JP6068988B2 - グロープラグの製造方法 - Google Patents
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Description
A1.グロープラグの構成:
図1は、グロープラグ10を示す説明図である。グロープラグ10は、熱を発生させるシースヒータ800を備え、ディーゼルエンジンを始めとする内燃機関(図示しない)の始動時における点火を補助する熱源等として機能する。グロープラグ10は、シースヒータ800の他、中軸200と、主体金具500とを備える。これらグロープラグ10を構成する部材は、グロープラグ10の中心軸SCに沿って組み付けられている。図1では、グロープラグ10を中心軸SCで分割し、中心軸SCから紙面右側に外観構成を図示し、中心軸SCから紙面左側に断面構成を図示した。なお、本明細書では、グロープラグ10におけるシースヒータ800側を「先端側」と呼び、係合部材100側を「後端側」と呼ぶ。
図3は、第1実施形態におけるシースヒータ800の溶融部850の形状について説明する説明図である。図3(a)は、図2のA−A断面において切断した断面図である。図3(b)は、図3(a)のB−B断面において切断した断面図であり、シースヒータ800の軸線OLを含むとともに、当該軸線OLに平行な溶融部850の任意の断面である。シースヒータ800の軸線OLは、グロープラグ10の中心軸SCと同一である。図3(a)に示されるように、溶融部850は、チューブ810の内周面815の底面815aにおいて、後端側に向けて隆起するように突状に形成されている。また、図3(b)に示されるように、溶融部850は、チューブ810の軸線OLに対して周方向Yに均一な形状を有する。周方向Yとは、軸線OLを中心軸とする円周方向である。チューブ810の胴部813の内周面を、側面815bとも呼ぶ。
シースヒータの周方向に沿った温度のばらつきについて測定した測定結果を表1,表2に示す。測定方法は、次の通りである。シースヒータのチューブの後端側を保持部材によって固定し、チューブの先端から軸線方向に2mmだけ後端の位置における温度が1000℃となるように加熱保持する。チューブを、加熱保持した状態で、保持部材を介して軸線OLを中心軸として1°ずつ回転させながら、放射温度計によって温度を測定する。表1および表2における「温度のばらつき幅」とは、チューブの先端から軸線方向に2mmだけ後端の位置であって、異なる周方向Y位置で測定された温度における最高値と最低値との差分を示している。表1および表2において、判定基準は下記の通りである。
OK:温度のばらつき幅が±10℃以内
NG:温度のばらつき幅が±10℃を超える
B1.製造工程:
図5は、第1実施形態におけるシースヒータ800の製造工程について説明するフローチャートである。図6は、第1実施形態におけるシースヒータ800の製造工程について説明する模式断面図である。ステップS100において、チューブ810と発熱コイル840とを準備する準備工程が行われる。この際、図6(a)に示されるように、準備されるチューブ810は、筒状に成形されており、胴部813と、胴部813の先端側に形成され、胴部813に比して縮径して形成されている突状開口部812を有する。発熱コイル840は、らせん状に形成されている制御部830と、らせん状に形成されている発熱部820と、発熱部820の先端側に形成され、チューブ810と溶接される被溶接部845と、を有する。制御部830と発熱部820とをまとめて、らせん状部846とも呼ぶ。
<サンプル1>
チューブ :インコネル製
発熱コイル:直径0.4mmのFe−Cr−Al合金製
<サンプル2>
チューブ :SUS製
発熱コイル:直径0.3mmのFe−Cr−Al合金製
・変形例1:
第1実施形態では、保持工程と測定工程とを繰り返す特定工程を含むが、予め、発熱コイル840とチューブ810との移動距離を規定しておき、測定工程および特定工程を省略してもよい。
第1実施形態では、発熱コイル840を移動させているが、チューブ810が発熱コイル840から離間するように、発熱コイル840を固定した状態でチューブ810を軸線OLに沿って所定量移動させてもよいし、発熱コイル840とチューブ810の双方を、軸線OLに沿って、互いに離間するように移動させてもよい。
100…係合部材
200…中軸
210…先端部
290…雄ネジ部
300…リング
410…絶縁部材
460…リング
500…主体金具
510…軸孔
520…工具係合部
540…雄ネジ部
600…パッキン
700…保持部材
800…シースヒータ
800a…シースヒータ
810…チューブ
810a…チューブ
811…先端部
812…突状開口部
813…胴部
815…内周面
815a…底面
815b…側面
816…開口部
820…発熱部
821…先端部
829…後端部
830…制御部
831…先端部
839…後端部
840…発熱コイル
840a…発熱コイル
845…被溶接部
846…らせん状部
850…溶融部
850a…溶融部
855、856…半断面
860…絶縁粉末
Claims (2)
- 筒状に成形されたチューブと、前記チューブの内側に設けられ、通電によって発熱する発熱コイルと、を有するヒータを備えるグロープラグの製造方法であって、
らせん状に形成されているらせん状部と、前記らせん状部の先端側に形成され、前記チューブと溶接される被溶接部と、を有する発熱コイルと、前記チューブとを準備する準備工程と、
前記らせん状部の先端部が前記チューブの先端部の内周面に当接するまで、前記チューブの後端側に形成されている開口部から前記チューブ内に前記発熱コイルを挿入する挿入工程と、
前記当接後に、前記発熱コイルの前記らせん状部の前記先端部と前記チューブの前記先端側の内周面とが前記チューブの軸線方向に沿って離間するように、前記発熱コイルおよび前記チューブの少なくとも一方を前記軸線方向に所定量移動させるとともに、前記所定量移動させた状態で、前記発熱コイルと前記チューブとを保持する保持工程と、
前記保持された状態で、前記発熱コイルの前記被溶接部と前記チューブの前記先端部とを溶接する溶接工程と、を備えることを特徴とするグロープラグの製造方法。 - 請求項1に記載のグロープラグの製造方法であって、更に、
前記保持された状態において、前記発熱コイルの抵抗値を測定する測定工程と、
前記保持工程と前記測定工程とを少なくとも1回行い、前記抵抗値が所定値となる前記チューブと前記発熱コイルとの相対的な位置を特定する特定工程と、を備え、
前記溶接工程は、前記抵抗値が前記所定値となる前記位置において、前記チューブと前記発熱コイルとを溶接する工程であることを特徴とするグロープラグの製造方法。
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