JP4295758B2 - 誤り訂正装置、光ディスク制御装置、光ディスク読み取り装置ならびに誤り訂正方法 - Google Patents
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Description
図40は、上記流れに沿って誤り訂正を行う従来の誤り訂正装置の構成を示すブロック図である。ここで、d1からd100は100バイトの情報データであり、p1からp10は10バイトのパリティデータであり、これらが1つの符号列を構成するものとする。
そのような厳しい要求を満たすために、1台のデータ記憶装置内に複数の誤り訂正装置を設けて並列化させることが考えられるが、それでは回路規模が大きくなり過ぎ、コストパフォーマンスが著しく低下してしまう。
また、自然数nが2のm乗(mは自然数)で表されることとしている。
また、自然数nが2、4、又は8であることとしている。
また、前記ブロック符号が、光ディスクに記録されていることとしている。
また、前記n列分のデータを読み出し転送する際には、DMAモードで転送されることとしている。
また、前記誤り訂正部が、シンドローム計算を行うシンドローム生成部を更に備えることとしている。
また、前記誤り訂正部はt個のシンドローム生成部を備えており、前記t個のシンドローム生成部は、n行分のデータをそれぞれ1行分ずつ受け取ってシンドローム計算を行うこととしている。
また、前記シンドローム生成部で行われるシンドローム計算は、t行分のシンドローム計算を時分割で行うこととしている。
また、前記シンドローム生成部で行われるシンドローム計算は、それぞれのデータにおいて1回の積和演算によることを特徴とすることとしている。
また、前記シンドローム生成部が、データを一時的に記憶するFIFOを備えていることを特徴とすることとしている。
また、前記誤り訂正部により誤り符号が存在すると検出された場合に、前記メモリの符号を訂正後の値に書き換える誤り符号更新部を更に備えることとしている。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態は、行方向及び列方向のいずれかの4つの符号列に対して並列に誤り訂正を行う高速な誤り訂正装置に関する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における誤り訂正装置100の構成を示すブロック図である。本装置100は、光ディスクドライブ装置等に備えられ、光ディスクから読み出されたデータの誤りを訂正する装置であり、バッファメモリ1と、そのバッファメモリ1にアクセスする3つの処理ブロック(ディスクインターフェース部12、誤り訂正部5及びホストインターフェース部13)と、それらアクセスの排他制御を行うバスコントロール部2とから構成される。なお、図中の矢印は誤り訂正の対象となるデータの流れを示す。また、本装置100は、誤り訂正符号の種類としてはReed-Solomon符号を、符号の構成としては積符号を採用している。
ディスクインターフェース部12は、光ディスク等の記録媒体から読み出されたデータを中継してバッファメモリ1に書き込むインターフェース回路である。
バスコントロール部2は、バッファメモリ1と3つの処理ブロック12、5、13のいずれかとの間で8ビット幅のデータバスを介するデータ転送を行わせる制御回路であり、バッファメモリ1へのアクセスを排他制御するバス調停制御部22と、バッファメモリ1へのアクセスのためのアドレスを生成して出力するアドレス生成部21と、ディスクインターフェース部12、誤り訂正部5及びホストインターフェース部13のいずれかとバッファメモリ1とをバス接続しDMA(Direct Memory Access)によるデータ転送を行わせるDMAチャネル部23とを有する。
図3は、データ分配部51の詳細な構成を示すブロック図である。データ分配部51は、バスコントロール部2から送られてくるデータを4つのシンドローム生成部52〜55のいずれかに通過させるセレクタ51aと、バスコントロール部2からの指示に基づいてセレクタ51aでの振り分けを制御する切替え制御部51bとから構成される。切替え制御部51bは、内部に有するカウンタロジック等により、セレクタ51aに入力されるデータに同期してセレクタ51aに制御信号を出力するが、行方向の誤り訂正の場合と列方向の誤り訂正の場合とでは、後述するように、異なる手順でセレクタ51aを制御する。
図5は、本装置100における3つの主要な処理(データ入力、誤り訂正、データ出力)における処理対象となるデータを示すタイミングチャートである。つまり、図37に示された積符号を用いた符号列を複数ブロック連続して処理する場合における処理の流れが示されている。なお、図中の第nブロックは図37に示された1つの積符号のデータ全体に対応する。また、図中の「データ入力」、「誤り訂正」及び「データ出力」は、上述のバスコントロール部2による「データ入力」、「誤り訂正のためのデータ転送」及び「データ出力」に対応する。
連続したアドレスの4バイト分のデータd1〜d4、d5〜d8等がバッファメモリ1から読み出され誤り訂正部5に転送されるのにそれぞれ時間t1だけ必要とし、4バイトを単位とするデータ転送は時間t2の間隔で繰り返されるとする。なお、4バイトを単位とするデータ転送を終えてから次の4バイトを単位とするデータ転送を開始するまでに時間を要しているのは、これら4バイトはそれぞれ異なる行に属するので、新たな4バイトの読み出しに際しては毎回DRAMのページミスが生じている可能性があることを考慮したからである。つまり、4バイト中の第1バイトへのアクセス時にバスコントロール部2が新たな行アドレスをバッファメモリ1に出力しなければならないと仮定している。
図9は、C2系列の誤り訂正を行う場合におけるバッファメモリ1内の積符号の読み出し順序を示す図である。バス調停制御部22は、第2DMAチャネル23bをイネーブルにし、C2系列の誤り訂正のためのデータを送る旨を誤り訂正部5に通知した後に、アドレス生成部21からバッファメモリ1に一定順序で読み出しアドレスを出力させることによって、以下のように、バッファメモリ1に格納されたデータを誤り訂正部5に転送させる。
連続したアドレスの4バイト分のデータd1〜d4、d5〜d8等がバッファメモリ1から読み出され誤り訂正部5に転送されるのにそれぞれ時間t1だけ必要とし、4バイトを単位とするデータ転送は時間t2の間隔で繰り返されることは、図8に示されるC1の場合と同じである。
なお、図6及び図9に示された読み出し順序は行方向の符号列のバイト数が4の倍数であることを前提としたが、そうでない場合であっても、本装置100は正しく誤り訂正を行うことができる。例えば、行方向の符号列がそのバイト数を4で割ったときの余りが2となるような長さである場合には、バッファメモリ1内の積符号の読み出し順序を以下のように変更すればよい。
また、第1の実施の形態は4つの符号列に対するシンドローム計算を並列に実行する誤り訂正装置であったが、本発明は、このような並列度に限定されるものではなく、例えば、2並列や8並列の誤り訂正装置であってもよい。つまり、第1の実施の形態では、誤り訂正部5は4個のシンドローム生成部52を有したが、必要に応じて2個としたり8個とすればよい。
同様に、図17、図18及び図19は、2並列で誤り訂正を行う誤り訂正装置におけるC2系列の誤り訂正の動作を説明する図であり、それぞれ、バッファメモリからのデータの読み出し順序、その順序でデータが入力されたときの誤り訂正部におけるのデータ分配部の動作、その場合におけるデータ転送とシンドローム計算のタイミングを示す。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は、誤り検出と誤り訂正とを分離し、誤り検出については、データがバッファメモリに格納されるときに並行して実行しておき、その結果を誤り訂正に反映させることで、誤りが発生していないデータについてはバッファメモリから誤り訂正部に転送されることを回避した高速な光ディスク読み取り装置に関する。
回転モータ2050は、光ディスク2010を回転させるものであり、サーボコントローラ2060は、フロントエンドプロセッサ2040からの情報をもとにシステム制御部2080の指示を受けて回転モータ2050の回転およびピックアップ2020のレンズ位置を制御するものである。
フロントエンドプロセッサ2040は、入力された信号に応じてサーボコントローラ2060と回転モータ2050およびピックアップ2020とでフィードバック制御をおこない、安定した信号を光ディスク制御部2100に出力するものであり、イコライザー、AGC(自動利得制御回路)、PLL(Phase Locked Loop)などを有する。なお、フロントエンドプロセッサ2040が光ディスク制御部2100に出力する信号は、変調されたデータである。
なお、図20では、太い矢印線は、光ディスク2010に記録されているデータがホストコンピュータ2070に到達するまでの流れを示している。すなわち、光ディスク2010に記録されているデータはピックアップ2020、増幅器2030、フロントエンドプロセッサ2040、光ディスク制御部2100を介してホストコンピュータ2070に到達する。また、光ディスク2010に記録されるデータの構成は、第1の実施の形態と同様に、図37に示される積符号が採用され、誤り訂正符号の種類としてはReed-Solomon符号が採用されている。
ディスクインターフェース部2120は、フロントエンドプロセッサ2040から入力された信号を復調した後に、得られたデータをバッファメモリ2110に格納するために第1転送部2150に出力する。なお、ディスクインターフェース部2120から出力されたデータは第1転送部2150によってバッファメモリ2110に転送されると共に、そのデータは同時並行して誤り検出部2190にも入力される。
第1転送部2150は、ディスクインターフェース部2120からの転送要求に対するバス制御部2180による許可通知を受けて、ディスクインターフェース部2120からバッファメモリ2110へのDMAによるデータ転送と同一データについての誤り検出部2190へのデータ転送とを同時並列に行うDMAコントローラである。
第3転送部2170は、ホストインターフェース部2140からの転送要求に対するバス制御部2180による許可通知を受けて、バッファメモリ2110からホストインターフェース部2140へのDMAによるデータ転送を行うDMAコントローラである。
図23は、バス調停制御部2182による3つの排他的なDMA転送、即ち、第1転送部2150によるディスクインターフェース部2120からバッファメモリ2110へのDMA転送(DMA#1)、第2転送部2160によるバッファメモリ2110から誤り訂正部2130へのMA転送(DMA#2)及び第3転送部2170によるバッファメモリ2110からホストインターフェース部2140へのDMA転送(DMA#3)のスケジューリング例を示すタイミングチャートである。本図において、横軸は時間の経過を示し、三角印は各DMA転送に対する要求の発生を示し、ハッチングされた四角形はDMA転送の実行中を示す。
シンドローム計算部2131は、C1符号列転送要求部2135から要求のあった誤りを含むC1符号列をバッファメモリ2110からバス制御部2180、第2転送部2160を介して取得した後に、その符号列のシンドロームを計算する回路であり、その計算結果をユークリッド計算部2132に引き渡す。
チェーン計算部2133は、ユークリッド計算部2132から通知された係数によって特定される誤り位置多項式の根をチェーン検索と呼ばれる方法等によって算出する回路であり、その算出結果をユークリッド計算部2132から通知された誤り数値多項式を特定する係数と共にエラーデータ更新部2134に引き渡す。
具体的には、サイクルT1において、誤り検出部2190は、第1転送部2150によってディスクインターフェース部2120から送られてきた第1ブロックに対してC1系列の符号列に対する誤りの発生の有無を調べる。そして、もし誤りの発生を検出した場合には、誤り検出部2190は、誤りの発生している符号列の番号を誤り符号列記憶部2200に記録しておく。
図28は、図27に示された符号列を訂正する場合におけるバッファメモリ2110に格納された積符号の各データへのアクセス順序を示す図である。ここには、先ず第1行の符号列に対する誤り訂正を実行し、次に第2行、第3行をとばして第4行の符号列に対する誤り訂正を実行し、次に第5行をとばして第6行の符号列に対する誤り訂正を実行し、次に第7行の符号列に対すると誤り訂正を実行する流れが示されている。図38に示された行ごとのスキャンと異なる点は、誤りが検出されている行だけに対してスキャンされていることである。
図29は、図27に示されたC1系列の誤り訂正を4符号列並行して処理する場合のディスクインターフェース部2120からのデータの読み出し順序を示す。この読み出し順序は、第1の実施の形態における図6に示された順序と基本的な流れが同じであるが、この図29では、誤りが検出された行(第1行、第4行、第6行、第7行、・・)だけを対象として4行の符号列ごとに並列に読み出される点で図6に示されたものと異なる。また、符号列の長さが4で割り切れない場合には、図30に示されるように、最初は誤りが検出された4列の符号列(第1行、第4行、第6行、第7行)それぞれについて4バイト転送を繰り返し、最後にその4列の符号列それぞれについて2バイト転送をすればよい。
また、誤り検出部2190は誤りが検出された符号列の番号だけを通知したが、その検出によって得られたシンドロームも併せて通知することとしてもよい。そして、誤り訂正部2130は誤りが検出された符号列に対して、誤り検出部2190からシンドロームを受け取り、ユークリッド計算とチェーン計算を行ってもよい。これによって、誤り検出部2190と誤り訂正部2130それぞれにおける重複したシンドローム計算を回避することができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態は、C1系列の誤り訂正については、データがバッファメモリに格納されるときに並行して実行しておくと共に、そのC1系列の誤り訂正において誤りが発生しているブロックだけに対してバッファメモリから読み出してC2系列の誤り訂正を実行することで、バッファメモリへのアクセス回数を削減した高速な光ディスク読み取り装置に関する。
図32は、光ディスク制御部3100の詳細な構成を示すブロック図である。光ディスク制御部3100は、フロントエンドプロセッサ2040から送られてきた信号を復調し誤り訂正を行った後にホストコンピュータ2070に送り出す回路であり、バッファメモリ3110と、ディスクインターフェース部3120と、誤り訂正部3130と、ホストインターフェース部3140と、第1転送部3150と、第2転送部3160と、第3転送部3170と、バス制御部3180と、データ選択部3190とを有する。なお、図32中の太い矢印線は、バッファメモリ2110へのDMA転送によるデータの書き込み、及び、バッファメモリ2110からのDMA転送によるデータの読み出しにおけるデータパスを示している。
ディスクインターフェース部3120は、フロントエンドプロセッサ2040から入力された信号を復調した後に、得られたデータをバッファメモリ3110に格納するために第1転送部3150に出力する。ディスクインターフェース部3120から出力されたデータは第1転送部3150によってバッファメモリ3110に転送されるが、そのデータは同時並行してデータ選択部3190にも入力される。
第1転送部3150はディスクインターフェース部3120からバッファメモリ3110へのDMAによるデータ転送と同一データについてのデータ選択部3190へのデータ転送とを同時並列に行い、第2転送部3160はバッファメモリ3110から誤り訂正部3130へのDMAによるデータ転送を行い、さらに第3転送部3170はバッファメモリ3110からホストインターフェース部3140へのDMAによるデータ転送を行う。
チェーン計算部3133は、ユークリッド計算部3132から通知された係数によって特定される誤り位置多項式の根をチェーン検索と呼ばれる方法等によって算出する回路であり、その算出結果をユークリッド計算部3132から通知された誤り数値多項式を特定する係数と共にエラーデータ更新部3134に引き渡す。
具体的には、サイクルT1において、誤り訂正部3130は、第1転送部3150によってディスクインターフェース部3120から送られてきた第1ブロックに対してC1系列の符号列に対する誤り訂正を行う。このとき、シンドローム計算部3131は、C1系列の全ての符号列について得られたシンドロームを入力データシンドローム記憶部3135に格納している。
次にサイクルT2において、誤り訂正部3130は、第2ブロックに対するC1系列の誤り訂正と第1ブロックに対するC2系列の誤り訂正とを並行して行う。具体的には、これら第2ブロックと第1ブロックのデータは時分割でデータ選択部3190から送られてくるので、誤り訂正部3130は、ディスクインターフェース部3120からデータ選択部3190を経て第2ブロックの符号列が入力されてきたときにはその符号列についてC1系列の誤り訂正を行い、一方、バッファメモリ3110からデータ選択部3190を経て第1ブロックの符号列が入力されてきたときにはその符号列についてC2系列の誤り訂正を行う。
これと並行して、ユークリッド計算部3132は、まず入力データシンドローム記憶部3135に格納された第2ブロック第1行の符号列のシンドロームを読み出し、それを用いてユークリッド計算を行い、その結果をチェーン計算部3133に通知した後に、続いて第1ブロック第1列の符号列に対するユークリッド計算を行い、その結果をチェーン計算部3133に通知する。
時間t3では、同様にして、シンドローム計算部3131は第2ブロック第3行の符号列に対するシンドローム計算と第1ブロック第3列の符号列に対するシンドローム計算とを並列に行ない、これと並行して、ユークリッド計算部3132は第2ブロック第2行の符号列に対するユークリッド計算を行った後に続いて第1ブロック第2列の符号列に対するユークリッド計算が行い、これと並行して、チェーン計算部3133は第1ブロック第1行の符号列に対するチェーン計算を行った後に続いて第2ブロック第2列の符号列に対するチェーン計算が行い、これと並行して、エラーデータ更新部3134は、第2ブロック第1行の符号列に対するエラーデータの更新(バッファメモリ3110内のエラーデータの書き換え)を行った後に続いて第1ブロック第1列の符号列に対するエラーデータの更新を行う。
例えば、この第3の実施の形態における誤り訂正部3130を4つの符号列に対して並列に誤り訂正を実行するよう変形するには、第1の実施の形態における誤り訂正部5のように、誤り訂正部3130に4つのシンドローム計算部と、バッファメモリ3110から送られてくるデータを4つのシンドローム計算部に分配するデータ分配部を設ければよい。これによって、第1の実施の形態における並列化による誤り訂正の高速化と、第3の実施の形態におけるC1系列の誤り訂正の先行による誤り訂正の高速化の両方の効果を得ることができる。
例えば、第1〜第3の実施の形態では、1つのブロックに対する誤り訂正は、C1系列の誤り訂正とそれに続くC2系列の誤り訂正の1回ずつだけであったが、これらの誤り訂正に続けて、さらにC1系列の誤り訂正とそれに続くC2系列の誤り訂正を追加してもよい。これらの回数を増やすことによって訂正能力が向上されるので、発見された誤りデータの数や、他の処理との関連で許容される時間等を考慮し、各方向に対する誤り訂正の繰り返し回数と決定すればよい。
また、第1〜第3の実施の形態は、DVD−ROM等の光ディスクを記録媒体とするディスクドライブ装置であったが、本発明に係る誤り訂正装置はこのようなデータ記憶装置への適用に限定されるものではなく、例えば、ネットワーク通信における中継器等のように、中継すべきデータに対する誤り訂正を高速に行うことが要求される機器に適用できることは言うまでもない。
2 バスコントロール部
5 誤り訂正部
12 ディスクインターフェース部
13 ホストインターフェース部
21 アドレス生成部
22 バス調停制御部
23 DMAチャネル部
23a〜23c DMAチャネル
51 データ分配部
51a セレクタ
51b 切替え制御部
52〜55 シンドローム生成部
56 誤り位置・誤り数値演算部
57 データ更新部
62 キューバッファ
63 シンドローム演算部
63〜65 シンドローム演算部
66 ガロア体乗算器
67 ガロア体加算器
68 レジスタ
100 誤り訂正装置
2000 光ディスク読み取り装置
2010 光ディスク
2020 ピックアップ
2030 増幅器
2040 フロントエンドプロセッサ
2050 回転モータ
2060 サーボコントローラ
2070 ホストコンピュータ
2080 システム制御部
2100 光ディスク制御部
2110 バッファメモリ
2120 ディスクインターフェース部
2130 誤り訂正部
2131 シンドローム計算部
2132 ユークリッド計算部
2133 チェーン計算部
2134 エラーデータ更新部
2135 C1符号列転送要求部
2140 ホストインターフェース部
2150 第1転送部
2160 第2転送部
2170 第3転送部
2180 バス制御部
2181 アドレス生成部
2182 バス調停制御部
2183 バス切替部
2190 検出部
2200 誤り符号列記憶部
3000 光ディスク読み取り装置
3100 光ディスク制御部
3110 バッファメモリ
3120 ディスクインターフェース部
3130 誤り訂正部
3131 シンドローム計算部
3132 ユークリッド計算部
3133 チェーン計算部
3134 エラーデータ更新部
3135 シンドローム記憶部
3135 入力データシンドローム記憶部
3136 バッファデータシンドローム記憶部
3140 ホストインターフェース部
3150 第1転送部
3160 第2転送部
3170 第3転送部
3180 バス制御部
3190 データ選択部
Claims (20)
- R行L列(R,Lはそれぞれ自然数)のブロック符号を構成する入力データについて誤り訂正を行い、誤り訂正したデータを出力する誤り訂正装置であって、
入力手段から受け取った前記入力データを記憶するメモリと、
前記メモリから受け取ったデータに基づいてブロック符号の行方向の誤り訂正を行う誤り訂正部とを備え、
前記行方向の誤り訂正は、前記メモリから、
第s行(sは自然数)から第(s+t)行(tは自然数であり、(s+t)はR以下)までの行について順に、第1列から第n列(nは2以上の自然数であり、(2n)はL以下)までのn列分の連続するデータを1行ずつ読み出した後、
第s行から第(s+t)行までの行について順に、第(n+1)列から第(2n)列までのn列分の連続するデータを1行ずつ読み出し、
それぞれの行を単位として誤り訂正を行う
ことを特徴とする誤り訂正装置。 - 前記nが2のm乗(mは自然数)で表されることを特徴とする請求項1に記載の誤り訂正装置。
- 前記nが2、4、又は8であることを特徴とする請求項1に記載の誤り訂正装置。
- 外部の光ディスクに記録されている前記ブロック符号を構成する入力データについて、誤り訂正を行い、誤り訂正したデータを出力することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の誤り訂正装置。
- 前記n列分のデータを読み出し転送する際には、DMAモードで転送されることを特徴とする請求項1に記載の誤り訂正装置。
- 前記誤り訂正部が、シンドローム計算を行うシンドローム生成部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の誤り訂正装置。
- 前記誤り訂正部は、前記t行分と同数のシンドローム生成部を備えており、
前記t個のシンドローム生成部は、前記n列分のデータをそれぞれ1行分ずつ受け取ってシンドローム計算を行うことを特徴とする請求項6に記載の誤り訂正装置。 - 前記シンドローム生成部で行われるシンドローム計算は、前記t行分のシンドローム計算を時分割で行うことを特徴とする請求項6に記載の誤り訂正装置。
- 前記シンドローム生成部で行われるシンドローム計算は、それぞれのデータにおいて1回の積和演算によることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の誤り訂正装置。
- 前記シンドローム生成部が、データを一時的に記憶するFIFOを備えていることを特徴とする請求項6に記載の誤り訂正装置。
- 前記誤り訂正部により誤り符号が存在すると検出された場合に、前記メモリの符号を訂正後の値に書き換える誤り符号更新部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の誤り訂正装置。
- 請求項4に記載の誤り訂正部と、
前記光ディスクから受け取った信号を復調し、前記誤り訂正装置に出力するディスクインターフェース部と、
前記誤り訂正部から受け取ったデータをホストコンピュータに出力するホストインターフェース部を備えることを特徴とする光ディスク制御装置。 - 請求項12に記載の光ディスク制御装置と、
光ディスクを回転させる回転モータと、
前記光ディスクに記録されたデータを、レーザ光線を当てて反射光により読み取って電気信号に変換するピックアップと、
前記ピックアップの出力信号を増幅する増幅器と、
前記増幅器からの出力信号に応じてフィードバック信号を生成するとともに、信号を前記光ディスク制御装置に出力するフロントエンドプロセッサと、
前記フロントエンドプロセッサからのフィードバック信号に応じて、前記回転モータの回転、及び前記ピックアップのレンズ位置を制御するサーボコントローラと
を備えることを特徴とする光ディスク読み取り装置。 - R行L列(R,Lはそれぞれ自然数)のブロック符号を構成する入力データについて誤り訂正を行い、誤り訂正したデータを出力する誤り訂正方法であって、
外部から入力された前記入力データをメモリに記憶させ、
前記メモリからのデータに基づいて、ブロック符号のそれぞれの行を単位として行方向の誤り訂正を行い、
前記メモリからデータを読み出す際は、
第s行(sは自然数)から第(s+t)行(tは自然数であり、(s+t)はR以下)までの行について順に、第1列から第n列(nは2以上の自然数であり、(2n)はL以下)までのn列分の連続するデータを1行ずつ読み出した後、
第s行から第(s+t)行までの行について順に、第(n+1)列から第(2n)列までのn列分の連続するデータを1行ずつ読み出す
ことを特徴とする誤り訂正方法。 - 前記nが2、4、又は8であることを特徴とする請求項14に記載の誤り訂正方法。
- 外部の光ディスクに記録されている前記ブロック符号を構成する入力データについて、誤り訂正を行い、誤り訂正したデータを出力することを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の誤り訂正方法。
- 前記誤り訂正の際に、シンドローム計算の結果に基づいて誤り訂正を行うことを特徴とする請求項14に記載の誤り訂正方法。
- 前記シンドローム計算は、それぞれのデータにおいて1回の積和演算によることを特徴とする請求項17に記載の誤り訂正方法。
- 前記シンドローム計算は、前記t行分のシンドローム計算を時分割で行うことを特徴とする請求項17に記載の誤り訂正方法。
- 前記誤り訂正によって誤り符号が存在すると検出された場合に、前記メモリ中の符号を訂正後の値に書き換えることを特徴とする請求項14に記載の誤り訂正方法。
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