JPH08333871A - 乾式床の構造及び乾式床の構築方法並びに弾性支持脚付き根太 - Google Patents
乾式床の構造及び乾式床の構築方法並びに弾性支持脚付き根太Info
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- JPH08333871A JPH08333871A JP14216795A JP14216795A JPH08333871A JP H08333871 A JPH08333871 A JP H08333871A JP 14216795 A JP14216795 A JP 14216795A JP 14216795 A JP14216795 A JP 14216795A JP H08333871 A JPH08333871 A JP H08333871A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】不陸調節を確実かつ効率良くし、工期の短縮を
はかる。また、遮音性能の向上をはかる。 【構成】多数の根太用薄板を横方向に積層してなる根太
基体1の下面に、所定間隔毎に昇降自在の弾性支持脚2
6を取り付け、根太25とする。コンクリートスラブ上
に、高さ調節しながら根太25を並列して配置固定す
る。根太25上にパーティクルボードを基材とした複合
床板32を並列固定して床42を構成する。
はかる。また、遮音性能の向上をはかる。 【構成】多数の根太用薄板を横方向に積層してなる根太
基体1の下面に、所定間隔毎に昇降自在の弾性支持脚2
6を取り付け、根太25とする。コンクリートスラブ上
に、高さ調節しながら根太25を並列して配置固定す
る。根太25上にパーティクルボードを基材とした複合
床板32を並列固定して床42を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、根太の構造に特徴を
有する乾式床の構造及び乾式床の構築方法並びに弾性支
持脚付き根太に関する。
有する乾式床の構造及び乾式床の構築方法並びに弾性支
持脚付き根太に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、床の不陸を調整する為に、スラブ
コンクリート上に、未だ固まらないモルタル塊を所定位
置に載置し、該モルタル塊上に、大引き等を高さを一定
にするように押え付けて設置していた。この場合、モル
タルが固化後に大引きが一定高さに揃って設置され、大
引き上に根太及び床板を構築していた。
コンクリート上に、未だ固まらないモルタル塊を所定位
置に載置し、該モルタル塊上に、大引き等を高さを一定
にするように押え付けて設置していた。この場合、モル
タルが固化後に大引きが一定高さに揃って設置され、大
引き上に根太及び床板を構築していた。
【0003】また、他の方法では、コンクリートスラブ
上に、高さ調節自在の点支持脚を接着剤で固定し、該点
支持脚に、点支持脚の高さを調節しながら、直接にある
いは根太を介して、床板を架設固定していた。
上に、高さ調節自在の点支持脚を接着剤で固定し、該点
支持脚に、点支持脚の高さを調節しながら、直接にある
いは根太を介して、床板を架設固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
いずれの工法でも、モルタル又は接着剤が固化するまで
時間が掛かり、その間、次の工程の作業ができず、工期
の遅延につながる問題点があった。また、従来の工法で
は、モルタル塊を使用した場合ではモルタル塊に大引き
などを取り付ける前に、あるいは点支持脚の場合では点
支持脚に床板などを取り付ける前に、夫々所定の高さに
調節しなければならず、調節作業が繁雑となる問題点が
あった。また、従来の工法では、コンクリートスラブと
根太との間で遮音性能を有するような手段を付加するこ
とが困難であった。
いずれの工法でも、モルタル又は接着剤が固化するまで
時間が掛かり、その間、次の工程の作業ができず、工期
の遅延につながる問題点があった。また、従来の工法で
は、モルタル塊を使用した場合ではモルタル塊に大引き
などを取り付ける前に、あるいは点支持脚の場合では点
支持脚に床板などを取り付ける前に、夫々所定の高さに
調節しなければならず、調節作業が繁雑となる問題点が
あった。また、従来の工法では、コンクリートスラブと
根太との間で遮音性能を有するような手段を付加するこ
とが困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】然るに、この発明は、下
面に弾性支持脚にを設けたので、あるいは弾性支持脚付
き根太を使用して、乾式の床を構築したので,前記問題
点を構築した。
面に弾性支持脚にを設けたので、あるいは弾性支持脚付
き根太を使用して、乾式の床を構築したので,前記問題
点を構築した。
【0006】即ちこの発明は、所定長さの根太の下面に
所定間隔毎に昇降自在の弾性支持脚を取り付けたことを
特徴とする弾性支持脚付き根太である。また、多数の根
太用薄板を横方向に積層してなる根太基体の下面に、所
定間隔毎に上下方向の螺孔を設け、該螺孔に、弾性支持
台の上部に螺杆を螺合してなる弾性支持脚の該螺杆の上
部を螺合し、前記根太基体の下部に前記弾性支持台の少
なくとも上部を収容できる収容部を形成したことを特徴
とする弾性支持脚付き根太である。前記における根太基
体に、螺杆の逃げ孔を穿設すると共に、前記根太基体の
収容部の下面を螺孔を形成した補強金具で内張した弾性
支持脚付き根太である。
所定間隔毎に昇降自在の弾性支持脚を取り付けたことを
特徴とする弾性支持脚付き根太である。また、多数の根
太用薄板を横方向に積層してなる根太基体の下面に、所
定間隔毎に上下方向の螺孔を設け、該螺孔に、弾性支持
台の上部に螺杆を螺合してなる弾性支持脚の該螺杆の上
部を螺合し、前記根太基体の下部に前記弾性支持台の少
なくとも上部を収容できる収容部を形成したことを特徴
とする弾性支持脚付き根太である。前記における根太基
体に、螺杆の逃げ孔を穿設すると共に、前記根太基体の
収容部の下面を螺孔を形成した補強金具で内張した弾性
支持脚付き根太である。
【0007】また、方法に係る発明は、所定のスラブ上
に、昇降自在の弾性支持脚を有する根太を並列載置し、
該弾性支持脚を回動して弾性支持脚を昇降させ、前記各
根太の上面の高さを微調整した後に、前記根太上に床板
を並列敷設することを特徴とした乾式床の構築方法であ
る。
に、昇降自在の弾性支持脚を有する根太を並列載置し、
該弾性支持脚を回動して弾性支持脚を昇降させ、前記各
根太の上面の高さを微調整した後に、前記根太上に床板
を並列敷設することを特徴とした乾式床の構築方法であ
る。
【0008】更に、コンクリートスラブ上に、昇降自在
の弾性支持脚付き根太を並列して配置し、該並列した根
太上に、パーティクルボードを基材とし複合床板を並列
固定したことを特徴とする乾式床の構造である。
の弾性支持脚付き根太を並列して配置し、該並列した根
太上に、パーティクルボードを基材とし複合床板を並列
固定したことを特徴とする乾式床の構造である。
【0009】前記における根太用薄板を横方向に積層す
る構造とは、根太を横方向に載置した状態で木口に沿っ
た縦断面において、根太と同一高さの根太用薄板が横方
向に積層されて、所定幅の根太を構成している構造であ
る。
る構造とは、根太を横方向に載置した状態で木口に沿っ
た縦断面において、根太と同一高さの根太用薄板が横方
向に積層されて、所定幅の根太を構成している構造であ
る。
【0010】
【作用】根太に昇降自在の弾性支持脚を取り付けたの
で、根太の設置と根太の不陸調整を同時に行うことがで
きる。弾性支持脚を螺杆と弾性支持台から構成し、螺杆
を根太基体の螺孔に螺合した場合には螺杆の回動により
根太の高さを容易に調節できる。また、根太基体に、螺
杆の逃げ孔を穿設した場合には、根太上面から螺杆の回
動を操作できる。
で、根太の設置と根太の不陸調整を同時に行うことがで
きる。弾性支持脚を螺杆と弾性支持台から構成し、螺杆
を根太基体の螺孔に螺合した場合には螺杆の回動により
根太の高さを容易に調節できる。また、根太基体に、螺
杆の逃げ孔を穿設した場合には、根太上面から螺杆の回
動を操作できる。
【0011】また、根太基体の下部に収容部を形成した
場合には、収容部に弾性支持台を収容でき、根太の高さ
を低く設定できる。根太基体の収容部の下面を螺孔を形
成した補強金具で内張した場合には収容部を設けた場合
でも、根太の強度を損なうことがない。
場合には、収容部に弾性支持台を収容でき、根太の高さ
を低く設定できる。根太基体の収容部の下面を螺孔を形
成した補強金具で内張した場合には収容部を設けた場合
でも、根太の強度を損なうことがない。
【0012】
【実施例1】図面に基づきこの発明の根太を使用する実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0013】形成予定の根太に応じて形成された根太基
体1の下面3に所定間隔毎に(支持脚設置毎に)、上下
に貫通する貫通孔(逃げ孔)5、5を穿設する。前記根
太基体1は、幅2〜3mm程度の多数の根太用の薄板1
a、1aを横方向に接着積層して(図5(c))、所定
幅(例えば、後述するように38mm)に形成されてい
る。
体1の下面3に所定間隔毎に(支持脚設置毎に)、上下
に貫通する貫通孔(逃げ孔)5、5を穿設する。前記根
太基体1は、幅2〜3mm程度の多数の根太用の薄板1
a、1aを横方向に接着積層して(図5(c))、所定
幅(例えば、後述するように38mm)に形成されてい
る。
【0014】前記根太基体1の下部で、前記貫通孔5の
周囲を切り欠いて、後述する弾性支持台の上部を収容で
きる収容部7を形成する。
周囲を切り欠いて、後述する弾性支持台の上部を収容で
きる収容部7を形成する。
【0015】前記収容部4の上壁8に当接する上板11
の両端に、前記収容部7の側壁9に当接する側板12を
連設し、該側板12に根太基体1の下面3に当接する鍔
13を連設して、前記上板11に前記貫通孔5に対応し
た透孔14を穿設し、前記上板11の下面に前記透孔1
4に連通するナット(螺孔)15を固着して補強金具1
0を構成する。前記根太基体1の収容部7に、前記補強
金具10を内張する。前記補強金具10のナット15
に、上部17が正捩子、下部18が逆捩子になっている
螺杆16の上部17を螺合する。前記螺杆16の上面に
はドライバーを嵌挿できる溝19が形成されている。ま
た、前記螺杆16の下部18に、弾性支持台20の上部
の螺孔21を螺合する。前記弾性支持台20は、部分円
錐状で、前記螺杆16を挿通できる貫通孔(逃げ孔)2
2が穿設してあり、また上部に前記螺杆16を螺合でき
る螺孔21を穿設した金属円板23が嵌挿固着してあ
る。また、前記弾性支持台20は、従来防振用に使用さ
れたものより硬度高めたゴム材よりなり、下面に同心円
状の溝24、24を形成してある(図5(a)
(b))。以上のようにして弾性支持脚付きの根太25
を構成する(図1(b)、図4(a)(b)(c))。
の両端に、前記収容部7の側壁9に当接する側板12を
連設し、該側板12に根太基体1の下面3に当接する鍔
13を連設して、前記上板11に前記貫通孔5に対応し
た透孔14を穿設し、前記上板11の下面に前記透孔1
4に連通するナット(螺孔)15を固着して補強金具1
0を構成する。前記根太基体1の収容部7に、前記補強
金具10を内張する。前記補強金具10のナット15
に、上部17が正捩子、下部18が逆捩子になっている
螺杆16の上部17を螺合する。前記螺杆16の上面に
はドライバーを嵌挿できる溝19が形成されている。ま
た、前記螺杆16の下部18に、弾性支持台20の上部
の螺孔21を螺合する。前記弾性支持台20は、部分円
錐状で、前記螺杆16を挿通できる貫通孔(逃げ孔)2
2が穿設してあり、また上部に前記螺杆16を螺合でき
る螺孔21を穿設した金属円板23が嵌挿固着してあ
る。また、前記弾性支持台20は、従来防振用に使用さ
れたものより硬度高めたゴム材よりなり、下面に同心円
状の溝24、24を形成してある(図5(a)
(b))。以上のようにして弾性支持脚付きの根太25
を構成する(図1(b)、図4(a)(b)(c))。
【0016】前記において、螺杆16及び弾性支持台2
0から弾性支持脚26を構成する。弾性支持脚26は、
所定の間隔を空けて、根太の耐力、弾性支持脚の耐力な
どに応じて複数か所に設ける。例えば、断面38mm×5
6mmの根太基体1の場合で、長さ270cmとした場合に
は、中間部に125cmの間隔をあけて2個、及び両端部
に2個の計4個を設置する(図4(a)(b)
(c))。また、長さ360cmの場合にも中間部に12
5cmの間隔をあけて2個、及び両端部に2個の計4個を
設置する(図4(d)(e)(b))。
0から弾性支持脚26を構成する。弾性支持脚26は、
所定の間隔を空けて、根太の耐力、弾性支持脚の耐力な
どに応じて複数か所に設ける。例えば、断面38mm×5
6mmの根太基体1の場合で、長さ270cmとした場合に
は、中間部に125cmの間隔をあけて2個、及び両端部
に2個の計4個を設置する(図4(a)(b)
(c))。また、長さ360cmの場合にも中間部に12
5cmの間隔をあけて2個、及び両端部に2個の計4個を
設置する(図4(d)(e)(b))。
【0017】前記実施例において、根太基体1は、薄板
を積層して構成したが、所定の強度を発揮できれば、他
の構造とすることもできる。
を積層して構成したが、所定の強度を発揮できれば、他
の構造とすることもできる。
【0018】また、前記実施例において、補強金具20
にナット15を固定して螺孔を構成したが、補強金具2
0の透孔14に螺糸を形成して螺孔を構成することもで
きる。また、貫通孔5内に長ナットを嵌挿して螺孔とす
ることもできる(いずれも図示していない)。
にナット15を固定して螺孔を構成したが、補強金具2
0の透孔14に螺糸を形成して螺孔を構成することもで
きる。また、貫通孔5内に長ナットを嵌挿して螺孔とす
ることもできる(いずれも図示していない)。
【0019】また、前記実施例において、螺杆16は上
下に正逆捩子を形成することが望ましいが、同一捩子で
形成することもできる。また、螺杆16の上面に、溝2
4を形成したが、+状の溝、四角又は六角の溝とするこ
ともでき、要はドライバー、レンチなどで回動できる形
状であればよい(図示していない)。
下に正逆捩子を形成することが望ましいが、同一捩子で
形成することもできる。また、螺杆16の上面に、溝2
4を形成したが、+状の溝、四角又は六角の溝とするこ
ともでき、要はドライバー、レンチなどで回動できる形
状であればよい(図示していない)。
【0020】また、前記実施例において、補強金具20
は、他に螺孔を形成でき、かつ必要な弾性支持脚26の
支持ができれば、省略することもできる(図示していな
い)。
は、他に螺孔を形成でき、かつ必要な弾性支持脚26の
支持ができれば、省略することもできる(図示していな
い)。
【0021】また、前記実施例において、根太基体1
に、弾性支持台20の上部を収容する収容部7を形成し
たが、強度が許せば、弾性支持台20全体を収容できる
形状とすることもできる。また収容部7は根太25の高
さをできるだけ低い位置に設置できるように形成した
が、図7のように省略することもできる。この場合、補
強金具20を平板状(図7(a))、下に凸となる形状
(b)、あるいは根太基体1の下面及び下部側面に当接
できる形状(c)とすることもできる。
に、弾性支持台20の上部を収容する収容部7を形成し
たが、強度が許せば、弾性支持台20全体を収容できる
形状とすることもできる。また収容部7は根太25の高
さをできるだけ低い位置に設置できるように形成した
が、図7のように省略することもできる。この場合、補
強金具20を平板状(図7(a))、下に凸となる形状
(b)、あるいは根太基体1の下面及び下部側面に当接
できる形状(c)とすることもできる。
【0022】また、前記実施例において、弾性支持台2
0の形状は部分円錐状としたが、部分角錐状、立方体な
ど他の形状とすることもできる(図示していない)。
0の形状は部分円錐状としたが、部分角錐状、立方体な
ど他の形状とすることもできる(図示していない)。
【0023】また、前記実施例において、螺杆16は根
太25の上面の貫通孔5から操作して回動する構造とし
たので、微調整が容易にできるが、他のギアなどを組み
合わせて、他の位置で螺杆16を操作できる構造とする
こともできる(図示していない)。
太25の上面の貫通孔5から操作して回動する構造とし
たので、微調整が容易にできるが、他のギアなどを組み
合わせて、他の位置で螺杆16を操作できる構造とする
こともできる(図示していない)。
【0024】
【実施例2】図面に基づきこの発明の実施の乾式床の構
造及び床の構築方法について説明する。
造及び床の構築方法について説明する。
【0025】まず、実施例に使用する床板32の構成に
ついて説明する。パーティクルボードを基材28とし
て、該基材28の上面に天然木化粧合板からなる表面板
29を、下面にラワン合板からなる下板30を夫々積層
してなり、該下板30の下面で、一側の接合縁33に沿
って裏板31を固着して、床板32を構成する(図
3)。前記裏板31は接合縁33から所定長さ突出して
形成されている。また、基材28の一側の接合縁33は
凸条35が形成され、他側の接合縁34には前記凸条3
5と嵌合する凹条36が形成されている。
ついて説明する。パーティクルボードを基材28とし
て、該基材28の上面に天然木化粧合板からなる表面板
29を、下面にラワン合板からなる下板30を夫々積層
してなり、該下板30の下面で、一側の接合縁33に沿
って裏板31を固着して、床板32を構成する(図
3)。前記裏板31は接合縁33から所定長さ突出して
形成されている。また、基材28の一側の接合縁33は
凸条35が形成され、他側の接合縁34には前記凸条3
5と嵌合する凹条36が形成されている。
【0026】次に、床の構造及び床の構築方法について
説明する。スラブ38に近接した所定のコンクリート壁
面39に、スラブ38上から根太の上面の高さに対応さ
せて、きわ根太40を固定する。次に、コンクリートス
ラブ38上面に、根太設置位置に沿って、弾性支持台2
0の下面位置に対応して、接着剤41を塗布する(図1
(a))。
説明する。スラブ38に近接した所定のコンクリート壁
面39に、スラブ38上から根太の上面の高さに対応さ
せて、きわ根太40を固定する。次に、コンクリートス
ラブ38上面に、根太設置位置に沿って、弾性支持台2
0の下面位置に対応して、接着剤41を塗布する(図1
(a))。
【0027】前記コンクリートスラブ38上に、予め所
定高さ対応して弾性支持脚26の長さを調節した実施例
1の根太25、25を並列して載置する。この際、根太
25の端部4を前記きわ根太40上に載置し(図6
(a))、前記弾性支持台20の下面を前記接着剤41
に固着する。続いて、スラブ28に不陸があり、根太2
5が所定の高さでない場合には、根太25の各貫通孔
5、5の上方からドライバーを挿入し、螺杆16を回動
して根太25を所定高さに微調整する。次に、根太25
の端部4をきわ根太40に固定する(図1(b))。
定高さ対応して弾性支持脚26の長さを調節した実施例
1の根太25、25を並列して載置する。この際、根太
25の端部4を前記きわ根太40上に載置し(図6
(a))、前記弾性支持台20の下面を前記接着剤41
に固着する。続いて、スラブ28に不陸があり、根太2
5が所定の高さでない場合には、根太25の各貫通孔
5、5の上方からドライバーを挿入し、螺杆16を回動
して根太25を所定高さに微調整する。次に、根太25
の端部4をきわ根太40に固定する(図1(b))。
【0028】次に、前記並列した根太25、25上に、
床板32を隣接する接合縁33、34を重ねながら敷設
し、床板32、32を根太25、25に固定する。以上
のようにして、床42を構築する(図1(c)、図
2)。
床板32を隣接する接合縁33、34を重ねながら敷設
し、床板32、32を根太25、25に固定する。以上
のようにして、床42を構築する(図1(c)、図
2)。
【0029】前記構造の床42は、根太25を横方向に
積層して形成したので、従来の根太に較べて剛性を強化
でき、支持点(支持脚)間の距離を、従来の床板(例え
ば45×180cm)の場合の45cm程度に対して、前記
のように125cm程度とすることができる。従って、ス
ラブと接する支持脚の数を大幅に削減できるので、スラ
ブを挟んだ上下階での遮音効果を向上できる。また、硬
度の高い弾性支持台20を使用し、更にパーティクルボ
ードを基材28とした床板32を使用したので、更に遮
音効果を高めることができる。
積層して形成したので、従来の根太に較べて剛性を強化
でき、支持点(支持脚)間の距離を、従来の床板(例え
ば45×180cm)の場合の45cm程度に対して、前記
のように125cm程度とすることができる。従って、ス
ラブと接する支持脚の数を大幅に削減できるので、スラ
ブを挟んだ上下階での遮音効果を向上できる。また、硬
度の高い弾性支持台20を使用し、更にパーティクルボ
ードを基材28とした床板32を使用したので、更に遮
音効果を高めることができる。
【0030】前記において、根太25の下方に配管、配
線スペースを広く取ることができ、配管、配線をする場
合には、根太25を設置する前あるいは設置後に行うこ
とができる(図示していない)。
線スペースを広く取ることができ、配管、配線をする場
合には、根太25を設置する前あるいは設置後に行うこ
とができる(図示していない)。
【0031】また、前記において、きわ根太40上に根
太を取り付けたが、床を低く張る場合には、きわ根太4
0の側面に根太25の端面4aを付け合わせし、きわ根
太40の上面40aと根太25の上面2とを面一に構築
する(図6(b))。
太を取り付けたが、床を低く張る場合には、きわ根太4
0の側面に根太25の端面4aを付け合わせし、きわ根
太40の上面40aと根太25の上面2とを面一に構築
する(図6(b))。
【0032】前記実施例において、床板32は前記パー
ティクルボードを基材28にした構造とし、かつ弾性支
持脚26つきの根太25との組み合わせたので、遮音性
能を向上できる効果があるが、他の従来の床板とするこ
ともできる(図示していない)。
ティクルボードを基材28にした構造とし、かつ弾性支
持脚26つきの根太25との組み合わせたので、遮音性
能を向上できる効果があるが、他の従来の床板とするこ
ともできる(図示していない)。
【0033】また、前記実施例において、弾性支持台2
0をスラブに接着することが望ましいが、他の方法で固
定し、更に固定しないこともできる。
0をスラブに接着することが望ましいが、他の方法で固
定し、更に固定しないこともできる。
【0034】
【発明の効果】弾性支持脚付きの根太を使用して床を構
築したので、不陸調節が確実かつ効率良くできる効果が
ある。また、根太の構築に際して、不陸調節作業と根太
の設置が同時にできるので、工期の短縮をはかることが
できる効果がある。
築したので、不陸調節が確実かつ効率良くできる効果が
ある。また、根太の構築に際して、不陸調節作業と根太
の設置が同時にできるので、工期の短縮をはかることが
できる効果がある。
【0035】更に、横方向に積層した根太基材を使用す
ると共に弾性支持脚付きの根太と、パーティクルボード
を基材とした床板とを使用した場合には、遮音性能を向
上できる効果がある。
ると共に弾性支持脚付きの根太と、パーティクルボード
を基材とした床板とを使用した場合には、遮音性能を向
上できる効果がある。
【図1】(a)乃至(c)この発明の構築方法を説明す
る縦断面図である。
る縦断面図である。
【図2】この発明の床構造の一部を破切した斜視図であ
る。
る。
【図3】この発明の実施に使用する床下地板の縦断面図
である。
である。
【図4】(a)はこの発明の根太の正面図、(b)は側
面図、(c)は平面図、(d)は同じく他の根太の正面
図、(e)は平面図ある。
面図、(c)は平面図、(d)は同じく他の根太の正面
図、(e)は平面図ある。
【図5】(a)は根太の弾性脚の一部拡大縦断面図で、
(b)は(a)のA−A線における断面図で、(c)は
(a)のB−B線における断面図であり、(c)は薄板
による積層構造を示してある。
(b)は(a)のA−A線における断面図で、(c)は
(a)のB−B線における断面図であり、(c)は薄板
による積層構造を示してある。
【図6】(a)(b)はこの発明の根太の端部の取付け
構造を表す拡大縦断面図である。
構造を表す拡大縦断面図である。
【図7】(a)は他の根太の弾性脚の一部拡大縦断面
図、(b)は他の根太の弾性脚の一部拡大縦断面図、
(c)は他の根太の弾性脚の一部拡大縦断面図である。
図、(b)は他の根太の弾性脚の一部拡大縦断面図、
(c)は他の根太の弾性脚の一部拡大縦断面図である。
1 根太基体 2 上面(根太基体) 3 下面(根太基体) 5 貫通孔 7 収容部 10 補強金具 15 ナット 16 螺杆 17 上部(螺杆) 18 下部(螺杆) 20 弾性支持台 21 螺孔(弾性支持台) 25 根太 26 支持脚 28 基材 32 床板 38 スラブ 42 床
Claims (5)
- 【請求項1】 所定長さの根太の下面に所定間隔毎に昇
降自在の弾性支持脚を取り付けたことを特徴とする弾性
支持脚付き根太。 - 【請求項2】 多数の根太用薄板を横方向に積層してな
る根太基体の下面に、所定間隔毎に上下方向の螺孔を設
け、該螺孔に、弾性支持台の上部に螺杆を螺合してなる
弾性支持脚の該螺杆の上部を螺合し、前記根太基体の下
部に前記弾性支持台の少なくとも上部を収容できる収容
部を形成したことを特徴とする弾性支持脚付き根太。 - 【請求項3】 根太基体に、螺杆の逃げ孔を穿設すると
共に、前記根太基体の収容部の下面を螺孔を形成した補
強金具で内張した請求項2記載の弾性支持脚付き根太。 - 【請求項4】 所定のスラブ上に、昇降自在の弾性支持
脚を有する根太を並列載置し、該弾性支持脚を回動して
弾性支持脚を昇降させ、前記各根太の上面の高さを微調
整した後に、前記根太上に床板を並列敷設することを特
徴とした乾式床の構築方法。 - 【請求項5】 コンクリートスラブ上に、昇降自在の弾
性支持脚付き根太を並列して配置し、該並列した根太上
に、パーティクルボードを基材とし複合床板を並列固定
したことを特徴とする乾式床の構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07142167A JP3127388B2 (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 乾式床の構造及び乾式床の構築方法並びに弾性支持脚付き根太 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07142167A JP3127388B2 (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 乾式床の構造及び乾式床の構築方法並びに弾性支持脚付き根太 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08333871A true JPH08333871A (ja) | 1996-12-17 |
JP3127388B2 JP3127388B2 (ja) | 2001-01-22 |
Family
ID=15308920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07142167A Expired - Fee Related JP3127388B2 (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | 乾式床の構造及び乾式床の構築方法並びに弾性支持脚付き根太 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3127388B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008196120A (ja) * | 2007-02-08 | 2008-08-28 | Sanyo Industries Ltd | 床構造 |
JP2014211055A (ja) * | 2013-04-19 | 2014-11-13 | 淡路技建株式会社 | 低床用根太ユニット及び二重床構造 |
JP2019152050A (ja) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 大建工業株式会社 | 二重床用の接合木質複合材と該複合材を用いた二重床構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0572097U (ja) * | 1992-02-28 | 1993-09-28 | 株式会社ケンウッド | 車両用音響機器のlcd静電気障害防止装置 |
-
1995
- 1995-06-08 JP JP07142167A patent/JP3127388B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
JP2008196120A (ja) * | 2007-02-08 | 2008-08-28 | Sanyo Industries Ltd | 床構造 |
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JP2019152050A (ja) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | 大建工業株式会社 | 二重床用の接合木質複合材と該複合材を用いた二重床構造 |
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Publication number | Publication date |
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JP3127388B2 (ja) | 2001-01-22 |
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