JP2008196120A - 床構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】集合住宅など建物における床構造に関し、荷重に対して十分な剛性が確保できるとともに固体伝播音が防止されて遮音性能にも優れた床構造を提供することを課題とする。
【解決手段】部屋の向かい合う壁際同士間に、所定の間隔をおいて並列に配置にされる断面が略多角形筒状の大引材6と、この大引材6の上部に配置される床板8と、部屋の基礎面2に設置され、上記大引材6の両端部を緩衝支持する高さ調整可能な支持脚4と、上記大引材6の中間部に1箇所又は数箇所配置され、上記大引材6の沈み込みを低減する補強支持脚9と、を有する構成である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、集合住宅など建物における床構造に関する。
従来、集合住宅などでは、コンクリート等の躯体に各階の床スラブが形成されており、この床スラブに敷設した床に加わる振動が階下或いは隣接部屋などに振動騒音となって伝播する。このため、床構造上の機能として固体伝播音を防ぎ、遮音性能を高める必要がある。ここで例えば特許文献1には、建物の床構造として、床支持手段を用いて、大引ビームをコンクリート躯体の支持面として打増部もしくは縦逆小梁上に支持するものが記載されている。
また特許文献2には、コンクリート躯体構造をもつ建築物において、床スラブの床構造体を、床スラブから絶縁した状態で、コンクリート躯体の鉛直躯体壁に支持する床支持構造が開示されている。この床支持構造は、床構造体の床板の支持部材である大引ビームを、床スラブとの間に隙間をあけて配置し、その大引ビームの両端部を、鉛直躯体壁との間に隙間を存して配置し且つ該躯体壁に弾性体を介して支持したものである。
また、上記床スラブと各大引ビームの中間部との間に、該ビームが下向きの衝撃荷重を受けたときにその衝撃荷重の床スラブへの伝播を阻止しつつ該ビームの上下振動を抑制する制振装置を介装している。この床支持構造により、床構造体に発生する振動騒音を鉛直躯体壁に分散伝播させ、遮音性能を向上させ且つ床構造体をより安定よく支持できるようにし、床構造体の上下振動を効果的に抑制、減衰できるようにして居住性の向上を図るというものである。
特許3742081号公報 特開2004−270436公報
しかしながら、上記特許文献1、特許文献2に記載の大引ビームは、居室空間の端部から端部までの長さを有するものであるため、大引ビーム材に所定の剛性がないと荷重に対して沈み込み量が大きくなり、室内の歩行感、家具の設置安定性が悪いという問題がある。また、大引ビーム材自体に剛性を持たせようにすると、大引ビーム材の重量が増えて結果的に自重による沈み込み量が大きくなり、躯体への重量負荷も大きくなり、またコストも増え、作業性も劣るという問題がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、荷重に対して十分な剛性が確保できるとともに固体伝播音が防止されて遮音性能にも優れた床構造を提供することを目的とする。
以上の技術的課題を解決するため、本発明に係る床構造は、図1等に示すように、部屋の向かい合う壁際同士間に、所定の間隔をおいて並列に配置にされる断面が略多角形筒状の大引材6と、この大引材6の上部に配置される床板8と、部屋の基礎面2に設置され、上記大引材6の両端部を緩衝支持する高さ調整可能な支持脚4と、上記大引材6の中間部に1箇所又は数箇所配置され、上記大引材6の沈み込みを低減する補強支持脚9と、を有する構成である。
ここで断面が略多角形筒状とは、断面が多角形の筒形態(角筒)の他、断面が多角形の筒の一部を開いた形状(例えばコの字状の両端部を内側に屈曲してフランジ部を設けた形状)も含まれる。また、上記補強支持脚9は、大引材の沈み込みが低減できる最小の個数であることが好ましく、このため上記数箇所とはせいぜい2〜4箇所程度の個数である。
本発明に係る床構造は、上記大引材6の中間部に上記補強支持脚9を1箇所又は2箇所設け、載荷荷重400kgf/mにおける沈み込みの変位が7.5mm以下で、かつ局部曲げ荷重100kgfにおける変位が3.0mm以下となるよう上記大引材6を補強した構成である。
本発明に係る床構造は、上記大引材6を、鋼製で断面が四角形の角筒とし、この角筒の板厚を0.8mm以上3.2mm以下とした構成である。
本発明に係る床構造は、上記大引材6の重量を、1.5kg/m以上5.0kg/m以下とした構成である。
本発明に係る床構造は、上記床板8の上から上記大引材6の上面部にビスを螺入して床板8を大引材6に固定した構成である。
本発明に係る床構造は、上記大引材6の筒内に、鋼材、アルミニウム材、木材、合成木材、樹脂発泡材などの補強材を内挿した構成である。
本発明に係る床構造は、上記大引材6を上記支持脚4の上部に固定し、かつこの支持脚4の下端部を接着材を用いて上記基礎面2に固着した構成である。
本発明に係る床構造は、隣り合う上記大引材6間に、横桟7を設けて大引材6同士を連結した構成である。
本発明に係る床構造によれば、多角形で筒状の大引材、この大引材の上部に配置される床板、大引材の両端部を緩衝支持する支持脚、及び大引材の中間部に配置される補強支持脚を有する構成としたから、筒状大引材は軽量でも充分な剛性が確保できて運搬性及び作業性が良く、併せて補強支持脚の本数を少なくすることができ、これにより固体伝播音を防ぎ、遮音性能を高めることができるという効果を奏する。
本発明に係る床構造によれば、大引材の中間部に補強支持脚を1箇所又は2箇所設け、載荷荷重の変位が7.5mm以下で、かつ局部曲げ荷重の変位が3.0mm以下となるよう大引材を補強した構成としたから、少ない補強支持脚で大引材の補強が有効に行え、部品点数が削減でき施工性、経済性にも優れるという効果がある。
本発明に係る床構造によれば、大引材の角筒の板厚を0.8mm以上3.2mm以下とし、また大引材の重量を、1.5kg/m以上5.0kg/m以下としたから、筒状鋼管は軽量でも充分な剛性が確保できて運搬性及び作業性が良く、高さ調整も容易であるという効果がある。
本発明に係る床構造によれば、床板の上から大引材の上面部ビスを螺入して床板を大引材に固定したから、根太材が不要となって床構造及び施工が簡略化され、施工性、経済性に優れるという効果がある。
本発明に係る床構造によれば、大引材の筒内に、鋼材、アルミニウム、木材、合成木材、樹脂発泡材などの補強材を内挿したから、大引材の剛性の確保が効果的に行えるという効果がある。
本発明に係る床構造によれば、大引材を支持脚の上部に固定し、かつこの支持脚の下端部を基礎面に固着するようにしたから、振動による上方への移動を防ぎ大引材の支持固定が確実に行えるという効果がある。
本発明に係る床構造によれば、隣り合う大引材間に、横桟を設けて大引材同士を連結したから、大引材の横振れが防止できまた大引材の施工が強固に行えるという効果がある。
以下、本発明に係る床構造の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、コンクリート構造の集合住宅などの建物における室内の床構造を示したものである。この部屋は平面が長方形状であり、床スラブの周囲は建物の躯体としての壁面が形成されており、上記床構造は床スラブに施工される二重床である。この床構造は、床スラブ2に立設固定される支持脚4、両支持脚4間に架設される大引材6、遮音マット5、上記大引材6の上部に配置される下張板8、及び床面の仕上げ用の化粧板10を有している。
上記支持脚4は図2(a)(b)(c)に示すように、台座12、支持部材14、及び受け具16からなる。上記台座12は、ゴム又は合成樹脂などの弾性材からなる略円板状の形状をなし、外周部に設けられた堤部18により台座12の上部には円形状の凹部20が形成されている。また、台座12には中央部に円形の孔部22が設けられ、この孔部22の周囲に環状に複数の孔部24が形成されている。さらに、台座12の裏面部には、放射状に複数の溝部26が形成されている。
上記支持部材14は鋼材或いは合成樹脂からなり、円板部28とこの円板部28の中心位置に固定立設されたボルト部32からなる。このボルト部32には、全体に螺子溝が刻設されている。上記円板部28には、ボルトの立設位置の周囲に環状に複数の孔部34が形成されている。この円板部28の各孔部34は、上記台座12の各孔部24とは孔部同士がそれぞれ重なるように同一形状に形成されている。上記台座12の円形状の凹部20には、上記支持部材14の円板部28を着座させて使用するが、このとき上記円板部28の孔部34は、上記台座12の孔部24とは各孔部同士の位置を一致させておく。
上記受け具16は図3(a)に示すように、受け部材17と保持部材19からなる。この受け部材17は、ゴム或いは合成樹脂などの弾性材からなる板材であり、外形は八角形状で中央部には上下に貫通した孔部36が形成されている。上記受け部材17の裏面部に設けたリング状の鍔部(溝状)に上記保持部材19が嵌入され、回転可能な状態となっている。この保持部材19は図3(b)に示すように、鋼材或いは合成樹脂からなり、円板部35の中央にはこの円板部35の孔部と螺子孔が連通する状態でナット部37が一体に設けられている。
上記支持脚4は、台座12の凹部20に支持部材14の円板部28を着座(或いは接着固定)させ、この支持部材14のボルト部32の上部に上記受け具16のナット部37を螺着して取り付ける。この支持脚4は、上記受け具16を回転操作して高さ調整を行う。
図4(a)(b)に示すように、上記支持脚4間に架設される大引材6は取付け金具38を用いて支持脚4の受け具16に固定する。この取付け金具38は一対の金具片40,41を有し、各金具片は鋼板を屈曲成形したもので断面コの字状の嵌込み部42、及びこの嵌込み部42の端部から上方に屈曲形成された取付け部44からなる。この取付け部44には、ビス用の孔部46が2箇所設けられている。
上記大引材6は図4(b)に示すように、下面部48、左右の側面部50及び上面部52からなり、鋼板を断面矩形の角筒状に成形した長尺材である。この実施の形態で用いた大引材6は、縦幅90mm、横幅50mm、板厚1.2mmであり、断面が縦に長い長方形状の角筒材である。このように大引材6として、鋼製の角筒材を用いることで高剛性、かつ軽量化を図っている。また、大引材6は図4(c)に示すように、フランジ部49、左右の側面部50及び上面部52からなり、筒の一部を削除して開口部51を設けた形態を採用することもできる。この大引材6は、鋼板を断面を略矩形筒状に成形した長尺材である。
上記大引材6の板厚は、この実施の形態では1.2mmとしているが、この板厚は0.8mm〜3.2mmの範囲が適当であり、より好ましくは0.8mm〜2.3mmの範囲が適当である。大引材6の板厚を上記範囲としたのは、大引材6の軽量化が図れるとともに、大引材6の上部に床材を下記ビス55止めする場合にビス55が比較的容易に上面部52に螺着できるためである。板厚が2.3mmを越える場合には、座繰りなどの処理を施すとビス55止めが容易に行える。また、上記大引材6の筒内に、鋼材、アルミニウム材、木材、合成木材、樹脂発泡材などの補強材を内挿することとしても良い。これらの補強材を大引材6内に挿設することで、大引材の剛性が高められる。
上記支持脚4に大引材6を固定する場合には、受け具16に設けた保持部材19を回転させて高さ調整を行う。このとき、受け具16の受け部材17を大引材6の向きにあわせるとともに保持部材19を回転させ、この後支持脚4の受け具16の中央部に大引材を載置し、上記取付け金具38の一方の金具片40の嵌込み部42を受け具16の一端部側から嵌め込んで係止させ、他方の金具片41についても受け具16の他端部側から嵌め込む。そして、各金具片40,41の取付け部44をそれぞれ大引材6の側面部50に当て、各金具片40,41の取付け部44をビス45にて大引材6に固定する。このビス45としては、大引材6の鋼板に下穴をあけるとともにタップ立て締め付けが同時にできるセルフドリリングビスなどが用いられる。上記大引材6は支持脚4に固定された状態で、この大引材6の下向きの荷重は取付け金具38とともに受け具16で緩衝支持される。併せて、支持脚4の台座12によっても大引材6は支持脚4に緩衝支持される。
上記遮音マット5は、不織布或いはグラスウールなどをボード状に成形したものであり、これは吸音、断熱材としての効果がある。上記下張板8は、合板或いはパーティクルボードからなる。ここでは、下張板8として板厚20mmのパーティクルボードを用い、上記化粧板10として板厚12mmのフローリング材を用いた。
ここで、上記床構造をコンクリート構造の建物の室内に施工する手順について説明する。部屋の床面が長方形の場合には、短辺部にこの辺部と平行に大引材6を配置し、大引材6を架設するスパンを短かくして剛性を確保する。上記床構造を施工する部屋は長方形状の床スラブ2を有しているため、短辺部と平行に一定間隔(例えば608mm)をおいて大引材6を配置する。このため上記支持脚4は、向かい合う長辺部側の両壁際の近傍に上記間隔(608mm)をおいて床スラブ2に立設固定する。またこの部屋では、大引材6を架設する支持脚4間のスパンは3650mmである。
各支持脚4は、接着材54を用いて床スラブ2に固定する。この接着材54を用いて、床スラブ2に支持脚4の台座12を接着したときには、連通する台座12の孔部24と支持部材14の孔部34とを接着材54が通過して支持部材14の円板部28の上部に滲み出てやがて固化する。このため、台座12が強固かつ確実に床スラブ2に固着される。また、台座12の裏面に設けられた上記溝部26により、上記接着材54が裏面の隅々まで行き届き接着が広く平均的に行われる。
次に、向かい合う支持脚4同士の間に大引材6を架設し、併せて各支持脚4の受け具16を回転操作して高さ調整を行なう。そして、取付け金具38を用いて各大引材6を支持脚4に固定する。このとき、一方の金具片40の嵌込み部42を受け具16の一端部側から嵌め込んで係止させ、他方の金具片41についても受け具16の他端部側から嵌め込み、ビス45を用いて各取付け部44をそれぞれ大引材6の側面部50に固定する。上記支持脚4により、大引材6の両端部は緩衝支持される。
上記支持脚4の台座12を床スラブ2に固着し、大引材6を支持脚4の受け具16に固定することにより、振動による大引材6の上方への移動が阻止され支持の強固な床構造が形成される。
上記大引材6の設置後、各大引材6間の床スラブ2の上部に遮音マット5を配置する。そして、各大引材6の上面に下張板8を配置する。また、下張板8の取付けについては、下張板8の上部からビス55をねじ込み、そのままビス55の先端部を大引材6の上面部52に螺設する。このビス55としては、大引材6の鋼板に下穴をあけるとともにタップ立て締め付けが同時にできるセルフドリリングビスなどが用いられる。
また、角筒形状の上記大引材6を採用し、この大引材6の板厚を上記範囲内に制限することで、上記ビス55を用いて下張板8を直接大引材6に取り付けることができる。通常、大引材の上には根太材を配置し、この根太材に床板材を取り付けるものであるが、上記実施の形態では根太材を使用していない。根太材を使用すると、それに対するコスト及び作業負担が加わり、また床が高くなり部屋の空間が狭くなる。上記下張板8の上部には、貼着により化粧板10を敷設して床構造を仕上げる。
図5は、大引材6の中間部の1箇所(一列)に補強支持脚9を用いた床構造を示したものである。この床構造は、上記大引材6の両端部を上記支持脚4で支持固定する点では共通する。そして、この床構造では大引材6の中央部に補強支持脚9を介在させ、大引材6の中間部を支持し補強する。この補強支持脚9により、大引材6の沈み込みを低減し防止する。
上記補強支持脚9は、図6(a)(b)(c)に示すように、大引材6を保持する保持具62、緩衝部材64、支持ボルト66を有している。上記保持具62は、鋼板を底面部70と左右の側面部72,72からなるチャネル状に屈曲形成した保持部71と、この保持部71の底面部70の下側中央部に固定されたナット部74とを有している。また、上記各側面部72には、それぞれ左右の部位に孔部76が設けられている。
上記緩衝部材64は、ゴム、合成樹脂などの弾性材からなり、横断面が円形状で、上部には円形状かつ底面が平坦な凹部78が形成されている。上記支持ボルト66は、合成樹脂或いは鋼材からなり、螺子溝が刻設されたボルト部80の端部に断面円形の頭部82が設けられている。
図6(b)に示すように、上記補強支持脚9は、上記緩衝部材64の凹部78に支持ボルト66の頭部82を突入してボルト部80を立設させ、ボルト部80の上端部に上記保持具62のナット部74を螺着したものである。この補強支持脚9は、支持ボルト66に対して保持具62を相対回転させることで高さ調整が可能である。さらに、この補強支持脚9は図6(c)に示すように、ボルト部80にワッシャー84を介してナット86を螺合し、高さ調整後に、上記ナット86を締め付けて支持ボルト66に保持具62を強く固定させる。
さて、支持脚4で両端部を支持された大引材6は、その中央部を補強支持脚9で支持する。図7に示すように、大引材6を補強支持脚9の保持具62に嵌め込んで支持させ、併せて支持ボルト66等を操作して補強支持脚9の高さ調整を行なう。そして、保持具62の側面部72に設けた孔部76から上記ビス45を螺設し、大引材6の側面部50を保持具62に固定する。また図8に示すように、隣り合う上記大引材6間に、鋼製の横桟7を取付けて大引材6同士を連結するのが効果的である。上記横桟7により、大引材6の横振れが防止され、大引材6の補強にもなる。
大引材6の設置後、上記実施の形態と同様に、各大引材6の上面に下張板8を配置し、下張板8の上部からビス55をねじ込み、そのままビス55の先端部を大引材6の上面部52に螺設して下張板8を取り付ける。上記下張板8の上部には、貼着により化粧板10を敷設する。
図9は、上記補強支持脚9を用いた他の床構造を示したものである。
この床構造は、さらに大引材6の中間部に上記補強支持脚9を2箇所(2列)介在させたものである。上記支持脚4と補強支持脚9との間隔、及び補強支持脚9同士の間隔は略均等にする。このように、大引材6の中間部に補強支持脚9を2箇所用いることで大引材6の沈み込みを更に改善する。
次に、上記床構造に関する社内試験及びその結果について説明する。
この社内試験で用いた大引材6は、断面が縦長の長方形状の鋼製の角筒材であり、断面(縦×横)のサイズは100mm×50mm、90mm×50mm、89mm×44.5mmの各種形状、また板厚は0.8mm〜2.3mmの各種形態のものを用いた。また支持脚4における大引材6の受け具16は、ゴム製で硬度40°又は60°のものを用いた。上記大引材6の重量は、例えば断面90mm×50mm、板厚1.2mmのものは2.852kg/mである。
床構造の形態としては、大引材6の両端部を支持脚4で支持し補強支持脚9を用いない形態、大引材6の中央部に1箇所(1列)の補強支持脚9を用いる形態、大引材6の中間部に2箇所(2列)の補強支持脚9を用いる形態について試験を行った。上記大引材等の各種形態の組み合わせたそれぞれの仕様については、仕様番号(1)〜(9)として9種類のものについて各仕様毎に試験を行った。
試験環境としては、図10に示すように、鉄筋コンクリート構造の建物の部屋(平面が長方形状で、大引材を差し渡した支持脚間のスパンは3650mm、大引材間の間隔は608mm)で行った。また床衝撃音等の試験は、上記建物の2階の部屋を音源としその階下の部屋で音を測定した。重量衝撃音はバングマシンにより、また軽量衝撃音はタッピングマシンにより発生させた。
試験1として、載荷荷重試験(400kgf/m)については各測定点における沈み込みの変位(mm)、及び局部曲げ(集中荷重)試験(100kgf)についても各測定点における沈み込みの変位(mm)を測定した。
測定点は、載荷荷重試験については測定点P(又はP及びR)を中心とする1mの載荷範囲において、局部曲げ試験については測定点P、Q(又はP、Q、R及びS)において行った。具体的には、仕様(1)〜(3)及び仕様(5)については測定点P(局部曲げ試験はP及びQ)、仕様(4)及び仕様(6)〜(9)については測定点P及びR(局部曲げ試験はP、Q、R及びS)について測定を行った。複数個所で測定を行ったものについては、その内で最も沈み込みの変位が大きいものを測定結果とした。
図11(a)は上記試験1(載荷荷重及び局部曲試験)の結果を示した表である。この試験結果から、載荷荷重試験における沈み込みの変位については、補強支持脚9無しの場合には7.5mm(公団基準)を上回る変位が測定されたが、大引材6の中間部に補強支持脚9を1箇所(1列)或いは2箇所(2列)配置した床構造については、変位は略7.5mm以下で良好な結果が得られた。ただし、仕様(8)の板厚が0.8mmかつ補強支持脚9を1箇所(1列)配置した形態については、変位が8.15mmであったが、これは仕様(9)のように補強支持脚を2箇所(2列)配置することで改善が可能である。
また、局部曲げ試験における沈み込みの変位については、補強支持脚9無しの場合には3.0mm(公団基準)を上回る変位が測定された(ただし、板厚2.3mmの大引材では変位3.1mmと良好)が、大引材6の中間部に補強支持脚9を1箇所(1列)或いは2箇所(2列)配置した床構造については、変位は3.2mm以下で良好な結果が得られた。ただし、仕様(8)の板厚が0.8mmかつ補強支持脚9を1箇所(1列)配置した形態については、変位が3.5mmであったが、これは仕様(9)のように補強支持脚を2箇所(2列)配置することで改善が可能である。
次に、試験2として、床衝撃音遮断性能を測定し、上記床構造を施工しない床スラブのままの状態での測定結果と、上記床構造を敷設した状態での測定結果とを比較し、床構造による改善量(dB)を求めた。試験の環境条件は試験1と同様であり、上記仕様(1)〜(9)について行った。また、衝撃源の中心周波数としては、63Hz、125Hz、250Hz、500Hz及び1kHzについて測定した。
図11(b)は上記試験2(床衝撃音遮断性能試験)の結果を示した表である。この試験結果から床衝撃音遮断性能については、補強支持脚9無し、補強支持脚9を1列或いは2列配置した何れの形態においても、また軽量衝撃及び重量衝撃の何れについても良好な改善が図られている。ここで重量衝撃については、衝撃源の中心周波数が63Hzの場合にも良好な改善が図られている。これは、建物躯体の近傍である部屋の壁際において大引材の両端部を主に支持し、大引材の中間部は補強程度の僅かな支持脚で支持する上記床構造によるものと考えられる。
以上から、大引材6の両端部を支持する支持脚4間のスパンが3650mm程度の床構造においては、鋼板の板厚が0.8mm以上で断面が長方形状の角筒の大引材を用い、この大引材の中間部の1箇所(板厚が薄い場合は2箇所)を補強支持脚で支持する構成を採用することで、床強度及び衝撃音遮断性能に優れた床構造が得られるものといえる。
従って、上記実施の形態においては、上記筒状の大引材6は軽量でも充分な剛性が確保でき、また運搬性及び作業性が良く、併せて補強支持脚9の設置箇所を少なく(1、2箇所)することができ、このため部品点数が削減できて経済性にも優れる。また、部屋の向かい合う壁際に配置した支持脚4で主に大引材6の端部を支持する構成により、固体伝播音を防ぎ、遮音性能を高めることができた。
なお上記床構造は、コンクリート構造の建物以外に、鉄骨構造などの建物にも適用可能である。
本発明の実施の形態に係る床構造を示す図である。 実施の形態に係り、(a)は支持脚の台座を、(b)は支持部材を、(c)は受け具を取付けた支持脚を示す図である。 支持脚の(a)は受け具を、(b)は受け具の保持部材を示す図である。 実施の形態に係り、(a)は受け具に取付け部材を嵌める状態を、(b)は受け具に大引材を固定した状態を、(c)は他の大引材を示す図である。 実施の形態に係り、大引材を補強支持脚で支持した床構造を示す図である。 実施の形態に係り、(a)は補強支持脚の保持具、緩衝部材、支持ボルトを、(b)は補強支持脚を、(c)はナットを締結した補強支持脚を示す図である。 実施の形態に係り、大引材を支持した補強支持脚を示す図である。 実施の形態に係り、大引材間に横桟を配置した床構造を示す図である。 実施の形態に係り、大引材の2箇所を補強支持脚で支持した床構造を示す図である。 実施の形態に係り、社内試験に係る床構造の一仕様を示す図である。 実施の形態に係り、社内試験結果を示す表で(a)は試験1の結果を、(b)は試験2の結果を示すものである。
符号の説明
2 基礎面(床スラブ)
4 支持脚
7 横桟
6 大引材
8 床板(下張板)
9 補強支持脚

Claims (8)

  1. 部屋の向かい合う壁際同士間に、所定の間隔をおいて並列に配置にされる断面が略多角形筒状の大引材と、
    この大引材の上部に配置される床板と、
    部屋の基礎面に設置され、上記大引材の両端部を緩衝支持する高さ調整可能な支持脚と、
    上記大引材の中間部に1箇所又は数箇所配置され、上記大引材の沈み込みを低減する補強支持脚と、を有することを特徴とする床構造。
  2. 上記大引材の中間部に上記補強支持脚を1箇所又は2箇所設け、載荷荷重400kgf/mにおける沈み込みの変位が7.5mm以下で、かつ局部曲げ荷重100kgfにおける変位が3.0mm以下となるよう上記大引材を補強したことを特徴とする請求項1記載の床構造。
  3. 上記大引材を、鋼製で断面が四角形の角筒とし、この角筒の板厚を0.8mm以上3.2mm以下としたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の床構造。
  4. 上記大引材の重量を、1.5kg/m以上5.0kg/m以下としたことを特徴とする請求項3記載の床構造。
  5. 上記床板の上から上記大引材の上面部にビスを螺入して床板を大引材に固定したことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の床構造。
  6. 上記大引材の筒内に、鋼材、アルミニウム材、木材、合成木材、樹脂発泡材などの補強材を内挿したことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の床構造。
  7. 上記大引材を上記支持脚の上部に固定し、かつこの支持脚の下端部を接着材を用いて基礎面に固着したことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の床構造。
  8. 隣り合う上記大引材間に、横桟を設けて大引材同士を連結したことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の床構造。
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