JP4288850B2 - グロープラグの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、管状のチューブ内にコイル状の発熱体を収納してなるグロープラグの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のグロープラグ及びその製造方法に係るものとしては、特許第2852552号公報に記載のものが提案されている。これは、一端に小径筒部を有し全体が管状に形成されている金属製のチューブにコイル状の発熱体を収納し、この発熱体の一端部をチューブの一端部に溶接して溶融させることにより、チューブの一端部を閉塞するとともに、発熱体をチューブに電気的に接続してなるグロープラグおよびその製造方法を提供するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来公報に基づいて、本発明者が検討したところ、次のような問題が発生することがわかった。即ち、チューブ先端と発熱体とを溶接するにあたり、溶接のばらつきにより、発熱体の溶け込み量が不安定となる。すると、発熱体において所定巻数分だけ、チューブと溶融させるべきところが、該所定巻数よりも多くなったり少なくなったりし、発熱体における発熱部分の巻数がばらつくため、結果として、プラグのヒータ特性がばらつく。
【0004】
本発明は上記した本発明者が見出した新規な課題に基づいてなされたものであり、その目的とするところは、発熱体とこれを収納するチューブとの溶接において、常に所定の量だけ発熱体を溶融させることのできるグロープラグの製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、全体が管状に形成されているチューブ(20)と、このチューブ内に収納されるコイル状の発熱体(30)とを備え、この発熱体(30)の一端部をチューブ(20)の一端部に形成された穴部(27)に挿入した後、溶接して溶融させることにより、チューブ(20)の一端部を閉塞するとともに、発熱体(30)をチューブ(20)に電気的に接続するようにしたグロープラグの製造方法において、
発熱体(30)のコイル形状として、穴部(27)の内径よりも小さい外径に形成され穴部(27)に挿入される小径部(33)と、この小径部(33)から前記発熱体(30)の他端側に向かって拡径した拡径部(35)とを形成し、
拡径部(35)の外径は穴部(27)の内径よりも大きくなっており、
発熱体(30)の小径部(33)を穴部(27)へ挿入するときに、発熱体(30)の拡径部(35)を穴部(27)の開口縁部に当接させることにより、発熱体(30)における穴部(27)への挿入長さを規定するとともに、
拡径部(35)と穴部(27)の開口縁部との当接位置における発熱体(30)の軸方向断面をとったとき、この軸方向断面における前記当接位置での拡径部(35)の巻線部(35a)と、この巻線部(35a)と隣接する小径部(33)の巻線部との間隔(L2)を0.1〜0.2mmの範囲に規定し、
その後に、発熱体(30)の小径部(33)とチューブ(20)の穴部(27)周縁とを溶接することを特徴としている。
【0006】
本発明は、本発明者の実験検討により見出されたものであり、本発明のように、上記距離(L2)を0.1〜0.2mmの範囲に規定すれば、溶接ばらつきが発生しても、そのばらつきの範囲内において、常に所定の量だけ発熱体(30)を溶融させることのできるグロープラグを提供することができる。
【0009】
また、請求項1の発明によれば、発熱体(30)を穴部(27)へ挿入するときに、発熱体(30)の拡径部(35)が穴部(27)の開口縁部に当接して、発熱体(30)は所定巻き数以上、穴部(27)へ挿入されない。そのため、常に所定の量だけ発熱体(30)を溶融させることができるグロープラグの製造方法を提供することができる。そして、本製造方法にて製造されたグロープラグによれば、ヒータ特性のばらつきを防止することができる。
【0012】
そして、請求項1に記載のグロープラグの製造方法において、小径部(33)は、請求項2の発明のように、1巻き構成であれば、小径部を複数巻きとした場合に比べて、小径部の加工コストを低減することができ、好ましい。
【0013】
また、請求項3に記載の発明では、全体が管状に形成されているチューブ(20)と、このチューブ(20)内に収納されるコイル状の発熱体(30)とを備え、この発熱体(30)の一端部をチューブ(20)の一端部に形成された穴部(27)に挿入した後、溶接して溶融させることにより、チューブ(20)の一端部を閉塞するとともに、発熱体(30)をチューブ(20)に電気的に接続するようにしたグロープラグの製造方法において、
発熱体(30)の一端部側に、穴部(27)に挿入される部位として略直線形状の部位(36)を形成し、
発熱体(30)には、略直線形状の部位(36)から発熱体(30)の他端側に向かって巻線部(35a)を形成し、
この巻線部(35a)の外径は穴部(27)の内径よりも大きくなっており、
発熱体(30)の略直線形状の部位(36)を穴部(27)へ挿入するときに、発熱体(30)の巻線部(35a)を穴部(27)の開口縁部に当接させることにより、発熱体(30)における穴部(27)への挿入長さを規定し、
その後に、発熱体(30)の略直線形状の部位(36)とチューブ(20)の穴部(27)周縁とを溶接することを特徴としている。
【0014】
それによれば、発熱体(30)においてチューブ(20)と溶融する部分は略直線部であり、かつ、発熱体(30)の巻線部(35a)を穴部(27)の開口縁部に当接することで、発熱体(30)における穴部(27)への挿入長さを規定できる。そのため、発熱体(30)のうち発熱部分の巻数は確保することができるため、常に所定の量だけ発熱体を溶融させることのできるグロープラグを提供することができる。そして、本製造方法にて製造されたグロープラグによれば、ヒータ特性のばらつきを防止することができる。
【0016】
また、請求項3に記載の発明によれば、発熱体(30)における穴部(27)への挿入部分(36)は略直線形状であり、非挿入部分は巻線形状であるため、略直線部(36)のみを、容易に穴部(27)に挿入することができる。
【0017】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。図1は本実施形態に係るグロープラグ100の全体縦断面図、図2(a)は図1に示すグロープラグ100のヒータ部の拡大図であり、図2(b)は図2(a)に示すヒータ部の先端の更なる拡大図である。
【0019】
本グロープラグ100は、ディーゼルエンジンの複数(例えば4気筒)のエンジンヘッド(図示しない)にそれぞれ取り付けられており、エンジン始動時における燃料の着火および燃焼を促進するためのものである。
【0020】
このグロープラグ100は、中空筒状で、鉄系材料(炭素鋼等)からなる取付金具(ハウジング)10を備えており、この取付金具10には、グロープラグ100をシリンダに脱着可能に取り付けるためのネジ部13が備えられている。この取付金具10の一端11側には、全体に細長な管状コップ形状をなすヒータチューブ(本発明でいうチューブ)20が、ろう付けや圧入等により内接固定されている。
【0021】
ヒータチューブ(シース)20は、耐熱性および耐酸化性に優れる導電材料(例えばSUS310S等のステンレス材料やNi基合金等)からなり、閉塞部21側(一端側)に小径部22、開口部23側(他端側)に、小径部22よりも径大な大径部24を一体に備えている。
【0022】
そして、ヒータチューブ20の小径部22が、取付金具10の一端11側から突出した状態で、ヒータチューブ20の大径部24が、取付金具10の一端11側に内接固定された状態で内包され保持されている。また、ヒータチューブ20のうち、小径部22と大径部24との間には、小径部22から大径部24に向かって徐々に拡径するテーパ部25が備えられている。
【0023】
また、ヒータチューブ20の内部には、共にコイル状の発熱体としての第1コイル(第1抵抗体)30、第2コイル(第2抵抗体)40が、ヒータチューブ20の軸方向に沿って設けられている。第1コイル30は、ヒータチューブ20の小径部22に内蔵され、第2コイル40は、第1コイル30よりも、ヒータチューブ20の開口部23側に内蔵されており、その一部が、大径部24に内蔵されている。
【0024】
また、第1コイル30の一端31は、ヒータチューブ20の閉塞部21に溶接されて電気的に接続され、第1コイル30の他端32は、第2コイル40の一端41に電気的に接続されている。第2コイル40の他端42は、取付金具10に内挿固定された中軸50の一端51に溶接等により電気的に接続されている。ここで、図2(b)に示す様に、閉塞部21との溶接部に入った第1のコイル30と、この溶接部から最も近い第1コイル30との隙間(距離)L2’は0.11mmである。
【0025】
なお、両コイル30、40の接続は、第1コイル30の他端32側と第2コイル40の一端41側とを重ね合わせた状態で、この重ね合わせ部位に溶接等を行うことにより、両コイル30、40の溶融部45を形成することによりされている。
【0026】
中軸50の一端51側、第1コイル30および第2コイル40は、ヒータチューブ20内において、耐熱性電気絶縁材料(例えばマグネシア等)からなる絶縁粉末26により埋設されている。ここで、絶縁粉末26は、スウェージング等の加工が施されたヒータチューブ20内にて高密度に充填されているため、各コイル30、40及び中軸50は、絶縁粉末26の中で固く固定されている。これにより、中軸50の一端51側、一端31を除く第1コイル30および第2コイル40が、ヒータチューブ20に対して電気絶縁的に配置される。
【0027】
ここで、第1コイル30は、常温(20℃)と1000℃(予熱時におけるグロープラグ100の第1コイル30の温度)の抵抗変化率(1000℃の抵抗値/20℃の抵抗値)が、例えば1程度に小さな第1導電材料(例えばニッケルクロム合金等)からなり、第2コイル40は、上記抵抗変化率が、例えば5〜14程度に大きな第2導電材料(例えばコバルト鉄合金等)からなる。
【0028】
また、中軸50の一端51側は、ヒータチューブ20の開口部23側に挿入されており、中軸50の他端52側は、フッ素ゴム等の絶縁弾性材料からなるOリング等のシール材60および樹脂製の絶縁ブッシュ61を介してナット62を締めつけることにより、取付金具10の他端12側に絶縁的に固定されている。なお、中軸50の他端52には、図示しない電源からの配線部材(コネクティングバーやリード端子等)を接続するためのネジ部53が形成されている。
【0029】
こうして、グロープラグ100は、中軸50とボディアースされた取付金具10との間に定格電圧を印加することにより、両コイル30、40が通電発熱し、エンジンの余熱を行うようになっている。
【0030】
次に、上記グロープラグ100の製造方法について、図3及び図4に示す概略断面工程図を参照して述べる。まず、図3(a)に示す様に、ヒータチューブ20を用意する。この状態のヒータチューブ20は、全体に均一な所定の外径D1及び肉厚tを有する管状のもので、その外径(直径)D1は例えばφ4mm〜φ7mm、肉厚tは例えば0.6〜1.5mmのものを採用することができる。
【0031】
また、このヒータチューブ20の一端部、即ち、第1コイル30の一端31が電気的に接続され閉塞部21となる端部には、第1コイル30の一端31が挿入可能な穴部27が形成されている。穴部27の長さyは例えば0.4mm〜1.5mmである。また、図3(b)は、穴部27近傍の拡大図であり、穴部27の内径φTは例えば1.4mm程度とできる。
【0032】
また、図3(c)は、穴部27を介してヒータチューブ20に電気接続される第1コイル30の一端31近傍の拡大断面図である。本例の第1コイル30は、一端31側が他端32側よりも小径な小径部33を形成しており、この小径部33は上記穴部27に挿入される部位である。また、小径部33と第1コイル30の他端32側の大径部34との間には、小径部33から大径部34へ向かってテーパ状に拡径した拡径部35が形成されている。
【0033】
ここで、図3(c)に示される寸法φ1は、第1コイル30の小径部33の巻外径であり、安定した巻外径を得るために巻線の線径の5倍以上であることが好ましい。この巻外径φ1は例えば1.3mm程度とできる。また、寸法φ2は、第1コイル30のうちヒータチューブ20と溶融されない部位、即ち発熱が行われる発熱部の最小径であり、この最小径は例えば1.7mm程度とできる。
【0034】
次に、図4(a)に示す様に、中軸50及び第2コイル40が接続された第1コイル30をヒータチューブ20の他端側の開口部23から挿入し、第1コイル30の小径部33を、ヒータチューブ20の穴部27に挿入する。このとき拡径部35に位置する最小径φ2を有する最小径発熱部35aが、穴部27の開口縁部に当接することにより、第1コイル(発熱体)30は所定巻き数以上、穴部27へ挿入されず、常に所定量(所定巻き数分)だけが穴部27に挿入できる。
【0035】
従って、当然ながら、穴部27の内径φTは、第1コイル30の小径部33の巻外径φ1よりも大きく、最小径発熱部35aの径φ2よりも小さいことが必要である。また、第1コイル30における上記以外の寸法について、限定するものではないが、その一例を挙げておく。例えば、巻線の線径はφ0.26mm、巻線間の間隔は0.1mm、大径部34の直径D2はφ2.1mm、拡径部35の軸方向長さL1は1.2mmとできる。
【0036】
次に、図4(b)に示す様に、第1コイル30の小径部33をヒータチューブ20の穴部27に挿入した状態で、穴部27の外側からプラズマ溶接を施すことにより、小径部33とヒータチューブ20とを溶融させ溶融部Kを形成する。これにより、ヒータチューブ20の一端部を閉塞して閉塞部21を形成するとともに、第1コイル30をヒータチューブ20に電気的に接続する。
【0037】
ここで、本製造方法では、上述のように、第1コイル30の拡径部35における最小径発熱部35aがヒータチューブ20の穴部27の開口縁部に当接することにより、第1コイル30は、常に所定巻き数分(所定量)だけが穴部27に挿入できるため、第1コイル30の発熱抵抗は常に一定とできる。
【0038】
さらに、本製造方法の望ましい形態としては、第1コイル30のうちヒータチューブ20の穴部27に挿入される巻線部(挿入巻線部)35bとこの挿入巻線部35bと隣接し穴部27に挿入されない巻線部(即ち最小径発熱部)35aとの間隔L2を0.1mm以上とすることが好ましい。
【0039】
これにより、溶融すべき部位である挿入巻線部35bと溶融されるべきではなく発熱に用いられる部位である巻線部35aとを十分に離れたものとすることができる。そのため、溶接ばらつきが発生して溶融部Kの長さ(溶融長さ)L3(図4(b)参照)が長くなっても、そのばらつきの範囲内において、常に所定の量(所定の巻数分)だけ第1コイル30を溶融させることができる。
【0040】
この間隔L2を0.1mm以上とする手法によれば、図4(b)に示す様に、溶接完了後(溶融後)の状態において、第1コイル30における互いに隣接する巻線部間の距離であって、ヒータチューブ20との溶融部Kの外部に位置する巻線部(即ち最小径発熱部)35aとこの溶融部の内部に入り込んだ挿入巻線部35bとの距離L2’も、該間隔L2と同じく0.1mm以上となる。なお、挿入巻線部35bとは、溶融部Kの内部に、その断面形状の全てが入り込んだ巻線部をいうものである。
【0041】
逆に言えば、上記距離L2’を0.1mm以上としたグロープラグであれば、溶接ばらつきが発生しても、そのばらつきの範囲内において、常に所定の量(所定の巻数分)だけ第1コイル(発熱体)の一端部を溶融させることができる。
【0042】
従って、上記間隔L2および上記距離L2’を0.1mm以上とすれば、常に所定の量(所定の巻数分)だけ発熱体を溶融させる効果を奏するため、第1コイル30は、溶融される部位とされるべきでない部位との間に拡径部35を持たずに、ストレートなものであっても良い。この拡径部35を持たずにストレートな第1コイル30の例(第1変形例)を図5(a)に示す。
【0043】
また、上記間隔L2が他の巻線部の間隔よりも大きくなっていても良い。つまり、溶融されるべき部位とそうでない部位との境界をまたいで隣接する巻線部同士の間のみ、コイルピッチを他の部位よりも大きくしても良い。上記第1変形例に加えて間隔L2を他の巻線部の間隔よりも大きくした第1コイル30の例(第2変形例)を図5(b)に示す。
【0044】
なお、これら変形例の場合、コイル30における溶融されるべき部位が小径でないが、ヒータチューブ20の穴部27の内径φTを調節することは勿論である。また、上記図3や各変形例に示す第1コイル30の各形状は、これら各形状に対応した軸棒回りに、上記各導電材料よりなる線材を巻き付けていくことにより、容易に形成することができる。
【0045】
ここで、上記間隔L2および上記距離L2’が0.1mm以上であることが好ましい根拠について述べる。例えば、図4(b)に示す様に、溶融されるべき第1コイル30の巻数が2巻である場合、上記間隔L2と上記溶融長さL3との関係を調べた。その結果を図6に示す。
【0046】
図6において、上記間隔L2としては、0(隙間無し)、0.04mm、0.08mm、0.1mm、0.12mm、0.15mm、0.20mmと変えたものを検討した。また、プラズマ溶接による溶融長さL3のばらつき範囲は、0.7mmを狙った場合0.5mm〜1.0mm程度までばらつく。また、○印は、溶融されるべき巻数が過不足なく溶融されていることを示し、△印は、溶融が不足して、実際に溶融された巻数が狙いの溶融されるべき巻数よりも少ないことを示し、×印は、必要以上に溶融がなされ、溶融されるべきでない発熱部としての巻線まで溶融されてしまったことを示す。
【0047】
図6において、例えば間隔L2が0の場合、わずかでも溶融長さL3が狙いよりも短くなったり長くなったりした場合、巻線間の隙間がないため、如実に溶融される巻数の不足または過多につながる。しかし、間隔L2が0.1mm以上であれば、間隔L2の部分によって溶融長さL3のばらつきを、起こりうるばらつきの範囲内で吸収できるため、常に所定巻き数分(所定量)だけ第1コイル(発熱体)30を溶融させることができる。
【0048】
次に、本製造方法においては、一体化された中軸50、各コイル30、40及びヒータチューブ20に対して、ヒータチューブ20の他端23側から絶縁粉末26を注入、充填する。その後、ヒータチューブ20をスウェージング加工することにより、各コイル30、40及び中軸50を絶縁粉末26の中で固く固定し、図2に示す様なヒータチューブ20が完成する。
【0049】
そして、このヒータチューブ20の大径部24及び中軸50を、取付金具10の一端11から挿入し、ヒータチューブ20の大径部24と取付金具10とを、圧入もしくはろう付け等により固定する。続いて、中軸50の他端52側(ネジ部53側)より、シール材60、絶縁ブッシュ61を投入して取付金具10内へ配置する。そして、ネジ部53に沿ってナット62を締め付ける。こうして、図1に示すグロープラグ100が完成する。
【0050】
かかるグロープラグ100は、取付金具10を介して上記エンジンヘッドに取り付けられるとともに、図示しない電源からの上記配線部材が中軸50のネジ部53に接続される。そして、中軸50とボディアースされた取付金具10との間に定格電圧を印加することにより、両コイル30、40が通電発熱し、エンジンの余熱を行うようになっている。
【0051】
ここで、本実施形態の特徴をまとめておく。まず、ヒータチューブ20の穴部27に挿入される一端側の小径部33から他端32側に向かって拡径した第1コイル30を用い、これを穴部27へ挿入するときに、第1コイル30の拡径部35を穴部27の開口縁部に当接させることにより、第1コイル30における穴部27への挿入長さを規定するようにしている。それにより、第1コイル30は所定巻き数以上、穴部27へ挿入されないため、続く溶接の際に、常に所定巻き数分(所定量)だけ溶融させることができる。
【0052】
また、上記製造方法において、上記間隔L2及び上記距離L3を0.1mm以上とすることにより、溶接ばらつきが発生しても、そのばらつきの範囲内において、常に所定の量(所定の巻数分)だけ第1コイル30を溶融させることのできるグロープラグ及びその製造方法を提供することができる。そして、本グロープラグ100によれば、ヒータ特性のばらつきを防止することができる。
【0053】
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、図4に示す様に、ヒータチューブ20の穴部27内に挿入される第1コイル30の小径部33が複数巻き(図4では2巻き)であったが、コイルの加工コストを低減するために小径部33は1巻きの構成であることが好ましい。この例を図7に示す。
【0054】
また、上記実施形態においては、発熱体30が挿入されるヒータチューブ20の穴部27は、ヒータチューブ20の肉厚分の長さyを持つものであったが、上記従来公報に記載のチューブ(シース)の小径筒部のように、さらにチューブ20の穴部27を外方に筒状に突出させた形状であっても良い。
【0055】
さらに、図8に示す様に、第1コイル(発熱体)30におけるヒータチューブ20との溶融部Kに位置する部位を、巻線形状ではなく略直線形状としても良い。このものは、第1コイル30として、穴部27に挿入される部位が巻線形状ではなく略直線形状の直線部36となっているものを用い、第1コイル30の直線部36を穴部(27)に挿入し(図8(a)参照)、その後、溶接して溶融部Kを形成することにより形成することができる。
【0056】
このように、第1コイル30における溶融部Kに位置する部位を直線部36とした場合、第1コイル30における発熱部分の巻数は確保することができるため、常に所定の量だけ第1コイル30を溶融させることのできるグロープラグを提供することができ、ヒータ特性のばらつきを防止することができる。
【0057】
また、この場合、第1コイル30における穴部27への挿入部分は略直線形状であり、非挿入部分は巻線形状であるため、直線部36のみを選択的に、容易に穴部27に挿入することができる。そのため、常に所定の量だけ発熱体を溶融させることができるグロープラグの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るグロープラグの全体縦断面図である。
【図2】図1に示すグロープラグのヒータ部の拡大図である。
【図3】上記実施形態に係るグロープラグの製造方法を示す工程図である。
【図4】図4に続く製造方法を示す工程図である。
【図5】上記実施形態における発熱体形状の変形例を示す図である。
【図6】間隔L2と溶融長さL3との関係を調べた結果を示す図である。
【図7】コイルの小径部を1巻き構成とした例を示す図である。
【図8】コイルにおける溶融部に位置する部位を直線部とした例を示す図である。
【符号の説明】
20…ヒータチューブ、27…穴部、30…第1コイル、33…小径部、
35…拡径部、35a…最小径発熱部、35b…挿入巻線部、
36…第1コイルの直線部、K…溶融部、
L2…最小径発熱部と挿入巻線部との間隔、
L2’…溶融後における最小径発熱部と挿入巻線部との距離。
Claims (3)
- 全体が管状に形成されているチューブ(20)内にコイル状の発熱体(30)を収納し、
この発熱体(30)の一端部を前記チューブ(20)の一端部に形成された穴部(27)に挿入した後、溶接して溶融させることにより、前記チューブ(20)の一端部を閉塞するとともに、前記発熱体(30)を前記チューブ(20)に電気的に接続するようにしたグロープラグの製造方法において、
前記発熱体(30)のコイル形状として、前記穴部(27)の内径よりも小さい外径に形成され前記穴部(27)に挿入される小径部(33)と、この小径部(33)から前記発熱体(30)の他端側に向かって拡径した拡径部(35)とを形成し、
前記拡径部(35)の外径は前記穴部(27)の内径よりも大きくなっており、
前記発熱体(30)の前記小径部(33)を前記穴部(27)へ挿入するときに、前記発熱体(30)の前記拡径部(35)を前記穴部(27)の開口縁部に当接させることにより、前記発熱体(30)における前記穴部(27)への挿入長さを規定するとともに、
前記拡径部(35)と前記穴部(27)の開口縁部との当接位置における前記発熱体(30)の軸方向断面をとったとき、この軸方向断面における前記当接位置での前記拡径部(35)の巻線部(35a)と、この巻線部(35a)と隣接する前記小径部(33)の巻線部との間隔(L2)を0.1〜0.2mmの範囲に規定し、
その後に、前記発熱体(30)の前記小径部(33)と前記チューブ(20)の前記穴部(27)周縁とを溶接することを特徴とするグロープラグの製造方法。 - 前記小径部(33)は1巻き構成であることを特徴とする請求項1に記載のグロープラグの製造方法。
- 全体が管状に形成されているチューブ(20)と、このチューブ(20)内に収納されるコイル状の発熱体(30)とを備え、
この発熱体(30)の一端部を前記チューブ(20)の一端部に形成された穴部(27)に挿入した後、溶接して溶融させることにより、前記チューブ(20)の一端部を閉塞するとともに、前記発熱体(30)を前記チューブ(20)に電気的に接続するようにしたグロープラグの製造方法において、
前記発熱体(30)の一端部側に、前記穴部(27)に挿入される部位として略直線形状の部位(36)を形成し、
前記発熱体(30)には、前記略直線形状の部位(36)から前記発熱体(30)の他端側に向かって巻線部(35a)を形成し、
この巻線部(35a)の外径は前記穴部(27)の内径よりも大きくなっており、
前記発熱体(30)の前記略直線形状の部位(36)を前記穴部(27)へ挿入するときに、前記発熱体(30)の前記巻線部(35a)を前記穴部(27)の開口縁部に当接させることにより、前記発熱体(30)における前記穴部(27)への挿入長さを規定し、
その後に、前記発熱体(30)の前記略直線形状の部位(36)と前記チューブ(20)の前記穴部(27)周縁とを溶接することを特徴とするグロープラグの製造方法。
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