JP2009266791A - 非水電解質二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】充電終止電圧を4.3V以上とした場合にも、優れた充放電サイクル特性を得ることができ、熱的安定性の低下を抑えることができる非水電解質二次電池を得る。
【解決手段】正極活物質を含む正極と、負極活物質を含む負極と、非水電解質とを備える非水電解質二次電池において、正極活物質が、LiCoOに少なくともZrとMgの両方を含有させたリチウム遷移金属複合酸化物Aを主材とし、層状構造を有し、かつ一般式LiNi1−d−eCoAl(式中、c、d及びeは、0<c≦1.1、0.1≦d≦0.3、0.03≦e≦0.10を満たす。)で表わされるリチウム遷移金属複合酸化物Bを含むことを特徴としている。
【選択図】なし

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池に関するものである。
近年、金属リチウムまたはリチウムイオンを吸蔵・放出し得る合金もしくは炭素材料を負極活物質とし、化学式:LiMO(Mは遷移金属)で表されるリチウム遷移金属複合酸化物を正極活物質とする非水電解質二次電池が、高エネルギー密度を有する電池として注目されている。
上記リチウム遷移金属複合酸化物としては、リチウムコバルト複合酸化物(LiCoO)が代表的なものとして挙げられ、既に非水電解質二次電池の正極活物質として実用化されている。
コバルト酸リチウムなどのリチウム遷移金属複合酸化物を正極活物質として用い、炭素材料などを負極活物質として用いた非水電解質二次電池においては、一般に充電終止電圧を4.1〜4.2Vとしている。この場合、正極活物質は、その理論容量に対して、50〜60%しか利用されていない。従って、充電終止電圧をより高くすれば、正極の容量(利用率)を向上させることができ、容量及びエネルギー密度を高めることができる。
しかしながら、電池の充電終止電圧を高めると、LiCoOの構造劣化及び正極表面における電解液の分解等が生じ易くなる。このため、充放電サイクルによる劣化は、従来の4.1〜4.2Vを充電終止電圧とする場合よりも顕著になるという問題があった。この充放電サイクル劣化の問題を解決するために、特許文献1においては、コバルト酸リチウムに、長周期表の4族元素と2族元素を含有させることにより、充放電サイクル特性の低下を伴うことなく、充電終止電圧を4.3V以上にでき、非水電解質二次電池の充放電容量を高めることが提案されている。
一方、LiMO(Mは遷移金属)で表されるリチウム遷移金属複合酸化物のうち、遷移金属としてMnを含むものやNiを含むものも検討されており、また、これらの三種類の遷移金属元素を全てを含む材料系も盛んに検討がなされてきた(例えば、特許文献2、特許文献3、非特許文献1)。このようなMn、Ni、Coを含むリチウム遷移金属複合酸化物の中で、MnとNiの組成が等しい化学式:LiMnNiCo(1−2x)で表される材料が、充電状態(高い酸化状態)でも特異的に高い熱的安定性を示すことが、非特許文献2などで報告されている。また、特許文献4には、MnとNiとが実質的に等しい複合酸化物が、LiCoOと同等の4V近傍の電圧を有し、かつ高容量で優れた充放電効率を示すことが報告されている。
このような、MnとNiとCoを含み、層状構造を有するリチウム遷移金属複合酸化物(例えば、化学式:LiMnNiCo(1−2b)(0<a≦1.2、0<b≦0.5))を正極として用いた電池では、電池の充電終止電圧を高めて正極の充電深度を深くした場合においても、充電時の高い熱的安定性から電池の信頼性が飛躍的に向上することが期待できる。
特許文献5では、リチウムを吸蔵・放出することが可能な材料を負極活物質に用いる非水電解質二次電池において、正極活物質として、LiCoOに少なくともZrとMgの両方を含有させたリチウム遷移金属複合酸化物Aを、層状構造を有し、Liと、遷移金属として少なくともMnとNiの両方を含有するリチウム遷移金属複合酸化物Bとを混合して用いることが提案されている。また、特許文献6では、さらにそのリチウム遷移金属複合酸化物BにMoを添加したものを用いて充放電サイクルを改善することが提案されている。
しかしながら、さらに充放電サイクル特性が改善されたものが望まれている。
特開2005−50779号公報 特許第2561556号 特許第3244314号 特開2002−42813号公報 特開2005−317499号公報 特開2006−164934号公報 Journal of Power Sources 90 (2000) 176-181 Electrochemical and Solid-State Letters, 4(12) A200-A203 (2001)
本発明の目的は、充電終止電圧を4.3V以上とした場合にも、優れた充放電サイクル特性を得ることができ、熱的安定性の低下を抑えることができる非水電解質二次電池を提供することにある。
本発明は、正極活物質を含む正極と、負極活物質を含む負極と、非水電解質とを備える非水電解質二次電池において、正極活物質が、LiCoOに少なくともZrとMgの両方を含有させたリチウム遷移金属複合酸化物Aを主材とし、層状構造を有し、かつ一般式LiNi1−d−eCoAl(式中、c、d及びeは、0<c≦1.1、0.1≦d≦0.3、0.03≦e≦0.10を満たす。)で表わされるリチウム遷移金属複合酸化物B、またはリチウム遷移金属複合酸化物BにさらにTi含有酸化物を含有させたリチウム遷移金属複合酸化物B´を含むことを特徴としている。
本発明においては、正極活物質が、リチウム遷移金属複合酸化物Aを主材とし、リチウム遷移金属複合酸化物Bまたはリチウム遷移金属複合酸化物B´を含んでいる。これにより、充電終止電圧を4.3V以上とした場合にも、優れた充放電サイクル特性を得ることができ、熱的安定性の低下を抑えることができる。
本発明において、充放電サイクル特性が改善される詳細な理由については明らかではないが、異なる容量−電位曲線を示す化合物が混合されることにより、充電の途中、特に高い電圧領域での電流(充電反応)が、各材料で適正に分担され、充電途中における正極活物質上での電気化学的な副反応が低減されるためなどの理由が考えられる。
本発明においては、正極活物質が、層状構造を有し、かつ遷移金属として少なくともMnとNiの両方を含有するリチウム遷移金属複合酸化物Cをさらに含むことが好ましい。リチウム遷移金属複合酸化物Cをさらに含むことにより、充電途中の特に高い電圧領域での電流(充電反応)をさらに各材料で適正に分担させることができ、充電途中における正極活物質上での電気化学的な副反応をさらに低減することができると考えられる。
リチウム遷移金属複合酸化物Aは、一般式LiCo1−x−y−zZrMg(式中、MはAl、Ti、Snから選ばれる少なくとも一つの元素、a、x、y及びzは、0<a≦1.1、x>0、y>0、Z≧0、0<x+y+z≦0.03を満たす。)で表されるものであることが好ましい。上記一般式において、Z>0の場合には、MはAlであることが、熱的安定性の観点で特に好ましい。上記一般式において、x、y及びzは、さらに好ましくは、0<x<0.01、0<y≦0.015、0<z≦0.015である。
リチウム遷移金属複合酸化物Aは、特許文献5に開示されているように、Zrを含まないリチウム遷移金属複合酸化物の粒子の表面にZr化合物を付着した複合酸化物であることが好ましい。
リチウム遷移金属複合酸化物Bは、上記一般式で表されるものであるが、上記一般式において、d、及びeのさらに好ましい範囲は、0.15≦d≦0.25、0.03≦e≦0.05である。
リチウム遷移金属複合酸化物B´は、上述のように、リチウム遷移金属複合酸化物BにTi含有酸化物を含有させたものである。リチウム遷移金属複合酸化物B´を用いることにより、後述の参考実験で示すように、充電保存時のガス発生を抑制することができる。従って、リチウム遷移金属複合酸化物B´を用いることにより、サイクル特性を向上しつつ、高温保存時のガス発生を抑制することができる。
リチウム遷移金属複合酸化物B´におけるTi含有酸化物の含有量は、リチウム遷移金属複合酸化物BにおけるNi、Co及びAlの合計モル量に対して、Tiが0.05〜0.50モル%の範囲内となる量であることが好ましい。従って、Ni、Co及びAlの合計モル量100モルに対して、Tiとして0.05〜0.50モルの範囲内であることが好ましい。Ti含有酸化物の量が少なすぎると、充電保存時の反応を十分に抑制できない場合がある。また、Ti含有酸化物の量が多すぎると、正極の放電特性に悪影響を及ぼすおそれがある。
リチウム遷移金属複合酸化物B´におけるTi含有酸化物は、リチウム遷移金属複合酸化物Bの表面に付着した状態で含有されていることが好ましい。Ti含有酸化物がリチウム遷移金属複合酸化物Bの表面に付着した状態で含有されていることにより、充電保存時の反応をより効果的に抑制することができる。
リチウム遷移金属複合酸化物B´は、例えば、リチウム遷移複合酸化物Bに酸化チタンなどのTi含有酸化物を添加混合した後、この混合物を焼成することにより製造することができる。焼成温度としては、300〜700℃の範囲が好ましい。焼成温度が低すぎると、リチウム遷移金属複合酸化物Bへの付着力が弱く、スラリーを作製する工程で、Ti含有酸化物がリチウム遷移金属複合酸化物Bから脱落してしまう場合がある。また、焼成温度が高すぎると、リチウム遷移金属複合酸化物Bからの酸素放出とそれに伴う結晶構造の劣化が生じ、放電特性に悪影響を及ぼすおそれがある。
また、リチウム遷移金属複合酸化物B´は、リチウム遷移金属複合酸化物BとTi含有酸化物をメカノフュージョン等の方法を用いて混合することによっても製造することができる。この場合、混合後、さらに、上記の焼成温度で焼成することにより、さらに強固にTi含有酸化物をリチウム遷移金属複合酸化物Bの表面に付着させることができる。
添加する酸化チタンなどのTi含有酸化物の平均粒子径は、30nm〜500nmの範囲であることが好ましい。
また添加するTi含有酸化物の種類は特に限定されないが、リチウムチタン酸化物あるいはチタン酸化物が好ましく、例えばLiTiO、LiTi12、TiO等の化合物あるいはこれらの混合物が好ましい。
本発明においては、リチウム遷移金属複合酸化物Bとリチウム遷移金属複合酸化物B´とを併用してもよい。
リチウム遷移金属複合酸化物Cは、一般式LiMnNiCoMo(式中、b、s、t、u及びvは、0<b≦1.2、s+t+u+v=1、0<s≦0.5、0<t≦0.5、u≧0、0≦v≦0.05を満たす。)で表されるものであることが好ましい。リチウム遷移金属複合酸化物Cが、Moを含む場合、vの範囲は、0.001≦v≦0.05の範囲であることが好ましい。
また、リチウム遷移金属複合酸化物CにおけるMn量とNi量は、モル比で実質的に等しいことが好ましい。本発明において、Mn量がNi量とモル比で実質的に等しいとは、Mn量が、Ni量の90〜110モル%の範囲内であることを意味している。
リチウム遷移金属複合酸化物Cを表す上記一般式において、s、t、及びuのさらに好ましい範囲は、0<s≦0.35、0<t<0.40、0≦u≦0.35である。
本発明において、正極活物質中に占めるリチウム遷移金属複合酸化物Aの割合は、51〜90重量%の範囲内であることが好ましい。リチウム遷移金属複合酸化物Aの割合を51〜90重量%の範囲内に設定することにより、電池の充放電サイクル特性と、熱安定性の両方を得ることができる。
本発明において、正極活物質中に占めるリチウム遷移金属複合酸化物B及びリチウム遷移金属複合酸化物B´の割合は、10〜40重量%の範囲であることが好ましい。さらに好ましくは20〜30重量%である。これらの範囲内にすることにより、より大きな充放電容量を得ることができるとともに、より優れた充放電サイクル特性及び熱的安定性の両方を得ることができる。
本発明において、正極活物質中にリチウム遷移金属複合酸化物Cが含まれる場合、正極活物質中に占めるリチウム遷移金属複合酸化物Cの割合は、10〜30重量%の範囲であることが好ましい。このような範囲とすることにより、より大きな電池容量を得ることができるとともに、より優れた充放電サイクル特性を得ることができる。
本発明の非水電解質二次電池は、充電終止電圧を4.3Vとした場合の、正極と負極の充電容量比が1.0〜1.2の範囲内となるように正極活物質及び金属リチウム以外の負極活物質が含まれていることが好ましい。また、充電終止電圧を4.4Vとした場合の、正極と負極の充電容量比が1.0〜1.2の範囲内となるように正極活物質及び金属リチウム以外の負極活物質が含まれていることがさらに好ましい。
正極と負極の充電容量比を1.0以上に設定しておくことにより、負極表面に金属リチウムが析出するのを防止することができる。また、正極と負極の充電容量比を1.2以下に設定しておくことにより、正極と負極の充電容量比を良好なバランスに保つことができ、非水電解質二次電池のエネルギー密度を高めることができる。なお、この場合における負極活物質は、金属リチウム以外の活物質である。充電終止電圧を4.4Vより高く設定すると、電解液の分解や正極活物質の崩壊を十分に抑制することができなくなる場合があるので、充電終止電圧は4.4V以下であることが好ましい。
本発明における負極活物質は、非水電解質二次電池の負極活物質として用いることができるものであれば特に限定されるものではないが、特に黒鉛材料が好ましく用いられる。黒鉛材料は、リチウム合金材料などに比べ、優れた可逆性を示すため、本発明において最も好ましい負極活物質である。
本発明の非水電解質二次電池の非水電解質に用いる溶媒としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネートなどの環状カーボネートと、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネートなどの鎖状カーボネートとの混合溶媒が一般的に用いられるが、本発明に係る非水電解質二次電池の電解液に用いる溶媒としては、鎖状カーボネートとしてジエチルカーボネートを含有することが好ましい。このような電解液を用いることで、高充電状態・高温下における電解液の酸化分解反応がより進行しにくくなるためである。また、一般に、鎖状カーボネートは、高い電位において分解を生じ易いので、4.3V以上の高い電圧で電池を充電する場合は、溶媒中の環状カーボネートの割合は、10〜50体積%の範囲であることが好ましく、さらに好ましくは20〜30体積%であることが好ましい。負極活物質として黒鉛材料を用いる場合、環状カーボネートとしてエチレンカーボネートを用いることが好ましい。しかしながら、エチレンカーボネートは、高い電位で分解を生じ易いので、高い電位における分解を抑制するためには、エチレンカーボネートの代わりに、より酸化分解しにくいプロピレンカーボネート及び/またはブチレンカーボネートを用いてもよい。
また、上記非水電解質の溶媒にビニレンカーボネート、ビニルエチレンカーボネート、エチレンサルファイト、フルオロエチレンカーボネート等の被膜形成剤を添加することができる。特に充放電サイクルを繰り返した後の状態においても安定な被膜を得られるようにするために、ビニレンカーボネートを電解液全量に対して0.1〜5.0重量%の範囲で含むことが好ましい。
本発明に用いる非水電解質のリチウム塩としては、一般に非水電解質二次電池の電解質として用いられるリチウム塩を用いることができる。このようなリチウム塩には、P、B、F、O、S、N、Clのうち、一種類以上の元素が含まれることが好ましい。具体的には、LiPF、LiBF、LiCFSO、LiN(CFSO、LiN(CSO、LiN(CFSO)(CSO)、LiC(CSO、LiAsF、LiClOなど及びそれらの混合物を用いることができる。
本発明によれば、充電終止電圧を4.3V以上とした場合にも、優れた充放電サイクル特性を得ることができ、熱的安定性の低下を抑えることができる非水電解質二次電池とすることができる。
以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能なものである。
(実施例1)
[LiCo0.9785Zr0.0015Mg0.01Al0.01の作製]
LiCO、Co、ZrO、MgO、Al(OH)を、Li:Co:Zr:Mg:Alのモル比が100:97.85:0.15:1:1となるように石川式らいかい乳鉢にて混合した後、空気雰囲気中にて850℃で24時間熱処理し、その後粉砕することにより、平均粒子径が約13μmであるLiCo0.9785Zr0.0015Mg0.01Al0.01を得た。
[Li1.05Ni0.80Co0.17Al0.03の作製]
LiOHとニッケルを金属元素の主成分とする複合水酸化物(Ni0.80Co0.17Al0.03(OH))を、モル比が1.05:1となるようにして石川式らいかい乳鉢にて混合した後、酸素雰囲気中にて720℃で20時間熱処理し、その後粉砕することにより、平均粒子径が約10μmであるリチウム含有遷移金属複合酸化物を得た。
[LiMn0.33Ni0.33Co0.33Mo0.01の作製]
LiOHと、Mn0.33Ni0.33Co0.33(OH)で表される共沈水酸化物とを、Liと遷移金属全体のモル比が1:1となるようにしたところに、酸化モリブデン(VI)を、得られる活物質中の遷移金属全量に対しモリブデンの量が1.0モル%になるように含有させ、石川式らいかい乳鉢にて混合した後、空気雰囲気中にて1000℃で20時間熱処理し、その後粉砕することにより、平均粒子径が約11μmであるMoを含有したLiMn0.33Ni0.33Co0.33Mo0.01を得た。
〔正極の作製〕
上記のようにして得られたLiCo0.9785Zr0.0015Mg0.01Al0.01と、Li1.05Ni0.80Co0.17Al0.03と、LiMn0.33Ni0.33Co0.33Mo0.01を、重量比が7:2:1となるように石川式らいかい乳鉢にて混合し、正極活物質を得た。次に、分散媒としてのN−メチル−2−ピロリドンに、結着剤としてポリフッ化ビニリデンを溶解させ、さらに正極活物質と、導電剤として炭素とを、活物質と導電剤と結着剤の重量比が95:2.5:2.5の比率となるようにして加えた後に混練して、正極スラリーを作製した。作製したスラリーを集電体としてのアルミニウム箔上に塗布した後、乾燥し、その後圧延ローラーを用いて圧延し、集電タブを取り付けることで、正極を作製した。
[負極の作製]
増粘剤であるカルボキシメチルセルロースを水に溶かした水溶液中に、負極活物質として人造黒鉛と、結着剤としてのスチレン−ブタジエンゴムとを、活物質と結着剤と増粘剤の重量比が97.5:1.5:1の比率になるようにして加えた後に混練して、負極スラリーを作製した。作製したスラリーを集電体としての銅箔上に塗布した後、乾燥し、その後圧延ローラーを用いて圧延し、集電タブを取り付けることで、負極を作製した。
[電解液の作製]
エチレンカーボネート(EC)と、メチルエチルカーボネート(MEC)と、ジエチルカーボネート(DEC)とを体積比2:5:3で混合した溶媒に対し、ヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF)をその濃度が1モル/リットルとなるように溶解した。さらにビニレンカーボネート(VC)を電解液全量に対し2.0重量%添加し溶解させて、電解液を作製した。
[電池の作製]
このようにして得た正極及び負極を、セパレータを介して対向するように巻取って巻取り体を作製し、Ar雰囲気下のグローブボックス中にて、巻取り体を電解液とともにアルミニウムラミネートに封入することにより、電池規格サイズとして、厚み3.6mm×幅3.5cm×長さ6.2cmの非水電解質二次電池A1を得た。
ここで、使用した正極活物質及び負極活物質の量は、充電終止電圧を4.33Vとした場合の対向する部分における正極と負極の充電容量比(負極の充電容量/正極の充電容量)が、1.05となるようにしている。なお、この正極と負極の充電容量比は、以下の実施例及び比較例においても同様である。
[室温充放電サイクル特性の評価]
室温にて、非水電解質二次電池A1を800mAの定電流で、電圧が4.33Vに達するまで充電し、さらに4.33Vの定電圧で電流値が40mAになるまで充電した後、800mAの定電流で、電圧が2.75Vに達するまで放電することにより、電池の放電容量(mAh)を測定した。この充放電を繰り返すことにより、室温充放電サイクル特性を評価した。なお、評価の指標として以下の式により求められる500サイクルの容量維持率と、以下の式から求められるnサイクルの容量維持率が70%を下回るときのサイクル数nを用いた。
500サイクルの容量維持率(%)=(500サイクル目の放電容量)÷(1サイクル目の放電容量)×100
nサイクルの容量維持率(%)=(nサイクル目の放電容量)÷(1サイクル目の放電容量)×100
(実施例2)
LiCo0.9785Zr0.0015Mg0.01Al0.01と、Li1.05Ni0.80Co0.17Al0.03と、LiMn0.33Ni0.33Co0.33Mo0.01を、重量比が6:3:1となるように石川式らいかい乳鉢にて混合し、正極活物質を得る以外は実施例1と同様に非水電解質二次電池A2を作製し、室温充放電サイクル特性の評価を行った。
(実施例3)
LiCo0.9785Zr0.0015Mg0.01Al0.01と、Li1.05Ni0.80Co0.17Al0.03と、LiMn0.33Ni0.33Co0.33Mo0.01を、重量比が8:1:1となるように石川式らいかい乳鉢にて混合し、正極活物質を得る以外は実施例1と同様に非水電解質二次電池A3を作製し、室温充放電サイクル特性の評価を行った。
(実施例4)
LiCo0.9785Zr0.0015Mg0.01Al0.01と、Li1.05Ni0.80Co0.17Al0.03を、重量比が7:3となるように石川式らいかい乳鉢にて混合し、正極活物質を得る以外は実施例1と同様に非水電解質二次電池A4を作製し、室温充放電サイクル特性の評価を行った。
(実施例5)
〔Ti含有酸化物添加Li1.05Ni0.80Co0.17Al0.03の作製〕
実施例1で作製したLi1.05Ni0.80Co0.17Al0.03に対して、平均粒子径50nmのTiOをTiがNi、Co及びAlの合計モル量に対して0.1モル%になるように添加した後、酸素雰囲気中にて400℃で10時間熱処理し、その後に粉砕することにより、Ti含有酸化物を含むLi1.05Ni0.80Co0.17Al0.03を得た。
上記方法で得られたTi含有酸化物を含むLi1.05Ni0.80Co0.17Al0.03と、LiCo0.9785Zr0.0015Mg0.01Al0.01と、LiMn0.33Ni0.33Co0.33Mo0.01を、重量比が3:6:1となるように石川式らいかい乳鉢にて混合し、正極活物質を得る以外は実施例1と同様に非水電解質二次電池A5を作製し、室温充放電サイクル特性の評価を行った。
(比較例1)
LiCo0.9785Zr0.0015Mg0.01Al0.01と、LiMn0.33Ni0.33Co0.33Mo0.01を、重量比が9:1となるように石川式らいかい乳鉢にて混合し、正極活物質を得る以外は実施例1と同様に非水電解質二次電池X1を作製し、室温充放電サイクル特性の評価を行った。
実施例1〜5の電池A1〜A5及び比較例1の電池X1における充放電サイクル特性の評価結果を表1に示す。
Figure 2009266791
表1に示すように、本発明に従い複合酸化物Aと複合酸化物BまたはB´の両方を含む実施例1〜5においては、複合酸化物Aと複合酸化物Cのみを含む比較例1に比べ、500サイクルの容量維持率が高く、容量維持率が70%を下回るサイクル数も大きくなっている。従って、本発明によれば、充放電サイクル特性を大幅に改善することができることがわかる。
また、実施例1と実施例4との比較から、複合酸化物Aの混合比率が同じであっても、複合酸化物Bのみを含む実施例4よりも、複合酸化物Bと複合酸化物Cの両方を含む実施例1の方が、充放電サイクル特性に優れていることがわかる。また、実施例2と実施例4との比較から、複合酸化物Bの混合比率が同じであっても、複合酸化物Bのみを含む実施例4よりも、複合酸化物Bと複合酸化物Cの両方を含む実施例2の方が充放電サイクル特性に優れていることがわかる。
また、複合酸化物B´を含む実施例5は、複合酸化物Bを含む実施例2に比べ、500サイクルの容量維持率は若干下がっているが、容量維持率70%を下回ったサイクル数がやや大きくなっており、Ti含有酸化物を含有させた複合酸化物B´においても、複合酸化物Bと同程度の充放電サイクル特性が得られることがわかる。
以上の結果から、複合酸化物Aを主材とし、複合酸化物Bと複合酸化物Cの三種類の複合酸化物を混合して用いることにより、充電終止電圧を4.3V以上とした場合において、充放電サイクル特性をさらに改善できることがわかる。
<参考実験>
本実験ではリチウム含有遷移金属複合酸化物に含まれるTiの効果について、本件実施例で用いたLi1.05Ni0.80Co0.17Al0.03と実施例5で作製したTi含有酸化物を含むLi1.05Ni0.80Co0.17Al0.03の高温保存時の電池膨れを検証した。
(参考例1)
Li1.05Ni0.80Co0.17Al0.03のみを正極活物質に用いたこと以外は実施例1と同様にして、非水電解質二次電池Y1を作製した。
〔充電保存特性の評価〕
作製した非水電解質二次電池Y1を800mAの定電流で、電池電圧が4.2Vに達するまで充電し、さらに4.2Vの定電圧で電流値が40mAになるまで充電した後、800mAの定電流で、電池電圧が2.5Vに達するまで放電することにより、初期充放電を行った。
次に当該電池を同じ方法で4.2Vまで充電した後、保存前電池厚みを測定した。
充電後の電池を85℃に昇温した恒温槽中で3時間保存した後取り出し、1時間冷却した後の電池厚みを測定した。充電保存後の電池厚みと保存前の電池厚みの差を、電池厚み増加とした。
(参考列2)
Ti含有酸化物を含むLi1.05Ni0.80Co0.17Al0.03のみを正極活物質に用いたこと以外は実施例1と同様にして、非水電解質二次電池Y2を作製し、充電保存による電池厚み増加を評価した。
上記の通り測定した電池厚み増加を表2に示す。なお、電池の厚み増加は参考例1を100として規格化した値を示す。
Figure 2009266791
参考例1と参考例2の比較から明らかなように、Li1.05Ni0.80Co0.17Al0.03を用いた電池Y1に比べ、Ti含有酸化物を含むLi1.05Ni0.80Co0.17Al0.03を用いた電池Y2の方が、電池厚み増加が小さい。詳細な理由は定かではないが、添加したTiOがLi1.05Ni0.80Co0.17Al0.03表面に付着することにより、高温保存時のガス発生を抑制したものと考えられる。
以上のように、複合酸化物B´を用いることにより、高温保存時のガス発生を抑制することができるので、本発明において、複合酸化物B´を、複合酸化物A、必要に応じて複合酸化物Cとともに正極活物質として用いることにより、充放電サイクル特性を改善することができ、さらには高温保存時のガス発生も抑制することができることがわかる。

Claims (13)

  1. 正極活物質を含む正極と、負極活物質を含む負極と、非水電解質とを備える非水電解質二次電池において、
    前記正極活物質が、LiCoOに少なくともZrとMgの両方を含有させたリチウム遷移金属複合酸化物Aを主材とし、層状構造を有し、かつ一般式LiNi1−d−eCoAl(式中、c、d及びeは、0<c≦1.1、0.1≦d≦0.3、0.03≦e≦0.10を満たす。)で表わされるリチウム遷移金属複合酸化物Bを含むことを特徴とする非水電解質二次電池。
  2. 正極活物質を含む正極と、負極活物質を含む負極と、非水電解質とを備える非水電解質二次電池において、
    前記正極活物質が、LiCoOに少なくともZrとMgの両方を含有させたリチウム遷移金属複合酸化物Aを主材とし、層状構造を有し、かつ一般式LiNi1−d−eCoAl(式中、c、d及びeは、0<c≦1.1、0.1≦d≦0.3、0.03≦e≦0.10を満たす。)で表わされるリチウム遷移金属複合酸化物BにさらにTi含有酸化物を含有させたリチウム遷移金属複合酸化物B´を含むことを特徴とする非水電解質二次電池。
  3. 前記Ti含有酸化物がリチウム遷移金属複合酸化物Bの表面に付着した状態で含有されていることを特徴とする請求項2に記載の非水電解質二次電池。
  4. 前記正極活物質が、層状構造を有し、かつ遷移金属として少なくともMnとNiの両方を含有するリチウム遷移金属複合酸化物Cをさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  5. 前記リチウム遷移金属複合酸化物Aが、一般式LiCo1−x−y−zZrMg(式中、MはAl、Ti、Snから選ばれる少なくとも一つの元素、a、x、y及びzは、0<a≦1.1、x>0、y>0、Z≧0、0<x+y+z≦0.03を満たす。)で表されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  6. 前記リチウム遷移金属複合酸化物Aが、Zrを含まないリチウム遷移金属複合酸化物の粒子の表面にZr化合物を付着した複合酸化物であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  7. 前記リチウム遷移金属複合酸化物Cが、一般式LiMnNiCoMo(式中、b、s、t、u及びvは、0<b≦1.2、s+t+u+v=1、0<s≦0.5、0<t≦0.5、u≧0、0≦v≦0.05を満たす。)で表されることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  8. 前記一般式におけるvが、0.001≦v≦0.05であることを特徴とする請求項7に記載の非水電解質二次電池。
  9. 前記リチウム遷移金属複合酸化物CにおけるMn量とNi量が、モル比で実質的に等しいことを特徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  10. 前記正極活物質中に占める前記リチウム遷移金属複合酸化物Aの割合が、51〜90重量%の範囲であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  11. 前記正極活物質中に占める前記リチウム遷移金属複合酸化物Bの割合が、10〜40重量%の範囲であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  12. 充電終止電圧を4.3Vとした場合の、正極と負極の充電容量比が1.0〜1.2の範囲内となるように前記正極活物質及び金属リチウム以外の前記負極活物質が含まれていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
  13. 充電終止電圧を4.4Vとした場合の、正極と負極の充電容量比が1.0〜1.2の範囲内となるように前記正極活物質及び金属リチウム以外の前記負極活物質が含まれていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の非水電解質二次電池。
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