JP2018054160A - グロープラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】 特定の材料にてシース管を構成する際に、シース管の溶融部にワレの発生を抑制して耐酸化性を維持できるグロープラグを提供することを目的とする。【解決手段】 Niが50重量%以上、Crが18重量%以上30重量%以下、Alが1重量%以下、Y及びZrから選ばれた少なくとも一種の成分が0.01重量%以上0.3重量%以下、含まれる合金にて形成されたシース管810と、主成分がタングステン(W)またはモリブデン(Mo)である発熱コイル820と、を備えるグロープラグ10であり、発熱コイル820の先端部822は、シース管810の外面に露出することなく、シース管810の溶融部816に埋め込まれてなり、溶融部816の軸線方向ODに平行な長さの最大値をa、溶融部816の軸線方向ODに垂直な長さの最大値をbとすると、0.46≦a/bを満たす。【選択図】図3

Description

この発明は、ディーゼルエンジン等の内燃機関の補助熱源として用いられるグロープラグに関する。
グロープラグは、圧縮着火方式によるディーゼルエンジン等の内燃機関の補助熱源として用いられる。グロープラグは、通常、先端部が閉じて後端部が開いた有底筒状のシース管と、シース管内部に配置されて通電により発熱する発熱コイルとを有する。発熱コイルの先端部はシース管の先端部に接合され、発熱コイルの後端部は、シース管の後端側に延びる中軸に電気的に接続されている。この中軸を介して通電されることにより発熱コイルが発熱する。シース管の内部はマグネシア粉末等の絶縁粉末で満たされ、発熱コイルの外周面とシース管の内周面とが絶縁されている。
グロープラグにおけるシース管は、通常、耐熱性及び耐酸化性に優れる導電材料により形成される。さらに、近年、エミッションの低減や燃費向上のために、内燃機関の燃焼室内の更なる高温化が求められており、グロープラグについても更なる高温環境下での動作が求められている。動作時の温度が高くなるほど、酸化反応が進行しやすいので、シース管の材料には、酸化反応の進行をより遅延させるための耐酸化性が求められる。このため、特許文献1に開示されたように、シース管の材料として、Niを主成分とし、Cr、Al、Y等をそれぞれ所定量含有する合金を用いることが開示されている。
特開2016−148506号公報
しかしながら、このような特定の材料でシース管を構成すると、シース管と発熱コイルとを接合した際に、シース管と発熱コイルとの接合箇所に形成される溶融部に引張応力がかかり、溶融部に(具体的には、溶融部のシース管表面(外面、内面)からシース管内部にわたって)ワレが発生することがあった。これは、加熱により溶融部が形成された後、溶融部が冷え固まる際に、シース管を経路として放熱されることで、シース管近傍の溶融部が先に冷え固まって収縮し、その結果、冷え固まる前の溶融部の中央付近に引張応力がかかり、ワレが発生するためである。そして、このようなワレが発生すると、ワレの空隙部分に空気(酸素)が進入し、シース管の耐酸化性が低下してしまう虞がある。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、特定の材料にてシース管を構成する際に、シース管の溶融部にワレの発生を抑制し、シース管の耐酸化性を維持できるグロープラグを提供することを目的とする。
本発明のグロープラグは、先端が閉塞した筒状のシース管であり、ニッケル(Ni)が50重量%以上、クロム(Cr)が18重量%以上30重量%以下、アルミニウム(Al)が1重量%以下、イットリウム(Y)及びジルコニウム(Zr)から選ばれた少なくとも一種の成分が0.01重量%以上0.3重量%以下、含まれる合金から形成されたシース管と、前記シース管の内部に設けられるとともに、自身の先端部が前記シース管の先端部に接続され、通電によって発熱する発熱コイルと、を備え、軸線に沿って延びるグロープラグであって、
前記発熱コイルの主成分がタングステン(W)またはモリブデン(Mo)であり、前記発熱コイルの先端部は、前記シース管の外面に露出することなく、前記シース管の先端部に設けられる溶融部に埋め込まれてなり、前記軸線を含む断面を見たときに、前記溶融部は、前記溶融部の軸線方向に平行な長さの最大値をa、前記溶融部の軸線方向に垂直な長さの最大値をbとすると、0.46≦a/bを満たすことを特徴とする。
この形態のグロープラグによれば、タングステン(W)またはモリブデン(Mo)を主成分とする発熱コイルを用いて、この発熱コイルの先端部をシース管の先端部に設けられる溶融部に埋め込んでいる。シース管に用いられる特定の材料に比べ、高融点材料であるタングステンやモリブデンを主成分とする特定の材料にて発熱コイルを形成することで、シース管と発熱コイルとを接合する際に、発熱コイルが殆ど溶融することなく、シース管に形成される溶融部に発熱コイルが埋め込まれることとなる。その結果、溶融部が冷え固まる際に、発熱コイルを経路として放熱することが可能となり、溶融部の中央付近においても初期段階から冷え固まって収縮が発生し、溶融部の中央付近にかかる引張応力を溶融部全体に分散させることができる。
また、この形態のグロープラグによれば、軸線を含む断面を見たときに、溶融部の軸線方向に平行な長さの最大値をa、溶融部の軸線方向に垂直な長さの最大値をbとすると、溶融部は0.46≦a/bを満たしている。溶融部の形状をこのような特定の形状とすることで、溶融部に加わる引張応力自体を低減できる。なお、溶融部がa/b<0.46である場合、上述の効果が得られない。
このように、特定の材料を用いた発熱コイルを特定の形状である溶融部に埋め込むことで、溶融部に加わる引張応力を溶融部全体に分散しつつ、且つ低減できるため、シース管の溶融部にワレが発生するのを抑制できる。このため、シース管の耐酸化性を維持することができる。
さらに、発熱コイルの先端部を、シース管の外面に露出させずに溶融部に埋め込んでいる。これにより、タングステンやモリブデンを主成分とする材料を用いた発熱コイルを溶融部に直接埋め込んだとしても、発熱コイルが酸化することを抑制できる。
また、本発明のグロープラグは、前記軸線を含む断面を見たときに、前記溶融部が、a/b<0.74を満たすことが好ましい。これにより、溶融部の体積が増加することで、発熱コイルのシース管先端からの位置がより後端側に移動し、シース管の最高発熱温度の位置がより後端側に移動することを抑制できる。その結果、シース管の先端側で集中的に発熱することができる。
また、本発明のグロープラグは、前記軸線を含む断面を見たときに、前記溶融部が、0.54≦a/b≦0.66を満たすことが好ましい。これにより、シース管の耐酸化性をより維持できると共に、シース管の先端側でより集中的に発熱することができる。
また、本発明のグロープラグは、前記溶融部が、前記シース管の内部に向かって凸状を有することが好ましい。これにより、発熱コイルの先端部をシース管の外面に露出させることなく溶融部に埋め込みつつ、シース管と発熱コイルとを強固に固定することができる。
グロープラグ10を示す半断面図。 シースヒータ800の詳細な構成を示す断面図。 シース管810の先端部付近の断面図。 グロープラグ10の製造方法を示すフローチャート。 ステップS20における溶接の工程を示す説明図。 変形例のグロープラグ10aの先端部付近の断面図。
図1は、グロープラグ10を示す半断面図である。グロープラグ10は、シースヒータ800を備え、ディーゼルエンジンを始めとする内燃機関(図示せず)の始動時における点火を補助する熱源として機能する。グロープラグ10は、シースヒータ800の他、中軸200と、主体金具500とを主に備える。これらグロープラグ10を構成する部材は、グロープラグ10の軸線Oの方向(以下、軸線方向ODとも言う)に沿って組み付けられている。図1では、軸線Oから紙面右側に外観構成を図示し、軸線Oから紙面左側に断面構成を図示した。なお、本明細書では、グロープラグ10におけるシースヒータ800側を「先端側」と呼び、係合部材100側を「後端側」と呼ぶ。
主体金具500は、炭素鋼を筒状に成形した部材である。主体金具500は、先端側の端部においてシースヒータ800を保持する。また、主体金具500は、後端側の端部において絶縁部材410及びOリング460を介して中軸200を保持する。絶縁部材410は、絶縁部材410の後端に接するリング300が中軸200に加締められることで、主体金具500に固定される。さらに、主体金具500の軸孔510内には、絶縁部材410からシースヒータ800に至る中軸200が配置される。軸孔510は、軸線Oに沿って形成された貫通孔であり、中軸200よりも大きな径を有する。軸孔510に中軸200が位置決めされた状態で、軸孔510と中軸200との間には、両者を電気的に絶縁する空隙が形成される。また、軸孔510の先端側には、シースヒータ800が圧入されて接合されている。さらに、主体金具500は、工具係合部520と、雄ネジ部540とを備える。主体金具500の工具係合部520は、グロープラグ10の取り付け及び取り外しに用いられる工具(図示せず)に係合する。雄ネジ部540は、内燃機関(図示せず)に形成された雌ネジに嵌り合う。
中軸200は、導電材料で円柱状(棒状)に成形された部材である。中軸200は、主体金具500の軸孔510に挿入された状態で軸線方向ODに沿って組み付けられる。中軸200は、先端側に形成された先端部210と、後端側に設けられた雄ネジ部290とを備える。先端部210は、シースヒータ800の内部に挿入される。雄ネジ部290は、主体金具500から後端側に突出している。雄ネジ部290には、係合部材100が嵌り合う。
図2は、シースヒータ800の詳細な構成を示す断面図である。シースヒータ800は、シースヒータ800の内部に中軸200の先端部210が挿入された状態で、主体金具500の軸孔510内に圧入されている。シースヒータ800は、シース管810と、発熱コイル820と、後端コイル830と、絶縁体870とを主に備える。
シース管810は、軸線方向ODに延び、先端が閉じられた筒状部材である。シース管810は、発熱コイル820と、後端コイル830と、絶縁体870と、を内包する。シース管810は、軸線方向ODに延びる側面部814と、側面部814の先端側に接続し、外側に向けて丸く形成された先端部813と、先端部813とは反対側に開口した端部である後端部819とを備える。この後端部819からシース管810の内部に中軸200の先端部210が挿入されている。シース管810は、パッキン600及び絶縁体870によって中軸200と電気的に絶縁される。一方、シース管810は、主体金具500と接触して電気的に接続されている。
シース管810は、50重量%以上のニッケル(Ni)を含む、いわゆるNiベースの合金である。この合金は、添加物として、クロム(Cr)が18重量%以上30重量%以下、アルミニウム(Al)が1重量%以下、イットリウム(Y)及びジルコニウム(Zr)から選ばれた少なくとも一種の成分が0.01重量%以上0.3重量%以下、含まれる。この合金を用いて、シース管810を形成することによって、グロープラグ10は、高温環境下でのシース管810の耐酸化性を確保できる。
さらに、シース管810を形成する合金として、ケイ素(Si)とチタン(Ti)とマンガン(Mn)とから選ばれた少なくとも一種の成分が0.2重量%以上1.5重量%以下含まれることが好ましい。また、シース管810を形成する合金は、さらに、鉄(Fe)が5重量%以上20重量%以下含まれることが好ましい。
なお、本実施形態では、シース管810を形成する合金としては、ニッケル(Ni)を主成分とし、クロム(Cr):23重量%、アルミニウム(Al):0.5重量%、イットリウム(Y):0.14重量%、ケイ素(Si):0.9重量%、鉄(Fe):10重量%を含有する。
絶縁体870は、電気絶縁性を有する絶縁材料の粉末により形成されている。絶縁体870としては、例えば、酸化マグネシウム(MgO)の粉末が用いられる。絶縁体870は、シース管810が中軸200、発熱コイル820、及び後端コイル830を内包することによって、シース管810内に形成された隙間に充填(配置)され、その隙間を電気的に絶縁する。
発熱コイル820は、シース管810の内側に軸線方向ODに沿って配置され、通電によって発熱する。発熱コイル820は、先端側のコイル端部である先端部822と、後端側のコイル端部である後端部829と、先端部822と後端部829とを接続する螺旋部823とを備える。先端部822は、シース管810の先端部813内に位置しており、シース管810と電気的に接続される。後端部829は、発熱コイル820と後端コイル830とが溶接されることによって形成された接続部840を介して、後端コイル830と電気的に接続される。
発熱コイル820は、タングステン(W)や、モリブデン(Mo)を主成分としている。なお、主成分とは、含有率(質量%)が50質量%以上の物質をいう。本実施形態では、発熱コイル820は、99質量%以上のタングステン(W)を用いている。
後端コイル830は、先端側のコイル端部である先端部831と、後端側のコイル端部である後端部839とを備える。先端部831は、発熱コイル820の後端部829に溶接されることにより発熱コイル820と電気的に接続される。後端部839は、中軸200の先端部210に接合されることにより中軸200と電気的に接続される。後端コイル830は、例えば、ニッケル(Ni)−クロム(Cr)合金や、鉄(Fe)−クロム(Cr)−アルミニウム(Al)合金により形成されている。
図3は、シース管810の先端部813付近の断面図である。図3の断面は、軸線Oを通る位置でシースヒータ800を切断した断面であり、軸線Oを通る位置において切断された発熱コイル820の螺旋部823及び先端部822と、シース管810と、絶縁体870と、が示されている。本実施形態では、発熱コイル820の先端部822は、軸線O上において、軸線Oに沿った直線状である。図3に示すように、発熱コイル820の先端部822は、シース管810の先端811とシース管810の先端側内壁面812との間に位置しており、発熱コイル820の先端部822は、シース管810の先端部813に設けられる溶融部816に埋め込まれている。さらに、発熱コイル820の先端部822の先端821は、シース管810の先端部813の外面(溶融部816の外面)に露出することなく、溶融部813の内部に配置されている。なお、本実施形態では、溶融部816は、先端側及び後端側(シース管810の内部)に向かってそれぞれ凸状を有する略楕円形状を有している。なお、溶融部816の形状は略楕円形状に限られない。
上述の通り、シース管810はニッケル(Ni)を主成分とするNiベースの合金であり、発熱コイル820はタングステン(W)やモリブデン(Mo)を主成分とする金属である。よって、シース管810を構成する材料(ニッケル(Ni)を主成分とする金属)の融点は約1400℃、発熱コイル820を構成する材料(タングステン(W)を主成分とする金属)の融点は3000℃以上であり、各材料の融点の差が大きい。そのため、発熱コイル820とシース管810とを溶接する際には、発熱コイル820は殆ど溶融せず、シース管810のみが溶融することにより、発熱コイル820の先端部822が埋め込まれてなる溶融部816が形成される。
なお、仮に、発熱コイル820が若干溶融した場合であっても、シース管810を構成する金属と発熱コイル820を構成する金属との合金からなる合金部の厚さは10(μm)以下である。合金部は、発熱コイル820の先端部822とシース管810の先端部813との境界付近を例えばEPMA(Electron Probe Micro Analyser)などによって分析することにより検出して、厚さを算出することができる。なお、本実施形態のグロープラグ10には、合金部は形成されていない。そのため、図3には合金部は示されていない。
図3には、さらに、長さaと、長さbと、が示されている。長さaは、溶融部816における軸線方向ODに平行な長さのうち、最大長さ(図3における紙面上下方向の長さの最大値)である。長さbは、溶融部816における軸線方向ODに垂直な長さのうち、最大長さ(図3における紙面左右方向の長さの最大値)である。そして、本実施形態では、溶融部816は0.46≦a/bを満たしている(具体的には、a/b=0.60)。
以上のように構成された本実施形態のグロープラグ10によれば、タングステン(W)またはモリブデン(Mo)を主成分とする発熱コイル820を用いて、この発熱コイル820の先端部822をシース管810の先端部813に設けられる溶融部816に埋め込んでいる。シース管810に用いられる特定の材料に比べ、高融点材料であるタングステンやモリブデンを主成分とする特定の材料にて発熱コイル810を形成することで、シース管810と発熱コイル820とを接合する際に、発熱コイル820が殆ど溶融することなく、シース管810に形成される溶融部816に発熱コイル820が埋め込まれることとなる。その結果、溶融部816が冷え固まる際に、発熱コイル820を経路として放熱することが可能となり、溶融部816の中央付近においても初期段階から冷え固まって収縮が発生し、溶融部816の中央付近にかかる引張応力を溶融部816全体に分散させることができる。
また、この本実施形態のグロープラグ10によれば、軸線Oを含む断面を見たときに、溶融部816の軸線方向ODに平行な長さの最大値をa、溶融部816の軸線方向ODに垂直な長さの最大値をbとすると、溶融部816は0.46≦a/bを満たしている。溶融部816の形状をこのような特定の形状とすることで、溶融部816に加わる引張応力自体を低減できる。
このように、特定の材料を用いた発熱コイル820を特定の形状である溶融部816に埋め込むことで、溶融部816に加わる引張応力を溶融部816全体に分散しつつ、且つ低減できるため、シース管810の溶融部816にワレが発生するのを抑制できる。このため、シース管810の耐酸化性を維持することができる。
さらに、発熱コイル820の先端部822を、シース管の外面に露出させずに溶融部816に埋め込んでいる。これにより、タングステンやモリブデンを主成分とする材料を用いた発熱コイル820を溶融部816に直接埋め込んだとしても、発熱コイル820が酸化することを抑制できる。
また、本実施形態のグロープラグ10によれば、軸線を含む断面を見たときに、溶融部816が、a/b<0.74を満たしている。これにより、溶融部816の体積が増加することで、発熱コイル820のシース管810の先端811からの位置がより後端側に移動し、シース管810の最高発熱温度の位置がより後端側に移動することを抑制できる。その結果、シース管810の先端側で集中的に発熱することができる。
また、本実施形態のグロープラグ10によれば、軸線を含む断面を見たときに、溶融部816が、0.54≦a/b≦0.66を満たしている。これにより、シース管810の耐酸化性をより維持できると共に、シース管810の先端側でより集中的に発熱することができる。
また、本実施形態のグロープラグ10は、溶融部816が、シース管810の内部に向かって凸状を有することが好ましい。これにより、発熱コイル820の先端部822をシース管810の外面に露出させることなく、溶融部816に埋め込みつつ、シース管810と発熱コイル820とを強固に固定することができる。
次に、グロープラグ10の製造方法について説明する。図4は、グロープラグ10の製造方法を示すフローチャートである。グロープラグ10の製造では、まず、発熱コイル820と後端コイル830と中軸200と、がそれぞれ溶接される(ステップS10)。具体的には、発熱コイル820と後端コイル830とが溶接され、さらに、後端コイル830の後端部839と、中軸200の先端部210と、が溶接される。
次に、発熱コイル820の先端部822と、シース管810の先端部813と、が溶接される(ステップS20)。図5は、ステップS20における溶接の工程を示す説明図である。なお、溶接の工程を簡易に説明するために、図5では、発熱コイル820は斜視図で図示し、シース管810(810p)は断面図にて示す。この工程では、まず、開口815を有する先端部813pを備え、この開口815に向かって次第に縮径する形状に成形されたシース管810pを用意する。用意されたシース管810pの先端部813p内(開口815内)に、中軸200等が接合された発熱コイル820の先端部822を挿入して配置する(図5(a))。次に、先端部813pの外側から、例えばアーク溶接によって先端部813pを溶融して凝固させることにより開口815を閉塞させる。これにより、発熱コイル820の先端部822がシース管810の先端部813に設けられた溶融部816に埋め込まれた状態で、発熱コイル820の先端部822とシース管810とが溶接される(図5(b))。換言すると、発熱コイル820の先端部822がシース管810の溶融部816に埋め込まれる。
この溶接の工程では、発熱コイル820の融点より低く、シース管810(筒状シース管810p)の融点より高い温度で発熱コイル820とシース管810とが溶接されるように、溶接機器の出力や、溶接時間などを調整する。これにより、発熱コイル820は殆ど溶融せず、筒状シース管810pが溶融することにより、発熱コイル820とシース管810とが溶接される。なお、仮に発熱コイル820が溶融しても、発熱コイル820を形成する金属とシース管810を形成する金属との合金部の厚さが10(μm)以下となるようにするのが好ましい。発熱コイル820とシース管810との溶接は、アーク溶接に限定されず、例えば、レーザ溶接により行ってもよい。レーザ溶接により溶接する場合には、溶接温度を抑制して広範囲を溶融させることが好ましい。
ステップS20における溶接工程が完了すると、次に、シース管810の内に絶縁体870が充填される(ステップS30)。絶縁体870が、発熱コイル820と、後端コイル830と、中軸200とを内包することによってシース管810内に形成された空隙に充填されて、シースヒータ800の組み立てが完了する。
シースヒータ800が組み立てられると、シースヒータ800に対し、スウェージング加工が施される(ステップS40)。スウェージング加工とは、シースヒータ800に対して打撃力を加えてシースヒータ800を縮径させ、シース管810内に充填した絶縁体870を緻密化させる加工である。スウェージングに伴ってシースヒータ800に打撃力が加えられると、打撃力がシースヒータ800内部に伝えられることにより、絶縁体870が緻密化される。
シースヒータ800にスウェージング加工が施されると、シースヒータ800と主体金具500とが組み付けられて、グロープラグ10が組み立てられ(ステップS50)、グロープラグ10が完成する。具体的には、中軸200が一体化されたシースヒータ800を主体金具500の軸孔510に圧入して固定すると共に、主体金具500の後端部分において、Oリング110や絶縁部材120を中軸200に嵌め込み、係合部材140を主体金具500の後端に設けられた中軸200の雄ネジ部290に締め付ける。
次に、グロープラグ10の溶融部816の形状と耐酸化性との関係について評価した。
本評価では、グロープラグ10と同様の構造を有する試験例1〜9のグロープラグを、上述に記載の製造方法にて、それぞれサンプル数10個ずつ製造した。なお、それぞれの試験例については、シース管810と発熱コイル820との溶接工程において、溶融部816の長さa及び長さbの関係が、それぞれ下記表1に示す関係となるように、溶接機器の出力や、溶接時間をそれぞれ調整した。また、シース管810は、ニッケル(Ni)を主成分とし、クロム(Cr):23重量%、アルミニウム(Al):0.5重量%、イットリウム(Y):0.14重量%、ケイ素(Si):0.9重量%、鉄(Fe):10重量%を含有し、側面部814の厚み0.60mm、先端部813の厚み1.24mmのシース管810を用いた。また、発熱コイル820としては、99質量%以上のタングステン(W)からなり、線径が0.27mmの発熱コイル820を用いた。また、発熱コイル820の先端部822の直線長さとしては0.44mmであった。
このようにして製造した各試験例について、まず、溶融部816にワレが発生しているかどうかを確認した。具体的には、シース管810の先端811を軸線方向ODに垂直な方向に研磨し、シース管810の先端811から軸線方向ODに一定距離ごとに研磨面を露出させる。そして、それぞれの研磨面における溶融部816にクラックが存在するかどうかについて視認した。そして、10個のサンプルのうち、どのサンプルにおいても全ての研磨面においてクラックが確認できない試験例を「〇」とした。一方、いずれかの研磨面にクラックが確認されたサンプルが1個以上存在した試験例のうち、研磨面において同位置に発生したクラックが軸線方向に繋がっていると仮定して、そのクラックの軸線方向の長さが「(先端部813の厚み−側面部814の厚み)/3」を越えたクラックが確認された試験例を「×」とし、そのクラックの軸線方向の長さが「(先端部813の厚み−側面部814の厚み)/3」以下であるクラックしか確認されなかった試験例を「△」とした。結果を表1に示す。
また、上述の各試験例について、耐久性についても評価した。具体的には、各試験例について、以下に示すサイクル試験を500時間実施し、サイクル試験後の各試験例において、シース管810の溶融部816にシース管810を貫通する貫通孔が形成されたかどうかについて評価した。サイクル試験としては、「グロープラグ10に印加開始から2秒以内で1000℃となる電圧を印加し、その後、1100℃で180秒維持し、その後、グロープラグ10に風冷を120秒あてて常温に戻す」サイクル試験である。なお、温度については、シース管810の先端811から2mmの地点を放射温度計にて測温した。そして、シース管810の溶融部816に貫通孔が形成されなかった試験例を「〇」とし、シース管810の溶融部816に貫通孔が形成された試験例を「×」とした。結果を表1に示す。
表1の結果より、溶融部816が0.46≦a/bを満たす試験例1〜7については、溶融部816にワレが発生するのを抑制でき、その結果、耐久性が良好であった。一方、溶融部816がa/b<0.46を満たす試験例8、9については、溶融部816にワレが発生してしまい、その結果、耐久性が十分ではなかった。さらに、溶融部816が0.54≦a/bを満たす試験例1〜5については、溶融部816にワレが全く発生しなかった。
次に、グロープラグ10の溶融部816の形状とシース管810の先端側での集中的な発熱との関係について評価した。具体的には、上述に示した各試験例のグロープラグ10に11Vの電圧を印加した。そして、シース管810の先端側を放射温度計にて測温し、シース管810の先端811から放射温度計にて測温された最高発熱温度の位置までの距離を計測した。最高発熱温度の位置がシース管810の先端811から3mmまでの位置の試験例を〇、最高発熱温度の位置がシース管810の先端811から3mmよりも後ろで5mmまでの位置の試験例を△、最高発熱温度の位置がシース管810の先端811から5mmよりも後ろの位置の試験例を×とした。結果を表2に示す。
表2の結果より、溶融部816がa/b<0.74を満たす試験例2〜9については、最高発熱温度の位置が、シース管810の先端811から5mmまでに位置されていた。一方、溶融部816が0.74≦a/bを満たす試験例1については、最高発熱温度の位置が、シース管810の先端811から5mmよりも後ろに位置されており、シース管のより後端側で発熱してしまった。さらに、溶融部816がa/b≦0.66を満たす試験例4〜9については、最高発熱温度の位置が、シース管810の先端811から3mmまでに位置されていた。
本発明は、本明細書の実施形態や実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。
本実施形態では、シース管810の溶融部816に埋め込まれる発熱コイル820の先端部822は直線状であったが、これに限られるものではない。図6は、本実施形態の変形例であるグロープラグ10aの先端部付近を示した断面図である。図6の断面は、軸線Oを通る位置でシースヒータ800を切断した断面であり、軸線Oを通る位置において切断された発熱コイル820aの螺旋部分823aと先端部822aと、シース管810と、絶縁体870と、が示されている。
変形例では、発熱コイル820aの先端部822aは、螺旋状である。図6に示すように、発熱コイル820aの先端部822aは、シース管810の先端811とシース管810の先端側内壁面812との間に位置しており、発熱コイル820aの先端部822aは、シース管810の先端部813に設けられる溶融部816に埋め込まれている。さらに、発熱コイル820aの先端部822aの先端821aは、シース管810の先端部813の外面(溶融部816の外面)に露出することなく、溶融部813の内部に配置されている。
この変形例においても、発熱コイル820aとシース管810とを溶接する際には、発熱コイル820aは殆ど溶融せず、シース管810のみが溶融することにより、発熱コイル820aの先端部822aが埋め込まれてなる溶融部816が形成される。
以上のように構成された変形例のグロープラグ10aであっても、タングステン(W)またはモリブデン(Mo)を主成分とする発熱コイル820aを用いて、この発熱コイル820aの先端部822aをシース管810の先端部813に設けられる溶融部816に埋め込んでいる。その結果、溶融部816が冷え固まる際に、発熱コイル820aを経路として放熱することが可能となり、溶融部816の中央付近においても初期段階から冷え固まって収縮が発生し、溶融部816の中央付近にかかる引張応力を溶融部816全体に分散させることができる。
また、この本実施形態のグロープラグ10によれば、軸線Oを含む断面を見たときに、溶融部816の軸線方向ODに平行な長さの最大値をa、溶融部816の軸線方向ODに垂直な長さの最大値をbとすると、溶融部816は0.46≦a/bを満たしている。溶融部816の形状をこのような特定の形状とすることで、溶融部816に加わる引張応力自体を低減できる。
このように、特定の材料を用いた発熱コイル820aを特定の形状である溶融部816に埋め込むことで、溶融部816に加わる引張応力を溶融部816全体に分散しつつ、且つ低減できるため、シース管810の溶融部816にワレが発生するのを抑制できる。このため、シース管810の耐酸化性を維持することができる。
また、本実施形態では、発熱コイル820の先端部822は軸線O上において、軸線Oに沿った直線状であるがこれに限られるものではない。例えば、直線状の先端部822は、軸線O上に位置していなくともよく、また、軸線Oと交差していてもよい。
さらに、本実施形態では、発熱コイル820と後端コイル830とを備えているがこれに限られるものではない。例えば、グロープラグ10は、発熱コイル820の後端部819が、直接、中軸200の先端部210に接続された、1つのコイルにより構成されていてもよい。また、グロープラグ10の後端コイル830は、複数のコイルが接続されることにより構成されていてもよい。
10、10a…グロープラグ
800…シースヒータ
810、810a…シース管
811…先端
812…先端側内壁面
813、813a…先端部
816…溶融部
820、820a…発熱コイル

Claims (4)

  1. 先端が閉塞した筒状のシース管であり、ニッケル(Ni)が50重量%以上、クロム(Cr)が18重量%以上30重量%以下、アルミニウム(Al)が1重量%以下、イットリウム(Y)及びジルコニウム(Zr)から選ばれた少なくとも一種の成分が0.01重量%以上0.3重量%以下、含まれる合金から形成されたシース管と、
    前記シース管の内部に設けられるとともに、自身の先端部が前記シース管の先端部に接続され、通電によって発熱する発熱コイルと、
    を備え、軸線に沿って延びるグロープラグであって、
    前記発熱コイルの主成分がタングステン(W)またはモリブデン(Mo)であり、
    前記発熱コイルの先端部は、前記シース管の外面に露出することなく、前記シース管の先端部に設けられる溶融部に埋め込まれてなり、
    前記軸線を含む断面を見たときに、前記溶融部は、前記溶融部の軸線方向に平行な長さの最大値をa、前記溶融部の軸線方向に垂直な長さの最大値をbとすると、0.46≦a/bを満たすことを特徴とするグロープラグ。
  2. 請求項1又は2に記載のグロープラグであって、
    前記軸線を含む断面を見たときに、前記溶融部は、a/b<0.74を満たすことを特徴とするグロープラグ。
  3. 請求項1又は2に記載のグロープラグであって、
    前記軸線を含む断面を見たときに、前記溶融部は、0.54≦a/b≦0.66を満たすことを特徴とするグロープラグ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のグロープラグであって、
    前記溶融部は、前記シース管の内部に向かって凸状を有することを特徴とする、グロープラグ。
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