JP4269032B2 - エンジンのデコンプ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カム軸に設けたデコンプレバーによってロッカーアームを押圧し、圧縮行程で圧縮圧力を低減するエンジンのデコンプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のデコンプ装置としては、カム軸の排気弁用カムの上方近傍にデコンプレバーをカム軸の軸線とは直交する軸線回りに回動自在に取付けたものがある。例えば船外機用エンジンは、カム軸の軸線方向が上下方向を指向するから、上述したようにデコンプレバーをカム軸に取付けることによって、デコンプレバーはカム軸に対して上下方向に回動する。
【0003】
デコンプレバーは、平面視コ字状に形成し、互いに平行な二辺の中央部分をカム軸に枢支させ、前記二辺の一端どうしを互いに接続する部位(以下、この部位を押圧子という)が重力で排気弁用カムの基礎円部の軸方向端面に上方から当接するようにしている。押圧子が前記基礎円部に当接している状態(エンジン始動時の状態)では、この押圧子がロッカーアームのスリッパにカムの基礎円部の代わりに接触する。また、前記二辺の他端側は、前記押圧子との重量バランスをとるための遠心ウェイトを構成している。
【0004】
このように構成した従来のデコンプ装置においては、エンジン始動時であってクランキング開始からエンジンが始動するまでの間に前記押圧子が前記スリッパに接触することにより、圧縮行程で排気弁が僅かに開いた状態に維持されてエンジンの圧縮力が低減される。このため、ハンドスタータによる始動時の負荷が軽減される。エンジン始動後は、デコンプレバーが遠心力によって枢支部を中心にしてカム軸に対して回動し、押圧子がスリッパの側方へ移動してスリッパがカムの全域に摺接するようになる。この結果、デコンプ装置によるいわゆる圧縮抜けの現象が解消されてエンジンの回転が正常になる。
【0005】
従来のデコンプ装置においては、エンジン回転数が上昇した後にデコンプレバーが過度に回動して遠心ウェイト部分がスリッパに接触してしまうのを阻止するために、前記二辺のうち一方にストッパーを形成し、このストッパーがカム軸の円板状部分に当接することで回動範囲が規制される構造を採っている。前記円板状部分は、カム軸のジャーナル部によって構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように構成した従来の船外機用エンジンのデコンプ装置は、カム軸の生産性が低くなるという問題があった。これは、デコンプレバーの初期位置(エンジン始動時の位置)を決める位置決め面をカムの基礎円部の軸方向端面に形成し、ストッパーが当接する位置決め面をジャーナル部に形成しているからである。これらの位置決め面を精度よく形成するためには、機械加工によってカム軸の素材を仕上げなければならない。しかし、カムは成形時に硬度を高くする処理が施されているために、機械加工に要する時間が著しく長くなってしまうからである。
【0007】
本発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、カム軸の生産性を向上させることができるエンジンのデコンプ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明に係るエンジンのデコンプ装置は、デコンプレバーが遠心力で回動する方向であって、デコンプレバーにおける押圧子より前側にストッパーを突設し、カム軸における、カムとはデコンプレバーを挟んで反対側に、前記カム軸のデコンプレバー取付部より径が大きい円板状凸部をカム軸の他の部位とともに成形し、この円板状凸部に、前記ストッパーが当接してデコンプレバーの回動を規制する位置決め面を形成するとともに、遠心ウェイトを収容する切欠きを形成したものである。
【0009】
この発明によれば、円板状凸部は、カム軸の他の部位とともに成形型(例えば砂型)で所定の形状に成形できる。また、デコンプレバーのみが当接するだけでカムに較べて硬度を低減できるから、ストッパーが当接する位置決め面を機械加工によって簡単に精度よく形成することができる。
【0010】
請求項2に記載した発明に係るエンジンのデコンプ装置は、カムのリフト部の硬度が基礎円部より相対的に高くなるように硬化処理を施したカム軸を使用し、前記基礎円部におけるデコンプレバーの押圧子と対向する軸端面を押圧子側へ突出させ、この突出部分の突出側端面に、始動時に押圧子が当接する位置決め面を機械加工によって形成したものである。
【0011】
この発明によれば、カムの基礎円部には硬化処理が施されていないから硬度が低く、突出部分の位置決め面を簡単に機械加工によって形成することができる。しかも、機械加工をする部分は基礎円部から軸線方向に突出しているから、位置決め面として必要な部位のみを加工することができる。
請求項3に記載した発明に係るエンジンのデコンプ装置は、デコンプレバーが遠心力で回動する方向であって、デコンプレバーにおける前記押圧子より前側にストッパーを突設し、カム軸における、前記カムとはデコンプレバーを挟んで反対側に、前記カム軸のデコンプレバー取付部より径が大きい円板状凸部をカム軸の他の部位とともに成形し、この円板状凸部に、前記ストッパーが当接してデコンプレバーの回動を規制する位置決め面を形成するとともに、前記遠心ウェイトを収容する切欠きを形成し、前記カムのリフト部の硬度が基礎円部より相対的に高くなるように硬化処理を施したカム軸を使用し、前記基礎円部における前記押圧子と対向するカム軸の軸方向の端面を押圧子側へ突出させ、この突出部分の突出側端面に、始動時に押圧子が当接する位置決め面を機械加工によって形成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態
以下、本発明に係るエンジンのデコンプ装置の一実施の形態を図1ないし図9によって詳細に説明する。
図1は本発明に係るデコンプ装置を装備した船外機用エンジンの背面図で、同図はシリンダヘッドカバーを外すとともにカウリングを破断した状態で描いてある。図2はエンジンの縦断面図、図3はエンジンの横断面図である。図4および図5はデコンプ装置の正面図で、図4はエンジン始動時の状態を示し、図5は定常運転時の状態を示す。
図6は排気カム弁用カムを拡大して示す正面図、図7は図6におけるVII−VII線断面図、図8は円板状凸部の断面図で、同図は図4におけるカム軸のVIII−VIII線断面図である。図9はデコンプレバーを示す図で、同図(a)は平面図、同図(b)は側面図、同図(c)は底面図、同図(d)は正面図である。
【0013】
これらの図において、符号1で示すものは、この実施の形態による船外機用エンジンである。このエンジン1は、4サイクル水冷式2気筒型のもので、クランク軸2(図2参照)を軸線方向が上下方向を指向するように支架しており、図示していないエンジン支持部材に支持させてカウリング3内に収容している。
図2において、符号4はクランクケースを示し、5はシリンダボディ、6はシリンダヘッド、7はシリンダヘッドカバー、8はピストン、9はコンロッド、10は動弁装置、11はハンドスタータを示す。このハンドスタータ11は、従来からよく知られているように、スタータハンドル11aを船外機前方(図2においては左方)に引くことによって、クランク軸2を回転させてエンジン1を始動する構造を採っている。
【0014】
このエンジン1の前記動弁装置10は、図3に示すように、気筒毎に1本ずつ設けた吸気弁21と排気弁22をそれぞれロッカーアーム23,24と1本のカム軸25とによって駆動する構造を採っている。吸気弁用ロッカーアーム23と排気弁用ロッカーアーム24は、カム軸25のカム26,27にスリッパ28を摺接させ、ロッカーピン29によってシリンダヘッド6に回動自在に支持させている。
【0015】
前記カム軸25は、鋳造または鍛造により所定形状に成形することによって、気筒毎の吸気弁用カム26および排気弁用カム27を軸部30に一体に形成し、軸線方向が上下方向を指向する状態で両端部と上下方向の中央部のジャーナル部31(図4,5参照)とをシリンダヘッド6に回転自在に支持させている。この実施の形態では、各気筒の吸気弁駆動系を排気弁駆動系の上側に配設しているため、吸気弁用カム26を排気弁用カム27の上側に形成している。排気弁用カム27の下方近傍に本発明に係るデコンプ装置32(図4,5参照)のデコンプレバー33を取付けている。
【0016】
上述したように吸気弁駆動系を排気弁駆動系の上側に設けることによって、吸気ポート34(図3参照)に吸気マニホールド35(図1参照)を介して接続する気化器36を相対的に高い位置、すなわちシリンダボディ5の上部側方に配置できる。この結果、シリンダボディ5の側部に取付ける他の部品、例えば図示していないが点火装置や燃料ポンプなどに気化器36が干渉するのを阻止することができ、コンパクトな船外機用エンジン1を構成することができる。
【0017】
また、このカム軸25は、吸気弁用カム26および排気弁用カム27のリフト部37に成形時に硬化処理を施し、耐摩耗性を向上させている。排気弁用カム27に硬化処理を施す範囲を図7において符号Aで示す。硬化処理としては、鋳造でカム軸25を成形する場合には、いわゆるチル鋳造法を採ることができる。このようにリフト部37に硬化処理を施すことによって、両カムのリフト部37は基礎円部38より相対的に硬度が高くなる。
【0018】
前記デコンプレバー33は、図4、図5および図9に示すように、互いに平行な2枚のレバー本体41と、これらのレバー本体41の一端部どうしを互いに結合する押圧子42とによって平面視においてコ字状に形成し、レバー本体41の長手方向の中央部を支持用ピン43によってカム軸25に上下方向に回動自在に支持させている。また、このデコンプレバー33は、前記レバー本体41における押圧子42とは反対側の端部に遠心ウェイト44を一体に形成し、カム軸25が停止している状態(エンジン停止時の状態)では、前記遠心ウェイト44の重量で支持用ピン43を中心にして回動し、押圧子42が排気弁用カム27の基礎円部38に当接するようにしている。
【0019】
前記押圧子42は、図4に示すように、前記基礎円部38に当接している状態では基礎円部38より側方(カム軸の径方向の外方)へ突出し、排気弁用ロッカーアーム24のスリッパ28を押圧するように形成している。この実施の形態では、押圧子42の上面に突起42aを突設し、この突起42aが前記基礎円部38に下方から当接するようにしている。
【0020】
前記基礎円部38は、図6に示すように、前記押圧子42が当接する部位を他の部位より下方に突出するように形成し、突出側端面(下面)に図7に示すように位置決め面45を形成している。基礎円部38の前記突出部分を図6および図7中に符号46で示す。この突出部分46は、排気弁用カム27の成形時に成形型(図示せず)によって形成しており、位置決め面45は、エンジン停止時のデコンプレバー33の位置を正確に決めることができるように、機械加工によって平坦になるように形成している。
前記位置決め面45に押圧子42が当接している状態からカム軸25が回転し、遠心ウェイト44と押圧子42とに遠心力が作用することによって、このデコンプレバー33は前記押圧子42が下方へ移動するように支持用ピン43を中心にして回動する。
【0021】
デコンプレバー33の2枚のレバー本体41のうち一方には、図9(b)に示すように、遠心力でデコンプレバー33が回動するときの回動範囲を規制するためのストッパー47を一体に形成している。このストッパー47は、支持用ピン43の近傍であって、デコンプレバー33が遠心力で回動する方向(押圧子42が下がる方向)の前側に配設し、排気弁用カム27とはデコンプレバー33を挟んで反対側に設けた円板状凸部48に当接するようにしている。
【0022】
前記円板状凸部48も排気弁用カム27の成形時に鋳型によって形成し、図8に示すように、前記ストッパー47が当接する扇状の大径部48aと、前記遠心ウェイト44を収容する切欠き48bとによって構成している。大径部48aにおけるストッパー47が当接する面(上面)は、デコンプレバー33の回動時の位置を正確に決めることができるように、機械加工によって位置決め面49(図4,5参照)を平坦になるように形成している。図8中に二点鎖線で描いた円は、カム軸25におけるデコンプレバー33を支持する軸部30を示している。
【0023】
上述したように構成したデコンプレバー33を有するデコンプ装置は、エンジン始動時に図4に示すように押圧子42が排気弁用ロッカーアーム24のスリッパ28を押圧するから、排気弁22が圧縮行程で僅かに開いて圧縮力が低減される。このため、ハンドスタータ11でエンジン1を始動するときの負荷を軽減することができ、始動が容易になる。
【0024】
エンジン始動後、カム軸25の回転速度が上昇すると、デコンプレバー33に作用する遠心力によってデコンプレバー33が支持用ピン43を中心にして回動し、図5に示すように、押圧子42が下方へ移動して前記スリッパ28がカムの全域に摺接するようになるとともに、ストッパー47が下方の円板状凸部48の位置決め面49に当接する。ストッパー47が円板状凸部48に当接することによって、デコンプレバー33が過度に回動して遠心ウェイト44が排気弁用ロッカーアーム24のスリッパ28に当接するのを阻止することができる。
【0025】
カム軸25における排気弁用カム27の基礎円部38には硬化処理が施されていないから硬度が低く、デコンプレバー33の押圧子42が当接する突出部分46の位置決め面45を簡単に機械加工によって形成することができる。しかも、機械加工をする部分は基礎円部38から軸線方向に突出しているから、位置決め面として必要な部位のみを加工することができる。
【0026】
また、エンジン始動後にデコンプレバー33の位置を決める円板状凸部48は、カム軸25の他の部位とともに鋳型によって所定の形状に成形できるから、製造が容易である。しかも、デコンプレバー33のみが当接するだけでカム26に較べて硬度を低減できるから、ストッパー47が当接する位置決め面49を機械加工によって簡単に精度よく形成することができる。
【0027】
上述した実施の形態では本発明を船外機用エンジンに適用する例を示したが、本発明は、他のエンジンにも適用することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、カム軸の円板状凸部は、カム軸の他の部位とともに成形型を用いて所定の形状に成形でき、しかも、カムに較べて硬度が低くてよいから位置決め面を機械加工によって簡単に精度よく形成することができる。
【0029】
したがって、高速回転時のデコンプレバーの位置が正確なカム軸を生産性よく製造することができる。また、円板状凸部は切欠き部分を除く他の部分がカム軸のデコンプレバー取付部より径が大きいから、この円板状凸部によってカム軸の強度向上を図ることができる。
【0030】
請求項2記載の発明によれば、カムの基礎円部は硬化処理が施されていないから硬度が低く、位置決め面の形成が容易で、しかも、加工ツールの加工範囲の精度が低くても不要な部位を加工してしまうことはないから、位置決め面として必要な部位のみを形成することができる。
したがって、エンジン始動時のデコンプレバーの位置が正確なカム軸を生産性よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るデコンプ装置を装備した船外機用エンジンの背面図である。
【図2】 エンジンの縦断面図である。
【図3】 エンジンの横断面図である。
【図4】 デコンプ装置の正面図である。
【図5】 デコンプ装置の正面図である。
【図6】 排気カム弁用カムを拡大して示す正面図である。
【図7】 図6におけるVII−VII線断面図である。
【図8】 円板状凸部の断面図である。
【図9】 デコンプレバーを示す図である。
【符号の説明】
1…エンジン、24…排気弁用ロッカーアーム、25…カム軸、27…排気弁用カム、28…スリッパ、32…デコンプ装置、33…デコンプレバー、38…基礎円部、41…レバー本体、42…押圧子、43…支持用ピン、44…遠心ウェイト、45,49…位置決め面、46…突出部分、47…ストッパー、48…円板状凸部。

Claims (3)

  1. カム軸(25)におけるカム(27)と隣接する部位に、前記カムの基礎円部(38)側へ延設されてロッカーアーム(24)に接離する押圧子(42)と、反対側へ延設された遠心ウェイト(44)とを有するデコンプレバー(33)をカム軸の軸線方向とは略直交する軸線回りに回動自在に取付けたエンジンのデコンプ装置において、前記デコンプレバー(33)が遠心力で回動する方向であって、デコンプレバーにおける前記押圧子(42)より前側にストッパー(47)を突設し、カム軸における、前記カムとはデコンプレバーを挟んで反対側に、前記カム軸のデコンプレバー取付部より径が大きい円板状凸部(48)カム軸(25)の他の部位とともに成形し、この円板状凸部に、前記ストッパーが当接してデコンプレバーの回動を規制する位置決め面(49)を形成するとともに、前記遠心ウェイトを収容する切欠き(48b)を形成したことを特徴とするエンジンのデコンプ装置。
  2. カム軸(25)におけるカム(27)と隣接する部位に、前記カムの基礎円部(38)側へ延設されてロッカーアーム(24)に接離する押圧子(42)と、反対側へ延設された遠心ウェイト(44)とを有するデコンプレバー(33)をカム軸の軸線方向とは略直交する軸線回りに回動自在に取付けたエンジンのデコンプ装置において、カム(27)のリフト部(37)の硬度が基礎円部(38)より相対的に高くなるように硬化処理を施したカム軸(25)を使用し、前記基礎円部(38)における前記押圧子(42)と対向するカム軸の軸方向の端面を押圧子側へ突出させ、この突出部分(46)の突出側端面に、始動時に押圧子(42)が当接する位置決め面(45)を機械加工によって形成したことを特徴とするエンジンのデコンプ装置。
  3. カム軸(25)におけるカム(27)と隣接する部位に、前記カムの基礎円部(38)側へ延設されてロッカーアーム(24)に接離する押圧子(42)と、反対側へ延設された遠心ウェイト(44)とを有するデコンプレバー(33)をカム軸の軸線方向とは略直交する軸線回りに回動自在に取付けたエンジンのデコンプ装置において、前記デコンプレバー(33)が遠心力で回動する方向であって、デコンプレバーにおける前記押圧子(42)より前側にストッパー(47)を突設し、カム軸における、前記カムとはデコンプレバーを挟んで反対側に、前記カム軸のデコンプレバー取付部より径が大きい円板状凸部(48)をカム軸の他の部位とともに成形し、この円板状凸部に、前記ストッパーが当接してデコンプレバーの回動を規制する位置決め面(49)を形成するとともに、前記遠心ウェイトを収容する切欠き(48b)を形成し、前記カム(27)のリフト部(37)の硬度が基礎円部(38)より相対的に高くなるように硬化処理を施したカム軸(25)を使用し、前記基礎円部(38)における前記押圧子(42)と対向するカム軸の軸方向の端面を押圧子側へ突出させ、この突出部分(46)の突出側端面に、始動時に押圧子(42)が当接する位置決め面(45)を機械加工によって形成したことを特徴とするエンジンのデコンプ装置。
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