JP6101306B2 - 光伝送装置及び光伝送方法 - Google Patents
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Description
本発明は、複数の光サブキャリアを用いたマルチキャリア伝送における光伝送装置及び光伝送方法に関する。
大容量の広域光転送網であるOTN(Optical Transport Network)に対応する光伝送装置は、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)やイーサネット(登録商標)などの様々なクライアント信号を収容した伝送フレームを転送する。このような光伝送装置は、様々なクライアント信号を伝送フレームに収容する機能を有するフレーマを備える。
近年では、クライアント信号のトラヒックの増加が顕著であり、それに伴いOTNも高速化に対応するよう標準化が進められてきた(例えば、非特許文献1を参照)。そして現在では、100G超(B100G、Gはギガビット毎秒)のOTN技術が検討されている。しかし、光信号の送受信機に用いられる電子回路の動作速度の関係から、これまでのように1光チャネルの帯域においてシングルキャリア伝送を拡張して大容量化を図ることは困難である。そこでB100GのOTN技術では、100Gの物理チャネル毎に伝送されるOTLC(Optical Transport Lane Carrier)フレームであるOTLC−Sliceを複数個束ねたOTUCn(Optical channel Transport Unit-Cn、Cnは100G×nを表す)フレームを伝送する論理チャネルが検討されている(例えば、非特許文献2を参照)。
"Interfaces for the optical transport network", ITU-T G.709/Y.1331, February 2012
大原拓也、「OTNインタフェース技術および標準化動向」、2014年 電子情報通信学会総合大会 通信講演論文集2、BI−5−1、SS−47−SS−48、2014年3月
既存のOTN技術では、光パス中の上流もしくは下流のフレーマにおいて、信号品質劣化や信号断の通知、および遅延測定などの伝送性能を管理する。そのため、フレーマで処理される伝送フレームは、その伝送性能を管理するためのOverhead(OH)領域が設けられている。そのOH領域は、例えば、非特許文献1に記載されているITU−T(International Telecommunication Union - Telecommunication Standardization Sector)勧告G.709に規定されている。
図12(A)は、ITU−T勧告G.709に規定されているOH領域の構成を示す図である。図12(A)に示すように、伝送性能を管理するため、OPUk(Optical channel Payload Unit-k)、ODUk(Optical channel Data Unit-k)、OTUkのOH領域内において、符号121で示す2行目かつ3列目の領域にPM and TCM(Path Monitoring and Tandem Connection Monitoring)領域があり、符号122で示す2行目かつ14列目の領域にFTFL(Fault Type and Fault Location reporting communication channel)領域がある。
図12(B)は、PM and TCM領域121のデータ構成を示す図である。図12(B)に示されるように、PM and TCM領域121は、8bitで構成されている。1〜6bit目は、タンデムコネクションごとの遅延を計測するためのDMt1〜DMt6が挿入されている。7bit目は、光パスの終端点間の遅延を計測するためのDMpが挿入されている。この1〜7bit目の領域を、DM(Delay Measurement)領域という。8bit目は、RES領域であり、未使用の領域である。
これらDMt1〜6及びDMpは通常では一定の0または1の固定値を送出しつづけるが、所望の区間の遅延を測定する際には以下の値を送出する。発側のフレーマは、該当のDM領域のビットを“...000111...”もしくは“...111000...”のように値を反転させて送出する。着側のフレーマは、DM領域のビット反転を検出し、DM領域のビットを同様に反転させて発側のフレーマへと折り返す。発側のフレーマでは、自身が発したDM値反転の送出時刻と着側のフレーマから折り返されたDM値反転の検出時刻の差を見ることで遅延時間の測定を行うことができる。
図13は、FTFL領域122のデータ構成を示す図である。図13に示すように、FTFL領域122は、MFAS(MultiFrame Alignment Signal)のフレームカウント値に同期されたODUkのマルチフレームにより伝送される。FTFL領域122において、MFAS=0〜127バイト目の領域をForward filedと呼び、MFAS=128〜255バイト目の領域をBackward filedと呼ぶ。さらに、FTFL領域122において、MFAS=0バイト目および128バイト目の領域131は、Fault indication filedとして、信号劣化や信号断の情報が挿入されて伝送される。
図14は、Fault indication filedで伝送される情報を示す図である。図14に示すように、8ビットのFault indication codeの値に応じて信号劣化や信号断の情報を定義している。具体的には、Fault indication code=“0000 0000”に対しては、「No fault」が定義され、Fault indication code=“0000 0001” に対しては、「Signal fail」(信号断)が定義され、Fault indication code=“0000 0010” に対しては、「Signal degrade」(信号劣化)が定義されている。
また、図13において、MFAS=1〜9バイト目および129〜137バイト目の領域は、Operator identifier fieldと呼ばれ、オペレータの識別番号を伝送する領域である。また、MFAS=10〜127バイト目および138バイト目〜255バイト目の領域は、Operator−specific fieldと呼ばれ、オペレータが自由に使用してよい領域となっている。フレーマの受信端で信号劣化や信号断を検出した際には、上記Fault indication fieldの領域を用いることにより、上流または下流のフレーマへ、信号劣化や信号断の情報を、発生区間とともに伝送することが可能である。
ここで、以上に示したDM領域121やFTFL領域122のような性能管理用のOHを、B100GのOTN技術へ拡張する場合について考える。この場合、論理チャネルで伝送されるOTUCnフレームにおける、遅延時間の測定及び信号劣化、信号断の情報の伝送の少なくとも一つを含む伝送性能の管理は、上述した方法を用いて実現することができる。しかし、OTUCnフレームに含まれ、かつ、複数の物理チャネルで伝送される複数のOTLCフレームのそれぞれに対して、同様の伝送性能の管理を行うことができないという課題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、論理チャネルを構成する複数の物理チャネルの少なくとも一つにおいて、物理チャネルで伝送されるフレームを用いて、物理チャネルでの伝送における伝送性能を管理することができる光伝送装置及び光伝送方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、論理チャネルで伝送される第1のフレームを分割して、複数の第2のフレームを生成し、生成した複数の第2のフレームを複数の物理チャネルで伝送する複数の光サブキャリアを用いたマルチキャリア伝送を行う光伝送装置であって、前記物理チャネルで伝送される前記第2のフレームに含まれる前記物理チャネルの伝送性能に関する情報を管理する制御部を備える光伝送装置である。
本発明の一態様は、前記の光伝送装置であって、前記第2のフレームは、前記伝送性能に関する情報として、前記物理チャネルでの伝送における遅延を測定するための情報を含む。
本発明の一態様は、前記の光伝送装置であって、前記制御部は、前記第2のフレームに含まれる前記遅延を測定するための情報を利用して、前記物理チャネルでの伝送における遅延を測定する。
本発明の一態様は、前記の光伝送装置であって、前記第2のフレームは、前記伝送性能に関する情報として、前記物理チャネルでの伝送における信号劣化または信号断を通知するための情報を含む。
本発明の一態様は、前記の光伝送装置であって、前記制御部は、前記物理チャネルでの伝送における信号劣化または信号断の情報を得て、前記第1のフレームに、前記信号劣化または信号断を通知するための情報を挿入する処理、又は、前記第2のフレームに含まれる前記信号劣化または信号断を通知するための情報を取得する処理を行う。
本発明の一態様は、前記の光伝送装置であって、前記第2のフレームは、ITU−T勧告G.709に記載されているOTUkフレームと同等のフレーム構造であり、前記OTUkフレームにおいて前記論理チャネルでの伝送における遅延を測定するための情報が挿入されている領域と対応する領域に、前記物理チャネルでの伝送における遅延を測定するための情報が挿入されている。
本発明の一態様は、前記の光伝送装置であって、前記第2のフレームは、ITU−T勧告G.709に記載されているOTUkフレームと同等のフレーム構造であり、前記OTUkフレームにおいて前記論理チャネルでの伝送における信号劣化または信号断を通知するための情報が挿入されている領域と対応する領域に、前記物理チャネルでの伝送における信号劣化または信号断を通知するための情報が挿入されている。
本発明の一態様は、論理チャネルで伝送される第1のフレームを分割して、複数の第2のフレームを生成し、生成した複数の第2のフレームを複数の物理チャネルで伝送する複数の光サブキャリアを用いたマルチキャリア伝送を行う光伝送装置用いた光伝送方法であって、前記物理チャネルで伝送される前記第2のフレームに含まれる前記物理チャネルの伝送性能に関する情報を管理する光伝送方法である。
本発明により、論理チャネルを構成する複数の物理チャネルの少なくとも一つにおいて、物理チャネルで伝送されるフレームを用いて、物理チャネルでの伝送における伝送性能を管理することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1、第2の実施形態に共通の構成)
まず、ITU−T勧告G.709に記載されているOTUkフレームと一部が同じフレーム構造であり、かつ、より大容量の伝送を可能とするためパラレル伝送を想定したフレーム構造であるOTUCnのフレーム構造について説明する。なお、OTUCnフレームは、今後、その名称等が変更される可能性もある。本実施形態では、一例として、図1に示すOTUCnのフレーム構造を用いているが、このフレーム構造に限られるものではない。例えば、大容量の光伝送ネットワークにおいて光伝送を実現するために、オーバーヘッド領域とペイロード領域とを含むフレーム構造を有する伝送用フレームが用いられてもよい。また、ITU−T勧告G.709に記載されているOTUkのフレーム構造と一部が同じフレーム構造で、かつ、400GOTNを実現するフレーム構造を有する伝送用フレームが用いられてもよい。図1は、OTUCnのフレーム構造を示す図である。OTUCnは、ODUCn OHに、FACn OH、OTUCn OH、OPUCn OH、及び、OTUCnFECを付加して生成される。OTUCnは、4行、4080×n列(nは2以上の整数)で構成されるフレームフォーマットである。本実施形態において、nは物理チャネルの数を示す。
(第1、第2の実施形態に共通の構成)
まず、ITU−T勧告G.709に記載されているOTUkフレームと一部が同じフレーム構造であり、かつ、より大容量の伝送を可能とするためパラレル伝送を想定したフレーム構造であるOTUCnのフレーム構造について説明する。なお、OTUCnフレームは、今後、その名称等が変更される可能性もある。本実施形態では、一例として、図1に示すOTUCnのフレーム構造を用いているが、このフレーム構造に限られるものではない。例えば、大容量の光伝送ネットワークにおいて光伝送を実現するために、オーバーヘッド領域とペイロード領域とを含むフレーム構造を有する伝送用フレームが用いられてもよい。また、ITU−T勧告G.709に記載されているOTUkのフレーム構造と一部が同じフレーム構造で、かつ、400GOTNを実現するフレーム構造を有する伝送用フレームが用いられてもよい。図1は、OTUCnのフレーム構造を示す図である。OTUCnは、ODUCn OHに、FACn OH、OTUCn OH、OPUCn OH、及び、OTUCnFECを付加して生成される。OTUCnは、4行、4080×n列(nは2以上の整数)で構成されるフレームフォーマットである。本実施形態において、nは物理チャネルの数を示す。
OTUCnの(16×n+1)〜3824×n列目の領域であるOPUCnペイロード(Payload)には、クライアント信号がマッピングされる。OTUCnフレームの1〜16×n列目には、OHが設定される。1行目の1〜7×n列目には、FACn OHが設定される。FACn OHは、フレーム同期に必要な情報を含む。(7×n+1)〜14×n列目には光チャネルのセクション監視情報を収容するOTUCn OHが挿入される。
2〜4行目の1〜14×n列目には、ODUCn OHが挿入され、光チャネルのパス管理運用情報を収容する。(14×n+1)〜16×n列目には、OPUCn OHが挿入され、クライアント信号のマッピング/デマッピングに必要な情報などが収容される。3824×n+1〜4080×n列目のOPUCn FECには、FEC用のパリティチェックバイトが付加される。なお、図1のOTUCnのフレームにおいて、1〜16×n列目までの領域は、OHデータが設定されるOH領域である。
次に、OTLCフレームであるOTLCn.nのフレーム構造について説明する。図2は、OTLCn.nのフレーム構造を示す図である。OTLCn.nは、4行、4080列で構成されるフレームフォーマットである。OTLCn.n#1〜OTLCn.n#nは、バイトインタリーブによりOTUCnフレームを分割して得られる。OTUCnのOPUCnペイロードは、OTLCn.n#i(iは1以上n以下の整数)の17〜3824列目のOPUCn.n#iペイロードにマッピングされる。なお、OTLCn.nのフレーム構造は、ITU−T勧告G.709に記載されているOTUkフレームと同等のフレーム構造である。
OTLCn.n#iの1〜16列目には、OHが設定される。OTLCn.n#iのOHは、OTUCn OH等に基づいて設定される。1行目の1〜7列目には、FALCn.n#i OHが設定される。FALCn.n#i OHは、フレーム同期に必要な情報を含む。8〜14列目には、光チャネルのセクション監視情報を収容するOTLCn.n#i OHが挿入される。2〜4行目の1〜14×n列目には、ODLCn.n#i OHが挿入され、光チャネルのパス管理運用情報を収容する。15〜16列目には、OPLCn.n#i OHが挿入され、クライアント信号のマッピング/デマッピングに必要な情報などが収容される。3825〜4080列目のOTUC#i FECには、FEC用のパリティチェックバイトが付加される。
次に、OTUCnフレームを、100Gの物理チャネル毎に伝送されるOTLCn.nフレームにマッピングしてマルチキャリア伝送する光伝送装置の構成例について説明する。
図3は、本実施形態における光伝送装置50の構成例を示す図である。図3に示すように、光伝送装置50は、ODUクロスコネクト機能部51、光伝送機能部55、及び、監視制御部60を備える。
図3は、本実施形態における光伝送装置50の構成例を示す図である。図3に示すように、光伝送装置50は、ODUクロスコネクト機能部51、光伝送機能部55、及び、監視制御部60を備える。
ODUクロスコネクト機能部51において、1以上のUNI(ユーザ−ネットワークインタフェース)カード52と、1以上のNNI(ネットワーク−ネットワークインタフェース)カード54とは、ODU−XC(クロスコネクト)53により接続される。UNIカード52は、それぞれの通信規格により、クライアント側の通信部と接続される。UNIカード52のOTNフレーマ521は、クライアント信号を受信し、受信した1クライアント信号をLO ODU(Lower Order Optical Channel Data Unit)フレームのペイロードにマッピングし、クライアント信号を設定したLO ODUフレームにOHを付加する。
ODU−XC53は、他のOTNフレーマとも接続されており、電気パス信号のパス交換を行う。NNIカード54は、OTNフレーマ541と光SC(サブキャリア)送受信機542を備える。OTNフレーマ541は、ODU−XC53から受信した電気パス信号を処理してODUCnフレームを生成し、生成したODUCnフレームにOHとFEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)を付加してOTUCnフレームを生成する。また、OTNフレーマ541は、生成したn×100GのOTUCnフレームの信号をバイトインタリーブして、n個のパラレル信号であるOTLCn.nフレームの信号を生成する。また、OTNフレーマ541は、OTLCn.nフレームにOHを設定して光SC送受信機542へ出力する。光SC送受信機542は、それぞれ異なる光周波数の光サブキャリアを使用して、受信したパラレル信号を電気信号から光信号に変換して出力する。また、光SC送受信機542は、マルチキャリア伝送により受信した光信号を電気信号に変換して、OTNフレーマ541へ出力する。
また、OTNフレーマ541は、光SC送受信機542からパラレルに受信した受信信号からOTLCn.n#1フレーム〜OTLCn.n#nフレームを生成し、OTLCn.n#1フレーム〜OTLCn.n#nフレームをデインタリーブして、1つのOTUCnフレームを生成する。また、OTNフレーマ541は、生成したOTUCnフレームの信号をFEC復号し、復号したOTUCnフレームからLO ODUフレームが時間多重されたODUCnフレームを抽出する。また、OTNフレーマ541は、抽出したODUCnフレームの信号から各クライアント信号が設定されたLO ODUフレームを抽出し、LO ODUフレームの電気パス信号をODU−XC53に出力する。
光伝送機能部55は、トランスポンダ56と合分波器57を備える。
トランスポンダ56は、OTNフレーマ561と光SC送受信機562を備える。OTNフレーマ561は、100G超の伝送を行うためのOTNの規格であるOTUCnにより通信を行う。光SC送受信機562は、光SC送受信機542と同等の機能を有する。
トランスポンダ56は、OTNフレーマ561と光SC送受信機562を備える。OTNフレーマ561は、100G超の伝送を行うためのOTNの規格であるOTUCnにより通信を行う。光SC送受信機562は、光SC送受信機542と同等の機能を有する。
合分波器57は、NNIカード54の光SC送受信機542及びトランスポンダ56の光SC送受信機562と接続される。合分波器57は、NNIカード54の光SC送受信機542及びトランスポンダ56の光SC送受信機562から受信した光信号を合波して受信側の他の光伝送装置50に送信する。また、合分波器57は、他の光伝送装置50から受信した光信号を分波してNNIカード54の光SC送受信機542及びトランスポンダ56の光SC送受信機562に出力する。
各NNIカード54及び各トランスポンダ56は、それぞれ異なる光周波数の光チャネルを使用する。光SC送受信機542を4台備えるNNIカード54や、光SC送受信機542を4台備えるトランスポンダ56は、1つの光チャネルの光信号を4つの光サブキャリアのパラレル信号として送信する。また、光SC送受信機542を2台備えるNNIカード54や、光SC送受信機562を2台備えるトランスポンダ56は、1つの光チャネルの光信号を2つの光サブキャリアのパラレル信号として送信する。光伝送装置50を、ODUクロスコネクト機能部51、または、トランスポンダ56のいずれかを備えないように構成することもできる。
管理制御部60は、論理チャネルで伝送されるOTUCnフレームの伝送性能の管理を行うとともに、各物理チャネルで伝送されるOTLCn.n#1〜nの伝送性能の管理を行う。なお、管理制御部60における伝送性能の管理とは、論理チャネル又は物理チャネルにおける信号の遅延を測定する処理、論理チャネル又は物理チャネルにおける信号劣化や信号断を通知するための情報を、他の光伝送装置へ送信するOTUCnフレームのOH領域に挿入する処理、及び、他の光伝送装置から受信したOTLCn.nフレーム(又はOTUCnフレーム)のOH領域に含まれる論理チャネル又は物理チャネルにおける信号劣化や信号断を通知するための情報を取得する処理のいずれか1つを少なくとも含む。
管理制御部60は、OH領域の後述するDMs1〜nを利用することで、各物理チャネルで伝送されるOTLCn.n#1〜nにおける遅延を計測する機能を有する。また、管理制御部60は、OH領域の後述するFTFLs1〜nを利用することで、各物理チャネルであるOTLCn.n#1〜nにおける信号劣化や信号断に関する情報を、他の光伝送装置から受信したり、他の光伝送装置へ送信したりする機能を有する。
(第1の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態として、図1に示したOTUCnフレームのOH領域に遅延測定用のOHデータを挿入するフレーム構成例について説明する。
図4は、第1の実施形態における、OH領域に遅延測定用のOHデータを挿入するフレーム構成例を示す図である。図4では、図1に示したOTUCnフレームのOH領域の一部(1〜7×n列)のみを示している。図4に示すように、遅延測定用のOHデータを挿入する領域であるDM領域1は、OH領域における2行目の(2×n+1)〜3×n列目に挿入される。
次に、本発明の第1の実施形態として、図1に示したOTUCnフレームのOH領域に遅延測定用のOHデータを挿入するフレーム構成例について説明する。
図4は、第1の実施形態における、OH領域に遅延測定用のOHデータを挿入するフレーム構成例を示す図である。図4では、図1に示したOTUCnフレームのOH領域の一部(1〜7×n列)のみを示している。図4に示すように、遅延測定用のOHデータを挿入する領域であるDM領域1は、OH領域における2行目の(2×n+1)〜3×n列目に挿入される。
次に、図4に示すDM領域1における各列のOHデータの構成について説明する。
図5(A)は、図4に示すDM領域1の1列目のOHデータの構成を示す図である。図5(A)に示すように、OH領域の2行目の(2×n+1)列目(DM領域1の1列目)にはタンデムコネクションごとの遅延を計測するためのOHデータであるDMt1〜DMt6を1〜6bit目に、光パスの終端点間の遅延を計測するためのDMpを7bit目に、OTLCn.n#1の遅延を計測するためのOHデータであるDMs1を8bit目にそれぞれ挿入する。
図5(A)は、図4に示すDM領域1の1列目のOHデータの構成を示す図である。図5(A)に示すように、OH領域の2行目の(2×n+1)列目(DM領域1の1列目)にはタンデムコネクションごとの遅延を計測するためのOHデータであるDMt1〜DMt6を1〜6bit目に、光パスの終端点間の遅延を計測するためのDMpを7bit目に、OTLCn.n#1の遅延を計測するためのOHデータであるDMs1を8bit目にそれぞれ挿入する。
また、図5(B)は、図4に示すDM領域1の2〜n列目のOHデータの構成を示す図である。図5(B)に示すように、OH領域の2行目の(2×n+2)列目〜3×n列目(DM領域1の2〜n列目)における各8bit目には、各物理チャネルであるOTLCn.n#2〜nの遅延を計測するためのOHデータであるDMs2〜DMsnをそれぞれ挿入する。
OTUCnフレームの各バイト(例えば、DM領域1の各列(1〜n列)のデータ)は、インターリーブされてOTLCフレームのOTLC−Sliceへとマッピングされる。なお、図5(A)においては、OH領域の2行目を、図4のOH領域左端の1列に記載された数字を利用してRow#2と表現し、OH領域の(2×n+1)列目を、図4のOH領域上端から2行に記載された数字を利用してColumn#3−1と表現している。同様に、図5(B)においては、OH領域の2行目を、Row#2と表現し、OH領域の(2×n+2)列目〜3×n列目を、図4のOH領域上の2段の数字を利用してColumn#3−2…nと表現している。
次に、図4、図5に示したOTUCnフレームの各バイトをインターリーブしてマッピングすることで得たOTLCフレームについて説明する。図6は、図4、図5に示したOTUCnフレームの各バイトをインターリーブしてマッピングすることで得たOTLCフレームを示す図である。図6に示されるように、OTLCn.n#1においては、DMt1〜6、DMp及びDMs1が、フレームごとに伝送される。また、OTLCn.n#2〜nにおいては、それぞれDMs2〜nがフレームごとに伝送される。
これにより、管理制御部60は、OH領域のDMt1〜DMt6、DMpを参照することで、論理チャネルで伝送されるOTUCnの遅延を計測するとともに、OH領域のDMs1〜nを参照することで、各物理チャネルで伝送されるOTLCn.n#1〜nにおける遅延を計測することができる。
なお、上記の第1の実施形態として示した、OH領域において、OHデータであるDMs1〜nを挿入する場所(行番号、列番号)や、そのビット幅は一例であり、これに限られるものではない。すなわち、遅延を計測するためのOHデータは、OH領域において、各物理チャネルで伝送されるOTLCn.n#1〜nにおける遅延を計測することができる場所およびビット幅で、挿入すればよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態として、図1に示したOTUCnフレームのOH領域に信号劣化・信号断の通知用のOHデータを挿入するフレーム構成例について説明する。
図7は、第2の実施形態における、OH領域に信号劣化・信号断の通知用のOHデータを挿入するフレーム構成例を示す図である。図7では、図1に示したOTUCnフレームのOH領域の一部(7×n+1〜16×n列)のみを示している。図7に示すように、信号劣化・信号断の通知用のOHデータを挿入する領域であるFTFL領域1は、OH領域における2行目の(13×n+1)〜14×n列目に挿入される。
次に、本発明の第2の実施形態として、図1に示したOTUCnフレームのOH領域に信号劣化・信号断の通知用のOHデータを挿入するフレーム構成例について説明する。
図7は、第2の実施形態における、OH領域に信号劣化・信号断の通知用のOHデータを挿入するフレーム構成例を示す図である。図7では、図1に示したOTUCnフレームのOH領域の一部(7×n+1〜16×n列)のみを示している。図7に示すように、信号劣化・信号断の通知用のOHデータを挿入する領域であるFTFL領域1は、OH領域における2行目の(13×n+1)〜14×n列目に挿入される。
なお、図7に示すFTFL領域1は、図13に示したFTFL領域と同様に、MFASカウント値に応じてFTFL領域1に挿入されるOHデータが異なる。具体的には、MFASカウント値が0または128のときは、信号劣化・信号断情報であるOHデータが挿入されて、伝送される。また、MFASカウント値が1〜127もしくは129〜255のときは、Operator identifier fieldやOperator−specific fieldを伝送する。
次に、MFASカウント値が0または128のときの、図7に示すFTFL領域1における各列のOHデータの構成について説明する。
図8(A)は、MFASカウント値が0または128のときのFTFL領域1の1列目のOHデータの構成を示す図である。図8(A)に示すように、OH領域の2行目の(13×n+1)列目(FTFL領域1の1列目)において、5、6bit目にOTUCnの信号劣化・信号断情報であるFTFLpを挿入し、7、8bit目にOTLCn.n#1の信号劣化・信号断情報であるFTFLs1を挿入する。
図8(A)は、MFASカウント値が0または128のときのFTFL領域1の1列目のOHデータの構成を示す図である。図8(A)に示すように、OH領域の2行目の(13×n+1)列目(FTFL領域1の1列目)において、5、6bit目にOTUCnの信号劣化・信号断情報であるFTFLpを挿入し、7、8bit目にOTLCn.n#1の信号劣化・信号断情報であるFTFLs1を挿入する。
図8(B)は、MFASカウント値が0または128のときの図7に示すFTFL領域1の2〜n列目のOHデータの構成を示す図である。図8(B)に示すように、2行目の(13×n+2)〜14×n列目(FTFL領域1の2〜n列目)において、7、8bit目にOTLCn.n#2〜nの信号劣化・信号断情報であるFTFLs2〜nを挿入する。なお、図8(A)、(B)においても、図5(A)、(B)と同様に、OH領域の2行目を、Row#2と表現し、OH領域の(13×n+1)列目を、Column#14−1と表現し、OH領域の(13×n+2)列目〜14×n列目を、Column#14−2…nと表現している。
図8(A)に示すように、MFASカウント値が0または128のとき、FTFL領域1の各7〜8bit目の領域は、各OTLCn.n#1〜nにおける信号劣化・信号断情報であるFault indication codeを伝送し、かつ、FTFL領域1の5〜6bit目の領域は、図8(C)に示すようなOTUCnのFault indication codeを伝送する。図8(C)に示すように、2ビットのFault indication codeの値に応じて信号劣化や信号断の情報を定義している。なお、定義されている内容は、図14を用いて説明した内容と同様である。
次に、図7、図8に示したOTUCnフレームの各バイトをインターリーブしてマッピングすることで得たOTLCフレームについて説明する。図9は、図7、図8に示したOTUCnフレームの各バイトをインターリーブしてマッピングすることで得たOTLCフレームを示す図である。図9に示されるように、OTLCn.n#1は、FTFLp及びFTFLs1をフレームごとに伝送する。また、OTLCn.n#2〜nは、それぞれFTFLs2〜nを、フレームごとに伝送する。ここで、MFASカウント値が1〜127もしくは129〜255のときに、2行目の(13×n+1)列目の領域に挿入される、Operator identifier fieldやOperator−specific fieldは、論理チャネルOTUCnに関する情報でもよいし、OTLCn.n#1に関する情報でもよい。
なお、図8(A)におけるFTFLs1の領域をFTFLpとして利用し、OTLCn.n#1の信号劣化・信号断通知を行わず、FTFLp及びFTFLs2〜nよりOTLCn.n#1の信号劣化・信号断の状態を推定してもよい。また、図8(A)においてFTFLpを挿入せずに、FTFLs1〜nの情報からOTUCnの信号劣化・信号断の状態を推定してもよい。
上記の構成により、各物理チャネルで伝送されるOTLCn.n#1〜nにおける信号劣化・信号断を検出した受信端となる光伝送装置50の管理制御部60は、他の光伝送装置に対して、該当するOTLCn.n#1〜nにおける信号劣化・信号断の通知を、FTFLs1〜n領域を利用して行うことができる。また、論理チャネルで伝送されるOTUCnの信号劣化・信号断を検出した受信端となる光伝送装置50の管理制御部60は、他の光伝送装置に対して、該当するOTUCnの信号劣化・信号断の通知を、FTFLp領域を利用して行うことができる。
また、光伝送装置50の管理制御部60は、他の光伝送装置より受信したOTLCn.n#1〜nにおける信号劣化・信号断の通知を、FTFLs1〜n領域を参照して取得することができる。光伝送装置50の管理制御部60は、他の光伝送装置より受信したOTUCnの信号劣化・信号断の通知を、FTFLp領域を参照して取得することができる。
第2の実施形態に示した、信号劣化・信号断を通知するためのOHデータであるFTFlp及びFTFLs1〜nを挿入する領域の場所(行番号、列番号)、及び、そのOHデータのビット幅は、一例であり、これに限られるものではない。例えば、Fault indication codeは2bitでなくてもよい。また、OTUCnのためのFTFL領域と、OTLCn.n#1のためのFTFL領域とを、別々の離れた領域を含む異なる領域としてもよい。
(第2の実施形態の変形例)
ここで、第2の実施形態の変形例として、図7に示したフレーム構成例と、信号劣化・信号断を通知するためのOHデータを挿入するFTFL領域の場所、及び、そのOHデータのビット幅が異なる他のフレーム構成例について説明する。
図10は、OH領域に信号劣化・信号断の通知用のOHデータを挿入する他のフレーム構成例を示す図である。図10では、図1に示したOTUCnフレームのOH領域の一部(8×n+1〜16×n列)のみを示している。図10に示すように、FTFL領域2は、異なる離れた2つの領域であるFTFL領域2aとFTFL領域2bとを含む。
ここで、第2の実施形態の変形例として、図7に示したフレーム構成例と、信号劣化・信号断を通知するためのOHデータを挿入するFTFL領域の場所、及び、そのOHデータのビット幅が異なる他のフレーム構成例について説明する。
図10は、OH領域に信号劣化・信号断の通知用のOHデータを挿入する他のフレーム構成例を示す図である。図10では、図1に示したOTUCnフレームのOH領域の一部(8×n+1〜16×n列)のみを示している。図10に示すように、FTFL領域2は、異なる離れた2つの領域であるFTFL領域2aとFTFL領域2bとを含む。
FTFL領域2aは、OH領域における2行目、(13×n+1)列目の領域である。FTFL領域2bは、OH領域における4行目の(13×n+1)〜14×n列目の領域である。なお、図10に示すFTFL領域2は、図7、図13に示したFTFL領域と同様に、MFASカウント値に応じてFTFL領域2に挿入されるOHデータが異なる。具体的には、MFASカウント値が0または128のときは、信号劣化・信号断情報であるOHデータが挿入されて、伝送される。また、MFASカウント値が1〜127もしくは129〜255のときは、Operator identifier fieldやOperator−specific fieldを伝送する。
次に、MFASカウント値が0または128のときの、図10に示すFTFL領域2aにおけるOHデータの構成について説明する。
図11(A)は、MFASカウント値が0または128のときのFTFL領域2aのOHデータの構成を示す図である。図11(A)に示すように、OH領域の2行目の(13×n+1)列目(FTFL領域2a)において、1bit目にOTUCnの信号劣化・信号断情報であるFTFLpを挿入する。
図11(A)は、MFASカウント値が0または128のときのFTFL領域2aのOHデータの構成を示す図である。図11(A)に示すように、OH領域の2行目の(13×n+1)列目(FTFL領域2a)において、1bit目にOTUCnの信号劣化・信号断情報であるFTFLpを挿入する。
図11(B)は、MFASカウント値が0または128のときの図10に示すFTFL領域2bのOHデータの構成を示す図である。図11(B)に示すように、FTFL領域2bの1列目〜n列目にOTLCn.n#2〜nの信号劣化・信号断情報であるFTFLs1〜nを挿入する。なお、図11(A)、(B)においても、図5(A)、(B)と同様に、OH領域の2行目を、Row#2と表現し、OH領域の4行目を、Row#4と表現し、OH領域の(13×n+1)列目を、Column#14−1と表現し、OH領域の(13×n+1)列目〜14×n列目を、Column#14−1…nと表現している。
また、MFASカウント値が0または128の時の、Fault indication filedに挿入される、信号劣化や信号断を通知するためのFTFLs1〜nの構成例は、図14に示したものと同様であり、説明を省略する。
また、管理制御部60は、第1の実施形態と第2の実施形態を組み合わせた構成としてもよい。具体的には、管理制御部60は、各物理チャネルにおける遅延を計測するための機能と、FTFLs1〜n領域を利用して他の光伝送装置へ物理チャネルにおける信号劣化・信号断の通知を行う機能と、FTFLp領域を利用して他の光伝送装置へ論理チャネルの信号劣化・信号断の通知を行う機能と、FTFLs1〜n領域を利用して他の光伝送装置から物理チャネルにおける信号劣化・信号断の通知を取得する機能と、FTFLp領域を利用して他の光伝送装置から論理チャネルの信号劣化・信号断の通知を取得する機能との内のいずれか2つの機能を組み合わせた構成としてしてもよい。但し、上記2つの機能は、各物理チャネルにおける遅延を計測するための機能、FTFLs1〜n領域を利用して他の光伝送装置へ物理チャネルにおける信号劣化・信号断の通知を行う機能、及び、FTFLs1〜n領域を利用して他の光伝送装置から物理チャネルにおける信号劣化・信号断の通知を取得する機能のいずれか1つの機能を含むものとする。
上述した実施形態における管理制御部60の機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明にかかる光伝送装置及び光伝送方法は、複数の光サブキャリアを用いたマルチキャリア伝送により大容量光伝送を行う装置やシステムにおいて、利用可能である。
50…光伝送装置, 51…ODUクロスコネクト機能部, 52…UNIカード, 53…ODU−XC, 54…NNIカード, 55…光伝送機能部, 56…トランスポンダ, 57…合分波器, 541…OTNフレーマ, 542…光SC送受信機, 561…OTNフレーマ, 562…光SC送受信機,60…管理制御部
Claims (6)
- 論理チャネルで伝送されるOTUCnフレームを分割して、複数のOTLCn.nフレームを生成し、生成した複数のOTLCn.nフレームを複数の物理チャネルで伝送する複数の光サブキャリアを用いたマルチキャリア伝送を行う光伝送装置であって、
前記物理チャネルで伝送される前記OTLCn.nフレームに含まれる前記物理チャネルの伝送性能に関する情報を管理する制御部を備え、
前記OTLCn.nフレームは、前記伝送性能に関する情報として、前記物理チャネルでの伝送における遅延を測定するための情報をOH領域のDMs1〜nに含み、
前記制御部は、前記OTLCn.nフレームに含まれる前記遅延を測定するための情報を利用して、前記物理チャネルでの伝送における遅延を測定する、
光伝送装置。 - 前記OLTCn.nフレームは、前記伝送性能に関する情報として、前記物理チャネルでの伝送における信号劣化または信号断を通知するための情報を含む、請求項1に記載の光伝送装置。
- 前記制御部は、前記物理チャネルでの伝送における信号劣化または信号断の情報を得て、前記OTUCnフレームに、前記信号劣化または信号断を通知するための情報を挿入する処理、又は、前記OTLCn.nフレームに含まれる前記信号劣化または信号断を通知するための情報を取得する処理を行う、請求項2に記載の光伝送装置。
- 前記OTLCn.nフレームは、ITU−T勧告G.709に記載されているOTUkフレームと同等のフレーム構造であり、前記OTUkフレームにおいて前記論理チャネルでの伝送における遅延を測定するための情報が挿入されている領域と対応する領域に、前記物理チャネルでの伝送における遅延を測定するための情報が挿入されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光伝送装置。
- 前記OTLCn.nフレームは、ITU−T勧告G.709に記載されているOTUkフレームと同等のフレーム構造であり、前記OTUkフレームにおいて前記論理チャネルでの伝送における信号劣化または信号断を通知するための情報が挿入されている領域と対応する領域に、前記物理チャネルでの伝送における信号劣化または信号断を通知するための情報が挿入されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光伝送装置。
- 論理チャネルで伝送されるOTUCnフレームを分割して、複数のOTLCn.nフレームを生成し、生成した複数のOTLCn.nフレームを複数の物理チャネルで伝送する複数の光サブキャリアを用いたマルチキャリア伝送を行う光伝送装置用いた光伝送方法であって、
前記OTLCn.nフレームのOH領域のDMs1〜nに含まれる、前記物理チャネルでの伝送における遅延を測定するための情報を利用して、前記物理チャネルでの伝送における遅延を測定する、
光伝送方法。
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