JP6339986B2 - スライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法 - Google Patents

スライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法 Download PDF

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Description

本発明は、橋梁、高架橋等の高所構造物の側面に設置され、安全、簡易な吊り足場の組み立て方法に関する。
鉄道橋において、列車の安全・安定輸送を目的とするため、局所的な強風における列車転覆事故の防止、強風により度々発令される運転規制の緩和のため、防風柵を設置する工事が行われることがある。そのような工事では、一般に、電車の通行がない夜間、照明を付けての作業となり、作業員の転落、材料の置き忘れ等の危険がある。なにより、作業時間の制限から、施工期間、工費が高くなる問題があった。
橋の足場として、吊り足場が用いられている。例えば、特許文献1、2に示すように、橋などに構造物の下方に吊す足場である。特許文献2の発明は、所定領域の初期足場1AをパイプPに吊設する初期工程と、既設足場に順次接続しながら、拡張足場をパイプPに吊設していく拡張工程とを備えている。拡張工程は、既設足場の副単管12の直上に、仮設単管TP2を既設足場の外側に送り出し可能にパイプPに吊設した後、既設足場の副単管12に接続しようとする新たな副単管12の先端部と仮設単管TP2の先端部とを連結部材CHを介して連結し、仮設単管TP2と新たな副単管12とを既設足場の外側に送り出して、新たな副単管12を既設足場の副単管12に接続した後、副単管12の延長部分に足場板20を掛け渡し、副単管12の延長部分の下側に配置した新たな主単管11をパイプPに吊設すると共に副単管12の延長部分に結束することで、吊り足場を拡張するものである。しかしながら、従来のいずれの吊り足場も橋の下に吊されるもので、橋の上の作業をする場合には役に立たない。
他方、高さが高くない橋では、地上部から組み上げた足場を用いることも可能であるが、極めて高い橋では組み立て、撤去が煩雑で、多数の部材が必要になる。また、極めて高所、橋の下方が川、海などの場合には、地上部から足場を組み上げることはそもそも不可能である。
そのため、橋上作業も可能で、河川・堤外であっても通年施工が可能であり、労働安全衛生法に遵守した足場構想で、組み立て・撤去作業が簡素化でき、作業結果に影響を受けることなく足場部材を撤去することができ、足場の全組み立て工程、足場での全作業工程において、安全な作業空間を確保した、構造物の側壁に吊される軽量の足場構造、足場の組み立て方法が求められている。
特開2015−4213号公報 特開2013−221324号公報
そこで、本発明は、橋梁、高架橋等の高所構造物の側面に設置され、高所構造物の上部での作業も可能にするとともに、安全、簡易な吊り足場の組み立て方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、
(1)
高所構造物の側面に設置される吊り足場の組み立て方法であって、
高所構造物の側面に中支柱及び前支柱を備える初期足場を設置する準備工程と、
前記初期足場内にスライド枠を設置する搭載工程と、
前記初期足場から前記スライド枠の枠体部を出し入れしブラケットを前記高所構造物の側面に固定するとともに、前記ブラケット及び初期足場に足場材を連結し、中支柱及び前支柱を備える延設足場を組み立て、次いで連結された延設足場にさらに前記枠体を出し入れして順次、中支柱及び前支柱を備える延設足場を連結伸長させる延設工程と、
からなり、
前記スライド枠が、
前後方端部の上方向に突出した突起及び前方側の底部に底板を備える枠体と、
前記中支柱及び前記前支柱に連結固定され前記枠体の脱落を防止する固定具とからなり、
前記スライド枠を用いて高所構造物の側面に吊り足場を前記初期足場から延設することを特徴とするスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法。
(2)
高所構造物の側面の水平突出部に吊り下げられ、踏板が一列の上足場と前記上足場の下方に踏板が二列の下足場を備え、前記高所構造物の上部での作業も可能にする吊り足場の組み立て方法であって、
組み立ての起点となる前記高所構造物に初期足場を設置する準備工程と、
前記初期足場内にスライド枠を設置する搭載工程と、
前記スライド枠を利用して前記初期足場に延設足場を連結組み立てし、さらに延設足場の連結組み立てを繰り返す延設工程と、
からなり、
前記延設工程が、
前記スライド枠を前記初期足場又は延設足場からスライドさせ部分的に突出させて一時的な張出足場にする張出足場形成工程と、
前記張出足場において前記高所構造物の側面の水平突出部にブラケットをアンカーボルトで固定するブラケット設置工程と、
前記ブラケットに連結するとともに延設方向に上足場の二本の下さんを連結する下さん延設工程と、
下ブラケットを介して奥支柱を備える中支柱を奥の下さんに連結し、前記奥支柱を前記水平突出部の下方の凹みに位置させるとともに上部を前記水平突出部の底面に当接させ、前記手前の下さんに前支柱を連結する支柱設置工程と、
前記中支柱及び前記前支柱間に横棒を渡し、前記下ブラケットに踏板を渡し、下足場の奥の下さん、中さん、手摺りを延設する下奥足場形成工程と、
前記枠体を吊り足場内に引き戻し、前記下足場の手前の横棒に踏板を渡し、下足場の手前の下さん、中さん、手摺りを延設する下手前足場形成工程と、
前記上足場の横棒に踏板を渡した後、前記上足場の中さん、手摺りを延設する上足場形成工程と、
からなることを特徴とするスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法。
(3)
前記スライド枠が、後方端部の上方向に突出した突起及び前方側の底部に底板を備える枠体と、前記中支柱及び前記前支柱に連結固定され前記枠体の脱落を防止する固定具とからなることを特徴とする(2)に記載のスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法。
とした。
本発明は、上記構成であるので、軽量、簡易かつ安全に、橋梁、高架橋等の高所構造物の側面に設置することができ、高所構造物の上部での作業も可能にする、スライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法を提供することができる。したがって、例えば、河川上の鉄道橋などにおいて、防風柵を設置する場合に、電車の通行を止めることなく、昼間の防風柵設置工事を、従来の夜間作業に比べ、より安全で、簡易で短期工期を可能にし、大幅なコストダウンを図ることができる。
本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場での作業説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の組み立て完了時の端部の様子を示す図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の撤去方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の撤去方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の撤去方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の撤去方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の撤去方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の撤去方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の撤去方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の撤去方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の撤去方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の撤去方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の撤去方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の撤去方法の説明図である。 本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の撤去方法の説明図である。
以下、添付図面に基づき、本発明の実施の形態について詳細に説明する。ただし、本発明はそれら実施形態に限定されるものではない。
本発明であるスライド枠21を用いた吊り足場の組み立て方法について図1−17を参照して説明する。ここでは、川27に架けられた鉄道橋24の上部に防風柵26を電車25の往来を制限することなく昼間に後付で設置するための鉄道橋24の側面に吊り下げられる、一列の踏板6を有する上足場10と二列の踏板6を有する下足場11を備えた吊り足場1の組み立て方法について説明する。
スライド枠21を用いた吊り足場の組み立て方法は、準備工程と、搭載工程と、延設工程とからなる。
準備工程は、図1に示すように、鉄道橋24の側面の水平突出部24aに初期足場1aを設置する工程である。初期足場1aの設置方法は特に限定されるものでなく、従来の設置方法が採用できる。例えば、クレーン、はしご車、リフト等が例示できる。さらに川岸27aから足場を橋桁に向け組み上げ、スライド枠21の枠体22を搭載できる幅分の吊り足場を初期足場1aとしてまず組み上げる手法もある。ここでは、初期足場1aの形状は後述の延設足場1bと同一形状とした。すなわち、アンカーボルトで水平突出部24aに固定されるブラケット2に吊される足場である。
搭載工程は、図1に示すように、初期足場1a内にスライド枠21を設置する工程である。クレーンなどで吊り上げて初期足場1aに搭載してもよいし、初期足場1aに部材を搬入して、初期足場1a内で枠体22を組み立ててもよい。
ここで、スライド枠21は、図1に示すように、枠体22と固定具23からなる。枠体22は、略四角柱の辺部に位置する縦枠22a及び横枠22bで組み立てられ、前後端の中央部付近にはさらに縦枠22aを備え、同一面の縦枠22a間には棒をクロスさせた筋交い22cを配置して強度を確保する。
さらに、枠体22には、後方端部には上方向に突出する突起22eと、前方側の底部に底板22dを備える。突起22eは、固定具23に係止され、足場内からの枠体22の滑落を防止する。枠体22は、底部にキャスターなどを設けることなく、枠であるので当節面積が小さく、人力でスライドさせることができる。
固定具23は、中支柱4及び前支柱5にクランプ23aで連結され、枠体22の過剰突出および脱落を防止する。枠体22のスライド突出の際、固定具23の位置を延設方向に移動する。
延設工程は、図2−図18に示すように、スライド枠21を利用して初期足場1aに延設足場1bを連結し、さらに延設を繰り返し、延設足場1bを連結、伸長させていく。
延設工程は、より詳しくは、張出足場形成工程と、ブラケット設置工程と、下さん延設工程と、支柱設置工程と、下奥足場形成工程と、下手前足場形成工程と、上足場形成工程とからなる。
張出足場形成工程は、図2−図4に示すように、スライド枠21を初期足場1a又は初期足場1aに連結された延設足場1b或いはさら延設足場1bに延設された延設足場1bから足場の外側にスライドさせ部分的に突出させて一時的な張出足場21aを形成する工程である。ここでは、延設足場1bにさらに延設足場1bを連結する場面を説明する。
枠体22を張り出させるため、固定具23の位置を図2の位置に移動させ、クランプ23aで支柱に固定するとともに、固定具23に枠体22の突起22eが係止され、枠体22の脱落を防止する。枠体22は、底板22dが存在する部分まで突出させることができる。図4に示すように、作業者は底板22dの上に位置して延設足場1bを組み立てていく。
ブラケット設置工程は、図5に示すように、張出足場21aにおいて鉄道橋24の側面の水平突出部24aにブラケット2をアンカーボルト2a、2bで固定する工程である。ブラケット2は、三角形状の枠で上部にクランプ2c、2dを備える。クランプ2c、2dに、上足場10の下さん3(布材)が連結される。水平突出部24aは、横方向に突出した部分で、水平突出部24aの下方は凹み24bとなっている。したがって、ここで紹介する吊り足場1は、踏板6が一列の上足場10、踏板二列の下足場11となる。
下さん延設工程は、図6に示すように、上足場10の二本の下さん3のそれぞれの一端の接続部3a(切込)をすでに組み立てられている柱のフランジに嵌め、接続部3aに内蔵されているクサビ3cでフランジと下さん3を連結固定するとともに、ブラケット2のクランプ2c、2dに、下さん3を固定する工程である。なお、足場材の組み立て、連結は、ここに示すものと異なる他の連結方式を採用しても当然かまわない。
支柱設置工程は、図7−図8に示すように、下ブラケット4cを介して奥支柱4dを備える中支柱4を奥の下さん3の他端の接続部3bにフランジ4aを嵌めクサビ3dで連結固定するとともに奥支柱4dを水平突出部24aの下方の凹み24bに位置させ、その上部を水平突出部24aの底面に当接させ、前支柱5を手前の下さん3の他端の接続部3bにフランジ5aを嵌めクサビ3dで連結固定する工程である。図7に示すように、足場設置作業時でも、電車25は通常運転可能である。
下奥足場形成工程は、図8−図10に示すように、中支柱4及び前支柱5間に横棒9、9を渡し、前後の下ブラケット4cに踏板6の鈎6aを掛けて踏板6を渡し、下足場11の奥の下さん3、中さん8、手摺り7を組み立て済みの足場の対応する位置に連結固定して延設する工程である。接続部とフランジの接続は、下さん3と中支柱4と同様であり、以下の連結も同様である。
下手前足場形成工程は、図11−図13に示すように、枠体22を組み立て済みの吊り足場内に引き戻し、下足場11の奥の踏板6に作業者が位置しながら、下足場11の手前の横棒9に踏板6の鈎6aを掛けて踏板6を渡し、下足場11の手前の下さん3、中さん8、手摺り7を組み立て済みの足場の対応する位置に連結固定して延設する工程である。
上足場形成工程は、図14−図15に示すように、上足場10の横棒9に踏板6の鈎6aを掛けて踏板6を渡した後、上足場10の中さん8、手摺り7を延設する工程である。手摺り7に安全帯を連結して、組み立て時の作業者の脱落を防止するとよい。
図16は、次の延設足場1bの連結組み立てのため、枠体22をスライドさせる準備として、固定具23を枠体22の最前部で固定している。そして、図17では、図3、4と同様に、枠体22をスライド突出させ、組み立てた足場の外に、一次的な張出足場21aを形成し、作業者が枠体22の底板22dの上で延設作業をする。
次に、吊り足場1の上での目的の工事、作業について、図18を参照して説明する。所望の位置にまで、初期足場1aから吊り足場1を延設したならば、或いは延設しながら、吊り足場1で目的の作業を行う。ここでは、巾木、垂直養生ネットを省略しているが、実際の作業では、作業時の脱落防止のためそれらを設置する。
ここでは、川27に渡された鉄道橋24の側面の水平突出部24aに、川岸上部に設置した初期足場から、上一列、下二列の踏板6を備える吊り足場1を延設し、昼間、電車25の往来を止めることなく、鉄道橋24の上面端に防風柵26を設置することを目的としており、図18では防風柵26の設置途中段階である。
下足場11は上足場10の設置用であり、工事資材の搬入経路となる。上足場10は主に工事時の作業場所、電車往来時の退避場所となる。
次に、本発明であるスライド枠を用いた吊り足場の撤去方法について図19−32を参照して説明する。基本的に、組み立てのときと逆手順で吊り足場1の部品を、電車の往来を制限することなく、昼間に分解撤去する方法である。
図19は、吊り足場1の組み立て完了後に、鉄道橋24に防風柵26の設置作業も完了したときの吊り足場1の端部の様子を示している。各足場材を撤去するため、枠体22の引き戻し、突出を利用する。
先ず、固定具23を、図19の位置から図20の位置に移動し、クランプ23aで、中支柱4、前支柱5に固定し、1つの延設足場ユニットを除去したとき、枠体22が脱落しないようにする。そして、図21に示すように、枠体22を1つの延設足場ユニット分、吊り足場1内に引き戻す。
その後、図22に示すように上足場10の手摺り7、中さん8を分解、撤去する。既存のフランジ、接続部クサビによる連結は、周知の手段で解除して、分解する。分解された足場材は、上下足場10、11を通り吊り足場1の外に搬出される。次に、図23に示すように、上足場10の2枚の踏板6を分解、撤去する。
次に、図24に示すように、下足場11の手前の手摺り7、中さん8、下さん3を分解、撤去する。続いて、図25に示すように、下足場11の手前の踏板6を撤去する。
次に、図26に示すように、枠体22を、下足場11の手前の踏板6を除去したスペースを底板で覆うように、スライドして押し出す。作業者は、底板22dの上で、足場材の分解、撤去作業を行う。
次に、図27に示すように、下足場11の奥の手摺り7、中さん8、下さん3、さらに手前と奥の踏板6の間の下さん3も分解、撤去する。続いて、下足場11の奥の踏板6を撤去する。
次に、図28に示すように、前支柱5を分解、撤去する。続いて、図29に示すように、下ブラケット4cを介して連結した奥支柱4dとともに中支柱4を分解、撤去する。さらに、図30に示すように、上足場10の下さん3を分解、撤去する。加えて、アンカーボルト2a、2bを外し、ブラケット2を撤去する。
最後に、枠体22を吊り足場1内に引き入れ、図19の位置となる。したがって、全て延設足場1bを撤去するためには、図19から図32を繰り返す。そして、延設足場1bの撤去か完了した後に、初期足場1aを従来の手法で撤去する。
本発明は、多種多様な高所構造物に、初期足場を設置した後は、安全かつ簡易に吊り足場を延設でき、高所構造物の側面或いは上部で、各種目的の工事を、通行物があっても昼間に何らの規制をすることなく行うことができる。
1 吊り足場
1a 初期足場
1b 延設足場
2 ブラケット
2a アンカーボルト
2b アンカーボルト
2c クランプ
2d クランプ
3 下さん
3a 接続部
3b 接続部
3c クサビ
3d クサビ
4 中支柱
4a フランジ
4b フランジ
4c 下ブラケット
4d 奥支柱
5 前支柱
5a フランジ
5b フランジ
6 踏板
6a 鈎
7 手摺り
7a 接続部
7b 接続部
7c クサビ
7d クサビ
8 中さん
8a 接続部
8b 接続部
8c クサビ
8d クサビ
9 横棒
9a 接続部
9b 接続部
9c クサビ
9d クサビ
10 上足場
11 下足場
21 スライド枠
21a 張出足場
22 枠体
22a 縦枠
22b 横枠
22c 筋交い
22d 底板
22e 突起
23 固定具
23a クランプ
24 鉄道橋
24a 水平突出部
24b 凹み
24c 線路
25 電車
26 防風柵
27 川
27a 川岸

Claims (3)

  1. 高所構造物の側面に設置される吊り足場の組み立て方法であって、
    高所構造物の側面に中支柱及び前支柱を備える初期足場を設置する準備工程と、
    前記初期足場内にスライド枠を設置する搭載工程と、
    前記初期足場から前記スライド枠の枠体部を出し入れしブラケットを前記高所構造物の側面に固定するとともに、前記ブラケット及び初期足場に足場材を連結し、中支柱及び前支柱を備える延設足場を組み立て、次いで連結された延設足場にさらに前記枠体を出し入れして順次、中支柱及び前支柱を備える延設足場を連結伸長させる延設工程と、
    からなり、
    前記スライド枠が、
    前後方端部の上方向に突出した突起及び前方側の底部に底板を備える枠体と、
    前記中支柱及び前記前支柱に連結固定され前記枠体の脱落を防止する固定具とからなり、
    前記スライド枠を用いて高所構造物の側面に吊り足場を前記初期足場から延設することを特徴とするスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法。
  2. 高所構造物の側面の水平突出部に吊り下げられ、踏板が一列の上足場と前記上足場の下方に踏板が二列の下足場を備え、前記高所構造物の上部での作業も可能にする吊り足場の組み立て方法であって、
    組み立ての起点となる前記高所構造物に初期足場を設置する準備工程と、
    前記初期足場内にスライド枠を設置する搭載工程と、
    前記スライド枠を利用して前記初期足場に延設足場を連結組み立てし、さらに延設足場の連結組み立てを繰り返す延設工程と、
    からなり、
    前記延設工程が、
    前記スライド枠を前記初期足場又は延設足場からスライドさせ部分的に突出させて一時的な張出足場にする張出足場形成工程と、
    前記張出足場において前記高所構造物の側面の水平突出部にブラケットをアンカーボルトで固定するブラケット設置工程と、
    前記ブラケットに連結するとともに延設方向に上足場の二本の下さんを連結する下さん延設工程と、
    下ブラケットを介して奥支柱を備える中支柱を奥の下さんに連結し、前記奥支柱を前記水平突出部の下方の凹みに位置させるとともに上部を前記水平突出部の底面に当接させ、前記手前の下さんに前支柱を連結する支柱設置工程と、
    前記中支柱及び前記前支柱間に横棒を渡し、前記下ブラケットに踏板を渡し、下足場の奥の下さん、中さん、手摺りを延設する下奥足場形成工程と、
    前記枠体を吊り足場内に引き戻し、前記下足場の手前の横棒に踏板を渡し、下足場の手前の下さん、中さん、手摺りを延設する下手前足場形成工程と、
    前記上足場の横棒に踏板を渡した後、前記上足場の中さん、手摺りを延設する上足場形成工程と、
    からなることを特徴とするスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法。
  3. 前記スライド枠が、後方端部の上方向に突出した突起及び前方側の底部に底板を備える枠体と、前記中支柱及び前記前支柱に連結固定され前記枠体の脱落を防止する固定具とからなることを特徴とする請求項2に記載のスライド枠を用いた吊り足場の組み立て方法。
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