JP4226488B2 - 橋梁・高架道路等の補修用の移動式吊足場 - Google Patents

橋梁・高架道路等の補修用の移動式吊足場 Download PDF

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本発明は、橋梁や高架道路等の、橋脚に支持された路盤や橋桁等を点検・補修する際に、路盤の下側に垂設して用いる移動式吊足場に関する。
橋梁や高架道路、或いは、大型建物の天井部分等を点検・補修する為の吊足場の構築方法に関しては、下記[0005]項に例示した特許文献に見られる様に、従来から様々な方法が開発されて来た。
〈特許文献1〉には、高架道路の左右の防護壁の夫々に、引掛状態で垂設した係止金物間に、作業台を跨設する方法が示されている。
〈特許文献2〉には、橋等の構築物の左右両外側に垂設した梁材に、足場台枠を垂支させる作動枠を、移動自在に懸架する方法が記されている。
〈特許文献3〉には、上記の作動枠が、橋の屈曲個所に達したら、足場となるトラス材の向きを、屈曲方向に偏向動させ得る様にした構成が示されている。
又、本願発明者の先願発明である、「特願2002−319412」の移動足場は、橋梁等の梁材に着脱自在に取付けた移動用レールに、足場ユニットを片持支持する片持フレームを、走行自在に垂支させている。
そして、片持支持状態の足場ユニットが、その移動に連れて橋脚と干渉する位置に達したら、長手方向に二分割構造を備える足場ユニットの各一半部を、各垂支軸の周りに外向きに水平旋回動させて、橋脚をかわしたうえで、更に移動し続けられる様に構成している。
特開2001−172920 「既設橋梁の作業足場」 特公昭58−57564 「吊高所足場の移動装置」 特公平5−54551 「移動足場装置」
上記「特願2002−319412」の移動足場は、 足場ユニットがその移動に連れて橋脚と干渉する位置に達しても、足場ユニットを橋脚の手前側で一旦解体したうえ、橋脚の前方側で再組立する等という、従来は余儀なくされた、甚だ面倒で時間と経費を浪費し、その上、橋上や橋下の交通を阻害する作業を省ける点で、極めて優れている。
然しながら、トレーラーで運べる程度の定尺の移動用レールは、足場ユニットの前進動に連れて、順次、前方個所に付替移動させる作業が必要になる。
この様な付帯作業も又、それなりに、余分な作業時間と経費の浪費を余儀なくさせることになる。
そこで、本発明の目的は、「特願2002−319412」の移動足場の、上記の優れた機能的長所を備えながら、移動用レールを使わなくて済む様に改良された、橋梁・高架道路等の補修用の移動式吊足場を提供するにある。
上記の目的を達成する為の、本発明による橋梁・高架道路等の補修用の移動式吊足場は、中間の橋脚が無い橋梁・歩道橋等の路盤の両サイドに設けた手摺に跨がる様にして、路盤上に載置される左右一組の台車の部分と路盤の下側を横切る様に位置させた吊足場の部分とを一体化させた構成であって、台車の部分は、両サイドに設けた手摺の内側に位置されて移動用の車輪を備えた立上脚、両サイドに設けた手摺の外側に位置されてその下端を路盤の下方に突出させた垂下脚、両サイドに設けた手摺の上側に位置されて立上脚と垂下脚との各上端間を結ぶ両脚連結部材から構成され、1本のパイプ材を略コ字形に屈曲して形成させた脚ユニットを、台車の移動方向に所定間隔を隔てて2組設けてなり、前記吊足場の部分は、フレームとして機能するパイプ材を、左右の前記垂下脚の各下端と一体化させ、前後一組の前記パイプ材の間に、足場板を架設してなることを特徴とする。
また、中間の橋脚が無い橋梁・歩道橋等の路盤の両サイドに設けた手摺に跨がる様にして、路盤上に載置される左右一組の台車の部分と路盤の下側を横切る様に位置させた吊足場の部分とを一体化させた構成であって、台車の部分は、両サイドに設けた手摺の内側に位置されて移動用の車輪を備えた立上脚、両サイドに設けた手摺の外側に位置されてその下端を路盤の下方に突出させた垂下脚、両サイドに設けた手摺の上側に位置されて立上脚と垂下脚との各上端間を結ぶ両脚連結部材から構成され、立上脚及び垂下脚は、2本のパイプをスライド自在に嵌め合わせた構造にして、その長さを可変にした脚ユニットを、台車の移動方向に所定間隔を隔てて2組設けてなり、吊足場の部分は、フレームとして機能するパイプ材を、左右の垂下脚の各下端と一体化させ、両サイド部分と、真ん中部分との3本のパイプを、スライド自在に嵌め合わせた構造にして、前後一組のパイプ材の間に、足場板を架設してなることを特徴とする。
そして、スライド自在に嵌め合わせた構造のパイプ材を、任意の長さに固定させるため、嵌め合わせ部分を貫通する止ピン、又は、止螺を用いたことも特徴とする。
さらに、2本のパイプ材をスライド自在に嵌め合わせた構造にして、その長さを可変にした立上脚、垂下脚の上端に、両脚連結部材を下向きのコ字形に形成し挿・脱自在に連結させた脚ユニットを3組以上設けて台車の部分を構成したことも特徴とする。
さらにまた、台車の部分が路盤上でブレ動くのを防ぐために手摺の側面及び底面の夫々に
摺接させるガイドローラーを立上脚及び吊足場に取り付けたことも特徴とする。
本発明による、橋梁・高架道路等の補修用の移動式吊足場は、上記の既存のものに比べて、以下に列挙した如き実用上の優れた特長を備えている。
(a)路盤の下側に位置させた吊足場は、その両端を、橋梁等の左右両サイドに立設した擁壁の内側に沿って路盤上を移動させ得る、左右1組の台車の夫々に連結させているので、吊足場を移動させる為のレールは、全く不要になる。
(b)従って、移動用レールの製作・保管や、橋桁への移動用レールの頻繁な脱着作業等に要する、かなりの時間及び経費が不要になる。
(c)従来技術では、橋の点検・補修作業の進行に連れて、足場やその移動用レールを移動させる為の面倒な付帯作業を、橋下の敷地或いは道路や、橋上の路面の一部を占有して、反復行うことを余儀なくされたが、本発明によれば、移動式吊足場を、一旦、橋に架設し終えた後は、敷地や道路の使用の妨げになるこれ等の付帯作業は一切不要になる。
(d)両サイドに設けた手摺の内側に位置されて移動用の車輪を備えた立上脚、両サイドに設けた手摺の外側に位置されてその下端を路盤の下方に突出させた垂下脚、両サイドに設けた手摺の上側に位置されて立上脚と垂下脚との各上端間を結ぶ両脚連結部材から構成され、1本のパイプ材を略コ字形に屈曲して形成させた脚ユニットを、台車の移動方向に所定間隔を隔てて2組設けた台車の部分と、フレームとして機能するパイプ材を、左右の垂下脚の各下端と一体化させ、両サイド部分と、真ん中部分との3本のパイプを、スライド自在に嵌め合わせた構造にして、前後一組のパイプ材の間に、足場板を架設してなる吊足場の部分とを一体化させて簡素な構成としているので、歩道橋等に使用するのに適している。
(e)2本のパイプをスライド自在に嵌め合わせた構造にして、その長さを可変にした脚ユニットを、台車の移動方向に所定間隔を隔てて2組設けた台車の部分と、フレームとして機能するパイプ材を、左右の垂下脚の各下端と一体化させ、両サイド部分と、真ん中部分との3本のパイプを、スライド自在に嵌め合わせた構造にして、前後一組のパイプ材の間に、足場板を架設して吊足場の部分とを一体化させて簡素な構成としているので、擁壁の背丈や、路盤の幅員が異なる歩道橋等に使用するのに適している。
(f)立上脚及び吊足場に、手摺の側面及び底面の夫々に摺接させるガイドローラーを取り付けたことにより、台車の部分が路盤上でブレ動くのを防ぐことができる。
以下に、本発明の前提である第一実施例、第二実施例、本発明の具体的な構成である第三実施例に就いて説明する。
先ず、その第一実施例を、図1〜図7に示した。
上記各図に示した様に、この実施例の移動式吊足場A1の概略の構成は、橋梁や高架道路等の路盤101の、左右両サイドに立設した擁壁102の夫々に跨がった状態で、擁壁102に沿って路盤101上を移動し得る、左右1組の台車10、10を備えている。
そして、路盤101を横切る状態でその下側に位置させた吊足場20を、両台車10、10の下端部間に、ピン連結部30、30を介して架設している。
台車10は、図1、図7に示した様に、擁壁102の内側に位置されて、移動用の車輪1を備えた立上脚11と、擁壁102の外側に位置されて、その下端を路盤101の下方に突出させた垂下脚12と、擁壁102の上側に位置されて、立上脚11と垂下脚12との各上端間を結ぶ両脚連結部材13とを備えている。
必要に応じて、台車10には、車輪1の駆動用のモーターやエンジン等を取付ける。
そして、図7に示した様に、立上脚11、垂下脚12及び両脚連結部材13を、ほぼ下向きコ字形に連結させた形態を備える「脚ユニット」の複数組を、台車10の移動方向に所定間隔を隔てて配設し、これ等複数組の「脚ユニット」の相互を、複数本の連結用バー2によって連結合体させている。
両台車10、10は、単に路盤101上に据え置くだけでは、蛇行する恐れが
あるし、図3に示し、又、後述する様に、真ん中で二分割された吊足場20の、各一半部を垂下状態にした時に、台車10が傾く恐れがある。
そこで、「脚ユニット」には、各図に示した様に、橋桁103の外側面に摺接させるガイドローラー3の複数組を組付けている。
必要に応じて、ガイドローラー3の取付アーム4に、バネ材を組込んだり、車輪1にゴムタイヤを嵌めれば、弾力的に摺接させることが出来る。
路盤101の両サイドには、図1に示した様に、照明灯等用のポール104が立設されているのが普通である。
この状況で、橋の点検・補修作業の進行に連れて、台車10を移動させて行くと、両脚連結部材13が、ポール104と干渉してしまうことになる。
その為、両脚連結部材13は、ポール104との干渉を避け得る位置に変位可能に、台車10に取付けている。
その具体策の一例を、図7によって説明すると、両脚連結部材13は、上下二本の横架バー13A、13Bを重ね合わせた形態を備えている。
そして、各横架バー13A、13Bは、その一端側を立上脚11又は垂下脚12の上部に、水平向きに回動可能に軸嵌状態で組付け、その他端側には、垂下脚12又は立上脚11の上端部に設けた係合用溝aに嵌合させる為の、係合部bを設けている。
これによって、台車10の移動方向の最前部に位置する両脚連結部材13が、ポール104と干渉する位置に迄達したら、その両横架バー13A、13Bを、図示の様に夫々外向きに回動させることによって、台車10は、ポール104
をかわして、そのまま前進動出来る。
かわし終えた両横架バー13A、13Bは、元の位置に戻す。
残る複数の両脚連結部材13も、同様にして、順次、ポール104をかわすことが出来る。
尚、図示は省いたが、常時は、上下に重ね合されている横架バー13A、13Bは、締結ボルト等により合体させて置けば、「脚ユニット」の構造強度をより高めることが出来る。
次に、吊足場20は、図3及び図5に示した様に、その長さ方向に二分割されている。
これは、台車10の移動に連れて、吊足場20が橋脚105と干渉する状態になった時に、この橋脚105をかわして、更に前進し続けられる様にする為である。
そして、吊足場20の各一半部20A、20Bは、夫々の外側端を、垂下脚12の下端部に組付けたピン連結部30に連結させている。
吊足場20の両サイドには、手摺21(図4参照)を取付けている。この手摺21は、吊足場20を、橋脚105をかわして移動させる時に邪魔になるので、
横倒し可能に取付けている。
吊足場20には、図5に示した様に、その各一半部20A、20Bを、ピン連結部30の周りに上下に回動させて、平常時の水平向きに突き合わせた合体位置と、垂下位置との、2つの位置に変位させ、且つ、夫々の位置に固定させて置く為の変位手段40を付設している。
この実施例の変位手段40は、図示の様に、一半部20A(20B)の長手方向の中間個所に設けたフック41と、垂下脚12の中間高さ位置に取付けたウインチ42と、一半部20Aを吊支するワイヤー43とを備えている。44は、ワイヤー43のガイド用のプーリーである。
吊足場20の一半部20A及び20Bの各内側端には、水平向きの合体位置を確実に保持させる為の、固定用ワイヤー45を夫々取付けている。
長さ可変に構成された固定用ワイヤー45の上端には、適宜の掛止手段46を取付けてあり、その上方に位置する橋桁103に掛止させている。
尚、各一半部20A、20Bの合体作業を容易にする為に、又、合体状態を安定させる為に、後述する図8に示した様に、吊足場20には、真ん中に中継部材
22を介在させている。
1組の固定用ワイヤー45,45の各下端は、この中継部材22に連結させている。中継部材22の両端は、各一半部20A、20Bの内側端に夫々オーバーラップさせている。
ところで、各一半部20A、20Bを垂下動させる時に、その下方部分が、路盤101の下方に位置する河面、路面、或いは、各種の障害物等と干渉する場合もある。
又、路盤101の下方に位置する吊足場20は、路盤101や橋桁103との間隔を変えたい場合も生ずる。
そこで、吊足場20を台車10に連結させているピン連結部30を、必要に応じて上下動させる為の上下動手段50を、台車10に付設している。
この実施例の上下動手段50の構成は、図6に示した様に、垂下脚12の外側にガイドレール51を縦向きに取付け、このレールに沿って上下動自在の滑走子52に、ピン連結部30を組付ける様にしている。
そして、吊足場20の各一半部20A、20Bの外側端に取付けたフック53に、滑走子52の昇降動用のウインチ54の吊ワイャー55を、結び付けている。
第一実施例の移動式吊足場A1の、使い方に就いては、その構造説明と併せて説明済みなので、重複記述は省くことにする。
次に、図8及び図9に、本発明の第二実施例としての、移動式吊足場A2を示した。
第一実施例の移動式吊足場A1との相異点の第1は、吊足場20の機能を補佐するゴンドラ60を、垂下脚12に沿って上下動自在に、台車10に組付けたところにある。
このゴンドラ60は、吊足場20の各一半部20A、20Bを、既述の如く垂下動させる際に、その上の作業者の一時待避場所として役立つ。
又、図8に示した様に、橋桁103の側面を点検・補修する際の足場として役立ち、更には、資材置場になる等、吊足場20の機能を補佐する役割を果たしてくれる。
台車10の垂下脚12には、左右1組のガイドポール61を、その内側に沿わせて縦向きに取付けている。
ゴンドラ60は、このガイドポール61に上下動自在に架設している。
ゴンドラ60を上下動させるには、ラック・ピニオン式駆動機構やウインチ等の、公知の上下動手段を適宜に採用すればよい。
移動式吊足場A1との相異点の第2は、台車10をブレ動かない様に安定に支持する為のガイドローラー(タイヤ付き車輪)3の、取付位置にある。
即ち、一部のガイドローラー3は、図8に示した様に、路盤101の左右の側端面に摺接させている。
この側端面は、橋の全長に亘って殆ど凹凸が無いので、スムーズに摺接させられる。
尚、ガイドローラー3を取付けるアーム部材は、橋の幅員の相異に対応可能に構成している。
又、別の一部のガイドローラー3は、ゴンドラ60に取付けて、橋桁103の側面に摺接させる様にしている。
橋桁103の側面には、その長手方向に凹凸があるのが一般なので、それに対応すべく、ガイドローラー3は、側面に対して前・後進動可能に組付けている。
次に、図10〜図12に、本発明の具体的な構成である第三実施例としての、移動式吊足場A3を示した。
この移動式吊足場A3は、第一実施例の移動式吊足場A1に比べて簡素に構成されており、歩道橋等に使用するのに適している。
移動式吊足場A3は、歩道橋の路盤101の両サイドに設けた擁壁(手摺)102に跨がる様にして、路盤101上に載置される左右一組の台車10の部分と、路盤101の下側を横切る様に位置させた吊足場20の部分とを、図11に示した様に、一体化させた構成を備えている。
この歩道橋は、中間の橋脚が無いので、吊足場20の部分を二分割しなくて済む。
そして、台車10の部分は、図10に示した様に、立上脚71、垂下脚72、及び両脚連結部材73から成る「脚ユニット」を、1本のパイプ材をほぼコ字形に屈曲して形成させている。この実施例では、「脚ユニット」を、台車10の移動方向に所定間隔を隔てて、2組だけ設けている。
左右の垂下脚72、72の各下端間には、吊足場20の部分のフレームとして機能するパイプ材81を、各下端と一体化させた状態で架設している。
前後一組のパイプ材81、81間には、足場板82を架設している。



更に、個々の歩道橋毎に、擁壁102の背丈や、路盤101の幅員が違ったり、図10に示した様に、橋の両サイドからはみ出ている、信号機106等の突設物の有無に対応すべく、或いは、図12に示した様に、路盤101と吊足場20との隔たりを可変にする為に、立上脚71及び垂下脚72と、パイプ材81とは、夫々の長さを可変に構成している。
即ち、立上脚71及び垂下脚72は、2本のパイプをスライド自在に嵌め合わせた構造にして、その長さを可変にしている。
又、パイプ材81は、両サイド部分と、真ん中部分との3本のパイプを、同様に嵌め合わせて長さを可変にしている。
任意の長さに固定させるには、嵌め合わせ部分を貫通する止ピン83、又は、止螺を用いればよい。
図12中の84及び85はガイドローラーで、台車10の部分が、路盤101上でブレ動くのを防ぐ為に、擁壁102の側面及び底面の夫々に摺接させ得る状態で、立上脚71及び吊足場20に取付けている。
尚、路盤101の両サイドに、前述のポール104の類が立設されている場合には、台車20の部分を構成する両脚連結部材73を、図12中の右上に示した様に、下向きのコ字形に形成した両脚連結部材73Aに、取替えてもよい。
この両脚連結部材73Aは、立上脚71及び垂下脚72に対して、挿・脱自在に連結させることが出来る。
その場合には勿論、図7に示し、又、既に説明した様に、「脚ユニット」を3組以上設ける必要がある。
本発明の前提となる第一実施例を示すもので、移動式吊足場を組付け済みの橋梁(高架道路)を、斜上方から見た部分斜視図である。 同上、図1の部分を路盤の下側から見上げた斜視図である。 同上、図1の部分を橋の側方から見上げた斜視図で、二分割構造の吊足場は垂下状態にある。 同上、図1の部分の側面視図である。 同上、図3の左端側部分の縦断面図である。 同上、吊足場の上下動機構を示すもので、図5に相当する部分の縦断面図である。 同上、台車の部分の拡大斜視図である。 本発明の前提となる第二実施例を示すもので、第一実施例の図5相当図である。 同上、図8の左側端の側面視図である。 本発明の第三実施例を示すもので、移動式吊足場を架設済みの歩道橋を、斜上方から見た部分斜視図である。 同上、移動式吊足場の架設個所を、下側から見上げた部分斜視図である。 同上、移動式吊足場の架設個所の縦断面図である。
符号の説明
A1〜A3 移動式吊足場
101 橋梁等の路盤
102 擁壁
103 橋桁
104 ポール
105 橋脚
106 信号機
10 台車
20 吊足場
30 ピン連結部
40 変位手段
50 上下動手段
60 ゴンドラ
1 車輪
2 連結用バー
3 ガイドローラー
4 取付アーム
11,71 立上脚
12,72 垂下脚
13,73 両脚連結部材
13A,13B 横架バー
a 係合用溝
b 係合部
20A,20B 一半部
21 手摺
22 中継部材
41 フック
42 ウインチ
43 ワイヤー
44 プーリー
45 固定用ワイヤー
46 掛止手段
51 ガイドレール
52 滑走子
53 フック
54 ウインチ
55 吊ワイヤー
61 ガイドポール
81 パイプ材
82 足場板
83 止ピン
84,85 ガイドローラー

Claims (5)

  1. 中間の橋脚が無い橋梁・歩道橋等の路盤の両サイドに設けた手摺に跨がる様にして、路盤上に載置される左右一組の台車の部分と路盤の下側を横切る様に位置させた吊足場の部分とを一体化させた構成の移動式吊足場であって、前記台車の部分は、前記両サイドに設けた手摺の内側に位置されて移動用の車輪を備えた立上脚、前記両サイドに設けた手摺の外側に位置されてその下端を前記路盤の下方に突出させた垂下脚、前記両サイドに設けた手摺の上側に位置されて前記立上脚と前記垂下脚との各上端間を結ぶ両脚連結部材から構成され、1本のパイプ材を略コ字形に屈曲して形成させた脚ユニットを、台車の移動方向に所定間隔を隔てて2組設けてなり、前記吊足場の部分は、フレームとして機能するパイプ材を、左右の前記垂下脚の各下端と一体化させ、前後一組の前記パイプ材の間に、足場板を架設してなることを特徴とする橋梁・高架道路等の補修用の移動式吊足場。
  2. 中間の橋脚が無い橋梁・歩道橋等の路盤の両サイドに設けた手摺に跨がる様にして、路盤上に載置される左右一組の台車の部分と路盤の下側を横切る様に位置させた吊足場の部分とを一体化させた構成の移動式吊足場であって、前記台車の部分は、前記両サイドに設けた手摺の内側に位置されて移動用の車輪を備えた立上脚、前記両サイドに設けた手摺の外側に位置されてその下端を前記路盤の下方に突出させた垂下脚、前記両サイドに設けた手摺の上側に位置されて前記立上脚と前記垂下脚との各上端間を結ぶ両脚連結部材から構成され、前記立上脚及び前記垂下脚は、2本のパイプをスライド自在に嵌め合わせた構造にして、その長さを可変にした脚ユニットを、台車の移動方向に所定間隔を隔てて2組設けてなり、前記吊足場の部分は、フレームとして機能するパイプ材を、左右の前記垂下脚の各下端と一体化させ、両サイド部分と、真ん中部分との3本のパイプを、スライド自在に嵌め合わせた構造にして、前後一組のパイプ材の間に、足場板を架設してなることを特徴とする橋梁・高架道路等の補修用の移動式吊足場。
  3. 前記スライド自在に嵌め合わせた構造のパイプ材を、任意の長さに固定させるため、嵌め合わせ部分を貫通する止ピン、又は、止螺を用いたことを特徴とする請求項2記載の橋梁・高架道路等の補修用の移動式吊足場。
  4. 2本のパイプ材をスライド自在に嵌め合わせた構造にして、その長さを可変にした前記立上脚、垂下脚の上端に、前記両脚連結部材を下向きのコ字形に形成し挿・脱自在に連結させた脚ユニットを3組以上設けて台車の部分を構成したことを特徴とする請求項2又は3記載の橋梁・高架道路等の補修用の移動式吊足場。
  5. 前記台車の部分が前記路盤上でブレ動くのを防ぐために前記手摺の側面及び底面の夫々に
    摺接させるガイドローラーを前記立上脚及び吊足場に取り付けたことを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかに記載の橋梁・高架道路等の補修用の移動式吊足場。
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