JP6960394B2 - グロープラグ及びグロープラグの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、グロープラグ及びグロープラグの製造方法に関する。
グロープラグは、圧縮着火方式によるディーゼルエンジン等の内燃機関の補助熱源として用いられている。グロープラグは、通常、先端部が閉じ後端部が開いた有底筒状のシース管と、シース管内部に配置されて通電により発熱する発熱コイルとを有する。発熱コイルの先端部はシース管の先端部に接合され、発熱コイルの後端部は、シース管の後端側に延びる中軸に電気的に接続されている。この中軸を介して通電されることにより発熱コイルが発熱する。シース管の内部は酸化マグネシウム粉末等の絶縁粉末で満たされ、発熱コイルの外周面とシース管の内周面とが絶縁されている。
グロープラグにおけるシース管は、通常、耐熱性及び耐酸化性に優れる導電材料により形成される。また、近年、エミッションの低減や燃費向上のために、内燃機関の燃焼室内の更なる高温化が求められており、グロープラグについても更なる高温環境下での動作が求められている。動作時の温度が高くなる程、酸化反応が進行し易いので、シース管の材料には、酸化反応の進行をより遅延させるための耐酸化性が求められる。このため、特許文献1に開示されるように、シース管の材料として、Niを主成分とし、Cr、Al、Y、Si等をそれぞれ所定量含有する合金を用いることが開示されている。
特開2017−83103号公報
しかしながら、このような特定の材料でシース管を構成すると、シース管と発熱コイルとを接合した際に、シース管と発熱コイルとの接合箇所に形成される溶融部に引張応力がかかり、その溶融部に(具体的には、溶融部のシース管表面(外面、内面)からシース管内部にわたって)クラックが発生することがあった。これは、加熱により溶融部が形成された後、溶融部が冷え固まる際に、溶融部に接続するシース管の筒状の部分(シース本体部)を経路として放熱されることで、その部分の近くにある溶融部が先に冷え固まって収縮し、その結果、冷え固まる前の溶融部の中央付近に引張応力がかかり、クラックが発生するためである。そして、このようなクラックが発生すると、クラックの空隙部分に空気(酸素)が進入し、シース管の耐酸化性が低下してしまう虞がある。
本発明の目的は、特定の材料にてシース管が構成される際に、シース管の先端にあるシース溶融部にクラックが発生することが抑制され、シース管の耐酸化性が維持されるグロープラグ及びその製造方法を提供することである。
前記課題を解決するための手段は、以下の通りである。即ち、
<1> ニッケル(Ni)が50質量%以上、クロム(Cr)が18質量%以上30質量%以下、アルミニウム(Al)が1質量%以下、イットリウム(Y)及びジルコニウム(Zr)から選ばれた少なくとも一種の成分が0.01質量%以上0.3質量%以下、シリコン(Si)が0.5質量%以上含まれる合金から形成され、軸線に沿って延びるシース管と、前記シース管の内部に収容され、通電によって発熱する発熱コイルとを備え、前記シース管は、前記軸線に沿って延びる筒状のシース本体部と、前記発熱コイルの先端部と接続しつつ前記シース本体部の先端側を閉塞してなり、少なくとも前記合金の溶融物が凝固したシース溶融部とを有するグロープラグであって、前記軸線を含む前記シース溶融部の断面において、前記シース本体部の内側における前記シース溶融部との境界部を各々が通る一対の境界基準線であり、かつ前記軸線に対して平行に延びる一対の境界基準線によって挟まれた内側領域を、前記軸線の方向に沿って三等分した場合に、それらの中央に配される中央領域に、0.5mmを超える大きさのデンドライト相を含まない凝固組成を備えていることを特徴とするグロープラグ。
<2> 前記<1>に記載のグロープラグの製造方法であって、前記合金から形成された筒状のシース管基材の内部に、前記発熱コイルが収容された状態において、アーク溶接により、前記シース管基材の先端側の開口端が溶融されることで、前記シース管基材の先端側が、閉塞されつつ前記発熱コイルの前記先端部と接続される本溶接工程と、前記本溶接工程に続けて、前記本溶接工程よりも小さくかつ1.5A以上であるアーク電流に下げて、閉塞した前記シース管基材の先端側に、アーク溶接を行うクレーター溶接工程とを備え、前記クレーター溶接工程において、アーク溶接時間は、前記本溶接工程におけるアーク溶接時間よりも、2倍以上の長さであるグロープラグの製造方法。
<3> 前記クレーター溶接工程において、前記アーク電流は、前記本溶接工程におけるアーク電流に対して、12%以下の大きさである前記<2>に記載のグロープラグの製造方法。
本発明によれば、特定の材料にてシース管が構成される際に、シース管の先端にあるシース溶融部にクラックが発生することが抑制され、シース管の耐酸化性が維持されるグロープラグ及びその製造方法を提供することができる。
実施形態1のグロープラグを示す半断面図 シースヒータの詳細な構成を示す断面図 シース管の先端部付近の断面図 グロープラグの製造方法を示すフローチャート 本溶接工程前におけるシース管基材と発熱コイルとの相対的な位置関係を示す説明図 本溶接工程後のシース管基材の先端部付近の断面図 本溶接工程及びクレーター溶接工程におけるアーク溶接の電流及び時間の関係を示すグラフ 実施例2のシース溶融部の断面写真 電解エッチングが施された後の実施例2のシース溶融部の断面写真 比較例1のシース溶融部の断面写真 図10中の領域Rで示される部分を拡大した断面写真 電解エッチングが施された後の比較例1のシース溶融部の断面写真
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1のグロープラグ10を、図1〜図3を参照しつつ説明する。図1は、実施形態1のグロープラグ10を示す半断面図である。グロープラグ10は、ディーゼルエンジン等の内燃機関(不図示)の始動時における点火を補助する熱源として機能する。グロープラグ10は、主として、シースヒータ800、中軸200、主体金具500を備える。これらグロープラグ10を構成する部材は、グロープラグ10の軸線Oの方向(以下、軸線方向ODとも言う)に沿って組み付けられている。図1では、軸線Oから紙面右側に外観構成を示し、軸線Oから紙面左側に断面構成を示した。なお、本明細書では、グロープラグ10におけるシースヒータ800側を「先端側」と称し、その反対側(係合部材100側)を「後端側」と称する。
主体金具500は、炭素鋼を筒状に成形した部材である。主体金具500は、先端側の端部においてシースヒータ800を保持する。また、主体金具500は、後端側の端部において絶縁部材410及びOリング460を介して中軸200を保持する。絶縁部材410は、絶縁部材410の後端に接するリング300が中軸200に加締められることで、主体金具500に固定される。更に、主体金具500の軸孔510内には、絶縁部材410からシースヒータ800に至る中軸200が配置される。軸孔510は、軸線Oに沿って形成された貫通孔であり、中軸200よりも大きな径を有する。軸孔510に中軸200が位置決めされた状態で、軸孔510と中軸200との間には、両者を電気的に絶縁する空隙が形成される。また、軸孔510の先端側には、シースヒータ800が圧入されて接合されている。更に、主体金具500は、工具係合部520と、雄ネジ部540とを備える。主体金具500の工具係合部520は、グロープラグ10の取り付け及び取り外しに用いられる工具(不図示)に係合する。雄ネジ部540は、内燃機関(不図示)に形成された雌ネジに嵌り合う。
中軸200は、導電材料で円柱状(棒状)に形成された部材である。中軸200は、主体金具500の軸孔510に挿入された状態で軸線方向ODに沿って組み付けられる。中軸200は、先端側に形成された先端部210と、後端側に設けられた雄ネジ部290とを備える。先端部210は、シースヒータ800の内部に挿入される。雄ネジ部290は、主体金具500から後端側に突出している。雄ネジ部290には、係合部材100が嵌り合う。
図2は、シースヒータ800の詳細な構成を示す断面図である。シースヒータ800は、シースヒータ800の内部に中軸200の先端部210が挿入された状態で、主体金具500の軸孔510に圧入されている。シースヒータ800は、主として、シース管810と、発熱コイル820と、後端コイル830と、絶縁体870とを備える。
シース管810は、軸線方向ODに延び、先端が閉じられた筒状部材である。シース管810の内部に、発熱コイル820、後端コイル830及び絶縁体870が収容される。シース管810は、軸線方向ODに延びる筒状のシース本体部811と、シース本体部811の先端側を閉塞するシース溶融部812とを備える。なお、シース管810の先端部は、シース溶融部812からなり、シース管810(シース本体部811)の後端部819は、開口した端部からなる。このようなシース管810の後端部819からシース管810の内部に中軸200の先端部210が挿入されている。シース管810は、パッキン600及び絶縁体870によって中軸200と電気的に絶縁される。一方、シース管810は、主体金具500と接触して電気的に接続されている。
シース管810は、50質量%以上のニッケル(Ni)を含む、所謂Niベースの合金である。この合金は、添加物として、クロム(Cr)が18質量%以上30質量%以下、アルミニウム(Al)が1質量%以下、イットリウム(Y)及びジルコニウム(Zr)から選ばれた少なくとも一種の成分が0.01質量%以上0.3質量%以下、シリコン(Si)が0.5質量%以上含まれる。このような合金を用いて、シース管810を形成することによって、グロープラグ10は、高温環境下でシース管810の耐酸化性を確保できる。
絶縁体870は、電気絶縁性を有する絶縁材料の粉末により形成されている。絶縁体870としては、例えば、酸化マグネシウム(MgO)の粉末が用いられる。絶縁体870は、シース管810が中軸200、発熱コイル820、及び後端コイル830を収容することによって、シース管810内に形成された隙間に充填(配置)され、その隙間を電気的に絶縁する。
発熱コイル820は、螺旋状に形成された細線であり、シース管810の内側に軸線方向ODに沿って配置され、通電によって発熱する。本実施形態の発熱コイル820は、鉄(Fe)−クロム(Cr)−アルミニウム(Al)系合金を用いて形成されている。発熱コイル820の先端部821は、シース管810の先端部をなすシース溶融部812に、溶接によって接合されており、発熱コイル820とシース管810は、互いに電気的に接続されている。発熱コイル820の後端部829は、後述するように後端コイル830に電気的に接続されている。また、発熱コイル820の先端部821と後端部829の間には、螺旋部823が配されている。
後端コイル(制御コイル)830は、螺旋状に形成された細線であり、発熱コイル820の過昇温を生じ難くする機能を備える。本実施形態の後端コイル830は、発熱コイル820を形成する材料よりも電気比抵抗の温度係数が大きい導電材料(例えば、コバルトやニッケルを主成分とする合金)を用いて形成される。本明細書において、電気比抵抗の温度係数とは、常温(20℃)と、昇温後の規定温度(昇温によって到達することが想定されている温度(例えば、1000℃以上の温度))との間の電気比抵抗の差を、温度差で除した商である。
後端コイル830は、シース管810内において、発熱コイル820の後端側に配置されている。後端コイル830の先端部831は、発熱コイル820の後端部829に溶接又はロウ付けによって接合されており、それらは互いに電気的に接続されている。また、後端コイル830の後端部839は、シース管810内に挿入された中軸200の先端部210に、巻き付けられた上で溶接によって接合されており、それらは互いに電気的に接続されている。
図3は、シース管810の先端部付近の断面図である。図3の断面は、軸線Oを通る位置でシースヒータ800を切断した断面であり、軸線Oを通る位置において切断された発熱コイル820の螺旋部823、シース管810及び絶縁体870が示されている。発熱コイル820の先端部は、シース管810の先端部であるシース溶融部812に溶接されている。
シース管810は、上述したように、ニッケル(Ni)を主成分とし、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、イットリウム(Y)、ジルコニウム(Zr)、シリコン(Si)等の添加物を所定の割合で含む合金からなる。シース溶融部812は、少なくとも前記合金の溶融物が凝固したものからなる。なお、シース溶融部812内には、溶接時に溶融した発熱コイルの一部も含まれている。
図3に示されるように、軸線Oを含むシース溶融部812の断面において、シース本体部811の内側におけるシース溶融部812との境界部X1,X2を一対の境界基準線L1,L2が通り、かつ一対の境界基準線L1,L2が軸線Oに対して平行に延びる形で示されている。図3において、軸線Oよりも左側に、シース本体部811の内側とシース溶融部812との境界部X1が示され、軸線Oよりも右側に、シース本体部811の内側とシース溶融部812との境界部X2が示されている。また、一方の境界基準線L1は、図3の左側に示される境界部X1を通り、他方の境界基準線L2は、図3の右側に示される境界部X2を通る。なお、一対の境界基準線L1,L2は互いに平行に配されている。
ここで、シース溶融部812の断面において、一対の境界基準線L1,L2によって挟まれた領域を、内側領域Sとする。そして、その内側領域Sを、軸線Oの方向(軸線方向OD)に沿って三等分した場合に、それらの中央に配される領域を、中央領域SCとする。図3において、中央領域SCは、内側領域Sを三等分する2つの線(以下、三等分線)T1,T2の間に配されている。これらの三等分線T1,T2は、一対の境界基準線L1,L2の間を、三等分するように、それら境界基準線L1,L2の間に配されている。一方の三等分線T1は、図3の左側に示される一方の境界基準線L1と軸線Oとの間に配され、他方の三等分線T2は、図3の右側に示される他方の境界基準線L2と軸線との間に配されている。なお、これらの三等分線T1,T2は互いに平行に配されている。
シース溶融部812の断面において、中央領域SCでは、0.5mmを超える大きさのデンドライト相を含まない凝固組成となっている。本明細書において、「デンドライト相の大きさ」とは、デンドライト相の長手方向の大きさ(最大長さ)である。また、中央領域SCの凝固組成において、「0.5mmを超える大きさのデンドライト相を含まない」とは、0.5mmを超える大きさのデンドライト相の全体を含まない場合のみならず、0.5mmを超える大きさのデンドライト相の一部を含まない場合も含む。なお、中央領域SCの凝固組成に、0.5mm以下の大きさのデンドライト相が含まれていても良い。
シース溶融部812は、製造時にシース管を構成する上記合金等が加熱により溶融され、その溶融物が冷え固まることで形成される。本実施形態のシース溶融部812は、後述するように、溶融物が冷え固まる際に、少なくとも中央部が、急激に温度低下しないように、外部から熱が与えられつつ形成されたものである。そのため、シース溶融部812の中央領域SCは、溶融物が急冷することで形成される0.5mmを超える大きさのデンドライト相が存在しない凝固組織となる。なお、ここで言う「シース溶融部812の中央部」とは、軸線Oを中心とし、かつ軸線Oと三等分線T1(又は三等分線T2)との間の距離(長さ)を半径とする柱状の部分である。上記中央領域SCは、シース溶融部812の中央部の一断面に対応する。
なお、0.5mmを超える大きさのデンドライト相は、例えば、上記合金の溶融物が冷え固まる際に、シース溶融部812がシース本体部811を経路として急激に放熱されることで形成される。このような場合のデンドライト相は、シース溶融部812の中心(軸線O)側から外側へ広がりつつ、シース本体部811に向かうように長手状に形成される。シース溶融部812がシース本体部811により急激に放熱されるほど、形成されるデンドライト相は、大きくなる(長くなる)傾向がある。仮に、0.5mmを超える大きさのデンドライト相が、シース溶融部812における中央領域SCの凝固組成に含まれていると、中心(軸線O)側からシース本体部811に向かって引張応力が放射状に加えられた状態となってしまう。
また、本実施形態では、シース管810に使用される合金中に、耐酸化性の向上等を目的として、シリコン(Si)、イットリウム(Y)が添加されている。特に、本実施形態では、シリコン(Si)が0.5質量%以上添加されている。シリコン(Si)やイットリウム(Y)は、上記合金の溶融物が冷え固まる際に凝集し易いため、シース溶融部812の凝固組成中には、通常、シリコン(Si)等の凝集物が含まれている。このように、シリコン(Si)等の凝集物が凝固組成中に含まれた状態で、上記のように、軸線O側からシース本体部811に向かって引張応力が放射状に加えられていると、シース溶融部812の中心(軸線O)付近で、クラック(ワレ)等の破損が生じ易くなる。なお、このような引張応力の影響は、シース溶融部812の外表面側よりも、内表面側の方が受け易く、ワレ等が生じ易い傾向がある。
なお、シース溶融部812の断面における金属組成(デンドライト相等)の観察は、断面(切断面)をシュウ酸溶液中で電解エッチングする(JIS G 5071 2012年発行)等の公知の金属組成観察の手法を用いて行うことができる。
以上のように、シース溶融部812の断面の中央領域SCに、0.5mmを超える大きさのデンドライト相を含まない凝固組成を備えているグロープラグ10では、シース管810の耐酸化性が維持されつつ、シース溶融部812にクラックが発生することが抑制される。
なお、シース溶融部812のサイズを大きくすることで、上記合金の溶融物が冷え固まる際に、少なくとも中央部が、急激に温度低下しないようにすることも可能である。しかしながら、シース溶融部812のサイズを過剰に大きくしてしまうとグロープラグ10の急速昇温性が低下することがある。この点からしても、このようなグロープラグ10は、シース溶融部812のサイズを過剰に大きく設定等する必要がないため、急速昇温性も確保し易い構成であると言える。
次いで、グロープラグ10の製造方法について説明する。本実施形態のグロープラグ10の製造方法は、主として、本溶接工程と、クレーター溶接工程とを備えている。グロープラグ10の製造方法は、必要に応じて、それらの工程以外の他の工程を備えてもよい。図4は、グロープラグ10の製造方法を示すフローチャートである。ここでは、図4等を参照しつつ、グロープラグ10の製造方法の各工程について、説明する。
グロープラグ10の製造では、先ず、発熱コイル820と後端コイル830と中軸200とがそれぞれ溶接される(図4のステップS10)。具体的には、発熱コイル820と後端コイル830とが溶接され、更に、後端コイル830の後端部839と、中軸200の先端部210とが溶接される。
次いで、発熱コイル820の先端部821と、シース管基材810Bの先端側とを溶接する本溶接工程が行われる(図4のステップS20)。図5は、本溶接工程前におけるシース管基材810Bと発熱コイル820との相対的な位置関係を示す説明図である。説明の便宜上、図5では、シース管基材810Bを断面構成で示し、発熱コイル820を外観構成で示した。シース管基材810Bは、シース管810を形成するための両端が開口した筒状部材であり、上述したニッケル(Ni)ベースの合金からなる。シース管基材810Bの先端には、開口端812Bが配されている。シース管基材810Bの先端側は、開口端812Bに向かって次第に縮径する形状に成形されている。このようなシース管基材810Bの内部に、中軸200等が接合された発熱コイル820が先端側から挿入される形で収容されている。図5に示されるように、本溶接工程前の発熱コイル820の先端部821は、螺旋部823から真っ直ぐに延びた形をなし、かつシース管基材810Bの内部から開口端812Bの内側を通って外側へはみ出すように長く延びた状態となっている。なお、シース管基材810Bの内部において、発熱コイル820は、その中心が、シース管基材810Bの中心(軸線O)と一致するように収容されている。
このように発熱コイル820を収容したシース管基材810Bに対して、開口端812Bの外側から、本溶接工程が行われる。具体的には、アーク溶接により、シース管基材810Bの先端側の開口端812Bが溶融されることで、シース管基材810Bの先端側が、閉塞されつつ発熱コイル820の先端部821と接続される。
図6は、本溶接工程後のシース管基材810Bの先端部813B付近の断面図である。シース管基材810Bの先端部813Bは、シース管基材810Bの先端側を閉塞する部分であり、開口端812Bの溶融物と、発熱コイル820の先端部821の一部の溶融物とを含む。発熱コイル820の先端部821は、本溶接工程により、溶融されて見掛け上の長さが短くなる。なお、本溶接工程後において、先端部813Bの外表面側の中央には、通常、クレーター(窪み)814Bが形成される。
このような本溶接工程に続けて、閉塞したシース管基材810Bの先端側にアーク溶接を行うクレーター溶接工程が施される(図4のステップS30)。クレーター溶接工程は、本溶接工程の後、連続的に行われる。このようなクレーター溶接工程は、アーク溶接による、シース管基材810Bの先端部813Bに形成されたクレーター814Bを小さくする等の処理を、下記に示される所定条件の下で行うものである。
クレーター溶接工程におけるアーク電流Ibは、本溶接工程におけるアーク電流Iaよりも小さく、かつ1.5A以上に大きさに設定される。つまり、クレーター溶接工程におけるアーク溶接は、本溶接工程のアーク電流Iaよりも小さく、かつ1.5A以上であるアーク電流Ibに下げて行われる。
特に、クレーター溶接工程において、アーク電流Ibは、本溶接工程におけるアーク電流Iaに対して、12%以下の大きさであることが好ましい。
また、クレーター溶接工程におけるアーク溶接時間Tbは、本溶接工程におけるアーク溶接時間Taよりも2倍以上の長さに設定される。
図7は、本溶接工程及びクレーター溶接工程におけるアーク溶接の電流及び時間の関係を示すグラフである。図7の横軸は、時間を表し、縦軸は、電流を表す。図7に示されるように、初期電流として、アークを発生させるためのホット電流Ihが供給された後、直ちにホット電流Ihよりも小さいアーク電流Iaが供給される。そして、そのアーク電流Iaの条件で、所定時間(アーク溶接時間Ta)の間、本溶接工程におけるアーク溶接が行われる。その後、電流を下げて、アーク電流Ibの条件で、所定時間(アーク溶接時間Tb)の間、クレーター溶接工程におけるアーク溶接が行われる。本溶接工程とクレーター溶接工程との間の時間は、可能な限り短いことが好ましい。
クレーター溶接工程におけるアーク電流Ib及びアーク溶接時間Tbが、上記条件を満たすと、最終的に得られるグロープラグ10のシース溶融部812が、その断面において、図3に示されるように、中央領域SCに、0.5mmを超える大きさのデンドライト相を含まない凝固組成を備えるものとなる。
要するに、クレーター溶接工程により、本溶接工程後のシース管基材810Bの先端部813Bが、上述した所定条件の下でアーク溶接されることにより、本溶接工程後も先端部813Bに対して熱が長時間にわたって加えられるため、先端部813Bの温度が急激に低下することが抑制され、先端部813Bが凝固して得られるシース溶融部812において、クラック等の破損が生じるような引張応力の発生が抑制される。
クレーター溶接工程が完了すると、次に、シース管810内に絶縁体870が充填される(図4のステップS40)。絶縁体870が、発熱コイル820、後端コイル830及び中軸200を収容した状態のシース管810内に形成された空隙に充填されて、シースヒータ800の組み立てが完了する。
シースヒータ800が組み立てられると、シースヒータ800に対し、スウェージング加工が施される(図4のステップS50)。スウェージング加工とは、シースヒータ800に対して打撃力を加えてシースヒータ800を縮径させ、シース管810内に充填した絶縁体870を緻密化させる加工である。スウェージングに伴ってシースヒータ800に打撃力が加えられると、打撃力がシースヒータ800内部に伝えられることにより、絶縁体870が緻密化される。
シースヒータ800にスウェージング加工が施されると、シースヒータ800と主体金具500とが組み付けられて、グロープラグ10が組み立てられ(図4のステップS60)、グロープラグ10が完成する。具体的には、中軸200が一体化されたシースヒータ800を主体金具500の軸孔510に圧入して固定すると共に、主体金具500の後端部分において、Oリング110や絶縁部材120を中軸200に嵌め込み、係合部材100を、主体金具500の後端に設けられた中軸200の雄ネジ部290に締め付ける。以上のような、グロープラグ10の製造方法により、グロープラグ10を製造することができる。
以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。なお、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
〔実施例1〕
上述したグロープラグ10と同様の構造を有する実施例1のグロープラグを、下記条件の本溶接工程及びクレーター溶接工程を経て作製した。
<本溶接工程>
アーク電流Ia:50A、アーク溶接時間Ta:280ms
<クレーター溶接工程>
アーク電流Ib:5A、アーク溶接時間Tb:700ms
なお、実施例1のその他の条件は、以下の通りである。
・発熱コイルとして、鉄(Fe)−クロム(Cr)−アルミニウム(Al)合金材(線径:0.38mm)を使用した。
・後端コイルとして、ニッケル(Ni)材(線径:0.35mm)を使用した。
・シース管(シース管基材)を構成する材料として、ニッケル(Ni)を主成分(50質量%以上含有)とし、クロム(Cr)を23質量%、アルミニウム(Al)を0.5質量%、イットリウム(Y)を0.14質量%、シリコン(Si)を0.9質量%、鉄(Fe)を0.10質量%、及びその他不可避不純物を含むNi基合金を使用した。
・スウェージング加工後のシース管の外径(最大値)は、約3.2mm、スウェージング加工後のシース管の本体部の厚みは、約0.5mmである。
〔実施例2〜8及び比較例1〜6〕
本溶接工程及びクレーター溶接工程の各条件(アーク電流Ia、アーク溶接時間Ta、アーク電流Ib、アーク溶接時間Tb)を、表1に示される値に変更したこと以外は、実施例1と同様にして、実施例2〜8及び比較例1〜6のグロープラグを作製した。
〔シース溶融部における異常の有無の確認〕
各実施例及び各比較例のグロープラグについて、以下に示される方法で、シース溶融部の異常の有無を確認した。先ず、グロープラグのシース管の先端側(シース溶融部)を、軸線Oを含む面が露出するように切断及び研磨した。そして、その露出したシース溶融部の断面を顕微鏡等を利用して観察して、シース溶融部の異常(例えば、クラック、溶接不良、変形等)の有無を確認した。結果は、表1に示した。表1において、異常がない場合を「無」と表し、異常がある場合を「有」と表した。また、異常があった場合、その内容を併記した。
〔中央領域SCにおけるデンドライト相の最大長さの測定〕
各実施例及び各比較例のグロープラグについて、以下に示される方法で、中央領域SCにおけるデンドライト相の最大長さを測定した。上記のようにシース溶融部の断面を露出させたグロープラグを用意し、その露出した断面に対して、JIS G 5071に準拠しつつ、シュウ酸溶液中で電解エッチングを施した。そして、電解エッチングが施されたシース溶融部の前記断面を顕微鏡等を利用して観察して、中央領域SCにおけるデンドライト相の最大長さを測定した。結果は、表1に示した。
Figure 0006960394
実施例1〜8のシース溶融部は、所定条件の本溶接工程及びクレーター溶接工程を経て、十分に熱が与えられつつ、徐々に冷え固まったものである。表1に示されるように、実施例1〜8のグロープラグでは、シース管の材料として、クラックが発生し易い特定の合金を使用しているものの、シース溶融部にクラック等の異常は見られなかった。このような実施例1〜8におけるシース溶融部の中央領域SCのデンドライト相の最大長さは、0.5mm以下であった。
なお、表1に示されるように、実施例1〜8では、クレーター溶接工程におけるアーク電流Ibは、本溶接工程におけるアーク電流Iaよりも小さくかつ1.5A以上に設定された。また、実施例1〜8では、クレーター溶接工程において、アーク溶接時間Tbは、本溶接工程におけるアーク溶接時間Taよりも、2倍以上の長さに設定された。
また、実施例1〜8において、アーク電流Iaに対するアーク電流Ibの割合(Ib/Ia)は、何れも0.12以下(12%以下)に設定された。
ここで、各実施例を代表して、実施例2の結果について、図8及び図9を参照しつつ詳細に説明する。図8は、実施例2のシース溶融部812の断面写真である。図8に示されるように、シース溶融部812は、シース管810のシース本体部811の先端側を閉塞しつつ、発熱コイル820の先端部と接続されている。このようなシース溶融部812には、図8に示されるように、クラックの発生は見られなかった。
図9は、電解エッチングが施された後の実施例2のシース溶融部812の断面写真である。図9には、シース溶融部812の断面において、一対の境界基準線L1,L2が、シース管810のシース本体部811の内側におけるシース溶融部812との境界部X1,X2を通り、かつそれらが軸線Oに対して平行に延びる形で示されている。そして、一対の境界基準線L1,L2の間に、内側領域Sが設定されている。更に、その内側領域Sを、軸線Oの方向に沿って三等分線T1,T2で三等分した場合に、それらの中央に配される領域が、中央領域SCとして設定される。なお、2つの境界基準線L1,L2の間の距離は、1.9mmであり、軸線O上のシース溶融部812の長さ(厚み)は、1.4mmである。図9に示されるように、実施例2のシース溶融部812には、中央領域SCにおいて、0.5mmを超える大きさのデンドライト相は見られなかった。
比較例1〜3は、クレーター溶接工程におけるアーク溶接時間Tbが短く、クレーター溶接工程において、シース溶融部に対して熱が十分に与えられなかった場合である。このような比較例1〜3のグロープラグでは、シース溶融部にクラックが発生する結果となった。また、比較例1〜3では、中央領域SCのデンドライト相の最大長さは、共に、0.6mmであった。
ここで、比較例1の結果について、図10〜図12を参照しつつ詳細に説明する。図10は、比較例1のシース溶融部812Cの断面写真であり、図11は、図10中の領域Rで示される部分を拡大した断面写真である。なお、図10〜図12において、実施例と区別するために比較例1のシース溶融部の符号を「812C」とした。図11及び図10に示されるように、比較例1のシース溶融部812Cのうち、内表面側の中央付近にクラックKが見られた。図11において、分かり易くするために、クラックKの位置を実線で示した。
図12は、電解エッチングが施された後の比較例1のシース溶融部812Cの断面写真である。図12に示されるように、一部が中央領域SCに入り込む形で、大きなデンドライト相D1,D2がシース溶融部812Cに形成されている。図12において、軸線Oよりも左側に示されるデンドライト相D1の最大長さは、1.0mmであった。また、軸線Oよりも右側に示されるデンドライト相D2の最大長さは、1.2mmであった。
比較例1の場合、クレーター溶接工程において、シース溶融部812Cに対して熱が十分に与えられなかったため、シース溶融部812Cの温度が各実施例よりも早く低下したため、0.5mmを超える大きなデンドライト相が形成されたものと推測される。このような大きなデンドライト相が中央領域SCに入り込む形で、シース溶融部812Cに形成される状況では、シース溶融部812Cには、大きな引張応力が加えられているため、上述したように、シース溶融部812Cにクラックが発生したものと推測される。
比較例4は、クレーター溶接工程におけるアーク電流Ibが小さ過ぎる場合である。比較例4のクレーター溶接工程では、アーク溶接時のアークが不安定となり、シース溶融部に対して、実質的に、溶接を行うことができなかった。つまり、比較例4では、シース溶融部の先端に形成された、クレーターを処理することができず、結果的に、比較例4のシース管の先端部(シース溶融部)は、溶接不良となった。そのため、比較例4については、シース溶融部の断面の確認作業は行わなかった。
比較例5,6は、クレーター溶接工程におけるアーク電流Ibが大き過ぎる場合である。比較例5,6では、シース溶融部に対して熱が過剰に加えられ、シース溶融部が溶融して変形してしまった。なお、比較例5,6のシース溶融部は、変形して機能的に問題があるものの、その断面における中央領域SCのデンドライト相の大きさは、0.5mmであった。
10…グロープラグ、800…シースヒータ、810…シース管、811…シース本体部、812…シース溶融部、820…発熱コイル、L1,L2…境界基準線、O…軸線、S…内側領域、SC…中央領域、T1,T2…三等分線、X1,X2…境界部

Claims (3)

  1. ニッケル(Ni)が50質量%以上、クロム(Cr)が18質量%以上30質量%以下、アルミニウム(Al)が1質量%以下、イットリウム(Y)及びジルコニウム(Zr)から選ばれた少なくとも一種の成分が0.01質量%以上0.3質量%以下、シリコン(Si)が0.5質量%以上含まれる合金から形成され、軸線に沿って延びるシース管と、
    前記シース管の内部に収容され、通電によって発熱する発熱コイルとを備え、
    前記シース管は、前記軸線に沿って延びる筒状のシース本体部と、前記発熱コイルの先端部と接続しつつ前記シース本体部の先端側を閉塞してなり、少なくとも前記合金の溶融物が凝固したシース溶融部とを有するグロープラグであって、
    前記軸線を含む前記シース溶融部の断面において、前記シース本体部の内側における前記シース溶融部との境界部を各々が通る一対の境界基準線であり、かつ前記軸線に対して平行に延びる一対の境界基準線によって挟まれた内側領域を、前記軸線の方向に沿って三等分した場合に、それらの中央に配される中央領域に、0.5mmを超える大きさのデンドライト相を含まない凝固組成を備えていることを特徴とするグロープラグ。
  2. 請求項1に記載のグロープラグの製造方法であって、
    前記合金から形成された筒状のシース管基材の内部に、前記発熱コイルが収容された状態において、アーク溶接により、前記シース管基材の先端側の開口端が溶融されることで、前記シース管基材の先端側が、閉塞されつつ前記発熱コイルの前記先端部と接続される本溶接工程と、
    前記本溶接工程に続けて、前記本溶接工程よりも小さくかつ1.5A以上であるアーク電流に下げて、閉塞した前記シース管基材の先端側に、アーク溶接を行うクレーター溶接工程とを備え、
    前記クレーター溶接工程において、アーク溶接時間は、前記本溶接工程におけるアーク溶接時間よりも、2倍以上の長さであるグロープラグの製造方法。
  3. 前記クレーター溶接工程において、前記アーク電流は、前記本溶接工程におけるアーク電流に対して、12%以下の大きさである請求項2に記載のグロープラグの製造方法。
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