JP6489754B2 - グロープラグ - Google Patents

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Description

この発明は、グロープラグに関する。
グロープラグは、圧縮着火方式によるディーゼルエンジン等の内燃機関の補助熱源として用いられる。グロープラグは、通常、先端が閉じて基端部が開いた有底筒状のシース管と、この内部に前記シース管の軸線方向に沿って配置され、通電により発熱する抵抗発熱体とを有する。抵抗発熱体の先端部はシース管の先端部に接続され、抵抗発熱体の基端部は、シース管の基端側に延びる中軸部材に接続されている。この中軸部材を介して通電されることにより抵抗発熱体が発熱する。シース管の内部はマグネシア粉末等の絶縁粉末で満たされ、抵抗発熱体の外周面とシース管の内周面とが絶縁されている。
近年、グロープラグの長寿命化が益々要求されるようになっている。例えば、特許文献1には、「発熱コイル内部への窒素の侵入を抑制することで、発熱コイル内部の窒化を防止し、ひいては耐久性に優れ、長期寿命化を図ることが可能なシースヒータ及びグロープラグを提供すること」(0008欄)を目的として、「・・前記チューブはニッケル(Ni)又は鉄(Fe)を主成分とするとともに、前記発熱コイルはアルミニウム(Al)を5質量%以上含有し、前記チューブの先端及び前記コイルの先端が接合された部位であって、前記チューブを構成する金属及び前記発熱コイルを構成する金属が相互に溶融されて混じり合うことによって形成された先端側接合部位のうち、内側表面から5μm以内の表層領域であって、少なくとも前記発熱コイルの先端外周から前記先端側接合部位の内側表面に沿って100μmの範囲内におけるアルミニウム(Al)の含有量を3.5質量%以上としたことを特徴とするシースヒータ」(請求項1)が開示されている。
特開2009−158431号公報
ところで、グロープラグにおけるシースヒータは、筒状のシース管前駆体の内部に抵抗発熱体を配置し、シース管前駆体の先端開口部と抵抗発熱体の先端部とを溶接することにより形成される。したがって、シースヒータの先端部分はシース管前駆体を形成する材料と抵抗発熱体を形成する材料とが溶融されて混じり合うことにより形成された溶融部により閉塞されている。この溶融部は、グロープラグの製造工程で小さな割れ(クラックと称することもある)が発生することがあり、この割れが発見された場合には、製造不良と判断される。また、製造不良と判断されなかったとしても、グロープラグは冷熱サイクルの厳しい環境下で使用されるので、発見し難い微小な割れが溶融部に存在した場合には、これが要因となって溶融部にクラックが発生し、グロープラグの寿命が低下する。
この発明は、溶融部にクラックが発生するのを抑制することで、生産性が良好で長寿命のグロープラグを提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段は、
[1] 金属製の抵抗発熱体と、
Niを主成分とするNi合金からなり、前記抵抗発熱体の外周に配置され、軸線方向に延びる筒部と、少なくとも前記筒部の主成分と前記抵抗発熱体の主成分とを含有し、前記筒部の先端を閉塞する溶融部とを有するシース管と、
を備えるグロープラグであって、
前記溶融部は、Cを0.03質量以上0.1質量%以下含有し、ビッカース硬度が150Hv以上350Hv以下であるグロープラグである。
前記[1]の好ましい態様は、
[2] 前記溶融部は、Niを主成分とし、Crを22質量%以上27質量%以下、Feを11質量%以上25質量%以下、Alを2.2質量%以上3.5質量%以下、及びCを0.03質量以上0.1質量%以下含有する。
この発明によると、シース管における溶融部が、Cを0.03質量以上0.1質量%以下含有し、ビッカース硬度が150Hv以上350Hv以下であるので、溶融部にクラックが発生するのを抑制することができる。したがって、グロープラグを製造する際に、溶融部におけるクラックの発生率を低くすることができるので、歩留りが向上し、生産性が良好になる。また、グロープラグが冷熱サイクルの厳しい環境下で使用されても、溶融部にクラックが発生し難く、長寿命のグロープラグを提供することができる。
図1は、この発明に係るグロープラグの一実施例であるグロープラグの一部断面全体説明図である。 図2は、図1におけるグロープラグにおけるシースヒータを拡大して示した要部断面説明図である。 図3は、シースヒータの先端部を拡大して示した要部断面説明図である。
この発明に係るグロープラグの一実施例であるグロープラグを図1に示す。図1はこの発明に係るグロープラグの一実施例であるグロープラグの一部断面全体説明図である。なお、図1では紙面下方すなわち後述するシースヒータが配置されている側を軸線Oの先端方向、紙面上方を軸線Oの後端方向として説明する。
このグロープラグ10は、図1に示されるように、中軸部材200と、主体金具500と、通電によって発熱するシースヒータ800とを備える。これらの部材は、グロープラグ10の軸線Oに沿って組み付けられている。
主体金具500は、炭素鋼等により形成され、略円筒形状を有する。主体金具500は、軸線O方向に延びる軸孔510を有する。主体金具500は、軸孔510の先端側の端部において、シースヒータ800を保持する。主体金具500は、軸孔510の後端側の端部において、絶縁部材410とO−リング460とを介して、中軸部材200を保持する。絶縁部材410は、絶縁部材410の後端に接するリング300が中軸部材200に加締められることで、軸線O方向の位置が固定される。主体金具500の後端側が絶縁部材410によって絶縁される。主体金具500は中軸部材200の一部を内包し、軸孔510と中軸部材200との間には、両者を電気的に絶縁する空隙が形成されている。主体金具500は、工具係合部520と、雄ネジ部540とを備える。工具係合部520は、主体金具500の外周面に形成され、トルクレンチ等の工具が係合される。雄ネジ部540は、工具係合部520より先端側の主体金具500の外周面に形成され、グロープラグ10をディーゼルエンジン等の内燃機関のエンジンヘッドに取り付ける際に、エンジンヘッドの取付け孔に螺合される。
中軸部材200は、導電材料で形成され、円柱形状を有する。中軸部材200は、主体金具500に挿入された状態で軸線Oに沿って配置される。中軸部材200は、先端側に設けられた中軸部材先端部210と、後端側に設けられた接続部290とを備える。中軸部材先端部210は、シースヒータ800の内部に配置されている。接続部290は、主体金具500から突出して、その外周面は雄ネジが形成されている。接続部290には、係合部材100が嵌合されている。係合部材100には、バッテリ等の電源から電力の供給されるコネクタ付きケーブルが接続される。
図2は、シースヒータを拡大して示した要部断面説明図である。シースヒータ800は、シース管810と、抵抗発熱体としての発熱コイル820と、制御コイル830と、絶縁粉末840とを備える。
シース管810は、軸線O方向に延び、先端が閉塞した有底筒状を有する。シース管810は、軸線O方向に延びる筒部860と前記筒部860の先端を閉塞する溶融部850とを有する。筒部860は、Niを主成分とするNi合金により形成される。Ni合金としては、例えば、Ni-Cr-Fe合金等を挙げることができる。Ni-Cr-Fe合金としては、例えば、インコネル601、アロイ602CA、アロイ602MCA等を挙げることができる。溶融部860については後述する。シース管810は、発熱コイル820と、制御コイル830と、絶縁粉末840とを内包する。シース管810は、シース管先端部811とシース管後端部819とを備える。シース管先端部811は、シース管810の先端側において、外側に向けて丸く形成された端部である。シース管後端部819は、シース管810の後端側において開口した端部である。シース管810の内部には中軸部材200がその後端側がシース管後端部819から突出した状態で配置されている。シース管810は、パッキン600と絶縁粉末840とによって、中軸部材200から電気的に絶縁される。パッキン600は、中軸部材200とシース管810との間に挟まれた絶縁部材である。シース管810は、主体金具500と電気的に接続されている。
絶縁粉末840は、電気絶縁性を有する粉末である。絶縁粉末840としては、例えば、酸化マグネシウム(MgO)の粉末が挙げられる。絶縁粉末840は、シース管810の内部に充填され、シース管810の内周面と、発熱コイル820、制御コイル830、及び中軸部材200それぞれの外周面とを電気的に絶縁する。
制御コイル830は、発熱コイル820を形成する材料よりも電気比抵抗の温度係数が大きい導電材料で形成されたコイルである。この導電材料としては、Coを主成分とするCo合金、Niを主成分とするNi合金等が挙げられる。制御コイル830は、発熱コイル820に供給される電力を制御する。制御コイル830は、シース管810の内部に軸線O方向に沿って配置される。制御コイル830は、先端側の端部である制御コイル先端部831と、後端側の端部である制御コイル後端部839とを備える。制御コイル先端部831は、発熱コイル820の発熱コイル後端部829に溶接されることによって、発熱コイル820と電気的に接続される。制御コイル後端部839は、中軸部材200の中軸部材先端部210に接合されることによって中軸部材200と電気的に接続される。
発熱コイル820は、導電材料で形成されたコイルである。この導電材料としては、例えば、Fe、Ni、Mo、W、及びCo等の金属、並びにこれらの元素のいずれかを主成分とする合金が挙げられ、Feを主成分とする合金として例えばカンタル等が挙げられる。発熱コイル820は、通電によって発熱する。発熱コイル820は、シース管810の内部に軸線O方向に沿って配置される。発熱コイル820は、先端側の端部である発熱コイル先端部821と、後端側の端部である発熱コイル後端部829とを備える。発熱コイル先端部821は、シース管810の先端付近に溶接されることによってシース管810と電気的に接続される。
シース管810は、発熱コイル820と溶接される前は、先端が開口した筒形状を有する(これを、シース管前駆体と称する。)。溶接前に、発熱コイルがシース管前駆体の先端開口部を貫通するように配置され、アーク溶接等によってシース管前駆体の先端開口部と発熱コイルの先端部とが溶接されることによって、図2に示されるように、シース管810は先端が閉塞した有底筒状になる。
図3は、シースヒータの先端部を拡大して示した要部断面説明図である。シース管810は、シース管前駆体と発熱コイルとが溶接されることによって形成された溶融部850をその先端部に有する。図3では、溶融部850がハッチングで示されている。溶融部850は、発熱コイルとシース管前駆体とが溶融した状態で混ざり合い、その後、固まって形成された部位である。溶融部850の外表面は、シース管先端部811を形成する。シース管810における溶融部850を除いて残った部位が筒部860である。溶融部850は、筒部860の先端を閉塞する。溶融部850は、このように溶接によって形成されているので、筒部860の主成分と発熱コイル820の主成分とを少なくとも含有する。なお、「主成分」とは、筒部860又は発熱コイル820それぞれに含まれる成分のうちで最も質量割合の多い成分のことをいう。
溶融部850は、Cを0.03質量以上0.1質量%以下含有する。溶融部850がCを前記範囲内で含有し、後述するようにビッカース硬度が特定の範囲内にあると、グロープラグ10の製造直後においても、グロープラグ10が冷熱サイクル環境下で使用された後においても、溶融部850にクラックが発生するのが抑制される。溶融部850におけるCの含有量が大きくなるほど溶融部850の強度が大きくなる。溶融部850におけるCの含有量が0.03質量%未満であると、後述するグロープラグ10の製造工程及び使用時に必要とされる強度が得られず、溶融部が変形するおそれがある。溶融部850におけるCの含有量が0.1質量%を超えると、グロープラグ10が冷熱サイクル環境下で使用された後の溶融部850にクラックが発生し易くなる。また、溶融部850におけるCの含有量が0.1質量%を超えると、溶融部850に含有される元素と炭化物を生成し易くなり、この炭化物により溶融部850の耐酸化性が低下し、グロープラグの寿命が低下する。また、溶融部850における炭化物の含有率が増加するほど加工性が悪くなり、後述するグロープラグの製造工程で行われるスウェージング加工がし難くなる。
溶融部850は、C以外の成分として、筒部860の主成分と発熱コイル820の主成分とを少なくとも含有し、例えば、Ni、Cr、Fe、Al、Ti、Si、Mn、Mo、W、Co等の元素を含有する。溶融部850が、Cr及び/又はAlを特にその表面部分に含有すると、Crの酸化被膜及びAlの酸化被膜が溶融部850の表面に生成されるので、グロープラグ10は冷熱環境下における耐酸化性に優れる。例えば、溶融部850は、Niを主成分として、Crを22質量%以上27質量%以下、Feを11質量%以上25質量%以下、Alを2.2質量%以上3.5質量%以下、及びCを0.03質量以上0.1質量%以下含有する。
溶融部850におけるCの含有率及びその他の成分の含有率は、シース管前駆体と発熱コイルとの溶接方法、シース管前駆体及び発熱コイルの組成、シース管前駆体の先端開口部及び発熱コイルの先端部の形状、及びシース管前駆体と発熱コイルとの溶接時の位置関係等を適宜変更することにより調整することができる。
溶融部850における各成分の含有率は次のようにして求めることができる。溶融部850における炭素(C)の含有率は、炭素硫黄分析装置を用いて分析を行う。溶融部850における炭素(C)以外の成分については、電子線マイクロアナライザ(EPMA:Electron Probe Micro Analyzer)が備える波長分散型X線分光器(WDS:Wavelength Dispersive X-ray Spectrometer)を用いて、分析を行う。
炭素(C)の分析は、市販の炭素硫黄分析装置を用いて、以下の手順で行う。第1のステップとして、分析試料2点と標準試料候補とを準備する。分析試料は、グロープラグ10から溶融部850の一部を切り出し、各1.0gの試料片を2点準備する。1本のグロープラグ10から1.0gの分析試料2点を切り出すことができない場合には、同様に製造したグロープラグ10(同一品番)複数本から分析試料を切り出してもよい。標準試料候補は、炭素含有量が既知である市販の試料であり、炭素含有量の異なる複数の標準試料を準備する。
第2のステップとして、1点目の分析試料の炭素の分析を行う。まず、炭素硫黄分析装置中の高周波炉にセラミック製のるつぼをセットし、るつぼを空焼きした後、るつぼに1点目の分析試料を投入する。1点目の分析試料の分析条件は、例えば、積算待ち時間を5秒、積算時間を60秒、コンパレータレベルを1.0%、高周波炉出力設定を0〜175mAで5秒、175mAで35秒保持する条件とする。この分析条件で1点目の分析試料を酸素気流中で加熱し酸化反応させ、試料中の炭素を二酸化炭素(CO)と一酸化炭素(CO)に酸化反応させる。分析試料から発生した水分(HO)及び水素(H)は過塩素酸マグネシウム(Mg(ClO)で脱水除去する。発生した二酸化炭素と一酸化炭素とを含む気流を一定流量で赤外線検出器に導入し、検出された二酸化炭素と一酸化炭素との出力(電流値)を検出する。
第3のステップとして、第2のステップで検出した出力を、別の試料の分析で作成した検量線に当てはめ、1点目の分析試料中の炭素の含有率(質量%)を算出する。算出された1点目の分析試料の炭素含有率は、別の試料の分析で作製した検量線を流用しているため、正確な炭素含有率ではない。1点目の分析試料の分析は、おおよその炭素含有率を把握するのが目的である。
第4のステップとして、るつぼに含有される炭素の分析を行う。まず、炭素硫黄分析装置中の高周波炉にセラミック製のるつぼをセットし、るつぼを空焼きした後、るつぼに助燃材を投入する。分析条件及び分析手順は、第2のステップと同様にして行い、二酸化炭素と一酸化炭素との出力を検出する。検出された二酸化炭素と一酸化炭素との出力を、後述する第7のステップで作成する検量線の原点(ゼロ)のデータとして使用する。
第5のステップとして、標準試料候補の中から検量線を作成するのに最適な標準試料を選択する。標準試料としては、第2及び第3のステップで求めた1点目の分析試料の炭素含有量より炭素含有量が多く、かつ、1点目の分析試料の炭素含有量に最も近い標準試料を選択する。この標準試料は、後述する第7のステップの検量線を作成するために用いる。例えば、標準試料として、炭素(C)の含有率が0.43質量%の0.3gの試料片を用いる。
第6のステップとして、標準試料の炭素の分析を行う。まず、炭素硫黄分析装置中の高周波炉にセラミック製のるつぼをセットし、るつぼを空焼きした後、るつぼに第5のステップで選択した標準試料を投入する。分析条件及び分析手順は、第2のステップと同様にして行い、二酸化炭素と一酸化炭素との出力を検出する。検出された二酸化炭素と一酸化炭素との出力を、後述する第7のステップの検量線のデータとして使用する。
第7のステップとして、第4のステップと第6のステップとで得られた二酸化炭素と一酸化炭素との出力から検量線を作成する。検量線とは、炭素含有量と、検出された二酸化炭素及び一酸化炭素の出力との関係を示す直線の式である。検量線は、第4のステップで得られた、るつぼの炭素含有量及び二酸化炭素と一酸化炭素との出力を示す点を原点(ゼロ)とし、この原点から第6のステップで得られた、標準試料の炭素含有量及び二酸化炭素と一酸化炭素との出力を示す点までを結ぶ直線の式である。
第8のステップとして、2点目の分析試料の炭素の分析を行う。まず、炭素硫黄分析装置中の高周波炉にセラミック製のるつぼをセットし、るつぼを空焼きした後、るつぼに2点目の分析試料を投入する。分析条件及び分析手順は、第2のステップと同様にして行い、二酸化炭素と一酸化炭素との出力を検出する。検出された二酸化炭素と一酸化炭素との出力を、第7のステップで作成した検量線に当てはめ、2点目の分析試料の炭素の含有率を算出する。このようにして、溶融部850における炭素(C)の含有率を求める。
炭素(C)以外の成分の分析は、EPMAのWDSを用いて、以下の手順で行う。第1のステップとして、EPMAのWDSを用いて溶融部850における定性分析を実施する。この分析によって、溶融部850に含まれる元素を特定し、最大質量%の元素を主成分とする。
第1のステップにおける分析対象の箇所は以下のように決定する。まず、シースヒータ800を樹脂で固めて、軸線Oを含む断面で切断して切断面を露出させる。切断面を鏡面仕上げした後、シュウ酸二水和物による電解エッチングを行い、拡大した断面の画像を観察すると、溶融部850と発熱コイル820との境界を特定することができる。溶融部850の切断面において9箇所の測定点で成分分析を行い、得られた測定値の算術平均を溶融部の組成とする。9箇所の測定点は、次のように決定する。切断面において、溶融部850における軸線Oに沿った線分の中心、すなわち軸線O方向における溶融部850の先端から発熱コイル820との境界までの線分の中心を第1測定点aとする。第2測定点a及び第3測定点aは、第1測定点aから軸線Oに直交する方向にそれぞれ10μmの距離の点とする。第4測定点a及び第5測定点aは、第1測定点aから軸線O方向にそれぞれ10μmの距離の点とする。第6測定点a及び第7測定点aは、第4測定点aから軸線Oに直交する方向にそれぞれ10μmの距離の点とする。第8測定点a及び第9測定点aは、第5測定点aから軸線O方向にそれぞれ10μmの距離の点とする。なお、溶融部850の外表面に酸化被膜が形成されている場合がある。この酸化被膜は、通常、0.03mm程度の厚さを有する。前記電解エッチング後の断面画像によって、酸化被膜と溶解部との境界を特定することができる。したがって、前述した方法により決定した成分分析の測定点が酸化被膜上にある場合には、測定点を適宜移動し、溶融部上で測定点を決定する。
第2のステップとして、EPMAの測定条件を決定する。この決定は、分析精度を高めるために実施される。測定条件は、第1のステップで特定した主成分の検出において、X線の大量入射による数え落としが起こらないビーム電流量で、測定カウント数が1万カウント以上得られることが満たされるように決定される。
第3のステップとして、上記9箇所の測定点において第1のステップで特定した元素を第2のステップで決定した条件で定量分析する。測定条件は、例えば、次のようにする。加速電圧は20kV、プローブ電流2.5×10−8A、ビームの照射径10μmで主ピークを10秒、バックグラウンドを高角側、低角側それぞれ5秒ずつ取り込む。正味の強度から各元素のCPS(Count Per Second)を得て、同条件で分析した比較試料(ASTIMEX社製標準試料)のCPSを用いてZAF法によって定量計算を実施する。この比較試料は、元素含有率が予め分析されている。ZAFとは、原子番号効果(Z effect)と、吸収効果(Absorption effect)と、蛍光励起効果(Fluorescence excitation effect)とに基づく頭字語である。なお、この定量計算の際、Cの含有率については炭素硫黄分析装置での分析値を採用し、その他の元素については元素含有率の合計が100%となるようにノーマライズ(規格化)する。
溶融部850は、ビッカース硬度が150Hv以上350Hv以下である。溶融部850のビッカース硬度が前記範囲内にあり、前述したように特定の組成を有すると、溶融部850にクラックが発生するのが抑制される。溶融部850のビッカース硬度が350Hvを超えると、溶融部850にクラックが発生し易くなる。溶融部850のビッカース硬度が150Hv未満であると、後述するグロープラグ10の製造工程でシースヒータ800を主体金具500に組付ける際に溶融部850が変形し易くなる。グロープラグ10は、通常、通電時にシースヒータ800の先端部付近の所定の位置が最高温度になるように設計されているが、溶融部850の変形により最高温度を示す位置が最高温度になるように設計した位置からずれるおそれがある。
溶融部850におけるビッカース硬度は、溶融部850の組成、後述するグロープラグ10の製造工程における、シース管前駆体と発熱コイルとの溶融方法、スウェージングの加工の程度等を適宜変更することにより調整することができる。
溶融部850におけるビッカース硬度は、前述した成分分析をする際に準備した切断面において、成分分析を行った点とは異なる点で測定する。具体的には、測定点は、成分分析における第1測定点aから軸線O方向の発熱コイルが配置されている側に0.2mm移動した点と、この点から軸線Oに直交する方向にそれぞれ0.5mmの距離の点の3箇所を選択する。ビッカース硬度は、これら3箇所の測定点で、試験力を3N、試験力の保持時間を10sとしてJIS Z 2244に準拠して測定し、得られた測定値の算術平均を算出することで求めることができる。
グロープラグ10は、溶融部がCを0.03質量以上0.1質量%以下含有し、ビッカース硬度が150Hv以上350Hv以下であるから、溶融部にクラックが発生するのを抑制することができる。したがって、グロープラグを製造する際に、溶融部におけるクラックの発生率を低くすることができるので、歩留りが向上し、生産性が良好になる。また、グロープラグが冷熱サイクルの厳しい環境下で使用されても、溶融部にクラックが発生し難く、長寿命のグロープラグを提供することができる。
グロープラグ10は、例えば、次のようにして製造される。
まず、所定の組成を有する抵抗発熱線をコイル状に加工し、発熱コイル820及び制御コイル830をそれぞれ製造する。次いで、発熱コイル820と制御コイル830との端部同士をアーク溶接等により接合し、コイル部材とする。次いで、コイル部材のうち制御コイル830側を中軸部材200の先端部に接合する。
一方、所定の組成を有する金属鋼管をシース管810の最終寸法よりも大径に形成し、かつ、その先端部を他の部分よりも減径させて、先窄まり状のシース管前駆体を製造する。
シース管前駆体の内部に中軸部材200と一体となったコイル部材を挿入し、シース管前駆体の先窄まり状の先端開口部に発熱コイル820の先端部を配置する。アーク溶接等によってシース管前駆体の先端開口部と発熱コイル820の先端部分とを溶融し、シース管前駆体の先端部分を閉塞し、内部にコイル部材が収容されたシースヒータ前駆体を形成する。
次いで、シースヒータ前駆体のシース管810内にMgO粉末等の絶縁粉末410を充填する。さらに、シース管810の後端開口部にパッキン600を挿入して、シース管810を封止する。さらに、シース管810にスウェージング加工を施し、所定の外径を有するシースヒータ800を形成する。
このように形成されたシースヒータ800は、主体金具500の軸孔510に圧入固定されると共に、主体金具500の後端部分において、O−リング460及び絶縁部材410が嵌め込まれ、リング300で中軸部材200を加締めて、グロープラグ10が完成する。
本発明に係るグロープラグは、圧縮着火方式によるディーゼルエンジン等の内燃機関の補助熱源として用いられる。グロープラグは、内燃機関の燃焼室を区画形成するヘッドに設けられたネジ穴に雄ネジ部540が螺合されて、所定の位置に固定される。このグロープラグは、冷熱サイクル環境下における溶融部のクラックの発生を抑制しているから、特に、燃焼室内の温度が従来よりも高い内燃機関に好適に使用される。
本発明に係るグロープラグは、前述した実施形態に限定されることはなく、本発明の目的を達成することができる範囲において、種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態のグロープラグ10においては、抵抗発熱体としての発熱コイル820は、螺旋状に巻回されているが、抵抗発熱体の形状は特に限定されず、軸線O方向に沿って延びる棒状であってもよい。
また、シース管の形状は、筒状である限り特に限定されず、軸線Oに直交する方向の断面から見て、円形状、楕円形状、多角形状等であってもよい。
また、上述した実施形態のグロープラグ10においては、発熱コイル820の過昇温を防止するために、発熱コイル820と中軸部材200との間に制御コイル830が介在されているが、発熱コイルと中軸部材とが直接に接合され、制御コイルが省略されていてもよい。
<クラック発生率の評価>
図2に示すシースヒータと同様の形状を有するシースヒータを、次のようにして作製した。まず、所定の組成を有する、シース管前駆体、発熱コイル、制御コイル、及び中軸部材を準備した。発熱コイルと制御コイルとの端部同士を接合してコイル部材とした。次いで、コイル部材の制御コイル側の端部と中軸部材の端部とを接合して一体部材とした。次いで、シース管前駆体の内部に一体部材を挿入し、シース管前駆体の先窄まり状の先端開口部に発熱コイルの先端部を配置した。次いで、シース管前駆体の先端開口部と発熱コイルの先端部分とをアーク溶接によって溶融してシース管前駆体の先端部分を閉塞し、内部にコイル部材が収容されたシースヒータ前駆体を作製した。シースヒータ前駆体の先端部分は、シース管前駆体と発熱コイルとの溶融によって形成された溶融部によって閉塞された。なお、シース管前駆体は、Cr:24〜26質量%、Fe:7〜11質量%、Al:1.9〜2.6質量%、C:0.05〜0.25質量%、Ni:60.2〜67.1質量%の組成を有するものを用いた。発熱コイルは、Cr:22〜26質量%、Fe:65.1〜72.4質量%、Al:5.2〜7.5質量%、C:0.02質量%、Ti:0〜0.4質量%、Si:0.2〜0.5質量%、Mn:0.2〜0.5の組成を有するものを用いた。
次いで、シースヒータ前駆体のシース管内にMgO粉末を充填し、シース管の後端開口部にパッキンを挿入して、シース管を封止した。さらに、シース管にスウェージング加工を施し、所定の外径を有するシースヒータを作製した。シースヒータは、溶融部における組成と硬度とが同じものを100体ずつ作製した。なお、溶融部の組成は、シース管前駆体と発熱コイルとの溶接方法、シース管前駆体及び発熱コイルそれぞれの組成、及びシース管前駆体と発熱コイルとの溶接時の位置関係を適宜変更することにより調整した。また、溶融部のビッカース硬度は、溶融部の組成、シース管前駆体と発熱コイルとの溶融方法及びスウェージング加工の程度を適宜変更することにより調整した。
溶融部の組成は、炭素(C)については、炭素硫黄分析装置を用いて、また、炭素(C)以外の成分については、EPMAが備えるWDSを用いて、前述したように測定した。結果を表1に示す。
溶融部のビッカース硬度は、試験力を3N、試験力の保持時間を10sとしてJIS Z 2244に準拠して、前述したように測定した。結果を表1に示す。
作製したシースヒータの溶融部を拡大鏡で観察し(20倍)、クラックの有無を調べた。クラックが発見されたシースヒータの数が1%以上の場合には「×」、クラックが発見されたシースヒータの数が1%未満の場合には「○」として、結果を表1に示した。
<耐久試験後のクラック発生率の評価>
「クラック発生率の評価」で作製したシースヒータと同様にしてシースヒータを作製し、これを前述したように主体金具に組付けて、図1に示すグロープラグと同様の構造を有するグロープラグを作製した。なお、グロープラグは同様に製造したグロープラグすなわち表1において同じ試験番号のグロープラグを100本ずつ作製した。作製したグロープラグに、シースヒータの溶融部先端から軸線O方向に2mmの位置の表面温度が通電開始から2秒後に1000℃となり、通電開始から180秒後に1100℃となるように、電圧を印加し、前記表面温度が30℃になるまで冷却を行う通電サイクルを5000サイクル繰り返す耐久試験を行った。
耐久試験後の溶融部を拡大鏡で観察し(20倍)、クラックの有無を調べた。溶融部にクラックが発見されたグロープラグの数が1%以上の場合には「×」、クラックが発見されたグロープラグの数が1%未満の場合には「○」として、結果を表1に示した。
Figure 0006489754
表1に示すように、溶融部のCの含有率が0.1質量%以下であり、ビッカース硬度が350Hv以下である試験番号8〜14、18〜22、26〜30、34〜38は、製造直後のクラックの発生率及び耐久試験後のクラックの発生率の評価結果がいずれも良好であった。一方、溶融部におけるCの含有率及びビッカース硬度の少なくとも一方が前記範囲外にある試験番号1〜7、15〜17、23〜25、31〜33は、製造直後のクラックの発生率及び耐久試験後のクラックの発生率の評価結果がいずれも劣っているか、或いは、製造直後のクラックの発生率の評価結果は良好であるが耐久試験後のクラックの発生率の評価結果が劣っていた。これらの結果から、溶融部のCの含有率が0.1質量%以下であり、ビッカース硬度が350Hv以下であると、溶融部にクラックが発生するのを抑制することができ、生産性が良好で長寿命のグロープラグを提供できることが分る。
<耐酸化性の評価>
「耐久試験後のクラック発生率の評価」で用いた耐久試験前後のグロープラグを用いて溶融部の耐酸化性の評価を行った。
溶融部の耐酸化性は、耐久性試験前後における溶融部の軸線O方向の長さを測定することにより溶融部の軸線O方向の肉厚減少量を求め、以下の基準にしたがって評価した。溶融部の肉厚減少量が0.05mm未満である場合を「○」、0.05mm以上である場合を「×」として、結果を表2に示した。
なお、試験番号44及び45のシースヒータの溶融部のビッカース硬度は150Hv以上350Hv以下の範囲内にあり、試験番号43及び46のシースヒータの溶融部のビッカース硬度は、前記範囲外にあった。
表2に示すように、溶融部のCの含有率が0.1質量%以下である試験番号44〜46は、耐酸化性の評価結果が良好であり、また、シースヒータ前駆体をスウェージング加工する際の加工性が良好であった。一方、溶融部のCの含有率が0.10質量%より大きい試験番号43のシースヒータは耐酸化性の評価結果が劣っており、また、加工性にも劣っていた。これらの結果から、溶融部のCの含有率が0.1質量%以下であると、耐酸化性及び加工性に優れることが分る。
<強度の評価>
「クラック発生率の評価」で作製したシースヒータと同様にして、表2に示すように、溶融部のCの含有率が異なるシースヒータを作製し、シースヒータの溶融部に軸線O方向に5000Nの荷重を加えたときの、軸線O方向の変形量を測定して、溶融部の強度試験を行った。
溶融部の強度は、溶融部の強度試験前後におけるシースヒータの軸線O方向の長さを測定することにより溶融部の変形量を求め、以下の基準にしたがって評価した。溶融部の変形量が0.5mm未満である場合を「○」、0.5mm以上である場合を「×」として、結果を表2に示した。
表2に示すように、溶融部のCの含有率が0.03質量%以上である試験番号43〜45は、強度の評価結果が良好であり、溶融部のCの含有率が0.03質量%より小さい試験番号46は、強度の評価結果が劣っていた。これらの結果から、グロープラグを製造する工程及び使用時に必要とされる強度を得るためには、溶融部のCの含有率が0.03質量%以上である必要があることが分る。
Figure 0006489754
<グロープラグの最高温度位置のずれ幅の評価>
「クラック発生率の評価」で作製したシースヒータと同様にして、表3に示すように、溶融部のビッカース硬度が異なるシースヒータを作製し、作製したシースヒータを主体金具に組付けてグロープラグを作製した。グロープラグは、同様に製造したグロープラグすなわち表3において同じ試験番号のグロープラグを10本ずつ作製した。
作製したグロープラグに、設計された最高温度の位置が1000℃程度になる電圧を印加し、溶融部の先端から軸線O方向に1mm離れた位置から軸線O上に0.5mm間隔で温度を測定した。10本のグロープラグ中10本の最高温度の位置が同じである場合すなわち最高温度位置のずれ幅が0.5mm未満である場合を「○」、10本のグロープラグ中1本でも最高温度位置のずれ幅が0.5mm以上である場合を「×」として評価した。結果を表3に示した。
なお、試験番号49〜53のグロープラグの溶融部におけるCの含有率は、0.03質量%以上0.1質量%以下の範囲内にあり、試験番号47、48、54のグロープラグの溶融部におけるCの含有率は、前記範囲外にあった。
Figure 0006489754
表3に示すように、溶融部のビッカース硬度が150Hv以上である試験番号47〜53のグロープラグは、作製したグロープラグすべてが通電時に最高温度になるように設計した位置からのずれ幅が小さく、所望の品質を有していた。一方、溶融部のビッカース硬度が150Hv未満である試験番号54のグロープラグは、通電時に最高温度になるように設計した位置からのずれ幅が大きいグロープラグがあり、製造不良と判断されるグロープラグが発生する可能性が高い。試験番号54のグロープラグは、シースヒータを主体金具に組付ける際に、シースヒータの先端部に位置する溶融部のビッカース硬度が小さく、シースヒータの先端部が変形し易いので、最高温度になるように設計した位置のずれ幅が大きくなり易いことが分る。したがって、設計通りのグロープラグを生産性良く製造するためには、溶融部のビッカース硬度が少なくとも150Hvである必要があることが分る。
10 グロープラグ
100 係合部材
200 中軸部材
210 中軸部材先端部
290 接続部
300 リング
410 絶縁部材
460 O−リング
500 主体金具
510 軸孔
520 工具係合部
540 雄ネジ部
600 パッキン
800 シースヒータ
810 シース管
811 シース管先端部
819 シース管後端部
820 発熱コイル
830 制御コイル
831 制御コイル先端部
839 制御コイル後端部
840 絶縁粉末
850 溶融部
860 筒部

Claims (2)

  1. 金属製の抵抗発熱体と、
    Niを主成分とするNi合金からなり、前記抵抗発熱体の外周に配置され、軸線方向に延びる筒部と、少なくとも前記筒部の主成分と前記抵抗発熱体の主成分とを含有し、前記筒部の先端を閉塞する溶融部とを有するシース管と、
    を備えるグロープラグであって、
    前記溶融部は、Cを0.03質量以上0.1質量%以下含有し、ビッカース硬度が150Hv以上350Hv以下であるグロープラグ。
  2. 前記溶融部は、Niを主成分とし、Crを22質量%以上27質量%以下、Feを11質量%以上25質量%以下、Alを2.2質量%以上3.5質量%以下、及びCを0.03質量以上0.1質量%以下含有する請求項1に記載のグロープラグ。
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