発明におけるリチウム遷移金属複合酸化物には、遷移金属としてさらにCoが含有されてもよい。
【0024】
本発明において、リチウム遷移金属複合酸化物中に含まれるホウ素の含有量は、リチウム遷移金属複合酸化物中の遷移金属の合計量に対し、0.01〜1モル%であり、好ましくは0.1〜1モル%である。リチウム遷移金属複合酸化物中に遷移金属としてNi及びMnのみが含有される場合は、Ni+Mnの合計量に対し、上記モル%となるようにホウ素が含有される。また、リチウム遷移金属複合酸化物中に遷移金属としてNi、Mn及びCoが含有される場合には、Ni+Mn+Coの合計量に対し、上記モル%となるようにホウ素が含有される。ホウ素含有量が少なすぎると、熱的安定性向上の効果が十分に得られない場合がある。また、ホウ素含有量が多すぎると、正極の充放電特性が低下する場合がある。
【0025】
また、本発明においては、リチウム遷移金属複合酸化物中にNiとMnが実質的に等しいモル量含有されていることが好ましい。実質的に等しいモル量とは、上記の化学式において、x及びyが以下の式を満足するという意味である。
【0026】
0.45≦x/(x+y)≦0.55
0.45≦y/(x+y)≦0.55
ニッケルは、容量は大きいが充電時の熱的安定性が低いという性質を有しており、マンガンは、容量は小さいが充電時の熱的安定性が高いという性質を有している。従って、これらの元素が実質的に等しいモル量含まれることにより、これらの特性をバランスよく備えることができる。
【0027】
本発明においてリチウム遷移金属複合酸化物の比表面積は0.1〜2.0m2/gの範囲であることが好ましい。このような範囲内とすることにより、高い電位における正極活物質と電解液との反応を抑制することができる。
【0028】
本発明においては、正極に導電剤を含有させることができる。導電剤として炭素材料が含まれる場合には、該炭素材料の含有量が正極活物質と導電剤と結着剤の合計に対して5重量%以下であることが好ましい。正極が高い電位となった場合、導電剤としての炭素材料の表面で電解液の酸化分解が最も進行し易くなる。このため、導電剤としての炭素材料は、上記の範囲内とすることが好ましい。
【0029】
本発明において用いる負極活物質としては、従来より非水電解質二次電池の負極活物質として用いられているものを用いることができ、例えば、炭素材料、チタン酸リチウム、リチウムと合金化し得る金属(シリコン、アルミニウム、錫など)を用いることができる。
【0030】
本発明において用いる非水電解質の溶媒としては、従来より非水電解質二次電池の電解質の溶媒として用いられているものを用いることができる。これらの中でも、環状カーボネートと鎖状カーボネートの混合溶媒が特に好ましく用いられる。環状カーボネートとしては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ビニレンカーボネートなどが挙げられる。鎖状カーボネートとしては、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネートなどが挙げられる。
【0031】
一般に、環状カーボネートは、高い電位において分解を生じやすいので、溶媒中の環状カーボネートの含有割合は10〜50体積%の範囲内であることが好ましく、さらに好ましくは10〜30体積%の範囲内である。
【0032】
本発明における非水電解質の溶質としては、非水電解質二次電池において一般に溶質として用いられるリチウム塩を用いることができる。このようなリチウム塩としては、LiPF6、LiBF4、LiCF3SO3、LiN(CF3SO2)2、LiN(C25SO2)2、LiN(CF3SO2)(C49SO2)、LiC(CF3SO2)3、LiC(C25SO2)3、LiAsF6、LiClO4、Li210Cl10、Li212Cl12など及びそれらの混合物が例示される。これらの中でも、LiPF6(ヘキサフルオロリン酸リチウム)が好ましく用いられる。高い充電電圧で充電する場合、正極の集電体であるアルミニウムが溶解しやすくなるが、LiPF6の存在下では、LiPF6が分解することにより、アルミニウム表面に被膜が形成され、この被膜によってアルミニウムの溶解を抑制することができる。従って、リチウム塩としては、LiPF6を用いることが好ましい。
【0033】
本発明の非水電解質二次電池の使用方法は、正極活物質を含む正極と、負極活物質を含む負極と、非水電解質二次電池とを備え、正極活物質が遷移金属としてNi及びMnを少なくとも含有し、かつ層状構造を有するリチウム遷移金属複合酸化物であり、ホウ素をさらに含有している非水電解質二次電池を、満充電状態における正極の充電電位が4.5V(vs.Li/Li+)以上となるように充電することを特徴としている。
【0034】
本発明の非水電解質二次電池の使用方法において、負極活物質として炭素材料が含まれる場合、4.4V以上の充電終止電圧で充電することを特徴としている。
【0035】
本発明の非水電解質二次電池の使用方法によれば、高い充電電位で充電することができるので、充放電容量を高めることができる。また、リチウム遷移金属複合酸化物にホウ素が含有されているので、電解液共存下での熱的安定性が高められる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能なものである。
【0037】
<実験1>
以下、三電極式ビーカーセルを作製し、それを充電して、充電状態における電極の熱的安定性を評価した。
【0038】
(実施例1)
〔正極活物質の作製〕
LiOHと、H3BO3と、Mn0.33Ni0.33Co0.34(OH)2で表される共沈水酸化物を、Li:遷移金属合計(Mn+Ni+Co)のモル比が1:1となり、かつ熱処理後のLiMn0.33Ni0.33Co0.342で表されるリチウム遷移金属複合酸化物に含有されるホウ素の量が遷移金属合計量(Mn+Ni+Co)に対し0.1モル%となるように石川式らいかい乳鉢にて混合した。この混合物を空気雰囲気中にて1000℃で20時間熱処理した後に粉砕し、リチウム遷移金属複合酸化物にホウ素が含有された正極活物質を得た。平均粒子径は約5μmであり、BET比表面積は表1に示す通りである。
【0039】
〔作用極の作製〕
上記の正極活物質に、導電剤としての炭素と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデンを、活物質:導電剤:結着剤の重量比が90:5:5となるように、分散媒としてのN−メチル−2−ピロリドンに添加して混合し、正極スラリーを準備した。このスラリーを集電体としてのアルミニウム箔上に塗布した後、乾燥し、その後圧延ローラーを用いて圧延した。これに、集電タブを取付けて作用極を作製した。
【0040】
〔電解液の作製〕
エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とを体積比3:7となるように混合した溶媒に、LiPF6を1モル/リットルとなるように溶解して、電解液を調製した。
【0041】
〔三電極式ビーカーセルの作製〕
アルゴン雰囲気下のグローブボックス中にて、図3に示す三電極式ビーカーセルを作製した。図3に示すビーカーセルは、容器内に電解液4が入れられており、この電解液4に作用極1、対極2、及び参照極3が浸漬されている。対極2及び参照極3としては、リチウム金属が用いられている。
【0042】
〔初期充放電特性の評価〕
作製した三電極式ビーカーセルを、室温にて、0.75mA/cm2(約0.3C)の定電流で、作用極の電位が4.6V(vs.Li/Li+)に達するまで充電し、さらに0.25mA/cm2(約0.1C)の定電流で、電位が約4.6V(vs.Li/Li+)に達するまで充電した後、0.75mA/cm2の定電流で、電圧が2.75V(vs.Li/Li+)に達するまで放電した。初期充放電効率(=1サイクル目の放電容量/1サイクル目の充電容量)及び1サイクル目の放電容量を表1に示す。
【0043】
〔熱的安定性の評価〕
上記のようにして初期充放電特性を評価した後、室温にて、0.75mA/cm2(約0.3C)の定電流で、作用極の電位が4.6V(vs.Li/Li+)に達するまで充電し、さらに0.25mA/cm2(約0.1C)の定電流で、電位が4.6V(vs.Li/Li+)に達するまで充電した。充電後、ビーカーセルを解体し、作用極を取り出してエチルメチルカーボネート(EMC)で洗浄した後、真空乾燥した。この作用極の一部を削り取ったもの3mgを、エチレンカーボネート(EC)2mgと共に、アルミニウム製のDSCセルに入れて、DSCサンプルを作製した。
【0044】
DSC測定では、リファレンスをアルミナとして、サンプルを昇温速度5℃/分で室温から350℃まで昇温して測定した。発熱ピーク温度を表2に示す。なお、表2における充電後の電位は、熱的安定性の評価において、各セルを所定の充電電位まで充電した後の開回路電位を示す。
【0045】
(実施例2)
正極活物質の作製において、熱処理後のリチウム遷移金属複合酸化物に含まれるホウ素の量を、遷移金属の合計に対し0.3モル%となるように各原料を混合したこと以外は、実施例1と同様にして正極活物質を作製し、これを用いて三電極式ビーカーセルを作製した。
【0046】
作製したビーカーセルを用いて、実施例1と同様にして、初期充放電特性及び熱的安定性を評価し、結果を表1に示した。
【0047】
(比較例1)
正極活物質の作製において、LiOHと、Mn0.33Ni0.33Co0.34(OH)2で表される共沈水酸化物を、Li:遷移金属合計のモル比が1:1となるように石川式らいかい乳鉢にて混合したこと以外は、実施例1と同様にして正極活物質を作製し、これを用いて三電極式ビーカーセルを作製した。
【0048】
初期充放電特性及び熱的安定性の評価において、作用極の充電電位を4.3V(vs.Li/Li+)とする以外は、実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1及び表2に示す。
【0049】
(比較例2)
実施例1と同様にして作製した三電極式ビーカーセルを用い、初期充放電特性及び熱的安定性の評価において、作用極の充電電位を4.3V(vs.Li/Li+)とする以外は、実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1及び表2に示す。
【0050】
(比較例3)
実施例2と同様にして作製した三電極式ビーカーセルを用い、初期充放電特性及び熱的安定性の評価において、作用極の充電電位を4.3V(vs.Li/Li+)とする以外は、実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1及び表2に示す。
【0051】
(比較例4)
正極活物質として、LiOHと、Co(OH)2を、Li:Coのモル比が1:1となるように石川式らいかい乳鉢にて混合した後、空気雰囲気中にて1000℃で20時間熱処理した後粉砕し、LiCoO2を得た。これを正極活物質として用いた以外は、実施例1と同様にして三電極式ビーカーセルを作製した。
【0052】
作製した三電極式ビーカーセルを用い、初期充放電特性及び熱的安定性の評価において、作用極の充電電位を4.3V(vs.Li/Li+)とする以外は、実施例1と同様にして評価した。評価結果を表1及び表2に示す。
【0053】
(比較例5)
比較例1と同様にして作製した三電極式ビーカーセルを用い、初期充放電特性及び熱的安定性において、作用極の充電電位を実施例1と同様に4.6V(vs.Li/Li+)として、評価した。評価結果を表1及び表2に示す。
【0054】
また、セルA1及びA2並びにセルX5のDSC測定結果を図1に、セルX1〜X4のDSC測定結果を図2に示す。
【0055】
【表1】
Figure 0004297704
【0056】
【表2】
Figure 0004297704
【0057】
表1から明らかなように、充電電位4.6V(vs.Li/Li+)で充電した比較例5並びに実施例1及び2は、充電電位4.3V(vs.Li/Li+)で充電した比較例1〜3に比べ、高い放電容量が得られている。また、表2並びに図1及び2から明らかなように、充電電位4.3V(vs.Li/Li+)で充電した比較例1〜3(セルX1〜X3)においては、発熱ピーク温度に大きな差は認められず、ホウ素含有による熱的安定性の向上が認められない。これに対し、比較例5並びに実施例1及び2(セルX5並びにセルA1及びA2)においては、ホウ素の含有量が多くなるにつれて、発熱ピーク温度が高くなっており、ホウ素含有による熱的安定性の向上の効果が認められる。
【0058】
また、従来のLiCoO2を正極活物質として用い、充電電位を従来の4.3V(vs.Li/Li+)とした比較例4(セルX4)と比較しても、実施例1及び2(セルA1及びA2)は、発熱ピーク温度が高くなっており、熱的安定性において従来の電池よりも優れていることがわかる。
【0059】
<実験2>
以下、負極活物質として炭素材料を用いた非水電解質二次電池を作製し、初期充放電特性及びサーマル特性を評価した。
【0060】
(実施例3)
〔正極の作製〕
実施例1で作製した正極活物質と、導電剤としての炭素と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデンを、活物質:導電剤:結着剤の重量比が90:5:5となるように、N−メチル−2−ピロリドンに添加して混合し、正極スラリーを準備した。このスラリーを集電体としてのアルミニウム箔上に塗布した後、乾燥し、その後圧延ローラーを用いて圧延し、これに集電タブを取り付けて正極を作製した。
【0061】
〔負極の作製〕
増粘剤であるカルボキシメチルセルロースを水に溶解した水溶液中に、負極活物質としての人造黒鉛と、結着剤としてのスチレン−ブタジエンゴムを、活物質:結着剤:増粘剤の重量比が95:3:2となるように添加して混合し、負極スラリーを作製した。このスラリーを集電体としての銅箔上に塗布した後、乾燥し、その後圧延ローラーを用いて圧延し、これに集電タブを取り付けて負極を作製した。
【0062】
〔電解液の作製〕
エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)を体積比3:7となるように混合した溶媒に、LiPF6を1モル/リットルとなるように溶解して、電解液を調製した。
【0063】
〔電池の作製〕
上記の正極及び負極を、セパレータを介して対向するように巻き取って巻取り体を作製し、アルゴン雰囲気下のグローブボックス中にて、巻取り体を電解液とともに、アルミニウムラミネートからなる外装体に入れ、これを封入することにより非水電解質二次電池A3を作製した。作製した電池のサイズは、厚み:約3.3mm×幅:約35mm×長さ:約62mmであった。また、正極及び負極の対向部分の容量比(負極/正極)は1.29とした。なお、セパレータとしては、膜厚23μmのポリエチレン微多孔膜を用いた。
【0064】
〔初期充放電特性の評価〕
得られた非水電解質二次電池を、室温にて、650mA(約1.1C)の定電流で、電圧が4.5Vに達するまで充電し、さらに4.5Vの定電圧で電流値が32mA(約0.06C)になるまで充電した後、650mAの定電流で、電圧が2.75Vに達するまで放電した。初期充放電効率及び放電容量を表3に示す。
【0065】
〔サーマル特性〕
得られた非水電解質二次電池を、室温にて、650mAの定電流で、電圧が4.55Vに達するまで充電し、さらに4.55Vの定電圧で電流値が32mAになるまで充電した。次に、これをサーマル槽にて、室温から150℃まで約30分かけて昇温し、3時間150℃を保持した。評価結果を表3に示す。
【0066】
【表3】
Figure 0004297704
【0067】
表3から明らかなように、4.5Vの高い電圧で充電しても、本発明に従う実施例3の電池は、電池として十分に機能することが確認された。また、サーマル試験では、電池の破裂、発火等の異常はなく、熱的安定性の高い電池であることが確認された。
【0068】
<設計検証>
実施例3と同様にアルミニウムラミネートを外装体とし、電池規格サイズを厚み:3.6mm×幅:35mm×長さ:62mmとして、充電電圧を4.2Vとした場合と、4.5Vとした場合の電池容量を計算から見積もった。なお、この際の(負極/正極)の容量比は1.15とし、負極の初期充放電効率を93%、負極の放電容量を360mAh/gとした。また、充電電圧を4.2Vとした場合の正極の初期充放電効率及び初期充放電容量は、比較例2の場合の値を用い、4.5Vの充電電圧の場合については、実施例1の場合の値を用いた。それぞれの場合の設計容量を表4に示す。
【0069】
【表4】
Figure 0004297704
【0070】
表4から明らかなように、電池の充電電圧を4.2Vから4.5Vに上げることにより、電池容量が約10%向上することがわかる。
上記実施例においては、ホウ素を添加するための原料として、H3BO3を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、B23、B23などのその他のホウ素含有化合物を用いてリチウム遷移金属複合酸化物にホウ素を添加してもよい。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、遷移金属としてNi及びMnを少なくとも含有するリチウム遷移金属複合酸化物を正極活物質として用い、かつ高い充電電位で充電されるように設計された非水電解質二次電池において、電解液共存下での熱的安定性を高めることができる。従って、LiCoO2を正極活物質として用い、4.3V(vs.Li/Li+)の充電電位で充電する従来の非水電解質二次電池に比べ、充放電容量が高く、かつ熱的安定性に優れた非水電解質二次電池とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う実施例1及び2(セルA1及びA2)並びに比較例5(セルX5)のDSC測定結果を示す図。
【図2】比較例1〜4(セルX1〜X4)における正極のDSC測定結果を示す図。
【図3】本発明の実施例において作製した三電極式ビーカーセルを示す模式的断面図。
【符号の説明】
1…作用極
2…対極
3…参照極
4…電解液

Claims (11)

  1. 正極活物質を含む正極と、負極活物質を含む負極と、非水電解質とを備え、満充電状態における前記正極の充電電位が4.5V(vs.Li/Li+)以上となるように設計された非水電解質二次電池において、
    前記正極活物質が、遷移金属としてNi及びMnを少なくとも含有し、かつ層状構造を有するリチウム遷移金属複合酸化物であり、前記リチウム遷移金属複合酸化物中の遷移金属の合計量に対し、0.01〜1モル%の量となるようにホウ素をさらに含有していることを特徴とする非水電解質二次電池。
  2. 正極活物質を含む正極と、負極活物質として炭素材料を含む負極と、非水電解質とを備え、4.4V以上の充電終止電圧で充電されるように設計された非水電解質二次電池において、
    前記正極活物質が、遷移金属としてNi及びMnを少なくとも含有し、かつ層状構造を有するリチウム遷移金属複合酸化物であり、前記リチウム遷移金属複合酸化物中の遷移金属の合計量に対し、0.01〜1モル%の量となるようにホウ素をさらに含有していることを特徴とする非水電解質二次電池。
  3. 前記正極及び前記負極の対向する部分の容量比(負極/正極)が1.0〜1.3の範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載の非水電解質二次電池。
  4. 前記正極活物質が、遷移金属としてさらにCoを含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  5. 化学式LiaMnxNiyCoz2(0≦a≦1.2、x+y+z=1、x>0、y>0、z≧0)で表されるリチウム遷移金属複合酸化物に、ホウ素が含有されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  6. 前記ホウ素の含有量は、前記リチウム遷移金属複合酸化物中の遷移金属の合計量に対し、0.1〜0.3モル%である請求項1〜5のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  7. 前記リチウム遷移金属複合酸化物に、NiとMnが実質的に等しいモル量となるように含有されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  8. 前記リチウム遷移金属複合酸化物の比表面積が0.1〜2.0m2/gであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  9. 前記正極に、導電剤として炭素材料が含まれており、該炭素材料の含有量が、正極活物質と導電剤と結着剤の合計に対して5重量%以下であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  10. 正極活物質を含む正極と、負極活物質を含む負極と、非水電解質とを備え、前記正極活物質が遷移金属としてNi及びMnを少なくとも含有し、かつ層状構造を有するリチウム遷移金属複合酸化物であり、前記リチウム遷移金属複合酸化物中の遷移金属の合計量に対し、0.01〜1モル%の量となるようにホウ素をさらに含有している非水電解質二次電池を、満充電状態における前記正極の充電電位が4.5V(vs.Li/Li)以上となるように充電することを特徴とする非水電解質二次電池の使用方法。
  11. 正極活物質を含む正極と、負極活物質として炭素材料を含む負極と、非水電解質とを備え、前記正極活物質が遷移金属としてNi及びMnを少なくとも含有し、かつ層状構造を有するリチウム遷移金属複合酸化物であり、前記リチウム遷移金属複合酸化物中の遷移金属の合計量に対し、0.01〜1モル%の量となるようにホウ素をさらに含有している非水電解質二次電池を、充電終止電圧4.4V以上で充電することを特徴とする非水電解質二次電池の使用方法。
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