JP4291744B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、未定着トナー像を保持した用紙(記録媒体)を、互いに対向する一対の回転体同士のニップ部で挟持・加熱することにより、上記トナー像を定着する定着装置に関し、特に、レーザビームプリンタ、デジタル複写機、普通紙ファックス等のOA機器の定着装置に関するものである。また、本発明は、この定着装置を備えた複写機、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。さらに、定着装置に係る本発明は、シート材(用紙等)を搬送し、かつこのシート材に熱を供給する装置に広く応用することができるものである。
可視像形成のためにトナーを用いる画像形成装置には、トナー画像を転写紙等の記録媒体に永久画像として定着するために定着装置が備えられている。この定着装置では、加熱され回転している定着ローラや定着ベルトと、それに圧接・回転している加圧ローラや加圧ベルトと、この圧接部すなわちニップ部を記録媒体が通過することによって、記録媒体上に担持されたトナーが溶融され記録媒体上にトナー画像が定着される。主に樹脂で構成されているトナーは上記ニップ部で溶融し、定着ローラや定着ベルトに粘着する性質があるため、トナーへのワックス成分付加、定着ローラや定着ベルト表面を離型性の材質で被覆、定着ローラや定着ベルト表面にシリコーンオイル等の離型剤を塗布する等の様々な手段を用いて定着ローラや定着ベルトにトナーが粘着することを防止している。
さらには、分離爪を備えたシート分離機構を定着ローラや定着ベルトに付設することにより、溶融トナーによって定着ローラや定着ベルトに巻き付こうとしている用紙を、強制的に分離するようにしている。
しかしながら、分離爪では完全に用紙の巻き付きを防止することはできず、もし巻き付き等のいわゆるジャムが発生した場合、分離爪がローラに接していると紙の除去の際、紙が破れ、紙片が残ったり、除去しにくくなったりするなどの不具合が生じる。
上記問題の対策として、紙除去の際には分離爪を定着ローラや定着ベルトから離させる方法がある。その方法の一つとしてジャム紙除去の際に、上記ニップ部から解放する(離れる)ことができるユニットに分離爪を設けるものがある。
しかしながら、分離爪の構成は爪部と回転軸とを有し、回転軸を中心として爪部が定着ローラや定着ベルトの表面に接するようにスプリングなどで付勢されたものとなっている。このため、ジャム処理の際ユニットがニップ部から解放されると、該ユニットの近傍に接触相手の定着ローラや定着ベルトがいなくなってしまうために、分離爪はより定着ローラや定着ベルトに食い込む側に回動してしまう。
ところが、分離爪がこのように回動した状態のまま、紙除去を済まして再びユニットを拘束状態に戻すと、分離爪先端が定着ローラや定着ベルト表面に食い込み、その表層を傷つけてしまう問題が生じる。この問題を防止するためには、ユニットの解放・拘束時に分離爪を接触相手の定着ローラや定着ベルトから離間させる機構が必要である。
この離間機構を備えた定着装置に係る発明が、下記特許文献1に開示されている。この発明では、複数の分離爪それぞれにコイルバネやトーションスプリング等の弾性手段を、分離爪が定着ローラや定着ベルトから強制的に離間するように設け、ジャム処理を行う際の解放・拘束ユニットの拘束時には所定の規制部材により、上記弾性手段が働かないようにし、解放時には上記弾性手段が上記規制部材から離れ、分離爪を強制離間させるようにした構成となっている。
分離爪を配備した定着装置に関する発明としては、上記のほかに例えば、下記特許文献2〜5に開示されたものがある。
しかしながら、上記特許文献1に記載された定着装置では、分離爪接離機構を複数の分離爪それぞれに備えているために、部品点数が増え、組立時に組立工数が増えてしまう。また、メンテナンス時にも分離爪の交換に時間がかかってしまう等の不具合がある。
特開平5−165364号公報 特開平9−160426号公報 特開平8−220923号公報 特開2003−255750号公報 特開2002−145503号公報
本発明は、従来技術の上記問題点に鑑みなされたもので、その目的は、分離爪の組み付けが容易でメンテナンス性も高く、しかもジャム紙の除去性に優れ、ジャム発生時にも定着ローラや定着ベルトを傷つけず、分離爪が用紙上の定着画像を乱すことのない定着装置を提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は、未定着トナー像を保持した用紙(記録媒体)を、互いに対向する一対の回転体同士のニップ部で(たとえば、回転するローラ同士のニップ部で、または回転するローラと循環走行する無端ベルトとのニップ部で)挟持・加熱することにより、前記トナー像を定着する定着装置において、
回転軸5aを中心に回動しうる複数の分離爪5と、弾性部材6aを有するブラケット部材6と、レバー8aおよび押圧部材8bを有し且つ前記レバー8aの操作により回動しうるストッパ爪部材8とを備えてなる排紙ガイド部材4を、定着装置本体に対し回動自在の回動体ユニットとして配備し、
前記ブラケット部材6は、前記排紙ガイド部材4に設けた支点中心4aを中心に回動自在に設け、
トナー像の定着工程においては、前記レバー8aの操作で前記排紙ガイド部材4を回動させ、定着装置本体に設けた受け部材7に前記ストッパ爪部材8を係合させることにより、前記排紙ガイド部材4を前記ニップ部に接近させるとともに、適宜の付勢手段により前記分離爪5の先端部を、前記一対の回転体のうち一方の回転体の表面に付勢接触させ、
用紙ジャム処理の際、前記レバー8aの操作によって前記ストッパ爪部材8を前記受け部材7から離脱する方向に回動させたときに、前記押圧部材8bが前記弾性部材6aを押圧することにより前記ブラケット部材6が回動し、前記排紙ガイド部材4が前記ニップ部から離反して前記ニップ部が解放されるとともに、前記分離爪5の先端部が前記一方の回転体2の表面から離間するようにしたことを特徴とする定着装置である。
請求項2に係る本発明は、前記レバー8aの操作によって前記ストッパ爪部材8を前記受け部材7から離脱する方向に回動させたときに、前記ストッパ爪部材8の傾斜部8dが前記受け部材7に接触した状態を保ちながら、前記押圧部材8bによる前記弾性部材6aの押圧動作が行われて前記ブラケット部材6が回動し、前記排紙ガイド部材4が前記ニップ部から離反して前記ニップ部が解放されるとともに、前記分離爪5の先端部が前記一方の回転体2の表面から離間するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置である。
請求項3に係る発明は、前記分離爪5を、前記付勢手段としての板バネ部9bを有する分離爪ホルダ9Aで前記回転軸5aを介して保持することにより、前記分離爪5が前記回転軸5aを中心に回動自在となっている分離爪ユニット9を構成し、
該分離爪ユニット9を、前記ブラケット部材6に設けた取り付け部10に、前記分離爪ホルダ9Aを介し装着して該ホルダが前記取り付け部10を中心として回動自在とし、前記板バネ部9bにより分離爪5の先端部を、一方の回転体2の表面に接する方向に付勢し、
前記取り付け部10には、前記一方の回転体2の表面に接する方向への分離爪5先端部の回動を規制するストッパ10aを設け、
用紙ジャムが発生し、前記分離爪5がジャム紙によって持ち上げられたときに前記分離爪ユニット9が回動し、前記回転軸5aに突設した衝合片5bが前記ストッパ10aに衝合することにより、前記分離爪5の先端部が前記回転体2表面から適宜距離だけ離間した状態に維持されることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置である。
請求項4に係る本発明は、前記分離爪ユニット9では、前記分離爪ホルダ9Aと共同で前記回転軸5を保持するホルダ12を設け、コロ11をこのホルダ12における分離爪近傍部位に、かつ走行する用紙との接触により回転自在に配備し、
定着工程においては、定着後の用紙の走行を前記コロ11により案内するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置である。
請求項5に係る発明は、前記排紙ガイド部材4にコロ状のアイドルローラとしての当接部材8cを設け、該当接部材が前記一方の回転体2の表面に接触した状態で前記排紙ガイド部材4が前記支点中心4aを中心に回動するとともに、定着工程においては、前記当接部材8cが前記一方の回転体2の表面に接触した状態を維持することを特徴とする1〜4のいずれかに記載の定着装置である。
請求項6に係る本発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の定着装置を備え、電子写真方式によりトナー像を形成した用紙を前記定着装置に給送することにより、前記トナー像を定着することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1の発明に係る定着装置によれば、ジャム処理後に分離爪を、当接相手の部材(例えば定着ベルト、あるいは定着ローラ)の表面に接触させて通常の定着動作に復帰させる場合において、分離爪が上記当接相手の表面に衝撃的に圧接して、これを損傷させるなどの問題がなく、ジャム処理を簡便・的確に行うことができる。そのうえ、定着装置の構造が簡単で部品点数も少なく、組立コストも安価で済むという効果がある。
請求項2の発明に係る定着装置では、レバー8aの操作によってストッパ爪部材8を受け部材7から離脱する方向に回動させたときに、ストッパ爪部材8の傾斜部8dが受け部材7に接触した状態を保ちながら、押圧部材8bによる弾性部材6aの押圧動作が行われるように構成したから、分離爪5先端部が一方の回転体2の表面から離間する離間動作が円滑、かつ確実に行われる。
請求項3の発明に係る定着装置によれば、巻き付きジャム発生時に分離爪によって定着ベルト等が傷つく問題点をなくすことができる。
請求項4の発明に係る定着装置によれば、用紙が分離爪5に対し摺動することがなくなるだけでなく、コロ11に対しても摺擦することがないため、用紙上の定着画像に画像乱れが発生することが無くなる。
請求項5の発明に係る定着装置では、排紙ガイド部材4に、所定の機能を有するコロ状のアイドルローラとしての当接部材8cを設けたため、排紙ガイド部材4の荷重の殆どを当接部材8cと一方の回転体2の表面との接触部で負担することができるから、排紙ガイド部材4の回動操作(ニップ部に対する開放・拘束動作)を安定的に行うことができる。
請求項6の発明に係る画像形成装置は、上記請求項1〜5のいずれかに係る定着装置を備えているから、この画像形成装置によれば、上記定着装置による効果が得られ、結果的に定着装置の使用寿命が向上するとともに、用紙上の定着画像における画像乱れ等の不具合を的確に防止することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下はこの発明の最良の形態の例であって、いわゆる当業者が特許請求の範囲内で、変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、以下の説明は特許請求の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。ここでは、フルカラー複写機を例に挙げて説明する。
画像形成装置100は、画像形成部300、給紙部200、原稿読み取り部400、原稿搬送部500からなる。画像形成部300は、画像形成ユニット30、露光手段40、転写手段50、定着手段(定着装置)60からなる。
画像形成ユニット30は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のトナー像をそれぞれ形成する4つのユニットを並列して備える。各画像形成ユニット30の中央には、それぞれ感光体31(31K、31C、31M、31Y)が備えられ、その周囲に、帯電手段、現像手段、クリーニング手段が備えられている。
露光手段40は、原稿読み取り部400で読み取ったデータ、又は図示しないPC等外部より送られた画像信号をレーザー光等の光信号に変換し、感光体31(31K〜31Y)上に静電潜像を形成する。
転写手段50は、各感光体31上に形成されたトナー像を順次重ね合わせて保持する中間転写ベルト51を含んで構成されており、中間転写ベルト51上に形成されたカラートナー像を記録紙に転写する構成となっている。この他、転写搬送ベルトによって記録紙を搬送し、各感光体31上に形成されたトナー像を直接記録紙に転写する構成であってもよい。
定着装置60は、内部にヒータ等を有するローラに張架されたベルトと加圧ローラとから構成されており、両者によって形成されるニップ部にて記録紙上のトナーに熱と圧を加えてトナー像を定着させる。この他、一対のローラ、あるいは一対のベルトを用いるものであってもよい。
画像形成装置100は、この他に両面反転ユニット70、排紙トレイ80等を備える。なお、符号91a〜91dは給紙カセットである。
図2は図1の画像形成装置に配備された、本発明の実施の形態に係る定着装置(分離爪の離間あり)の要部構造を示す断面図であって、定着ベルトに対し排紙ガイド部材を拘束(定着装置のニップ部を拘束)した状態つまり、定着工程を進めるために分離爪先端部を定着ベルトの表面に接触させた状態を示すものである。図3はこの定着装置に係るもので、複数の分離爪5をブラケット部材6に配備した構造を示す斜視図である。図4は、この定着装置に用紙ジャムが発生した場合において、レバー8aを引き上げたときの動作を説明する断面図である。図5は、図4の動作に引き続く動作を説明する断面図であって、定着ベルトに対し排紙ガイド部材を開放(定着装置のニップ部を開放)して用紙ジャム処理を行うときの状態を示すものである。図6は、図4の用紙ジャム処理終了後、排紙ガイド部材4を上記拘束状態に戻すときの動作を説明する断面図である。
図7は、比較例に係る定着装置(分離爪の離間なし)の要部構成および、用紙ジャム処理時の状態(定着ベルトに対し排紙ガイド部材が開放状態)を示す断面図である。図8は、図7の用紙ジャム処理終了後、排紙ガイド部材4を所定の拘束状態に戻すときの動作を説明する断面図である。
図9は、図2の定着装置(分離爪の離間あり)において、用紙巻き付きジャムが発生したときの分離爪の動作を説明する断面図である。図10は、図2の定着装置に係るもので、複数の分離爪ユニット9(分離爪ホルダ9Aに分離爪5を取り付けたもの)をブラケット部材6に装着する要領を説明する斜視図である。図11は、図10の分離爪ユニット9の詳細構造を説明する斜視図である。図12は、図2の定着装置に配備した従動コロ11の動作を説明する断面図である。
図2の定着装置では、循環走行する定着ベルト2内に定着部材として定着ローラ1と、補助ローラ2aとを設け、定着ベルト2に対向して加圧部材として加熱ローラ3を配備し、定着ローラ1・加熱ローラ3間で定着ベルト2を加圧することでニップ部を構成している。各ローラ1,2a,3は、熱源であるハロゲンヒータを内蔵し、図2の右側から未定着トナー像を担持した、記録媒体としての用紙を搬送し、上記ニップ部でこの用紙を挟持・加熱することにより上記トナー像を定着する構造となっている。
まず、この定着装置の構造について説明する。
図2、図3、図9〜図11等に示すように、ガイド本体4b、ブラケット部材6、板バネ(弾性部材)6a、ストッパ爪部材8、レバー8a、押圧部材8b、分離爪ユニット9、取り付け部10、ストッパ10a、アイドルローラとしての当接部材8c等からなる、回動体ユニットとしての排紙ガイド部材4を定着装置本体に、支軸21を介して回動自在に設ける。上記ブラケット部材6は、排紙ガイド部材4の支点中心4aを中心に回動自在とする。すなわち、排紙ガイド部材4を、ジャム処理のために定着ベルト2および加熱ローラ3(これら同士のニップ部)に対し解放・拘束自在に設ける。このように、分離爪5を有する回動体ユニットである排紙ガイド部材4を、定着装置本体に設けられた支軸21で支持し、この排紙ガイド部材4を、上記支軸21を中心に回動自在とする。なお、上記ガイド本体4bは、定着後の用紙を排紙ローラに向けて案内するためのものである。
上記分離爪ユニット9は、図9(a)および図11に示すように、分離爪5、この分離爪の回転軸5a、この回転軸に突設した衝合片5b、分離爪ホルダ9A、板バネ部9b(付勢部材)等により構成する。そして、図9(a)および図10に示すように、上記分離爪ユニット9の複数を、ブラケット部材6に設けられた取付け部10に挿入し、板バネ部材9bで所定の向きに付勢することにより、複数の分離爪5を所定位置に弾性保持するとともに分離爪ユニット9を、回転中心9aを中心に回動自在とする。さらに、上記分離爪ユニット9では、図11に示すように、分離爪5の直近位置にコロ11を回転自在に設けるとともに、上記回転軸5aの両端部を分離爪ホルダ9Aおよびホルダ12により保持する。
上記定着装置の構造について、さらに具体的に説明する。
爪本体8A、レバー8aおよび押圧部材8bを有するストッパ爪部材8を、排出ガイド部材4に対し回動自在に設ける。定着装置本体の適所に、上記爪本体8Aの受け部材7を配備する。上記ストッパ爪部材8は、これの回動により爪本体8Aが受け部材7に対し係脱しうるものである。
定着工程では、レバー8aの操作により爪本体8Aを受け部材7に係合して、排紙ガイド部材4を所定の姿勢に保持することにより分離爪5の先端部を、ニップ部を形成する一対の回転体のうち一方の回転体である定着ベルト2の表面に当接させ、図2の状態(排紙ガイド部材4によりニップ部を拘束した状態)とする。
上記排紙ガイド部材4にブラケット部材6を取り付け、このブラケット部材6(の取付け部10)に、分離爪5等を備えてなる分離爪ユニット9を回動自在に取り付ける。分離爪5は、衝合片5bを突設した回動軸5aを中心として、分離爪ホルダ9Aに対し回動自在とする。上記取り付け部10はブラケット部材6を構成するものであって、このブラケット部材6に分離爪ユニット9を取り付けるためのものである。
分離爪ホルダ9Aには、分離爪ユニット9を上記取り付け部10に取り付けるための係合孔9aを形成するとともに、板バネ部9bを形成し、この板バネ部で分離爪5を定着ベルト2の表面に向けて付勢することにより、分離爪5の先端部を定着ベルト2の表面に当接させる。ブラケット部材6は支点中心4aに取り付け、該支点中心を中心として回動しうるように構成する。
上記のようにしてブラケット部材6に複数の分離爪5を設ける。このブラケット部材6を、排紙ガイド部材4の支持軸(支点中心)4aを中心として回動しうるように排紙ガイド部材4に設けるとともに、上記拘束時には分離爪5の先端部が定着ベルト2の表面に接するように付勢する。
また、定着装置本体に受け部材7を、位置を固定して設ける。ストッパ爪部材8を排紙ガイド部材4に設け、上記ストッパ爪部材8を受け部材7に係合させることにより、排紙ガイド部材4が上記ニップ部に対し拘束状態となるように構成する。排紙ガイド部材4の上記拘束状態を解除するためのレバー8aをストッパ爪部材8と一体に設け、このストッパ爪部材8に押圧部材8bを一体に設ける。さらに、ブラケット部材6に弾性部材6aを設ける。上記のようにこの定着装置では、複数の分離爪5を一つの排紙ガイド部材4に配備したから、部品点数および組立て工数を少なくすることができる。
そして、上記ストッパ爪部材8が解除方向に回動する時に、押圧部材8bが板バネ6aを押すことにより、ブラケット部材6が回動し、このブラケット部材6に設けられた分離爪5の先端が定着ベルト2および加熱ローラ3の表面から離間される構造とする。
また、上記取り付け部10には定着ベルト2に接する方向への回転を規制するストッパ形状10aを設ける。ジャム発生時にジャム紙によって分離爪5が持ち上げられたときに分離爪ユニット9が回動し、ストッパ10aの働きによって、分離爪5の先端が定着ベルト2の表面から離間するように構成する。
さらに、分離爪ユニット9では、分離爪ホルダ9Aと共同で回転軸5を保持するホルダ12を設け、コロ11をこのホルダ12における分離爪近傍部位に、かつ走行する用紙との接触により回転自在に配備する。そして、定着工程においては、定着後の用紙の走行をコロ11で案内するように構成する。
さらに、排紙ガイド部材4に上記当接部材8cを設け、該当接部材が定着ベルト2の表面に接触した状態で排紙ガイド部材4が支点中心4aを中心に回動するとともに、定着工程においては、上記当接部材8cが定着ベルト2の表面に接触した状態を維持するように構成する。
さらにこの定着装置では、図3に示すように、複数の分離爪5がブラケット部材6に配備されている。このブラケット部材6は、排紙ガイド部材4に保持され、その支点中心4aを中心に回転自在となっており、通常は規定位置に付勢されている。図2において排紙ガイド部材4は、定着装置本体に位置を固定して設けられた受け部材7にストッパ爪部材8が係合することによって拘束状態を保っている。
上記定着装置は、図2に示すように通常状態では分離爪5の先端部は定着ベルト2に摺接していて、トナー像が定着された用紙を分離している。しかしながら、用紙ジャムが発生すると図5に示すように、分離爪5を備えた排紙ガイド部材4を解放してジャム処理(用紙ジャム処理)を行う。この場合、分離爪5や排紙ガイド部材4が定着ベルト2の表面から大きく解放されるので、ジャム処理性が良好になる。
次に、上記定着装置におけるジャム処理の動作について、図面をもとに説明する。
用紙ジャムが発生すると図4に示すようにまず、ストッパ爪部材8と一体に構成されたレバー8aを引き上げることによって、ストッパ爪部材8を定着装置本体の受け部材7から外す。このときストッパ爪部材8と一体に構成された押圧部材8bが、複数の分離爪5を備えたブラケット部材6に一体に構成された弾性部材6aを押圧する。この働きによりブラケット部材6が分離爪5を定着ベルト2から離す方向に、支点中心4aを中心として回動することによって、分離爪5の離間が行われる。
この状態で図5に示すように、排紙ガイド部材4が分離爪5と共に定着ベルト2から解放される。そして、この解放状態においてジャム処理が行われる。ジャム処理が済むと図6に示すように、排紙ガイド部材4を所定の拘束状態へ戻すが、このときストッパ爪部材8の傾斜部8dが、定着装置本体の受け部材7と接触しながら、ストッパ爪8が回動するとともに、上記当接部材8cが定着ベルト2の上側部位に接触する。
そして、ストッパ爪部材8と一体に構成された押圧部材8bも同時に移動し、ブラケット部材6に一体に設けられた弾性部材6aを押圧する。その為、排紙ガイド部材4を拘束状態に戻す時も分離爪5を備えたブラケット部材6の定着ベルト2からの離間が自動的に行われる。レバー8aの引き上げ操作をさらに継続することで、分離爪5が上記定着ベルト等の当接相手の表面に衝突接触することなく排紙ガイド部材4を図2の状態に戻すことができる。したがって、定着ベルト2等の表面を傷つけることなく、定着工程を再開することが可能となる。
以上のように、この定着装置では、ジャム処理時(等)に排紙ガイド部材4を解放・拘束する際、この排紙ガイド部材が定着ベルト2に対して強制離間する構造となっているため、部品点数も少なく構成され、組立工数も少なく組立コストを低くすることができる。
ここで、仮に上記分離爪5の離間動作が無い場合、どのような問題が発生するのかを図面を用いて説明する。図7は図2の構造から、押圧部材8bおよび弾性部材6aを省略した構造を示しており、この場合、分離爪5の離間動作は生じない。
この図7の構成においても、ジャム処理を行うときには、レバー8aを押し上げてストッパ爪部材8を受け部材7から外し、排紙ガイド部材4を解放する。このとき、分離爪5は定着ベルト2に接する方向に、図9に示す回転軸5aを中心に、板バネ部9bで付勢されているため、接触相手の定着ベルト2が存在しなくなったことによって、分離爪5は、より食い込む側に回動する。図7の構成では図9に示すストッパ形状10aに分離爪5の一部(衝合片5b)が接触するまで回動する。この状態でジャム処理が行われ、ジャム処理が済むと再び排紙ガイド部材4を所定の拘束状態に戻す操作を行うことになるが、図8に示すように分離爪5がより食い込む側に回動したままの状態であるため、定着ベルト2に分離爪5の先端部が突き刺さり、定着ベルト2を傷つけてしまう問題が発生する。
これに対し、図2に示す構造の定着装置によれば、上述のような問題が発生することなく、ジャム処理性を簡便・的確に行うことができる。そのうえ、図2の構造は簡易なもので部品点数も少なく、組立コストも安価に済む定着装置を提供することができる。
図2に示すような、請求項1に係る定着装置によれば、ジャム処理後に分離爪を、当接相手の部材(例えば定着ベルト、あるいは定着ローラの表面)に接触させて通常の定着動作に復帰させる場合において、分離爪が上記定着ベルト等の当接相手の表面に衝撃的に圧接して、これを損傷するなどの問題が発生することなく、ジャム処理性を簡便・的確に行うことができる。そのうえ、図2の構造は簡易なもので部品点数も少なく、組立コストも安価に済む定着装置を提供することができる。
図9は、実際に用紙の巻き付きジャムが発生したときの分離爪5の動作を説明する図である。また図11は、分離爪5等からなる分離爪ユニット9の構造を示す説明図である。この分離爪ユニット9では、分離爪5は回転軸5aを中心に回動自在であり、この回転軸5aを介して分離爪5を保持する分離爪ホルダ9Aを備えている。この分離爪ホルダ9Aは弾性に富む金属製のもので、これは分離爪5が回動する上記回転軸5aとは別の回転中心9aを有している。また、分離爪5および分離爪ホルダ9を所定位置に弾性保持するための板バネ部(付勢部材)9bを備えている。
図11に示した分離爪ユニット9を、図9(b)および図10に示すように、ブラケット部材6に設けられた取り付け部10に挿入すると、分離爪ホルダ9Aの一部を形成している板バネ部9bの働きによって分離爪5は所定位置に弾性保持される。
すなわち、図10および図11に示すように、上記回転中心9aが、分離爪ユニット9を上記取り付け部材6、つまり取付け部10に取り付けるための係合孔であるのに対し、取り付け部10を構成する対向片10A,10Aのそれぞれの内面側には、突起10Bが互いに対向して形成されている。したがって、分離爪ユニット9を、取り付け部10に挿入するとともに、上記係合孔9aを突起10Bに挿入することで、ピボット軸受と類似した軸受構造を構成することができる。
このように、図9(a)〜図11に示す構造によれば、ネジ等の締結部品を一切使用することなく、取り付け部材6に対する分離爪ユニット9の着脱操作を簡単に行うことができるので、メンテナンス作業が容易で且つ迅速にできるようになる。このような構成とすることにより、巻き付きジャムが発生したときにも、図9に示すように的確なジャム処理を行うことが可能となる。以下、これについて説明する。
巻き付きジャムが発生した場合、図9(a)の状態から、定着ベルト2に巻き付いた用紙が分離爪5を押し上げる結果となる。すると、分離爪5を保持している分離爪ホルダ9Aが回転中心9aを中心として反時計方向に回動し、図9(b)に示すように、分離爪ユニット9の構成部品であるホルダ12、分離爪5、衝合片5b等が一体的に、左斜め上方へ移動する。すると、上記衝合片5bが取り付け部材10のストッパ10aに衝合し、分離爪5が回転軸5aを中心に時計方向に回動する。この回動により、分離爪5の先端部が定着ベルト2の表面から離れる方向に移動する。以上の動作が自動的に行われることで、巻き付きジャム発生時に分離爪5によって定着ベルト2等が傷つく上記問題点をなくすことができる。
また、図11に示すように、上記分離爪ユニット9には、分離爪5の直近、かつ用紙の走行方向後方側に、コロ11が配備されている。このコロ11は、回転軸11aの両端部がコロホルダ12で保持されている。すなわちこのホルダ12は、一側において分離爪ホルダ9Aとともに、分離爪5の回転軸5aを保持し、他側においてコロ11を回転自在に支持している。
上記コロ11の機能は図12で明らかなように、定着後の用紙Pを案内走行させることにより、定着ベルト2表面から分離した用紙が分離爪5に摺動するのを防ぐものである。この場合、コロ11は用紙との接触により従動回転するから、コロ11と用紙との間に相対速度に基づく摺擦は殆ど発生しない。このように、用紙が分離爪5に摺動することがなくなるため、用紙上の定着画像に画像乱れが発生することが無くなる。
なお、本発明の上記実施の形態ではニップ部を、定着部材としての定着ベルト2と、加圧部材としての加熱ローラ3とで形成し、分離爪5を定着ベルト2の表面に接触させた状態で用紙分離を行うように構成されているが、定着部材と加圧部材を、ともにローラとすることもできる。また、定着部材と加圧部材をともに無端ベルトとすることもできるが、この場合、一方の無端ベルトを他方の無端ベルトに圧接させるための加圧ローラが必要である。いずれにしても、分離爪は、定着部材と加圧部材の組み合わせのうち、定着工程において用紙上の溶融トナーが付着しやすくなる方の部材の表面に接触させて用紙を分離するように構成する必要がある。
本発明の上記実施の形態では、定着ベルト2が用紙上のトナー像に圧接することから、用紙が定着ベルト2の表面に付着しやすくなるため、分離爪5を定着ベルト2の表面に接触させるようにしている。したがって、定着ベルトに替えて定着ローラを設けた場合には、分離爪をこの定着ローラ表面に接触させて用紙分離を行うことが必要となる。
また、本発明の上記実施の形態では、定着ローラ2、補助ローラ2a、加熱ローラ3の熱源として、ハロゲンヒータに替えて、たとえば特開2001−242732号公報や特開2001−13805号公報に記載されているような、誘導加熱方式による加熱を採用することもできる。この加熱方式によれば、ヒータの高精度な加熱制御が可能になるうえ、
熱効率の高い加熱操作を行うことができ、温度ムラが少なく高い定着信頼性を得ることが可能になる。
さらに、本発明の上記実施の形態では、ハロゲンヒータへの電力供給を商用電源によるものとしているが、これに替えて、補助電源を設け、この補助電源から電力供給を行うことも可能である。補助電源としてはたとえば、特開2002−174988号公報に開示されているような、電気2重層コンデンサ(電気化学キャパシタ)を利用するのが好ましい。このような構成によれば、商用電源の限界にとらわれずに定着装置を短時間で立ち上げることができるとともに、電力消費を低減でき、更に温度制御不能時の安全性を確保することができるという利点もある。
定着装置に係る本発明は、シート材(用紙等)を搬送し、かつこのシート材に熱を供給する装置に広く、かつ有効に応用することができる。
本発明に係る画像形成装置の全体構造を概略的に示す説明図である。 図1の画像形成装置に配備された、本発明の実施形態に係る定着装置(分離爪の離間あり)の要部構造を示す断面図である。 図2の定着装置に係るもので、複数の分離爪5をブラケット部材6に配備した構造を示す斜視図である。 図2の定着装置に用紙ジャムが発生した場合において、レバー8aを引き上げたときの動作を説明する断面図である。 図4の動作に引き続く動作を説明する断面図であって、用紙ジャム処理を行うときの状態を示すものである。 図4の記用紙ジャム処理終了後、排紙ガイド部材4を所定の拘束状態に戻すときの動作を説明する断面図である。 比較例の定着装置(分離爪の離間なし)の要部構成および、用紙ジャム処理時の状態を示す断面図である。 図7の用紙ジャム処理終了後、排紙ガイド部材4を所定の拘束状態に戻すときの動作を説明する断面図である。 図2の定着装置において、用紙巻き付きジャムが発生したときの分離爪の動作を説明する断面図である。 図2の定着装置に係るもので、複数の分離爪ユニット9(分離爪ホルダ9Aに分離爪5を取り付けたもの)をブラケット部材6に装着する要領を説明する斜視図である。 図10の分離爪ユニット9の詳細構造を説明する斜視図である。 図2の定着装置に配備した従動コロ11動作を説明する断面図である。
符号の説明
1 定着ローラ
2 定着ベルト
2a 補助ローラ
3 加熱ローラ
4 排紙ガイド部材
4a 支点中心
4b ガイド本体
5 分離爪
5a 回転軸
5b 衝合片
6 ブラケット部材
6a 板バネ(弾性部材)
7 受け部材
8 ストッパ爪部材
8A 爪本体
8a レバー
8b 押圧部材
8c 当接部材(アイドルローラ)
8d 傾斜部
9 分離爪ユニット
9A 分離爪ホルダ
9a 係合孔(分離爪ユニットの回動中心)
9b 板バネ部(付勢部材)
10 取り付け部
10A 対向片
10B 突起(支持軸)
10a ストッパ
11 コロ
11a 回転軸
12 ホルダ
21 支軸
60 定着装置
P 用紙

Claims (6)

  1. 未定着トナー像を保持した用紙を、互いに対向する一対の回転体同士のニップ部で挟持・加熱することにより、前記トナー像を定着する定着装置において、
    回転軸を中心に回動しうる複数の分離爪と、弾性部材を有するブラケット部材と、レバーおよび押圧部材を有し且つ前記レバーの操作により回動しうるストッパ爪部材とを備えてなる排紙ガイド部材を、定着装置本体に対し回動自在の回動体ユニットとして配備し、
    前記ブラケット部材は、前記排紙ガイド部材に設けた支点中心を中心に回動自在に設け、
    トナー像の定着工程においては、前記レバーの操作で前記排紙ガイド部材を回動させ、定着装置本体に設けた受け部材に前記ストッパ爪部材を係合させることにより、前記排紙ガイド部材を前記ニップ部に接近させるとともに、適宜の付勢手段により前記分離爪の先端部を、前記一対の回転体のうち一方の回転体の表面に付勢接触させ、
    用紙ジャム処理の際、前記レバーの操作によって前記ストッパ爪部材を前記受け部材から離脱する方向に回動させたときに、前記押圧部材が前記弾性部材を押圧することにより前記ブラケット部材が回動し、前記排紙ガイド部材が前記ニップ部から離反して前記ニップ部が解放されるとともに、前記分離爪の先端部が前記一方の回転体の表面から離間するようにしたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記レバーの操作によって前記ストッパ爪部材を前記受け部材から離脱する方向に回動させたときに、前記ストッパ爪部材の傾斜部が前記受け部材に接触した状態を保ちながら、前記押圧部材による前記弾性部材の押圧動作が行われて前記ブラケット部材が回動し、前記排紙ガイド部材が前記ニップ部から離反して前記ニップ部が解放されるとともに、前記分離爪の先端部が前記一方の回転体の表面から離間するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記分離爪を、前記付勢手段としての板バネ部を有する分離爪ホルダで前記回転軸を介して保持することにより、前記分離爪が前記回転軸を中心に回動自在となっている分離爪ユニットを構成し、
    該分離爪ユニットを、前記ブラケット部材に設けた取り付け部に、前記分離爪ホルダを介し装着して該ホルダが前記取り付け部を中心として回動自在とし、前記板バネ部により分離爪の先端部を、一方の回転体の表面に接する方向に付勢し、
    前記取り付け部には、前記一方の回転体の表面に接する方向への分離爪先端部の回動を規制するストッパを設け、
    用紙ジャムが発生し、前記分離爪がジャム紙によって持ち上げられたときに前記分離爪ユニットが回動し、前記回転軸に突設した衝合片が前記ストッパに衝合することにより、前記分離爪の先端部が前記回転体表面から適宜距離だけ離間した状態に維持されることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記分離爪ユニットでは、前記分離爪ホルダと共同で前記回転軸を保持するホルダを設け、コロを前記ホルダにおける分離爪近傍部位に、かつ走行する用紙との接触により回転自在に配備し、
    定着工程においては、定着後の用紙の走行を前記コロにより案内するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記排紙ガイド部材にコロ状のアイドルローラとしての当接部材を設け、該当接部材が前記一方の回転体の表面に接触した状態で前記排紙ガイド部材が前記支点中心を中心に回動するとともに、定着工程においては、前記当接部材が前記一方の回転体の表面に接触した状態を維持することを特徴とする1〜4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の定着装置を備え、電子写真方式によりトナー像を形成した用紙を前記定着装置に給送することにより、前記トナー像を定着することを特徴とする画像形成装置。

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