JPH10280654A - 溝配線式二重床システム - Google Patents

溝配線式二重床システム

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JPH10280654A
JPH10280654A JP10242797A JP10242797A JPH10280654A JP H10280654 A JPH10280654 A JP H10280654A JP 10242797 A JP10242797 A JP 10242797A JP 10242797 A JP10242797 A JP 10242797A JP H10280654 A JPH10280654 A JP H10280654A
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JP
Japan
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floor
wiring
plate
channel
height
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Pending
Application number
JP10242797A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Yamamoto
山本  清
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OYO KIKAKU KK
Oyo Kikaku KK
Original Assignee
OYO KIKAKU KK
Oyo Kikaku KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高さ調節可能な床板を用いて、周囲に配線溝
を有する溝配線式二重床システムに於いて、安定した床
板を提供することを目的とする。 【構成】 周囲に所定の間隔をおいて敷設する床板を、
床面に固定し、床板と床板の間に蓋板を架設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高さ調節が可能な床板
を、周囲に配線溝を形成可能なように、所定の間隔をお
いて設置する溝配線式二重床システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、高さ調節が可能な床板を床面に
敷き詰めて二重床を形成し、床板の下を配線スペースと
すると共に、床板自体を取り外したり、元に戻したりし
て配線スペースへのアクセスを行ってきた。又、溝配線
方式の二重床としては、高さ調節機能を持たない盤状体
からなる床板を、配線溝の間隔をおいて床面に敷設し、
床板間に蓋を架設して置敷式の溝配線二重床を形成して
きた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第一の方法によると、
床板の下の配線スペースへアクセスする度に、大きく、
重い床板の着脱が必要になり、面倒な作業であった。
又、着脱の際に折角レベルを調節した床板の向きが変わ
ったり、場合によっては、床板の位置が入れ代わったり
して、床板のレベルが狂ってしまう、という問題があ
る。
【0004】又、一部の床板だけを取り除いて、敷設し
たままの床板の下に電線を潜らせて配線替えをすること
も行われている。この場合、絡まって引出し難い古い電
線を切断して床板の下に残し、そのままで新規配線を行
ったりするため、ますます床下の線が絡み合って混乱
し、所謂スパゲッティ現象が生じたりしている。
【0005】第二の方法では、既に使用している床面の
リフォームの場合とか、セルフレベリング材を用いて、
平坦な床下地を形成した場合はよいが、新築のビルで不
陸の多い床面には適用が難しい面があった。又、盤状体
を用いるので、高さの高いものはコストが嵩む傾向にあ
るため、高さの低い、従って、配線容量の少ないものに
限定されたという問題もあった。
【0006】一方、一般に用いられているボルト脚を用
いた高さ調節可能な床板を用いて、溝配線とすることは
床板が不安定であるため、安定性に欠けるということで
取り入れられていないのが現状である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
問題を解決するために、高さ調節機能を持ちながら、周
囲に配線溝を構成し、且つ、安定した二重床を提供する
ために、床板を床面に固定して安定させる方法を提供す
るものである。
【0008】
【作用】このように形成すると、床板は高さ調節が可能
なので、平らな床面を形成できるし、周囲の蓋板を着脱
する時にも、床板が安定しているので、蓋板を着脱して
も床板が動いたり、平坦性が損なわれるようなことがな
い。
【0009】
【実施例1】図1に示すのは、亜鉛メッキ鋼板の薄板か
らなり、一辺40センチメートルの正方形を基本形状と
し、その四隅を隅切りした八角形の床板1である。上板
11と下板12の二枚の薄鋼板を、多数の上下方向のリ
ブ13で連結した構造の厚さ5センチメートルの平盤状
物からなる。
【0010】下板12の四隅と中央の合計5ヵ所では、
下板12に上下方向に貫通するそれぞれ1個のナット2
が付設され、それぞれのナットには、1本のボルト脚3
を下方から螺合しておく。四隅のボルト脚の頭31は半
球状に形成し、中央の一本のボルト脚の頭31は広く平
らに形成しておくのが都合がよい。それぞれのボルト脚
3の下方には、それぞれ一個の緩み止めナット21を螺
合しておく。ボルト脚の上端には、上げ下げの操作をす
るドライバーの先端を差し込むための調節溝32を付設
しておく。
【0011】図2に示すように、床板の四隅と中央の5
ヵ所では、ボルト脚の上げ下げの操作をするドライバー
を挿し込む10Φ程度の調節孔14を設けておく。床板
1の上板11の全周囲には、巾15ミリメートル、深さ
2ミリメートルの載架縁15が形成されている。
【0012】図3に示すように、周囲の四本のボルト脚
3の高さを調節して所定の位置に設置する。次いで、中
央のボルト脚3の下端の平らな頭31に接着剤を着けか
ら高さ調節をして、ボルト脚の頭を床面4の所定の位置
に固定する。それぞれの緩み止めナット21を固定され
たナット2に密接して締め着けて、ボルト脚の緩みを抑
える。
【0013】図4に示すように、床板1を所定の間隔を
おいて床面4に固定した後、床板1の上板11の周囲の
載架縁13と隣接する載架縁との間に、溝蓋5を着脱容
易なように架設して、全体を平らに仕上げて、二重床を
完成する。溝蓋の下には配線溝6が形成される。
【0014】
【実施例2】図4に示すのは固定具7である。細長い長
方形の薄板からなる固定板70は、厚さ2ミリメート
ル、巾3センチメートル、長さ20センチメートルの細
長い帯状の亜鉛メッキ鋼板からなり、中央に固定孔71
があり、両端部がクランク状に5ミリメートル持ち上が
り、高く持ち上げられた端部の中央に12Φの挿入孔7
2が形成してある。中央部を除いた部分で長手方向の両
縁に沿って補強ビード73が付設されている。このよう
な固定板70二枚を、中央の固定孔71を合わせて十文
字状に重ねて固定具7としてある。
【0015】図5に示すように、床面4上に縦横に50
センチメートルの間隔をおいて、格子枠の各交点の個所
に、それぞれ一個の固定具7を固定する。固定するに
は、中央の固定孔71に固定ビス74を床面4にねじ込
んで固定する。床面に固定した固定具7の上に床板1を
載架する場合には、格子の交点に設置された四個の固定
具の内、各1本のボルト脚3に別個の四枚の床板1の一
隅を載架させる。
【0016】図6に固定具7の各ボルト脚に床板1の隅
を載架した状態を示してあるが、載架する床板1として
は、前実施例と同様、上板11と下板12とからなる二
重構造の平面形状が略正方形の中空盤体からなるものを
用いる。固定具7の各端部の固定孔72の下側から、広
く平らな頭31を持ったボルト脚3をネジ部を上にして
挿し込んで立設する。ボルト脚3には、それぞれ一個の
ナット2と、一個の緩み止めナット21を螺合してお
く。
【0017】ボルト脚3のナット2の高さを調節した
後、ネジ部の先端の上から、巾広のワッシャー22を被
せ、床板1の下板12を載せ、その上からワッシャー2
2を被せ、ナット2締めをして、床板1をボルト脚3を
介して床面4に固定する。下側では緩み止めナット21
を締めて安定させる。
【0018】床板1と隣接の床板1の間に配線溝6が形
成される。床板1の上板11の周囲の載架縁13と隣接
する載架縁13との間に、溝蓋5を架設して、全体を平
らに仕上げて、配線溝付二重床を完成する。溝蓋は図に
示すように、底面に補強板51を付設したものを用いる
のが、撓みを抑える点から望ましい。
【0019】
【発明の効果】溝配線式二重床の場合には、床板と床板
との間に隙間があり、床板が一台一台独立しているので
動かされ易い。配線作業の時に溝蓋を取外し、コードを
引っ張ったりする際に床板を一緒に引っ張るので、尚更
である。この問題を解決するため、この発明では、個々
の床板を床面に固定している。床板を床面に固定したた
めに、今まで実現できなかった高さ調節脚付の溝配線式
二重床を実現させることが可能となった。
【0020】又、床板1を床面4に固定してあるので、
床板の縁に上からの力が掛かった場合でも床板が傾き難
く安定している。このため、ボルト脚を床板の内側に付
設することもできる。この結果、図7に示すように、床
板1の上下方向の周縁16の下端を内側に切り込ませる
ことが可能となる。支持脚を内側に移動し、周縁を切り
込ませることにより、配線溝6の懐を溝蓋の巾よりも広
く形成し、広い配線スペースを確保することが可能とな
る。
【0021】二重床の場合、一般的には床板を安定させ
るために、支持脚をできるだけ床板の隅に近づけて付設
するが、この発明のように、床板を床面に固定する場合
には、支持脚が必ずしも床板の四隅にある必要はない。
例えば、図8に示すように、中央に一本の確りしたボル
ト式の支持棒81があり、その上下に広い支持面82を
有する支持台8を用いて床板を支持すれば、床板の下全
面が配線スペースとなるので、都合が良い。
【0022】溝配線としたため、床板の下の空間を配線
のために空けておく必要性がなくなる。この結果、床板
を肉厚に形成でき、撓み強度を大きくすることができ
る。逆に言うと、床板を大判にすることも可能となる。
配線溝をどの程度の間隔で必要であるかにより、任意に
床板のサイズを決定できる。最近は、床板の上に付設す
るタイルカーペットが50センチメートル角のものが標
準となっているので、二重床も50センチメートルを基
準とっして形成されているケースが多いが、例えば、7
5センチメートル・1メートルを基準とすることも可能
となり、自由は選択の余地を与えている。
【0023】床板を厚さのある盤状体で形成すると、床
板の断面係数を大きくとることが出来る。断面係数を大
きくすると、撓み難いので、支持脚の間隔を大きくする
ことができるので都合がよい。盤状体を形成するには、
一般によく知られているハニカムコアーを用いるのも一
つの方法ではあるが、出願人特願平7ー第254582
号、発明の名称「コアー材と複合盤体」で提案したコア
ー材を用いることも可能である。
【0024】床板を厚さのある盤状体で形成し、支持脚
をその下板に固定すると、脚の長さを短くすることが可
能であり、経済的な床板が計画できる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 床板の一例を示す側断面図である。
【図 2】 床板の一例を示す平面図である。
【図 3】 配線溝の形成状況を示す側面図である。
【図 4】 固定板の一例を示す斜視図である。
【図 5】 配線溝付二重床の形成方法の一例を示す
平面図である。
【図 6】 固定具の使用方法の一例を示す側面部分
図である。
【図 7】 配線溝の一例を示す正面図である。
【図 8】 支持台の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 床板 2 ナット 3 ボルト 4 床面 5 溝蓋 6 配線溝 7 固定具 8 支持台

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高さ調節が可能な床板を、所定の間隔
    をおいて設置し、床板の周囲に配線溝を形成すると共
    に、床板間に蓋を架設して、表面全体を略平坦にした溝
    配線式二重床システムに於いて、床板を床面に固定した
    ことを特徴とした、溝配線式二重床システム。
  2. 【請求項2】 床板を支える調節可能な脚の下端が、
    床面に接合されたことを特徴とした、請求項1記載の、
    溝配線式二重床システム。
  3. 【請求項3】 床面に上方に突出する脚が固定され、
    上記脚が高さ調節可能なように床板に接合されたことを
    特徴とした、請求項1記載の、溝配線式二重床システ
    ム。
  4. 【請求項4】 床板は、多数の上下方向のリブで連結
    された上板と下板とを有する、厚さのある平盤状物から
    なることを特徴とした、請求項1ないし請求項3記載
    の、溝配線式二重床システム。
  5. 【請求項5】 脚は、床板の下板に付設されたことを
    特徴とした、請求項1ないし請求項4記載の、溝配線式
    二重床システム。
JP10242797A 1997-04-07 1997-04-07 溝配線式二重床システム Pending JPH10280654A (ja)

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JPH10280654A true JPH10280654A (ja) 1998-10-20

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JP10242797A Pending JPH10280654A (ja) 1997-04-07 1997-04-07 溝配線式二重床システム

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JP (1) JPH10280654A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003066996A1 (fr) * 2002-02-05 2003-08-14 Obayashi Corporation Structure de double plancher

Cited By (4)

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WO2003066996A1 (fr) * 2002-02-05 2003-08-14 Obayashi Corporation Structure de double plancher
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