JP4500462B2 - 高架橋の付設工事用足場装置および付設工事方法 - Google Patents

高架橋の付設工事用足場装置および付設工事方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路や鉄道等の高架橋を対象として橋梁側部の保守点検を行ったり、遮音壁や化粧板等の設置工事を行うに際し使用される高架橋の付設工事用足場装置および付設工事方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
道路や鉄道等の高架橋は直列に敷設された複数の脚桁の上に橋梁が架設支持されてなり、橋梁の上面に自動車や鉄道車両の走行面が形成されているのが一般的である。ところで、かかる高架橋の側部には、四囲の状況に応じて照明灯用の鉄柱や遮音壁さらには化粧用外装板等の付帯施工物を設けなければならない場合がある。このような付帯施工物は、例えば高架橋の側部に防護柵として上向きに突設された高欄に支持させた状態で取り付けられる。
【0003】
従って、高架橋に付帯施工物を付設しようとすれば、高架橋の路面側からの施工だけでは無理であり、高欄の外側からも各種の作業を行う必要がある。そこで、高架橋の側部の施工位置に地上から足場を組み上げることが考えられるが、通常、高架橋は地上10m以上、高いところでは数10mにも達する場合があり、かかる高所を対象に高架橋に沿って長距離に亘って足場を設けることは実質的に不可能である。
【0004】
そこで、従来は、適当な形状の吊り足場を高欄に固定し、これを足場にして工事をしたり(第一の従来法)、地上側にクレーン車等の高所作業車を配置してその作業アームの先端に設けられた作業足場を高欄の付帯施工物の施工位置に移動させ、この作業足場から作業を行うようになされている(第二の従来法)。また近年、アームが高欄の外側に回り込むように構成された特殊作業車(オーバーフェンス作業車と通称されている)を採用し、このオーバーフェンス作業車を橋梁の路面側に駐車させてアームを展開し、このアームの先端に設けられた作業足場から作業することも行われ始めている(第三の従来法)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、高欄に吊り足場を固定する上記第一の従来法にあっては、設置場所での工事が終わった後、吊り足場を高欄から一旦全面的に撤去した後、つぎの作業場所に再構築しなければならず、施工効率が著しく劣るという問題点も存在する。
【0006】
また、高所作業車を高架橋の脇の地上側に駐車して作業する上記第二の従来法にあっては、地上側が側道になっているような場合、その側道を工事期間中通行止めにしなければならず、交通渋滞を招くという不都合が発生する。また、工事位置に対応した地上側に必ずしも高所作業車を駐車させ得る空間が存在するとは限らず、汎用性が乏しいという欠点も存在する。
【0007】
さらに、オーバーフェンス作業車を使用する上記第三の従来法にあっては、高架橋側の路面にオーバーフェンス作業車を止めて作業を行わなければならず、そのための通行止めで交通渋滞の原因になるという問題点を有している他、オーバーフェンス作業車は極めて高価であり、たとえレンタルで対応してもそのレンタル料は高価で作業コストが嵩むという不都合が生じる。
【0008】
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、地上に影響を与えずに高架橋の付設工事を安全かつ効率よく行うことができる高架橋の付設工事用足場装置および付設工事方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、高架橋の側部に付帯施工物を付設施工するに際して用いられる高架橋の付設工事用足場装置であって、上記高架橋の側部に着脱可能に固定される支持架台と、上記高架橋よりも外側の位置に配置される足場用枠体と、この足場用枠体を上記支持架台に対し上記高架橋の延びる方向に移動可能に連結する連結部材とを備え、上記連結部材は、上記支持架台および足場用枠体の一方側に上記高架橋の長手方向に向けて延設されるレール部材と、同他方側に上記レール部材に案内されてレール部材と相対移動可能となるように設けられるローラ部材とを複数組含み、少なくとも上記足場用枠体の上部および下部には、それぞれ上記連結部材のレール部材およびローラ部材のいずれか一方が設けられていることを特徴とするものである。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、上記支持架台は、高架橋の側部に施工された高欄に着脱可能に固定されていることを特徴とするものである。
【0011】
これらの発明によれば、高架橋の側部または高欄に支持架台を固定した状態で、連結部材を介して足場用枠体を支持架台に支持させることにより、足場用枠体は高架橋の外側位置で上記支持架台に連結された状態になる。従って、作業者は、足場用枠体の足場板の上に載ることにより、高架橋の外側位置に位置することが可能になり、これによって高架橋の外側から付帯施工物を施工することが可能になる。
【0012】
そして、足場用枠体は、連結部材を介して支持架台に対し移動可能になっているため、位置設定された作業域での作業が完了した時点で、足場用枠体をつぎの作業域まで移動させればよい。こうすることによって、足場用枠体の作業可能範囲を拡大することが可能になり、一作業域での作業が完了する都度、足場を解体してつぎの作業域で再度構築するような従来の足場の不都合が解消され、足場の構築コストの低減化が実現するとともに、作業効率が向上する。
【0013】
また、上記連結部材は、支持架台および足場用枠体の一方側に高架橋の長手方向に向けて延びるように設けられるレール部材と、同他方側に上記レール部材に案内されてレール部材と相対移動可能となるように設けられるローラ部材を含む。従って、ローラー部材がレール部材に案内されて軸心回りに回転することにより、足場用枠体は、支持架台に対して円滑に移動する。従って、単に摺接状態で足場用枠体が支持架台に連結されている場合に比較し、小さな力で足場用枠体を動かすことが可能になり、作業域変更のための足場用枠体の移動作業が効率化する。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、上記支持架台は、高欄の内側面からその上端を跨いで外側面に到る形状の固定部を含むフレームを備えていることを特徴とするものである。
【0015】
この発明によれば、上方に向けて突出した高欄の形状を有効に利用して支持架台を簡単にかつ安定して据え付けることができる。また、高欄に対して固定部を被せるように吊り降ろすだけで支持架台が高欄に装着されるため、支持架台の高欄に対する装着作業の作業性が良好になり効率化される。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、上記足場用枠体は、その上側および上記支持架台に対向した側が当該支持架台に上記連結部材を介して連結されることにより吊り下げられていることを特徴とするものである。
【0017】
この発明によれば、足場用枠体を支持架台に吊持させることにより、足場用枠体にフロアを設け、このフロア上を支持台車に走行させるように構成したものに比較して足場用枠体の支持架台に対する連結構造が簡単になり、設備コストの低減化に貢献する。
【0018】
請求項記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、上記レール部材は、足場用枠体に設けられていることを特徴とするものである。
【0019】
この発明によれば、支持架台を高架橋の側部に沿って連設するような場合にレール部材を節約することが可能になる。すなわち、支持架台側にレール部材を設けると、支持架台を連設した場合には、各支持架台にレール部材を設けなければならなくなるが、レール部材を足場用枠体に設けることにより、全ての支持架台に対応させることが可能になって1本で済ませることができ、部品コストが低減するとともに、施工も容易になる。
【0020】
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、上記レール部材は、足場用枠体の上部に設けられた上部レール部材と、この上部レール部材より下部に設けられた下部レール部材とを備えている一方、上記支持架台は、頂部または上側部に設けられた上記上部レールを支持する上部ローラ部材と、下部に設けられた上記下部レール部材を支持する下部ローラ部材とを備え、上記下部ローラ部材は、上部レール部材と上部ローラ部材との当接点を支点とした足場用枠体の支持架台の方向に向かうモーメントを受けるように支持架台に取り付けられていることを特徴とするものである。
【0021】
この発明によれば、上部レール部材が上部ローラ部材に支持された状態で、足場用枠体には上部レール部材と上部ローラ部材との当接点を支点にして支持架台の方向に向かうモーメントが作用するが、このモーメントは、下部レール部材を介して下部ローラ部材に受けられるため、足場用枠体は、傾倒するような不都合が防止されて直立姿勢が安定する。
【0022】
請求項記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、上記足場用枠体には、当該足場用枠体の支持架台に対する相対移動を規制するストッパーが設けられていることを特徴とするものである。
【0023】
この発明によれば、高架橋の側部に対する足場用枠体による作業域が設定された状態で、ストッパーを操作して足場用枠体の移動を規制することにより、足場用枠体が風圧等で勝手に移動するような不具合の生じることがなくなり安全性が向上するとともに、作業性も向上する。
【0024】
請求項記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の発明において、上記足場用枠体には、当該足場用枠体を取り囲むようにネットが張設されていることを特徴とするものである。
【0025】
この発明によれば、足場板の上での作業中にボルトやナットなどの設備資材や、ハンマーやドライバー等の施工工具が誤って落下しても、足場用枠体には、当該足場用枠体を取り囲むようにネットが張設されているため、誤って落とした設備資材や施工工具はこのネットによって捕捉され、これによって作業域の直下に設備資材等が落下することによる危険な事態が確実に回避される。
【0026】
請求項記載の発明は、複数の支持架台を高架橋の側部に沿って直列に架設する支持架台架設工程と、上記複数の支持架台のいずれかにその並び方向に移動可能に足場用枠体を設置する足場用枠体設置工程と、足場用枠体を用いて工事中あるいは工事の前後に足場用枠体をつぎの支持架台へ移動させる移動工程と、この移動工程の完了後に足場用枠体後方の支持架台を足場用枠体前方に移し替える支持架台移設工程とを含むことを特徴とするものである。
【0027】
この発明によれば、支持架台が並設されている範囲内の工事については、足場用枠体を端から順次各支持架台間で移動させながら高架橋の側部に対して所定の工事を施工していくことができる。そして、上記範囲内の工事が完了する頃合いを見計らい、足場用枠体後方の支持架台を足場用枠体前方に移し替えることにより、足場用枠体をこの移し替えられた支持架台に移動させて高架橋の側部のつぎのスパンの工事を施工することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、本発明に係る足場装置の第一実施形態を示す斜視図であり、図1は、支持架台および足場用枠体が互いに分離された状態、図2は、足場用枠体の装着された支持架台が高欄に取り付けられた状態をそれぞれ示している。また、図3は図2のA線矢視図、図4は図2のB線矢視図である。なお、図4では、支持架台と足場用枠体との相対位置関係を明確にするために両者を正対位置から若干ずらせている。また、この実施形態では、高架橋の側部に上向きに突出した高欄Kが形成されている。
【0029】
これらの図に示すように、足場装置10は、高欄Kに着脱可能に固定される支持架台20と、この支持架台20に高欄Kの延びる方向に向けて移動可能に連結される足場用枠体30と、上記支持架台20を高欄Kに固定する支持架台固定構造40と、足場用枠体30を移動可能に支持架台20に連結する連結構造50と、足場用枠体30にネットを張設するネット張設構造60とを備えた基本構造を有している。
【0030】
上記支持架台20は、高欄Kに装着される三本歯の櫛形フレーム21の複数体(本実施形態においては4体)が、各側面を互いに平行になるように対向させた状態で、二本のアングル材27、すなわち上部アングル材27aおよび下部アングル材27bによって直列に連結されることによって形成されている。
【0031】
上記各櫛形フレーム21は、高欄Kの路面K1側の壁面に対応した角パイプからなる路面側支柱22と、高欄Kの外面側の壁面に対応した角パイプからなる外面側支柱23と、この外面側支柱23のさらに外方位置にオーバーハング状で配設された角パイプからなるオーバーハング支柱24とを備えている。路面側支柱22と外面側支柱23とは略同一の長さに寸法設定されているのに対し、オーバーハング支柱24はこれらより若干長めに寸法設定されている。
【0032】
これら各支柱22,23,24の下端部の高さレベルが揃えられた状態で、路面側支柱22および外面側支柱23の頂部並びにオーバーハング支柱24の頂部より若干下方位置が溶接によって角パイプからなる上部梁材25に一体に結合されるとともに、同上下方向の中間位置より若干上方部分が溶接によって角パイプからなる中間部梁材26に一体に結合されることによって櫛形フレーム21が形成されている。
【0033】
上記路面側支柱22は、高欄Kの路面K1側の壁面の傾斜に沿うように若干斜めになるように角度設定され、これによって路面側支柱22と外面側支柱23との間の間隔寸法は、下方に向かうに従って漸増するようになっている。そして、このような路面側支柱22と、上記外面側支柱23と、上記中間部梁材26とによって本発明に係る逆U字状フレーム20aが形成されている。この逆U字状フレーム20aが高欄Kに被せられることにより、支持架台20が高欄Kに装着されるようになっている。
【0034】
また、上記上部梁材25は、その上面であってオーバーハング支柱24の近傍位置に立設された短尺支柱28を有している。この短尺支柱28は、その上端部がオーバーハング支柱24の上端部と同一高さレベルになるように寸法設定されている。
【0035】
かかる櫛形フレーム21において、上部梁材25と中間部梁材26とが結合されている部分にはそれぞれ補強板256が溶接止めで固定され、これによる剛性の向上で櫛形フレーム21の原形保持が確保されるようにしている。
【0036】
かかる支持架台20の上部梁材25には、その略中央部の上面に貫通孔29aの穿設された吊持用ブラケット29が溶接止めで固定されている。このブラケット29は、支持架台20をクレーン車等の作業機械で吊持するときに使用されるものであり、そのとき作業機械の吊持用のワイヤ先端に設けられたフックがこのブラケット29の貫通孔29aに差し通される。
【0037】
上記支持架台固定構造40は、路面側支柱22の上記中間部梁材26より下方位置の両側面に溶接された一対のボルト支持ブラケット41と、各ボルト支持ブラケット41に上下位置に貫通螺設されたボルト孔にそれぞれ螺着される係止ボルト42と、上記外面側支柱23から上記各係止ボルト42に対向するように突設された、高欄Kの外面側に当接される上下各一対の当接突起43とを備えて構成されている。
【0038】
上記係止ボルト42は、その先端に高欄Kの内面側に当接される首振り自在の当接円盤42aが設けられている。この当接円盤42aの当接面には、ゴムや軟質合成樹脂からなる緩衝材44が積層されているとともに、上記当接突起43の当接面にも同様の緩衝材44が積層されている。
【0039】
従って、支持架台20の逆U字状フレーム20aを高欄Kに跨がせた状態で、係止ボルト42を締結することにより、高欄Kは、各緩衝材44を介して係止ボルト42および当接突起43によって押圧挟持された状態になり、これによって支持架台20は高欄Kに安定的に装着固定されるようになっている。
【0040】
上記足場用枠体30は、作業者が載って作業を行う足場板31を支持するためのものであり、各種のフレームに囲まれて全体的に直方体状に形状設定され、かつ、長さ(高欄Kに平行な方向の長さ)寸法が上記支持架台20の長さ寸法と略同一に設定されている。
【0041】
かかる足場用枠体30は、足場板31を支持するための平面視で矩形状を呈した角パイプ製の足場板支持フレーム32と、この足場板支持フレーム32の上記支持架台20から遠い方の二個所の角部、およびこれら角部間の適所、並びに各角部から若干支持架台20の方向に寄った位置にそれぞれ立設された所定本数の角パイプ製の垂直フレーム33と、これら垂直フレーム33の頂部に架設された高欄Kと平行に延びる角パイプ製の二本の長尺水平フレーム34と、高欄と直交する方向に延びるように垂直フレーム33の頂部に架設された角パイプ製の所定本数の短尺水平フレーム35とを備えて構成されている。
【0042】
上記垂直フレーム33は、足場用枠体30が支持架台20に連結された状態でその下端部が高欄Kの下端部より若干下方レベルに位置するように長さ寸法が設定されているとともに、足場板支持フレーム32は、足場用枠体30が支持架台20に連結された状態で垂直フレーム33が立設されていない側の長尺縁部が高欄Kの下方に潜り込み得るように寸法設定されている。
【0043】
従って、足場用枠体30が支持架台20に連結された状態では、図2に示す斜視図を平面視で見た場合、足場板31が高欄Kの下部に潜り込むことにより足場板31と高欄Kとの間には隙間が存在せず、従って、作業者が隙間を通して転落するような事故が確実に防止されるようになっている。
【0044】
また、各垂直フレーム33の中間位置には、当該中間位置の間を結んで足場板31を囲むように架設された平面視でコ字状を呈する中間水平フレーム36が設けられているとともに、これら中間水平フレーム36と足場板支持フレーム32との間、中間水平フレーム36と長尺水平フレーム34との間および中間水平フレーム36と短尺水平フレーム35との間にX字状に筋交い37が装着され、これによって足場用枠体30は構造的に丈夫なものになっている。
【0045】
また、上記短尺水平フレーム35は、その長さ寸法が足場板支持フレーム32の幅寸法の略半分に設定され、これによってその先端部は当該短尺水平フレーム35の中間部を支持している垂直フレーム33から支持架台20の方向に向けて突出した状態になっている。
【0046】
足場用枠体30を支持架台20に連結する連結構造50は、各短尺水平フレーム35の先端下面部に溶接止めで固定されたI型鋼製の水平方向に延びる上部レール部材51と、垂直フレーム33の略中間位置であって、支持架台20に対向した面に溶接止めで固定されたC型鋼製の水平方向に延びる下部レール部材52と、支持架台20の上部梁材25に上部レール部材51に対応して設けられた当該上部レール部材51下面を支持する垂直ローラ部材53と、上記上部梁材25にオーバーハング支柱24の上部および短尺支柱28を介して設けられた上記上部レール部材51を挟持する上部水平ローラ部材54と、上記オーバーハング支柱24の下部に上記垂直ローラ部材53に対応して設けられた下部水平ローラ部材55とからなっている。垂直ローラ部材53と上部水平ローラ部材54とで本発明に係る上部ローラ部材が形成されている。
【0047】
上記上部レール部材51は、I型鋼の一対の長尺平板を連結する連結板が垂直になるように短尺水平フレーム35に固定されているとともに、上記下部レール部材52は、C型鋼の長尺開口面が支持架台20の方向に向くように垂直フレーム33に固定されている。そして、これらの上部レール部材51および下部レール部材52は、いずれも足場用枠体30の長さの略1.5倍に寸法設定され、これによって足場用枠体30の両側部から同一寸法だけ外部に突出した状態になっている。
【0048】
図5は、垂直ローラ部材53および上部水平ローラ部材54による上部レール部材51の支持を説明するための図3の部分拡大図である。この図に示すように、垂直ローラ部材53は、正面視でU字形状を呈したローラ受部材53aと、このローラ受部材53aの側板間に貫通架設されたローラ軸53bと、このローラ軸53b回りに回転自在に軸支された垂直ローラ53cとからなっている。そして、上記上部レール部材51の下面が垂直ローラ53cの周面に支持されることにより、足場用枠体30が垂直ローラ53cのローラ軸53b回りの回転によって正逆移動可能に支持架台20に支持されるようになっている。
【0049】
また、上部水平ローラ部材54は、上部レール部材51の垂直部分を挟持するように一対で設けられ、正面視でC字形状を呈したローラ受部材54aと、このローラ受部材54aの上下板間に貫通架設されたローラ軸54bと、このローラ軸54b回りに回転自在に軸支された上部水平ローラ54cとからなっている。かかる一対の上部水平ローラ部材54の各上部水平ローラ54cによって上部レール部材51の垂直部分が挟持されていることにより、垂直ローラ53cに支持された上部レール部材51の当該垂直ローラ53cからの脱落が確実に防止されるようになっている。
【0050】
図6は、下部水平ローラ部材(下部ローラ部材)55による下部レール部材52の支持を説明するための図3の部分拡大図である。この図に示すように、下部水平ローラ部材55は、正面視でC字形状を呈したローラ受部材55aと、このローラ受部材55aの上下板間に貫通架設されたローラ軸55bと、このローラ軸55b回りに回転自在に軸支された下部水平ローラ55cとからなっている。そして、下部水平ローラ55cの周面は、下部レール部材52の底板に当接するように下部水平ローラ部材55の設置位置が設定されている。
【0051】
かかる下部水平ローラ部材55の構成によれば、足場用枠体30が上部レール部材51および垂直ローラ部材53を介して支持架台20に吊持された状態で、垂直ローラ53cの頂部周面を支点とした時計方向に向かうモーメントが下部レール部材52の底面を介して下部水平ローラ部材55下部水平ローラ55cに受けられ、これによって足場用枠体30が垂直ローラ53cの上記支点回りに回動するのを阻止することができ、足場用枠体30の吊持姿勢が安定する。
【0052】
上記ネット張設構造60は、足場用枠体30の外面側(支持架台20に対向した面の反対側の面)に付設された、防護ネット63を張設するためのネット張設用枠体61と、このネット張設用枠体61を支持する筋交いフレーム62とからなっている。
【0053】
上記ネット張設用枠体61は、一対の長尺フレーム61aと、一対の短尺フレーム61bとが矩形状になるように組み合わされて矩形状に形成されている。短尺フレーム61bは、足場用枠体30の幅寸法の略1.5倍に設定されているとともに、上記長尺フレーム61aは、長さ寸法が足場用枠体30の長さ寸法より若干長めに設定されている。また、一対の長尺フレーム61a間には、所定本数の中間フレーム61cが架設され、これによってネット張設用枠体61が構造的に頑丈になっている。
【0054】
かかるネット張設用枠体61は、その短尺フレーム61bが足場板支持フレーム32の角部に立設された垂直フレーム33の上端部に、先上がりの傾斜が形成されるようにボルト止めで固定されている。そして、筋交いフレーム62が垂直フレーム33の略中間位置と、短尺フレーム61bの略中間位置との間に架設されてボルト止めで固定され、これによってネット張設用枠体61の足場用枠体30に対する装着状態を安定させるようにしている。
【0055】
そして、このようなネット張設用枠体61の全面に防護ネット63が張設されている。このようなネット張設構造60によれば、作業中に足場用枠体30の上方を越えて落下しようとした落下物は、足場用枠体30から斜め上方に延びるように設けられた防護ネット63によって捕捉されるため、落下物が高架橋Brから地面に向けて落ちるような不都合が確実に防止される。
【0056】
なお、本実施形態においては、防護ネット63は、ネット張設用枠体61だけではなく、足場用枠体30の上記高欄Kに対向した面以外の四面(両側面、背面および上面)にも張設され、これによって足場板31上で作業中に例えば工具や工事部材を誤って落下させるような不都合も確実に防止される。
【0057】
そして、本発明においては、支持架台20に対する足場用枠体30の移動を規制するストッパー70が設けられ、このストッパー70のストップ操作で足場用枠体30の移動を阻止し、これによって足場用枠体30の設定位置を安定して維持し得るようになっている。
【0058】
かかるストッパー70は、図1および図3に示すように、本実施形態においては、支持架台20の各オーバーハング支柱24の高欄Kと反対側の面に突設された第一突設板71と、この第一突設板71に僅かな隙間を介して上下で対向するように垂直フレーム33から突設された第二突設板72と、第一および第二突設板71,72が互いに重なり合った状態で両者に貫通されるストップピン73とを備えて構成されている。第一突設板71にはストップピン73を挿通するための第一ピン孔71aが穿設されているとともに、第二突設板72にも同様の第二ピン孔72aが穿設されている。
【0059】
上記ストップピン73は、第一および第二ピン孔71a,72aの内径寸法より僅かに小さい径寸法を有するピン本体73aと、このピン本体73aの頂部に形成された、第一および第二ピン孔71a,72aの内径寸法より大きい径寸法を有する頭部73bとからなっている。
【0060】
従って、第一突設板71と第二突設板72とが互いに重なり合った状態で、上部から第一ピン孔71aおよび第二ピン孔72aにピン本体73aを差し通すことにより、図6に示すように、第一および第二突設板71,72がストップピン73を介して互いに連結され、これによって足場用枠体30の支持架台20に対する相対移動が阻止されるようになっている。
【0061】
以下、図7〜図10を基に必要に応じて図1〜図6を参照しながら本実施形態の足場装置10の作用について説明する。図7は、高欄Kに遮音壁80を施工する場合を例に挙げて足場装置10の作用を説明するための説明図であり、図7の(イ)は、支持架台20が高欄Kに向けて吊り降ろされつつある状態、図7の(ロ)は、支持架台20が高欄Kに固定された状態、図8の(イ)は、足場用枠体30が支持架台20に向けて吊り降ろされつつある状態、図8の(ロ)は、足場用枠体30が支持架台20に連結された状態、図9の(イ)は、遮音壁支持支柱81間に遮音壁80が嵌め込まれつつある状態、図9の(ロ)は、2スパンの遮音壁80が施工された状態、図10は、足場用枠体30が1スパン分移動された状態をそれぞれ示している。
【0062】
なお、図7〜図9において、(イ)〜(ロ)に付記されているは、高欄Kの外方から見た正面図であり、同IIは、側面図である。また、図10は、高欄Kの外方から見た正面図である。
【0063】
因みに、以下に説明する遮音壁80を施工する工事においては、足場装置10を高欄Kに取り付ける前に、予め遮音壁支持支柱81が高欄Kに装着されている。従って、図7〜図10に基く以下の説明は、遮音壁支持支柱81間に遮音壁80を嵌め込んだ上で遮音壁支持支柱81の底部と高欄Kの頂部との接合工事が行われるに際し、本発明の足場装置10が使用される場合の施工例である。
【0064】
また、図7〜図10において、図7は、支持架台架設工程に対応し、図8は、足場用枠体設置工程に対応し、図9は、移動工程に対応し、図10は、支持枠体移設工程に対応したものにしている。
【0065】
まず支持架台架設工程においては、図7の(イ)に示すように、支持架台20が図略のクレーン車等の作業機械のクレーンによって高欄Kに向けて吊り降ろされる。このとき、高欄Kにはすでに遮音壁支持支柱81が取り付けられているが、支持架台20の逆U字状フレーム20a(図1〜図3)は、それを高架橋の路面K1側から高欄Kに被せる場合には遮音壁支持支柱81とは干渉しないため、櫛を通すように各逆U字状フレーム20aを遮音壁支持支柱81間に通すことができる。
【0066】
ついで、クレーンの操作で支持架台20を高欄K上に吊り降ろすことにより、図7の(ロ)に示すように、逆U字状フレーム20aが高欄Kを跨いだ状態になる。この状態で係止ボルト42(図1、図3)を締結することにより、高欄Kは、係止ボルト42の当接円盤42aと外面側支柱23の当接突起43との間で押圧挟持された状態になり、これによって支持架台20の高欄Kに対する装着状態が安定する。
【0067】
引き続き足場用枠体設置工程においては、図8の(イ)に示すように、足場用枠体30をクレーンによって支持架台20の側方位置に向けて吊り降ろす。そして、この吊り降ろし操作においては、足場用枠体30の上部レール部材51の端面を一対の上部水平ローラ54c(図3)間に対向させるとともに、下部レール部材52の端面を下部水平ローラ55cに一旦対向させる(なお、図8の(イ)においては、図示の都合上足場用枠体30を支持架台20の直上位置に描いている)。
【0068】
ついで、上記対向状態を維持しながらクレーンの操作で足場用枠体30を支持架台20の方向に向けて平行移動させることにより、上部レール部材51は、その垂直板部分が一対の上部水平ローラ54c間に嵌り込んで垂直ローラ53c(図3)に支持された状態になるとともに、下部レール部材52は、そのC字形状の開口部分が下部水平ローラ55cに外嵌された状態になる。
【0069】
この状態で足場用枠体30を支持架台20の方向に移動させることにより、以後は、上部レール部材51が垂直ローラ53cのローラ軸53b回りの回転に案内されるとともに、下部レール部材52が下部水平ローラ55cのローラ軸55b回りの回転に案内されながら支持架台20の方向に移動する。そして、図8の(ロ)に示すように、足場用枠体30を支持架台20に対して正対させる。
【0070】
足場用枠体30が支持架台20に正対した状態で、図6に示すように、上下で互いに対向しているストッパー70の第一および第二突設板71,72の第一および第二ピン孔71a,72aにストップピン73を差し通すことにより、足場用枠体30は、支持架台20に対して移動が阻止された状態になる(図8の(ロ))。この状態では、足場用枠体30は、三本の遮音壁支持支柱81を水平方向に横断した状態になっている。
【0071】
ついで移動工程においては、図9の(イ)に示すように、クレーンで一旦吊り上げられた遮音壁80を一対の遮音壁支持支柱81間に吊り降ろす。二枚の遮音壁80を吊り降ろすことにより、図9の(ロ)に示すように、足場用枠体30の前方位置には二枚の遮音壁80が遮音壁支持支柱81間に嵌め込まれた状態になっている。この状態で、足場板31上に載った作業者が遮音壁80を遮音壁支持支柱81に固定する作業を行うことになる。
【0072】
そして、二枚の遮音壁80の遮音壁支持支柱81に対する固定作業が完了すると、第一および第二突設板71,72に挿通されているストップピン73(図6)を引き抜いた上で足場用枠体30を遮音壁支持支柱81の二スパン分だけ移動させる。この移動は、上部および下部レール部材51,52が垂直ローラ53c、上部水平ローラ54cおよび下部水平ローラ55cの回転に案内されつつ行われるため、この移動操作は手動であっても極めて容易である。
【0073】
かかる移動操作によって、足場用枠体30は、図10に示すように、支持架台20から平行移動した状態になる。図10の例では足場用枠体30は、支持架台20の右側に向かって移動している。かかる足場用枠体30の移動によって、足場用枠体30は遮音壁80が装着されていない2本の遮音壁支持支柱81に正対した状態になるため、支持架台20を装着し直すことなく、近接した左右の遮音壁支持支柱81間に遮音壁80を装着することが可能になる。
【0074】
そして、本実施形態の足場装置10は、足場用枠体30の左右への移動によって遮音壁80の6スパン分をカバーすることができるため、全工事区間に亘って7スパン毎に足場装置10の支持架台20を高欄Kに予め固定しておくことにより、以後は、支持架台20の付け替えを行うことなく工事を続行することが可能になり、高欄Kに係る工事の迅速化を図ることが可能になる。
【0075】
また、工区が長いときには、本発明に係る支持枠体移設工程が実行される。具体的には、遮音壁支持支柱81の所定スパンごとに少なくとも2体の支持架台20を高欄Kに装着しておき、最後の支持架台20に対応した遮音壁80の工事が完了する頃合いを見計らって最初の支持架台20を高欄Kから取り外し、この取り外した支持架台20を最後の支持架台20の隣に設置する。このような支持架台20の移設を順次行っていくことにより、図10に示すように、移し替えられた支持架台20(図10の右側の支持架台20)に足場用枠体30を移動させることで足場用枠体30を使用した高欄Kに対する工事を中断することなく長い工区の工事を迅速に行う可能になる。かかる支持枠体移設工程の工事の迅速化、引いては工期の短縮化に果す役割は大きい。
【0076】
以上詳述したように、本実施形態の足場装置10は、高架橋の高欄Kに遮音壁80等の付帯施工物を付設施工するに際して用いられるものであり、高欄Kに着脱可能に固定される支持架台20と、この支持架台20に連結部材を介して平行に移動可能に連結される足場板31を備えた足場用枠体30とを備えて構成されているため、高欄Kに支持架台20を固定した状態で、連結構造50を介して足場用枠体30を支持架台20に支持させることにより、足場用枠体30を高欄Kの外側位置で上記支持架台20に連結された状態にすることができる。従って、作業者は、足場用枠体30の足場板31の上に載ることにより、高欄Kの外側位置に位置することが可能になり、これによって高欄Kの外側から付帯施工物を施工することができる。
【0077】
そして、足場用枠体30は、連結構造50を介して支持架台20に対し移動可能になっているため、位置設定された作業域での作業が完了した時点で、足場用枠体30をつぎの作業域まで移動させることにより、足場用枠体30の作業可能範囲を拡大することが可能になり、一作業域での作業が完了する都度、足場を解体してつぎの作業域で再度構築するような従来の足場の不都合が解消され、足場の構築コストの低減化および作業効率の向上を図ることができる。
【0078】
そして、支持架台20を、高欄Kを跨ぐように側面視で逆U字状に形成された逆U字状フレーム20aを備えて構成したため、支持架台20は、その逆U字フレームの下面開口部を高欄Kに被せるだけで高欄Kに安定した状態で装着され、支持架台20の高欄Kに対する装着作業の作業性が良好になる。
【0079】
また、足場用枠体30は、支持架台20に連結構造50を介して移動可能に吊持しているため、足場用枠体30の支持架台20に対する連結構造が簡単になり、設備コストの低減化に貢献することができる。
【0080】
また、連結構造50を、足場用枠体30に設けられた上部レール部材51および下部レール部材52と、これらに対応して支持架台20に設けられた垂直ローラ部材53および上部水平ローラ部材54並びに下部水平ローラ部材55によって構成したため、各レール部材51,52がローラー部材53,54,55の軸心回りの回転に案内されて移動することにより、足場用枠体30は、支持架台20に対して円滑に移動することができる。従って、単に摺接状態で足場用枠体30が支持架台20に連結されている場合に比較し、小さな力で足場用枠体30を動かすことが可能になり、作業域変更のための足場用枠体30の移動作業を効率的に行うことができる。
【0081】
また、足場用枠体30には、当該足場用枠体30の支持架台20に対する相対移動を規制するストッパー70を設けたため、高欄Kに対する足場用枠体30による作業域が設定された状態で、ストッパー70を操作して足場用枠体30の移動を規制することにより、足場用枠体30が風圧等で勝手に移動するような不具合の生じることがなくなり安全性および作業性を向上させることができる。
【0082】
さらに、足場用枠体30には、当該足場用枠体30を取り囲むように防護ネット63を張設したため、足場板31の上での作業中にボルトやナットなどの設備資材や、ハンマーやドライバー等の施工工具を誤って落としても、防護ネット63によって捕捉され、これによって作業域直下に設備資材等が落下することによる危険な事態を確実に回避することができる。
【0083】
図11は、本発明に係る足場装置10aの第二実施形態を示す側面図である。第一実施形態においては、足場用枠体30は、上部レール部材51を介して上部梁材25の上面に設けられた垂直ローラ部材53によって吊持されたいわゆる上吊り方式が採用されているが、第二実施形態の足場装置10aは、かかる上吊り方式に代えて、図11に示すように、垂直ローラ部材53および一対の上部水平ローラ部材54をオーバーハング支柱24の上端部に外方に向かって突出するように設け、上部レール部材51をこれら垂直ローラ部材53および上部水平ローラ部材54に支持させるいわゆる横吊り方式を採用している。こうすることによって、オーバーハング支柱24の上下寸法および足場用枠体30の上下寸法を小さくすることが可能になり、これによって足場装置10の設備コストの軽減化を図ることができる。
【0084】
図12は、本発明に係る足場装置10bの第三実施形態を示す側面図である。この実施形態は、高架橋Brに高欄Kが設けられていない場合に適用されるものであり、支持架台200を、高架橋Brの側部に設けられて足場用枠体を支持する矩形フレーム201と、この矩形フレームに着脱自在に連結された状態で路面K1上に配設される路面側架台210と、この路面側架台210に載置される錘220とを備えて構成している。従って、足場用枠体30、連結構造50およびネット張設構造60は先の実施形態と同様に構成されているが(因みに図12では第一実施形態のものを描いている)、支持架台200は、逆U字状フレーム20aを有しておらず、これに代えて側面視で矩形状を呈した矩形フレーム201が採用されている。
【0085】
この矩形フレーム201は、上記路面側支柱22に対応する、路面K1に対して直交した路面側支柱22aと、上記同様のオーバーハング支柱24、上部梁材25および中間部梁材26と、路面側支柱22aおよびオーバーハング支柱24の下端部間に架設された下部梁材25aとを備えて構成されている。
【0086】
そして、このような矩形フレーム201を支持するために、路面K1上で高架橋Brの延びる方向に移動可能な路面側架台210が設けられている。この路面側架台210は、平面視で矩形状の基礎フレーム211と、この基礎フレーム211の先端側(図12の左側)に前後方向(図12の紙面に直交する方向)に延びるように設けられた堰フレーム212と、基礎フレーム211の基端側に前後方向に延びるように立設された基端側フレーム213と、この基端側フレーム213および基礎フレーム211間に架橋された筋交いフレーム214とを備えている。
【0087】
また、基礎フレーム211の裏面側の前後位置には、それぞれ幅方向一対のキャスター215が設けられている一方、高架橋Brの路面K1上には、上記各キャスター215に対応し、かつ、前後方向に延びる2本のガイドレール216が敷設されている。本実施形態においては、このガイドレール216はU字鋼が採用され、このU字鋼の上面開口を上に向けた状態で路面K1の上面に固定されている。従って、路面側架台210は、キャスター215がガイドレール216の溝内に嵌まり込んだ状態で案内されて前後動し得るようになっている。
【0088】
また、基礎フレーム211の図12における差端部には錘220が搭載されている。かかる基礎フレーム211は、幅寸法が矩形フレーム201と足場用枠体30とを合わせた幅寸法との合計寸法より相当長く設定され(図12に示す例では略2.5倍)、これによって矩形フレーム201と、足場用枠体30と、ネット張設構造60とを合わせた重量より軽い目の錘220を採用することができるようにしている。
【0089】
すなわち、基礎フレーム211の幅寸法を足場用枠体30等の幅寸法より長い目に設定することにより、錘220が足場部材30等より軽くても、外側のガイドレール回りの反時計方向に向かう錘220の重心位置のモーメントを、足場用枠体30等の上記ガイドレール回りの時計方向に向かう重心位置のモーメントより大きくすることが可能になり、これによって取り扱いが困難な重い錘220を用いなくても足場装置10bが高架橋Brの側部に安定した状態で据え付けられるようになっている。
【0090】
また、基端側フレーム213および矩形フレーム201の路面側支柱22aには、それぞれ上下一対の係止突片230が対向方向に向けて突設されているとともに、これらが重ねられた状態で係止ピン231を貫通することによって、矩形フレーム201が路面側架台210に連結されるようになっている。そして、両者が連結された状態で、下部梁材25aの左端面が基礎フレーム211の右端面に当止することによって、連結状態が確実なものになるようにしている。
【0091】
また、錘220の右側のガイドレール216回りの反時計方向に向かうモーメントは、支持架台20および足場用枠体30等によるガイドレール216回りの時計方向に向かうモーメントより大きいため、足場装置10bがガイドレール216を中心として時計方向に回動するような不都合は確実に防止される。
【0092】
なお、路面側架台210の位置決めが行われた後は、キャスター215とガイドレール216との間に車止めを差し込むようにしているため、作業中に路面側架台210が移動するようなことはない。
【0093】
第三実施形態の足場装置10bによれば、高架橋Brに高欄Kが設けられていない場合であっても、足場装置10bを高架橋Brの側部に取り付けることが可能になる。また、矩形フレーム201および足場用枠体30をつぎのスパンに移すに際しては、矩形フレーム201を外した状態で路面側架台210をガイドレール216に沿って移動させるだけでよく、作業性も良好になる。
【0094】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0095】
(1)上記の実施形態においては、上部レール部材51および下部レール部材52が足場用枠体30に設けられ、これらに対応する垂直ローラ部材53、上部水平ローラ部材54および下部水平ローラ部材55が支持架台20に設けられているが、こうする代わりにレール部材を支持架台20に設けるとともに、ローラ部材を足場用枠体30に設けるようにしてもよい。
【0096】
(2)上記の実施形態においては、足場用枠体30が支持架台20に吊持されているが、本発明は、足場用枠体30が支持架台20に吊持されることに限定されるものではなく、例えば、支持架台20のオーバーハング支柱24を上記の実施形態の場合よりも下方に長いものとし、このオーバーハング支柱24の下端部に外方に向けて突出したフロアを設け、このフロアにレールを敷設してこのレール上に足場用枠体30を車輪を介して配設するようにしてもよい。
【0097】
(3)上記の実施形態においては、ネット張設用枠体61は足場用枠体30に対して展開状態で足場用枠体30に固定されているが、こうする代わりにネット張設用枠体61を蝶番を介して足場用枠体30に対して折り畳み可能に構成してもよい。こうすることによって、足場用枠体30を支持架台20に連結操作するときや、防護ネット63が不要な場合にネット張設用枠体61を折り畳んで邪魔にならないようにすることが可能になり、作業性が向上する。
【0098】
【発明の効果】
請求項1および2記載の発明によれば、高架橋の側部に着脱可能に固定される支持架台と、この支持架台に高架橋の延びる方向に連結部材を介して移動可能に連結される足場板を備えた足場用枠体とを備えて高架橋の付設工事用足場装置を構成したため、位置設定された作業域での作業が完了した時点で、足場用枠体をつぎの作業域まで移動させれることによって、足場用枠体の作業可能範囲を拡大することが可能になり、一作業域での作業が完了する都度、足場を解体してつぎの作業域で再度構築するような従来の足場の不都合が解消され、足場の構築コストの低減化を図ることができるとともに、作業効率を向上させることができる。
【0099】
また、足場用枠体を、高架橋の外側位置で支持架台に連結しているため、作業者は高架橋の外側位置に位置することができ、これによって高架橋の外側から付帯施工物を施工することができる。
【0100】
さらに、連結部材を、支持架台および足場用枠体の一方側に高架橋の長手方向に向けて延びるように設けられたレール部材と、同他方側にレール部材に案内されてレール部材と相対移動可能に設けられたローラ部材とから構成したため、ローラー部材がレール部材に案内されて軸心回りに回転することにより、足場用枠体は、支持架台に対して円滑に移動することができる。従って、単に摺接状態で足場用枠体が支持架台に連結されている場合に比較し、小さな力で足場用枠体を動かすことが可能になり、作業域変更のための足場用枠体の移動作業を効率化することができる。
【0101】
請求項3記載の発明によれば、支持架台を、高欄を跨ぐように側面視で逆U字状に形成された逆U字状フレームを備えて構成したため、逆U字フレームの下面開口部を高欄に被せるという簡単な操作だけで支持架台を高欄に安定した状態で装着することができ、支持架台の高欄に対する装着作業の作業性を良好なものにすることができる。
【0102】
請求項4記載の発明によれば、支持架台に足場用枠体を連結部材を介して移動可能に吊持させるようにしたため、足場用枠体の支持架台に対する連結構造が簡単になり、設備コストの低減化に貢献することができる。
【0103】
請求項記載の発明によれば、レール部材を足場用枠体に設けたため、支持架台を高架橋の側部に沿って連設するような状況では、支持架台にレール部材を設けた場合に比較してレール部材を1本で済ませることができ、これによって部品コストの低減化を図ることができる。
【0104】
請求項記載の発明によれば、上部レール部材が上部ローラ部材に支持された状態で、足場用枠体には上部レール部材と上部ローラ部材との当接点を支点にして支持架台の方向に向かうモーメントが作用するが、このモーメントは、下部レール部材を介して下部ローラ部材に受けられるため、足場用枠体が傾倒するような不都合を確実に防止することができる。
【0105】
請求項記載の発明によれば、足場用枠体には、当該足場用枠体の支持架台に対する相対移動を規制するストッパーを設けたため、高架橋の側部に対する足場用枠体による作業域が設定された状態で、ストッパーを操作して足場用枠体の移動を規制することにより、足場用枠体が風圧等で勝手に移動するような不具合の生じることがなくなり安全性の向上を実現することができるとともに、作業性も向上させることができる。
【0106】
請求項記載の発明によれば、足場用枠体には、当該足場用枠体を取り囲むようにネットを張設したため、足場板の上での作業中にボルトやナットなどの設備資材や、ハンマーやドライバー等の施工工具が誤って落下しても、足場用枠体には、誤って落とした設備資材や施工工具はこのネットによって捕捉され、これによって作業域の直下に設備資材等が落下することによる危険な事態を確実に回避することができる。
【0107】
請求項記載の発明によれば、足場装置の施行方法を、複数の支持架台を高架橋の側部に直列に並設架設する支持架台架設工程と、上記複数の支持架台のいずれかに並設方向に移動可能に足場用枠体を設置する足場用枠体設置工程と、足場用枠体を一端の支持架台から他端の支持架台に向けて移動させつつ高架橋の側部に対して所定の工事を施工する移動工程と、この移動工程の完了後に足場用枠体後方の支持架台を足場用枠体前方に移し替える支持架台移設工程とから構成したため、支持架台が並設されている範囲内の工事については、足場用枠体を端から順次各支持架台間で移動させながら高架橋の側部に対して所定の工事を施工していくことができる。
【0108】
また、上記範囲内の工事が完了する頃合いを見計らい、足場用枠体後方の支持架台を足場用枠体前方に移し替えることにより、足場用枠体をこの移設された支持架台に移動させて高架橋の側部のつぎのスパンの工事を施工することができる。
【0109】
従って、予め設定された施工範囲内の高架橋の側部に対する付設工事が完了した都度、足場の撤去作業を行った上で新たな施工範囲を対象として再度足場の組み付け作業を行い、かかる面倒でコストの嵩む足場の撤去および構築を繰り返す従来の足場の施工方法に比べて足場施工が極めて簡単になり、足場の組付けコストの低減化および工事施工の迅速化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係る足場装置の第一実施形態を示す斜視図であり、支持架台および足場用枠体が互いに分離された状態を示している。
【図2】 図1に示す支持架台および足場用枠体が高欄に取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図3】 図2のA線矢視図である。
【図4】 図2のB線矢視図である。
【図5】 垂直ローラ部材および上部水平ローラ部材による上部レール部材の支持を説明するための図3の部分拡大図である。
【図6】 下部水平ローラ部材による下部レール部材の支持を説明するための図3の部分拡大図である。
【図7】 高欄に遮音壁を施工する場合を例に挙げて足場装置の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、支持架台が高欄に向けて吊り降ろされつつある状態、(ロ)は、支持架台が高欄に固定された状態をそれぞれ示している。
【図8】 高欄に遮音壁を施工する場合を例に挙げて足場装置の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、足場用枠体が支持架台に向けて吊り降ろされつつある状態、(ロ)は、足場用枠体が支持架台に連結された状態をそれぞれ示している。
【図9】 高欄に遮音壁を施工する場合を例に挙げて足場装置の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、遮音壁支持支柱間に遮音壁が嵌め込まれつつある状態、(ロ)は、2スパンの遮音壁が施工された状態をそれぞれ示している。
【図10】 高欄に遮音壁を施工する場合を例に挙げて足場装置の作用を説明するための説明図であり、足場用枠体が1スパン分移動された状態をそれぞれ示している。
【図11】 足場用枠体の支持架台に対する吊持構造の他の実施形態を示す説明図である。
【図12】 本発明に係る足場装置の第三実施形態を示す側面図である。
【符号の説明】
10,10a,10b 足場装置
20,200 支持架台
20a 逆U字状フレーム 21 櫛形フレーム
22,22a 路面側支柱 23 外面側支柱
24 オーバーハング支柱 25 上部梁材
25a 下部梁材 256 補強板
26 中間部梁材 27 アングル材
27a 上部アングル材 27b 下部アングル材
28 短尺支柱 29 吊持用ブラケット
29a 貫通孔 201 矩形フレーム
210 路面側架台 211 基礎フレーム
212 堰フレーム 213 基端側フレーム
214 筋交いフレーム 215 キャスター
216 ガイドレール 220 錘
230 係止突片 231 係止ピン
30 足場用枠体
31 足場板 32 足場板支持フレーム
33 垂直フレーム 34 長尺水平フレーム
35 短尺水平フレーム 36 中間水平フレーム
37 筋交い 40 支持架台固定構造
41 ボルト支持ブラケット 42 係止ボルト
42a 当接円盤 43 当接突起
44 緩衝材 50 連結構造
51 上部レール部材 52 下部レール部材
53 垂直ローラ部材(上部ローラ部材)
53a ローラ受部材
53b ローラ軸 53c 垂直ローラ
54 上部水平ローラ部材(上部ローラ部材)
54a ローラ受部材
54b ローラ軸 54c 上部水平ローラ
55 下部水平ローラ部材(下部ローラ部材)
55a ローラ受部材
55b ローラ軸 55c 下部水平ローラ
60 ネット張設構造 61 ネット張設用枠体
61a 短尺フレーム 61b 長尺フレーム
61c 中間フレーム 62 筋交いフレーム
63 防護ネット 70 ストッパー
71 第一突設板 71a 第一ピン孔
72 第二突設板 72a 第二ピン孔
73 ストップピン 73a ピン本体
73b 頭部 80 遮音壁
81 遮音壁支持支柱 K 高欄
K1 路面

Claims (9)

  1. 高架橋の側部に付帯施工物を付設施工するに際して用いられる高架橋の付設工事用足場装置であって、
    上記高架橋の側部に着脱可能に固定される支持架台と、上記高架橋よりも外側の位置に配置される足場用枠体と、この足場用枠体を上記支持架台に対し上記高架橋の延びる方向に移動可能に連結する連結部材とを備え、
    上記連結部材は、上記支持架台および足場用枠体の一方側に上記高架橋の長手方向に向けて延設されるレール部材と、同他方側に上記レール部材に案内されてレール部材と相対移動可能となるように設けられるローラ部材とを複数組含み、
    少なくとも上記足場用枠体の上部および下部には、それぞれ上記連結部材のレール部材およびローラ部材のいずれか一方が設けられていることを特徴とする高架橋の付設工事用足場装置。
  2. 上記支持架台は、高架橋の側部に施工された高欄に着脱可能に固定されていることを特徴とする請求項1記載の高架橋の付設工事用足場装置。
  3. 上記支持架台は、高欄の内側面からその上端を跨いで外側面に到る形状の固定部を含むフレームを備えていることを特徴とする請求項2記載の高架橋の付設工事用足場装置。
  4. 上記足場用枠体は、その上側および上記支持架台に対向した側が当該支持架台に上記連結部材を介して連結されることにより吊り下げられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の高架橋の付設工事用足場装置。
  5. 上記レール部材は、足場用枠体に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の高架橋の付設工事用足場装置。
  6. 上記レール部材は、足場用枠体の上部に設けられた上部レール部材と、この上部レール部材より下部に設けられた下部レール部材とを備えている一方、上記支持架台は、頂部または上側部に設けられた上記上部レールを支持する上部ローラ部材と、下部に設けられた上記下部レール部材を支持する下部ローラ部材とを備え、上記下部ローラ部材は、上部レール部材と上部ローラ部材との当接点を支点とした足場用枠体の支持架台の方向に向かうモーメントを受けるように支持架台に取り付けられていることを特徴とする請求項記載の高架橋の付設工事用足場装置。
  7. 上記足場用枠体には、当該足場用枠体の支持架台に対する相対移動を規制するストッパーが設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の高架橋の付設工事用足場装置。
  8. 上記足場用枠体には、当該足場用枠体を取り囲むようにネットが張設されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の高架橋の付設工事用足場装置。
  9. 複数の支持架台を高架橋の側部に沿って直列に架設する支持架台架設工程と、上記複数の支持架台のいずれかにその並び方向に移動可能に足場用枠体を設置する足場用枠体設置工程と、足場用枠体を用いて工事中あるいは工事の前後に足場用枠体をつぎの支持架台へ移動させる移動工程と、この移動工程の完了後に足場用枠体後方の支持架台を足場用枠体前方に移し替える支持架台移設工程とを含むことを特徴とする高架橋の付設工事方法。
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