JP4254859B2 - アンテナ装置およびこれを用いた通信システム - Google Patents

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、共振周波数の調整が可能なアンテナ装置に関し、特に車両のドアの施解錠を遠隔制御で行う車両用のアンテナ装置と、これを用いた通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車両のドアの施解錠を遠隔制御で行うワイヤレス方式のドア施解錠方式が普及してきており、このため車両用のアンテナ装置とこれを用いた通信システムが使用されてきている。このようなワイヤレス方式においては、運転者が車両との所定の範囲内で確実に遠隔制御を行えるアンテナ装置と、これを用いた通信システムが求められている。
【0003】
このようなワイヤレス方式に用いる従来の車両用のアンテナ装置およびこれを用いた通信システムについて、図11および図12を用いて説明する。
【0004】
図11は、車両50のドア51の施解錠をワイヤレス方式で行うための従来の一般的な通信システムの概念図である。電波を送受信して外部との通信を行うアンテナ装置52がミラー可動部54に内蔵されている。ミラー可動部54は、車両50のドア51に設けられたミラー固定部53に取り付けられている。このミラー可動部54は、運転者が車内のスイッチを操作して自動的に開閉する構成や、運転者がミラー可動部54を手動により直接操作して開閉する構成となっている。
【0005】
外部通信装置56は、このアンテナ装置52と双方向に通信を行い、車両50に固有のコード等を送信するためのその車両50に固有の通信装置である。この外部通信装置56は、運転者が車両50から離れたときにも携帯可能な形状、例えばカード状に形成されている。
【0006】
さらに、アンテナ装置52は、車両50内に設置されている内部通信装置の電子回路(図示せず)に接続されており、この電子回路により外部通信装置56から送信された情報を処理し、車両50に固有のコードであるかどうかの判断を行い、施解錠操作を行う。通信システムは、外部通信装置56、アンテナ装置52および電子回路が組み合わされて構成されている。
【0007】
また、アンテナ装置52は、フェライト製のコア、このコアが内部に挿入された中空のボビン、このボビンの外周に巻回されたコイル、コンデンサおよび抵抗器等から形成されている。そして、これらのコイルやコンデンサ、抵抗器が各々直列に接続され、この両端部が電子回路に電気的に接続されて、直列共振回路が形成されている。なお、これらについては図示していない。
【0008】
以上の構成により、車両50のドア51が全て閉じられ、運転者が車両50から離れた状態で、外部通信装置56から電波が送信されると、これをアンテナ装置52が受信して、電子回路が固有の認証コードの照合を行い、ドア51の施解錠を行う。
【0009】
しかしながら、上記従来のアンテナ装置52およびこれを用いた通信システムにおいては、車両50の運転者がミラー可動部54を折り畳んだ場合、ミラー可動部54に内蔵されたアンテナ装置52の向きが変わる。この結果、アンテナ装置52の指向性が変化するため、運転者が車両50との所定の範囲内で確実に遠隔制御を行えない場合が発生する。
【0010】
これに対して、例えばミラーを装着するためのミラー固定部の内部にアンテナ装置を取付けた構成が、特開2004−364231号公報に示されている。このアンテナ装置の構成を図12に示す。このアンテナ装置は、誘電体樹脂製の中空のボビン200の外周領域に線状導体が巻回されてコイル300が形成されており、ボビン200の内側にはフェライト製のコア部100が挿入されている。
【0011】
ケース400は、コイル300、コンデンサ900および抵抗器110等を収納するとともに、これらは所定の配線によりそれぞれ接続されている。さらに、このケース400には、薄板状の導体製のリード端子500、600がインサート成形されている。また、ケース400内のコイル300、コア100、ボビン200、コンデンサ900、抵抗器110およびリード端子500、600以外の部分については、シリコーン等の樹脂220が充填されている。
【0012】
このアンテナ装置は、コイル300、コンデンサ900および抵抗器110が直列に接続され、両端部にリード端子500、600が設けられた回路構成を有している。また、このリード端子500、600が車両本体内に配設された内部通信装置である電子回路に電気的に接続されて、直列共振回路が形成されている。
【0013】
このアンテナ装置は、車両のミラー固定部に取り付けられているので、運転者がドアミラーの可動部を折り畳んでもミラー固定部は動かない。したがって、ミラー固定部内のアンテナ装置の向きは変わらないため、折り畳みの前後でこのアンテナ装置の指向性は変わらない。
【0014】
しかし、アンテナ装置の指向性は、取付け位置を中心にして広がる特性を有している。運転者は遠隔制御を行う場合に、ミラー固定部よりもドアハンドルを注視して行動することが多い。したがって、ミラー固定部の内部に取付けた場合、運転者の行動特性からアンテナ装置の良好な指向性を得難い。
【0015】
一方、特開平9-125776号公報では、降車時に運転者が車両の近くにいてもドアを確実に自動的に施錠することができ、かつ識別コードの秘匿性を充分向上できるワイヤレスドア施開錠装置が開示されている。この装置は、外部通信装置を起動するための信号を送信するとともに外部通信装置から送信された識別コードを含んだ信号を受信するアンテナ装置を備えている。さらに、このアンテナ装置により受信した受信信号に基づいてドアを施解錠するドアロック制御手段を備えている。また、ドアに設けられた樹脂製のドアアウタハンドルも備えている。そして、上記アンテナ装置をドアアウタハンドルの近傍に設けるとともに、アンテナ装置と外部通信装置との通信距離を50cm以下となるように設定した構成としている。なお、この従来例では、アンテナ装置を取り付ける具体的な位置はドアアウタハンドルの車内側である。
【0016】
上記従来例では、アンテナ装置と外部通信装置との通信距離を50cm以下としているので運転者はこの距離まで接近しなければ操作ができない。また、ドアアウタハンドルの近傍の場合には、運転者がドアアウタハンドルを操作したときの動きによる衝撃や振動を受けやすく、動作信頼性に不安がある。
【0017】
さらに、車両に取り付けて使用する場合、取り付け位置によりアンテナ装置の共振周波数がずれるため、このズレを調整することが要求される。しかしながら、従来のアンテナ装置では、この調整を簡単に、かつ精度よく行えるアンテナ装置はなかった。
【0018】
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、共振周波数の調整範囲が広く、確実に調整が行えるアンテナ装置、およびこれを用いることにより運転者が車両との所定の範囲内で確実に遠隔制御を行える通信システムを提供することを目的とする。
【発明の開示】
【0019】
上記目的を達成するために本発明のアンテナ装置は、磁性体で形成されたコアと、このコアおよび上記コアの外方領域を含む所定範囲に線状導体を巻回して形成されたコイルと、コイルの内周領域で、かつコイルの巻回方向に対して直交する方向に移動して共振周波数の調整を行うサブコアとを含む構成からなる。さらに、サブコアをコイルの巻回領域外にも移動可能に装着してもよい。
【0020】
このような構成とすることにより、アンテナ装置の共振周波数のズレを容易に調整することができる。
【0021】
上記構成において、コアとサブコアとを収納するケースをさらに有し、上記コアはケースに設けられた第1の凹部に嵌合され、かつ第1の凹部と平行な方向に凹部を有し、コイルはコアとサブコアとを収納するケースの外周領域に形成されており、サブコアはコアに設けられた凹部およびこの凹部と同一平面に形成されたケースの第2の凹部に移動可能な状態で嵌合されて共振周波数の調整を行う構成としてもよい。
【0022】
このような構成とすることにより、共振周波数を広い範囲にわたって調整することができる。
【0023】
さらに、上記構成において、ケースがサブケースであり、コア、サブコアおよびコイルを収納した上記サブケースがさらに全体を収納する別のケースに収納されている構成としてもよい。このような構成とすることにより、アンテナ装置を車両の所定の個所等に取り付けるときにコアを損傷することがなくなる。
【0024】
さらに、上記構成において、コイルは設定された領域が他の領域に比べて狭ピッチに巻回されていてもよい。また、コアおよびサブコアの少なくとも一方がマンガン(Mn)系フェライトからなる磁性体で形成されていてもよい。このような構成とすることにより、共振周波数をより広い範囲で調整することができる。
【0025】
さらに、上記構成において、サブコアを固定する樹脂がさらに設けられていてもよい。このような構成とすることにより、サブコアを移動させて共振周波数を調整した後には、サブコアを固定できるので、車両等に取り付けた場合でもサブコアがずれて共振周波数が変動することを防止できる。
【0026】
また、本発明の通信システムは、車両のドアハンドルを装着するためのドアハンドル固定部に取り付けたアンテナ装置と、このアンテナ装置と接続され、車室内に配設されている内部通信装置と、アンテナ装置を介して内部通信装置と通信を行う外部通信装置とを有し、上記アンテナ装置は磁性体で形成されたコアと、このコアおよびコアの外方領域を含む所定範囲に線状導体を巻回して形成されたコイルと、コイルの内周領域で、かつコイルの巻回方向に対して直交する方向に移動して共振周波数の調整を行うサブコアとを含む構成からなる。さらに、サブコアを固定する樹脂を設けていてもよい。
【0027】
このような構成とすることにより、アンテナ装置の指向性が一定となり、運転者が車両との所定の範囲内で確実に遠隔制御を行うことができる。さらに、アンテナ装置を取り付けるときに、取り付け位置に対応して共振周波数を調整しておくことができる。したがって、取り付け後の共振周波数のバラツキを抑制することができる。また、サブコアを移動させて共振周波数の調整を行った後、樹脂により固定すれば衝撃等の外力を受けてもアンテナ装置の共振周波数の変動を防止できる。
【0028】
以上のように本発明によれば、運転者が車両に対して所定の範囲内で確実に遠隔制御を行えるアンテナ装置および、これを用いた通信システムを得ることができる。この結果、車両のドアの施解錠を遠隔制御により一定の距離から確実に行うことができる。
【発明の効果】
【0029】
本発明のアンテナ装置及びこれを用いた通信システムは、共振周波数の調整範囲が広く、確実に調整が行えることから、車両のドアの施解錠等を遠隔制御で行う車両用の通信システム等に有用である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、本発明の一実施の形態のアンテナ装置およびこのアンテナ装置を用いた通信システムについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、同じ要素については同じ符号を付しており、説明を省略する場合がある。
【0031】
図1は、本実施の形態にかかるアンテナ装置10の斜視図である。Ni系フェライト製で、その透磁率が1500の磁性体で形成された角柱状のコア11の上面に、図示するように凹部12がコア11の長手方向の全面わたって形成されている。
【0032】
ケース19は、液晶ポリマーやポリブチレンテレフタレート等の耐熱性樹脂からなる。このケース19には、ほぼ中央にコア11を嵌め込むように収納するための第1の凹部19Cが設けられている。さらに、コア11が第1の凹部19Cに収納されたときに、コア11の凹部12の表面と同一面を形成する第2の凹部19Dが第1の凹部19Cに連続して設けられている。この第2の凹部19Dには、サブコア14が挿入されている。なお、サブコア14は、コア11と同様のNi系フェライト製の磁性体で形成された角柱状からなる。
【0033】
コイル13は、コア11が収納されている領域からサブコア14の領域のケース19の外周領域に、ポリイミド等の耐熱性樹脂を被覆した銅線を巻回して構成されている。図1からわかるように、コア11の領域よりもサブコア14の領域側が狭ピッチで巻回されている。
【0034】
なお、サブコア14は、ケース19の第2の凹部19Dに挿入された状態でコイル13の巻回内領域およびこの領域外まで移動可能に装着されている。すなわち、ケース19の第2の凹部19Dとコア11の凹部12とは同一平面であるので、この平面上で移動可能である。ただし、移動させて共振周波数の調整を行った後には、樹脂により固定する。
【0035】
また、ケース19には、板状で銅合金等からなる複数の導電片15、16、17、18がインサート成形により設けられている。これらの導電片15、16、17、18のうち、導電片15の一方の端部には、コイル13を構成する銅線の一方の端部が高温半田またはカシメによって接続されている。この導電片15の他方の端部は電極端子15Aとして、ケース19の窪み部19Aの底面に露出するように配置されている。この電極端子15A上に、抵抗器6Bの一方の電極がクリーム半田等によって実装されている。
【0036】
さらに、導電片16の一方の端部は電極端子16Aとして、導電片15と同様に窪み部19Aの底面に露出するように配置されている。この電極端子16A上に、抵抗器6Bの他方の電極が実装されている。さらに、導電片16の他方の端部は接続端子16Bとして、ケース19の筒部19Bの内部に突出するように配置されている。
【0037】
さらに、導電片17の一方の端部には、コイル13を構成する銅線の他方の端部が接続されている。この導電片17の他方の端部は電極端子17Aとして、導電片15および導電片16と同様に窪み部19Aに露出するように配置されている。また、導電片18の一方の端部は電極端子18Aとして、導電片17と同様に窪み部19Aに露出し、かつ電極端子17Aに対向する位置に配置されている。この導電片18の他方の端部は接続端子18Bとして、ケース19の筒部19Bの内部に突出するように配置されている。また、導電片17の電極端子17Aと導電片18の電極端子18Aには、コンデンサ6Aが実装されている。
【0038】
図2は、このアンテナ装置10の回路図である。この図からわかるように、本実施の形態のアンテナ装置10は、コイル13、抵抗器6Bおよびコンデンサ6Aが直列に接続されており、直列共振回路を構成している。
【0039】
なお、コンデンサ6Aおよび抵抗器6Bからなる電子部品6が実装される導電片15、16、17、18には、例えば錫等のメッキが施されており、半田付け等が容易に行えるように構成されている。
【0040】
ところで、一般に、このような構成からなるアンテナ装置は、コンデンサの容量値やコイルのインダクタンス等のばらつきにより、共振周波数のばらつきが生じ易い。さらに、一般にコイルの磁束分布は、コイルに磁性体を近づけると磁界が変わるため変化し、その変化に伴ってコイルのインダクタンスも変化する。その変化量は、コイルの磁束密度の高い領域に磁性体を近づける程大きくなる。
【0041】
本実施の形態のアンテナ装置10では、サブコア14はコア11の凹部12とケース19の第1の凹部19Cの面上を移動可能である。したがって、コイル13に対して磁性体であるサブコア14を移動させることで、コイル13のインダクタンスを変化させることができる。この結果、アンテナ装置10を所定の共振周波数に調整することができる。さらに、本実施の形態のアンテナ装置10では、コイル13の磁束密度はコイルの巻回内領域が巻回外領域より高く、さらに、その巻回内領域でもコア11の領域内の方がコア11の領域外より高い。
【0042】
図3は、コア11およびコイル13の配置位置と磁束密度との関係を説明するための概略図である。図3において、コア11はコイル13の巻回領域内に位置している。コイル13の巻回領域外の範囲を“A”とし、コイル13の巻回領域内で、かつコア11の配置されていない領域の範囲を“B”とし、さらにコイル13の巻回領域内で、かつコア11の配置されている領域の範囲を“C”としたとき、磁束密度は、A<B<Cの順で大きくなる。
【0043】
また、範囲“A”と範囲“B”との境界を“D”とし、範囲“B”と範囲“C”との境界を“E”とし、さらに範囲“C”と範囲“A”との境界を“F”としたとき、磁束密度の変化の度合は、一般にD<E<Fの順で大きくなる。なお、この磁束密度の変化の度合いは、磁性体の透磁率等に依存する。
【0044】
したがって、本実施の形態のアンテナ装置10では、共振周波数の調整はサブコア14をコア11の凹部12とケース19の第2の凹部19Dとの平面上で適当に移動させることで容易に行うことができる。例えば、図1では、サブコア14の左側の端部がコイル13の巻回領域内で、かつコア11とは重ならない位置に、また右側の端部がコイル13の巻回領域外に位置するように、サブコア14が第2の凹部19D上に配置されている。すなわち、この場合には、アンテナ装置10は、サブコア14を図3で示す範囲“B”の領域に位置させたことになる。この配置により、所定の共振周波数に調整することができたことになる。このように共振周波数を調整した後、例えばシリコーン樹脂等の封止剤(図示せず)を塗布して固定すれば、その後サブコア14が動くことがなく、衝撃等の外力が作用しても共振周波数の変動を生じないようにできる。
【0045】
なお、この共振周波数の調整時に、サブコア14を範囲“B”または範囲“C”の範囲内だけを移動させた場合でも、コイル13のインダクタンスを大きく変化させることができる。したがって、共振周波数の調整範囲を広げることができる。これは、この範囲内の場合には、サブコア14をコイル13の巻回領域内の磁束密度の高い範囲を移動させていることによる。
【0046】
また、サブコア14をコイル13の巻回領域の外方にも移動させた場合、つまり、サブコア14を図3で示す境界“D”や境界“F”あるいは境界“E”に跨って移動させた場合には、さらにインダクタンスの変化量を大きくすることができる。これは、以下の理由による。すなわち、コイル13の巻回領域内の範囲“B”や範囲“C”の間だけを移動させる場合に比べて、この場合には磁束密度の変化の大きい箇所をサブコア14が移動することによる。この結果、サブコア14の移動量に対するインダクタンスの変化量を大きくでき、サブコア14を少し移動させるだけで共振周波数を大きく変化させることができる。
【0047】
さらに、コイル13は設定した領域が狭ピッチ、すなわち密に巻回されているが、コア11をコイル13のこの密に巻回した領域まで延伸してもよい。このようにすれば、図3に示す境界“E”が範囲“B”の領域に位置することになる。このような構成とすることにより、範囲“B”の磁束密度を大きくでき、共振周波数の調整時にサブコア14を範囲“B”で移動させた場合の共振周波数の変化をさらに大きくすることができる。
【0048】
そして、所定の共振周波数の調整を行う場合に、この磁束密度の変化の度合の違いを利用すると、必要とする調整範囲の大きさに応じてサブコア14の最適な移動箇所を選択することができる。例えば、±1%の範囲内で調整を行う時には、磁束密度の変化の度合が最小の境界“D”にサブコア14を跨らせて移動させる。また、±3%の範囲内で調整を行う時には、磁束密度の変化の度合が中間の境界“E”にサブコア14を跨らせて移動させる。あるいは、±5%の範囲内で調整を行う時には、磁束密度の変化の度合が最大の境界“F”にサブコア14を跨らせて移動させる。このように調整範囲の大きさに応じてサブコア14の移動箇所を選択することができる。
【0049】
また、このコイル13の磁束密度は、これらの範囲の中でもコイル13が密集して巻回された領域が密集していない領域より高い。したがって、図1で示したように、サブコア14をコイル13が密集して巻回された方向から挿入して移動させる場合の方が、コイル13が密集して巻回されていない方向から挿入して移動させる場合よりも、コイル13のインダクタンスを速く、かつ大きく変化させることができる。したがって、共振周波数の調整をより短時間に行うことができる。
【0050】
このように本実施の形態のアンテナ装置10は、コア11、このコア11を含むケース19の外周領域に一定の範囲にわたって巻回されたコイル13、および移動可能なサブコア14を含む構成である。そして、共振周波数の調整を完了した後は、樹脂によりサブコア14を固定している。したがって、サブコア14を移動させて共振周波数を調整した後には、固定するので車両等に搭載してもサブコア14が動くことがない。
【0051】
このように構成されたアンテナ装置10は、ケース19の筒部19B内に突出した接続端子16B、18Bが、車両内の内部通信装置である電子回路(図示せず)に電気的に接続される。
【0052】
以下、本実施の形態のアンテナ装置10を用いた通信システムについて説明する。
【0053】
図4は、本実施の形態にかかるアンテナ装置10を用いて構成する通信システムの概念図であり、車両50のドア51の施解錠をワイヤレス方式で行うためものである。図5は、車両50のドアハンドル固定部26の近傍を車室外側からみた正面図である。また、図6は、このドアハンドル固定部26の近傍の側面図である。さらに、図7は、このドアハンドル固定部26の近傍を背面側、すなわち車室内側から見た図であり、内装材等は除去した状態を示している。
【0054】
これらの図において、ドアハンドル固定部26は、車両50の運転席側や助手席側等のドア51に設けられた開口部51Aに取り付けられている。このドアハンドル固定部26は、図5および図6からわかるようにドア51の開口部51Aより大きな形状を有しており、開口部51Aの所定の位置に取り付けられ、その上部に設けられた取付け部45によりドア51の車室内側で固定されている。そして、このドアハンドル固定部26は、ドアハンドル27を装着するように構成されている。なお、このドアハンドル固定部26は、ポリブチレンテレフタレート等の誘電体樹脂により形成されている。
【0055】
ドアハンドル27はドアハンドル固定部26に取り付けられている。運転者がドアハンドル27を手前に引くと、ドア51を開くことができる。このドアハンドル27は、金属又はポリブチレンテレフタレート等の誘電体樹脂、あるいはこのような樹脂の表面に金属メッキが施されたもので形成されている。
【0056】
電磁波を送受信して外部との通信を行うためのアンテナ装置10は、ドアハンドル固定部26の背面、すなわち車室内側の所定の箇所にネジ46等によって取付けられている。
【0057】
さらに、外部通信装置56は、このアンテナ装置10と双方向に通信を行い、車両50に固有のコード等を送信するためのその車両50に固有の通信装置である。この外部通信装置56は、運転者が車両50から離れたときにも持ち運びが可能なように小型で、携帯に適した形状、例えばカード状とされている。さらに、アンテナ装置10は、上記したように車両50内に設置されている内部通信装置である電子回路(図示せず)に接続されており、この電子回路により外部通信装置56から送信された情報を処理し、車両50に固有のコードであるかどうかの判断を行い、施錠または解錠操作を行う。
【0058】
本実施の形態の通信システムは、この外部通信装置56、アンテナ装置10およびこのアンテナ装置10にコネクタ48を介してリード線47によって接続され、車室内に配設されている内部通信装置である電子回路(図示せず)が組み合わされて構成されている。
【0059】
このような通信システムにおいて、電子回路から外部通信装置56(例えば、携帯カード)へ認証コードを送信要求する信号を定期的に出力し、アンテナ装置10がこの信号を所定の共振周波数の電磁波に変換して送信する。そして、外部通信装置56がこの電磁波を受信すると、外部通信装置56が認証コードの信号を電磁波に変換して送信し、アンテナ装置10がこの電磁波を受信し、電子回路がこの受信信号の認証コードの照合を行い、ドア51の施解錠が行われるように構成されている。
【0060】
アンテナ装置10をドアハンドル固定部26に取り付ける場合、図6に示すようにドア51の開口部51Aに取り付けられたドアハンドル固定部26のアンテナ装置10の取り付け面26Aを基準として取り付ける。しかし、これらの取り付け位置がずれると共振周波数のズレが生じる。この共振周波数のズレを補正するか、あるいはズレの許容値内に配置することが要求される。
【0061】
例えば、図8は、アンテナ装置10のY方向の取り付け位置をパラメータとし、車両の前後方向であるX方向の取り付け位置を変化させたときのアンテナ装置10の電気特性を求めた結果を示す図である。なお、アンテナ装置10のY方向の取り付け位置は、図6に示すドアハンドル固定部26の取付け面26Aを基準(原点)として、この取付け面26Aに対して垂直な線100に沿って車室内側を+Y方向、ドア51側を−Y方向と規定している。図8では、図6に示す原点(0点)から取り付け位置までの距離をY方向距離と表示している。
【0062】
また、車両50のX方向におけるアンテナ装置10の取り付け位置は、図7に示すようにドアハンドル固定部26の鉛直方向の中心線120を基準(原点)として、車両50の前方向を+X方向、後方向を−X方向と規定している。図8では、これを中心からの距離として横軸に表示している。なお、縦軸は、アンテナ装置10の共振周波数f0からのズレ量を示している。
【0063】
図8からわかるように、アンテナ装置10の取り付け位置により共振周波数にずれが生じる。しかし、本実施の形態のアンテナ装置10の場合には、このズレをサブコア14の移動により調整することができる。
【0064】
さらに、図9は、上記Y方向の取り付け位置をパラメータとし、車両50の上下方向であるZ方向の取り付け位置を変化させてアンテナ装置10の電気特性を求めた結果を示す図である。なお、アンテナ装置10のY方向の取り付け位置についての規定は上記と同じである。車両50のZ方向におけるアンテナ装置10の取り付け位置は、図7に示すようにドアハンドル固定部26の水平方向の中心線110を基準(原点)として、車両50の上方向を+Z方向、下方向を−Z方向と規定している。図9では、これを中心からの距離として横軸に表示している。なお、縦軸は、アンテナ装置10の共振周波数f0からのズレ量を示している。
【0065】
図9からわかるように、アンテナ装置10の取り付け位置により共振周波数にずれが生じる。しかし、本実施の形態のアンテナ装置10の場合には、このズレをサブコア14の移動により調整することができる。
【0066】
図8および図9からわかるように、X方向の中心からの距離あるいはY方向の中心からの距離が変化すると、共振周波数f0からのズレが生じる。このようなズレに対して、アンテナ装置10のサブコア14を適当に移動させていくことにより共振周波数を調整することができる。
【0067】
図10は、本実施の形態にかかる変形例のアンテナ装置20の構成を説明するための斜視図である。この変形例のアンテナ装置20は、図1に示したアンテナ装置10において、ケース19に設けた第1の凹部19Cおよび第2の凹部19Dと同様の形状を有する第3の凹部29Cおよび第4の凹部29Dを有するサブケース29を用いていることが特徴である。このサブケース29にコア11およびサブコア14が嵌合され、さらにサブケース29の外周領域にコイル23が巻回されている。このような構成からなるサブケース29を、ケース30の窪み部30Aに収納して、本変形例のアンテナ装置20が構成されている。このようにすることで、コイル23の破損を防止できる。
【0068】
収納後に、この窪み部30Aをシリコーン樹脂等の封止剤(図示せず)で封止することで、このアンテナ装置20を防水性の高いものにでき、かつ衝撃等によりサブコア14が初期位置からずれることを防止できる。
【0069】
このような構成のアンテナ装置20においても、サブコア14を適当に移動させることで容易に共振周波数の調整が可能である。
【0070】
なお、以上の説明では、サブコアをコアやケースの上面に形成された凹部上を移動させるものとして説明したが、本発明はこのような構成に限定されない。例えば、コアやケースの略中心に角柱状の穴を形成し、この穴の中でサブコアを移動させてもよい。あるいは、側面や下面に凹部を形成し、この凹部上を移動させても同様な効果を得ることができる。
【0071】
また、コアやケースの上面に凹部を形成せずに、このコアの側面や下面の所定の箇所に接着剤を塗布する等によってコイルを固定した後、このコイルとコアの外周の隙間にサブコアを移動させる構成としてもよい。
【0072】
そして、以上の説明では、ケースの外周領域に狭ピッチで巻回する領域を設けたが、巻回ピッチを同じとして同一個所に重ねて巻回してもよい。
【0073】
また、コアおよびサブコアがNi系フェライトからなる磁性体で形成されたものとしたが、これに限定されない。例えば、コアおよびサブコアの少なくとも一方をMn系フェライトからなる磁性体としてもよい。Mn系フェライトからなる磁性体は、Ni系フェライトからなる磁性体に比べて透磁率が高く、磁界を大きく変えることができる。したがって、コイルのインダクタンスをさらに大きく変化させることができ、共振周波数の調整範囲を更に広くできる。
【0074】
さらに、磁力の強いネオジウム(Nd)やサマリウム(Sm)等の希土類で形成された磁性体としても良い。また、フェライト等の磁性体の粉末をプラスチックに混合した、いわゆるプラスチックマグネットで形成された磁性体としても良い。
【0075】
そして、以上の説明では、車両に外部通信装置とアンテナ装置の両方が送受信を行う双方向の通信システムとして説明したが、これに限定されない。例えば、車両のドアの鍵穴に挿入してドアの施解錠を行うその車両に固有の鍵と外部通信装置とが一体となった通信手段つきキーを用いてもよい。この通信手段つきキーの送信釦を車両の運転者が押圧して、この通信手段つきキーの送信部から固有の認証コードの電磁波を送信し、アンテナ装置がこれを受信して車両のドアの施解錠を行う単方向の通信システムとしても良い。
【0076】
このように、本発明によれば、線状導体が巻回されたコイル等から形成されるアンテナ装置を車両のドアハンドルを装着するためのドアハンドル固定部に取付け、このアンテナ装置と車室内に設けた電子回路および外部通信装置により通信システムを構成している。この構成により、折り畳まれることの多いミラー可動部にアンテナ装置が装着される場合と異なり、アンテナ装置の向きが一定であり、指向性が一定に保持される。さらに、取り付け位置によりアンテナ装置の共振周波数がずれても容易に調整できるので、生産性を向上できる。したがって、運転者が遠隔制御を車両との所定の範囲内で確実に行うことができる。
【0077】
さらに、運転者がドアハンドルを手前に引いて離したときに、ドアハンドルがドアハンドル固定部にあたる等、ドアハンドルが動くことにより生じる衝撃や振動を、ドアハンドルに取付ける場合に比べてアンテナ装置に伝わり難くすることもできる。
【産業上の利用可能性】
【0078】
本発明のアンテナ装置及びこれを用いた通信システムは、共振周波数の調整範囲が広く、確実に調整が行えることから、車両のドアの施解錠等を遠隔制御で行う車両用の通信システム等に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】本実施の形態にかかるアンテナ装置の斜視図
【図2】同実施の形態にかかるアンテナ装置の回路図
【図3】同実施の形態にかかるアンテナ装置において、コアおよびコイルの配置位置と磁束密度との関係を説明するための概略図
【図4】同実施の形態にかかるアンテナ装置を用いて構成する通信システムの概念図
【図5】同実施の形態における車両のドアハンドル固定部の近傍を車室外側から見た正面図
【図6】同実施の形態におけるドアハンドル固定部の近傍の側面図
【図7】同実施の形態におけるドアハンドル固定部の近傍を背面側、すなわち車室内側から見た図
【図8】同実施の形態において、アンテナ装置のY方向の取り付け位置をパラメータとし、車両の前後方向であるX方向の取り付け位置を変化させたときのアンテナ装置の電気特性を求めた結果を示す図
【図9】同実施の形態において、Y方向の取り付け位置をパラメータとし、車両の上下方向であるZ方向の取り付け位置を変化させてアンテナ装置の電気特性を求めた結果を示す図
【図10】同実施の形態にかかる変形例のアンテナ装置の構成を説明するための斜視図
【図11】車両のドアの施解錠をワイヤレス方式で行うための従来の一般的な通信システムの概念図
【図12】ミラーを装着するためのミラー固定部の内部に取り付けるアンテナ装置の構成を示す斜視図
【符号の説明】
【0080】
6 電子部品
6A,900 コンデンサ
6B,110 抵抗器
10,20,52 アンテナ装置
11,100 コア
12 凹部
13,23,300 コイル
14 サブコア
15,16,17,18 導電片
15A,16A,17A,18A 電極端子
16B,18B 接続端子
19,30,400 ケース
19A 窪み部
19B 筒部
19C 第1の凹部
19D 第2の凹部
26 ドアハンドル固定部
26A 取付け面
27 ドアハンドル
29 サブケース
29C 第3の凹部
29D 第4の凹部
30A 窪み部
45 取付け部
46 ネジ
47 リード線
48 コネクタ
50 車両
51 ドア
51A 開口部
53 ミラー固定部
54 ミラー可動部
56 外部通信装置
100 線
110,120 中心線
200 ボビン
220 樹脂
500,600 リード端子

Claims (6)

  1. 磁性体で形成されたコアと、
    前記コアおよび前記コアの外方領域を含む所定範囲に線状導体を巻回して形成されたコイルと、
    前記コイルの内周領域で、かつ前記コイルの巻回方向に対して直交する方向に移動して共振周波数の調整を行うサブコアからなり、
    前記コイルは、設定された領域が他の領域に比べて狭ピッチに巻回されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記サブコアを前記コイルの巻回領域外にも移動可能に装着したことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 磁性体で形成されたコアと、
    前記コアおよび前記コアの外方領域を含む所定範囲に線状導体を巻回して形成されたコイルと、
    前記コイルの内周領域で、かつ前記コイルの巻回方向に対して直交する方向に移動して共振周波数の調整を行うサブコアからなり、
    前記コアと前記サブコアとを収納するケースをさらに有し、
    前記コアは前記ケースに設けられた第1の凹部に嵌合され、かつ前記第1の凹部と平行な方向に凹部を有し、
    前記コイルは前記コアと前記サブコアとを収納する前記ケースの外周領域に形成されており、
    前記サブコアは前記コアに設けられた前記凹部および前記凹部と同一平面に形成された前記ケースの第2の凹部に移動可能な状態で嵌合されて共振周波数の調整を行うことを特徴とするアンテナ装置。
  4. 前記ケースがサブケースであり、前記コア、前記サブコアおよび前記コイルを収納した前記サブケースがさらに全体を収納する別のケースに収納されていることを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 車両のドアハンドルを装着するためのドアハンドル固定部に取り付けたアンテナ装置と、前記アンテナ装置と接続され、車室内に配設されている内部通信装置と、前記アンテナ装置を介して前記内部通信装置と通信を行う外部通信装置とを有し、前記アンテナ装置は磁性体で形成されたコアと、前記コアおよび前記コアの外方領域を含む所定範囲に線状導体を巻回して形成されたコイルと、前記コイルの内周領域で、かつ前記コイルの巻回方向に対して直交する方向に移動して共振周波数の調整を行うサブコアからなり、
    前記コイルは、設定された領域が他の領域に比べて狭ピッチに巻回されていることを含む構成を有することを特徴とする通信システム。
  6. 車両のドアハンドルを装着するためのドアハンドル固定部に取り付けたアンテナ装置と、前記アンテナ装置と接続され、車室内に配設されている内部通信装置と、前記アンテナ装置を介して前記内部通信装置と通信を行う外部通信装置とを有し、前記アンテナ装置は磁性体で形成されたコアと、前記コアおよび前記コアの外方領域を含む所定範囲に線状導体を巻回して形成されたコイルと、前記コイルの内周領域で、かつ前記コイルの巻回方向に対して直交する方向に移動して共振周波数の調整を行うサブコアからなり、
    前記コアと前記サブコアとを収納するケースをさらに有し、
    前記コアは前記ケースに設けられた第1の凹部に嵌合され、かつ前記第1の凹部と平行な方向に凹部を有し、
    前記コイルは前記コアと前記サブコアとを収納する前記ケースの外周領域に形成されており、
    前記サブコアは前記コアに設けられた前記凹部および前記凹部と同一平面に形成された前記ケースの第2の凹部に移動可能な状態で嵌合されて共振周波数の調整を行うことを含む構成を有することを特徴とする通信システム。
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