JP6720039B2 - グロープラグ - Google Patents

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本発明は、グロープラグに関する。
グロープラグとして、シースヒータを用いたシース型グロープラグが知られている。グロープラグのシースヒータは、有底筒状のシース管と、シース管の内側に設けられた発熱コイルとを備える。グロープラグのシース管には、耐熱性および耐酸化性に優れる材料として、ニッケル(Ni)を主成分とする金属が用いられる場合がある。
グロープラグの発熱コイルには、従来、鉄(Fe)とクロム(Cr)とアルミニウム(Al)とを含有するFe−Cr−Al系合金が用いられていた。しかしながら、近年、グロープラグの耐熱性を向上させるために、Fe−Cr−Al系合金よりも高い融点を有する材料として、タングステン(W)またはモリブデン(Mo)を主成分とする金属を、グロープラグの発熱コイルに用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような発熱コイルは、発熱コイルの一端を底部側に開口した略筒状のシース管の底部に差し込み、シース管の底部と発熱コイルの一端とを溶接することで、シース管の底部が閉塞すると共に、発熱コイルの一端とシース管の底部とが接続される構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。
国際公開第2011/162074号 特開平4−119号公報
ところで、ニッケル(Ni)を主成分とする金属から成るシース管と、タングステン(W)またはモリブデン(Mo)を主成分とする金属から成る発熱コイルとを溶接する場合、発熱コイルを構成する材料の融点が、シース管を構成する材料の融点より高く、その差を大きいため、シース管を構成する材料のみが溶融し、発熱コイルを構成する材料は殆ど溶融しないことが多い。そのような場合には、発熱コイルとシース管との溶接強度が十分でなく、グロープラグの使用に伴い、発熱コイルがシース管から抜けて、シース管と発熱コイルとが電気的に切断されるおそれがある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、ニッケル(Ni)を主成分とする金属から成り、軸線方向に延びる有底筒状のシース管と、タングステン(W)またはモリブデン(Mo)を主成分とする金属から成り、前記シース管内に配置されて、一端が前記シース管の底部に接続されている発熱コイルと、を備えるグロープラグが提供される。このグロープラグにおいて、前記発熱コイルは、前記シース管の内部に露出する螺線部と、前記螺線部の一端に接続されて、前記軸線方向に延びる直線部と、を備え、前記直線部は、表面に凹凸が形成されている、または前記直線部の中心軸に沿った方向のスリットが形成されている第1直線部を備え、前記第1直線部の少なくとも一部は、前記シース管の前記底部に埋め込まれている。このような形態のグロープラグによれば、第1直線部の表面積が他の直線部よりも大きいため、発熱コイルとシース管との接着強度が強くなり、発熱コイルがシース管から抜けることによる発熱コイルとシース管との電気的切断の発生を抑制することができる。
(2)上記形態のグロープラグにおいて、前記発熱コイルを構成するコイル線の中心軸に直交する直交断面であって、前記第1直線部における前記直交断面の断面積は、前記第1直線部以外の前記発熱コイルにおける前記直交断面の断面積の60%以上でもよい。このようにすると、第1直線部の強度を維持する適切な断面積を確保することができるため、グロープラグの使用時における第1直線部での断線を抑制することができる。
本発明は、上述したグロープラグとしての形態以外にも、例えば、グロープラグの製造方法や、シースヒータ、グロープラグを備える制御装置など、種々の形態で実現することが可能である。
グロープラグ10を示す説明図である。 シースヒータの詳細な構成を示す説明図である。 シースヒータの先端部分の断面図である。 発熱コイルの直線部を示す説明図である。 グロープラグの製造工程を示す工程図である。 グロープラグの製造工程における工程S20を示す説明図である。 グロープラグ通電耐久試験を行ったサンプルを示す説明図である。 グロープラグ通電耐久試験(冷熱サイクル試験)の結果を示す表である。 第1直線部の断面積と断線との関係を示す表である。 第1変形例の第1直線部を示す説明図である。 第2変形例の第1直線部を示す説明図である。 第3変形例の直線部を示す説明図である。 第4変形例の直線部を示す正面図である。
A.実施形態:
A1.グロープラグの構成:
図1は、グロープラグ10を示す説明図である。図1では、軸線Oから紙面右側に外観構成を図示し、軸線Oから紙面左側に断面構成(後述する中軸200,発熱コイル820,および制御コイル830は、外観構成)を図示した。以降は、軸線Oに沿った方向を軸線方向ODと呼ぶ。グロープラグ10は、熱を発生させるシースヒータ800を備え、ディーゼルエンジンを始めとする内燃機関(図示せず)の始動時における点火を補助する熱源として機能する。グロープラグ10は、シースヒータ800の他、中軸200と、主体金具500とを主に備える。これらグロープラグ10を構成する部材は、グロープラグ10の軸線方向ODに沿って組み付けられている。本明細書では、軸線方向ODを図面における上下方向として、図面下側(後述するシース管810の底部813が配置されている側)を先端側と呼び、図面上側(後述する係合部材100が配置されている側)を後端側と呼ぶ。
主体金具500は、炭素鋼を筒状に成形した部材である。主体金具500は、先端側の端部においてシースヒータ800を保持する。また、主体金具500は、後端側の端部において絶縁部材410及びOリング460を介して中軸200を保持する。絶縁部材410の軸線Oに沿った位置は、絶縁部材410の後端に接するリング300が中軸200に加締められることで固定される。さらに、主体金具500の軸孔510内には、絶縁部材410からシースヒータ800に至る中軸200の部位が配置される。軸孔510は、軸線Oに沿って形成された貫通孔であり、中軸200よりも大きな径を有する。軸孔510に中軸200が位置決めされた状態で、軸孔510と中軸200との間には、両者を電気的に絶縁する空隙が形成される。また、軸孔510の先端側には、シースヒータ800が圧入されて接合されている。さらに、主体金具500は、工具係合部520と、雄ネジ部540とを備える。主体金具500の工具係合部520は、グロープラグ10の取り付け及び取り外しに用いられる工具(図示せず)に係合する。雄ネジ部540は、内燃機関(図示せず)に形成された雌ネジに嵌り合う。
中軸200は、導電材料で円柱状(棒状)に成形された部材である。中軸200は、主体金具500の軸孔510に挿入された状態で軸線Oに沿って組み付けられる。中軸200は、先端側に形成された先端部210と、後端側に設けられた雄ネジ部290とを備える。先端部210は、シースヒータ800の内部に挿入される。雄ネジ部290は、主体金具500から後端側に突出している。雄ネジ部290には、係合部材100が嵌り合う。
図2は、シースヒータ800の詳細な構成を示す説明図である。図2では、シースヒータ800の詳細な構成を明瞭に示すために、中軸200,発熱コイル820,および制御コイル830の外観構成を図示するとともに、他の部分の断面構成を図示した。シースヒータ800は、シースヒータ800の内部に中軸200の先端部210が挿入された状態で、主体金具500の軸孔510内に圧入され接合されている。シースヒータ800は、シース管810と、発熱コイル820と、制御コイル830と、絶縁体870とを備える。
シース管810は、軸線方向ODに延び、先端が閉じられた有底筒状部材である。シース管810は、発熱コイル820と、制御コイル830と、絶縁体870と、を内包する。シース管810は、軸線方向ODに延びる円筒部814と、円筒部814の先端側を閉塞する底部813と、底部813とは反対側(すなわち、後端側)に開口した開口端部819とを備える。この開口端部819からシース管810の内部に中軸200が挿入されている。シース管810は、パッキン600及び絶縁体870によって中軸200と電気的に絶縁される。一方、シース管810は、主体金具500と接触して電気的に接続されている。本実施形態において、シース管810は、ニッケル(Ni)主成分とする金属から成る。詳しくは、ニッケル(Ni)を主成分とし、その他、クロム(Cr)、鉄(Fe)、イットリウム(Y)等が含まれる合金が用いられている。シース管810を構成する金属は、本実施形態に限定されず、ニッケル(Ni)を主成分とする種々の金属を用いることができる。例えば、インコネル601(「INCONEL」は登録商標)、Alloy602(ドイツ工業規格(DIN)で規定されたDIN2.4633合金に相当)等を用いることができる。ここで、主成分とは、含有率(質量%)が50質量%以上の物質をいう。
絶縁体870は、電気絶縁性を有する絶縁材料の粉末により形成されている。絶縁体870としては、例えば、酸化マグネシウム(MgO)の粉末が用いられる。絶縁体870は、シース管810が中軸200、発熱コイル820、及び制御コイル830を内包することによって、シース管810内に形成された隙間に充填(配置)され、その隙間を電気的に絶縁する。
発熱コイル820は、シース管810の内側に軸線方向ODに沿って配置され、通電によって発熱する。発熱コイル820は、シース管810の内部に露出する螺線部821と、螺線部821の一端に接続され、軸線方向ODに延びる直線部822と、を備える。本実施形態において、直線部822は、シース管810の底部813に埋込まれている。これにより、発熱コイル820とシース管810とは、電気的に接続されている。また、螺線部821の他端は、制御コイル830と溶接により電気的に接続されている。本実施形態において、発熱コイル820は、タングステン(W)を99質量%以上含有する金属で形成されている。発熱コイル820の形成材料としては、タングステン(W)またはモリブデン(Mo)を主成分とする金属を用いることができる。ここで、主成分とは、含有率(質量%)が50質量%以上の物質をいう。主成分(タングステン(W))の含有率は、99質量%以上であることがより好ましい。
制御コイル830は、シース管810の内側において発熱コイル820と直列に接続され、発熱コイル820に流れる電流を制御する。一端が発熱コイル820に溶接され、発熱コイル820と電気的に接続されており、他端が中軸200の先端部210に接合されることにより中軸200と電気的に接続されている。図2では、制御コイル830と発熱コイル820との接続部(溶接部)を、明瞭に示すために、接続部(溶接部)を丸印で図示している。制御コイル830は、発熱コイル820の形成材料よりも電気比抵抗の温度係数が小さい導電材料によって形成される。本実施形態では、鉄(Fe)−クロム(Cr)−アルミニウム(Al)合金により形成されている。その他、例えば、ニッケル(Ni)−クロム(Cr)合金、ニッケル(Ni)−クロム(Cr)−ケイ素(Si)−マンガン(Mn)合金などにより形成されてもよい。
図3は、シースヒータ800の先端部分の断面図である図3は、シースヒータ800の、軸線Oを通る切断面を示している。直線部822は、先端側に第1直線部823、後端側に第2直線部824を備える。本実施形態では、発熱コイル820の直線部822全体が、シース管810の底部813に埋込まれている。発熱コイル820の直線部822は、シース管810の底部813に取囲まれており、底部813を貫通していない。後に詳述するように、発熱コイル820は、溶接によりシース管810の底部813に接合されており、その結果、発熱コイル820の直線部822がシース管810の底部813に埋込まれた状態になっている。上述の通り、シース管810はニッケル(Ni)を主成分とする金属より成り、発熱コイル820はタングステン(W)を主成分とする金属より成る。シース管810を構成する材料(ニッケル(Ni)を主成分とする金属)の融点は約1400℃、発熱コイル820を構成する材料(タングステン(W)を主成分とする金属)の融点は3000℃以上であり、各材料の融点の差が大きい。そのため、発熱コイル820とシース管810とを溶接する際には、発熱コイル820は殆ど溶融せず、シース管810のみが溶融することにより両者が溶接される。なお、仮に、発熱コイル820が若干溶融した場合であっても、シース管810を構成する金属と発熱コイル820を構成する金属との合金からなる合金部の厚さは10(μm)以下である。合金部は、発熱コイル820の直線部822とシース管810の底部813との境界付近を例えばEPMA(Electron Probe Micro Analyser)などによって分析することにより検出して、厚さを算出することができる。本実施形態のグロープラグ10には、合金部は形成されていないため、図3には合金部は示されていない。直線部822は、螺線部821の延長であり、螺線部821と直線部822とは同一材料で形成されているが、図3では、第1直線部823を明瞭に示すために、螺線部821および第2直線部824と異なるハッチングを付して図示している。
図4は、発熱コイル820の直線部822を示す図である。図4では、上段に正面図、下段にA−A断面図を図示している。第1直線部823には、直線部822の中心軸OLに沿った方向のスリット(第1スリットSL1,第2スリットSL2)が形成されている。詳しくは、直線部822の中心軸OLを通り、直線部822の線径方向に貫通する第1スリットSL1と第2スリットSL2とが、中心軸OLで直交するように形成されている。第1スリットSL1の幅W1と、第2スリットSL2の幅W2は、略同一である。第1スリットSL1と、第2スリットSL2とを区別しない場合には、単に「スリットSL」とも称する。なお、直線部822の中心軸と発熱コイル820を構成するコイル線の中心軸とは一致するため、図4では、コイル線の中心軸を中心軸OLとして図示している。図4では、スリットSL1を明瞭に示すために、中心軸OLを、スリットSL1に重ならないように図示している。以下の図面でも同様である。
本実施形態において、発熱コイル820は、線径(直径)が0.2mmの線材から形成されており、直線部822は直径が0.2mmの棒状である。そして、直線部822の長さL(直線部822の中心軸OLに沿った長さ)は、0.7mmである。上述の通り、本実施形態では、直線部822が全て、シース管810の底部813に埋込まれているため、発熱コイル820がシース管810に埋込まれる深さ(埋込み深さD(図3))は、0.7mmである。すなわち、埋込み深さDが直線部822の長さLと一致する。第1直線部823の長さL1(直線部822の中心軸に沿った長さ)は、0.5mmであり、スリットSLの長さ(直線部822の中心軸に沿った長さ)は0.5mmである。第1直線部823は、スリットSLが形成されているため、断面積(中心軸OLに直交する切断面)が第2直線部824より小さく、本実施形態では、第2直線部824に対する第1直線部823の断面積比((第1直線部823の断面積/第2直線部824の断面積)×100(%))は、約90%である。なお、直線部822は螺線部821の延長であり、直線部822と螺線部821とは同一のコイル線によって形成されているため、第2直線部824の断面積と、螺線部821の断面積(コイル線の中心軸に直交する切断面の面積)は同一である。そのため、第2直線部824に対する第1直線部823の断面積比は、螺線部821に対する第1直線部823の断面積比ともいえる。また、直線部822の埋込み深さDに対する第1直線部823の深さ(長さL1)の比((第1直線部の長さL1/埋込み深さD)×100(%)は、約71%である。
A2.グロープラグ10の製造方法:
図5は、グロープラグ10の製造工程を示す工程図である。図6は、図5における工程S20を示す説明図である。工程S10では、グロープラグ10を構成する各種部材が用意される。本実施形態では、シースヒータ800の部材として、筒状シース管810p(図6(a))と、発熱コイル820と、制御コイル830が用意される。筒状シース管810pは、図6(a)に示すように、先端に開口部815を備えており、底部813を有しない筒状である。筒状シース管810pは、後述する工程S20において、溶融されて底部813が形成されることによりシース管810になる。
工程S12では、発熱コイル820と制御コイル830とが溶接される。工程S14では、制御コイル830と中軸200とが溶接される。
工程S20では、発熱コイル820とシース管810とが溶接される。具体的には、まず、制御コイル830の後端側に中軸200に溶接されると共に、先端側に発熱コイル820が溶接された部材(工程S12,S14にて作成される)が、発熱コイル820が先端側になるように筒状シース管810p内に挿入される。このとき、発熱コイル820の直線部822が開口部815内に配置される(図6(a))。次に、筒状シース管810pの先端を、アークによって溶融した後凝固させることにより開口部815を閉塞させる。これにより、発熱コイル820の直線部822がシース管810の底部813に埋込まれた状態で、発熱コイル820の直線部822とシース管810の底部813とが溶接される(図6(b))。換言すると、発熱コイル820の直線部822がシース管810の底部813に埋め込まれる。工程S20では、発熱コイル820の融点より低く、シース管810(筒状シース管810p)の融点より高い温度で発熱コイル820とシース管810とが溶接されるように、溶接機器の出力や、溶接時間などを調整する。これにより、発熱コイル820は殆ど溶融せず、筒状シース管810pが溶融することにより、発熱コイル820とシース管810とが溶接される。なお、仮に発熱コイル820が溶融しても、発熱コイル820を形成する金属とシース管810を形成する金属との合金部の厚さが10(μm)以下となるようにするのが好ましい。発熱コイル820とシース管810との溶接は、アーク溶接に限定されず、例えば、レーザ溶接により行ってもよい。レーザ溶接により溶接する場合には、溶接温度を抑制して広範囲を溶融させることが好ましい。
工程S30ではシース管810内に絶縁体870が充填される。これらの工程を経て、シースヒータ800の組立が完了する。
工程S40では、シースヒータ800に対し、スウェージング加工が施される。スウェージング加工とは、シースヒータ800に対して打撃力を加えてシースヒータ800を縮径させ、シース管810内に充填した絶縁体870を緻密化させる加工である。スウェージングに伴ってシースヒータ800に打撃力が加えられると、打撃力がシースヒータ800内部に伝えられることにより、絶縁体870が緻密化される。
工程S50では、シースヒータ800と主体金具500とが組み付けられて、グロープラグ10が完成する。具体的には、中軸200が一体化されたシースヒータ800を主体金具500の軸孔510に圧入して固定すると共に、主体金具500の後端部分において、リング460、絶縁部材410、およびオーリング300を中軸200に嵌め込み、係合部材100を主体金具500の後端に設けられた中軸200の雄ネジ部290に締め付ける。
以上説明したように、本実施形態のグロープラグ10では、発熱コイル820は、スリットSLが形成された第1直線部823を有し、第1直線部823はシース管810の底部813に埋込まれている。第1直線部823は、直線部822の第1直線部823以外の部分(第2直線部824)と比較して、単位長さ当たりの表面積が大きい。そのため、発熱コイル820とシース管810との溶接による接着強度が、第1直線部823を備えない場合と比較して強くなり、グロープラグ10の使用時において、発熱コイル820のシース管810からの抜けを抑制することができる。
また、本実施形態のグロープラグ10において、第1直線部823の断面積は、第2直線部824の断面積の約90%であるため、スリットSLの形成に伴う第1直線部823の断面積の減少が抑制されており、強度の低下が抑制されている。そのため、グロープラグ10の使用時において、第1直線部823における断線を抑制することができ、その結果、グロープラグ10の耐久性が向上する。
B.実験結果:
以下に、第1直線部823の形状、および第1直線部823の断面積とグロープラグ10の耐久性との関係を調べた実験結果を示す。
図7は、グロープラグ通電耐久試験を行ったサンプルの発熱コイル820の直線部822の形状を示す説明図である。図7では、各サンプルの形状として、左側に正面図、右側に底面図を図示している。なお、図7のサンプル1の形状の欄に、グロープラグ10の軸線方向ODを記載している。以下のサンプルの説明において、各サンプルを区別する場合には、直線部822A等、符号の末尾にアルファベットを付して称するが、各サンプルを区別しない場合には、符号の末尾のアルファベットを省略して称する。サンプル1〜5は、発熱コイル820の直線部822の先端の形状が異なるものの、他の構成は、上記実施形態と同様である。発熱コイル820は、タングステン(W)の含有率が99質量%以上の金属から成る、直径0.2mmの線材で形成されている。シース管810は、ニッケル(Ni)を主成分とし、その他、クロム(Cr)、鉄(Fe)、イットリウム(Y)等が含まれる合金から成る。
サンプル1〜5の直線部822の長さは、それぞれ0.7mmである。これらのサンプルでは、直線部822の全体がシース管810の底部に埋込まれており、螺線部821は埋込まれていない。そのため、発熱コイル820のシース管810への埋込み深さは、直線部822の長さと同じであり、0.7mmである。サンプル1〜4の第1直線部823の長さは、それぞれ0.5mmである。サンプル1は、上記した実施形態のグロープラグ10と同一の構成である。すなわち、第1直線部823Aには、直線部822Aの中心軸OL(図示せず)を通り、直線部822Aの線径方向に貫通する第1スリットSL1Aと第2スリットSL2Aとが、中心軸OLで直交するように形成されている。サンプル2の発熱コイルの第1直線部823Bには、直線部822Bの中心軸OLを通り、直線部822Bの線径方向に貫通する1本のスリットSLBが形成されている。サンプル2におけるスリットSLBは、裂け目であるため、直線部822Bの体積は、後述するサンプル5(比較例)の直線部822Pの体積と変わらない。サンプル3の発熱コイルの第1直線部823Cには、表面に網目状(メッシュ状)の凹凸が形成されている。例えば、網目ローレット加工が施されている。サンプル4の発熱コイルの第1直線部823Dには、ねじ状の凹凸が形成されている。サンプル5は、比較例であり、発熱コイルの直線部822Pは、第1直線部を備えない。すなわち、直線部822Pの先端部は加工が施されていない。
図8は、グロープラグ通電耐久試験(冷熱サイクル試験)の結果を示す表である。グロープラグ通電耐久試験として、昇温フェーズ→温度維持フェーズ→冷却フェーズを1サイクルとして、発熱コイル820とシース管810とが電気的に切断されるまでサイクルを繰り返した。発熱コイル820とシース管810とが電気的に切断されるのは、発熱コイル820が断線するか、発熱コイル820がシース管810から抜けるときである。各フェーズの条件は、下記の通りである。
昇温フェーズ:通電、1150℃まで1秒の昇温速度で昇温
温度維持フェーズ:通電、1200℃を1分間維持
冷却フェーズ:非通電、風冷(風速10m/s)3分
なお、温度は、シース管810の先端811(図2)から2mmの地点を、放射温度計にて測温した。
図8に示す表では、各サンプルの発熱コイル820とシース管810とが電気的に切断されたときのサイクル数を示している。サンプル5(第1直線部を備えない)は、4840サイクルで発熱コイル820がシース管810から抜けた。これに対し、サンプル1は8219サイクル、サンプル2は8156サイクル、サンプル3は8865サイクル、サンプル4は8145サイクル、でそれぞれ発熱コイル820が断線した。サンプル1〜4は、発熱コイル820がシース管810から抜けるのではなく、発熱コイル820が断線したため、サンプル5と比較して、発熱コイル820とシース管810との溶接強度(接着強度)が向上したといえる。すなわち、発熱コイル820が第1直線部823を備えることにより、発熱コイル820とシース管810との溶接強度(接着強度)を向上させることができるといえる。また、サンプル1〜4は、サンプル5に比較して3300サイクル以上、耐久性が向上した。サンプル1〜4は、サンプル5に比較して、約1.6〜1.9倍耐久性が向上したともいえ、この差は、有意な差と言える。
サンプル1,2は、スリットが形成された第1直線部823を備え、サンプル3,4は、表面に凹凸が形成された第1直線部823を備える。サンプル5の発熱コイルの先端から0.5mmの長さのところまでを、「仮想第1直線部823P(図7)」と称するものとすると、サンプル1〜4の第1直線部823は、サンプル5の仮想第1直線部823Pよりも表面積が大きい。サンプル1〜4は、サンプル5に比べて、発熱コイル820とシース管810との接続箇所(溶接箇所)における接触面積が大きいため、サンプル5(第1直線部823を備えない)と比較して、シース管810と発熱コイル820との接着強度が上昇し、耐久性が向上したと考えられる。
図9は、第1直線部823の断面積と断線との関係を示す表である。図9では、第1直線部823の断面積が異なるサンプル(サンプル11〜14)を用いて、上記と同様のグロープラグ通電耐久試験(冷熱サイクル試験)を、発熱コイル820が断線するまで行い、第1直線部823における断線の有無を示している。図9の第1直線部での断線の有無の欄における「無」は、第1直線部823以外(すなわち、第2直線部824または螺線部821)で断線したことを示し、「有」は第1直線部823で断線したことを示す。
サンプル11〜14の発熱コイルは、上記実施形態の発熱コイルの第1直線部823と同様の形状の第1直線部を備える。サンプル11〜14では、スリット幅W(図4)を変更することにより、断面積(中心軸OLに直交する切断面の面積)を変更している。なお、サンプル11〜14では、第1スリットSL1と第2スリットSL2のスリット幅W1,W2は同一である。断面積比とは、第2直線部824に対する第1直線部823の断面積比をいう。
断面積比90%のサンプル11、断面積比80%のサンプル12、断面積比60%のサンプル13では、発熱コイル820の第1直線部823での破断がない。断面積比が50%のサンプル14では、第1直線部823で破断している。この実験結果より、断面積比が60%未満になると、第1直線部823で破断しやすくなることがわかる。断面積比が小さくなると、第1直線部823の強度が低下するため、グロープラグ通電耐久試験における熱応力により第1直線部823において断線すると考えられる。
以上の実験結果より、表面に凹凸が形成されている第1直線部823、または直線部822の中心軸OLに沿った方向のスリットが形成されている第1直線部823を、発熱コイル820が備えることにより、発熱コイル820のシース管810からの抜けが抑制され、発熱コイル820のシース管810との電気的切断が抑制されるといえる。その結果、グロープラグ10の耐久性が向上される。
また、発熱コイル820の第1直線部823以外の部分(螺線部821や第2直線部824)の断面積に対する第1直線部823の断面積比が、60%以上であると、第1直線部823の強度が適切に維持されるため、第1直線部823における断線が抑制される。その結果、グロープラグ10の耐久性を向上させることができる。
C.変形例:
(1)発熱コイル820の第1直線部823の形状は、上記実施形態および実験のサンプルの形状に限定されず、表面に凹凸が形成されているか、直線部822の中心軸OLに沿った方向のスリットが形成されていればよい。例えば、以下のような形状にしてもよい。ここで、「中心軸OLに沿った方向」とは、中心軸OLに平行な方向だけでなく、中心軸OLと平行な直線(仮想直線)とスリットが交差する場合、その交差角度が0〜45度程度の場合を含む概念である。スリットが、中心軸OLと略直交する方向に形成されると、第1直線部にて断線する可能性が高くなるためである。
図10は、第1変形例の第1直線部823Eを示す図である。図10では、上段に正面図、下段に底面図を図示している。第1直線部823Eには、直線部822Eの中心軸OLの方向に沿う方向のスリットSLEが、3本形成されている。3本のSLEは、互いに平行に形成されており、真ん中に配置されたスリットSLEは、中心軸OLを通るように形成されている。スリットの本数は、3本でなくてもよく、1本、2本、4本以上でもよい。また、複数のスリットが互いに平行に配置されていなくてもよく、例えば、複数のスリットが格子状(断面において)に配置されてもよい。
図11は、第2変形例の第1直線部823Fを示す図である。図11では、上段に正面図、下段に底面図を図示している。第1直線部823Fの表面には、複数の凹部825Fが形成されることにより、凹凸が形成されている。凹部825Fは、直線部822Fの先端側を硝酸等の酸化性の酸に浸漬して腐食させることにより形成される。
なお、発熱コイル820を構成するコイル線の表面に凹凸を形成する場合、切削加工、腐食等の除去加工によって凹部を形成する方法に限定されず、変形加工によって凹凸を形成してもよいし、コイル線の表面にコイル線の材料と同一材料を用いて付加加工(付着加工)によって凹凸を形成してもよい。
(2)上記実施形態および実験のサンプルでは、発熱コイル820が、直線部822の先端側に第1直線部823を備える例を例示したが、これに限定されない。第1直線部823を、直線部822の長さ方向(中心軸OLに沿った方向)の中程に備えてもよいし、直線部822の後端側に備えてもよい。例えば、以下のような構成にしてもよい。発熱コイル820が第1直線部823を先端側以外に備える場合にも、第1直線部823の少なくとも一部は、シース管810の底部813に埋込まれている。
図12は、第3変形例の直線部822Gを示す図である。図12では、上段に正面図、下段にB−B断面図を図示している。発熱コイルは、第1直線部823Gを、直線部822Gの長さ方向(中心軸OLに沿った方向)の中程(中間部)に備えている。第1直線部823Gは、中心軸OLに沿う方向の3本のスリットSLGを備える。
図13は、第4変形例の直線部822Hを示す正面図である。発熱コイルは、第1直線部823Hを、直線部822Hの長さ方向(中心軸OLに沿った方向)の中程(中間部)に備えている。第1直線部823Hは、上記実験のサンプル3と同様に、表面に網目状(メッシュ状)の凹凸が形成されている。
(3)上記実施形態および実験のサンプルにおいて、直線部822の全てがシース管810の底部813に埋込まれていると共に、螺線部821がシース管810の底部813に埋込まれていない例を示したが、発熱コイル820において、シース管810の底部813に埋込まれる箇所は、上記の例に限定されない。螺線部821の先端側の一部と直線部822の全体が埋込まれてもよいし、直線部822の先端側の一部のみが埋込まれてもよい。直線部822の先端側の一部のみが埋込まれる場合には、第1直線部823の全体が埋込まれてもよいし、第1直線部823の先端側の一部のみが埋込まれてもよい。第1直線部823の少なくとも一部がシース管810の底部813に埋込まれるように配置すればよい。但し、発熱コイル820の先端が、シース管810から外部に突出しないように配置されている。発熱コイル820の先端がシース管810から外部に突出すると、グロープラグ10の使用に伴い、シース管810の外部に露出している発熱コイル820が酸化して劣化し、グロープラグ10の耐久性が低下するからである。
(4)上記実施形態において、発熱コイル820の直線部822が第1直線部823と第2直線部824を備える例を示したが、発熱コイル820の直線部822が第2直線部を備えない構成にしてもよい。すなわち、直線部822の長さ方向の全表面(コイル線の外表面)に凹凸が形成されてもよいし、直線部822の先端から後端に亘るスリットが形成されてもよい。換言すると、直線部822が第1直線部823であってもよい。
(5)第1直線部823の中心軸OLに直交する断面の面積(断面積)は、上記実施形態および上記実験のサンプルに限定されない。第1直線部823の断面積は、発熱コイル820を構成するコイル線の中心軸に直交する直交断面であって、第1直線部823以外の部分における直交断面の断面積の60%未満であってもよい。60%未満の場合にも、発熱コイルが第1直線部を備えない場合と比較すると、発熱コイルがシース管から抜けることが抑制されるため、発熱コイルとシース管との電気的切断を抑制することができる。但し、第1直線部823の断面積を、発熱コイル820を構成するコイル線の中心軸に直交する直交断面であって、第1直線部823以外の部分における直交断面の断面積の60%以上にすると、第1直線部823における断線が抑制されるため好ましく、80%以上がさらに好ましい。
(6)発熱コイル820を構成するコイル線の線径は、上記実施形態および実験のサンプルに限定されず、適宜設定可能である。
(7)第1直線部823の中心軸OLに沿った方向の長さは、上記実施形態および実験のサンプルに限定されず、適宜設定可能である。但し、埋込み深さの50%以上の長さが好ましく、埋込み深さの70%以上がさらに好ましい。
(8)上記実施形態および実験のサンプルでは、発熱コイル820の構成材料として、タングステン(W)を主成分(99%以上)とする金属を用いたが、モリブデン(Mo)を主成分とする金属を用いてもよい。モリブデン(Mo)もFe−Cr−Al系合金よりも高い融点を有する材料であり、Fe−Cr−Al系合金を用いる場合と比較して耐熱性が向上される。モリブデン(Mo)を主成分とする金属から成る発熱コイルを用いた場合にも、ニッケル(Ni)を主成分とする金属から成るシース管との接続において、その融点差に起因して、発熱コイルがシース管から抜けやすいという問題が生じる。そのため、モリブデン(Mo)を主成分とする金属から成る発熱コイルの場合にも、第1直線部を備えることにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。主成分(タングステン(W)、モリブデン(Mo)の含有率は、50質量%以上が好ましく、90質量%以上がさらに好ましい。
(9)上述の実施形態では、発熱コイル820の直線部822は軸線O上に配置されている。これに対し、直線部822は、軸線O上に位置していなくともよく、また、軸線Oに対して任意の角度(例えば、0〜60度)で配置されていてもよい。すなわち、「軸線方向に延びる」とは、軸線Oに平行な方向に延びる場合だけでなく、グロープラグの径方向(すなわち、シース管の径方向)に略平行な方向を除く方向に延びることを含む概念である。
(10)上述の実施形態では、グロープラグ10は、発熱コイル820と制御コイル830とを備えている。これに対し、グロープラグ10は、制御コイル830を備えない構成にしてもよい。制御コイル830を備えない場合には、発熱コイル820の後端が中軸200の先端部210に接続される。また、グロープラグ10の制御コイル830は、複数のコイルが接続されることにより構成されていてもよい。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…グロープラグ
100…係合部材
200…中軸
210…先端部
290…雄ネジ部
300…リング
410…絶縁部材
460…リング
500…主体金具
510…軸孔
520…工具係合部
540…雄ネジ部
600…パッキン
800…シースヒータ
810…シース管
810p…筒状シース管
811…先端
813…底部
814…円筒部
815…開口部
819…開口端部
820…発熱コイル
821…螺線部
822…直線部
822A…直線部
822B…直線部
822E…直線部
822F…直線部
822G…直線部
822H…直線部
822P…直線部
823…第1直線部
823A…第1直線部
823B…第1直線部
823C…第1直線部
823D…第1直線部
823E…第1直線部
823F…第1直線部
823G…第1直線部
823H…第1直線部
823P…仮想第1直線部
824…第2直線部
825F…凹部
830…制御コイル
870…絶縁体
O…軸線
OD…軸線方向
OL…中心軸
SL1…第1スリット
SL1A…第1スリット
SL2…第2スリット
SL2A…第2スリット
SLB…スリット
SLE…スリット
SLG…スリット
VA…バッテリ
W1,W2…スリット幅

Claims (2)

  1. ニッケル(Ni)を主成分とする金属から成り、軸線方向に延びる有底筒状のシース管と、
    タングステン(W)またはモリブデン(Mo)を主成分とする金属から成り、前記シース管内に配置されて、一端が前記シース管の底部に接続されている発熱コイルと、を備えるグロープラグであって、
    前記発熱コイルは、
    前記シース管の内部に露出する螺線部と、
    前記螺線部の一端に接続されて、前記軸線方向に延びる直線部と、
    を備え、
    前記直線部は、表面に凹凸が形成されている、または前記直線部の中心軸に沿った方向のスリットが形成されている第1直線部を備え、
    前記第1直線部の少なくとも一部は、前記シース管の前記底部に埋め込まれている、グロープラグ。
  2. 請求項1に記載のグロープラグであって、
    前記発熱コイルを構成するコイル線の中心軸に直交する直交断面であって、前記第1直線部における前記直交断面の断面積は、前記第1直線部以外の前記発熱コイルにおける前記直交断面の断面積の60%以上である、グロープラグ。
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