JP4287332B2 - 積分回路、漸減回路、および半導体装置 - Google Patents

積分回路、漸減回路、および半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置の回路技術に関し、特に、半導体基板内にオンチップ化が可能なミリ秒オーダー以上の時定数を有する積分回路、漸減回路、ならびにソフト遮断機能を有する半導体装置、及び、これを応用した自動車エンジン用の点火装置(以下、イグナイタと称す)に適用して有効な技術に関するものである。
本発明者が検討したところによれば、自動車エンジン用のイグナイタに関しては、以下のような技術が考えられる。
たとえば、自動車エンジン用のイグナイタは、省エネ化のために従来のディストリビュータを用いるシステムから、内燃機関の各気筒毎にイグナイタと点火用コイルを設けたディストリビュータレスイグニッションシステムが一般的になってきている。イグナイタは、点火用コイルの一次側の電流をスイッチング制御し、点火用コイルの二次側に数万ボルトの高電圧を発生し、点火プラグを放電させて気筒内の燃焼を制御している。このイグナイタのスイッチングデバイスとしては、従来のバイポーラトランジスタに代わって、絶縁ゲート型半導体装置が用いられるようになってきている。
このようなイグナイタは、エンジン制御ユニット(以下、ECUと称す)からの点火用の制御信号を受けて、点火用コイルの電流をスイッチングするパワーデバイスである。正常動作では、ECUからの制御信号は数ミリ秒程度のパルス信号である。しかしながら、ECUからの制御信号のパルス幅が何らかの原因で連続印加信号になってしまうことがある。点火用コイルの一次側の電流はインダクタンス(L)と印加電圧(V)で決まる傾き(di/dt=V/L)で増加する。このため、連続印加信号になると点火用コイルの一次側に連続電流が流れ、その電流が許容値を超えてしまい、点火コイル及びスイッチングデバイスの破損または焼損を招いてしまう。そこで、イグナイタは、決められた制限電流値を超えないような電流制限機能を設けるデバイスも開発されている。更に、電流制限機能で連続電流の電流値を抑えても電圧と電流の積による電力で発熱し、イグナイタが熱暴走したり、焼損したりする問題がある。これを対策するため、イグナイタの温度が、ある設定温度を超えると自己遮断する機能を持つものも開発されてきている。
たとえば、特許文献1に記載の技術によれば、異常発熱を検出して電流を強制的に遮断する機能を有している。更に、強制遮断の際に点火プラグが誤点火しないようにパルス発生回路、カウンタ回路、ステップ波形発生回路を有し、以下のような制御をしている。パルス発生回路は発振器として働き、カウンタ回路は前段のパルス発生回路の信号を受けて、所望の周期で信号を発生するタイマとして機能している。過温度を検出すると、ステップ波形発生回路の出力は、前記の周期でステップ状に電圧を制御する。このステップ波形で強制遮断回路を制御して、スイッチングデバイスの主電流をステップ状に遮断する。点火用コイルの二次側の発生電圧を、点火プラグでの火花放電を発生しない電圧以下になるようにステップの周期及び周期当たりに減少する電流値を設定している。この文献によれば、誤点火を発生させないために周期を2ミリ秒程度に設定している。
特開2001−248529号公報
ところで、前記のような自動車エンジン用のイグナイタに関して、本発明者が検討した結果、以下のようなことが明らかとなった。
たとえば、前記特許文献1に記載の技術において、カウンタ回路等のデジタル回路は回路素子数が多いため、微細化されたプロセスでは面積に影響しないが、数ミクロンのプロセスルールでは、回路面積が非常に大きくなってしまう。また、イグナイタなどのパワー半導体素子では、制御回路を追加する場合でもプロセスの追加を最小限に抑える必要がある。このため、利用可能なデバイスも自ずと限定され、デジタル回路で使い勝手のよいCMOS回路を混載することは容易ではない。
そこで、本発明の目的は、ミリ秒オーダーの時定数を持つ回路を回路規模及び回路面積を最小限に抑えて実現し、更に異常検出時の誤点火を招かない自己遮断を実現するイグナイタを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明では、ミリ秒オーダーの時定数を有する回路を実現するために、RC積分回路の抵抗素子としてダイオードの逆方向リーク抵抗を用いるものである。また、イグナイタにおいては、異常検出に伴う自己遮断を制御するためのゲート電圧漸減回路には前記ダイオードの逆方向リーク抵抗を用いた積分回路を設けて、ゲート電位引き抜き用のMOSFETのゲート電圧をミリ秒オーダーの時定数で緩慢に制御するものである。
すなわち、本発明による積分回路は、入力端子と接地間にダイオードとコンデンサとを直列接続し、ダイオードの一端を入力端子とし、ダイオードの他端をコンデンサの一端と接続して出力端子とし、コンデンサの他端を接地して構成したものである。
また、本発明による漸減回路は、電源端子と接地間に抵抗とMOSFETとを直列接続し、抵抗とMOSFETの接続点を出力端子とし、上記積分回路の出力をMOSFETのゲートに接続して構成したものである。
また、本発明による半導体装置は、点火コイルの一次側に流れる電流をオン・オフ制御するスイッチングデバイスと、このスイッチングデバイスに流れる主電流を制限する電流制御回路と、主電流の通電中に異常を検出する異常検出回路と、この異常検出回路の出力に応答して主電流を強制的に漸減する電流漸減制御回路を有し、電流漸減制御回路は上記積分回路または漸減回路を含んで構成したものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明によれば、ダイオードの逆方向のリーク抵抗を用いることで、ミリ秒オーダーの積分回路をダイオードとコンデンサのみで構成することができるので、デジタル回路を用いた場合より回路規模及び回路面積を低減することが可能となる。
さらに、本発明によれば、イグナイタに応用した場合には、スイッチングデバイスと同一の半導体チップ上にミリ秒オーダーの積分回路を実現することができるので、自己遮断時に誤点火を招かない点火システムを実現することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態による積分回路の構成例を示す回路図である。
本実施の形態による積分回路は、ダイオード8とコンデンサ9とを有し、入力端子(Vin)と接地間にダイオード8とコンデンサ9とを直列接続し、ダイオード8のカソードを入力端子とし、ダイオード8のアノードをコンデンサ9の一端と接続して出力端子(Vout)とし、コンデンサ9の他端を接地して構成したものである。通常のRC積分回路は、抵抗とコンデンサとの直列接続で構成されるが、本発明では抵抗素子をダイオードに置き換えた点が特徴である。
このダイオード8の逆方向リーク抵抗は、数メガ〜数ギガΩオーダーとなり、高抵抗を半導体基板上に小さい面積で作り込むことができる。ダイオード8の逆方向リーク抵抗を100メガΩで設計し、100ピコファラッドのコンデンサ9とで積分回路を構成すれば、時定数(τ=C×R)は10ミリ秒となる。シート抵抗が10kΩのポリシリコン抵抗で100メガΩを実現するためには、1万シートを要し、レイアウト面積の増大が避けられない。
また、ダイオード8の抵抗成分には方向性があり、ダイオード8とコンデンサ9の直列接続による積分回路では、入力電圧の遷移方向により出力の時定数が異なってくる。入力信号の立ち上がり遷移時に、コンデンサ9に電荷を充電するときの時定数を稼ぎたい場合は、本実施の形態のようにダイオード8のカソード側を入力側に、アノード側をコンデンサ9に接続する。このとき、入力信号の立ち下がり遷移時には、ダイオード8の順方向ですばやくコンデンサ9の電荷を放電することができる。また、入力信号の立ち下がり遷移時に時定数を稼ぎたい場合は、後述(図3)するようにダイオードの方向を逆に接続すればよい。
よって、本実施の形態によれば、ミリ秒オーダーの時定数の積分回路を半導体基板上に容易に実現することができる。特に、ダイオード8の逆方向のリーク抵抗を用いることで、ダイオード8とコンデンサ9のみで1ミリ秒以上、10ミリ秒オーダーの積分回路を構成でき、デジタル回路を用いた場合より回路規模及び回路面積を低減できる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の一実施の形態による漸減回路の構成例を示す回路図である。
本実施の形態による漸減回路は、積分回路13と、抵抗15と、MOSFET33とを有し、電源端子(Vdd)と接地間に抵抗15とMOSFET33とを直列接続し、抵抗15とMOSFET33の接続点を出力端子(Vout)とし、積分回路13の出力をMOSFET33のゲートに接続して構成したものである。積分回路13は、前記実施の形態1で説明した回路である。
この漸減回路において、MOSFET33はN型であり、ドレインを抵抗15と接続し、その接続点を出力端子とする。MOSFET33のゲートは、積分回路13の出力に接続されている。この漸減回路では、入力信号Vinの立ち上がり遷移を受けて、積分回路13によりMOSFET33のゲート電圧が漸増する。これにより、インピーダンスも漸増し、出力電圧Voutを漸減させる。
よって、本実施の形態によれば、前記実施の形態1の積分回路13による効果に加えて、簡単な回路で漸減回路を実現できるため、半導体装置の面積を低減できる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の一実施の形態による積分回路の別の構成例を示す回路図である。
図3(a)は、入力信号の立ち下がり遷移時に時定数を稼ぐ場合の積分回路である。前記図1の回路とは、ダイオード8aの方向が逆になった点が異なる。すなわち、ダイオード8aのアノード側を入力側に、カソード側をコンデンサ9に接続することにより、入力信号の立ち下がり遷移時に、ゆっくりとコンデンサ9の電荷を放電することができる。
図3(b)は、ダイオード8bを多段に直列接続した例である。このように、ダイオード8bを多段接続することにより、積分回路の時定数を伸ばすことが容易になる。
図3(c)は、多段接続するダイオード8cの方向を交互にする、いわゆるバック・トゥー・バックの接続にした例である。この接続では、隣り合うダイオード8cのアノードもしくはカソードを共用できるため、レイアウト面積を低減できる。また、時定数は立ち上がりと立ち下がりの双方で稼ぐことができる。
図3(d)は、ダイオード接続したMOSFET90を抵抗素子に用いた積分回路の例である。MOSFET90を用いれば、チャネル濃度や形状でリーク抵抗やしきい値を制御できるため、時定数の微調整が可能になる。また、MOSFET90の代わりにバイポーラトランジスタを用いてもよい。
図3(e)は、MOSFET91を抵抗素子に用いた積分回路の別の例である。MOSFET91のゲート電位をバイアス電圧Vbiで制御することで、積分回路の時定数を微調整することが可能になる。
このように、積分回路の抵抗素子にダイオードやMOSFETを用いることで、積分回路のレイアウト面積を低減することができる。
(実施の形態4)
図4は、本発明の一実施の形態によるイグナイタの構成例を示す回路図である。
本実施の形態によるイグナイタ1は、主電流のスイッチングデバイスとして、絶縁ゲート型パワートランジスタであるIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)5aを使用している。イグナイタ1は、入力端子20に図示していないECUからの制御信号が入力される。イグナイタ1の主電流出力端子21は、IGBT5a及びIGBT5bのコレクタ(以下、IGBT5のコレクタと称す)であり、点火コイル2の一次側に接続される。点火コイル2の二次側は、点火プラグ3に接続されている。点火コイル2の一次側と二次側の共通端子は、電源であるバッテリー4に接続されている。このバッテリー4の負極側、点火プラグ3の他端側は、イグナイタ1の接地端子22に接続されている。
イグナイタ1の主電流スイッチング用のIGBT5aのゲートは、抵抗15を介して入力端子20に接続されている。IGBT5bは、ゲート及びコレクタがIGBT5aと共通接続され、エミッタがセンス抵抗35を介して接地されている。演算増幅器17の非反転入力はIGBT5bとセンス抵抗35の共通接続点に接続され、反転入力には基準電圧回路16の出力が接続される。MOSFET34のゲートは演算増幅器17の出力に接続され、ドレインはIGBT5a及びIGBT5bのゲート(以下、IGBT5のゲートと称す)に接続されている。
異常検出回路12の出力はダイオード8のカソードに接続して、アノードはコンデンサ9を介して接地して積分回路13を構成している。MOSFET33のゲートは積分回路13の出力に接続され、ドレインはIGBT5のゲートに接続されている。
MOSFET36のソースはIGBT5のゲートに、ドレインは抵抗37を介して入力端子20に接続されている。MOSFET36のゲートは抵抗42及び抵抗41を介してIGBT5のコレクタに接続され、また、抵抗43を介して接地している。ツェナーダイオード40のカソードは抵抗41と抵抗42の共通接続点に接続され、アノードは接地されている。
IGBT5のコレクタとゲート間にはツェナーダイオード7が接続されている。ツェナーダイオード30はカソードを入力端子20に接続し、アノードを接地している。プルダウン抵抗31は入力端子20と接地間に設けられている。ダイオード39のアノードはIGBT5のゲートに、カソードは抵抗38を介して入力端子20に接続されている。
以上のように、本実施の形態によるイグナイタ1は、点火コイル2の一次側に流れる電流をオン・オフ制御するためのIGBT5aからなるスイッチングデバイスと、このスイッチングデバイスに流れる主電流を監視するためのIGBT5b、センス抵抗35などや、この監視の結果に応じて主電流を制限するための基準電圧回路16、演算増幅器17、MOSFET33などからなる電流制御回路と、主電流の通電中に異常を検出するための異常検出回路12と、この異常検出回路12の出力に応答して主電流を強制的に漸減するための積分回路13、MOSFET33などからなる電流漸減制御回路とを有して構成される。
図5は、イグナイタ1の動作を示す波形図であり、この動作波形を参照しながら、本実施の形態のイグナイタ1の基本動作を説明する。
時刻t0〜t1までの期間では、入力端子(ECUからの制御信号)20は0Vで、IGBT5はオフ状態、すなわちコレクタ電流Icは流れないため、コレクタ電圧(VCE)はバッテリー4の電圧となる。
次に、時刻t1において、入力端子20に入力電圧が印加され、IGBT5のゲート電圧(VGE)がIGBT5のしきい値を超えると、バッテリー4から点火コイル2の一次側を通りIGBT5にコレクタ電流Icが流れ始める。負荷がインダクタンスであるため、コレクタ電流Icは時間と共に単調増加する。
続いて、時刻t2で、入力端子20を0Vにするとコレクタ電流Icが減少するが、この時の負の電流変化率、いわゆるマイナスのdIc/dtにより点火コイル2の一次側に、V1=L×(dIc/dt)の電圧を発生する。この電圧が点火コイル2の二次側で数万Vに昇圧され、点火プラグ3を放電させる。この点火プラグ3を放電させた後、時刻t3で定常状態となる。
次に、電流制限機能について説明する。イグナイタ1のオンする期間はECUにより制御される。通常は1〜2ミリ秒程度の信号パルス幅であるが、何らかの原因でエンジンが予期せぬ停止状態になった場合には、入力端子20に数ミリ秒を超える極めて長い信号が印加される。コレクタ電流Icは入力信号の印加時間の経過に伴って増加し続けようとする。コレクタ電流が増加し続けると、過電流や異常発熱によりイグナイタ1を焼損してしまう。これを防止するために、コレクタ電流Icを所望の電流値に制限する必要がある。
本実施の形態のイグナイタ1には、主電流(Ic:コレクタ電流)の1/100〜1/10000程度の微少なセンス電流を感知するためにセンス用のIGBT5bを有する。このセンス電流はセンス抵抗35により電流値に応じた電圧(センス電圧Vs)に変換される。センス電圧Vsは演算増幅器(コンパレータ)17で基準電圧Vrefと比較される。コンパレータ17はセンス電圧Vsが基準電圧Vrefに近づくように、出力につながるIGBTゲート電位制御用のMOSFET34のゲート電圧を制御する。この機能により、イグナイタ1の主電流が所望の設定電流を超えないように電流制限が働く。
図5において、時刻t4以降は、入力端子20に信号が印加され続けた場合の電流制限の動作を示したものである。時刻t5で、所望の制限電流値を超えるとコレクタ電流は一定の電流値に制限される。このように、エンストなどの予期せぬ状態が生じてもコレクタ電流を制限し、コイルや回路の破損などのトラブルを防止できる。
本実施の形態では、過大な電圧がコレクタ端子(主電流出力端子21)に印加された場合の保護機能を果たすコレクタ電圧制限用のツェナーダイオード7を設けている。エンジン動作中に何らかの原因で燃料への着火に失敗した場合、点火コイル2の一次側の電圧が所定の電圧より遥かに高い電圧になるという現象がある。この時、コレクタ端子(21)の電圧がIGBT5の耐圧を超えて増大するとIGBT5が破壊してしまう。コレクタ電圧制限用のツェナーダイオード7の降伏電圧をIGBT5の耐圧より低く設定することによって、IGBT5を保護している。すなわち、過大な電圧がコレクタ端子(21)に印加されたとき、ツェナーダイオード7が降伏してゲート端子23の電圧が上昇し、IGBT5を再びオンさせてコレクタ端子電圧の増大を抑制することができる。
この他に、本実施の形態では、入力保護用のツェナーダイオード30と、IGBT5のターンオン時とターンオフ時でゲート抵抗を変え、オンとオフのスピードを調整するターンオフ用のダイオード39と抵抗38を備える。ターンオン時に機能する抵抗15は制限される電流値を調整するために比較的大きな値、例えば1〜10kΩ程度に設定する。一方、ターンオフ時に機能する抵抗38はスピードアップの目的から抵抗15よりも小さく、例えば、50Ω〜1kΩ程度にしている。
また、本実施の形態では、過電流によるイグナイタ1の異常発熱や、ECUからの制御信号の連続印加などの異常を検出して自己遮断する機能を設けている。さらに、自己遮断では、通常の遮断動作とは異なりコレクタ電圧の跳ね上がりを抑える必要がある。これは、自己遮断のタイミングは点火のタイミングに同期しないためである。自己遮断のタイミングでコレクタ電圧が跳ね上がると、点火コイル2の二次側に高電圧が発生して点火プラグ3が誤点火してしまう。誤点火を防止するために、自己遮断時にはコレクタ電圧の跳ね上がりを抑えながら緩やかに遮断する必要がある。本実施の形態では異常検出回路12の出力を積分回路13を介して、自己遮断用に設けたMOSFET33を駆動することにより、IGBT5のゲート電圧を緩やかに低下させることができる。積分回路13は時定数が10ミリ秒以上になるように設計している。
図6は、イグナイタ1による異常検出時の自己遮断動作を示す波形図であり、この動作波形を参照しながら、異常検出時の自己診断動作を説明する。この動作波形は、イグナイタ1に点火コイル2をつなぎ、周囲温度を150℃で過温度遮断動作させ、コレクタ電圧、コレクタ電流及び点火コイル2の二次側で電圧を観測した結果である。
時刻t1で、入力端子20の制御信号が立ち上がり、コレクタ電流Icが点火コイル2のインダクタンスと電圧で決まる傾き(di/dt)で増加して、約4ミリ秒後の時刻t2で制限電流値に達して電流制限が効き、コレクタ電流は一定に制御される。
時刻t3で、異常検出回路12が異常を検出してコレクタ電圧(主電流出力端子21)の跳ね上がりを抑制しながら、緩やかにコレクタ電流Icを遮断していく。時刻t4のタイミングで、コレクタ電圧(21)の跳ね上がりはピークに達するが、点火コイル2の二次側の電圧のピークは、700V程度であり、点火プラグの誤点火を招かない電圧である1kV以下に抑えられている。時刻t5で、コレクタ電流は完全に遮断されている。
図7は、積分回路13を構成するダイオード8の逆方向リーク抵抗の温度依存性を示す特性図である。ダイオード8の逆方向リーク抵抗は、高温になるほど低くなる特性がある。この特性は、積分回路13にダイオード8の逆方向リーク抵抗を用いると、過温度による自己診断時に、より遮断が効く方向に作用し、フェイルセイフに働くようになる。
以上説明したように、本実施の形態では、積分回路13の出力で遮断用のMOSFET33を緩慢に制御することで、IGBT5のゲート電圧をミリ秒オーダーで緩やかに低減させてコレクタ電圧の跳ね上がりを抑制しつつ、コレクタ電流を遮断できる。これにより、点火プラグ3の誤点火を招かない自己遮断が実現できる。
また、積分回路13を受動素子で構成するため、デジタル回路と演算増幅回路を用いた積分回路より回路規模が小さくできるため、イグナイタ1のチップ面積を抑制できる。
さらに、積分回路13の抵抗素子にダイオード8の逆方向リーク抵抗を用いることで、数10ミリ秒の時定数を小さな面積で実現できる。
(実施の形態5)
図8は、本発明の一実施の形態によるイグナイタの別の構成例を示す回路図である。
本実施の形態によるイグナイタ1aは、前記実施の形態4のイグナイタ1に対して、異常検出回路12と積分回路13との間の構成を具体的に示したものである。
図8の異常検出回路12aは、前記図4の異常検出回路12とは異なり、異常検出時に立ち下がり信号を発生する。異常検出回路12aの出力にはMOSFET81及び82が接続されている。MOSFET81,82は、正常動作時にはオンしていて、積分回路13の入出力を接地レベルに短絡している。異常検出時には、MOSFET81,82はオフして、積分回路13には、入力端子20から抵抗86とダイオード84とを経由したパスと、主電流出力端子(いわゆるコレクタ)21から抵抗87とダイオード83とを経由したパスとを接続し、ワイヤードORを構成している。これにより、積分回路13の入力はいずれか高い電位に引き上げられる。
よって、本実施の形態によれば、ワイヤードOR構成を用いることにより、積分回路13に印加する電圧を高くでき、次段の自己遮断用のMOSFET33を十分に駆動する電位を確保できる。
(実施の形態6)
図9は、本発明の一実施の形態によるイグナイタのさらに別の構成例を示すブロック図である。
本実施の形態によるイグナイタ1bは、主電流のスイッチングデバイスとしてパワーMOSFET6を使用し、前記実施の形態4のイグナイタ1と異なる点である。このイグナイタ1bは、入力端子20に図示していないECUからの制御信号が入力される。イグナイタ1bの主電流出力端子21は、パワーMOSFET6のドレイン端子であり、点火コイル2の一次側に接続される。点火コイル2の2次側は、点火プラグ3に接続されている。点火コイル2の一次側と二次側の共通端子は、電源であるバッテリー4に接続されている。
イグナイタ1bの電流は、パワーMOSFET6のゲート電圧で制御される。パワーMOSFET6のソースと接地間には電流監視回路10を設けて、パワーMOSFET6のソース電流を監視する。電流制限回路11は、前記電流監視回路10の出力に応じて、パワーMOSFET6のゲートと接地間のインピーダンスを調整して、抵抗15との分圧により、所望のドレイン電流になるようにパワーMOSFET6のゲート電圧を制御する。
異常検出回路12は、ECUからの制御信号の立ち下がりエッジの遅延やチップの異常発熱などの異常を検出して、イグナイタ1bの熱暴走や焼損を防止するために自己遮断のためのトリガーをかける回路である。異常検出回路12の出力は、ダイオード8とコンデンサ9とで構成される積分回路13を介して遮断回路14を制御して、パワーMOSFET6のゲート電圧を引き下げてパワーMOSFET6のドレイン電流を遮断する。
異常検出回路12が異常を検出して自己遮断をかける場合には、点火プラグ3を誤点火しないように制御する必要がある。パワーMOSFET6のドレイン電流を急激に遮断するとドレイン電圧(主電流出力端子21)が急激に跳ね上がり、点火コイル2の二次側に高電圧が発生して点火プラグ3の誤点火を招く。このため、ドレイン電圧(21)が急激に跳ね上がらないように、パワーMOSFET6のゲート電圧を緩慢に引き下げる必要がある。これを実現するために、異常検出回路12の出力を、積分回路13を介して遮断回路14を制御することで、パワーMOSFET6のゲート電圧を緩慢に引き下げてドレイン電流を遮断することが可能になる。
よって、本実施の形態によれば、異常検出回路12が異常検出し、パワーMOSFET6のゲート電圧を緩慢に制御してドレイン電流を緩やかに遮断するため、点火プラグ3が誤点火せずに自己遮断できる。
(実施の形態7)
図10は、本発明の一実施の形態によるイグナイタの積分回路に用いるダイオードの一例を示す断面図である。この断面図は、IGBTをスイッチングデバイスに用いた場合の例である。
半導体基板は、裏面側から、コレクタ電極50、高不純物濃度のp型のコレクタ層51、同じく高不純物濃度のn型のバッファ層52、低不純物濃度のn型のドリフト層53で形成される。ダイオード8を形成する部分の半導体基板の表面には、低不純物濃度のp型の拡散層54を設けて、高不純物濃度のp型の拡散層55と電極70を介してGND電位に接続する。ダイオード8は、フィールド酸化膜57上にポリシリコンのパターンを形成し、イオン打ち込み等により、p型のポリシリコン61とn型のポリシリコン62とでダイオード8を構成する。7はIGBT5のコレクタとゲート間のクランプダイオードであり、8は積分回路13に用いるダイオードである。
本実施の形態では、積分回路13に用いるダイオード8をIGBT5のコレクタとゲート間のクランプダイオード7と同時に形成できるため、プロセスの追加が無い。また、積分回路用のダイオード8のリーク抵抗の抵抗値を高めるために、クランプダイオード7と同様にp型とn型とを多段に形成することで、面積の増加を抑えつつ、多段のダイオードを形成することができる。
図11は、積分回路用のダイオード8を半導体基板内に形成した場合を示す断面図である。上記図10と同一の記号の説明は省略する。GND電位に接続した低不純物濃度のp型の拡散層54内にカソードとなるn型の拡散層56を形成し、さらにその中にアノードとなる高不純物濃度p型の拡散層55を形成する。
図12は、ポリシリコンで形成したダイオード8の逆方向電圧と電流の関係を示す特性図である。
ダイオード8の逆方向のリーク抵抗はVr/Irとなり、電圧依存性を有し、非線形の抵抗の特性となる。非線形の抵抗とコンデンサ9による積分回路13の出力は、逆方向のダイオード8への印加電圧の減少に伴い、時定数が増大する。このため、積分回路13により次段の遮断用N型のMOFET33のゲート電圧をしきい値電圧近傍まで素早く上昇させ、しきい値電圧近傍では緩慢に上昇するため、遮断用のMOSFET33のインピーダンスをより緩慢に制御することが可能になる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明の積分回路、漸減回路は、自動車エンジン用のイグナイタに適用して有効であり、さらにミリ秒オーダー以上の時定数を必要とする他の装置などにも広くて適用可能である。
本発明の一実施の形態による積分回路の構成例を示す回路図である。 本発明の一実施の形態による漸減回路の構成例を示す回路図である。 (a)〜(e)は本発明の一実施の形態による積分回路の別の構成例を示す回路図である。 本発明の一実施の形態によるイグナイタの構成例を示す回路図である。 本発明の一実施の形態によるイグナイタにおいて、図4の動作を示す波形図である。 本発明の一実施の形態によるイグナイタにおいて、図4の異常検出時の自己遮断動作を示す波形図である。 本発明の一実施の形態によるイグナイタにおいて、図4の積分回路を構成するダイオードの逆方向リーク抵抗の温度依存性を示す特性図である。 本発明の一実施の形態によるイグナイタの別の構成例を示す回路図である。 本発明の一実施の形態によるイグナイタのさらに別の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態によるイグナイタの積分回路に用いるダイオードの一例を示す断面図である。 本発明の一実施の形態によるイグナイタの積分回路に用いるダイオードを半導体基板内に形成した場合を示す断面図である。 本発明の一実施の形態において、図10のダイオードの逆方向電圧と電流の関係を示す特性図である。
符号の説明
1,1a,1b…イグナイタ、2…点火コイル、3…点火プラグ、4…バッテリー、5a,5b…IGBT、6…パワーMOSFET、7…ツェナーダイオード、8,8a,8b,8c…ダイオード、9…コンデンサ、10…電流監視回路、11…電流制限回路、12,12a…異常検出回路、13…積分回路、14…遮断回路、15…抵抗、16…基準電圧回路、17…演算増幅器、20…入力端子、21…主電流出力端子、22…接地端子、23…ゲート端子、30…ツェナーダイオード、31…プルダウン抵抗、33,34…MOSFET、35…センス抵抗、36…MOSFET、37,38…抵抗、39…ダイオード、40…ツェナーダイオード、41,42,43…抵抗、81,82…MOSFET、83,84…ダイオード、85…ツェナーダイオード、86,87…抵抗、90,91…MOSFET。

Claims (11)

  1. ダイオードと、コンデンサとを有し、
    入力端子と接地間に前記ダイオードと前記コンデンサとを直列接続し、前記ダイオードの一端を入力端子とし、前記ダイオードの他端を前記コンデンサの一端と接続して出力端子とし、前記コンデンサの他端を接地して構成し
    前記ダイオードの一端はカソード端子であり、前記カソード端子を前記入力端子に接続したことを特徴とする積分回路。
  2. 請求項1記載の積分回路において、
    前記ダイオードは、多段のダイオードで構成したことを特徴とする積分回路。
  3. 請求項1記載の積分回路において、
    前記ダイオードは、ダイオード接続したMOSFETで構成したことを特徴とする積分回路。
  4. 請求項1記載の積分回路において、
    前記ダイオードは、ダイオード接続したバイポーラトランジスタで構成したことを特徴とする積分回路。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の積分回路を用いた漸減回路であって、
    前記積分回路と、抵抗と、MOSFETとを有し、
    電源端子と接地間に前記抵抗と前記MOSFETとを直列接続し、前記抵抗と前記MOSFETとの接続点を出力端子とし、前記積分回路の出力を前記MOSFETのゲートに接続して構成したことを特徴とする漸減回路。
  6. 点火コイルの一次側に流れる電流をオン・オフ制御するスイッチングデバイスと、
    前記スイッチングデバイスに流れる主電流を制限する電流制御回路と、
    前記主電流の通電中に異常を検出する異常検出回路と、
    前記異常検出回路の出力に応答して主電流を強制的に漸減する積分回路を含む電流漸減制御回路とを有し、
    前記積分回路は、
    ダイオードと、コンデンサとを有し、
    入力端子と接地間に前記ダイオードと前記コンデンサとを直列接続し、前記ダイオードの一端を入力端子とし、前記ダイオードの他端を前記コンデンサの一端と接続して出力端子とし、前記コンデンサの他端を接地して構成し、
    前記ダイオードの一端はカソード端子であり、前記カソード端子を前記入力端子に接続したことを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項記載の半導体装置において、
    前記スイッチングデバイスは、絶縁ゲート型トランジスタであり、
    前記電流漸減制御回路は、前記絶縁ゲート型トランジスタのゲート電圧を漸減させる回路であり、前記積分回路の出力が前記絶縁ゲート型トランジスタのゲートと接地間に設けたMOSFETのゲートに接続されたことを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項記載の半導体装置において、
    前記積分回路の時定数は、1ミリ秒以上であることを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項記載の半導体装置において、
    前記積分回路は、前記ダイオードの逆方向リーク抵抗を用いたことを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項記載の半導体装置において、
    前記異常検出回路は、前記半導体装置の温度を監視して予め規定した温度に達したことを検出する過温度検出機能を有していることを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項乃至10のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記半導体装置は、イグナイタに用いられることを特徴とする半導体装置。
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