JP6794176B2 - グロープラグ - Google Patents
グロープラグ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6794176B2 JP6794176B2 JP2016162605A JP2016162605A JP6794176B2 JP 6794176 B2 JP6794176 B2 JP 6794176B2 JP 2016162605 A JP2016162605 A JP 2016162605A JP 2016162605 A JP2016162605 A JP 2016162605A JP 6794176 B2 JP6794176 B2 JP 6794176B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating coil
- coil
- sheath tube
- tungsten
- glow plug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
Description
A1.グロープラグの構成:
図1は、グロープラグ10を示す説明図である。図1では、軸線Oから紙面右側に外観構成を図示し、軸線Oから紙面左側に断面構成(後述する中軸200,発熱コイル820,および制御コイル830は、外観構成)を図示した。以降は、軸線Oに沿った方向を軸線方向ODと呼ぶ。グロープラグ10は、熱を発生させるシースヒータ800を備え、ディーゼルエンジンを始めとする内燃機関(図示せず)の始動時における点火を補助する熱源として機能する。グロープラグ10は、シースヒータ800の他、中軸200と、主体金具500とを主に備える。これらグロープラグ10を構成する部材は、グロープラグ10の軸線方向ODに沿って組み付けられている。本明細書では、軸線方向ODを図面における上下方向として、図面下側(後述するシース管810の底部813が配置されている側)を先端側と呼び、図面上側(後述する係合部材100が配置されている側)を後端側と呼ぶ。
加速電圧:20.0kV
倍率:3,000倍
作動距離(対物レンズ下面と試料の距離):10.5mm
図5は、グロープラグ10の製造工程を示す工程図である。図6は、図5における工程S20を示す説明図である。工程S10では、グロープラグ10を構成する各種部材が用意される。本実施形態では、シースヒータ800の部材として、筒状シース管810p(図6(a))と、発熱コイル820と、制御コイル830が用意される。筒状シース管810pは、図6(a)に示すように、先端に開口部815を備えており、底部813を有しない筒状である。筒状シース管810pは、後述する工程S20において、溶融されて底部813が形成されることによりシース管810になる。
以下に、発熱コイル820の埋設部823におけるタングステン(W)の結晶粒CGの形状とグロープラグ10の耐久性との関係を調べた実験結果を示す。サンプル1〜6を用いてグロープラグ通電耐久試験を行った。サンプル1〜6のグロープラグの構成は、上記実施形態と同様である。サンプル1〜6の製造時に、発熱コイル820とシース管810との溶接条件を互いに違えることにより、埋設部823におけるタングステン(W)の結晶粒CGの形状を異ならせている。
昇温フェーズ:通電、1100℃まで1秒の昇温速度で昇温
温度維持フェーズ:通電、1200℃を5分間維持
冷却フェーズ:非通電、風冷(風速10m/s)3分
なお、温度は、シース管810の先端811(図2参照)から2mmの地点を、放射温度計にて測温した。
○:埋設部823以外で断線
△:埋設部823で断線、かつ断線サイクル数が5000サイクル以上
×:埋設部823で断線、かつ断線サイクル数が5000サイクル未満
(1)発熱コイル820の埋設部823の形状は、上記実施形態の形状に限定されない。例えば、埋設部823を、以下のような形状にしてもよい。
図8は、変形例の発熱コイル820Aの外観を示す説明図である。図8では、変形例の埋設部823Aの説明のために、シース管810の内壁面が図示されており、埋設部823は、破線で図示されている。図9は、変形例の発熱コイル820Aの先端部分の断面図である。図9では、シースヒータ800Aの先端部分の、軸線Oを通る切断面を示している。変形例のシースヒータ800Aは、発熱コイル820Aの埋設部823Aの形状が、上記実施形態と異なるものの、他の構成は上記実施形態と同様であるため、同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。変形例の発熱コイル820Aは、全体が螺旋状に形成されている。すなわち、変形例の発熱コイル820Aにおいて、シース管810の底部813に埋込まれている埋設部823Aは、螺旋状(コイル状)に形成されている。なお、埋設部823Aの螺線径(コイル外径)は、発熱コイル820Aのシース管810内に配置されている部分より小さく、先端に向かって縮径している。変形例の発熱コイル820Aの埋設部823Aにおいても、タングステン(W)の結晶粒CGは、コイル線の延長方向EDの長さが径方向RDの長さRLよりも長い形状であり、かつ径方向RDの長さRLが5μm以下である。この例において、コイル線の延びる方向である延長方向EDは、螺線に沿った方向(換言すると、コイル線(タングステン線)の中心軸に沿った方向)となる。タングステン(W)の結晶粒をSEMにて観察する場合は、埋設部823Aの先端側を、軸線Oに交差する面(タングステン線の螺線に沿った方向)で切断し、その切断面を観察する。
100…係合部材
200…中軸
210…先端部
290…雄ネジ部
300…リング
410…絶縁部材
460…リング
500…主体金具
510…軸孔
520…工具係合部
540…雄ネジ部
800…シースヒータ
800A…シースヒータ
810…シース管
810p…筒状シース管
811…先端
813…底部
814…円筒部
815…開口部
819…開口端部
820…発熱コイル
820A…発熱コイル
821…螺線部
822…直線部
823…埋設部
823A…埋設部
830…制御コイル
870…絶縁体
BL…基準線
CG…結晶粒
ED…延長方向
EL…延長方向の長さ
O…軸線
OD…軸線方向
RD…径方向
RL…径方向の長さ
VA…バッテリ
Claims (2)
- ニッケル(Ni)を主成分とする金属から成り、軸線方向に延びる有底筒状のシース管と、
タングステン(W)を主成分とする金属から成り、自身の一部が前記シース管内に配置されて、一端が前記シース管の底部と接続されている発熱コイルと、を備えるグロープラグであって、
前記発熱コイルは、前記シース管の前記底部に埋込まれている埋設部を備え、
前記埋設部において、
タングステン(W)の結晶粒は、前記発熱コイルを構成するコイル線の延長方向の長さが、前記延長方向に垂直な径方向の長さよりも長い形状を有し、
前記タングステン(W)の結晶粒の前記径方向の長さは5μm以下である、グロープラグ。 - 請求項1に記載のグロープラグであって、
前記埋設部において、
前記タングステン(W)の結晶粒の前記延長方向の長さは、前記径方向の長さの2倍以上である、グロープラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016162605A JP6794176B2 (ja) | 2016-08-23 | 2016-08-23 | グロープラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016162605A JP6794176B2 (ja) | 2016-08-23 | 2016-08-23 | グロープラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018031497A JP2018031497A (ja) | 2018-03-01 |
JP6794176B2 true JP6794176B2 (ja) | 2020-12-02 |
Family
ID=61303787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016162605A Active JP6794176B2 (ja) | 2016-08-23 | 2016-08-23 | グロープラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6794176B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59123181A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-16 | 株式会社東芝 | 発熱体 |
JPH07301418A (ja) * | 1994-05-06 | 1995-11-14 | Isuzu Ceramics Kenkyusho:Kk | 自己制御型グロープラグ |
JPH11233239A (ja) * | 1998-02-20 | 1999-08-27 | Jidosha Kiki Co Ltd | セラミックスヒーター又はセラミックスグロープラグ及びそれらの製造方法 |
JP4038138B2 (ja) * | 2003-02-26 | 2008-01-23 | 京セラ株式会社 | セラミックヒータおよびその製造方法 |
WO2011162074A1 (ja) * | 2010-06-22 | 2011-12-29 | 日本特殊陶業株式会社 | グロープラグ及びその製造方法、並びに、加熱装置 |
DE102013212283A1 (de) * | 2013-06-26 | 2014-12-31 | Robert Bosch Gmbh | Glührohr für eine regelbare Glühstiftkerze |
-
2016
- 2016-08-23 JP JP2016162605A patent/JP6794176B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018031497A (ja) | 2018-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5255706B2 (ja) | グロープラグ及びその製造方法、並びに、加熱装置 | |
JP2016225053A (ja) | スパークプラグ | |
JP2015078784A (ja) | グロープラグ | |
JP5301035B2 (ja) | スパークプラグ | |
JP6795886B2 (ja) | グロープラグ及びその製造方法 | |
JP6794176B2 (ja) | グロープラグ | |
JP6393124B2 (ja) | グロープラグ | |
JP6525616B2 (ja) | グロープラグ | |
JP6781599B2 (ja) | グロープラグ | |
JP6960848B2 (ja) | グロープラグ | |
JP6946048B2 (ja) | グロープラグ | |
JP2016003817A (ja) | グロープラグ | |
JP6587501B2 (ja) | グロープラグ | |
JP6965153B2 (ja) | グロープラグ | |
JP6746453B2 (ja) | グロープラグ | |
JP6771964B2 (ja) | グロープラグの製造方法及びグロープラグ | |
EP3396249B1 (en) | Glow plug | |
JP6489754B2 (ja) | グロープラグ | |
JP6374651B2 (ja) | グロープラグ | |
JP2016223651A (ja) | グロープラグ | |
JP6720039B2 (ja) | グロープラグ | |
EP3396250B1 (en) | Glow plug | |
JP6360393B2 (ja) | グロープラグ | |
JP2019095131A (ja) | グロープラグ | |
EP3163170B1 (en) | Method of producing glow plug and the glow plug |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190607 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200519 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201020 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201111 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6794176 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |