JP4239771B2 - 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両 - Google Patents

車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両 Download PDF

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    • G01S17/931Lidar systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes of land vehicles

Description

本発明は、運転者の操作を補助する車両用運転操作補助装置に関する。
従来の車両用運転操作補助装置は、先行車と自車両との車間距離に基づき、アクセルペダルの操作反力を変更している(例えば特許文献1)。この装置は、車間距離の減少に伴いアクセルペダルの反力を増加させることによって、運転者の注意を喚起する。
本願発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開平10−166889号公報 特開平10−166890号公報 特開2000−54860号公報
上述したような車両用運転操作補助装置にあっては、自車両と先行車との現在の車間距離だけでなく将来の状況によるリスクを含んだ情報を運転者に伝達することが望まれている。
本発明による車両用運転操作補助装置は、自車両周囲の走行環境を検出する走行環境検出手段と、走行環境検出手段による検出結果に基づいて、自車両の前後方向に関するリスクポテンシャルを算出するリスクポテンシャル算出手段と、自車両が走行する道路の制限車速に基づいて、自車両が走行する際の基準となる基準車速を算出する基準車速算出手段と、リスクポテンシャル算出手段によって算出されるリスクポテンシャル、および基準車速算出手段によって算出される基準車速に関する情報を、触覚を介して運転者に伝達する触覚情報伝達手段とを備える。
本発明による車両用運転操作補助装置は、自車両周囲の走行環境を検出する走行環境検出手段と、走行環境検出手段による検出結果に基づいて、自車両の前後方向に関するリスクポテンシャルを算出するリスクポテンシャル算出手段と、自車両が走行する道路の制限車速に基づいて、自車両が走行する際の基準となる基準車速を算出する基準車速算出手段と、リスクポテンシャル算出手段によって算出されるリスクポテンシャルを、触覚を介して運転者に伝達する触覚情報伝達手段と、リスクポテンシャルに関する情報、および基準車速算出手段によって算出される基準車速に関する情報を表示する表示手段とを備える。
自車両周囲のリスクポテンシャルとともに、基準車速に関する情報を触覚を介して運転者に伝えることにより、現在のリスクと将来的に予測されるリスクを運転者に直感的に知らせることができる。
《第1の実施の形態》
本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の構成を示すシステム図であり、図2は、車両用運転操作補助装置1を搭載した車両の構成図である。
まず、車両用運転操作補助装置1の構成を説明する。レーザレーダ10は、車両の前方グリル部もしくはバンパ部等に取り付けられ、水平方向に赤外光パルスを照射して車両前方領域を走査する。レーザレーダ10は、前方にある複数の反射物(通常、前方車の後端)で反射された赤外光パルスの反射波を計測し、反射波の到達時間より、複数の前方車までの車間距離とその存在方向を検出する。検出した車間距離及び存在方向はコントローラ60へ出力される。なお、本実施の形態において、前方物体の存在方向は、自車両に対する相対角度として表すことができる。レーザレーダ10によりスキャンされる前方の領域は、自車正面に対して±6deg程度であり、この範囲内に存在する前方物体が検出される。
前方カメラ20は、フロントウィンドウ上部に取り付けられた小型のCCDカメラ、またはCMOSカメラ等であり、前方道路の状況を画像として検出し、コントローラ60へと出力する。前方カメラ20による検知領域は水平方向に±30deg程度であり、この領域に含まれる前方道路風景が画像として取り込まれる。
車速センサ30は、車輪の回転数や変速機の出力側の回転数を計測することにより自車両の車速を検出し、検出した自車速をコントローラ60に出力する。車速情報データベース40は、例えばナビゲーションシステム(不図示)に組み込まれた推奨車速情報に関するデータベースである。コントローラ60は、例えばナビゲーションシステムにおいてGPS信号から算出された自車両の現在位置に対応する推奨車速情報を、車速情報データベース40から取得する。
コントローラ60は、CPUと、ROMおよびRAM等のCPU周辺部品とから構成され、車両用運転操作補助装置1全体の制御を行う。図3に、コントローラ60の内部および周辺の構成を示すブロック図を示す。コントローラ60は、例えばCPUのソフトウェア形態により、障害物状況認識部60A、リスクポテンシャル算出部60B、必要情報判定部60C、刺激量算出部60D、表示量算出部60E、および基準車速算出部60Fを構成する。
コントローラ60は、車速センサ30から入力される自車速と、レーザレーダ10から入力される距離情報と、前方カメラ20から入力される車両周辺の画像情報とから、自車両周囲の走行環境すなわち障害物状況を検出する。なお、コントローラ60は、前方カメラ20からの画像情報を画像処理し、自車両周囲の障害物状況を検出する。ここで、自車両周囲の障害物状況としては、自車両前方を走行する先行車両までの車間距離、隣接車線を走行する他車両の有無と接近度合、および車線識別線(レーンマーカ)およびガードレールに対する自車両の左右位置(相対位置と角度)、さらにレーンマーカおよびガードレールの形状などである。
コントローラ60は、検出した障害物状況に基づいて各障害物に対する自車両のリスクポテンシャルを算出し、後述するようにリスクポテンシャルに応じたアクセルペダル反力制御を行う。さらに、コントローラ60は自車両が現在走行する道路の推奨車速を設定し、リスクポテンシャルとともに推奨車速に関する情報を視覚情報として運転者に伝達する。ここで、推奨車速とは、自車両が走行する道路の制限車速、車速センサ30の誤差、および燃費等を考慮したときに自車速として推奨する値であり、予め適切に設定しておく。
図4に示すように、アクセルペダル82のリンク機構にはサーボモータ81およびアクセルペダルストロークセンサ83が組み込まれている。アクセルペダル反力制御装置80は、コントローラ60からの指令に応じてサーボモータ81で発生させるトルクを制御する。サーボモータ81は、アクセルペダル反力制御装置80からの指令値に応じて発生させる反力を制御し、運転者がアクセルペダル82を操作する際に発生する踏力を任意に制御することができる。アクセルペダルストロークセンサ83は、リンク機構を介してサーボモータ81の回転角に変換されたアクセルペダル82の操作量すなわちアクセルペダルストローク量を検出する。
なお、アクセルペダル反力制御を行わない場合の通常のアクセルペダル反力特性は、例えば、アクセルペダルストローク量が大きくなるほどアクセルペダル反力がリニアに大きくなるよう設定されている。通常のアクセルペダル反力特性は、例えばアクセルペダル82の回転中心に設けられたねじりバネ84のバネ力によって実現することができる。
表示装置110は、例えば液晶モニタを備え、コントローラ60で算出された自車両周囲のリスクポテンシャルおよび推奨車速に関する情報をモニタに表示して視覚情報として運転者に伝える。
次に、第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の動作を説明する。
コントローラ60は、障害物状況認識部60Aにおいて、自車両の走行車速、および自車両と自車前方や隣接車線に存在する他車両との相対位置やその移動方向と、レーンマーカやガードレールに対する自車両の相対位置等の自車両周囲の障害物状況を認識する。リスクポテンシャル算出部60Bは、障害物状況認識部60Aで認識した障害物状況に基づいて、各障害物に対する自車両のリスクポテンシャルを求める。
基準車速算出部60Fは、自車両が現在走行している道路の推奨車速に基づいて、自車両が走行する際の基準となる基準車速を算出する。
必要情報判定部60Cは、リスクポテンシャル算出部60Bで算出したリスクポテンシャルおよび推奨車速に関する情報を運転者に伝達するために必要な情報を判定する。必要情報判定部60Cは、例えば自車速と基準車速との比較を行う。刺激量算出部60Dは、リスクポテンシャルに基づいて運転者に伝達する刺激量を算出する。ここで、刺激量は触覚を介してリスクポテンシャルを運転者に伝達するための物理量であり、具体的には、アクセルペダル82の反力制御量である。刺激量算出部60Dで算出された反力制御量は反力指令値としてアクセルペダル反力制御装置80に出力され、アクセルペダル反力制御装置80は、反力指令値に応じてアクセルペダル反力制御を行う。
このように、自車両周囲の走行環境から算出されるリスクポテンシャルを例えばアクセルペダル反力により運転者に伝達するシステムにおいては、アクセルペダル82が運転者が直接触れて操作をする操作機器であることから、アクセルペダル82を介して運転者の触覚を刺激することによりリスクポテンシャルを運転者に伝達することができる。すなわち、運転者は触覚を介して直感的に情報を認識することができる。
ただし、このようなシステムにおいて、視覚情報を付加的に与えることが望ましい場合がある。例えば、触覚によりリスクポテンシャルを認識するシステムに慣れていない運転者にとっては、アクセルペダル反力からリスクポテンシャルを正確に判断することが難しい。また、アクセルペダル反力から、すなわち触覚を介してリスクポテンシャルを伝達する場合、運転者の触覚を司る感覚器の分解能や個人差、また体調等による個人内差等によって十分な情報伝達が行えないことがある。
そこで、自車両周囲のリスクポテンシャルをアクセルペダル反力として触覚を介して運転者に伝達するとともに、リスクポテンシャルを表示することにより視覚を介して運転者に伝達する。また、リスクポテンシャルとともに自車両が走行する道路の推奨車速に関する情報も表示し、自車両の将来的なリスクを視覚情報として運転者に伝達する。
具体的には、コントローラ60の表示量算出部60Eにおいて、表示量、すなわちリスクポテンシャルおよび推奨車速情報の表示内容を決定する。表示装置110は、表示量算出部60Eで決定された表示内容に従って表示を行い、リスクポテンシャルおよび推奨車速情報を視覚情報として運転者に伝達する。
以下に、第1の実施の形態における反力制御および表示制御について、図5を用いて詳細に説明する。図5は、第1の実施の形態のコントローラ60による運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、一定間隔、例えば50msec毎に連続的に行われる。
ステップS110で、レーザレーダ10,前方カメラ20および車速センサ30によって検出される自車両周囲の走行環境を読み込む。ステップS120で障害物認識部60Aは、ステップS110で読み込んだ走行環境から自車両周囲の障害物状況を認識する。なお、ここで認識される障害物状況は、自車両周囲に存在する障害物までの相対距離D、相対速度Vrおよび自車速Vf等である。
ステップS130でリスクポテンシャル算出部60Bは、ステップS120で認識した障害物状況に基づいて、自車両周囲のリスクポテンシャルRPを算出する。リスクポテンシャルRPを算出するために、まず、自車両と障害物、例えば先行車との余裕時間TTCおよび車間時間THWを算出する。
余裕時間TTCは、先行車に対する現在の自車両の接近度合を示す物理量である。余裕時間TTCは、現在の走行状況が継続した場合、つまり自車速Vfおよび相対車速Vrが一定の場合に、何秒後に車間距離Dがゼロとなり自車両と先行車両とが接触するかを示す値であり、以下の(式1)により求められる。
余裕時間TTC=−D/Vr ・・・(式1)
余裕時間TTCの値が小さいほど、先行車への接触が緊迫し、先行車への接近度合が大きいことを意味している。例えば先行車への接近時には、余裕時間TTCが4秒以下となる前に、ほとんどのドライバが減速行動を開始することが知られている。
車間時間THWは、自車両が先行車に追従走行している場合に、想定される将来の先行車の車速変化による余裕時間TTCへの影響度合、つまり相対車速Vrが変化すると仮定したときの影響度合を示す物理量である。車間時間THWは、以下の(式2)で表される。
車間時間THW=D/Vf ・・・(式2)
車間時間THWは、車間距離Dを自車速Vfで除したものであり、先行車の現在位置に自車両が到達するまでの時間を示す。この車間時間THWが大きいほど、周囲環境変化に対する予測影響度合が小さくなる。つまり、車間時間THWが大きい場合には、もしも将来に先行車の車速が変化しても、先行車までの接近度合には大きな影響を与えず、余裕時間TTCはあまり大きく変化しないことを示す。なお、自車両が先行車に追従している場合は、(式2)において自車速Vfの代わりに先行車速を用いて車間時間THWを算出することもできる。
つぎに、上述したように算出した余裕時間TTCおよび車間時間THWを用いて、先行車に対するリスクポテンシャルRPを算出する。リスクポテンシャルRPは以下の(式3)により算出できる。
RP=a/THW+b/TTC ・・・(式3)
ここで、定数a、bは、車間時間THWおよび余裕時間TTCにそれぞれ適切な重み付けをするパラメータである。定数a、bは、a<bとなるように予め適切に設定しておく(例えばa=1,b=8)。
ステップS140で刺激量算出部60Dは、ステップS130で算出したリスクポテンシャルRPに応じて刺激量、すなわちアクセルペダル反力制御量dFを算出する。反力制御量dFはリスクポテンシャルRPに比例し、例えば以下の(式4)より算出することができる。
dF=k1・RP ・・・(式4)
ここで、k1は定数であり、予め適切な値を設定しておく。
ステップS150では、ステップS140で算出したアクセルペダル反力制御量dFをアクセルペダル反力制御装置80に出力する。アクセルペダル反力制御装置80は、コントローラ60からの指令に応じてアクセルペダル反力を制御し、自車両周囲のリスクポテンシャルRPを触覚情報として運転者に伝達する。
また、ステップS210で基準車速算出部60Fは、自車両が走行する道路の推奨車速Vt0を設定する。基準車速算出部60Fは、例えばナビゲーションシステムにおいて検出される自車両の現在位置に関する情報に従って、車速情報データベース40から自車両が走行する道路の制限車速を取得し、制限車速、車速センサ30の誤差、および燃費等を考慮して推奨車速Vt0を設定する。なお、推奨車速Vt0を道路の種別や制限車速に対応づけて予めデータベース化し、データベースから推奨車速Vt0を取得することもできる。
ステップS220では、ステップS210で取得した自車両が走行する道路の推奨車速Vt0を用いて、基準車速Vtを算出する。基準車速Vtは、以下の(式5)により算出する。
Vt=Vt0+α ・・・(式5)
(式5)において、αは推奨車速Vt0に対して自車両の基準車速Vtを設定するための所定値である。例えば、車速センサ30には一般的に誤差が生じるため、推奨車速Vt0に対してその誤差を見越して基準車速Vtを算出するために所定値αを予め適切に設定しておく。すなわち、(式5)に示すように、推奨車速Vt0に車速センサ30の誤差等を見越した所定値αを加えた値を、自車両が走行する際の基準となる基準車速Vtとして算出する。なお、この基準車速Vtは、自車両の将来的なリスクを予測するための指標であるといえる。例えば、自車両が基準車速Vtよりも速い速度で走行している場合は、将来的にリスクが大きくなっていくと予測できる。
ステップS230で必要情報判定部60Cは、ステップS110で検出した現在の自車速Vfと、ステップS220で算出した基準車速Vtとを比較する。自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合は、ステップS231へ進む。ステップS231では、表示装置110の表示モニタにおける背景色に関して(+)判定する。すなわち、表示モニタにおいて、自車両が走行する道路を淡い色で表示すると判定する。一方、自車速Vfが基準車速Vt以下である場合は、ステップS232へ進み、表示モニタにおける背景色に関して(−)判定する。すなわち、表示モニタにおいて、自車両が走行する道路を濃い色で表示すると判定する。
ステップS235では、ステップS130で算出したリスクポテンシャルRPを所定値RPaと比較し、表示モニタにおける背景色を決定する。具体的には、ステップS231で(+)判定された場合は、リスクポテンシャルRPの大きさに関わらず背景を淡い色で表示すると決定する。一方、ステップS232で(−)判定された場合、リスクポテンシャルRPが所定値RPaよりも小さいときは、背景を濃い色で表示し、リスクポテンシャルRPが所定値RPa以上のときは、背景を淡い色で表示すると決定する。なお、背景色の濃淡は、後述するように表示モニタに表示するリスクポテンシャルRPおよび先行車との相対的な輝度または色相の関係に依存するものである。
ステップS240で表示量算出部60Eは、ステップS130で算出したリスクポテンシャルRPおよびステップS235で決定した背景色に基づいて、表示量、すなわち表示装置110に表示するリスクポテンシャルRPの表示内容を決定する。ここで決定するリスクポテンシャルRPの表示内容については後述する。
ステップS250では、ステップS240で算出した表示量を表示装置110に出力する。表示装置110は、コントローラ60からの指令に応じた表示内容を表示モニタに表示し、自車両周囲のリスクポテンシャルRPを基準車速Vtに関する情報とともに視覚情報として運転者に伝達する。これにより、今回の処理を終了する。
図6(a)〜(c)および図7(a)〜(c)に、表示装置110におけるリスクポテンシャルRPの表示例を示す。図6(a)〜(c)は、自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合の表示例を示し、図7(a)〜(c)は、自車速Vfが基準車速Vt以下の場合の表示例を示している。
図6(a)および図7(a)に示すように、レーザレーダ10等のセンサによって先行車が検出されていない場合は、表示モニタの下方、かつ自車線のレーンマーカを表すラインBの間に自車両Aが表示される。自車両Aは例えば五角形で表される。このとき、自車両Aの前方、すなわち表示モニタの上方には何も表示されず、先行車が存在しないことを示している。
図6(b)(c)および図7(b)(c)に示すように、先行車が検出されている場合は、自車両Aの前方、すなわち表示モニタの上方に先行車Cが点灯し、自車両Aとともに表示モニタ上に表示される。先行車Cは、例えば自車両Aと同様に五角形で表す。また、自車両Aと先行車Cとの間のスペースをリスクポテンシャルRPの表示エリアとし、リスクポテンシャルRPを段階的にバー表示する。具体的には、リスクポテンシャルRPの大きさをバーの数で表し、リスクポテンシャルRPが増加するほど点灯するバーの数を増加させる。また、リスクポテンシャルRPの表示の全体は、自車両Aから離れるほど幅が広がる台形として表され、リスクポテンシャルRPが大きくなるほど先行車C側の幅および高さが大きくなる。
自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合は、図6(a)〜(c)に示すように、先行車CとリスクポテンシャルRPの表示の視認性を向上させるために、背景、すなわちレーンマーカBの間の道路を淡い色で表示する。すなわち、先行車CおよびリスクポテンシャルRPの表示色に対して背景色の輝度または色相を下げ、先行車CおよびリスクポテンシャルRPと背景色とのコントラストを大きくする。これにより、先行車CとリスクポテンシャルRPの表示を目立たせる。
また、表示モニタ上で自車両Aと先行車Cを容易に区別できるように、自車両Aと先行車Cの色を変えることが望ましい。例えば、自車両Aよりも先行車Cを濃い色、すなわち視認性の高い目立つ色で表示し、リスクポテンシャルRPを先行車Cと同色で表示する。
一方、自車速Vfが基準車速Vt以下の場合は、図7(a)(b)に示すように、レーンマーカBの間の背景色の輝度または色相を上げる。すなわち、背景を濃い色で表示し、自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合に比べて先行車CおよびリスクポテンシャルRPの表示と背景色とのコントラストを小さくする。ただし、リスクポテンシャルRPが所定値RPa以上の場合は、図7(c)に示すように背景色を薄くし、道路と先行車CおよびリスクポテンシャルRPとのコントラストを大きくして運転者がリスクポテンシャルRPが大きいことを容易に認識できるようにする。
なお、図6(a)〜(c)および図7(a)〜(c)において、先行車が検出されたときに、先行車までの車間距離に応じて表示モニタにおける先行車Cの表示位置を変更することもできる。
このように、以上説明した第1の実施の形態においては、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)車両用運転操作補助装置1は、自車両の前後方向に関するリスクポテンシャルRPをアクセルペダル反力により触覚を介して運転者に伝達するとともに、リスクポテンシャルRPおよび基準車速Vtに関する情報を表示装置110に表示する。このようにリスクポテンシャルRPを表示することにより、リスクポテンシャルを触覚を介して運転者に伝達する際に、運転者が容易にリスクポテンシャルを認識できるように補助することができる。特に、触覚を介したリスクポテンシャルの伝達システムに慣れていない運転者に対しては、システムに慣れるまでの学習課程を短縮することができる。また、既にシステムに慣れた運転者に対しても、システムの作動を開始した時のリスクポテンシャルの容易な認識を補助することができる。さらに、自車両が走行する道路の基準車速Vtに関する情報をリスクポテンシャルRPとともに表示することにより、自車両の将来的なリスクを直感的に運転者に認識させることができる。
(2)コントローラ60の必要情報判定部60Cは、リスクポテンシャルRPと基準車速Vtから、表示装置110に表示して運転者に伝達すべき情報を判定する。表示量算出部60Eは、必要情報判定部60Cにおける判定結果に応じて表示装置110における表示内容を設定する。具体的には、必要情報判定部60Cは自車速Vfと基準車速Vtとを比較する。第1の実施の形態では、図6(a)〜(c)、および図7(a)〜(c)に示すように自車速Vfと基準車速Vtとの比較結果に応じて表示装置110に表示する背景の色を変更する。例えば自車両が基準車速Vtよりも速い速度で走行する場合は将来的なリスクが増加すると予測できる。そこで、図6(a)〜(c)に示すように背景と先行車CおよびリスクポテンシャルRPの表示とのコントラストを大きくし、運転者にリスクの大きさを直感的に知らせる。一方、自車両が基準車速Vtよりも遅い場合は図7(a)(b)に示すように背景と先行車CおよびリスクポテンシャルRPとのコントラストを小さくする。ただし、必要情報判定部60CにおいてリスクポテンシャルRPを所定値RPaと比較し、リスクポテンシャルRPが所定値RPa以上の場合は背景とリスクポテンシャルRPとのコントラストを大きくする。これにより、リスクポテンシャルRPが大きいことを運転者に容易に知らせることができる。このように、基準車速Vtに関する情報を表示画面の背景色として表すことにより、自車速Vfが基準車速Vtよりも遅いか速いか、さらには自車両の将来的なリスクの変化を直感的に運転者に知らせることができる。
−第1の実施の形態の変形例−
上述した第1の実施の形態では、自車両の基準車速VtとリスクポテンシャルRPとに基づいて、表示モニタに表示する道路の色を決定した。ここでは、基準車速Vtのみに基づいて道路の表示色を決定する例について説明する。
図8(a)〜(c)および図9(a)〜(c)に、第1の実施の形態の変形例におけるリスクポテンシャルRPの表示例を示す。上述した第1の実施の形態と同様に、先行車が検出されないときは、レーンマーカBの間に自車両Aのみを表示する。先行車が検出されると、自車両Aの前方、すなわち表示モニタの上方に先行車Cを表示する。さらに、自車両Aと先行車Cとの間のスペースをリスクポテンシャル表示エリアとし、リスクポテンシャルRPを段階的にバー表示する。自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合は、図8(a)〜(c)に示すようにレーンマーカBの間の背景を淡い色で表示し、先行車CおよびリスクポテンシャルRPの表示色と背景色とのコントラストを大きくする。
一方、自車速Vfが基準車速Vt以下の場合は、図9(a)〜(c)に示すようにレーンマーカBの間の背景を濃い色で表示し、自車速Vfが基準車速Vtより速い場合に比べて、先行車CおよびリスクポテンシャルRPの表示色と背景色とのコントラストを小さくする。
図10は、第1の実施の形態の変形例における運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、一定間隔、例えば50msec毎に連続的に行われる。
ステップS310〜S350,およびステップS410〜S432での処理は、図5のフローチャートに示したステップS110〜S150,およびステップS210〜S232での処理と同様である。
ステップS440では、表示装置110に表示するリスクポテンシャルRPの表示内容を決定する。具体的には、自車速Vfと基準車速Vtとの比較結果に応じてステップS431またはS432で判定された背景色の判定内容に従って、背景色すなわち道路の表示色を決定する。また、ステップS330で算出したリスクポテンシャルRPに基づいてリスクポテンシャルRPとして表示するバーの数を決定する。
ステップS450では、ステップS440で決定した表示量を表示装置110に出力する。表示装置110には、リスクポテンシャルRPおよび基準車速Vtに応じて、図8(a)〜(c)または図9(a)〜(c)に示すような表示が行われる。
以上説明した第1の実施の形態の変形例においては、上述した第1の実施の形態と同様に、リスクポテンシャルRPをアクセルペダル反力として運転者に伝達するとともに、リスクポテンシャルRPおよび基準車速Vtに関する情報を表示装置110に表示して視覚情報として伝達することができる。具体的には、図8(a)〜(c)に示すように、自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合は背景と先行車CおよびリスクポテンシャルRPとのコントラストを大きくすることにより、将来的なリスクの増加を運転者に直感的に知らせることができる。
図11(a)〜(d)および図12(a)〜(d)に、第1の実施の形態の変形例における別の表示例を示す。図11(a)〜(d)および図12(a)〜(d)は、それぞれ自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合、および自車速Vfが基準車速Vt以下の場合のリスクポテンシャルRPを、先行車を後からみた図として示している。このとき、自車線のレーンマーカを表すラインEも表示し、レーンマーカEの上方に先行車Dを表示する。レーンマーカEは、遠近感を表すために先行車Dに近づくほど、すなわち表示モニタの上方ほど間隔が狭くなる。
センサによって先行車が検出されていない場合は、図11(a)、図12(a)に示すように先行車Dを表示せず、レーンマーカEのみを表示する。そして先行車が検出されると、図11(b)〜(d)および図12(b)〜(d)に示すように先行車Dを表示する。この表示例では、表示モニタにおける道路および背景の色を例えば黒に固定して変更せず、自車速Vfと基準車速Vtとの比較結果に応じて先行車DおよびレーンマーカEの色を変更する。
図11(a)〜(d)に示すように、自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合は、背景色に対して先行車DおよびレーンマーカEの色相を下げて、または輝度を上げて表示する。すなわち、先行車DおよびレーンマーカEの表示色と背景色とのコントラストを大きくして、先行車DおよびレーンマーカEを目立たせる。また、先行車が存在するときは表示モニタ上の先行車Dの下方、かつレーンマーカEの間に先行車に対するリスクポテンシャルRPを表示する。リスクポテンシャルRPの大きさは、表示される楕円状のエリアの数で表され、リスクポテンシャルRPが増加するほど点灯エリアが多く、かつ大きくなる。
例えばリスクポテンシャルRPが小さい場合は、図11(b)に示すように先行車Dの直下に楕円状のエリアを一つだけ表示する。リスクポテンシャルRPが中程度になると、図11(c)に示すように表示されるエリアの数が先行車Dの下方へ向かって増加する。このとき、先行車Dの下方ほど点灯エリアの幅が大きくなる。さらにリスクポテンシャルRPが大きくなると、図11(d)に示すように点灯エリアの数がさらに増加し、点灯エリアの幅もさらに大きくなる。すなわち、リスクポテンシャルRPの全体は、先行車Dから離れるほど幅が広くなるピラミッド状に表示され、リスクポテンシャルRPが大きくなるほど点灯エリアが拡大し、表示モニタ下方の仮想の自車両位置に近づくように表示される。
一方、図12(a)〜(d)に示すように、自車速Vfが基準車速Vt以下の場合は、自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合に比べて、先行車DおよびレーンマーカEの表示色と背景色とのコントラストを小さくする。なお、自車速Vfが基準車速Vt以下の場合も、自車両周囲のリスクポテンシャルRPに応じて点灯エリアを変更する。
このように、自車両のリスクポテンシャルRPを表示し、自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合は、先行車DおよびレーンマーカEと背景とのコントラストを大きくすることにより、現在のリスクポテンシャルRPとともに、将来的なリスクの増加を運転者に直感的に知らせることができる。
《第2の実施の形態》
以下に、本発明の第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。図13に、第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置2の構成、特にコントローラ61の内部および周辺の構成のブロック図を示す。図13において、図3に示した第1の実施の形態と同様な機能を有する箇所には同一の符号を付している。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
第2の実施の形態においては、上述した第1の実施の形態と同様に、自車両周囲の走行環境に基づいてリスクポテンシャルRPを算出し、リスクポテンシャルRPと、自車両が走行する道路の推奨車速Vt0に関する情報とを表示モニタ110に視覚情報として表示する。さらに、リスクポテンシャルRPに応じたアクセルペダル反力制御を行う。このとき、推奨車速Vt0に関する情報も、触覚を介して、すなわちアクセルペダル反力として運転者に伝達する。
具体的には、リスクポテンシャルRPが所定値RPaよりも小さい場合は、自車速Vfと基準車速Vtとの差(Vf−V0)に基づいて、アクセルペダル反力制御量dFを補正する。リスクポテンシャルRPが所定値RPa以上の場合は、基準車速Vtを用いた反力制御量dFの補正は行わない。以下に、第2の実施の形態における車両用運転操作補助装置2の動作を、図14のフローチャートを用いて詳細に説明する。
図14は、第2の実施の形態における運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、一定間隔、例えば50msec毎に連続的に行われる。
ステップS510〜S530,およびステップS610〜S650での処理は、図5のフローチャートに示したステップS110〜S130、およびステップS210〜S250での処理と同様である。
ステップS540で刺激量算出部60Dは、ステップS530で算出したリスクポテンシャルRP、および自車速Vfと基準車速Vtとの差(Vf−Vt)に基づいて、アクセルペダル82の反力制御量dFを算出する。具体的には、リスクポテンシャルRPが所定値RPaより小さいか大きいかによって、異なる算出式で反力制御量dFを算出する。まず、リスクポテンシャルRPが所定値RPa以上の場合の反力制御量dFの算出方法について説明する。
図15に、リスクポテンシャルRPと基準反力制御量dF1との関係を示し、図16に、車速差(Vf−Vt)に対する補正反力制御量dF0を示す。図17には、リスクポテンシャルRPと実反力制御量dFactとの関係を示す。ここで、実際にアクセルペダル反力制御装置80に出力する反力制御量dFを、実反力制御量dFactとする。
図15に示すように、基準反力制御量dF1はリスクポテンシャルRPに比例して増加する。リスクポテンシャルRPが所定値RPaのときの基準反力制御量dF1をdFaとすると、基準反力制御量dF1は以下の(式6)で表される。
dF1=dFa/RPa×RP ・・・(式6)
リスクポテンシャルRPが所定値RPa以上の場合は、基準反力制御量dF1をそのまま反力制御量dFとして用いる。すなわち、反力制御量dFは、以下の(式7)で表される。
dF=dFa/RPa×RP (RP≧RPa)・・・(式7)
一方、リスクポテンシャルRPが所定値RPaより小さい場合、自車速Vfが基準車速Vtよりも速いときはアクセルペダル反力を大きくし、自車速Vfが基準車速Vtより遅いときはアクセルペダル反力を小さくするような反力制御量dFを算出する。そこで、まず、現在の自車速Vfと基準車速Vtとの差(Vf−Vt)を算出し、図16に示すように車速差(Vf−Vt)に応じた補正反力制御量dF0を算出する。補正反力制御量dF0は、定数k2を用いて以下の(式8)により算出できる。
dF0=k2×(Vf−Vt) ・・・(式8)
補正反力制御量dF0は、リスクポテンシャルRP=0のときの反力制御量dFに相当し、自車速Vfが基準車速Vtに対して大きくなるほど増加する。反力制御量dFは、所定値RPa、dFa、および補正反力制御量dF0を用いて、以下の(式9)により算出できる。
dF={(dFa−dF0)/RPa}×RP+dF0
={(dFa−(k2×(Vf−Vt))/RPa}×RP+k2×(Vf−Vt) (RP<RPa)・・・(式9)
なお、自車両が基準車速Vtで走行するとき、すなわち車速差(Vf−Vt)=0のときは、(式9)は上述した(式7)と等しくなる。
ステップS540で、上述したように反力制御量dFを算出すると、ステップS541へ進む。ステップS541では、ステップS540で算出した反力制御量dFが0以上であるか否かを判定する。反力制御量dFが0以上である場合は、ステップS542へ進み、ステップS540で算出した反力制御量dFを、実反力制御量dFactとして設定する。一方、反力制御量dFが0未満である場合はステップS543へ進み、実反力制御量dFactに0を設定する。
これにより、図17に示すように、リスクポテンシャルRPが所定値RPaよりも小さい場合は、自車速Vfが基準車速Vtより速いほど実反力制御量dFactが大きくなり、自車速Vfが基準車速Vtより遅いほど実反力制御量dFactが小さくなる。ただし、実反力制御量dFactの最小値は0であり、実反力制御量dFact=0のときはアクセルペダル82に反力を付加しない。また、リスクポテンシャルRPが所定値RPa以上の場合は、車速差(Vf−Vt)に関わらず、リスクポテンシャルRPのみに応じた実反力制御量dFactとなる。リスクポテンシャルRPが最大値RPmaxを超えると、実反力制御量dFactは最大値dFmaxに固定される。
ステップS550では、ステップS542またはS543で設定した実反力制御量dFactをアクセルペダル反力制御装置80に出力する。アクセルペダル反力制御装置80は、コントローラ61からの指令に応じてアクセルペダル反力を制御し、自車両周囲のリスクポテンシャルRPを触覚情報として運転者に伝達する。
また、ステップS640で算出した表示量は、ステップS650で表示装置110に出力される。表示装置110は、コントローラ61からの指令に応じた表示内容を表示モニタに表示し、自車両周囲のリスクポテンシャルRPを推奨車速情報とともに視覚情報として運転者に伝達する。
つぎに、図18〜図23を用いて、第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置2の作用を説明する。ここでは、自車両が先行車に接近する場合のアクセルペダル反力の変化と、表示装置110の表示内容の変化を例として説明する。
図18〜図20は、自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合のリスクポテンシャルRPの時間変化、実反力制御量dFactの時間変化、および表示装置110における表示の例をそれぞれ示している。また、図21〜図23は、自車速Vfが基準車速Vtより遅い場合のリスクポテンシャルRPの時間変化、実反力制御量dFactの時間変化、および表示装置110における表示の例をそれぞれ示している。まず、自車両が基準車速Vtよりも速い速度で走行した場合について説明する。
図18(a)に示すリスクポテンシャルRPの時間変化において、現在(t=0)のリスクポテンシャルRPを○で示す。図18(b)において、現在(t=0)の実反力制御量dFactを○で示す。リスクポテンシャルRPの変化に応じて、実反力制御量dFactは図18(b)に実線で示すように変化していく。自車両が基準車速Vtで走行した場合(Vf=Vt)の実反力制御量dFactを、図18(b)に破線で示す。自車速Vfは基準車速Vtよりも速いので、リスクポテンシャルRP=0のとき(t=0)、実反力制御量dFact=dF0である。すなわち、リスクポテンシャルRPは0であるが、アクセルペダル82には車速差(Vf−Vt)に応じた反力が付加される。
表示装置110の表示モニタには、リスクポテンシャルRP=0で、先行車が存在しないので、図18(c)に示すように自車両AのみがレーンマーカBの間に表示される。このとき、表示モニタにおいてレーンマーカBの間の道路は淡い(薄い)色で表示される。
図19(a)に示すようにリスクポテンシャルRPが増加していくと、図19(b)に示すように実反力制御量dFactも増加する。アクセルペダル82には、自車両が基準車速Vtで走行した場合に比べて大きな実反力制御量dFactが付加される。このとき、表示モニタには、図19(c)に示すように自車両Aとともに、自車両Aの上方に先行車Cが表示される。自車両Aと先行車Cとの間はリスクポテンシャル表示エリアとして用いられ、リスクポテンシャルRPを段階的にバー表示する。ここでは、表示するバーの数でリスクポテンシャルRPの大きさを表している。
また、先行車が存在しない場合(図18(c)参照)と同様に、レーンマーカBの間の道路は淡い色で表示される。先行車CおよびリスクポテンシャルRPを道路の表示色に対して濃い色で表示し、先行車CおよびリスクポテンシャルRPと道路とのコントラストを大きくしている。
図20(a)に示すようにリスクポテンシャルRPが所定値RPa以上となると、車速差(Vf−Vt)に応じた実反力制御量dFactの補正は行わない。従って、実反力制御量dFactの変化は、図20(b)に示すように、破線で示す基準車速通りの実反力制御量dFactの変化と等しくなる。すなわち、アクセルペダル82には車速差(Vf−Vt)に関わらず、リスクポテンシャルRPのみに応じた実反力制御量dFactが付加される。図20(c)に示すように、自車両周囲のリスクポテンシャルRPが増加すると、リスクポテンシャル表示エリアに表示されるバーの数も増加する。この場合も、表示モニタにおいてレーンマーカBの間の道路は淡い色で表示され、道路に対して先行車CとリスクポテンシャルRPが目立つようにしている。
つぎに、自車両が基準車速Vtより遅い速度で走行した場合について説明する。
図21(a)に示すリスクポテンシャルRPの時間変化において、現在(t=0)のリスクポテンシャルRPを○で示す。図21(b)において現在(t=0)の実反力制御量dFactを○で示す。リスクポテンシャルRPの変化に応じて、実反力制御量dFactは図21(b)に実線で示すように変化していく。自車両が基準車速Vtで走行した場合(Vf=Vt)の実反力制御量dFactを、図21(b)に破線で示す。自車速Vfは基準車速Vtよりも遅いので、リスクポテンシャルRP=0のとき(t=0)、実反力制御量dFact=0である。すなわち、リスクポテンシャルRPが0のとき、アクセルペダル82には反力が付加されない。
表示装置110の表示モニタには、リスクポテンシャルRP=0で、先行車が存在しないので、図21(c)に示すように自車両AのみがレーンマーカBの間に表示される。このとき、表示モニタにおいてレーンマーカBの間の道路は濃い色で表示される。
図22(a)に示すようにリスクポテンシャルRPが増加していくと、図22(b)に示すように実反力制御量dFactも増加していく。ただし、自車速Vfが基準車速Vtよりも遅いため、アクセルペダル82には自車両が基準車速Vtで走行した場合に比べて小さい実反力制御量dFactが付加される。
このとき、表示モニタには、図22(c)に示すように自車両Aとともに、自車両Aの上方に先行車Cが表示される。自車両Aと先行車Cとの間はリスクポテンシャル表示エリアとして用いられ、リスクポテンシャルRPが段階的にバー表示される。レーンマーカBの間の道路は、自車速Vfが基準車速Vtより速い場合に比べて濃い色、すなわち先行車CおよびリスクポテンシャルRPの表示に近い色で表示される。
図23(a)に示すようにリスクポテンシャルRPが所定値RPa以上となると、車速差(Vf−Vt)に応じた実反力制御量dFactの補正は行わない。従って、実反力制御量dFactの変化は、図23(b)に示すように、破線で示す基準車速通りの実反力制御量dFactの変化と等しくなる。すなわち、アクセルペダル82には車速差(Vf−Vt)に関わらず、リスクポテンシャルRPのみに応じた実反力制御量dFactが付加される。ただし、図23(c)に示すようにレーンマーカBの間の道路を淡い色で表示するように変更し、自車速Vfが基準車速Vtよりも速いときと同様に、表示モニタにおいて先行車CとリスクポテンシャルRPの表示を目立たせる。
このように、以上説明した第2の実施の形態においては、上述した第1の実施の形態の効果に加えて以下のような作用効果を奏することができる。
(1)車両用運転操作補助装置2は、自車両の前後方向に関するリスクポテンシャルRPと、自車両が走行する道路の基準車速Vtに関する情報を、触覚を介して運転者に伝達する。これにより、現在のリスクポテンシャルRPと、基準車速Vtから予測できる自車両の将来的なリスクを運転者に伝達することができる。
(2)車両用運転操作補助装置2においては、リスクポテンシャルRPおよび基準車速Vtに関する情報を、アクセルペダル反力として運転者に伝達する。運転者がほぼ常に接触しているアクセルペダル82の反力を用いることにより、情報伝達を確実に行うことができる。
(3)コントローラ61の必要情報判定部60Cは、リスクポテンシャルRPと基準車速Vtから、アクセルペダル反力として運転者に伝達すべき情報を判定する。これにより、運転者に伝達する必要性のある情報を効果的に運転者に伝達することができる。
(4)コントローラ61の刺激量算出部60Dは、必要情報判定部60Cの判定結果に応じてリスクポテンシャルRPに応じて算出する反力制御量dFを補正し、補正した反力制御量dFactをアクセルペダル82に発生させる。これにより、運転者に伝達するべき情報をアクセルペダル反力として運転者に効果的に伝達することができる。なお、第2の実施の形態においては必要情報判定部60Cの判定結果に応じて反力制御量dFを補正した。ただし、反力制御量dFはリスクポテンシャルRPに応じて算出する値であるので、判定結果に応じてリスクポテンシャルRPを補正し、補正したリスクポテンシャルRPに応じて反力制御量dFを算出しても同様の結果を得ることができる。すなわち、アクセルペダル82にリスクポテンシャルRPおよび基準車速Vtに関する情報に応じた反力を発生させることができれば、リスクポテンシャルRPおよび反力制御量dFのいずれかを補正することも、両者を補正することも可能である。
(5)コントローラ61は、自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合に、リスクポテンシャルRPが大きくなるように補正し、自車速Vfが基準車速Vtよりも遅い場合に、リスクポテンシャルRPが小さくなるように補正する。ここでは、リスクポテンシャルRPを補正する代わりに、リスクポテンシャルRPに応じて算出する反力制御量dFを補正する。具体的には、リスクポテンシャル算出部60Bで算出するリスクポテンシャルRPに応じて基準反力制御量dF1を算出し、基準車速Vtと自車速Vfとの差(Vf−Vt)に応じて補正反力制御量dF0を算出する。そして、基準反力制御量dF1と補正反力制御量dF0を用いて反力制御量dFを算出する。これにより、リスクポテンシャルRPに応じた基準反力制御量dF1に基準車速Vtに関する情報を付加して反力制御量dFを算出することができる。図17に示すように、自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合は、自車両が基準車速Vtで走行した場合に比べて実反力制御量dFactが大きくなり、自車速Vfが基準車速Vtよりも遅い場合は、実反力制御量dFactが小さくなるように補正する。これにより、自車速Vfが基準車速Vtより速いか遅いかをアクセルペダル反力として運転者に伝達することができ、現在のリスクポテンシャルRPとともに将来的なリスクを運転者に直感的に知らせることができる。
(6)コントローラ61は、リスクポテンシャルRPが所定値RPaよりも小さいときにリスクポテンシャルRPを補正する。ここでは、リスクポテンシャルRPが所定値RPaよりも小さいときにリスクポテンシャルRPに基づいて算出する反力制御量dFを補正する。具体的には、図17に示すように、リスクポテンシャルRPが所定値RPaよりも小さい領域では基準反力制御量dF1と補正反力制御量dF0とを用いて実反力制御量dFactを算出し、リスクポテンシャルRPが所定値RPa以上の領域では基準反力制御量dF1を用いて実反力制御量dFactを算出する。これにより、リスクポテンシャルRPが所定値RPa以上の場合にはリスクポテンシャルRPの情報をアクセルペダル反力として優先的に運転者に知らせることができる。一方、リスクポテンシャルRPが所定値RPaよりも小さい場合はリスクポテンシャルRPとともに基準車速Vtに関する情報もアクセルペダル反力として運転者に知らせ、将来的なリスクを直感的に運転者に知らせることができる。
(7)車両用運転操作補助装置2は、リスクポテンシャルRPおよび基準車速Vtに関する情報を表示する表示装置110を備えている。これらの情報を表示することにより、触覚、すなわちアクセルペダル反力を介した情報の認識を補助することができる。なお、第2の実施の形態においては自車速Vfと基準車速Vtとの比較結果に応じて表示装置110に表示する背景の色を変更した。ただし、これには限定されず、背景色を一定としてリスクポテンシャルRPのみを表示することもできる。この場合でも、リスクポテンシャルRPを視覚情報として運転者に伝達し、運転者がアクセルペダル反力を介してリスクポテンシャルRPを認識する際に補助することができる。
(8)コントローラ61の必要情報判定部60Cは、自車速Vfと基準車速Vtとを比較し、表示量算出部60Eは、比較結果に応じて表示装置110の表示内容を設定する。具体的には、図18(c)〜図20(c)に示すように、自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合は表示モニタにおいて先行車CおよびリスクポテンシャルRPと背景とのコントラストを大きくする。また、図21(c)および図22(c)に示すように、自車速Vfが基準車速Vtよりも遅い場合は表示モニタにおいて先行車CおよびリスクポテンシャルRPと背景とのコントラストを小さくする。また、必要情報判定部60CにおいてリスクポテンシャルRPを所定値RPaと比較し、自車速Vfが基準車速Vtより遅い場合でも、リスクポテンシャルRPが所定値RPa以上の時は図23(c)に示すように先行車CおよびリスクポテンシャルRPと背景とのコントラストを大きくする。これにより、リスクポテンシャルRPを運転者が容易に認識できるようにする。このように、リスクポテンシャルRPと基準車速Vtに関する情報から表示内容を設定することにより、現在のリスクポテンシャルRPと将来的なリスクを運転者に効果的に知らせることができる。
−第2の実施の形態の変形例−
上述した第2の実施の形態では、リスクポテンシャルRPおよび車速差(Vf−Vt)に基づいて表示モニタにおける道路色を決定し、さらに、リスクポテンシャルRPが所定値RPaよりも小さい場合のみに車速差(Vf−Vt)を用いて反力制御量dFを補正した。ここでは、車速差(Vf−Vt)のみに基づいて道路色を決定し、リスクポテンシャルRPの大きさに関わらず反力制御量dFを補正する例を説明する。
図24に、第2の実施の形態の変形例における運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャートを示す。この処理は、一定間隔、例えば50msec毎に連続的に行われる。
ステップS710〜S730,およびステップS810〜S832での処理は、図14のフローチャートに示したステップS510〜S530,およびステップS610〜S632での処理と同様である。
ステップS740で刺激量算出部60Dは、ステップS730で算出したリスクポテンシャルRP、および自車速Vfと基準車速Vtとの差(Vf−Vt)に基づいて、アクセルペダル82の反力制御量dFを算出する。図25に、リスクポテンシャルRPと基準反力制御量dF1との関係を示し、図26に、車速差(Vf−Vt)と補正反力制御量dF2との関係を示す。図27には、リスクポテンシャルRPと実反力制御量dFactとの関係を示す。ここで、実際にアクセルペダル反力制御装置80に出力する反力制御量dFを、実反力制御量dFactとする。
図25に示すように、基準反力制御量dF1はリスクポテンシャルRPに比例して増加する。基準反力制御量dF1は、定数k1を用いて以下の(式10)で表される。
dF1=k1×RP ・・・(式10)
図26に示すように、補正反力制御量dF2は車速差(Vf−Vt)に比例する。補正反力制御量dF2は、定数k2を用いて以下の(式11)で表される。
dF2=k2×(Vf−Vt) ・・・(式11)
(式10)から算出した基準反力制御量dF1と、(式11)から算出した補正反力制御量dF2とを用いて、反力制御量dFを算出する。反力制御量dFは、基準反力制御量dF1に補正反力制御量dF2を付加した値であり、以下の(式12)から算出できる。
dF=dF1+dF2 ・・・(式12)
ステップS740で上述したように反力制御量dFを算出すると、ステップS741へ進む。ステップS741では、ステップS740で算出した反力制御量dFが0以上であるか否かを判定する。反力制御量dFが0以上である場合は、ステップS742へ進み、ステップS740で算出した反力制御量dFを、実反力制御量dFactとして設定する。一方、反力制御量dFが0未満である場合はステップS743へ進み、実反力制御量dFactに0を設定する。
これにより、図27に示すように基準車速Vtに対して自車速Vfが速いほど実反力制御量dFactが大きくなり、基準車速Vtに対して自車速Vfが遅いほど実反力制御量dFactが小さくなる。ただし、実反力制御量dFactの最小値は0であり、実反力制御量dFact=0のときはアクセルペダル反力を発生しない。
図27に破線で示すように、自車速Vf=基準車速Vtの場合は、リスクポテンシャルRPが最大値RPmaxを超えると実反力制御量dFactを最大値dFmaxに固定する。自車速Vfが基準車速Vtより速い場合、また遅い場合でも、実反力制御量dFactの上限は最大値dFmaxに制限する。実反力制御量dFactが最大値dFmaxに達した後は、リスクポテンシャルRPが増加しても実反力制御量dFactは変化しない。
ステップS750では、ステップS742またはS743で設定した実反力制御量dFactをアクセルペダル反力制御装置80に出力する。
ステップS840で表示量算出部60Eは、表示装置110に表示するリスクポテンシャルRPの表示内容を決定する。具体的には、自車速Vfと基準車速Vtとの比較結果に応じてステップS831またはS832で判定された背景色の判定内容に従って、背景色すなわち道路の表示色を決定する。また、ステップS730で算出したリスクポテンシャルRPに基づいてリスクポテンシャルRPとして表示するバーの数を決定する。ステップS850では、ステップS840で算出した表示量を表示装置110に出力する。これにより、今回の処理を終了する。
つぎに、図28〜図33を用いて、第2の実施の形態の変形例による車両用運転操作補助装置2の作用を説明する。ここでは、自車両が先行車に接近する場合のアクセルペダル反力の変化と、表示装置110の表示内容の変化を例として説明する。
図28〜図30は、自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合のリスクポテンシャルRPの時間変化、実反力制御量dFactの時間変化、および表示装置110における表示の例をそれぞれ示している。また、図31〜図33は、自車速Vfが基準車速Vtより遅い場合のリスクポテンシャルRPの時間変化、実反力制御量dFactの時間変化、および表示装置110における表示の例をそれぞれ示している。まず、自車両が基準車速Vtよりも速い速度で走行した場合について説明する。
図28(a)に示すリスクポテンシャルRPの時間変化において、現在(t=0)のリスクポテンシャルRPを○で示す。図28(b)において現在(t=0)の実反力制御量dFactを○で示す。リスクポテンシャルRPの変化に応じて、実反力制御量dFactは図28(b)に実線で示すように変化していく。自車両が基準車速Vtで走行した場合(Vf=Vt)の実反力制御量dFactを、図28(b)に破線で示す。自車速Vfが基準車速Vtよりも速いので、リスクポテンシャルRP=0のとき(t=0)でもアクセルペダル82には車速差(Vf−Vt)に応じた反力が付加される。
表示装置110の表示モニタには、リスクポテンシャルRP=0で、先行車が存在しないので、図28(c)に示すように自車両AのみがレーンマーカBの間に表示される。このとき、表示モニタにおいて道路は淡い(薄い)色で表示される。
図29(a)に示すようにリスクポテンシャルRPが増加していくと、図29(b)に示すように実反力制御量dFactも増加する。アクセルペダル82には、自車両が基準車速Vtで走行した場合に比べて大きな実反力制御量dFactが付加される。このとき、表示モニタには、図29(c)に示すように自車両Aとともに、自車両Aの上方に先行車Cが表示される。自車両Aと先行車Cとの間はリスクポテンシャル表示エリアとして用いられ、リスクポテンシャルRPを段階的にバー表示する。レーンマーカBの間の道路の表示色に対して、先行車CおよびリスクポテンシャルRPを濃い色で表示し、先行車CおよびリスクポテンシャルRPと道路とのコントラストを大きくしている。
図30(a)に示すようにリスクポテンシャルRPがさらに増加し、最大値RPmaxを超えると、図30(b)に示すように実反力制御量dFactは最大値dFmaxに固定される。これにより、アクセルペダル82には最大の反力制御量が付加される。この場合も、図30(c)に示すように表示モニタにおいてレーンマーカBの間の道路を淡い色で表示し、道路に対して先行車CとリスクポテンシャルRPが目立つようにしている。
つぎに、自車両が基準車速Vtより遅い速度で走行した場合について説明する。
図31(a)に示すリスクポテンシャルRPの時間変化において、現在(t=0)のリスクポテンシャルRPを○で示す。図31(b)において現在(t=0)の実反力制御量dFactを○で示す。リスクポテンシャルRPの変化に応じて、実反力制御量dFactは図31(b)に実線で示すように変化していく。自車両が基準車速Vtで走行した場合(Vf=Vt)の実反力制御量dFactを、図31(b)に破線で示す。自車速Vfは基準車速Vtよりも遅いので、リスクポテンシャルRP=0のとき(t=0)アクセルペダル82には反力を付加しない。
表示装置110の表示モニタには、リスクポテンシャルRP=0で、先行車が存在しないので、図31(c)に示すように自車両AのみがレーンマーカBの間に表示される。このとき、表示モニタにおいてレーンマーカBの間の道路は濃い色で表示される。
図32(a)に示すようにリスクポテンシャルRPが増加していくと、図32(b)に示すように実反力制御量dFactも増加していく。ただし、自車速Vfが基準車速Vtよりも遅いため、アクセルペダル82には自車両が基準車速Vtで走行した場合に比べて小さい実反力制御量dFactが付加される。
このとき、表示モニタには、図32(c)に示すように自車両Aとともに、自車両Aの上方に先行車Cが表示される。自車両Aと先行車Cとの間はリスクポテンシャル表示エリアとして用いられ、リスクポテンシャルRPを段階的にバー表示する。レーンマーカBの間の道路は、自車速Vfが基準車速Vtより速い場合に比べて濃い色、すなわち先行車CおよびリスクポテンシャルRPの表示に近い色で表示される。
図33(a)に示すようにリスクポテンシャルRPが最大値RPmaxを超えてさらに大きくなると、図33(b)に示すように実反力制御量dFactは最大値dFmaxに固定される。これにより、アクセルペダル82には最大の反力制御量が付加される。このとき、表示モニタには、図33(c)に示すようにレーンマーカBの間に自車両A、先行車CおよびリスクポテンシャルRPが表示される。自車速Vfが基準車速Vtよりも遅いため、レーンマーカBの間の道路は濃い色、すなわち先行車AおよびリスクポテンシャルRPの表示に近い色で表示される。
このように、以上説明した第2の実施の形態の変形例においては、上述した第2の実施の形態の効果に加えて以下のような作用効果を奏することができる。
コントローラ61は、自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合に、リスクポテンシャルRPが大きくなるように補正し、自車速Vfが基準車速Vtよりも遅い場合に、リスクポテンシャルRPが小さくなるように補正する。ここでは、リスクポテンシャルRPを補正する代わりに、リスクポテンシャルRPに応じて算出する反力制御量dFを補正する。具体的には、リスクポテンシャル算出部60Bで算出するリスクポテンシャルRPに応じて基準反力制御量dF1を算出し、基準車速Vtと自車速Vfとの差(Vf−Vt)に応じて補正反力制御量dF2を算出する。そして、基準反力制御量dF1と補正反力制御量dF2とを加算することにより反力制御量dFを算出する。これにより、リスクポテンシャルRPに応じた基準反力制御量dF1に基準車速Vtに関する情報を付加して反力制御量dFを算出することができる。図27に示すように、自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合は、自車両が基準車速Vtで走行した場合に比べて実反力制御量dFactが大きくなり、自車速Vfが基準車速Vtよりも遅い場合は、実反力制御量dFactが小さくなるように補正する。これにより、自車速Vfが基準車速Vtより速いか遅いかをアクセルペダル反力として運転者に伝達することができ、現在のリスクポテンシャルRPとともに将来的なリスクを運転者に直感的に知らせることができる。
なお、第2の実施の形態の変形例においてはリスクポテンシャルRPの大きさに関わらず反力制御量dFを補正するので、簡単な手法により基準車速Vtに関する情報を組み込んだ実反力制御量dFactを算出することができる。
《第3の実施の形態》
以下に、本発明の第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。図34に、第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置3の構成、特にコントローラ62の内部および周辺の構成のブロック図を示す。図34において、図13に示した第2の実施の形態と同様な機能を有する箇所には同一の符号を付している。ここでは、第2の実施の形態、特に第2の実施の形態の変形例との相違点を主に説明する。
第3の実施の形態においては、上述した第2の実施の形態と同様に、自車両周囲のリスクポテンシャルRPとともに、推奨車速Vt0に関する情報も触覚を介して運転者に伝達する。さらに、自車両周囲のリスクポテンシャルRPの代わりに、運転者に伝達する触覚情報、すなわち反力制御量、および推奨車速Vt0に関する情報を表示装置110に表示する。
図34に示すように、表示量算出部60Eには、刺激量算出部60Dからの信号が入力される。表示量算出部60Eは、基準車速算出部60Fで算出される基準車速Vtと、刺激量算出部60Dで算出される反力制御量dFに基づいて、表示装置110の表示内容を決定する。なお、リスクポテンシャル算出部60Bにおける自車両周囲のリスクポテンシャルRPの算出方法、および刺激量算出部60Dにおける反力制御量dFの算出方法は、上述した第2の実施の形態の変形例と同様である。すなわち、第3の実施の形態においては、自車両周囲のリスクポテンシャルRPに基づいて反力制御量dFを、自車速Vfと基準車速Vtとの差(Vf−Vt)を用いて補正し、補正した反力制御量dFに基づいてアクセルペダル反力制御を行う。
以下に、第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置3の動作を、図35を用いて説明する。図35は、第3の実施の形態における運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャートを示す。この処理は、一定間隔、例えば50msec毎に連続的に行われる。
ステップS910〜S950,およびステップS1010〜S1032での処理は、図24のフローチャートに示したステップS710〜S750,およびステップS810〜S832での処理と同様である。
ステップS1040で表示量算出部60Eは、表示装置110に表示する表示内容を決定する。具体的には、自車速Vfと基準車速Vtとの比較結果に応じてステップS1031またはS1032で判定された背景色の判定内容に従って、背景色すなわち道路の表示色を決定する。また、ステップS940で算出した反力制御量dFを表示するための表示量を決定する。ここでは、後述するように反力制御量dFを段階的にバー表示するため、算出した反力制御量dFに応じたバーの数を決定する。ステップS1050では、ステップS1040で算出した表示量を表示装置110に出力する。これにより、今回の処理を終了する。
つぎに、図36〜図41を用いて、第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置3の作用を説明する。ここでは、自車両が先行車に接近する場合のアクセルペダル反力の変化と、表示装置110の表示内容の変化を例として説明する。
図36〜図38は、自車速Vfが基準車速Vtよりも速い場合のリスクポテンシャルRPの時間変化、実反力制御量dFactの時間変化、および表示装置110における表示の例をそれぞれ示している。また、図39〜図41は、自車速Vfが基準車速Vtより遅い場合のリスクポテンシャルRPの時間変化、実反力制御量dFactの時間変化、および表示装置110における表示の例をそれぞれ示している。まず、自車両が基準車速Vtよりも速い速度で走行した場合について説明する。
図36(a)に示すリスクポテンシャルRPの時間変化において、現在(t=0)のリスクポテンシャルRPを○で示す。図36(b)において現在(t=0)の実反力制御量dFactを○で示す。リスクポテンシャルRPの変化に応じて、実反力制御量dFactは図36(b)に実線で示すように変化していく。自車両が基準車速Vtで走行した場合(Vf=Vt)の実反力制御量dFactを、図36(b)に破線で示す。自車速Vfが基準車速Vtよりも速いので、リスクポテンシャルRP=0のとき(t=0)でもアクセルペダル82には車速差(Vf−Vt)に応じた反力が付加される。
表示装置110の表示モニタには、先行車が存在しないので、図36(c)に示すように自車両AがレーンマーカBの間に表示される。自車速Vfが基準車速Vtよりも速いため、リスクポテンシャルRP=0でも実反力制御量dFactが発生する。従って、表示モニタの自車両Aの上方には実反力制御量dFactを、実反力制御量dFactの大きさに応じて段階的に数が変化するバーで表示する。すなわち、表示モニタにおける自車両Aの上方を反力表示エリアとして用いている。また、表示モニタにおいてレーンマーカBの間の道路を淡い(薄い)色で表示する。
図37(a)に示すようにリスクポテンシャルRPが増加していくと、図37(b)に示すように実反力制御量dFactも増加する。アクセルペダル82には、自車両が基準車速Vtで走行した場合に比べて大きな実反力制御量dFactが付加される。このとき、表示モニタには、図37(c)に示すように自車両Aとともに、反力表示エリアの上方に先行車Cを表示する。なお、レーンマーカBの間の道路の表示色に対して、先行車Cおよび実反力制御量dFactを濃い色で表示し、先行車Cおよび実反力制御量dFactと道路とのコントラストを大きくしている。
図38(a)に示すようにリスクポテンシャルRPがさらに増加し、最大値RPmaxを超えると、図38(b)に示すように実反力制御量dFactは最大値dFmaxに固定される。これにより、アクセルペダル82には最大の反力制御量が付加される。この場合も、図38(c)に示すように表示モニタにおいてレーンマーカBの間の道路を淡い色で表示し、道路に対して先行車Cと実反力制御量dFactが目立つようにしている。
つぎに、自車両が基準車速Vtより遅い速度で走行した場合について説明する。
図39(a)に示すリスクポテンシャルRPの時間変化において、現在(t=0)のリスクポテンシャルRPを○で示す。図39(b)において現在(t=0)の実反力制御量dFactを○で示す。リスクポテンシャルRPの変化に応じて、実反力制御量dFactは図39(b)に実線で示すように変化していく。自車両が基準車速Vtで走行した場合(Vf=Vt)の実反力制御量dFactを、図39(b)に破線で示す。自車速Vfは基準車速Vtよりも遅いので、リスクポテンシャルRP=0のとき(t=0)アクセルペダル82には反力を付加しない。
表示装置110の表示モニタには、先行車が存在せず、実反力制御量dFact=0であるので、図39(c)に示すように自車両AのみがレーンマーカBの間に表示される。このとき、表示モニタにおいてレーンマーカBの間の道路は濃い色で表示される。
図40(a)に示すようにリスクポテンシャルRPが増加していくと、図40(b)に示すように実反力制御量dFactも増加していく。ただし、自車速Vfが基準車速Vtよりも遅いため、アクセルペダル82には自車両が基準車速Vtで走行した場合に比べて小さい実反力制御量dFactが付加される。
このとき、表示モニタには、図40(c)に示すように自車両Aとともに、自車両Aの上方に先行車Cが表示される。さらに、自車両Aと先行車Cとの間を反力表示エリアとして用い、実反力制御量dFactを段階的にバー表示する。レーンマーカBの間の道路は、自車速Vfが基準車速Vtより速い場合に比べて濃い色、すなわち先行車Cおよび実反力制御量dFactの表示に近い色で表示される。
図41(a)に示すようにリスクポテンシャルRPが最大値RPmaxを超えてさらに大きくなると、図41(b)に示すように実反力制御量dFactは最大値dFmaxに固定される。これにより、アクセルペダル82には最大の反力制御量が付加される。このとき、表示モニタには、図41(c)に示すようにレーンマーカBの間に自車両A、先行車Cおよび実反力制御量dFactが表示される。自車速Vfが基準車速Vtよりも遅いため、レーンマーカBの間の道路は濃い色、すなわち先行車Aおよび実反力制御量dFactの表示に近い色で表示される。
このように、以上説明した第3の実施の形態においては、上述した第1および第2の実施の形態の効果に加えて以下のような作用効果を奏することができる。
(1)コントローラ62は、上述した第2の実施の形態の変形例と同様に、自車速Vfと基準車速Vtとの差(Vf−Vt)に応じてリスクポテンシャルRP、具体的には反力制御量dFを補正する。そして、算出した実反力制御量dFactをアクセルペダル82に発生させるとともに、表示装置110に表示する。実反力制御量dFactを表示することにより、アクセルペダル82に発生している反力がどの程度であるかを視覚情報により運転者に容易に認識させることができる。すなわち、無限の値をとるリスクポテンシャルRPに対して実反力制御量dFactは有限の値をとるため、例えば実反力制御量dFactが最大値dFmaxに達している場合にはそれを視覚情報として運転者に知らせることができる。
(2)コントローラ62の必要情報判定部60Cは、自車速Vfと基準車速Vとを比較し、表示量算出部60Eは比較結果に応じて表示装置110における表示内容を変更する。具体的には、自車速Vfと基準車速Vtとの比較結果に応じて背景色を決定する。これにより、実反力制御量dFactとともに、推奨車速Vtに関する情報を直感的に運転者に伝達することができる。
なお、第3の実施の形態においては、自車速Vfが基準車速Vtより遅い場合は表示モニタにおける背景色を常に濃い色に設定し、表示モニタに表示する先行車Cおよび実反力制御量dFactと背景色とのコントラストを小さくした。しかし、上述した第2の実施の形態と同様に、自車速Vfが基準車速Vtより遅い場合でも、リスクポテンシャルRPが所定値RPa以上の時は、背景色を変更して先行車Cおよび実反力制御量dFactと背景色とのコントラストを大きくすることもできる。
第1から第3の実施の形態で図示したリスクポテンシャルRPに関する情報および基準車速に関する情報の表示形態は一例である。本発明はこれらの表示形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、図6(a)〜(c)において自車両Aと先行車Cとの形状を異なるようにしたり、先行車CとリスクポテンシャルRPの表示色を異ならせることもできる。
また、上述した第1から第3の実施の形態においては、リスクポテンシャルRPを触覚を介して運転者に伝達するための刺激量としてアクセルペダル82に発生させる反力制御量dFを用いたが、これには限定されない。例えば刺激量としてブレーキペダルの反力制御量を用いることも可能である。
なお、第1から第3の実施の形態において説明したリスクポテンシャルRPに関する情報と基準車速Vtに関する情報を視覚情報として運転者に伝達するシステムを、リスクポテンシャルRPを触覚情報として運転者に伝達するシステムから独立して設けることも可能である。この場合、リスクポテンシャルRPから刺激量を算出する刺激量算出部を備える触覚コントローラと、リスクポテンシャルRPから表示内容を決定する表示量算出部を備える視覚コントローラとを別々に設けることができる。さらには、視覚コントローラのみを車両に搭載することも可能である。あるいは、リスクポテンシャルRPおよび基準車速Vtに関する情報を触覚を介して運転者に伝達する触覚コントローラのみを車両に搭載することももちろん可能である。触覚コントローラもにを車両に搭載した場合は、リスクポテンシャルRPおよび/または基準車速Vtに関する情報を表示する表示装置110を省略することができる。
また、上述した第2および第3の実施の形態においては、自車速Vfと基準車速Vtとの差(Vf−Vt)に応じて反力制御量dFを補正することにより、車速差(Vf−Vt)に応じたリスクポテンシャルRPの補正と同様の効果を得たが、リスクポテンシャルRPを直接補正することももちろん可能である。
以上説明した第1から第3の実施の形態においては、走行環境検出手段として、レーザレーダ10,前方カメラ20および車速センサ30を用い、リスクポテンシャル算出手段、基準車速算出手段、反力情報判定手段、表示情報判定手段、および表示内容設定手段としてコントローラ60〜62を用い、触覚情報伝達手段としてコントローラ60〜62およびアクセルペダル反力制御装置80を用いた。また、表示手段として表示装置110を用いた。ただし、これらには限定されず、走行環境検出手段として、レーザレーダ10の代わりに例えば別方式のミリ波レーダを用いることもできる。
本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置のシステム図。 図1に示す車両用運転操作補助装置を搭載した車両の構成図。 コントローラの内部と周辺の構成を示すブロック図。 アクセルペダル周辺の構成を示す図。 第1の実施の形態の車両用運転操作補助装置における運転操作補助制御プログラムの処理手順を示すフローチャート。 (a)〜(c)リスクポテンシャルと基準車速に関する情報を表示した場合の表示例。 (a)〜(c)リスクポテンシャルと基準車速に関する情報を表示した場合の表示例。 (a)〜(c)リスクポテンシャルと基準車速に関する情報を表示した場合の表示例。 (a)〜(c)リスクポテンシャルと基準車速に関する情報を表示した場合の表示例。 第1の実施の形態の変形例における運転操作補助制御プログラムの処理手順を示すフローチャート。 (a)〜(d)リスクポテンシャルと基準車速に関する情報を表示した場合の表示例。 (a)〜(d)リスクポテンシャルと基準車速に関する情報を表示した場合の表示例。 第2の実施の形態におけるコントローラの内部および周辺の構成を示すブロック図。 第2の実施の形態における運転操作補助制御プログラムの処理手順を示すフローチャート。 リスクポテンシャルと基準反力制御量との関係を示す図。 車速差と補正反力制御量との関係を示す図。 リスクポテンシャルと実反力制御量との関係を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 第2の実施の形態の変形例における運転操作補助制御プログラムの処理手順を示すフローチャート。 リスクポテンシャルと基準反力制御量との関係を示す図。 車速差と補正反力制御量との関係を示す図。 リスクポテンシャルと実反力制御量との関係を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 第3の実施の形態におけるコントローラの内部および周辺の構成を示すブロック図。 第3の実施の形態における運転操作補助制御プログラムの処理手順を示すフローチャート。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。 (a)リスクポテンシャルの時間変化を示す図、(b)実反力制御量の時間変化を示す図、(c)リスクポテンシャルの表示例を示す図。
符号の説明
10:レーザレーダ
20:前方カメラ
30:車速センサ
40:車速情報データベース
60〜62:コントローラ
80:アクセルペダル反力制御装置
81:サーボモータ
83:アクセルペダルストロークセンサ
110:表示装置

Claims (15)

  1. 自車両周囲の走行環境を検出する走行環境検出手段と、
    前記走行環境検出手段による検出結果に基づいて、前記自車両の前後方向に関するリスクポテンシャルを算出するリスクポテンシャル算出手段と、
    前記自車両が走行する道路の制限車速に基づいて、前記自車両が走行する際の基準となる基準車速を算出する基準車速算出手段と、
    前記リスクポテンシャル算出手段によって算出される前記リスクポテンシャル、および前記基準車速算出手段によって算出される前記基準車速に関する情報を、触覚を介して運転者に伝達する触覚情報伝達手段とを備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  2. 請求項1に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記触覚情報伝達手段は、前記リスクポテンシャルと前記基準車速に関する情報をアクセルペダル反力として運転者に伝達することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  3. 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記リスクポテンシャルと前記基準車速に関する情報から、前記アクセルペダル反力として運転者に伝達すべき情報を判定する反力情報判定手段をさらに備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  4. 請求項3に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記触覚情報伝達手段は、前記反力情報判定手段の判定結果に応じて、前記基準車速に基づいて前記リスクポテンシャルを補正するリスクポテンシャル補正手段と、前記補正したリスクポテンシャルに応じてアクセルペダルに発生させる反力制御量を算出するアクセルペダル反力算出手段と、前記算出した反力制御量をアクセルペダルに発生させるアクセルペダル反力発生手段とを備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  5. 請求項4に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記反力情報判定手段は、前記走行環境検出手段によって検出される自車速と前記基準車速とを比較し、
    前記リスクポテンシャル補正手段は、前記反力情報判定手段によって前記自車速が前記基準車速よりも速いと判定されると、前記リスクポテンシャル算出手段で算出される前記リスクポテンシャルが大きくなるように補正し、前記反力情報判定手段によって前記自車速が前記基準車速よりも遅いと判定されると、前記リスクポテンシャルが小さくなるように補正することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記反力情報判定手段は、前記リスクポテンシャルを所定値と比較し、
    前記情報判定手段によって前記リスクポテンシャルが前記所定値よりも小さいと判定された場合に、前記リスクポテンシャル補正手段は、前記基準車速に関する情報を前記アクセルペダル反力として伝達するために、前記基準車速に基づいて前記リスクポテンシャルを補正することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記リスクポテンシャルを表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  8. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記触覚情報伝達手段によって前記運転者に伝達する触覚情報を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記表示手段は、前記基準車速に関する情報をさらに表示することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  10. 請求項9に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記リスクポテンシャルと前記基準車速に関する情報から、前記表示手段に表示して運転者に伝達すべき情報を判定する表示情報判定手段と、
    前記表示情報判定手段による判定結果に応じて前記表示手段の表示内容を設定する表示内容設定手段とをさらに有することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  11. 自車両周囲の走行環境を検出する走行環境検出手段と、
    前記走行環境検出手段による検出結果に基づいて、前記自車両の前後方向に関するリスクポテンシャルを算出するリスクポテンシャル算出手段と、
    前記自車両が走行する道路の制限車速に基づいて、前記自車両が走行する際の基準となる基準車速を算出する基準車速算出手段と、
    前記リスクポテンシャル算出手段によって算出される前記リスクポテンシャルを、触覚を介して運転者に伝達する触覚情報伝達手段と、
    前記リスクポテンシャルに関する情報、および前記基準車速算出手段によって算出される前記基準車速に関する情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  12. 請求項11に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記リスクポテンシャルと前記基準車速に関する情報から、前記表示手段に表示して運転者に伝達すべき情報を判定する表示情報判定手段をさらに備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  13. 請求項12に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記表示情報判定手段による判定結果に応じて前記表示手段の表示内容を設定する表示内容設定手段をさらに有することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  14. 請求項13に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記表示情報判定手段は、前記走行環境検出手段によって検出される自車速と前記基準車速とを比較し、
    前記表示内容設定手段は、前記表示情報判定手段による前記自車速と前記基準車速との比較結果に応じて、前記表示内容を変更することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  15. 請求項1から請求項14のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置を備えることを特徴とする車両。
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