JP4221935B2 - 二重床構造 - Google Patents

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    • E04F15/02447Supporting structures
    • E04F15/02452Details of junctions between the supporting structures and the panels or a panel-supporting framework

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は上床が下床に設けられた支持手段に支持されて形成される二重床構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な二重床構造としては、OA機器等の信号ケーブルや給電ケーブルの配線スペースを2つの床の間に設けた二重床や、下側の床下に空気調節室を備えプリント基板へのチップの実装等が行われるクリーンルームの二重床構造が知られている。これらの二重床構造は、下側の床面または床下地材上に、適宜間隔を隔てて束材をなす直径9mm程度の複数の丸棒鋼材が立設され、その丸棒鋼材にそれぞれ、下側の床から高さ300mm〜600mmの位置に床材保持具を固定し、これら床材保持具に跨らせて床材を載置している。このとき床材は正方形状をなし、その四隅が床材保持具によって支持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、プリント基板へのチップの実装は、基板を載置したベッドを所定距離だけ移動させて位置決めし、停止した基板上にチップを載置する作業が実装装置によって繰り返し高速で行われる。このとき、数μmピッチでプリントされた基板上にチップを載置するため高い位置決め精度が要求される。
【0004】
前記実装装置の中には、基板の位置決め、即ちベッドの移動と停止とが0.1sec/cycleという短い周期で繰り返されるものがあり、基板が載置されたベッドが上記周期で高速に移動するため、装置自身が振動源となる。このとき、従来の二重床構造では、束材が細く、かつ束材の高い位置で床材が支持されるので、上下方向および水平方向の剛性が低い。このため、実装装置による前記振動が大きく増幅され、かつ振動が減衰するまでに長い時間を要することになり、基板の位置決め精度が低下し、実装装置の性能が保てないという課題がある。
【0005】
他方、高い剛性を備え、かつ高い振動減衰性能が得られるものとしては、重量3.5t〜5t程度の大型定盤がある。この大型定盤は1200mm×3000mmの面積を有し厚さ60mmのステンレス製の鋼板や厚さ200mmのプレキャストコンクリートにステンレス板を巻き付けた板材等がH型鋼などの重量鋼材にボルト締めされたものである。定盤は表面の高い水平面精度が要求されるため、単体での精度はもとより、設置時においても水平面精度の確保に多大な手間がかかるためコストが高騰する。
【0006】
さらに、重量が大きな大型定盤を設置する際には大がかりな機材を必要とするが、設置する場所がクリーンルームの場合にはそれらの機材が導入できない。このため、特殊な三叉やころを用いて作業しなければならず施工性が悪いという課題もあった。
【0007】
本発明は上記従来の課題に鑑みて、高い制振性能が得られ安価で施工性の良い二重床構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項1に示す二重床構造は、上床をなす上床材が下床に設けられた支持手段に支持されて形成される二重床構造において、前記上床材は、床面を形成する床パネル部と、この床パネル部の周縁から垂設されて周方向に繋った第1の壁部と、該第1の壁部に架け渡され、床パネル部の中央方向に向かって厚肉となる第2の壁部とで一体に構成されており、
前記支持手段は、下床から立設されたロッドと、該ロッドに係止され前記上床材が載置される上床載置手段とで構成され、
前記上床材は、該上床材を固定するための固定手段を上下方向に貫通させるための貫通手段を備え、該貫通手段を貫通する固定手段によって前記上床載置手段に固定されており、
前記上床載置手段はタップ孔を有し、前記貫通手段をなす貫通孔を貫通し前記固定手段をなすボルトが、前記タップ孔に締め込まれて前記上床材が固定されており、
前記上床載置手段は、前記ロッドに対する前記タップ孔の水平方向の位置を位置調整可能とする位置調整手段を備えており、
前記上床載置手段は、前記上床材を保持する保持手段を備え、該保持手段が前記ロッドの外形より大きな開孔と、前記タップ孔とを有し、前記位置調整手段は、前記ロッドを前記開孔に挿通した保持手段によって構成されることを特徴とする。
【0009】
かかる二重床構造によれば、床面を形成する床パネル部には、その周縁に垂設された第1の壁部が周方向に繋がっているため、床パネル部の周縁において高い剛性が得られる。さらに、第1の壁部には第2の壁部が架け渡され、この第2の壁部は、周縁から離れる方向となる床パネル部の中央方向に向かって厚肉となっているので、より高い剛性を備えた上床材を形成することが可能となる。
また、前記上床材は、下床から立設されたロッドに係止された上床載置手段に、上床材を貫通する固定手段によって固定するので、上床材を下床に確実に固定することが可能となる。
また、前記上床載置手段が有するタップ孔に、上床材を貫通するボルトが締め込まれて上床材が固定されるので、上床材を剛強に固定することが可能となる。
また、固定されたロッドに対してタップ孔は位置調整が可能なので、複数の上床材を貫通したボルトに合わせてタップ孔の位置を調整し、ボルトとタップ孔の位置を容易に整合させることが可能となり、施工性が向上する。
また、タップ孔が設けられた保持手段にロッドの外径より大きな開孔を設けることにより、容易に且つ安価に調整手段を備えることができる。
【0010】
また、上床材の下側に、床パネル部と一体をなす壁部を設けることにより、例えば剛性を高めるために補助的に設けられる単なる補強リブと異なり、極めて高い剛性を備えることができる。
【0011】
さらに、床パネル部と壁部とを一体とした簡単な構造としたので、鋳造できるため製造性がよく、且つ、鋳型の構造も簡単なので安価に製造することが可能となる。
【0012】
また、前記床パネル部は多角形状をなし、各辺から垂設された前記第1の壁部は、それぞれ各辺の中央方向に向かって厚肉となることを特徴とする。
即ち、複数の面で構成された第1の壁部の中央部分は、互いに隣接する壁面の境界となる角部より剛性が低くなるが、この中央部分を厚肉とすることによって、第1の壁部の剛性を高めることができ、上床材にさらに高い剛性を備えることが可能となる。
さらに、前記多角形状は矩形状であることが望ましい。即ち、単純な形状であるため製造性がよく、また、複数の上床材を敷き並べる場合には配置が容易であるため効率よく施工することができる。
【0013】
また、前記第1の壁部の外周面は、前記上床面側から下方に向かって前記上床材の内側に向かって傾斜していることを特徴とする。
即ち、複数の上床材を敷き並べる場合に、隣接する上床材の第1の壁部同士は干渉しないので、隣接する上床材の床パネル部同士を突き合わせて、隙間なく敷き詰めることが可能となる。
【0014】
また、前記第1の壁部は、前記下床の近傍まで垂下され、その下端が前記支持手段に支持されていることを特徴とする。
上床材は下床近傍で支持されているので、たとえ水平方向の振動が作用しても支持手段に作用するモーメントは小さい。このため、支持手段は変形し難く、上床材を剛強に支持することができ、上床の振動を早期に減衰させることができる。
【0015】
また、前記上床は複数の前記上床材が並べられて形成され、前記支持手段は、隣接する上床材の第1の壁部を一括して支持することを特徴とする。
隣接する上床材の第1の壁部は共通の支持手段に一括して支持されるので、隣接して共通の支持手段に支持された上床材の部位の高さを、何ら調整することなく揃えることが可能となる。
【0017】
また、前記並べられた複数の上床材を支持する複数の前記ロッドは、下床に設置される共通のベース板に立設されていることを特徴とする。この構成によれば、複数の上床材を支持する複数のロッドが共通のベース板に立設されているので、工場等においてロッドの間隔を高精度に配置しておくことができる。このため、施工現場でのロッドの位置決めが不要となり、効率よく二重床を施工することが可能となる。
【0021】
前記上床載置手段は、上下方向に移動可能に前記ロッドに係合される上下移動手段を備え、該上下移動手段に前記保持手段が載置されて前記上床材の高さ調整手段をなすことを特徴とする。
即ち、上床材が支持される支持手段が高さ調整手段を備えるので、複数の上床材を敷き並べた床面であっても、容易に平坦な床面を形成することが可能となる。
【0022】
また、前記ロッドの外周にはねじ溝が設けられ、前記上下移動手段は、前記ロッドのねじ溝に螺合するねじ部を有し、前記保持手段は、前記ロッドに上方から螺合されるナットと、前記上下移動手段とに挟まれて係止されることを特徴とする。
【0023】
即ち、上下移動手段のねじ溝とロッドのねじ溝とを螺合した構成としたので、上下移動手段を回転させることにより、保持手段、および上床材の高さを容易に調整可能となり、また、ロッドに上方からナットを螺合することにより、保持手段と、上下移動手段とを確実に且つ強固に固定することが可能となり、上床材を安定して支持することが可能となる。
【0024】
前記上下移動手段は、その外形形状が平面視六角形をなしていることが望ましく、これにより、六角レンチ等を用いて容易に上下移動手段を移動させることが可能となる。
【0025】
前記上下移動手段は、その外周部にロッドに向かう開孔を備えていることが望ましく、これにより、レンチ等が入りにくい狭い場所であっても、前記開孔に棒等を差し込んで容易に上下移動手段を移動させることが可能となる。
【0026】
また、前記保持手段と前記下床との間に、該保持手段の曲げ変形を抑制すべく当該保持手段を支持する変形抑制手段を設けることが望ましい。変形抑制手段を設けることにより、保持手段の曲げ変形を抑えて上床材をさらに安定して支持することが可能となり、二重床構造の振動抑制効果ないしは振動減衰性能をさらに向上させることが可能となる。
【0027】
前記変形抑制手段は複数設けられ、前記ロッドを中心とする円周上に等間隔で配置されている構成とすると、ロッドを中心としていずれの方向にも、保持手段の曲げ変形を効果的に抑えることが可能となる。
【0028】
また、前記変形抑制手段は複数設けられ、前記ロッドと、前記固定手段の前記保持手段への固定部との間を結ぶ線の延長上に配置されることが望ましい。この構成によると、前記固定手段により前記保持手段に作用する下方への力を、変形抑制手段と、ロッドとによって、固定手段による力の作用点の両側で支持し保持手段の曲げ変形を、さらに効果的に抑えることが可能となる。
【0029】
前記変形抑制手段は、ネジロッドと、該ネジロッドに前記保持手段と前記下床との間で移動可能に螺合されたナットとで構成され、前記保持手段は、前記ネジロッドが挿通される挿通孔を有し、該挿通孔に挿通されたネジロッドと、これに螺合されたナットとに支持されて前記曲げ変形が抑制されることを特徴とする。
即ち、ネジロッドとナットとを用いた簡単な構成によって、変形抑制支持手段を実現することが可能となる。
【0030】
前記上床の角部に配置される上床材の一角部は、当該上床材のみを支持する支持手段に支持され、該支持手段は、下床から立設されたコーナー用ロッドと、前記上床材の角部が載置され前記コーナー用ロッドに沿って相対移動する角部載置手段とで構成される上床材の高さ調整手段を備えていることを特徴とする。
即ち、複数の床材で形成される上床の角部は、上床の角部をなす上床材の角を単独で支持し、且つ高さ調整手段を備えた支持手段により支持されているので、形成される上床を隅々まで容易に平坦に調整することが可能となる。
前記角部載置手段の内周部と、前記コーナー用ロッドの外周部とには、ねじ溝が形成され、前記高さ調整手段は、角部載置手段と、前記コーナー用ロッドとを螺合させた構成としたので、上床角部においても簡単な構成によって高さ調整手段を実現することが可能である。
【0031】
前記コーナー用ロッドは、その軸方向にねじ孔が設けられ、前記上床材の前記貫通孔を貫通した前記固定手段をなすボルトが、前記ねじ孔に締め込まれて前記上床材及び角部載置部材が固定されることを特徴とする。
即ち、コーナー用ロッドに設けられたねじ孔に、上床材を貫通したボルトを締め込むことによって、上床材及び角部載置部材を剛強に固定することが可能となる。
前記上床材を、アルミ材で形成すると、上床材が軽量となり運搬等がし易く、施工性を向上させることができる。さらに、上床材を床パネル部と壁部とを一体とした簡単な構造としたことと相俟って、例えば砂型を用いて鋳造することが可能となり、製造性がよく、且つ安価に製造することが可能となる。
【0032】
前記床材を、制振材料で形成すると、二重床構造の振動抑制効果ないしは振動減衰性能をさらに向上させることができる。
【0033】
前記上床を形成する上床材のうち、隣接する上床材間に、それらを貫通しプレストレス導入用の緊張手段が設けられ、該緊張手段にプレストレスが導入されていることを特徴とする。
即ち、複数の上床材で形成された上床全体に亘ってプレストレスが導入されるので、隣接する上床材が互いに剛強に接合され、上床材が一体となった床が形成され、床全体に高い振動抑制効果ないしは振動減衰性能を備えた二重床構造を実現することが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態として例えば半導体の製造工場などに設けられるクリーンルームの二重床構造を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の二重床構造の一実施形態を示す断面図、図2は座板の平面図、図3は高さ調整板の平面図、図4は上床材の平面図、図5は上床材の側断面図である。
【0035】
本実施形態の二重床構造が適用されるクリーンルームは、二重に設けられた床の下側に空調設備室が備えられている。この空調設備室の上部にはこのクリーンルームの架構をなす梁間に床下地材をなす根太52が、約600mmピッチで架け渡されその上に下側の床材50が張られ下床が形成されている。
【0036】
本実施形態の二重床構造は、上床をなす上床材30は、その下端が、下床の根太52上に600mmピッチで設けられた支持手段18に支持されて形成されている。支持手段18は、ロッドをなすスタッドボルト20と、上床載置手段25をなす高さ調整板24および座板26とを備えており、上床材30はこれら高さ調整板24、座板26を介してスタッドボルト20に固定される。このとき、上記600mmピッチで立設された複数のスタッドボルト20のうち、4本が一組となって、□600mmの正方形の四隅となるような4本のスタッドボルト20の座板26に、一辺が600mmの上床材30の四隅がそれぞれ載置される。そして各座板26に4つの上床材30の角部が載置されることによって、上床材30が縦横に整列されて上側の床面12が形成される。
【0037】
前記上床材30はアルミ製でなり、平面視正方形状をなし厚さ約40mmの床パネル部30aと、この床パネル部30aの周縁から垂下され周方向に繋った第1の壁部をなす周壁部30bと、この周壁部30bに架け渡されて格子状をなす第2の壁部をなす中壁部30cとが一体に形成されている。
【0038】
前記周壁部30bは、その下端が下床の近傍まで垂下され、上端部側の厚さを約50mmとし、その外周面は下方に向かって前記上床材30の内側に向かって傾斜している。さらに、周壁部30bは、床パネル部30aの各辺の中央方向に向かって厚肉となるように形成され、剛性が高められている。
【0039】
前記中壁部30cは、約200mmの高さを有し、対向する周壁部30bに架け渡されている。この中壁部30cは、縦横それぞれ2本づつ設けられ、等ピッチ(約170mm間隔)に配置されている。また、中壁部30cは、周縁から離れる方向となる床パネル部30aの中央方向に向かって厚肉となるように形成され、上床材30の剛性をさらに高めている。
【0040】
上床材30の四隅には、上床材30の固定手段をなす長ボルト32を挿通するための貫通手段をなす貫通孔30dが設けられ、床面12側には長ボルト32の頭部が収納される座刳り30eが設けられている。
【0041】
前記支持手段18は、ロッドをなすスタッドボルト20(直径16mm、長さ90mm)と、このスタッドボルト20に螺合され、上床材30が載置される上床載置手段25とで構成されている。
【0042】
スタッドボルト20は、根太52の上に位置するように配置され、下床上に接着されたベース鋼板22(□150mm、厚さ9mm)に立設されている。
【0043】
上床載置手段25は、スタッドボルト20に螺合され上下方向に移動可能な高さ調整板24と、高さ調整板26に載置され上床材30の保持手段をなす座板26とで構成されている。
【0044】
高さ調整板24は、直径50mm、厚さ24mmの円盤状の鋼板でなり、その中央にスタッドボルト20に螺合されるタップ孔24aが設けられている。
【0045】
前記座板26は厚さ22mm、一辺が100mmの正方形状のアルミ板でなり、中央にスタッドボルト20が貫通され、スタッドボルト20の直径より大きな直径をなすルーズホール26aが設けられている。このルーズホール26aと座板26の4つの角部との間にはそれぞれそのほぼ中間位置に上床材30を固定する固定孔26bが設けられている。この固定孔26bにはタップが形成され、上床材30を貫通した前記長ボルト32が、この固定孔26bに締め込まれることによって、上床材30は座板26に固定される。
【0046】
そして、各スタッドボルト20には、高さ調整板24が螺合され、その上に座板26が、ルーズホール26aにスタッドボルト20が貫通されて載置される。従って、高さ調整板24を回転させると、スタッドボルト20に沿って、座板26と高さ調整板24とが上下に移動する。
【0047】
各座板26上にはそれぞれ異なる4つの上床材30の角部が載置され、座板26の中央で隣接する4つの上床材30の角部が突き合わされて床面12が形成される。
【0048】
また、上床材30の周壁部30bの外周面は、前述したように下方に向かって上床材の内側に向かって傾斜しているため、各上床材30の周壁部30b間にはそれぞれ間隙36が形成される。この隙間36に、座板26を貫通したスタッドボルト20が突出している。このスタッドボルト20には、前記ルーズホール26aより十分に大きなワッシャ34が挿通されてその上からナット28が螺合される。
【0049】
すなわち、本二重床構造の高さ調整は、スタッドボルト20に螺合させて所定の高さに仮固定された高さ調整板24の上に、座板26と上床材30とを載置し、隣接する上床材30の間で床面12のレベルに差が生じた場合には、高さ調整板24を正転または逆転させて床面12が平坦になるように上下に移動させる。
【0050】
床面12を平坦に調整した後、スタッドボルト20の前記ナット28を締め込むことにより座板26を高さ調整板24とナット28とで挟み込んで固定する。その後上床材30の四隅を長ボルト32で各座板26に固定する。即ち、ナット28と高さ調整板24とがダブルナットとなって、座板26とスタッドボルト20とが強硬に固定され、上床材30を剛強に固定することが可能となる。ここで、スタッドボルト20の長さは90mmであるが、高さ調整板24、座板26、ナット28が貫通されるため、高さ調整板24の下側に突出するスタッドボルト20の長さは15mm程度となる。即ち、上床材30を支持する高さ調整板24および座板26の位置は、下床の近傍、すなわち、上下の床間に形成される空間の高さに対して極めて低い位置に設定される。
【0051】
ところで、高さ調整板24の下側およびナット28の上側に突出するスタッドボルト20の長さは、高さ調整時に高さ調整板24が上下に移動できる長さであり、下側床面の不陸やスタッドボルト20の立設作業や螺合した高さ調整板24の施工による誤差などを吸収できる程度の長さだけ備えていれば構わない。よって、床の制振性能を向上させるためには、高さ調整板24および座板26の固定位置をより低い位置に設定することが望ましい。
【0052】
図6および図7には、座板26を剛に支持する構造を付加した変形例が示されている。上記実施形態にあっても、十分な振動抑制効果ないしは振動減衰性能を確保できるが、この変形例にあってはさらなる振動抑制効果を確保することができる。上記実施形態の座板26は図2から理解されるように、高さ調整板24にこれより外側へ突出する形態で重ね合わされている。これは、座板26に関し、4枚の上床材30の周壁部30bを安定に載置できかつ長ボルト32の締結も可能な必要最小限の平面寸法で形成するようにして、それ自体の曲げ剛性をできるだけ高く確保するとともに、高さ調整板24についても外径寸法の小さな円盤状として、スタットボルト20周りに等方性の高い曲げ剛性を確保するためである。このような構成を採用した結果、座板26は、高さ調整板24周りにこれより外側に張り出して突出し、この突出部分はカンチレバー形態を呈して曲げ剛性の低下を招いて曲げ変形されやすく、そしてまた自由振動を誘発して、振動抑制効果ないしは振動減衰性能を低下させることが考えられる。
【0053】
図示した変形例では、この突出部分26dを高剛性化しその自由振動を抑制するために、当該突出部分26dをベース鋼板22から支持する支持構造を備えている。具体的には、この支持構造は、上床材30の周壁部30bを載置するための座板26の各突出部分26dにこれを上下方向に貫通して形成されたネジ孔40と、ネジ孔40に一端が螺合されて設けられ、他端をベース鋼板22に当接させるべく座板26からの突出量が調整可能な支持材としてのネジロッド42と、ネジロッド42に螺合され、ベース鋼板22に他端が当接された当該ネジロッド42に対して締め込まれることにより座板26に圧接されて、ネジロッド42をベース鋼板22に強固に圧接固定するナット44とから構成される。
【0054】
そして、この支持構造は、高さ調整板24によるレベル調整後、座板26上からネジ孔40に螺入されて当該座板26下から突出するネジロッド42にナット44を螺入し、その後ベース鋼板22に当接するまでネジロッド42をネジ孔40から繰り出し、そしてネジロッド42をベース鋼板22に当接させた状態でナット44を締め込むことにより、ベース鋼板22と座板26との間に設置される。以上のような変形例にあっては、高さ調整板24の外側に突出する座板26の突出部分26dを強固に剛に支持することができ、当該突出部分26dを高剛性化できて座板26の曲げ変形を抑制でき、またその自由振動を抑止できて、二重床構造の振動抑制効果ないしは振動減衰性能をさらに向上させることができる。
【0055】
図8は、上床の角部における支持構造を示し、図8(a)は平面図、図8(b)は側断面図である。図示するように、上床の角部に配置される上床材30の一角部は、上床材30のみを支持するコーナー支持手段50に支持される。コーナー支持手段50は、前記支持手段18と同様に下床に接着したベース鋼板22から立設されたコーナー用ロッド52と、前記上床材30の角部が載置され角部載置手段54とで構成されている。
【0056】
コーナー用ロッド52の外周部にはネジ溝52bが形成され、その中央には軸方向に上床材30を固定するためのねじ孔52aが設けられている。前記角載置手段54は、筒状をなしてその内周部にはねじ溝54cが形成され、前記コーナー用ロッド52の外周部に螺合される角載置部54aと、上床材30を角載置部54に安定して載置するために、角載置部54a上端に設けられた載置板54bとで構成されている。
【0057】
コーナー支持手段50は、コーナー用ロッド52に螺合された角載置手段54を回転させることにより、角載置手段54が上下方向に移動に移動し、載置板54bに載置された上床材30の高さを調整することが可能である。
【0058】
また、角載置手段54に載置された上床材30は、上床材30の貫通孔30dを貫通した長ボルト32が、前記ネジ孔52aに締め込まれることにより、周壁部30bの下端が載置板54bに押圧されて、角載置手段54とともにコーナー用ロッド52に剛強に固定される。
【0059】
また、図9は、隣接する上床材30同士にプレストレスを導入して固定する例を示す説明図である。図示するように敷き並べられた複数の上床材30のうち、隣接する上床材30を貫通し連通する孔を形成し、この穴内に、端部にねじ部を有するプレストレス導入用の鋼棒60やワイヤ等を挿通する。挿通した鋼棒60等の両端部を上床の端部に位置する上床材30から突出させる。鋼棒60等には引張力を導入し、突出した両端のネジ部にナット62を締め込むことによりプレストレスを導入して固定すると、上床をさらに剛な構造とすることが可能となり、振動抑制効果ないしは振動減衰性能をより向上させることが可能となる。
【0060】
本実施形態によれば、この上床材30は、周壁部30bの下端が座板26上に載置され、この座板26は下床の近傍でスタッドボルト20に固定されるので、この床に水平方向の振動が作用してもスタッドボルト20の下端に作用するモーメントは小さいため、スタッドボルト20が変形し難く、上床材30とともに床全体の剛性を高めることができ、もって床上に載置された装置の振動を早期に減衰させることができる。
【0061】
また、上床材30は、全周にわたって設けられた周壁部30bと、中壁部30cとを一体に備えることによって、アルミという軽量な素材を肉抜きした形状であっても、高い剛性および強度を備えることができる。よって、従来の大型定盤のように大型機材や特殊な機材を用いることなく、搬入および施工作業を容易に行うことができる。
【0062】
さらに、この上床材30をアルミ製の簡単な構造とし、さらに一辺が600mmの正方形状として小型にしたので、砂型を用いて鋳造により製造することができ、さらに束材として汎用性の高いスタッドボルト20を用いているので、この二重床構造を極めて安価に実現することができる。
【0063】
上記実施形態では、床パネル部30aの形状を、正方形としたが、その他の形状、例えば長方形状、三角形状、六角形状などの多角形状でも構わず、それらを組み合わせて敷き詰めてもよい。
【0064】
上記実施形態にあっては、上床材30としてアルミ製のものを例示して説明したが、上床材30としては、制振鋼材や制振合金などの周知の軽量な制振材料を素材として成形したものであっても良い。これら制振材料であっても、アルミの場合と同様にして、上床材30を作成することができ、さらに良好な振動抑制効果ないしは振動減衰性能を確保することができる。
【0065】
また、高さ調整板24および角載置部54の外形形状を図10に示すような平面視六角形としたり、それらの外周部に図11に示すスタッドボルト20又はコーナー用ロッド50に向かう開孔56を備えて、その開孔56に鋼棒58等を挿入可能な構成とすると、高さ調整板24および角載置部54を容易に回転させて上下に移動させることが可能となり、高さ調整が容易となる。
【0066】
また、上記実施形態においては、各スタッドボルト20及び各コーナー用ロッド52をそれぞれ別個のベース鋼板22に立設させた例を示したが、図12に示すように、複数の上床材30が載置できるような細長い鋼板64や、格子状の鋼板66に多数のスタッドボルト20及びコーナー用ロッド52を立設する構成としてもよい。この場合には、工場等において細長い鋼板64や、格子状の鋼板66にスタッドボルト20等を予め立設させておくことができる。これにより、スタッドボルト等を正確な位置に立設することができ、さらに現場でのスタッドボルト等の位置決めが不要となるため、効率よく施工することが可能となる。
【0067】
また、上記実施形態においては、貫通手段として上床材に貫通孔を設けた例を示したが、円柱や角柱状の樹脂やゴム等を上床材30を上下に貫通するように一体として設け、この樹脂やゴムの部位に、固定手段として自身がねじを切って締め込んでいくタッピンネジ等を用い、座板等に直接螺着する構成としてもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、床面を形成する床パネル部には、その周縁に垂設された第1の壁部が周方向に繋がり、その第1の壁部に架け渡され一体をなす第2の壁部は、床パネル部の中央方向に向かって厚肉となっているので、極めて高い剛性を上床材に備えることができる。さらに、上床材は簡単な構造としたので安価に製造することが可能となる。
また、上床材は、下床から立設されたロッドに係止された上床載置手段に、上床材を貫通する固定手段によって固定するので、上床材を下床に確実に固定することが可能となる。
上床載置手段が有するタップ孔に、上床材を貫通するボルトが締め込まれて上床材が固定されるので、上床材を剛強に固定することが可能となる。
上床載置手段は、位置調整手段を有しているので、複数の上床材を貫通したボルトとタップ孔の位置を容易に整合させることが可能となり、施工性が向上する。
さらに、位置調整手段は、保持手段にロッドの外径より大きな開孔を設けることにより、容易に且つ安価に備えることができる。
【0069】
また、複数の面で構成された第1の壁部の中央部分を厚肉とすることによって、上床材にさらに高い剛性を備えることが可能となり、そのうえ床パネル部を矩形状とすると、製造性が向上し、複数の上床材を敷き並べる場合には配置が容易であるため施工性も向上する。
【0070】
さらに、第1の壁部の外周面は、下方に向かって前記上床材の内側に向かって傾斜しているので、隣接する上床材の床パネル部同士を突き合わせて、隙間なく敷き詰めることが可能となる。
【0071】
また、前記第1の壁部は、前記下床の近傍まで垂下され、その下端が下床近傍で支持されているので、たとえ水平方向の振動が作用しても、支持手段は変形し難く、上床材を剛強に支持することができ、上床の振動を早期に減衰させることができる。
【0072】
また、上床は複数の上床材が並べられて形成し、隣接する上床材の第1の壁部を一括して支持手段で支持するので、隣接する上床材の部位の高さを揃えることが容易となる。
【0074】
また、複数の上床材を支持する複数のロッドを共通のベース板に立設すると、施工現場でのロッドの位置決めが不要となり、効率よく二重床を施工することが可能となる。
【0078】
上床材が支持される支持手段が高さ調整手段を備えるので、複数の上床材を敷き並べた床面であっても、容易に平坦な床面を形成することが可能となる。
【0079】
また、上下移動手段のねじ溝とロッドのねじ溝とを螺合した構成としたので、上下移動手段を回転させることにより、容易に高さ調整が可能となり、保持手段と、上下移動手段とを確実に且つ強固に固定して、上床材を安定して支持することが可能となる。
【0080】
上下移動手段が、その外形形状が平面視六角形をなしていたり、その外周部にロッドに向かう開孔を備えている構成とすると、上下移動手段を容易に移動させることが可能となる。
【0081】
また、当該保持手段の曲げ変形を抑制すべく該保持手段を支持する変形抑制手段を設けることにより、上床材をさらに安定して支持することが可能となり、二重床構造の振動抑制効果ないしは振動減衰性能をさらに向上させることが可能となる。
【0082】
複数の変形抑制手段を、ロッドを中心とする円周上に等間隔で配置したので、保持手段の曲げ変形を効果的に抑えることが可能となる。
【0083】
また、複数の変形抑制手段を、固定手段の保持手段への固定部との間を結ぶ線の延長上に配置したので、変形抑制手段と、ロッドとによって、固定手段による力の作用点の両側で支持し保持手段の曲げ変形を、さらに効果的に抑えることが可能となる。
【0084】
前記変形抑制手段は、ネジロッドと、該ネジロッドに螺合されたナットとで構成したので、簡単な構成によって、保持手段の変形を抑制することが可能である。
【0085】
複数の床材で形成される上床の角部を単独で支持し、且つ高さ調整手段を備えたので、上床を隅々まで容易に平坦に調整することが可能となる。
【0086】
また、角部載置手段の内周部と、コーナー用ロッドの外周部とを螺合させたので、簡単な構成によって高さ調整手段を実現することが可能である。
【0087】
上床材の角部は、固定手段をなすボルトをコーナー用ロッドのねじ孔に締め込んで固定するので、上床材及び角部載置部材を剛強に固定することが可能となる。
【0088】
前記上床材をアルミ材で形成すると、製造性が向上し、且つ安価に製造することが可能となるとともに施工性も向上する。
【0089】
上床材を制振材料で形成すると、二重床構造の振動抑制効果ないしは振動減衰性能をさらに向上させることができる。
【0090】
また、隣接する上床材間に、それらを貫通しプレストレス導入用の緊張手段が設けられ、該緊張手段にプレストレスが導入されているので、床全体に高い振動抑制効果ないしは振動減衰性能を備えた二重床構造を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二重床構造の一実施形態を示す断面図である。
【図2】座板を示す平面図である。
【図3】高さ調整板を示す平面図である。
【図4】上床材を示す平面図
【図5】上床材を示す側断面図である。
【図6】本発明の二重床構造の実施形態の変形例を示す座板周辺の一部破断側面図である。
【図7】図6に示した変形例の座板周辺の平面図である。
【図8】上床の角部における支持構造を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は側断面図である。
【図9】隣接する上床材同士にプレストレスを導入して固定する例を示す説明図である。
【図10】高さ調整板および角載置手段の外形形状を平面視六角形とした場合の説明図である。
【図11】高さ調整板および角載置手段にスタッドボルト又はコーナー用ロッドに向かう開孔を備えた場合の説明図である。
【図12】複数の上床材を支持する複数のロッドを共通のベース板に立設する例を示す説明図である。
【符号の説明】
12 床面
26 座板
30 上床材
30a 床パネル部
30b 周壁部(第1の壁部)
30c 中壁部(第2の壁部)
18 支持手段

Claims (21)

  1. 上床をなす上床材が下床に設けられた支持手段に支持されて形成される二重床構造において、
    前記上床材は、床面を形成する床パネル部と、この床パネル部の周縁から垂設されて周方向に繋った第1の壁部と、該第1の壁部に架け渡され、床パネル部の中央方向に向かって厚肉となる第2の壁部とで一体に構成されており、
    前記支持手段は、下床から立設されたロッドと、該ロッドに係止され前記上床材が載置される上床載置手段とで構成され、
    前記上床材は、該上床材を固定するための固定手段を上下方向に貫通させるための貫通手段を備え、該貫通手段を貫通する固定手段によって前記上床載置手段に固定されており、
    前記上床載置手段はタップ孔を有し、前記貫通手段をなす貫通孔を貫通し前記固定手段をなすボルトが、前記タップ孔に締め込まれて前記上床材が固定されており、
    前記上床載置手段は、前記ロッドに対する前記タップ孔の水平方向の位置を位置調整可能とする位置調整手段を備えており、
    前記上床載置手段は、前記上床材を保持する保持手段を備え、該保持手段が前記ロッドの外形より大きな開孔と、前記タップ孔とを有し、前記位置調整手段は、前記ロッドを前記開孔に挿通した保持手段によって構成されることを特徴とする二重床構造。
  2. 前記床パネル部は多角形状をなし、各辺から垂設された前記第1の壁部は、それぞれ各辺の中央方向に向かって厚肉となることを特徴とする請求項1に記載の二重床構造。
  3. 前記多角形状は矩形状であることを特徴とする請求項2に記載の二重床構造。
  4. 前記第1の壁部の外周面は、前記上床面側から下方に向かって前記上床材の内側に向かって傾斜していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の二重床構造。
  5. 前記第1の壁部は、前記下床の近傍まで垂下され、その下端が前記支持手段に支持されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の二重床構造。
  6. 前記上床は複数の前記上床材が並べられて形成され、前記支持手段は隣接する上床材の第1の壁部を一括して支持することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の二重床構造。
  7. 前記並べられた複数の上床材を支持する複数の前記ロッドは、下床に設置される共通のベース板に立設されていることを特徴とする請求項6に記載の二重床構造。
  8. 前記上床載置手段は、上下方向に移動可能に前記ロッドに係合される上下移動手段を備え、該上下移動手段に前記保持手段が載置されて前記上床材の高さ調整手段をなすことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の二重床構造。
  9. 前記ロッドの外周にはねじ溝が設けられ、前記上下移動手段は、前記ロッドのねじ溝に螺合するねじ部を有し、前記保持手段は、前記ロッドに上方から螺合されるナットと、前記上下移動手段とに挟まれて係止されることを特徴とする請求項8に記載の二重床構造。
  10. 前記上下移動手段は、その外形形状が平面視六角形をなしていることを特徴とする請求項8又は9に記載の二重床構造。
  11. 前記上下移動手段は、その外周部にロッドに向かう開孔を備えていることを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の二重床構造。
  12. 前記保持手段と前記下床との間に、該保持手段の曲げ変形を抑制すべく当該保持手段を支持する変形抑制手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の二重床構造。
  13. 前記変形抑制手段は複数設けられ、前記ロッドを中心とする円周上に等間隔で配置されていることを特徴とする請求項12に記載の二重床構造。
  14. 前記変形抑制手段は複数設けられ、前記ロッドと、前記固定手段の前記保持手段への固定部との間を結ぶ線の延長上に配置されることを特徴とする請求項12に記載の二重床構造。
  15. 前記変形抑制手段は、ネジロッドと、該ネジロッドに前記保持手段と前記下床との間で移動可能に螺合されたナットとで構成され、前記保持手段は、前記ネジロッドが挿通される挿通孔を有し、該挿通孔に挿通されたネジロッドと、これに螺合されたナットとに支持されて前記曲げ変形が抑制されることを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の二重床構造。
  16. 前記上床の角部に配置される上床材の一角部は、当該上床材のみを支持する支持手段に支持され、該支持手段は、下床から立設されたコーナー用ロッドと、前記上床材の角部が載置され前記コーナー用ロッドに沿って相対移動する角部載置手段とで構成される上床材の高さ調整手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の二重床構造。
  17. 前記角部載置手段の内周部と、前記コーナー用ロッドの外周部とには、ねじ溝が形成され、前記高さ調整手段は、角部載置手段と、前記コーナー用ロッドとが螺合されて構成されることを特徴とする請求項16に記載の二重床構造。
  18. 前記コーナー用ロッドは、その軸方向にねじ孔が設けられ、前記上床材の貫通孔を貫通した固定手段をなすボルトが、前記ねじ孔に締め込まれて前記上床材及び角部載置部材が固定されることを特徴とする請求項16又は17に記載の二重床構造。
  19. 前記上床材は、アルミ材で形成されていることを特徴とする請求項1乃至18のいずれかに記載の二重床構造。
  20. 前記床材は、制振材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至19のいずれかに記載の二重床構造。
  21. 前記上床を形成する上床材のうち、隣接する上床材間に、それらを貫通しプレストレス導入用の緊張手段が設けられ、該緊張手段にプレストレスが導入されていることを特徴とする請求項1乃至20のいずれかに記載の二重床構造。
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