JP2000148660A - Dmaデータ転送方法および装置 - Google Patents

Dmaデータ転送方法および装置

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JP2000148660A
JP2000148660A JP10325157A JP32515798A JP2000148660A JP 2000148660 A JP2000148660 A JP 2000148660A JP 10325157 A JP10325157 A JP 10325157A JP 32515798 A JP32515798 A JP 32515798A JP 2000148660 A JP2000148660 A JP 2000148660A
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memory
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JP10325157A
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Yasushi Tamura
裕史 田村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリのデータバス幅がデータ出力手段であ
るDMA機器のバス幅の整数(2以上)倍である場合
に、DMA機器から複数系列のデータが何度も切り替わ
りながら入力されてもメモリへのアクセス回数を少なく
する。 【解決手段】 D、P、Qの各データ系列に対応して設
けられ、2バイトのデータを格納および出力可能なデー
タバッファ2と、データバッファ2から出力される2バ
イトのデータをメモリ6へ書き込むメモリ入出力手段4
と、3個のうち選択的に1個のデータバッファ2の出力
をメモリ入出力手段4へ入力させる選択手段3と、DM
A機器1から系列順不同で出力される1バイトのデータ
を対応するデータ系列のデータバッファ2に入力させる
とともに、系列最初の端数データを全て入力した時、m
ビット全て満たした時、および系列最後の端数データを
入力した時にそのデータバッファ2を選択手段4に選択
させる制御手段5とを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DMA機器とメモ
リの間の転送制御を行なうDMAデータ転送方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DMA(ダイレクト・メモリ・アクセ
ス)データ転送とは、例えばCPUから指定されたDM
A機器が、一定データ量をCPUを介さずに直接メモリ
とデータ入出力するものである。通常、多くのDMAデ
ータ転送方式ではDMA機器とメモリの間にDMAコン
トローラを設置し、複数のDMA機器間のアクセス裁定
やデータバス幅変換を行なっている。ここでデータバス
幅変換は、DMA機器のバス幅とメモリのバス幅が異な
るシステムで行なわれ、例えばバス幅が1バイトのDM
A機器からバス幅が2バイトのメモリに書き込むシステ
ムでは、DMAコントローラがDMA機器のデータをバ
ッファに一時保存し2バイト揃ったところでメモリに書
き込む。
【0003】図6は従来のDMAデータ転送装置の構成
を示す図であり、DMA機器1がデータを1バイト単位
で出力する。この出力データをデータバッファ2が受け
とり、制御手段25の制御の下に2バイト揃うとメモリ
入出力手段4に出力し、メモリ入出力手段4からメモリ
6に書き込む。データバッファ2,メモリ入出力手段4
および制御手段25は、通常DMAコントローラと呼ば
れ、他のDMA機器が接続されており、DMA機器間の
調停やメモリアクセスを制御する。
【0004】ところで、DMA機器1から入力されるデ
ータは単一データでは無いことが多い。例えばCD−R
OMやDVD等の光デイスクのデータには、目的とする
本来の画像や音声等のデータに加え、サイズや圧縮情報
のデータ、及び、誤り訂正情報のデータ等が含まれてい
る。これらのデータは、各々がまとまって一箇所に保存
されているのでは無く、例えば、本来のデータ172バ
イトに対し誤り訂正情報12バイトが続く、という様に
データ種類が何度も切り替わることが多い。図7は、そ
のような一例を簡略に示すもので、D1〜D9はそれぞ
れD系列の1バイト(1B)単位のデータ、P1〜P3
はそれぞれP系列の1バイト単位のデータ、Q1〜Q3
はそれぞれQ系列の1バイト単位のデータである。この
図7では、D、P、Qの3系列の1バイト単位のデータ
が、時刻t=1からt=15の間に、D系列データが3
つ、P系列データが1つ、Q系列データが1つ、D系列
データが3つ、…、Q系列データが1つ、の順で切り替
わることを示している。
【0005】このデータ群をDMA機器1を通してメモ
リ6に書き込む場合に、データの到着順に連続アドレス
に順次書くのでは無く、後処理を考慮し各データ系列別
にそれぞれが連続した領域に書くことも多い。図8はそ
の例で、図7のデータを2バイト単位でメモリ6に書き
込む場合、アドレス1番地から5番地の下位までにD系
列データを、アドレス6番地から7番地の下位までにP
系列データを、アドレス7番地の上位から8番地までに
Q系列データを書き込むことを示している。
【0006】ここで、同一系列のデータの連続量がメモ
リ6のバス幅の整数倍で無い場合、メモリ6の書き込み
において端数が生じてバス全てが有効でなくなる。図9
は、そのデータフローを示す図である。この図9におい
て、* はデータバッファ2が該当サイクルで受けとった
データであり、W1、W2、…はメモリ6のアドレス1
番地、アドレス2番地、…に書き込むデータをメモリ入
出力手段4に出力することを示している。
【0007】データバッファ2は、時刻t=1でD1を
受けとり、時刻t=2でD2を受けとるので、時刻t=
2でアドレス1番地のデータとしてメモリ入出力手段4
にD1とD2を出力する。次にデータバッファ2は、時
刻t=3でD3を受けとるが、メモリ6への書き込みペ
アであるD4が来るまでにP1にバッファを明け渡さな
ければならないので、1バイトのみの端数データにもか
かわらず、時刻t=3でアドレス2番地の下位データと
してメモリ入出力手段4にD3を出力する。D3と同様
の理由で、時刻t=4でP1を、時刻t=5でQ1をそ
れぞれ1バイトのみの端数データにもかかわらず、メモ
リ入出力手段4に出力する。このようにして、時刻t=
1から時刻t=15の15サイクルで、メモリ6の8つ
の番地にデータを書き込むのに12サイクル必要とな
る。したがって、他のDMA機器がメモリ6にアクセス
しようとしても15サイクル中3サイクルしかアクセス
できず、システム全体としてのメモリ転送速度が遅くな
る。
【0008】本発明はこれらを考慮してなされたもので
あり、その目的は、メモリのデータバス幅がデータ出力
手段であるDMA機器のバス幅の整数(2以上)倍であ
る場合、DMA機器から複数系列のデータが何度も切り
替わりながら入力されてもメモリへのアクセス回数を少
なくすることができ、その結果、他のDMA機器のメモ
リアクセス効率が上昇して、DMA全体の転送速度を向
上することのできるDMAデータ転送方法および装置を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のDMAデ
ータ転送方法は、p(pは複数)種類のデータ系列のそ
れぞれのデータ系列のみからなるn(nは自然数)ビッ
トデータがデータ出力手段から系列順不同で出力される
転送データを、m(mはnと異なるnの倍数)ビットデ
ータとしてメモリへ転送するDMAデータ転送方法であ
って、p種類のうちq(qは1≦q≦pを満たす整数)
種類の各データ系列に対応し、mビットのデータを格納
および出力可能なq個のデータ系列専用のデータバッフ
ァを設け、それぞれのデータ系列専用のデータバッファ
に転送データのうち対応するデータ系列のnビットデー
タを入力し、データ系列専用のデータバッファに系列最
初の端数データを全て入力した時、mビット全てをnビ
ットデータで満たした時、および系列最後の端数データ
を入力した時にデータ系列専用のデータバッファに入力
されているデータをメモリへ転送するために出力させる
ことを特徴とする。
【0010】この方法によれば、DMA機器(データ出
力手段)から複数系列のデータが何度も切り替わりなが
ら入力されても、各データ系列に対応するデータ系列専
用のデータバッファを設けているため、同系列データの
書き込みペアが揃う(mビット全て満たす)まで該デー
タを保持することができ、メモリの同一アドレスに対す
る書き込み回数を少なくし、よってメモリへの書き込み
のアクセス回数を減少させることができる。
【0011】請求項2記載のDMAデータ転送装置は、
p(pは複数)種類のデータ系列のそれぞれのデータ系
列のみからなるn(nは自然数)ビットデータがデータ
出力手段から系列順不同で出力される転送データを、m
(mはnと異なるnの倍数)ビットデータとしてメモリ
へ転送するDMAデータ転送装置であって、p種類の各
データ系列に対応して設けられ、mビットのデータを格
納および出力可能なp個のデータ系列専用のデータバッ
ファと、p個のデータ系列専用のデータバッファから出
力されるmビットデータをメモリへ書き込むメモリ入力
手段と、p個のデータ系列専用のデータバッファのうち
選択的に1個のデータバッファの出力をメモリ入力手段
へ入力させる選択手段と、データ出力手段から系列順不
同で出力されるnビットデータをそれぞれ対応するデー
タ系列のデータ系列専用のデータバッファに入力させる
とともに、データ系列専用のデータバッファに系列最初
の端数データを全て入力した時、mビット全てをnビッ
トデータで満たした時、および系列最後の端数データを
入力した時にデータ系列専用のデータバッファを選択手
段に選択させる制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0012】この構成によれば、DMA機器(データ出
力手段)から複数系列のデータが何度も切り替わりなが
ら入力されても、各データ系列に対応するデータ系列専
用のデータバッファを設けているため、同系列データの
書き込みペアが揃う(mビット全て満たす)まで該デー
タを保持することができ、メモリの同一アドレスに対す
る書き込み回数を少なくし、よってメモリへの書き込み
のアクセス回数を減少させることができる。
【0013】請求項3記載のDMAデータ転送装置は、
p(pは3以上の整数)種類のデータ系列のそれぞれの
データ系列のみからなるn(nは自然数)ビットデータ
がデータ出力手段から系列順不同で出力される転送デー
タを、m(mはnと異なるnの倍数)ビットデータとし
てメモリへ転送するDMAデータ転送装置であって、p
種類のうちq(qは1≦q≦p−2を満たす整数)種類
の各データ系列に対応して設けられ、mビットのデータ
を格納および出力可能なq個のデータ系列専用のデータ
バッファと、q種類以外のデータ系列に対応して設けら
れ、mビットのデータを格納および出力可能なデータ系
列専用外のデータバッファと、q個のデータ系列専用の
データバッファおよびデータ系列専用外のデータバッフ
ァから出力されるmビットデータをメモリへ書き込むメ
モリ入力手段と、q個のデータ系列専用のデータバッフ
ァおよびデータ系列専用外のデータバッファのうち選択
的に1個のデータバッファの出力をメモリ入力手段へ入
力させる選択手段と、データ出力手段から系列順不同で
出力されるnビットデータをそれぞれ対応するデータ系
列のデータ系列専用のデータバッファに入力させるとと
もに、データ系列専用のデータバッファに系列最初の端
数データを全て入力した時、mビット全てをnビットデ
ータで満たした時、および系列最後の端数データを入力
した時にデータ系列専用のデータバッファを選択手段に
選択させる制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0014】この構成によれば、DMA機器(データ出
力手段)から複数系列のデータが何度も切り替わりなが
ら入力されても、q個のデータ系列専用のデータバッフ
ァを設けているため、それに対応するデータ系列につい
ては同系列データの書き込みペアが揃う(mビット全て
満たす)まで該データを保持することができ、メモリの
同一アドレスに対する書き込み回数を少なくし、よって
メモリへの書き込みのアクセス回数を減少させることが
できる。
【0015】請求項4記載のDMAデータ転送装置は、
請求項3記載のDMAデータ転送装置において、制御手
段は、データ系列専用のデータバッファに入力させるデ
ータ系列を変更可能であることを特徴とする。
【0016】この構成により、各データ系列の特性に合
わせてデータバッファを使い分けることができ、より効
率的なメモリアクセスを実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0018】(第1の実施の形態;請求項1,請求項2
に対応)図1はこの発明の第1の実施の形態におけるD
MAデータ転送装置を示す図である。図1において、1
は例えば1バイト単位のデータを出力するデータ出力手
段であるDMA機器、2は例えば1バイト単位のデータ
を入力して2バイト単位でデータを出力する機能を持つ
データバッファ、3は3つのデータバッファ2のうち1
つのデータバッファ2を選択しそのデータをメモリ入出
力手段4に出力する選択手段、4は選択手段3からデー
タを入力し、そのデータをメモリ6へ書き込むメモリ入
出力手段(メモリ入力手段を含む)、5は3つのデータ
バッファ2および選択手段3を制御する制御手段であ
る。図1では、他のDMA機器にも接続され、DMA機
器間の調停やメモリアクセスを制御するDMAコントロ
ーラと呼ばれる部分が、3つのデータバッファ2と選択
手段3とメモリ入出力手段4と制御手段5とで構成され
ている。
【0019】本実施の形態でも、従来例で用いた図7に
示すような3種類のデータ系列を処理する例を示し、3
種類のデータ系列に合わせてデータバッファ2を3つ設
けてある。この3つのデータバッファ2は、それぞれ保
持するデータ系列に合わせ、以降、D系列データを保持
するデータバッファ2をDバッファ、P系列データを保
持するデータバッファ2をPバッファ、Q系列データを
保持するデータバッファ2をQバッファと呼ぶ。Dバッ
ファ、Pバッファ、Qバッファのそれぞれがデータ系列
専用のデータバッファである。また、メモリ6に書き込
むときのアドレス構成も従来例で用いた図8と同じもの
とする。
【0020】この実施の形態において制御手段5が行な
うデータフロー制御を図2に示す。図2において、D1
〜D9はそれぞれD系列の1バイト(1B)単位のデー
タ、P1〜P3はそれぞれP系列の1バイト単位のデー
タ、Q1〜Q3はそれぞれQ系列の1バイト単位のデー
タであり、* はデータバッファ2が該当サイクルで受け
とったデータであり、W1、W2、…はメモリ6のアド
レス1番地、アドレス2番地、…に書き込むデータを選
択手段3を通じてメモリ入出力手段4に出力することを
示している。以下、図2とともに図8を参照しながら説
明する。
【0021】なお、制御手段5は、あらかじめDMA機
器1から出力されるデータ系列の順番、連続数がわかっ
ており、DMA機器1から出力されるデータ系列を、そ
れに対応するデータバッファ2に入力させる。ここで
は、必ずD系列データが3つ、P系列データが1つ、Q
系列データが1つという順番となっている。また、制御
手段5は、データバッファ2に系列最初の端数データを
全て入力した時、mビット全て(ここでは2バイト)を
データで満たした時、および系列最後の端数データを入
力した時に、そのデータバッファ2のデータをメモリ入
出力手段4へ入力させるように選択手段3を制御する。
制御手段5は、系列最初の端数データについては予め分
かっており、mビット全て(ここでは2バイト)をデー
タで満たしたかどうかはデータバッファ2の状態から知
り、系列最後の端数データを入力したことは外部より指
示される。選択手段3は、3つのデータバッファ2の出
力のうち1つをメモリ入出力手段4に切替接続可能なス
イッチ等で構成される。
【0022】図2において、時刻t=1でD1を、時刻
t=2でD2を受けとったDバッファは、時刻t=2で
D1とD2をアドレス1番地のデータとして選択手段3
を通じてメモリ入出力手段4に出力する。時刻t=3で
D3を受けとったDバッファは、メモリ6への書き込み
ペアであるD4が入力されるまでD3を保持し続け、メ
モリ入出力手段4へ出力しない。時刻t=4でP1を受
けとったPバッファも、同様に書き込みペアであるP2
が入力されるまでP1を保持し続け、メモリ入出力手段
4へ出力しない。時刻t=5でQ1を受けとったQバッ
ファは、Q1が同じQ系列データの書き込みペアを持た
ないので、単独でアドレス7番地に書き込むために、端
数バイトのまま選択手段3を通じてメモリ入出力手段4
へ出力する。時刻t=6では、D4を受けとったDバッ
ファが、D3とD4をアドレス2番地のデータとして選
択手段3を通じてメモリ入出力手段4へ出力する。
【0023】このように、DMA機器1から出力される
D、P、Qの3系列のデータは、それぞれDバッファ、
Pバッファ、Qバッファに格納される。そして、各バッ
ファにデータ入力された際に、同系列データの書き込み
ペアのデータが存在する場合は該データを保持し続け、
書き込みペアの同系列のデータが揃うか書き込みペアが
無い場合に選択手段3を通じてメモリ入出力手段4へ出
力する。そのため図2に示す通り、時刻t=1から時刻
t=15の15サイクルで、メモリ6の8つの番地にデ
ータを書き込むサイクル数が9サイクルと、従来例の場
合(12サイクル)より3サイクル減少している。つま
り、この例ではメモリ6への書き込みのアクセス回数が
20%減少したことになる。
【0024】以上のように本実施の形態によれば、DM
A機器1から複数系列のデータが何度も切り替わりなが
ら入力されても、各データ系列に対応するデータ系列専
用のデータバッファ2を設けているため、同系列データ
の書き込みペアが揃うまで該データを保持することがで
き、メモリ6の同一アドレスに対する書き込み回数を少
なくし、よってメモリ6への書き込みのアクセス回数を
減少させることができる。その結果、他のDMA機器の
メモリアクセス効率が上昇し、DMA全体の転送速度を
向上させることができる。
【0025】なお、本実施の形態では、1バイトのDM
A機器出力を2バイト幅のメモリに書き込む場合を述べ
たが、必ずしもこれに限定するものでは無く、2バイト
のDMA機器出力を8バイト幅のメモリに書き込む場合
等でも容易に応用することができる。すなわち、DMA
機器1のバス幅あるいは出力単位がn(nは自然数)ビ
ットで、メモリ6のデータバス幅がm(mはnと異なる
nの倍数)ビットであればよい。このことは以下の第2
および第3の実施の形態でも同様である。
【0026】(第2の実施の形態;請求項1,請求項3
に対応)図3はこの発明の第2の実施の形態におけるD
MAデータ転送装置を示す図である。この図3では、デ
ータバッファ2を2つ設けてあり、以降、D系列データ
を保持するデータバッファ2をDバッファ(データ系列
専用のデータバッファ)、D以外のPとQの2系列のデ
ータを保持するデータバッファ2をPQバッファ(デー
タ系列専用外のデータバッファ)と呼ぶ。15は2つの
データバッファ2および選択手段3を制御する制御手段
であり、それ以外は第1の実施の形態と同様である。本
実施の形態でも、第1の実施の形態同様、従来例で用い
た図7に示すような3種類のデータ系列を処理する例を
示し、また、メモリ6に書き込むときのアドレス構成も
従来例で用いた図8と同じものとする。
【0027】この実施の形態では、DバッファとPQバ
ッファの2つのデータバッファ2を設けているため、制
御手段15は、DMA機器1から出力されるD系列デー
タをDバッファへ、P系列データとQ系列データとをP
Qバッファへ入力させるようにしている。また、選択手
段3は、2つのデータバッファ2の出力のうち1つをメ
モリ入出力手段4に切替接続可能なスイッチ等で構成さ
れる。
【0028】この実施の形態において制御手段15が行
なうデータフロー制御を図4に示す。図4において、D
1〜D9はそれぞれD系列の1バイト(1B)単位のデ
ータ、P1〜P3はそれぞれP系列の1バイト単位のデ
ータ、Q1〜Q3はそれぞれQ系列の1バイト単位のデ
ータであり、* はデータバッファ2が該当サイクルで受
けとったデータであり、W1、W2、…はメモリ6のア
ドレス1番地、アドレス2番地、…に書き込むデータを
選択手段3を通じてメモリ入出力手段4に出力すること
を示している。以下、図4とともに図8を参照しながら
説明する。
【0029】図4において、時刻t=1でD1を、時刻
t=2でD2を受けとったDバッファは、時刻t=2で
D1とD2をアドレス1番地のデータとして選択手段3
を通じてメモリ入出力手段4に出力する。時刻t=3で
D3を受けとったDバッファは、メモリ6への書き込み
ペアであるD4が入力されるまでD3を保持し続け、メ
モリ入出力手段4へ出力しない。時刻t=4でP1を受
けとったPQバッファは、書き込みペアP2が来るまで
にQ1にバッファを明け渡さねばならないので、この時
刻t=4でアドレス6番地の下位データとしてP1を端
数バイトのまま選択手段3を通じてメモリ入出力手段4
へ出力する。時刻t=5でQ1を受けとったPQバッフ
ァは、Q1には同系列の書き込みペアが存在しないの
で、そのままアドレス7番地の上位データとしてQ1を
端数バイトのまま選択手段3を通じてメモリ入出力手段
4へ出力する。
【0030】このように、D系列データには専用のデー
タバッファ2(Dバッファ)を、P系列データとQ系列
データには従来通り1つのデータバッファ2(PQバッ
ファ)を用いたので、時刻t=1から時刻t=15の1
5サイクルで、メモリ6の8つの番地にデータを書き込
むサイクル数が11サイクルとなり、従来例より1サイ
クル減少している。
【0031】この実施の形態では、第1の実施の形態に
比べてメモリ6への書き込みアクセス回数に対する効果
は少ないが、データバッファ2が1系列分少なく済むの
でコストの上昇を抑えることができる。また、例えばP
系列のデータとQ系列のデータが、図7と図8に示すも
のと異なり、途中で端数が生じないような転送順序に限
定されるならば、メモリ6への書き込みアクセス回数に
対する効果は第1の実施の形態と同様のものを期待でき
る。
【0032】(第3の実施の形態;請求項4に対応)第
3の実施の形態のDMAデータ転送装置は、第2の実施
の形態と同様に図3に示される。第2の実施の形態と異
なる点は、データバッファ2に入力するデータ系列をあ
らかじめ制御手段15に入力可能とすることにある。
【0033】第2の実施の形態においては、2つのデー
タバッファ2をD系列用とPQ系列用に分けて固定して
いた。しかし、各系列データの端数バイトがあらかじめ
分かっている場合や、DMA機器が色々なシステム、例
えばDVDやCD−ROM等に対応している場合は、各
データ系列の特性に合わせてデータバッファ2を使い分
けた方がより効率的なメモリアクセスを期待することが
できる。
【0034】そのため、本実施の形態では、例えば、図
3における2つのデータバッファ2を、第2の実施の形
態のようにD系列用とPQ系列用とに使用する場合と、
P系列用とDQ系列用とに使用する場合とに切り替えら
れるようにしている。この切り替えは、外部からの設定
により切り替え、処理途中で切り替えるのではなく、例
えばDVDの場合とCDの場合とによって切り替えるよ
うに制御する。なお、図3における2つのデータバッフ
ァ2を、第2の実施の形態のようにD系列用とPQ系列
用とに使用する場合のデータフロー制御の例は前述のよ
うに図4であり、P系列用(Pバッファ)とDQ系列用
(DQバッファ)とに使用する場合のデータフロー制御
の例を図5に示す。
【0035】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
DMA機器から複数系列のデータが何度も切り替わりな
がら入力されても、各データ系列に対応するデータ系列
専用のデータバッファを設けているため、同系列データ
の書き込みペアが揃うまで該データを保持することがで
き、メモリの同一アドレスに対する書き込み回数を少な
くし、よってメモリへの書き込みのアクセス回数を減少
させることができる。その結果、他のDMA機器のメモ
リアクセス効率が上昇し、DMA全体の転送速度を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態におけDMAデー
タ転送装置を示す図。
【図2】この発明の第1の実施の形態におけるデータフ
ローを示す図。
【図3】この発明の第2の実施の形態におけるDMAデ
ータ転送装置を示す図。
【図4】この発明の第2の実施の形態におけるデータフ
ローを示す図。
【図5】この発明の第3の実施の形態におけるデータフ
ローを示す図。
【図6】従来のDMAデータ転送装置を示す図。
【図7】DMA機器からのデータ入力例を示す図。
【図8】メモリへの書き込みアドレス例を示す図。
【図9】従来のデータフローを示す図。
【符号の説明】
1 DMA機器 2 データバッファ 3 選択手段 4 メモリ入出力手段 5 制御手段 6 メモリ 15 制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 p(pは複数)種類のデータ系列のそれ
    ぞれのデータ系列のみからなるn(nは自然数)ビット
    データがデータ出力手段から系列順不同で出力される転
    送データを、m(mはnと異なるnの倍数)ビットデー
    タとしてメモリへ転送するDMAデータ転送方法であっ
    て、 p種類のうちq(qは1≦q≦pを満たす整数)種類の
    各データ系列に対応し、mビットのデータを格納および
    出力可能なq個のデータ系列専用のデータバッファを設
    け、 それぞれの前記データ系列専用のデータバッファに前記
    転送データのうち対応するデータ系列のnビットデータ
    を入力し、前記データ系列専用のデータバッファに系列
    最初の端数データを全て入力した時、mビット全てを前
    記nビットデータで満たした時、および系列最後の端数
    データを入力した時に前記データ系列専用のデータバッ
    ファに入力されているデータを前記メモリへ転送するた
    めに出力させることを特徴とするDMAデータ転送方
    法。
  2. 【請求項2】 p(pは複数)種類のデータ系列のそれ
    ぞれのデータ系列のみからなるn(nは自然数)ビット
    データがデータ出力手段から系列順不同で出力される転
    送データを、m(mはnと異なるnの倍数)ビットデー
    タとしてメモリへ転送するDMAデータ転送装置であっ
    て、 p種類の各データ系列に対応して設けられ、mビットの
    データを格納および出力可能なp個のデータ系列専用の
    データバッファと、 前記p個のデータ系列専用のデータバッファから出力さ
    れるmビットデータを前記メモリへ書き込むメモリ入力
    手段と、 前記p個のデータ系列専用のデータバッファのうち選択
    的に1個のデータバッファの出力を前記メモリ入力手段
    へ入力させる選択手段と、 前記データ出力手段から系列順不同で出力されるnビッ
    トデータをそれぞれ対応するデータ系列の前記データ系
    列専用のデータバッファに入力させるとともに、前記デ
    ータ系列専用のデータバッファに系列最初の端数データ
    を全て入力した時、mビット全てを前記nビットデータ
    で満たした時、および系列最後の端数データを入力した
    時に前記データ系列専用のデータバッファを前記選択手
    段に選択させる制御手段とを設けたことを特徴とするD
    MAデータ転送装置。
  3. 【請求項3】 p(pは3以上の整数)種類のデータ系
    列のそれぞれのデータ系列のみからなるn(nは自然
    数)ビットデータがデータ出力手段から系列順不同で出
    力される転送データを、m(mはnと異なるnの倍数)
    ビットデータとしてメモリへ転送するDMAデータ転送
    装置であって、 p種類のうちq(qは1≦q≦p−2を満たす整数)種
    類の各データ系列に対応して設けられ、mビットのデー
    タを格納および出力可能なq個のデータ系列専用のデー
    タバッファと、 前記q種類以外のデータ系列に対応して設けられ、mビ
    ットのデータを格納および出力可能なデータ系列専用外
    のデータバッファと、 前記q個のデータ系列専用のデータバッファおよび前記
    データ系列専用外のデータバッファから出力されるmビ
    ットデータを前記メモリへ書き込むメモリ入力手段と、 前記q個のデータ系列専用のデータバッファおよび前記
    データ系列専用外のデータバッファのうち選択的に1個
    のデータバッファの出力を前記メモリ入力手段へ入力さ
    せる選択手段と、 前記データ出力手段から系列順不同で出力されるnビッ
    トデータをそれぞれ対応するデータ系列の前記データ系
    列専用のデータバッファに入力させるとともに、前記デ
    ータ系列専用のデータバッファに系列最初の端数データ
    を全て入力した時、mビット全てを前記nビットデータ
    で満たした時、および系列最後の端数データを入力した
    時に前記データ系列専用のデータバッファを前記選択手
    段に選択させる制御手段とを設けたことを特徴とするD
    MAデータ転送装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、データ系列専用のデータバ
    ッファに入力させるデータ系列を変更可能であることを
    特徴とする請求項3記載のDMAデータ転送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014050708A1 (ja) * 2012-09-28 2014-04-03 日本ゼオン株式会社 二次電池用多孔膜セパレータ及びその製造方法、並びに二次電池

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