JP6267251B2 - 誤り訂正処理回路および誤り訂正処理方法 - Google Patents

誤り訂正処理回路および誤り訂正処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、デジタルデータを格納したフレームの誤り訂正処理回路および誤り訂正処理方法に関する。特に、基幹通信網で用いられる通信規格である「光伝送網」(Optical Transport Network、OTN)に準拠したフレームの誤り訂正処理回路および誤り訂正処理方法に関する。
現在の基幹通信網では、国際標準化機関である「国際電気通信連合−電気通信標準化部門」(International Telecommunication Union - Telecommunication Standardization Sector、ITU-T)が取り纏めたITU-T G.709勧告「光伝送網」(Optical Transport Network、OTN)という光伝送の技術標準が、広く利用されている。OTNは、波長多重(WDM)信号の管理を意識した監視制御系、イーサネット(登録商標)や同期デジタルハイアラーキ(Synchronous Digital Hierarchy、SDH)などの多様なクライアント信号を収容して透過的に伝送するためのビットレートやマッピング方式などを規定している(非特許文献1参照)。
図1は、OTNのフレーム構造を説明する図である。OTNフレームを構成する各種フレームの冒頭には、データを伝送する際に用いられるアドレス情報や各種監視信号を格納するオーバーヘッドが付与される。以下では、オーバーヘッドをOHと略して説明する。OPUkフレーム110は、イーサネット(登録商標)やSDHなどのクライアント信号100が収容されたペイロード領域112と、クライアント信号の収容情報を提供するOHであるOPUk(Optical Channel Payload Unit-k)OH領域114で構成される。OPUkフレーム110には、エンド・ツー・エンドのパス監視やパフォーマンスモニタのための信号を提供(格納)するOHであるODUk(Optical Channel Data Unit-k)OH124が付与され、ODUkフレーム120が構成される。ODUkフレーム120には、3R再生(Re-amplification, reshaping, retiming)ポイント間の信号伝送である光チャネルの伝送に必要な保守・運用機能のための信号を提供するOTUk(Optical Channel Transport Unit-k)OH134と、前方誤り訂正(Forward Error Correction、FEC)機能を提供するためのコード136とが付与され、OTUkフレーム130が構成される。
図2は、図1で説明したOTNフレーム(OTUkフレーム)の構造をより詳細に説明する図である。OTUkフレームは4080×4バイトで構成される。OTUkフレームの冒頭1行目の1〜7列にはフレーム同期(Frame Alignment、FA)OH230が定義され、それに続く1行目の8〜14列にはOTUk OH134が定義されている。2〜4行目の1〜14列にはODUk OH124が定義され、1〜4行目の15、16列にはOPUk OH114が定義されている。1〜4行目の17〜3824列にはペイロード領域112が定義される。1〜4行目の3825〜4080列にはOTUk FECコード136が定義される。
OTUkにおけるFEC処理は、ITU-T G.709勧告「光伝送網」のAnnex Aに説明されている(非特許文献1の162ページ参照)。以下、図3を参照して、OTUkにおけるFEC処理の概要を説明する。図3は、OTUkフレームのある1行(OTU row)と16個のFECサブフレーム(FEC sub-row #1〜16)との関係を示す図である。OTUkフレームの1行は、バイトインターリーブにより16個のFECサブフレームに分けられる。各FECサブフレームには、239バイトの情報バイト(Information bytes)が含まれる。FECパリティチェックバイトは、分割された各FECサブフレームの1から239バイト目までの情報バイトにわたって計算され、同じFECサブフレームの240〜255バイト(計16バイト)に挿入されて伝達される。OTUkフレームの1行は16個のFECサブフレームに分けられるので、OTUkフレームには64(=16×4)個のFECサブフレームが含まれることになる。
OTNフレームは、送信側の伝送装置(以下、送信装置とも言う。)と受信側の伝送装置(以下、受信装置とも言う。)との間を、光信号に重畳されて伝送される。送信装置によって光信号に重畳されて送信されたOTNフレームは、光ネットワークを伝送した後、受信装置に到達する。受信装置の光受信部は、光信号を受信して電気信号に変換する。受信装置のディジタル信号処理回路(Digital Signal Processor:DSP)は、受信信号からOTUフレームを再生する。受信装置のOTNデフレーマは、OTNフレームに対して誤り検出ならびに誤り訂正処理を行った後、ペイロード領域に収容されているクライアント信号を分離する。
受信したOTNフレームの誤り検出ならびに誤り訂正処理を行う誤り訂正処理回路は、例えば図4に示した構成で実現することができる。図4は、図1ないし3に記載されたOTNフレームに対して誤り訂正処理を行う誤り訂正処理回路200の構成例を示した図である。
誤り訂正処理回路200の分離回路202は、受信したOTNフレームをバイトインターリーブにより分離してFECサブフレームを生成する。FECサブフレームは、OTNフレーム1行あたり16個生成される。分離回路202により生成された16個のFECサブフレームのそれぞれは、誤り検出処理回路1(204−1)〜誤り検出処理回路16(204−16)のうちの対応する誤り検出処理回路に入力される。各誤り検出処理回路204は、入力されたFECサブフレームに含まれるFECコード(FECパリティチェックバイト)を用いて、当該FECサブフレーム中の16符号までの誤りを検出することができる。次いで、FECサブフレームのそれぞれは、対応するデータ復元処理回路1(206−1)〜データ復元処理回路16(206−16)に入力される。各データ復元処理回路206は、入力されたFECサブフレームに対し、上記誤り検出処理回路204で検出された誤りを訂正する。各データ復元処理回路206は、1つのFECサブフレーム中の8符号までの誤りを訂正することができる。なお、誤り検出処理回路204において入力されたFECサブフレームに誤りが検出されなかった場合、対応するデータ復元処理回路206は入力されたFECサブフレームをそのまま出力する。多重回路208は、各データ復元処理回路206から出力された16個のFECサブフレームをバイトインターリーブして多重し、誤り訂正されたOTNフレームとして出力する。図4に示した誤り訂正処理回路200は、1つのFECサブフレームあたり最大8符号の誤りを、OTNフレーム1行あたり最大128符号(8符合×16)の誤りを訂正することができる。
International Telecommunication Union, "Interfaces for the optical transport network," Recommendation ITU-T G.709/Y.1331, 2012年2月 鈴木扇太ほか、「光通信ネットワークの大容量化に向けたディジタルコヒーレント信号処理技術の研究開発」、電子情報通信学会誌 Vol. 95, No. 12, pp. 1100-1116, 2012年12月
光伝送に係る技術標準OTNは、すでに基幹通信網で広く利用されているが、その適用範囲はこれに限定されるものではない。例えば、OTNは、データセンタ内などでの各種処理装置間の光信号伝送や、処理装置内のボード間インターコネクション、チップ間インターコネクションなどにも用いることができる。光信号の伝送距離が短くなれば、光信号の波形劣化やSNR(Signal-to-Noise Ratio:信号対雑音比)劣化が低減されるため、光信号に重畳されたOTNフレームにおける符号誤りの発生が抑制される。このような短距離伝送の用途においては、図4に示した誤り訂正処理回路では誤り訂正能力が過剰である。
また、図4に示すように従来の誤り訂正処理回路では、受信したOTNフレームをバイトインターリーブにより分離して生成されるすべてのFECサブフレームに対して、誤り検出処理ならびに誤り訂正処理を行うようにしていたため、誤り訂正処理回路の回路規模が増大してしまい、消費電力の低減を困難としていた。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、回路規模の増大を抑制した誤り訂正処理回路およびこれを用いた誤り訂正処理方法を提供することにある。また、消費電力を低減可能な誤り訂正処理回路およびこれを用いた誤り訂正処理方法を提供することにある。
このような目的を達成するために、本願発明の一態様は、誤り訂正処理回路である。この誤り訂正回路は、受信したフレームをバイトインターリーブにより分離して、m個(mは、2≦mを満たす整数)のFECサブフレームを生成する分離回路と、生成されたm個のFECサブフレームのいずれか1つが入力され、入力された前記FECサブフレームに含まれるFECコードを用いて当該FECサブフレームの符号誤りを検出するよう、各々構成されているm個の誤り検出処理回路と、入力された前記FECサブフレームに含まれるFECコードを用いて当該FECサブフレームの符号誤りを訂正するよう、各々構成されているn個(nは、1≦n<mを満たす整数)のデータ復元処理回路と、符号誤りが検出されたFECサブフレームから1乃至n個を選択して、前記n個のデータ復元処理回路のうちの1乃至n個に出力する第1の選択回路と、を備えたことを特徴とする。
一実施形態では、誤り訂正処理回路は、m個の第2の選択回路と、上記m個の第2の選択回路が出力したm個のFECサブフレームをバイトインターリーブにより多重して出力する多重回路と、をさらに備える。m個の第2の選択回路の各々は、上記分離回路が生成したm個のFECサブフレームのいずれか1つが一方の信号入力端子に入力され、上記データ復元処理回路により符号誤りが訂正されたFECサブフレームが他方の信号入力端子に入力され、他方の信号入力端子に符号誤りが訂正されたFECサブフレームが入力されると、一方の信号端子に入力されたFECサブフレームに代えて、当該符号誤りが訂正されたFECサブフレームを出力するよう構成されていることを特徴とする。一実施形態では、m個の誤り検出処理回路のうちのn個より多くの誤り検出処理回路が同時にFECサブフレームの符号誤りを検出した場合、上記第1の選択回路は、あらかじめ定められた所定の選択基準に基づき、符号誤りが検出されたFECサブフレームからn個を選択してn個のデータ復元処理回路のいずれかに出力するように構成されていることを特徴とする。
また、本願発明の別の態様は、誤り訂正処理方法である。この誤り訂正処理方法は、m個(mは、2≦mを満たす整数)の誤り検出処理回路と、n個(nは、1≦n<mを満たす整数)のデータ復元処理回路とを備えた誤り訂正処理回路における誤り訂正処理方法であって、上記誤り訂正処理回路が、受信したフレームをバイトインターリーブにより分離して、m個(mは、2≦mを満たす整数)のFECサブフレームを生成することと、生成されたm個のFECサブフレームについて、上記m個の誤り検出処理回路が、並列に、各FECサブフレームに含まれるFECコードを用いて当該FECサブフレームの符号誤りを検出することと、上記誤り訂正処理回路が、符号誤りが検出されたFECサブフレームから1乃至n個を選択することと、上記n個のデータ復元処理回路のうちの1乃至n個が、選択された1乃至n個のFECサブフレームについて、各FECサブフレームに含まれるFECコードを用いて当該FECサブフレームの前記符号誤りを訂正することと、を備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、回路規模の増大を抑制した誤り訂正処理回路およびこれを用いた誤り訂正処理方法を提供することが可能となる。また、消費電力を低減可能な誤り訂正処理回路およびこれを用いた誤り訂正処理方法を提供することが可能となる。
OTNのフレーム構造を説明する図である。 OTNフレーム構造をより詳細に説明する図である。 OTUkフレームのOTU rowと16個のFECサブフレームとの関係を示す図である。 従来の誤り訂正処理回路の構成図である。 本願発明の一実施形態の誤り訂正処理回路の構成図である。 図4に示す誤り訂正処理回路と図6に示す訂正処理回路の回路規模を説明するための図である。 本願発明の一実施形態の誤り訂正処理回路の構成図である。 本願発明の一実施形態の誤り訂正処理回路の構成図である。
発明者らの検討によると、1つの誤り検出処理回路と1つのデータ復元処理回路の回路規模は約1:7であることが分かった。すなわち、データ復元処理回路は、誤り検出処理回路に比べて約7倍の回路規模を有することが分かった。
本発明は、上記知見に基づいて為されたものであり、回路規模の大きなデータ復元処理回路を、並列的に出力されるFECサブフレームの個数よりも少ない数に抑制した。符号誤りが検出されたFECサブフレームは、データ復元処理回路で選択的に誤り訂正処理される。本発明は、このような構成を採用することにより、必要な誤り訂正能力に応じて誤り訂正処理回路の回路規模を低減することを可能とし、もって誤り訂正処理回路の消費電力を低減することを可能とするものである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。図面中の同一または類似の符号は同一または類似の要素を示し、繰り返しの説明を省略する。説明中の数値は例示であり、本願発明はこれに限定されるものではなく、一般性を失うことなく、他の数値でも実施できる。
[第1の実施の形態]
(回路構成)
図5は、本実施形態に係る誤り訂正処理回路の構成を説明する図である。図5に示す誤り訂正処理回路300は、光ネットワークを伝送後に受信されたOTNフレームに対して誤り検出処理ならびに誤り訂正処理を行うものである。ここで、OTNフレームとは、非特許文献1であるITU-T G.709勧告にて開示された光伝送のための信号フォーマットであり、図1ないし2に示す構造を有するものである。図3に示したように、OTNフレームは、その1行がバイトインターリーブにより分割され、16個のFECサブフレームが生成される。各FECサブフレームには、1から239の情報バイトを計算することによって求められる、240〜255バイト目(計16バイト)のFECパリティチェックバイトが含まれる。
図5に示す誤り訂正処理回路300は、分離回路202と、受信したOTNフレームに含まれるm(mは、2以上の整数)個のFECサブフレームと同数のm個の誤り検出処理回路1(304−1)〜誤り検出処理回路16(304−16)と、第1の選択回路314と、データ復元処理回路316と、上記誤り検出処理回路と同数のm個の第2の選択回路1(318−1)〜第2の選択回路16(318−16)と、多重回路208とを備える。以下、m=16として説明するが、本願発明はこれに限定されるものではない。
分離回路202は、受信したOTNフレームをバイトインターリーブにより分割してFECサブフレームを生成して、並列的に出力する。OTNフレーム1行あたり16(=m)個のFECサブフレームが生成される。FECサブフレームのそれぞれは、対応する誤り検出処理回路304−1〜16に入力される。
誤り検出処理回路304−1〜16のそれぞれは、入力されたFECサブフレームに含まれるFECコード(FECパリティチェックバイト)を用いて、当該FECサブフレームの符号誤りを検出する。誤り検出処理回路304−1〜16のそれぞれは、ITU-T G.709勧告で用いられるRS(255,239)コードを用いて符号誤りを検出する。そのため、誤り検出処理回路304−1〜16のそれぞれは、1つのFECサブフレーム中の16符号までの誤りを検出することができる。また、誤り検出処理回路304−1〜16のそれぞれは、FECサブフレームに符号誤りを検出した場合、符号誤りが発生したことを示す誤り検出信号を、破線で示す結線312を介して、第1の選択回路314に出力する。誤り検出処理回路304−1〜16のそれぞれは、入力されたFECサブフレームを第1の選択回路314に出力し、さらに、対応する第2の選択回路318−1〜16のそれぞれにも出力する。
第1の選択回路314は、16個の信号入力端子を有する。第1の選択回路の16個の信号入力端子には、誤り検出処理回路304−1〜16のそれぞれが接続され、誤り検出処理回路304−1〜16が出力したFECサブフレームがそれぞれ入力される。第1の選択回路314は、誤り検出処理回路304−1〜16のいずれかから、対応する結線312−1〜16を介して、誤り検出信号が入力された場合、当該誤り検出信号に対応した信号入力端子に入力されたFECサブフレームを選択的に出力する。すなわち、第1の選択回路314は、符号誤りが含まれるFECサブフレームを選択的に出力する。第1の選択回路314に複数の誤り検出信号が入力された場合、第1の選択回路314は、以下に例示するような予め定められた選択基準に基づき、1つの誤り検出信号に対応した信号入力端子に入力された1つのFECサブフレームのみを選択的に出力する。すなわち、第1の選択回路314は、符号誤りが含まれる複数のFECサブフレームから1つのFECサブフレームのみを選択して出力する。第1の選択回路314から出力されたFECサブフレームは、データ復元処理回路316に入力される。
データ復元処理回路316は、入力されたFECサブフレームに対し、誤り検出処理回路304−1〜16のいずれか(当該FECサブフレームに対応する誤り検出処理回路)で検出された符号誤りを訂正する。データ復元処理回路316は、ITU-T G.709勧告で用いられるRS(255,239)コードを用いて符号誤りを訂正する。そのため、データ復元処理回路316は、1つのFECサブフレーム中の8符号までの誤りを検出することができる。符号誤りが訂正されたFECサブフレームは、第2の選択回路318−1〜16のうちの対応する第2の選択回路に向けて選択的に出力される。
第2の選択回路318−1〜16のそれぞれは、2つの信号入力端子を有する。第2の選択回路318−1〜16のそれぞれにおける一方の信号入力端子には、対応する誤り検出処理回路304−1〜16が接続され、誤り検出処理回路304−1〜16が出力したFECサブフレームがそれぞれ入力される。第2の選択回路318−1〜16のそれぞれにおける他方の信号入力端子には、データ復元処理回路316が接続され、当該データ復元処理回路が出力する符号誤りが訂正されたFECサブフレームが入力される。第2の選択回路318−1〜16のそれぞれは、通常は一方の信号入力端子に入力されたFECサブフレーム、すなわち対応する誤り検出処理回路304−1〜16から入力されたFECサブフレームを出力する。第2の選択回路318−1〜16のそれぞれは、他方の信号入力端子にFECサブフレームが入力された場合、これを契機として、他方の信号入力端子に入力されたFECサブフレームを選択的に出力する。このようにして、第2の選択回路318−1〜16は、符号誤りが含まれるFECサブフレームを遮断し、データ復元処理回路316で符号誤りが訂正されたFECサブフレームを選択的に出力することができる。
なお、第2の選択回路318−1〜16のそれぞれは、対応する誤り検出処理回路304−1〜16により出力された誤り検出信号が結線(不図示)を介して入力され、当該誤り検出信号に基づき、出力するFECサブフレームを選択する構成であってもよい。
多重回路208は、第2の選択回路318−1〜16から並列に出力された16個のFECサブフレームをバイトインターリーブして多重し、誤り訂正された1行のOTNフレームとして出力する。
以上の構成により、図5に示した本実施形態に係る誤り訂正処理回路300は、1行のOTNフレームに含まれる16個のFECサブフレームのうち、1つのFECサブフレームにのみ符号誤りが発生していた場合は、1つのデータ復元処理回路316を用いて適切に誤り訂正処理を行うことができる。2つ以上のFECサブフレームに符号誤りが発生していた場合であっても、そのうち1つのFECサブフレームに対しては適切に誤り訂正処理を行うことができる。短距離光伝送のように、受信した光信号が波形劣化やSNR劣化の影響をさほど受けないような用途に対しては、本実施形態に係る誤り訂正処理回路は十分に適切な誤り訂正能力を提供できる。さらに、本実施形態に係る誤り訂正処理回路では、誤り訂正処理回路の回路規模を抑制することできるようになるため、誤り訂正処理回路の消費電力を低減させることができるようになる。
(第1の選択回路における選択基準の例)
図5を用いた誤り訂正処理回路300の説明では、第1の選択回路314は予め定められた選択基準に基づき、1の誤り検出信号に対応したFECサブフレームのみを選択的に出力すると述べた。以下では、第1の選択回路314が採用しうる「選択基準」の例について、説明する。
第1の選択回路314に複数の誤り検出信号が入力された場合、第1の選択回路314は、最も小さい番号に該当する誤り検出処理回路が出力したFECサブフレームを優先的に選択する(誤り検出処理回路304−16よりも誤り検出処理回路304−1からのFECサブフレームを優先的に選択する)ようにしてもよい。あるいは、最も大きい番号に該当する誤り検出処理回路が出力したFECサブフレームを優先的に選択する(誤り検出処理回路304−1よりも誤り検出処理回路304−16からのFECサブフレームを優先的に選択する)ようにしてもよい。
(回路規模抑制効果の説明)
図5に示した本実施形態に係る誤り訂正処理回路300の回路規模抑制効果を、図6を用いて説明する。図6の上図は、図4に示した従来の誤り訂正処理回路200の回路規模を模式的に示した図であり、同下図は、図5に示した本実施形態に係る誤り訂正処理回路300の回路規模を模式的に示した図である。
発明者らの検討によると、誤り検出処理回路においては、誤り検出処理回路とデータ復元処理回路でその回路規模をほぼ占有することが分かった。さらに、1個の誤り検出処理回路と1個のデータ復元処理回路の回路規模は約1:7であることが分かった。図4に示した従来の誤り訂正処理回路200では、16コード分の誤り検出処理回路204−1〜16が全体の約12.5%、16コード分のデータ復元処理回路206−1〜16が全体の約87.5%を占めていた(図6の上図)。一方、図5に示した本実施形態に係る誤り訂正処理回路300では、1つのデータ復元処理回路316のみを実装するようにしているため、データ復元処理回路316の回路規模は従来のデータ復元処理回路206−1〜16の回路規模に比べて16分の1に低減させることができる。一方、新たに追加した第1選択回路314および第2の選択回路318−1〜16はほとんど無視できる程度の回路規模であった。従って、本実施形態に係る誤り訂正処理回路300は、従来の誤り訂正処理回路200に比べると約18%にまでその回路規模を低減させることができる(図6の下図)。
[第2の実施形態]
図7は、本実施形態に係る誤り訂正処理回路の構成を説明する図である。図5に示した誤り訂正処理回路300は、1つのデータ復元処理回路316を備え、1行のOTNフレームに含まれる16個のFECサブフレームのうち、1つのFECサブフレームに対してのみ誤り訂正処理を行うようにしていた。しかし、本発明は、図5に示したような、1つのデータ復元処理回路を備えた誤り訂正処理回路に限定されるものではない。誤り訂正処理回路に備わるデータ復元処理回路の数は、光伝送の要求条件によって与えられる必要な誤り訂正能力に応じて、生成されるFECサブフレームの数よりも少ない個数であるように適宜設定してもよい。
例えば、1行のOTNフレームに含まれるm個のFECサブフレームのうち、最大でn個(nは、1≦n<mの整数)のFECサブフレームに対して誤り訂正処理を行うことができればよい、という要求条件であったと仮定する。例えば、m=16、n=2の場合を仮定する。この場合、図7に示したように、誤り訂正処理回路400は、第1の選択回路414の2つの出力に接続された2つのデータ復元処理回路1および2(416−1,416−2)を備え、1行のOTNフレームに含まれる16個のFECサブフレームのうち、2つのFECサブフレームに対して同時に発生した符号誤りを誤り訂正処理するようにしてもよい。第1の選択回路414は、1つのFECサブフレームにのみ符号誤りが発生していた場合は、当該FECサブフレームをデータ復元処理回路1に優先的に出力し、2つのFECサブフレームに同時に符号誤りが発生していた場合は、これらをデータ復元処理回路1とデータ復元処理回路2に適宜振り分け、それぞれ誤り訂正処理を行うようにすればよい。
本実施形態に係る誤り訂正処理回路400においても、回路規模の大きなデータ復元処理回路の個数を減らすことができるため、従来の誤り訂正処理回路200に比べてその回路規模を低減させることができ、もって消費電力を低減することができるようになる。
[第3の実施形態]
図8は、本実施形態に係る誤り訂正処理回路の構成を説明する図である。図5および7に示した誤り訂正処理回路では、第1の選択回路(314,414)の16個の信号入力端子に誤り検出処理回路304−1〜16がそれぞれ接続され、誤り検出処理回路304−1〜16が出力したFECサブフレームがそれぞれ入力される構成を開示した。また、第2の選択回路318−1〜16のそれぞれにおける一方の信号入力端子には、誤り検出処理回路304−1〜16がそれぞれ接続され、誤り検出処理回路304−1〜16が出力したFECサブフレームがそれぞれ入力される構成を開示した。
ところで、誤り検出処理回路304−1〜16は単に符号誤りを検出するものであるため、その出力は入力されたFECサブフレームと同じになる。そこで、本実施形態に係る誤り訂正処理回路500では、第1の選択回路514の16の信号入力端子に分離回路202が接続され、誤り検出処理回路504−1〜16の出力に代えて、分離回路202から並列に出力された16個のFECサブフレームがそれぞれ入力される構成としている。また、第2の選択回路318−1〜16のそれぞれにおける一方の信号入力端子には分離回路202が接続され、誤り検出処理回路504−1〜16の出力に代えて、分離回路202から並列に出力された16個のFECサブフレームがそれぞれ入力される構成としている。
本実施形態に係る誤り訂正処理回路500においても、回路規模の大きなデータ復元処理回路の個数を減らすことができるため、従来の誤り訂正処理回路200に比べてその回路規模を低減させることができ、もって消費電力を低減することができるようになる。
100 クライアント信号
110 OPUkフレーム
112 OPUkペイロード
114 OPUkオーバーヘッド
120 ODUkフレーム
124 ODUkオーバーヘッド
130 OTUkフレーム
134 OTUkオーバーヘッド
136 OTUkFEC
200 誤り訂正処理回路
202 分離回路
204 誤り検出処理回路
206 データ復元処理回路
208 多重回路
230 フレーム同期(FA)オーバーヘッド
300,400,500 誤り訂正処理回路
304,504 誤り検出処理回路
312,512 結線
314,414,514 選択回路
316,416 データ復元処理回路
318 選択回路

Claims (3)

  1. 受信したフレームをバイトインターリーブにより分離して、m個(mは、2≦mを満たす整数)のFECサブフレームを生成する分離回路と、
    生成されたm個のFECサブフレームのいずれか1つが入力され、入力された前記FECサブフレームに含まれるFECコードを用いて当該FECサブフレームの符号誤りを検出するよう、各々構成されているm個の誤り検出処理回路と、
    入力された前記FECサブフレームに含まれるFECコードを用いて当該FECサブフレームの符号誤りを訂正するよう、各々構成されているn個(nは、1≦n<mを満たす整数)のデータ復元処理回路と、
    符号誤りが検出されたFECサブフレームから1乃至n個を選択して、前記n個のデータ復元処理回路のうちの1乃至n個に出力する第1の選択回路と、
    を備え
    前記m個の誤り検出処理回路のうちのn個より多くの誤り検出処理回路が同時にFECサブフレームの符号誤りを検出した場合、前記第1の選択回路は、あらかじめ定められた所定の選択基準に基づき、符号誤りが検出されたFECサブフレームからn個を選択して前記n個のデータ復元処理回路のいずれかに出力することを特徴とする誤り訂正処理回路。
  2. m個の第2の選択回路であり、前記分離回路が生成したm個のFECサブフレームのいずれか1つが一方の信号入力端子に入力され、前記データ復元処理回路により符号誤りが訂正されたFECサブフレームが他方の信号入力端子に入力され、前記他方の信号入力端子に符号誤りが訂正されたFECサブフレームが入力されると、前記一方の信号端子に入力されたFECサブフレームに代えて、当該符号誤りが訂正されたFECサブフレームを出力するよう、各々構成された前記m個の第2の選択回路と、
    前記m個の第2の選択回路が出力したm個のFECサブフレームをバイトインターリーブにより多重して出力する多重回路と、
    をさらに備えたことを特徴とする、請求項1に記載の誤り訂正処理回路。
  3. m個(mは、2≦mを満たす整数)の誤り検出処理回路と、n個(nは、1≦n<mを満たす整数)のデータ復元処理回路とを備えた誤り訂正処理回路における誤り訂正処理方法であって、
    前記誤り訂正処理回路が、受信したフレームをバイトインターリーブにより分離して、m個(mは、2≦mを満たす整数)のFECサブフレームを生成することと、
    生成されたm個のFECサブフレームについて、前記m個の誤り検出処理回路が、並列に、各FECサブフレームに含まれるFECコードを用いて当該FECサブフレームの符号誤りを検出することと、
    前記誤り訂正処理回路が、同時にn個より多くのFECサブフレームの符号誤りを検出した場合、あらかじめ定められた所定の選択基準に基づき、符号誤りが検出されたFECサブフレームから1乃至n個を選択することと、
    前記n個のデータ復元処理回路のうちの1乃至n個が、選択された1乃至n個のFECサブフレームについて、各FECサブフレームに含まれるFECコードを用いて当該FECサブフレームの前記符号誤りを訂正することと、
    を備えることを特徴とする誤り訂正処理方法。
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