JP2010021886A - データ復号装置、受信装置およびデータ復号方法 - Google Patents

データ復号装置、受信装置およびデータ復号方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の誤り訂正復号装置で、その数より多いコードブロックの誤り訂正復号を行なう場合に、各誤り訂正復号装置における反復誤り訂正復号回数をできるだけ均一化し、かつ必要最小限となるようにして、遅延の発生を最小限にする。
【解決手段】符号化された受信データを復号して出力するデータ復号装置であって、誤り訂正符号化されたコードブロックに対して誤り訂正復号処理を並列して実行する複数の誤り訂正復号部15a〜15dと、各誤り訂正復号部15a〜15dが誤り訂正復号処理を行なう毎に、各誤り訂正復号部15a〜15dが誤り訂正復号処理を行なうコードブロックを変更する制御部10と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、符号化された受信データを復号して出力するデータ復号装置、受信装置およびデータ復号方法に関する。
従来から、順方向誤り訂正(FEC:Forward Error Correction)を行なう技術が知られている。この技術は、データの送信過程においてノイズ等が混入し、受信機側に誤りを含んだデータとして送信された場合でも、本来送信すべきデータに冗長度を加えて送信することによって、受信機側がその誤りを検出して訂正することを可能とするものである。このため、近年では、データ通信システムやデータ蓄積システムなどに広く利用されている。特に、データの伝搬路の品質状況が時々刻々と変化する無線移動体通信システムでは、この技術は必要不可欠である。また、近年のデータ通信容量およびデータ通信速度の急激な増大に伴い、効率的で、かつ、誤り訂正能力の高いFECが求められており、この技術の使用される機会が増大している。
このような要求を満たすFECの一つの例として、ターボ符号が挙げられる。ターボ符号は、2つ以上の並列連接符号器と入力情報を並び替えるビットインタリーバとによって構成され、2つ以上の系列の独立な拘束条件を有する符号ビットを生成することができる。ターボ符号で生成された符号ビットを復号する場合は、符号化器と同数の復号器を用い、それぞれの系列を復号し、互いに得られた情報の信頼性を交換する反復復号処理を行なう。このような処理を行なうことによって、徐々に符号情報ビットの信頼性を向上させ、シャノン限界に近い誤り訂正を行なうことができる。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)は、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)とGSM(Global System for Mobile Communications)を発展させたネットワークを基本した携帯電話システムの仕様を検討・作成を行なうプロジェクトである。現在、第3世代無線アクセス技術の進化(Evolved Universal Terrestrial Radio Access:以下、「E−UTRA」と呼称する。)が検討されている。E−UTRAにおいても誤り訂正符号としてターボ符号が採用されている(非特許文献1)。
図10は、E−UTRAにおける送信データの誤り訂正符号の流れを示す図である。図10に示すように、送信側では、受信側に送信するデータ(トランスポートブロック:Transport Block:TB)に対して、まず、コードブロック分割処理を行なう。この処理によって、コードブロック(Code Block:CB)と呼ばれる誤り訂正符号化処理を行なう単位毎の複数のデータに分割する。次に、その複数のコードブロックのすべてに誤り検出を行なうためのCRC(Cyclic Redundancy Check: 巡回冗長検査)の検査ビットを付加する。次に、CRC検査ビットを含む各コードブロックデータを、ターボ符号などの誤り訂正符号を使用して誤り訂正符号化する。次に、誤り訂正符号化されたコードブロックをレートマッチング処理によって、実際の通信リソースに合わせてパンクチャリング(データの間引き)あるいはレピティション(データの繰り返し)を行ない、受信側に送信できるようにする。受信側では、送信側と逆の動作を行なうことによって、元のトランスポートブロックを形成する。
このように、E−UTRAでは、送信すべきデータを複数のコードブロックに分割して誤り訂正符号化を行なうため、受信側では、その分割された個数の分だけ誤り訂正の復号処理を行なう必要がある。しかし、データのサイズが膨大になり、コードブロックの個数が多くなった場合、受信側の誤り訂正符号化データ復号器がそのコードブロックの個数よりも少ないと、復号処理に時間がかかってしまうことになり、遅延が発生してしまう。この問題の解決策として、複数の誤り訂正符号化データ復号器を同時に動作させ、複数のコードブロックの復号を同時に行なうことにより遅延を抑えることが考えられる。しかし、誤り訂正符号化データ復号器の個数が多くなると、受信機側のハードウェア規模が増大してしまうという問題点がある。
非特許文献2には、この問題を解決する技術が開示されている。図11は、非特許文献2に開示されている復号技術の一部を示す図である。トランスポートブロックは、5個のコードブロックCB0、CB1、CB2、CB3、CB4に分割されている。そして、4個の誤り訂正符号化データ復号器A、B、C、Dが各コードブロックを復号する。図11は、そのときの各誤り訂正符号化データ復号器の反復復号回数を表している。ここでは、各コードブロックを復号した後のデータのCRCチェック結果が、OKとなるまでの反復復号回数を、CB0は2回、CB1は3回、CB2は7回、CB3は4回、CB4は4回としている。
図11に示す例では、コードブロック5個に対して、誤り訂正符号化データ復号器が4個しかないため、誤り訂正符号化データ復号器AがコードブロックCB0の復号を完了した後に、コードブロックCB4の復号を割り当てる手法を採っている。これにより、最も反復復号回数が大きいCB2の復号が完了した時点ですべてのコードブロックの復号が完了することができるとしている。
3GPP TS 36.212 V8.1.0 (2007-11) Technical Specification 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Multiplexing and channel coding (Release 8) "Performance Evaluation of High-Throughput Turbo Decoders applying Parallel Map and Early Stopping criteria", Fujitsu Laboratories Ltd., Japan Society Simulation Technology, Technical Report of JSST, JSST-MM2007-15
しかしながら、上述したような従来の技術においても、まだ並列に接続された誤り訂正符号化データ復号器を十分使用しているとはいえない。例えば、図12に示すように、コードブロックCB0からCB4までの反復復号回数がそれぞれ2回、5回、3回、4回、4回である場合、上記の従来技術に従って、コードブロックCB0の復号が完了した後にコードブロック4の復号を行なうようにしたとする。この場合、復号器AからDまでの復号処理完了までの反復復号回数はそれぞれ6回、5回、3回、4回となり、ばらつきが大きくなってしまう。トランスポートブロックへの復元は、すべてのコードブロックの復号が完了した状態でないと不可能なため、このような状況では遅延が発生してしまう。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、複数の誤り訂正復号装置で、その数より多いコードブロックの誤り訂正復号を行なう場合に、各誤り訂正復号装置における反復誤り訂正復号回数をできるだけ均一化し、かつ必要最小限となるようにして、遅延の発生を最小限にすることができるデータ復号装置、受信装置およびデータ復号方法を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明のデータ復号装置は、符号化された受信データを復号して出力するデータ復号装置であって、誤り訂正符号化されたコードブロックに対して誤り訂正復号処理を並列して実行する複数の誤り訂正復号部と、前記各誤り訂正復号部が誤り訂正復号処理を行なう毎に、前記各誤り訂正復号部が誤り訂正復号処理を行なうコードブロックを変更する制御部と、を備えることを特徴としている。
このように、各誤り訂正復号部が誤り訂正復号処理を行なう毎に、各誤り訂正復号部が誤り訂正復号処理を行なうコードブロックを変更するので、コードブロック毎に誤り訂正復号処理の回数にばらつきがある場合でも、各誤り訂正復号部が行なう誤り訂正復号処理の反復回数をできるだけ平均化し、反復回数を必要最小限にすることが可能となる。これにより、復号遅延を少なくさせることが可能となる。
(2)また、本発明のデータ復号装置は、誤り訂正復号処理の回数毎に、前記各誤り訂正復号部に割り当てられたコードブロックを特定する情報を記憶する復号割り当て記憶部を更に備え、前記各誤り訂正復号部は、前記復号割り当て記憶部に記憶されているコードブロックを特定する情報に基づいて、誤り訂正復号処理の回数毎に、コードブロックに対して誤り訂正復号処理を行なうことを特徴としている。
このように、誤り訂正復号処理の回数毎に、各誤り訂正復号部に割り当てられたコードブロックを特定する情報を記憶しておき、各誤り訂正復号部が、記憶されているコードブロックを特定する情報に基づいて、誤り訂正復号処理の回数毎に、コードブロックに対して誤り訂正復号処理を行なうので、コードブロック毎に誤り訂正復号処理の回数にばらつきがある場合でも、各誤り訂正復号部が行なう誤り訂正復号処理の反復回数をできるだけ平均化し、反復回数を必要最小限にすることが可能となる。これにより、復号遅延を少なくさせることが可能となる。
(3)また、本発明のデータ復号装置において、前記制御部は、前記復号割り当て記憶部に記憶されているコードブロックを特定する情報を、前記各誤り訂正復号部の誤り訂正復号処理の回数毎に変更し、または前記誤り訂正復号部毎に変更することを特徴としている。
このように、復号割り当て記憶部に記憶されているコードブロックを特定する情報を、各誤り訂正復号部の誤り訂正復号処理の回数毎に変更し、または誤り訂正復号部毎に変更するので、コードブロック毎に誤り訂正復号処理の回数にばらつきがある場合でも、各誤り訂正復号部が行なう誤り訂正復号処理の反復回数をできるだけ平均化し、反復回数を必要最小限にすることが可能となる。これにより、復号遅延を少なくさせることが可能となる。
(4)また、本発明のデータ復号装置において、前記制御部は、いずれかのコードブロックに対する誤り訂正復号処理後のデータに誤りが無かった場合、前記復号割り当て記憶部から前記誤りが無かったコードブロックを特定する情報を削除すると共に、依然として誤りが存在するコードブロックを特定する情報を前記復号割り当て記憶部に最適化して記憶することを特徴としている。
このように、いずれかのコードブロックに対する誤り訂正復号処理後のデータに誤りが無かった場合、復号割り当て記憶部から、誤りが無かったコードブロックを特定する情報を削除すると共に、依然として誤りが存在するコードブロックを特定する情報を、復号割り当て記憶部に最適化して記憶するので、コードブロック毎に誤り訂正復号処理の回数にばらつきがある場合でも、各誤り訂正復号部が行なう誤り訂正復号処理の反復回数をできるだけ平均化し、反復回数を必要最小限にすることが可能となる。これにより、復号遅延を少なくさせることが可能となる。
(5)また、本発明の受信装置は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のデータ復号装置を備えることを特徴としている。
この構成により、各誤り訂正復号部が誤り訂正復号処理を行なう毎に、各誤り訂正復号部が誤り訂正復号処理を行なうコードブロックを変更するので、コードブロック毎に誤り訂正復号処理の回数にばらつきがある場合でも、各誤り訂正復号部が行なう誤り訂正復号処理の反復回数をできるだけ平均化し、反復回数を必要最小限にすることが可能となる。これにより、復号遅延を少なくさせることが可能となる。
(6)また、本発明のデータ復号方法は、符号化された受信データを復号して出力するデータ復号方法であって、誤り訂正復号処理の回数毎に、複数の誤り訂正復号部に割り当てられたコードブロックを特定する情報を復号割り当て記憶部に記憶し、各誤り訂正復号部において、前記復号割り当て記憶部に記憶されているコードブロックを特定する情報に基づいて、誤り訂正復号処理の回数毎に、コードブロックに対して誤り訂正復号処理を実行し、制御部において、いずれかのコードブロックに対する誤り訂正復号処理後のデータに誤りが無かった場合、前記復号割り当て記憶部から前記誤りが無かったコードブロックを特定する情報を削除すると共に、依然として誤りが存在するコードブロックを特定する情報を前記復号割り当て記憶部に最適化して記憶し、各誤り訂正復号部において、前記復号割り当て記憶部に前記最適化して記憶されたコードブロックを特定する情報に基づいて、誤りが存在したコードブロックに対して再度誤り訂正復号処理を実行することを特徴としている。
このように、いずれかのコードブロックに対する誤り訂正復号処理後のデータに誤りが無かった場合、復号割り当て記憶部から、誤りが無かったコードブロックを特定する情報を削除すると共に、依然として誤りが存在するコードブロックを特定する情報を、復号割り当て記憶部に最適化して記憶するので、コードブロック毎に誤り訂正復号処理の回数にばらつきがある場合でも、各誤り訂正復号部が行なう誤り訂正復号処理の反復回数をできるだけ平均化し、反復回数を必要最小限にすることが可能となる。これにより、復号遅延を少なくさせることが可能となる。
本発明によれば、コードブロック毎に誤り訂正復号処理の回数にばらつきがある場合でも、各誤り訂正復号部が行なう誤り訂正復号処理の反復回数をできるだけ平均化し、反復回数を必要最小限にすることが可能となる。これにより、復号遅延を少なくさせることが可能となる。
次に、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係るデータ復号装置の概略構成を示す図である。図1に示すように、データ復号装置1は、誤り訂正復号制御部10、レートデマッチング処理部11、バッファ部12−1〜12−n(nは自然数)、データ選択入出力部13、復号割り当て記憶部14、誤り訂正復号部15a〜15d、CRCチェック部16a〜16d、およびコードブロック結合部17を備えている。
誤り訂正復号制御部10は、本実施形態に係るデータ復号装置1全体の制御を行なう。レートデマッチング処理部11は、図示しない復調部から出力された受信データに対して、コードブロック毎にデレピティション処理あるいはデパンクチャリング処理を行ない、それぞれをバッファ部12−1〜12−nに出力する。バッファ部12−1〜12−nは、レートデマッチング処理部11から入力される各コードブロック毎の受信データを格納する。データ選択入出力部13は、バッファ部12−1〜12−nに格納されているコードブロック毎の受信データを、誤り訂正復号制御部10から指定される誤り訂正復号部15a〜15dに出力する。復号割り当て記憶部14は、誤り訂正復号制御部10が決定する各誤り訂正復号部15a〜15dのコードブロックの誤り訂正復号割り当てを記憶する。
誤り訂正復号部15a〜15dは、コードブロック毎の誤り訂正復号処理を行なう。CRCチェック部16a〜16dは、誤り訂正復号部15a〜15dが誤り訂正復号処理を行なった後のコードブロック毎のデータのCRCを計算し、その計算結果と誤り訂正復号後のコードブロックデータに付随するCRC検査ビットを比較することによって、誤りがないかチェックし、その結果を誤り訂正復号制御部10に報告する。コードブロック結合部17は、各誤り訂正復号部15a〜15dから出力されるコードブロック毎の誤り訂正された受信データを結合することにより、トランスポートブロックを生成し、外部に出力する。
なお、本実施形態では、一例として誤り訂正復号部15a〜15dおよびCRCチェック部16a〜16dの個数をそれぞれ4個として記載しているが、本発明は、この数に限定されるものではない。
図2は、復号割り当て記憶部14の記憶する内容の一例を示す図である。図2に示すように、復号割り当て記憶部14は、復号回数に対して、各誤り訂正復号部15a〜15dがどのコードブロックを復号するかを記憶するようになっている。図2の一例を挙げると、反復復号回数第2回目の復号時には、誤り訂正復号部15aはコードブロック4、誤り訂正復号部15bはコードブロック0、誤り訂正復号部15cはコードブロック1、誤り訂正復号部15dはコードブロック2を復号するように割り当てられている。また、復号反復回数第3回目の誤り訂正復号部15cには復号するコードブロック番号が記載されていないが、これは誤り訂正復号部15cがどのコードブロックも復号しないことを表している。なお、これらの記憶内容は、誤り訂正復号制御部10が決定し、復号割り当て記憶部14に格納する。また、誤り訂正復号制御部10は、これらの記憶内容を自由に変更することができる。
図3は、本実施形態に係るデータ復号装置の処理の流れを示すフローチャートである。まず、外部から復調された受信データが入力されると、誤り訂正復号制御部10がレートデマッチング処理部11に対して、受信データをコードブロック毎に分割し、各コードブロックの受信データそれぞれについてレートデマッチング処理を行なうように指示する。この指示に従って、レートデマッチング処理部11がこれを行ない、実行後の受信データを、コードブロック毎にバッファ部に格納する(ステップS301)。次に、誤り訂正復号制御部10が、各誤り訂正復号部15a〜15dの復号割り当てを決定し、復号割り当て記憶部14にその復号割り当てを格納する(ステップS302)。次に、誤り訂正復号制御部10が、復号割り当て記憶部14に記憶されている第1回目の復号割り当てを読み出し、データ選択入出力部13にその復号割り当てに従って、各バッファ部12−1〜12−nからのデータを各誤り訂正復号部15a〜15dに出力するよう指示し、データ選択入出力部13がこれを実行する。
誤り訂正復号制御部10は、各誤り訂正復号部15a〜15dに誤り訂正復号処理を行なうように指示し、各誤り訂正復号部15a〜15dはこれを実行する(ステップS303)。各誤り訂正復号部15a〜15dが復号処理を完了すると、各CRCチェック部16a〜16dが、各誤り訂正復号部15a〜15dにより誤り訂正復号処理を受けた後のコードブロックデータのCRCをチェックし、その結果を誤り訂正復号制御部10に報告する(ステップS304)。誤り訂正復号制御部10は、CRCチェックがNGとなったコードブロックについて、その誤り訂正復号後のデータをバッファ部12−1〜12−nに格納するようデータ選択入出力部13に指示し、データ選択入出力部13がこれを実行する(ステップS305)。
次に、誤り訂正復号制御部10は、各コードブロックデータのCRCチェック結果を基に、復号割り当て記憶部14に記憶されている、次回目以降の復号割り当ての最適化を行ない、その最適化後の復号割り当てを復号割り当て記憶部14に再格納する(ステップS306)。これについては、その詳細を後述する。そして、ステップS303の処理を再度実行する。その後、ステップS304において、すべてのコードブロックデータのCRCチェック結果がOKとなるまで、ステップS303からステップS306までの処理を繰り返す。そして、ステップS304にてすべてのコードブロックデータのCRCチェック結果がOKとなったら、誤り訂正復号制御部10が、誤り訂正復号を行なったすべてのコードブロックデータからCRCデータを削除し、CRCデータ以外のコードブロックデータを結合することによってトランスポートブロックデータを作成し、上位レイヤに出力するよう指示し、コードブロック結合部17がこれを実施して(ステップS307)、処理が完了する。
次に、図3に示したステップS302およびステップS304における誤り訂正復号制御部10の復号割り当ての決定方法および最適化方法について図4〜図9を用いて説明する。図4は、図3におけるステップS302の処理において、誤り訂正復号制御部10が決定し、復号割り当て記憶部14に格納する復号割り当てを表す図である。なお、ここでは一例として誤り訂正復号装置を、誤り訂正復号部15a〜15dの4個、誤り訂正復号を行なうコードブロックをCB0、CB1、CB2、CB3、CB4の5個として記載している。しかし、本発明は、これらの数に限定されるものではない。
図4に示すように、誤り訂正復号制御部10は、誤り訂正復号部15a〜15dに対して、コードブロックCB0から4までの復号を、順番にかつ均等に割り当てる。また、一つのコードブロックを複数の誤り訂正復号部で同時に復号することはできないため、誤り訂正復号回数一回に、同じコードブロックが複数の誤り訂正復号部に重複して割り当てられないようにする。なお、図4においては、各コードブロックの最大反復復号回数を6回として復号割り当ての割り当てを行なっているが、最大反復復号回数を制限するものではない。また、復号回数8回目の誤り訂正復号部15cおよび15dについては、どのコードブロックも復号しないように記載しているが、ここに誤り訂正復号部15aおよび15bと重複しないコードブロック(例えば、コードブロックCB0およびCB1)の復号を割り当てることも可能である。
図5〜図9は、図3に示すステップS304における誤り訂正復号制御部10の復号割り当ての最適化方法の一例を示す図である。なお、図4と同様、誤り訂正復号部は、15a〜15dの4個、誤り訂正復号を行なうコードブロックをCB0、CB1、CB2、CB3、CB4として記載している。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。また、図5〜図9では、一例として各コードブロックの誤り訂正復号後のCRCチェックがOKとなる回数をそれぞれ、CB0は2回、CB1は5回、CB2は3回、CB3は4回、CB4は4回として記載している。具体的には、これらを図5〜図9中、四角囲み文字で表している。なお、誤り訂正復号制御部10およびCRCチェック部16a〜16dは、実際に誤り訂正復号を行なわないとCRCがOKとなるかどうかわからないものである。このため、この記載は、あくまでも本実施形態の説明をわかり易くするためのものであり、復号割り当て記憶部14がこれらの情報を記憶するわけではない。
図5〜図9を使用して、本実施形態における誤り訂正復号制御部の復号割り当ての最適化方法を説明する。まず、図3に示すステップS302において、誤り訂正復号制御部10が、図5に示すように、復号割り当てを決定し、復号割り当て記憶部14に格納する。そして、誤り訂正復号の1回目を実施する。このとき、誤り訂正復号部15a〜15dは、それぞれ、コードブロックCB0、CB1、CB2、CB3の誤り訂正復号を行なう。しかし、これが完了した時点では、どのコードブロックもCRCチェック結果がOKとならない。このため、誤り訂正復号制御部10は、図3に示すステップS304において、復号割り当ての最適化は行なわない。
次に、誤り訂正復号2回目では、図6(a)に示すように、誤り訂正復号部15a〜15dが、それぞれ、コードブロックCB4、CB0、CB1、CB2の誤り訂正復号を行なう。この結果、誤り訂正復号部15bが復号を行なったコードブロックCB0のCRCチェック結果がOKとなる。誤り訂正復号制御部10は、図3に示すステップS304において、次のような最適化処理を行なう。まず、復号割り当て記憶部14に記憶されている誤り訂正復号回数3回目以降に割り当てられている、コードブロックCB0の誤り訂正復号割り当てを削除し(図6(a)の取り消し線で図示)、誤り訂正復号部15a〜15d毎に、それ以降の復号割り当てを繰り上げる(図6(a)の矢印で図示)。この結果、誤り訂正復号割り当ては図6(b)のとおりとなる。
次に、図6(b)の誤り訂正復号3回目において、誤り訂正復号部15bおよび15cにおいて、同じコードブロックCB4の復号が割り当てられているため(図6(b)の斜線で図示)、誤り訂正復号部15bの誤り訂正復号4回目以降に割り当てられているコードブロックから、誤り訂正復号3回目の各誤り訂正復号部に復号が割り当てられているコードブロックCB1、CB3およびCB4以外のコードブロックの割り当てを探す。この結果、誤り訂正復号回数5回目に誤り訂正復号部15bに割り当てられているコードブロックCB2を見つけ出し、誤り訂正復号回数3回目の誤り訂正復号部15bに割り当てられているコードブロックCB4と復号割り当てを入れ替える(図6(b)の矢印で図示)。これにより、復号割り当て記憶部14内の復号割り当て記憶内容は、図6(c)のようになる。
なお、誤り訂正復号回数4回目以降にも、複数の誤り訂正復号部で同一のコードブロックを復号するような割り当てがされている箇所があるが、この時点では前述した最適化の処理は行なわない。また、前述の最適化処理によって、各コードブロックのCRCチェック結果がOKとなる割り当て箇所が変化するため、図6(c)では、それを補正して図示してある。なお、前述したとおり、このCRCチェック結果OKとなる割り当て箇所の変更については、誤り訂正復号制御部10および復号割り当て記憶部14の動作には含まれない。
次に、図7(a)のように、誤り訂正復号の3回目が実施され、誤り訂正復号部15a〜15dは、それぞれ、コードブロックCB3、CB2、CB4、CB1の誤り訂正復号を行なう。この結果、誤り訂正復号部15bが誤り訂正復号を行なったコードブロックCB2のCRCチェック結果がOKとなる。これにより、誤り訂正復号制御部10は、復号割り当て記憶部14に記憶されている誤り訂正復号回数4回目以降の復号割り当てから、コードブロックCB2の復号割り当てを削除し(図7(a)の取り消し線で図示)、それ以降の誤り訂正復号割り当てを繰り上げ(図7(a)の矢印で図示)、この結果が図7(b)となる。
次に、図7(b)の誤り訂正復号4回目において、誤り訂正復号部15bおよび15cで同じコードブロックCB3の復号が割り当てられているため(図7(b)の斜線で図示)、誤り訂正復号部15bの誤り訂正復号5回目以降に割り当てられているコードブロックから、誤り訂正復号4回目に各誤り訂正復号部に割り当てられているコードブロックCB1、CB3およびCB4以外のコードブロックの割り当てを探す。しかし、すでに適合するコードブロック(すなわち、CB0およびCB2)はCRCチェックがOKとなっているため、誤り訂正復号4回目の誤り訂正復号部15bに割り当てられているコードブロックCB3の復号割り当てを取り消し、何も復号しないようにする。この結果、復号割り当て記憶部14の復号割り当て記憶内容は、図7(c)となる。なお、前記と同様、図7(c)では、CRCチェック結果がOKとなる復号割り当てを補正して記載している。
次に、図8(a)のように、誤り訂正復号4回目が実施され、誤り訂正復号部15a、15c、15dがそれぞれコードブロックCB1、CB3、CB4を復号するが(誤り訂正復号部15bは何も復号しない)、どのCRCチェック結果もOKとならない。しかし、図8(b)のように、誤り訂正復号5回目の誤り訂正復号部15aおよび15bに同じコードブロックCB4の復号が割り当てられているため(図8(b)の斜線で図示)、前述のように誤り訂正復号5回目の誤り訂正復号部15aもしくは15bに割り当てられているコードブロックCB4の復号割り当てを図8(c)のように取り消す(この図では誤り訂正復号部15aの割り当てを取り消している)。
次に図9のように、誤り訂正復号5回目が実施され、誤り訂正復号部15b、15c、15dが、それぞれコードブロックCB4、CB1、CB3を復号する(誤り訂正復号部15aは何も復号しない)。この結果、コードブロックCB1、CB3、CB4のCRCチェック結果がOKとなり、これでコードブロックすべてのCRCチェック結果がOKとなり、誤り訂正復号が完了する。
このように、本発明の実施形態に係るデータ復号装置1によれば、複数のコードブロックの誤り訂正復号をそれらの数より少ない並列に連結された複数の誤り訂正復号部で同時に行なう場合に、各誤り訂正復号部を均等に使用し、なおかつ必要最小限の誤り復号反復回数で復号することができるため、誤り訂正復号による遅延を最小限に抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
本発明の実施形態に係るデータ復号装置の概略構成を示す図である。 復号割り当て記憶部14の記憶する内容の一例を示す図である。 本実施形態に係るデータ復号装置の処理の流れを示すフローチャートである。 図3におけるステップS302の処理において、誤り訂正復号制御部10が決定し、復号割り当て記憶部14に格納する復号割り当てを表す図である。 図3に示すステップS304における誤り訂正復号制御部10の復号割り当ての最適化方法の一例を示す図である。 図3に示すステップS304における誤り訂正復号制御部10の復号割り当ての最適化方法の一例を示す図である。 図3に示すステップS304における誤り訂正復号制御部10の復号割り当ての最適化方法の一例を示す図である。 図3に示すステップS304における誤り訂正復号制御部10の復号割り当ての最適化方法の一例を示す図である。 図3に示すステップS304における誤り訂正復号制御部10の復号割り当ての最適化方法の一例を示す図である。 E−UTRAにおける送信データの誤り訂正符号の流れを示す図である。 非特許文献2に開示されている復号技術の一部を示す図である。 非特許文献2に開示されている復号技術の一部を示す図である。
符号の説明
1 データ復号装置
10 誤り訂正復号制御部
11 レートデマッチング処理部
12−1〜12−n バッファ部
13 データ選択入出力部
14 復号割り当て記憶部
15a〜15d 誤り訂正復号部
16a〜16d CRCチェック部
17 コードブロック結合部

Claims (6)

  1. 符号化された受信データを復号して出力するデータ復号装置であって、
    誤り訂正符号化されたコードブロックに対して誤り訂正復号処理を並列して実行する複数の誤り訂正復号部と、
    前記各誤り訂正復号部が誤り訂正復号処理を行なう毎に、前記各誤り訂正復号部が誤り訂正復号処理を行なうコードブロックを変更する制御部と、を備えることを特徴とするデータ復号装置。
  2. 誤り訂正復号処理の回数毎に、前記各誤り訂正復号部に割り当てられたコードブロックを特定する情報を記憶する復号割り当て記憶部を更に備え、
    前記各誤り訂正復号部は、前記復号割り当て記憶部に記憶されているコードブロックを特定する情報に基づいて、誤り訂正復号処理の回数毎に、コードブロックに対して誤り訂正復号処理を行なうことを特徴とする請求項1記載のデータ復号装置。
  3. 前記制御部は、前記復号割り当て記憶部に記憶されているコードブロックを特定する情報を、前記各誤り訂正復号部の誤り訂正復号処理の回数毎に変更し、または前記誤り訂正復号部毎に変更することを特徴とする請求項2記載のデータ復号装置。
  4. 前記制御部は、いずれかのコードブロックに対する誤り訂正復号処理後のデータに誤りが無かった場合、前記復号割り当て記憶部から前記誤りが無かったコードブロックを特定する情報を削除すると共に、依然として誤りが存在するコードブロックを特定する情報を前記復号割り当て記憶部に最適化して記憶することを特徴とする請求項3記載のデータ復号装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のデータ復号装置を備えることを特徴とする受信装置。
  6. 符号化された受信データを復号して出力するデータ復号方法であって、
    誤り訂正復号処理の回数毎に、複数の誤り訂正復号部に割り当てられたコードブロックを特定する情報を復号割り当て記憶部に記憶し、
    各誤り訂正復号部において、前記復号割り当て記憶部に記憶されているコードブロックを特定する情報に基づいて、誤り訂正復号処理の回数毎に、コードブロックに対して誤り訂正復号処理を実行し、
    制御部において、いずれかのコードブロックに対する誤り訂正復号処理後のデータに誤りが無かった場合、前記復号割り当て記憶部から前記誤りが無かったコードブロックを特定する情報を削除すると共に、依然として誤りが存在するコードブロックを特定する情報を前記復号割り当て記憶部に最適化して記憶し、
    各誤り訂正復号部において、前記復号割り当て記憶部に前記最適化して記憶されたコードブロックを特定する情報に基づいて、誤りが存在したコードブロックに対して再度誤り訂正復号処理を実行することを特徴とするデータ復号方法。
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JP2017158066A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 Nttエレクトロニクス株式会社 誤り訂正処理回路および誤り訂正処理方法

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