JP6283304B2 - フレーマ、光伝送装置、及びフレーミング方法 - Google Patents

フレーマ、光伝送装置、及びフレーミング方法 Download PDF

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Description

本発明は、フレーマ、光伝送装置、及びフレーミング方法に関する。
大容量の広域光転送網であるOTN(Optical Transport Network)では、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)やイーサネット(登録商標)などの様々なクライアント信号を収容して転送する。近年では、クライアント信号のトラヒックの増加が顕著であり、それに伴いOTNも高速化に対応するよう標準化が進められてきた(例えば、非特許文献1参照)。そして現在では、100G超(B100G、Gはギガビット毎秒)のOTN技術であるOTUCn(Cnは100G×nを表す。)が検討されている(例えば、非特許文献2参照)。OTUCnでは、1光チャネルの伝送容量が従来のOTUよりも広帯域となる。しかし、光信号の送受信機に用いられる電子回路の動作速度の関係から、これまでのように1光チャネルの帯域においてシングルキャリア伝送を拡張して大容量化を図ることは困難である。そこで、OTUCnでは、1光チャネルの帯域において複数の光サブキャリアを用いたマルチキャリア伝送によって大容量化を実現する。
"Interfaces for the optical transport network", ITU-T G.709/Y.1331, February 2012. 大原 拓也,「OTNインタフェース技術および標準化動向」,2014 電子情報通信学会総合大会 通信講演論文集2,BI−5−1,SS−47−SS−48,2014年3月
OTUCnのフレーマは、ペイロード容量がn×100GのOTUCn(Optical channel Transport Unit-Cn)の電気信号をインタリーブし、ペイロード容量が100Gのパラレル信号であるOTLCn.n(Optical channel Transport Lane-Cn.n)をn個生成する。フレーマが生成した1光チャネル分のn個のパラレル信号は、複数の光サブキャリア送受信機により光信号に変換され、マルチキャリア伝送される。この光サブキャリア送受信機の伝送帯域は100Gに限らず、光サブキャリア送受信機の変復調方式に応じて、150Gや200G等の場合がある。j×100G(jは1以上n以下の整数)の光サブキャリア送受信機は、フレーマが生成した100Gのj個のパラレル信号を、1つの光サブキャリアによって光伝送する。
例えば、OTUC4の場合、フレーマはクライアント信号が設定されたOTUC4の電気信号から4つのOTLC4.4の電気信号を生成する。これら4つのOTLC4.4の電気信号を、OTLC4.4#1〜#4とする。そして、光サブキャリア送受信機の伝送帯域が200Gである場合、1つ目の光サブキャリア送受信機がOTLC4.4#1及びOTLC4.4#2を200Gの光サブキャリアにより伝送し、2つ目の光サブキャリア送受信機がOTLC4.4#3及びOTLC4.4#4を200Gの光サブキャリアにより伝送する。
ところで、伝送路において障害が生じた場合、1つ又は複数のサブキャリアに含まれる全ての信号が伝送されない場合がある。このような場合、対向装置(受信側の装置)でのクライアント信号の復元が困難となる。
上記事情に鑑み、本発明は、複数のパラレル信号をマルチキャリア伝送するシステムにおいて、光サブキャリアの障害によって消失する信号量を低減することができるフレーマ、光伝送装置、及びフレーミング方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、複数のパラレル信号を光サブキャリアによりマルチキャリア伝送する複数の送信機と接続されたフレーマであって、信号フレーム内のタイムスロットと前記タイムスロットに設定されたデータを含んだパラレル信号の伝送に用いられる前記光サブキャリアとの対応を示すタイムスロット情報と、クライアント信号に割当てられたパスと前記信号フレーム内のタイムスロットとの対応を示すパス収容情報とを記憶する記憶部と、前記光サブキャリア又は前記送信機の数に応じて、少なくとも1つの光サブキャリア又は少なくとも1つの送信機から送信される光サブキャリアに対し、残る他の光サブキャリア又は残る他の送信機から送信される光サブキャリアに割り当てられる前記クライアント信号を復元するための冗長信号を割り当てられるように前記パス収容情報を設定する割当処理部と、受信した1以上のクライアント信号を、前記パス収容情報が示す前記クライアント信号のパスと前記タイムスロットとの対応に従って、前記信号フレーム内のタイムスロットに設定する多重化部と、前記多重化部により前記クライアント信号が設定された前記信号フレームを分割して複数のパラレル信号を生成し、生成した前記パラレル信号を、前記パラレル信号に対応した前記光サブキャリアにより伝送する前記送信機に出力する送信信号生成部と、を備えることを特徴とするフレーマである。
本発明の一態様は、上述したフレーマであって、前記割当処理部は、同じ優先度のクライアント信号を同じグループに含め、前記優先度に応じて前記グループのクライアント信号を復元するための前記冗長信号が割り当てられる前記光サブキャリアの数を決定する。
本発明の一態様は、複数のパラレル信号を生成するフレーマと、前記フレーマが生成した複数の前記パラレル信号を光サブキャリアによりマルチキャリア伝送する複数の送信機とを有する光伝送装置であって、信号フレーム内のタイムスロットと前記タイムスロットに設定されたデータを含んだパラレル信号の伝送に用いられる前記光サブキャリアとの対応を示すタイムスロット情報と、クライアント信号に割当てられたパスと前記信号フレーム内のタイムスロットとの対応を示すパス収容情報とを記憶する記憶部と、前記光サブキャリア又は前記送信機の数に応じて、少なくとも1つの光サブキャリア又は少なくとも1つの送信機から送信される光サブキャリアに対し、残る他の光サブキャリア又は残る他の送信機から送信される光サブキャリアに割り当てられる前記クライアント信号を復元するための冗長信号を割り当てられるように前記パス収容情報を設定する割当処理部とを備え、前記フレーマは、受信した1以上のクライアント信号を、前記パス収容情報が示す前記クライアント信号のパスと前記タイムスロットとの対応に従って、前記信号フレーム内のタイムスロットに設定する多重化部と、前記多重化部により前記クライアント信号が設定された前記信号フレームを分割して複数のパラレル信号を生成し、生成した前記パラレル信号を、前記パラレル信号に対応した前記光サブキャリアにより伝送する前記送信機に出力する送信信号生成部とを備える、ことを特徴とする光伝送装置である。
本発明の一態様は、上述した光伝送装置であって、前記割当処理部は、同じ優先度のクライアント信号を同じグループに含め、前記優先度に応じて前記グループのクライアント信号を復元するための前記冗長信号が割り当てられる前記光サブキャリアの数を決定する。
本発明の一態様は、複数のパラレル信号を光サブキャリアによりマルチキャリア伝送する複数の送信機と接続されたフレーマが実行するフレーミング方法であって、前記フレーマは、信号フレーム内のタイムスロットと前記タイムスロットに設定されたデータを含んだパラレル信号の伝送に用いられる前記光サブキャリアとの対応を示すタイムスロット情報と、クライアント信号に割当てられたパスと前記信号フレーム内のタイムスロットとの対応を示すパス収容情報とを記憶する記憶部を備えており、前記フレーマが、前記光サブキャリア又は前記送信機の数に応じて、少なくとも1つの光サブキャリア又は少なくとも1つの送信機から送信される光サブキャリアに対し、残る他の光サブキャリア又は残る他の送信機から送信される光サブキャリアに割り当てられる前記クライアント信号を復元するための冗長信号を割り当てられるように前記パス収容情報を設定する割当処理ステップと、受信した1以上のクライアント信号を、前記パス収容情報が示す前記クライアント信号のパスと前記タイムスロットとの対応に従って、前記信号フレーム内のタイムスロットに設定する多重化ステップと、前記多重化ステップにより前記クライアント信号が設定された前記信号フレームを分割して複数のパラレル信号を生成し、生成した前記パラレル信号を、前記パラレル信号に対応した前記光サブキャリアにより伝送する前記送信機に出力する送信信号生成ステップと、を有することを特徴とするフレーミング方法である。
本発明により、複数のパラレル信号をマルチキャリア伝送するシステムにおいて、光サブキャリアの障害によって消失する信号量の低減することができる。
本発明の実施形態を適用可能なフレーマの機能ブロック図である。 OTUCnのフレーム構造を示す図である。 OTLCn.nのフレーム構造を示す図である。 光信号の伝送に用いられる光チャネルを示す図である。 本発明の一実施形態による光伝送装置の構成例を示す図である。 NNIカードにおいて送信される信号の帯域を示す図である。 ODUCnへのパスのマッピングを示す図である。 ODUCnへのパスのマッピングを示す図である。 ODUCnへのパスのマッピングを示す図である。 OTNフレーマによって行われたグルーピングの結果に基づいて生成されるOTUCnの電気信号の具体例を示す図である。 NNIカードの構成を示す機能ブロック図である。 トランスポンダの構成を示す機能ブロック図である。 トランスポンダの他の構成を示す機能ブロック図である。 光伝送装置のグルーピング処理を示す処理フローである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態を適用可能なOTNフレーマ800の機能ブロック図である。同図に示すOTNフレーマ800は、100G超(B100G、Gはギガビット毎秒)の伝送を行うためのOTN(Optical Transport Network)の規格であるOTUCn(Cnは100G×nを表す。nは2以上の整数。)により通信を行う。同図においては、n=4の場合、すなわち、OTNフレーマ800がOTUC4により通信を行う場合の例を示している。
OTNトランスポート技術では、様々な通信方式のクライアント信号を収容し、光伝送により転送する。OTNでは、固定フレーム構造を利用し、GbE(ギガビット・イーサネット(登録商標))を収容できる最小単位のODU0(ODU:Optical Channel Data Unit)により、1.25GのTS(Tributary Slot、タイムスロットともいう。)単位で(すなわち、その倍数により)クライアント信号を扱う。OTNは、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)と同様のパス管理、OAM(Operations, Administration, Maintenance)機能、プロテクション機能を提供する。
OTNフレーマ800は、複数のクライアント信号が多重されたn×100Gの1光チャネルの信号を分離し、n個の100Gのパラレル信号を生成する。これらのn個のパラレル信号は複数の光サブキャリアによりマルチキャリア伝送されるが、物理的には、1つのパラレル信号が1つの光サブキャリアにより伝送されてもよく、複数のパラレル信号が1つの光サブキャリアにより伝送されてもよい。マルチキャリア伝送とは、1チャネルの信号を複数のサブキャリア(搬送波)を使ってパラレル伝送することにより、1チャネルを大容量化する通信方式である。マルチキャリア伝送では、対地(接続先)ごとにサブキャリアを高密度多重し、電気的に分離する。1つのパラレル信号が1つの光サブキャリアにより伝送される場合、その光サブキャリアの帯域は100Gであり、2つのパラレル信号が1つの光サブキャリアにより伝送される場合、その光サブキャリアの帯域は200Gである。光伝送には、4SC−DP−QPSK(4 Subcarrier-Dual Polarization-Quadrature Phase Shift Keying)や、2SC−DP−16QAM(2 Subcarrier-Dual Polarization-Quadrature Amplitude Modulation)などが用いられる。
図1に示すように、OTNフレーマ800は、送信処理部110と受信処理部150とを備える。
送信処理部110は、クライアント信号受信部120と、多重処理部130と、ライン側送信処理部140とを備える。
クライアント信号受信部120は、受信部121と、マッピング部122と、OH処理部123とを備える。
受信部121は、クライアント信号を受信する。マッピング部122は、受信部121が受信した1クライアント信号をLO ODU(Lower Order Optical Channel Data Unit)フレームのペイロードにマッピングする。OH処理部123は、マッピング部122がクライアント信号を設定したLO ODUフレームにOH(オーバーヘッド)を付加する。OH処理部123は、LO ODUフレームの電気パス信号を、ODU−スイッチ(以下、「ODU−SW」と記載)210に出力する。ODU−SW210は、他のOTNフレーマ800とも接続されており、電気パス信号のパス交換を行う。
多重処理部130は、多重化部131とフレーミング部132とを備える。多重化部131は、ODU−SW210から受信した電気パス信号をLO ODUフレームに設定する。多重処理部130は、LO ODUフレームを一旦ODTU(Optical Channel Data Tributary Unit)フレームにマッピングした後、複数のODTUフレームを時間多重してHO ODU(Higher Order ODU)であるODUCnフレームを生成する。フレーミング部132は、多重処理部130が生成したODUCnフレームにOHとFEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)を付加してOTUCnフレームを生成する。フレーミング部132は、OTUCnフレームの信号をライン側送信処理部140に出力する。
ライン側送信処理部140は、インタリーブ部141と、OH処理部142−1〜142−nと、マルチレーン送信部143−1〜143−nとを備える。
インタリーブ部141は、多重処理部130からOTUCnフレームの信号を受信し、受信したn×100GのOTUCnフレームの信号をバイトインタリーブして、n個のOTLCn.nフレームの信号を生成する。OTLCn.nフレームは、100Gのパラレル信号のフレームである。i個目のOTLCn.nフレームを、OTLCn.n#iフレーム(iは1以上n以下の整数)と記載する。インタリーブ部141は、生成したn個のOTLCn.n#iフレームをそれぞれOH処理部142−iに出力する。
OH処理部142−1〜142−nは、インタリーブ部141から受信したOTLCn.nフレームにOHを設定する。OH処理部142−iは、OHを設定したOTLCn.n#iフレームを、マルチレーン送信部143−iに出力する。
マルチレーン送信部143−1〜143−nは、OH処理部142−1〜142−nから受信したOTLCn.nフレームのパラレル信号を送信機220に出力する。例えば、マルチレーン送信部143−iは、4本の28Gの電気配線を使用してパラレルにOTLCn.n#iフレームのパラレル信号を送信機220に出力する。各送信機220は、それぞれ異なる光周波数の光サブキャリアを使用する。送信機220は、受信したパラレル信号を電気信号から光信号に変換し、マルチキャリア伝送する。なお、複数のマルチレーン送信部143−iが1つの送信機220に接続されてもよい。j個(jは2以上n以下)のマルチレーン送信部143−iが1つの送信機220に接続される場合、その送信機220は、j×100Gの光サブキャリアによりj個のパラレル信号を伝送する。
受信処理部150は、ライン側受信処理部160と、分離処理部170と、クライアント信号送信部180とを備える。
ライン側受信処理部160は、マルチレーン受信部161−1〜161−nと、OH処理部162−1〜162−nと、デインタリーブ部163とを備える。
マルチレーン受信部161−1〜161−nは、受信機230がマルチキャリア伝送により受信した光信号を電気信号により受信する。受信機230は、それぞれ異なる光周波数の光サブキャリアにより光信号を受信する。マルチレーン受信部161−iは、例えば4本の28Gの電気配線を使用して受信機230からパラレルに受信した電気信号を、OH処理部162−iに出力する。
OH処理部162−1〜162−nは、受信した信号からOTLCn.nフレームのOHに設定されているFAS(frame alignment signal)やMFAS(multiframe alignment signal)に基づいてフレームの先頭を認識する。OH処理部162−iは、先頭位置を検出することにより、遅延時間差を補償して受信信号からOTLCn.n#iフレームを抽出し、デインタリーブ部163に出力する。
デインタリーブ部163は、OH処理部162−1〜162−nから受信したOTLCn.n#1フレーム〜OTLCn.n#nフレームのうち、信号が正しく受信されていないフレームを検出する。信号が正しく受信されていないフレームが検出された場合、デインタリーブ部163は、冗長信号を含む他のフレーム(正しく受信されたフレーム)の信号を用いることによって、正しく受信されなかった信号を復元する。その後、デインタリーブ部163は、OH処理部162−1〜162−nから受信したOTLCn.n#1フレーム〜OTLCn.n#nフレーム及び復元された信号のフレームをデインタリーブし、1つのOTUCnフレームを生成する。なお、信号が正しく受信されていないフレームが検出されなかった場合は、デインタリーブ部163は、OH処理部162−1〜162−nから受信したOTLCn.n#1フレーム〜OTLCn.n#nフレームをデインタリーブし、1つのOTUCnフレームを生成する。
分離処理部170は、デフレーミング部171及び逆多重化部172を備える。
デフレーミング部171は、デインタリーブ部163が生成したOTUCnフレームの信号をFEC復号し、復号したOTUCnフレームからLO ODUフレームが時間多重されたODUCnフレームを抽出して逆多重化部172に出力する。
逆多重化部172は、デフレーミング部171が抽出したODUCnフレームの信号から各クライアント信号が設定されたLO ODUフレームを抽出し、LO ODUフレームの電気パス信号をODU−SW210に出力する。
クライアント信号送信部180は、OH処理部181と、デマッピング部182と、送信部183とを備える。
OH処理部181は、ODU−SW210から電気パス信号を受信し、受信した電気パス信号からLO ODUフレームを復号する。OH処理部181は、LO ODUフレームに対してOHに関する処理を行い、デマッピング部182に出力する。
デマッピング部182は、OH処理部181からLO ODUフレームの電気パス信号を受信し、受信した電気パス信号からクライアント信号を抽出して送信部183に出力する。
送信部183は、デマッピング部182が抽出したクライアント信号を送信する。
なお、クライアント信号受信部120と多重処理部130、及び、分離処理部170とクライアント信号送信部180がODU−SW210を介さずに接続されてもよい。
図2は、OTUCnのフレーム構造を示す図である。
OTUCnは、ODUCnに、FACn OH、OTUCn OH、OPUCn OH、及び、OTUCnFECを付加して生成される。OTUCnは、4行、4080×n列で標記される。
OTUCnの(16×n+1)〜3824×n列目のOPUCnペイロード(Payload)には、クライアント信号がマッピングされる。OTUCnフレームの1〜16×n列目には、OHが設定される。1行目の1〜7×n列目には、FACn OHが設定される。FACn OHは、フレーム同期に必要な情報を含む。(7×n+1)〜14×n列目には光チャネルのセクション監視情報を収容するOTUCn OHが挿入される。2〜4行目の1〜14×n列目には、ODUCn OHが挿入され、光チャネルのパス管理運用情報を収容する。(14×n+1)〜16×n列目には、OPUCn OHが挿入され、クライアント信号のマッピング/デマッピングに必要な情報などが収容される。3824×n+1〜4080×n列目のOPUCn FECには、FEC用のパリティチェックバイトが付加される。
図3は、OTLCn.nのフレーム構造を示す図である。
OTLCn.nは、4行、4080列で標記される。OTLCn.n#1〜OTLCn.n#nは、バイトインタリーブによりOTUCnフレームを分割して得られる。
OTUCnのOPUCnペイロードは、OTLCn.n#iの17〜3824列目のOPUCn.n#iペイロードにマッピングされる。
OTLCn.n#iの1〜16列目には、OHが設定される。OTLCn.n#iのOHは、OTUCn OH等に基づいて設定される。1行目の1〜7列目には、FALCn.n#i OHが設定される。FALCn.n#i OHは、フレーム同期に必要な情報を含む。8〜14列目には、光チャネルのセクション監視情報を収容するOTLCn.n#i OHが挿入される。2〜4行目の1〜14×n列目には、ODLCn.n#i OHが挿入され、光チャネルのパス管理運用情報を収容する。15〜16列目には、OPLCn.n#i OHが挿入され、クライアント信号のマッピング/デマッピングに必要な情報などが収容される。3825〜4080列目のOTUC#i FECには、FEC用のパリティチェックバイトが付加される。
図4は、光信号の伝送に用いられる光チャネルを示す図である。
図4(a)は、400Gの光信号を1光周波数(シングルキャリア)によりシリアル伝送する場合の光チャネルを示す図であり、図4(b)は、400Gの光信号を4つの光サブキャリアによりパラレル伝送(マルチキャリア伝送)する場合の光チャネルを示す図である。
従来の電子回路では、動作速度の制約から、図4(a)に示すように、1光周波数によりシリアル伝送することができる帯域を、100Gを超えて拡張し続けていくことは困難である。そこでOTUCnでは、100G超の帯域を複数の光サブキャリアによりパラレル伝送することにより、電子回路の制約を受けずに広帯域伝送を実現する。このパラレル伝送には、偏波多重、多値変調などが用いられる。変調方式によって、光サブキャリアの帯域は異なる。
図4(b)は、400Gの1光チャネルを、100Gの4光サブキャリアによりパラレル伝送した場合の例であり、図4(c)は、400Gの1光チャネルを、200Gの2光サブキャリアによりパラレル伝送した場合の例である。また、nを変化させることにより、図4(d)に示すように、100G単位で伝送帯域を増加させていくことができるフレキシビリティを有する。
図5は、本発明の一実施形態による光伝送装置50の構成例を示す図である。
光伝送装置50は、ODUクロスコネクト機能部51、光伝送機能部55、及び、監視制御部60を備える。
ODUクロスコネクト機能部51において、1以上のUNI(ユーザ−ネットワークインタフェース)カード52と、1以上のNNI(ネットワーク−ネットワークインタフェース)カード54とは、ODU−XC(クロスコネクト)53により接続される。UNIカード52は、それぞれの通信規格により、クライアント側の通信機機と接続される。UNIカード52のOTNフレーマ521は、図1に示すOTNフレーマ800のクライアント信号受信部120及びクライアント信号送信部180の機能を有する。ODU−XC53は、図1に示すODU−SW210に相当する。NNIカード54は、OTNフレーマ541と光SC(サブキャリア)送受信機542を備える。OTNフレーマ541は、図1に示すOTNフレーマ800の多重処理部130、ライン側送信処理部140、ライン側受信処理部160、及び分離処理部170の機能を有する。光SC送受信機542は、図1に示す送信機220及び受信機230の機能を有する。光SC送受信機542は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)を備えて構成される。
光伝送機能部55は、トランスポンダ56と合分波器57を備える。
トランスポンダ56は、OTNフレーマ561と光SC送受信機562を備える。OTNフレーマ561は、図1に示すOTNフレーマ800の機能を有し、光SC送受信機562は、図1に示す送信機220及び受信機230の機能を有する。光SC送受信機562は、例えば、DSPを備えて構成される。
合分波器57は、光信号のWDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)を行う。合分波器57は、NNIカード54の光SC送受信機542及びトランスポンダ56の光SC送受信機562と接続される。合分波器57は、NNIカード54の光SC送受信機542及びトランスポンダ56の光SC送受信機562から受信した光信号を合波して受信側の他の光伝送装置50に送信する。また、合分波器57は、送信側の他の光伝送装置50から受信した光信号を分波してNNIカード54の光SC送受信機542及びトランスポンダ56の光SC送受信機562に出力する。
各NNIカード54及び各トランスポンダ56は、それぞれ異なる光周波数の光チャネルを使用する。光SC送受信機542を4台備えるNNIカード54や、光SC送受信機542を4台備えるトランスポンダ56は、1光チャネルの光信号を4光サブキャリアにより送信する。また、光SC送受信機542を2台備えるNNIカード54や、光SC送受信機562を2台備えるトランスポンダ56は、1光チャネルの光信号を2光サブキャリアにより送信する。光伝送装置50を、ODUクロスコネクト機能部51、または、トランスポンダ56のいずれかを備えないように構成することもできる。
また、光SC送受信機542や光SC送受信機562の変調方式が可変である場合、その変調方式により光サブキャリアの帯域が変わる。例えば、QPSK変調の場合、1光サブキャリアは100Gであり、8QAM変調の場合、1光サブキャリアは150Gであり、16QAM変調の場合、1光サブキャリアは200Gとなる。そのため、物理的にNNIカード54にn台の光SC送受信機542を備えておき、それら光SC送受信機542の変調方式を変えることにより動作させる光SC送受信機542をn台以下とすることができる。同様に、物理的にトランスポンダ56にn台の光SC送受信機562を備えておき、それら光SC送受信機562の変調方式を変えることにより、動作させる光SC送受信機562をn台以下とすることができる。
監視制御部60は、各部の監視及び制御を行う。監視制御部60は、機器情報取得部61を備える。機器情報取得部61は、NNIカード54が備える光SC送受信機542のうち動作している光SC送受信機542の現在の信号レートや現在の光サブキャリア数の情報を取得し、OTNフレーマ541に通知する。また、機器情報取得部61は、トランスポンダ56が備える光SC送受信機562の現在の信号レートや現在の光サブキャリア数の情報を取得し、OTNフレーマ561に通知する。
図6は、NNIカード54において送信される信号の帯域を示す図である。同図では、NNIカード54がOTUC4を実装している場合の例を示す。
同図に示すNNIカード54は、OTNフレーマ541から出力されたOTLC4.4#1〜#4のパラレル信号を、4台の光SC送受信機542により送信する。4台の光SC送受信機542をそれぞれ、光SC送受信機542−1、542−2、542−3、542−4と記載する。各パラレル信号は100Gである。光SC送受信機542−1は、OTLC4.4#1のパラレル信号を100Gの光サブキャリアにより送信する。光SC送受信機542−2は、OTLC4.4#2のパラレル信号を100Gの光サブキャリアにより送信する。光SC送受信機542−3は、OTLC4.4#3のパラレル信号を100Gの光サブキャリアにより送信する。光SC送受信機542−4は、OTLC4.4#4のパラレル信号を100Gの光サブキャリアにより送信する。光SC送受信機542−1、542−2、542−3及び542−4により、400Gの1光チャネルのOTUC4の信号が、100Gの4つの光サブキャリアによりマルチキャリア伝送される。このように、本実施形態では、1つのOTLCn.n#iのパラレル信号が1つのサブキャリアに割り当てられる。以下、説明を簡単にするためにこの条件を前提として説明を行う。しかしながら、このような前提は必須の条件ではなく、複数のパラレル信号が1つのサブキャリアに割り当てられてもよい。
図7〜9は、ODUCnへのパスのマッピングを示す図である。同図では、ODUC4へパスがマッピングされる。ODUC4へマッピングされるパスは、クライアント信号に割当てられた論理的なパスであり、1つのLO ODUや1つのODTUフレームに対応する。ODUC4フレーム内の1.25GのTSは、OTLC4.4#1〜OTLC4.4#4のいずれにマッピングされるかが予め静的あるいは動的に決められている。例えば、HO ODUフレームの1行目のTSがOTLC4.4#1に、2行目のTSがOTLC4.4#2に、3行目のTSがOTLC4.4#3に、4行目のTSがOTLC4.4#4にマッピングされてもよい。
図7(a)は、OTNフレーマ541に入力されるクライアント信号の具体例を示す。図7(a)の例では、クライアントA〜Fの6つのクライアント信号がOTNフレーマ541に入力される。OTNフレーマ541は、光SC送受信機542におけるサブキャリア数と、冗長度と、冗長単位と、に応じて、入力されたクライアント信号をグルーピングする。光SC送受信機542におけるサブキャリア数は、例えば監視制御部60の機器情報取得部61を介してOTNフレーマ541に通知される。
冗長度及び冗長単位は、グループの種別とサブキャリア数とに基づいて決定される。冗長単位は、冗長する単位を表す。冗長単位は、例えばサブキャリア、ラインカード(NNI)である。冗長度は、冗長単位をいくつ分冗長させるかを表す。冗長度は、例えば1重故障対応、2重故障対応である。例えば、冗長単位がサブキャリアであり、冗長度が2重故障対応である場合、2つのサブキャリアが不通になったとしても全てのクライアント信号を復元できるように冗長化がなされる。なお、以下の説明では、冗長単位としてサブキャリアを例にして説明する。
冗長度及び冗長単位は、例えばグループの種別及びサブキャリア数の組み合わせ毎に予めテーブルとして定められてもよい。グループの種別とは、冗長度及び冗長単位を決定するための基準となる要素である。グループの種別の具体例として、クライアント信号の優先度がある。例えば、優先度が高いほど冗長度が高くなり、優先度が低いほど冗長度が低くなる。OTNフレーマ541は、グループの種別に応じた優先度のクライアント信号のみを、冗長度及び冗長単位に応じた数のサブキャリアに割当可能な数だけ選択し、1つのグループを形成させる。以下、OTNフレーマ541のこのような処理をグルーピングと呼ぶ。
図7(b)は、グルーピングの結果の具体例を表す。図7(b)の具体例では、クライアントA、クライアントB、クライアントC及びクライアントEのクライアント信号が1つのグループ701として選択されている。グループ701では、3つのサブキャリアに割り当てられるクライアント信号が選択されている。この“3”というサブキャリアの数(クライアント信号が割り当てられるサブキャリアの数)は、光SC送受信機542が送受信するサブキャリア数“4”から、グループ種別の優先度によって定められる冗長度1に応じて決定される冗長サブキャリア数(冗長信号が割り当てられるサブキャリアの数)“1”を減じることによって決定される。すなわち、1つのサブキャリア(冗長単位)が不通になったとしてもクライアント信号を復元できるように、1つのサブキャリアが冗長信号を割り当てるためのサブキャリアとして用いられる。そのため、サブキャリア数“4”から冗長サブキャリア数“1”を減じて得られる“3”が、クライアント信号を割り当てるためのサブキャリア数として決定される。そして、同じ優先度のクライアント信号のうち、3つのサブキャリアに割り当てることが可能なクライアント信号が、1つのグループ701として選択される。
図7(c)は、グルーピングされたクライアント信号がOTLCn.n#iのパラレル信号に割り当てられた状態の具体例を表す。グループ701の1行目にあったクライアントA及びクライアントBの2つのクライアント信号が、OTLC4.4#1に割り当てられる。グループ701の2行目にあったクライアントCのクライアント信号が、OTLC4.4#2に割り当てられる。グループ701の3行目にあったクライアントEのクライアント信号が、OTLC4.4#3に割り当てられる。グループ701の1行目〜3行目のクライアント信号を復元するための信号(冗長サブキャリア711の信号)が、OTLC4.4#4に割り当てられる。冗長サブキャリア711には、例えば他の3つのサブキャリアに基づいて得られるパリティが設定される。冗長サブキャリア711が1つ設けられることにより、グループ701に割り当てられる3つのサブキャリアのうちいずれか1つが不通になったとしても、不通になったサブキャリアに割り当てられているクライアント信号を受信側において復元することが可能となる。
図8(a)は、OTNフレーマ541に入力されるクライアント信号の具体例を示す。図8(a)の例では、クライアントA〜Fの6つのクライアント信号がOTNフレーマ541に入力される。図8(a)に示される6つのクライアント信号の具体例は、クライアントEのクライアント信号のTS数が図7(a)に示される同信号のTS数よりも少ない点で異なる。
図8(b)は、グルーピングの結果の具体例を表す。図8(b)の具体例では、図7(b)と同様に、クライアントA、クライアントB、クライアントC及びクライアントEのクライアント信号が1つのグループ702として選択されている。ただし、図8(b)の具体例では、クライアントEのTS数が少ないため、信号が無い余領域721が生じてしまう。
図8(c)は、グルーピングされたクライアント信号がOTLCn.n#iのパラレル信号に割り当てられた状態の具体例を表す。グループ702の1行目にあったクライアントA及びクライアントBの2つのクライアント信号が、OTLC4.4#1に割り当てられる。グループ702の2行目にあったクライアントCのクライアント信号が、OTLC4.4#2に割り当てられる。グループ702の3行目にあったクライアントEのクライアント信号が、OTLC4.4#3に割り当てられる。ただし、上述したようにクライアントEのクライアント信号のTS数が足りないため、余領域721に相当するTSにはクライアント信号が無い状態となってしまう。この場合、OTNフレーマ541は、余領域721に相当するTSに対し、パディングを行うことによって形式的に信号を付与する。OTNフレーマ541は、例えばゼロを表す信号を用いてパディングを行ってもよい。図8(c)の例では、符号722で示されるTSにパディングが行われている。
グループ702の1行目〜3行目のクライアント信号を復元するための信号(冗長サブキャリア711の信号)が、OTLC4.4#4に割り当てられる。冗長サブキャリア711には、例えば他の3つのサブキャリアに基づいて得られるパリティが設定される。冗長サブキャリア711が1つ設けられることにより、グループ701に割り当てられる3つのサブキャリアのうちいずれか1つが不通になったとしても、不通になったサブキャリアに割り当てられているクライアント信号を受信側において復元することが可能となる。
図9(a)は、OTNフレーマ541に入力されるクライアント信号の具体例を示す。図9(a)の例では、クライアントA〜Fの6つのクライアント信号がOTNフレーマ541に入力される。
図9(b)は、グルーピングの結果の具体例を表す。図9(b)の具体例では、クライアントD及びクライアントFのクライアント信号が1つのグループ703として選択されている。グループ703では、2つのサブキャリアに割り当てられるクライアント信号が選択されている。この“2”というサブキャリアの数(クライアント信号が割り当てられるサブキャリアの数)は、光SC送受信機542が送受信するサブキャリア数“4”から、グループ種別の優先度によって定められる冗長度2に応じて決定される冗長サブキャリア数“2”を減じることによって決定される。すなわち、2つのサブキャリア(冗長単位)が不通になったとしてもクライアント信号を復元できるように、2つのサブキャリアが冗長信号を割り当てるためのサブキャリアとして用いられる。そのため、サブキャリア数“4”から冗長サブキャリア数“2”を減じて得られる“2”が、クライアント信号を割り当てるためのサブキャリア数として決定される。そして、同じ優先度のクライアント信号のうち、2つのサブキャリアに割り当てることが可能なクライアント信号が、1つのグループ703として選択される。
図9(c)は、グルーピングされたクライアント信号がOTLCn.n#iのパラレル信号に割り当てられた状態の具体例を表す。グループ701の1行目にあったクライアントDのクライアント信号が、OTLC4.4#1に割り当てられる。グループ701の2行目にあったクライアントFのクライアント信号が、OTLC4.4#2に割り当てられる。グループ703の1行目及び2行目のクライアント信号を復元するための信号(冗長サブキャリア711の信号)が、OTLC4.4#3及びOTLC4.4#4に割り当てられる。冗長サブキャリア711には、例えば他の2つのサブキャリアに基づいて得られるパリティが設定される。冗長サブキャリア711が2つ設けられることにより、グループ703に割り当てられる2つのサブキャリアのうちいずれか2つが不通になったとしても、不通になったサブキャリアに割り当てられているクライアント信号を受信側において復元することが可能となる。
図10は、OTNフレーマ541によって行われたグルーピングの結果に基づいて生成されるOTUCnの電気信号の具体例を示す。符号731はヘッダを示す。符号732は各パラレル信号におけるFECを表す。符号711は、上述のように冗長信号を示す。符号712は、クライアント信号を示す。
符号701は、優先度が1であるクライアント信号(クライアントA、B、C及びEのクライアント信号)のグループを示す。図10の例では、優先度が1であるグループ701では、冗長度は1重故障対応に設定される。そのため、グループ701には1つの冗長サブキャリア711が設けられる。
符号702は、優先度が2であるクライアント信号(クライアントD及びFのクライアント信号)のグループを示す。図10の例では、優先度が2であるグループ702では、冗長度は2重故障対応に設定される。そのため、グループ702には2つの冗長サブキャリア711が設けられる。
このように、1つのOTUCnに異なる優先度のグループが設けられてもよい。
上記では、NNIカード54の場合について説明したが、トランスポンダ56の場合も同様である。
図11は、光伝送装置50が備えるNNIカード54の詳細な構成を示す機能ブロック図である。同図において、図1に示すOTNフレーマ800及び図5に示す光伝送装置50と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。OTUCnを実装するNNIカード54は、k台の光SC送受信機542を備えた光送受信機543を備える(n≧k、kは整数)。以下の説明では、k=4の場合を例に示す。各光SC送受信機542は、送信機及び受信機を備える。NNIカード54のOTNフレーマ541は、割当部70、多重処理部130、ライン側送信処理部140、ライン側受信処理部160及び分離処理部170を備える。なお、図11では便宜上k台の光SC送受信機542をまとめて一つの機能(光送受信機543)として記載しているが、実際の構成において必ずしもこのような一つの機能として実現される必要は無く、各光SC送受信機542が独立して構成されてもよい。
割当部70は、記憶部71及び割当処理部72を備える。
記憶部71は、タイムスロット情報とパス収容情報を記憶する。タイムスロット情報は、ODUCnの各TSが対応する光サブキャリア(または光SC送受信機)を示す。つまり、タイムスロット情報は、信号フレームであるODUCn内のTSと、そのTSに設定されたクライアント信号のデータを含んだパラレル信号の伝送に用いられる光サブキャリアとの対応を示す。パス収容情報は、各クライアント信号のパスが割当てられているODUCnのTSを示す。
割当処理部72は、機器情報取得部61から受信した光SC送受信機の信号レートや光サブキャリア数の情報に基づいてグルーピングを行い、ODUCnのTSがいずれの光サブキャリア(または光SC送受信機)に対応するかを判断してタイムスロット情報を生成し、記憶部71に書き込む。割当処理部72は、オペレータが入力した収容対象のクライアント信号のパスの伝送容量から、割当てが必要なTS数を算出する。
図12は、本実施形態の光伝送装置50が備えるトランスポンダ56の詳細な構成を示す機能ブロック図である。同図において、図1に示すOTNフレーマ800及び図5に示す光伝送装置50と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。OTUCnを実装するトランスポンダ56は、k台の光SC送受信機562を備えた光送受信機563を備える(n≧k、kは整数)。以下の説明では、k=4の場合を例に示す。各光SC送受信機562は、送信機及び受信機を備える。トランスポンダ56のOTNフレーマ561は、割当部70、送信処理部110及び受信処理部150を備える。なお、図12では便宜上k台の光SC送受信機562をまとめて一つの機能(光送受信機563)として記載しているが、実際の構成において必ずしもこのような一つの機能として実現される必要は無く、各光SC送受信機562が独立して構成されてもよい。
OTNフレーマ561が備える割当部70の機能は、図11に示すNNIカード54のOTNフレーマ541が備える割当部70と同様である。ただし、トランスポンダ56の割当部70は、機器情報取得部61から光SC送受信機562の信号レートや光サブキャリア数の情報を受信する。割当処理部72は、機器情報取得部61から受信した光SC送受信機562の信号レートや光サブキャリア数の情報に基づいてグルーピングを行い、ODUCnのTSがいずれの光サブキャリア(または光SC送受信機)に対応するかを判断してタイムスロット情報を生成し、記憶部71に書き込む。
なお、機器情報取得部61は、光伝送装置50が備える複数のNNIカード54あるいはトランスポンダ56に共通して設けてもよく、各NNIカード54や各トランスポンダ56に設けてもよい。また、監視制御部60が割当部70を設けるように構成してもよい。
図13は、トランスポンダ56aの構成を示す機能ブロック図である。光伝送装置50は、トランスポンダ56に代えて、同図に示すトランスポンダ56aを備えてもよい。トランスポンダ56aは、OTNフレーマ561内に機器情報取得部61を設ける。
なお、NNIカード54のOTNフレーマ541が、トランスポンダ56aと同様に機器情報取得部61を備えるように構成してもよい。この場合、NNIカード54が備える機器情報取得部61は、そのNNIカード54が備える光SC送受信機542から信号レートや光サブキャリア数の情報を受信する。
図14は、OTNフレーマ541の割当処理部72が行うグルーピングの処理の流れの具体例を表すフローチャートである。まず、割当処理部72は、光SC送受信機542から情報を取得する。より具体的には、割当処理部72は、光SC送受信機542のサブキャリア数を取得する(ステップS10)。次に、割当処理部72は、送信対象となるクライアント信号のうち、同じ優先度のクライアント信号を判定する(ステップS15)。次に、割当処理部72は、クライアント信号の優先度に応じて、冗長単位及び冗長度を決定する(ステップS20)。次に、割当処理部72は、サブキャリア数、冗長単位及び冗長度に基づいて、クライアント信号が割り当てられるサブキャリア数を決定する(ステップS25)。次に、割当処理部72は、クライアント信号が割り当てられるサブキャリア数に応じて、各TSに対するクライアント信号の割り当てを決定する(ステップS30)。割当処理部72は、冗長信号が割り当てられるTSを決定する(ステップS35)。割当処理部72は、以上の処理において決定された情報を、記憶部71に記録する。OTNフレーマ541の多重処理部130は、記憶部71に記録された上記の情報に基づいて、各TSに対しクライアント信号の割り当てや冗長信号の割り当て、パディングを行う。
なお、本実施形態では、1光チャネルがn×100G、パラレル信号が100Gの場合を例に説明したが、1光チャネルの帯域や、パラレル信号の帯域は任意とすることができる。
以上説明した実施形態によれば、OTNフレーマは、送受信に用いられるサブキャリアのうち一部のサブキャリアに対しクライアント信号を復元するための冗長信号を割り当てる。そのため、一部のサブキャリアが受信側に到達しなかった場合であっても、到達しなかったサブキャリアに割り当てられていたクライアント信号を受信側において復元することが可能となる。
また、以上説明した実施形態によれば、冗長信号に関する冗長単位や冗長度は、クライアント信号の優先度に応じて決定される。そのため、クライアント信号の優先度に応じた冗長化が可能となる。
例えば冗長単位がサブキャリア単位である場合、優先度に応じて復元可能となるサブキャリア数を変化させることが可能となる。より優先度が高いクライアント信号については、クライアント信号が割り当てられるサブキャリアの数が少なく冗長信号が割り当てられるサブキャリアの数が多く設定されることによって、より多くのサブキャリアの不達に対応すること(すなわちクライアント信号を復元すること)が可能となる。一方、より優先度が低いクライアント信号については、クライアント信号が割り当てられるサブキャリアの数が多く冗長信号が割り当てられるサブキャリアの数が少なく設定されることによって、一度により多くのクライアント信号を伝送することが可能となる。言い換えれば、伝送に要するコストを低減させることが可能となる。
上述した実施形態における監視制御部60及び割当部70の機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
大容量光伝送に利用可能である。
50 光伝送装置
51 ODUクロスコネクト機能部
52 UNIカード
53 ODU−XC
54 NNIカード
55 光伝送機能部
56、56a トランスポンダ
57 合分波器
60 監視制御部
61 機器情報取得部
70 割当部
71 記憶部
72 割当処理部
110 送信処理部
120 クライアント信号受信部
121 受信部
122 マッピング部
123 OH処理部
130 多重処理部
131 多重化部
132 フレーミング部
140 ライン側送信処理部(送信信号生成部)
141 インタリーブ部
142−1、142−2、142−3、142−4 OH処理部
143−1、143−2、143−3、143−4 マルチレーン送信部
150 受信処理部
160 ライン側受信処理部
161−1、161−2、161−3、161−4 マルチレーン受信部
162−1、162−2、162−3、162−4 OH処理部
163 デインタリーブ部
170 分離処理部
171 デフレーミング部
172 逆多重化部
180 クライアント信号送信部
181 OH処理部
182 デマッピング部
183 送信部
210 ODU−SW
220 送信機
230 受信機
521 OTNフレーマ
541 OTNフレーマ
542、542−1、542−2 光SC送受信機
561 OTNフレーマ
562 光SC送受信機
800 OTNフレーマ

Claims (3)

  1. 複数のパラレル信号を光サブキャリアによりマルチキャリア伝送する複数の送信機と接続されたフレーマであって、
    信号フレーム内のタイムスロットと前記タイムスロットに設定されたデータを含んだパラレル信号の伝送に用いられる前記光サブキャリアとの対応を示すタイムスロット情報と、クライアント信号に割当てられたパスと前記信号フレーム内のタイムスロットとの対応を示すパス収容情報とを記憶する記憶部と、
    前記光サブキャリア又は前記送信機の数に応じて、少なくとも1つの光サブキャリア又は少なくとも1つの送信機から送信される光サブキャリアに対し、残る他の光サブキャリア又は残る他の送信機から送信される光サブキャリアに割り当てられる前記クライアント信号を復元するための冗長信号を割り当てられるように前記パス収容情報を設定する割当処理部と、
    受信した1以上のクライアント信号を、前記パス収容情報が示す前記クライアント信号のパスと前記タイムスロットとの対応に従って、前記信号フレーム内のタイムスロットに設定する多重化部と、
    前記多重化部により前記クライアント信号が設定された前記信号フレームを分割して複数のパラレル信号を生成し、生成した前記パラレル信号を、前記パラレル信号に対応した前記光サブキャリアにより伝送する前記送信機に出力する送信信号生成部と、
    を備え
    前記割当処理部は、同じ優先度のクライアント信号を同じグループに含め、前記優先度に応じて前記グループのクライアント信号を復元するための前記冗長信号が割り当てられる前記光サブキャリアの数を決定することを特徴とするフレーマ。
  2. 複数のパラレル信号を生成するフレーマと、前記フレーマが生成した複数の前記パラレル信号を光サブキャリアによりマルチキャリア伝送する複数の送信機とを有する光伝送装置であって、
    信号フレーム内のタイムスロットと前記タイムスロットに設定されたデータを含んだパラレル信号の伝送に用いられる前記光サブキャリアとの対応を示すタイムスロット情報と、クライアント信号に割当てられたパスと前記信号フレーム内のタイムスロットとの対応を示すパス収容情報とを記憶する記憶部と、
    前記光サブキャリア又は前記送信機の数に応じて、少なくとも1つの光サブキャリア又は少なくとも1つの送信機から送信される光サブキャリアに対し、残る他の光サブキャリア又は残る他の送信機から送信される光サブキャリアに割り当てられる前記クライアント信号を復元するための冗長信号を割り当てられるように前記パス収容情報を設定する割当処理部とを備え、
    前記フレーマは、
    受信した1以上のクライアント信号を、前記パス収容情報が示す前記クライアント信号のパスと前記タイムスロットとの対応に従って、前記信号フレーム内のタイムスロットに設定する多重化部と、
    前記多重化部により前記クライアント信号が設定された前記信号フレームを分割して複数のパラレル信号を生成し、生成した前記パラレル信号を、前記パラレル信号に対応した前記光サブキャリアにより伝送する前記送信機に出力する送信信号生成部とを備え
    前記割当処理部は、同じ優先度のクライアント信号を同じグループに含め、前記優先度に応じて前記グループのクライアント信号を復元するための前記冗長信号が割り当てられる前記光サブキャリアの数を決定することを特徴とする光伝送装置。
  3. 複数のパラレル信号を光サブキャリアによりマルチキャリア伝送する複数の送信機と接続されたフレーマが実行するフレーミング方法であって、
    前記フレーマは、信号フレーム内のタイムスロットと前記タイムスロットに設定されたデータを含んだパラレル信号の伝送に用いられる前記光サブキャリアとの対応を示すタイムスロット情報と、クライアント信号に割当てられたパスと前記信号フレーム内のタイムスロットとの対応を示すパス収容情報とを記憶する記憶部を備えており、
    前記フレーマが、
    前記光サブキャリア又は前記送信機の数に応じて、少なくとも1つの光サブキャリア又は少なくとも1つの送信機から送信される光サブキャリアに対し、残る他の光サブキャリア又は残る他の送信機から送信される光サブキャリアに割り当てられる前記クライアント信号を復元するための冗長信号を割り当てられるように前記パス収容情報を設定する割当処理ステップと、
    受信した1以上のクライアント信号を、前記パス収容情報が示す前記クライアント信号のパスと前記タイムスロットとの対応に従って、前記信号フレーム内のタイムスロットに設定する多重化ステップと、
    前記多重化ステップにより前記クライアント信号が設定された前記信号フレームを分割して複数のパラレル信号を生成し、生成した前記パラレル信号を、前記パラレル信号に対応した前記光サブキャリアにより伝送する前記送信機に出力する送信信号生成ステップと、
    を有し、
    前記割当処理ステップにおいて、同じ優先度のクライアント信号を同じグループに含め、前記優先度に応じて前記グループのクライアント信号を復元するための前記冗長信号が割り当てられる前記光サブキャリアの数を決定することを特徴とするフレーミング方法。
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