JPH0748855Y2 - フロアパネル - Google Patents

フロアパネル

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Publication number
JPH0748855Y2
JPH0748855Y2 JP1991072412U JP7241291U JPH0748855Y2 JP H0748855 Y2 JPH0748855 Y2 JP H0748855Y2 JP 1991072412 U JP1991072412 U JP 1991072412U JP 7241291 U JP7241291 U JP 7241291U JP H0748855 Y2 JPH0748855 Y2 JP H0748855Y2
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JP
Japan
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panel
panel body
floor
leg
legs
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Application number
JP1991072412U
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JPH0589681U (ja
Inventor
和明 安枝
邦雄 山岡
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、床面に敷設して二重床
を形成するためのフロアパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】近時のオフィス・オートメーション化に
伴い、OA機器の高密度配置を予定したOAフロアの内
装として、床面にフロアパネルを敷き詰めて二重床を形
成し、パネル床下空間に必要な室内配線類を収納するこ
とが行われている。
【0003】図7は、現行のフロアパネル敷設工法の一
例を図示している。この工法では、例えば1辺Aが25
cmの大きさを有する平面四角形をなし四隅に一体脚Lを
有したフロアパネルPを、パネル辺部を互いに当接させ
て床面に敷き詰めてから、その上にタイルカーペットC
を敷くようにしたものであって、脚付フロアパネルPを
縦横に敷設した後、カーペットCを単に上敷きすればよ
いので、施工の簡便さや工費の面で有利なものとなって
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のパネル敷設工法を採用する場合についても、次のよう
な点で改善すべき余地が見られる。
【0005】すなわち、四隅に一体脚Lを有するフロア
パネルPを用いた場合の不具合な点として、床面に障害
物が存在したり、配線や収納物のレイアウトによって脚
Lの取付位置を変更したい場合でも、脚Lを自由に移動
させることができず、そのためパネルの配列に工夫を要
したり、パネル床下の配線スペースが狭くなったりする
ことがある。また、一体脚Lを有するフロアパネルPで
は、パネル高さBが個々に一定であるため、フロアの高
さが異なる毎に異種高さのものを用意しなければなら
ず、さらに、保管、運搬時には、脚付きの分稠密充填が
妨げられて嵩ばるものとなってしまう不具合が見られ
る。
【0006】もう一つの問題点として、パネルの局部補
強や特殊パネルの調整・組付け作業に不便を来たすこと
が挙げられる。すなわち、局部的に集中荷重(図7矢印
F)が掛かる床面部位に敷設されるフロアパネルPに
は、現状では、裏面側に垂木をかますなど個別に補強手
段を追加するようにしなければならないが、この補強工
事が煩雑なものとなっている。また、図7に二点鎖線で
示すように、フロアの壁際等の部位には、標準寸法のフ
ロアパネルPよりも小さい異形サイズの端パネルPHを
組み込み、アップコンセント取付部位には、予め取付穴
Hを開口した穴付パネルPCを組み込むようにしなけれ
ばならないが、これらの特殊パネルに専用ユニットを用
いる現行の工法では、多種多様なサイズの専用ユニット
を用意しなければならない上に、現場での組み付けと必
要な補強作業とに手間の掛かるものとなっている。
【0007】本考案は、一体脚付のフロアパネルで見ら
れる上記の諸問題を解決するため、パネル本体と脚とが
組立・分離自在な別体品に形成された新型のフロアパネ
ルを提供している。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案に基づ
くフロアパネルは、少なくとも裏面側が等寸の開口部を
有する格子体で形成されたプレート状のパネル本体と、
パネル本体の任意の開口部と挿脱自在な別体の脚とから
なり、各別体脚は、先端部に開口部に対応する形状の差
込ヘッドを有し、その直下にパネル本体の下面と当接さ
れる平面井桁状をなすリブを突設したものからなって
る。
【0009】
【作用】このフロアパネルでは、別体脚の差込ヘッド
パネル本体に開口される任意の等寸開口部に差し込ん
で、パネル本体を支持乃至補強することができる。従っ
て、床面での障害物の存在や配線類のレイアウトに応じ
て脚取付位置を自由に変更することができるし、特殊パ
ネルの場合にも、パネルサイズや開口部形態に応じて必
要な補強工事が簡単に行えるものとなる。その際、差込
ヘッドの直下に設けられた井桁状のリブが格子体をなす
パネル本体の下面に当接されて、開口部周辺の広範囲の
接触面から荷重を受けることができる。そして、パネル
本体と脚とを別体品とすることで、パネル本体が共通化
されて、特殊パネルの調整も容易となる上に、共通のパ
ネル本体に高さの異なる複数種類の脚を組み合わせるこ
とで、フロア高さを自由に変更することができる。さら
に、パネル本体と脚とが別体であれば、保管時や運搬時
におけるコンパクトな荷積みが可能となる。
【0010】
【実施例1】図1〜図4は、本考案に係るフロアパネル
の第1実施例を示している。
【0011】フロアパネルは、平面四角形(正方形)を
なすプレート状のパネル本体1と、パネル本体1と別体
に形成された複数本の中空な脚2とから構成され、共に
樹脂一体成形品からなっている。
【0012】図1にパネル本体1の詳細が図示されてい
る。すなわち、パネル本体1は、パネル辺部を形成する
4辺の外枠リブ1Aと、対向する外枠リブ1A、1A間
に等間隔に架設されて互いに直交される格子リブ1B、
1Bと、本体コーナー部間を斜めにクロスしてパネル表
面側に架設される平行な2本一組の斜めリブ1C、1C
とを設けたメッシュ構造体で形成されており、さらに格
子リブ1B、1B等で囲まれた各開口部3に、その表面
側近傍で上記斜めリブ1C、1Cと平行な向きで補強リ
ブ1Dを渡結する補強手段を併設したものからなってい
る。
【0013】かくして、このパネル本体1では、その裏
面側が等寸の角形開口部3を多数開口する格子体で形成
されている。各開口部3の周壁部には、図1(B)に見
るように、下側に拡開する若干のテーパが付されてい
る。なお、各外枠リブ1Aの内周に形成されている開口
部3aについては、後述する別体脚2から四方に突出さ
れるリブをパネル本体1の平面内に収容するための余長
部として、別体脚2が挿着される正規の等寸開口部3よ
りも小さなサイズで開口されている。
【0014】その他、図1に示すパネル本体1には、各
辺部1Aの対称位置で、隣接するパネル相互のズレ等を
防止するための対をなす断面山形の凸部1aと、該凸部
1aの先端部がはまり込む断面略台形の凹部1bとが設
けられており、また、同じく各辺部1Aの対称位置で、
パネル床下から配線コード類を引き出すためのコード導
通穴を形成する半円形の切欠部1cが設けられている。
【0015】一方、パネル本体1と別体に形成される脚
2の詳細が、図2に示されている。この別体脚2は、角
形支柱部2Aの先端部に、上記パネル本体1の等寸開口
部3に対応する形状の差込ヘッド2Bを有し、差込ヘッ
ド2Bの突出部に当る連接段部2Cから平面井桁状なす
8本の三角リブ2Dを四方に突設してなり、平面四角形
をなす差込ヘッド2Bの各辺部には、該ヘッド2Bに弾
性拡縮能を付与するスリット2Eが縦方向に切欠されて
いる。
【0016】この別体脚2は、図3に示すように、パネ
ル本体1の下側から差込ヘッド2Bを差し込むようにす
れば、パネル本体1の等寸開口部3のいずれにも挿着す
ることができる。そして、図4に示すように、差込ヘッ
ド2Bを任意の開口部3にきっちりと嵌め込んだ挿着状
態では、脚2の三角リブ2Dが開口部3を囲む格子リブ
1B、1Bの下面と各々当接して、面一な段部2Cとリ
ブ2Dとの全面でパネル本体1の荷重を支えるものとな
る。なお、別体脚2の差込ヘッド2Bをパネル本体1の
開口部3にきっちりと嵌め込んだ状態では、差込ヘッド
2Bがスリット2Eにより内方に撓み変形してガタ付き
なく嵌合される。また、開口部3に挿着された別体脚2
は、これを下方に引き抜くことで、パネル本体1から簡
単に取り外し可能である。
【0017】上記パネル本体1と、本体1個当りに複数
本用意される別体脚2とは、通常、前者については施工
条件に関係なく共通部品として1種類のものを用意すれ
ば足りる一方、後者についてはフロア高さを自由に調整
できるように高さの異なる複数種類のものを用意するの
が好適となる。
【0018】このようなプレート状パネル本体1と、パ
ネル本体1の等寸開口部3に挿脱自在な別体脚2とを組
み合わせるフロアパネルの長所、利点を列挙すると、以
下の通りである。
【0019】脚の取付位置が自由に選べる 脚一体型のものと同様にパネル本体1の四隅に取り付け
る場合の他に、床面に障害物が存在したり、配線類のレ
イアウトによって脚の取付位置を変更したい場合には、
挿着開口部3の位置を変更することにより、別体脚2を
自由に移動させることができる。そのため、パネル床下
の配線スペースを最も有効に活用することができる。ま
た、配線スペース増大の利点に関連して、別体脚2の脚
構造の改良によるところも大きい。すなわち、別体脚2
には、挿着状態でパネル本体1の格子リブ1Bの下面と
当接される井桁状のリブ2Dが四方に突出され、パネル
本体1の支持面積を実質的に大きくする工夫がなされて
いるため、相対的に脚2の支柱部2Aを細くすることが
でき、これによりパネル床下の配線スペースを大きくと
ることができる。
【0020】フロア高さの調整が容易に行える パネル本体1に挿着する別体脚2の高さを変更すること
で、パネル本体1には共通のものを使用しつつ、フロア
高さを自在に変更できる。
【0021】保管時や運搬時におけるコンパクトな荷
積みが可能となる パネル本体1と脚2とが別体品であるため、一体脚型の
もののような無駄スペースが少なく、稠密充填が可能に
なる。
【0022】局部補強が簡易に行える 図7に示す集中荷重Fの作用部等には、裏面側から当該
部位の開口部3に別体脚2を差し込むことで簡易に補強
工事が行える。
【0023】特殊パネルの調整、組付けが簡単に行え
る 例えば、図7に示した端パネルPHが必要なときには、
標準サイズのパネル本体1を端パネルサイズに切断して
から、四隅に別体脚2を挿着することで、端パネルPH
の調整と組付け作業が現場で容易に行える。
【0024】
【実施例2】図5と図6は、本考案に係るフロアパネル
の第2実施例を示し、具体的には、図7に示したアップ
コンセント用取付穴Hを有する穴付パネルPCの調整、
組付け例を示している。
【0025】図5に示すパネル本体1には、プレート中
央部に所定口径の取付穴Hが開口されている点を除い
て、第1実施例と共通のものが使用される。この際、ア
ップコンセント用の取付穴Hは、現場等で後加工により
形成することも勿論可能であるが、一体脚を持たないパ
ネル本体1の利点として、パネル本体1の成形時に金型
に取付穴Hに対応するコアを装着することにより、成形
金型を共用しながら穴付のパネル本体1を簡単に成形で
きることが挙げられる。なお、取付穴Hの大きさと形状
(丸、四角等)についても、コアの取り替えによって自
由に可変できるものとなる。
【0026】図6は、取付穴Hを有するパネル本体1に
対するアップコンセント4の取付例を図示している。パ
ネル本体1には、表面側から取付穴Hに装入されたアッ
プコンセント4が表面露出状態で安定に取り付けられる
と共に、四隅と、強度が低下して局部補強が必要な取付
穴Hの周辺部位とに複数本の別体脚2が挿着される。
【0027】すなわち、この種の特殊パネルに本考案を
適用した場合の利点として、第1実施例で列挙した、
の作用効果、即ち、特殊パネルの調整、組付けが簡単
に行えることと、必要な局部補強が簡易に行えることが
特筆されるものとなる。
【0028】なお、パネル本体1に形成される開口部3
の形状、個数、分布等は、自由に変更でき、別体脚2の
構造、形態もそれに応じて適宜に改変し得る。また、パ
ネル本体1の開口部3は、第1、第2実施例の如く、表
裏に開通したものであれば、パネル敷設後に配線類の収
納状態を視認できる利点が重畳されるものとなるが、別
体脚2を差し込むパネル本体1の等寸開口部3は、少な
くともその裏面側にさえ形成されていればよく、表面側
は必ずしも格子体構造である必要はない。
【0029】
【考案の効果】以上の如く、プレート状のパネル本体
と、パネル本体の各開口部と挿脱自在な別体脚とを組み
合わせて構成される本考案のフロアパネルであれば、以
下の改善効果を奏するものとなる。 脚の取付位置が自由に選べ、配線スペースを大きくと
ることができる。 フロア高さの調整が容易に行える。 保管時や運搬時におけるコンパクトな荷積みが可能と
なる。 局部補強が簡易に行える。 端パネルや穴付パネル等の特殊パネルの調整、組付け
が簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】パネル本体の第1実施例を示し、(A)は平面
図、(B)は半部断面側面図である。
【図2】別体脚の実施例を示し、(A)は平面図、
(B)は半部断面正面図、(C)は底面図である。
【図3】第1実施例の概要を示す分解斜視図である。
【図4】別体脚の挿着状態を示すパネル部分の断面図で
ある。
【図5】パネル本体の第2実施例を示す平面図である。
【図6】第2実施例の使用状態を示すパネル側面図であ
る。
【図7】従来のフロアパネルの床面敷設例の概要を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 パネル本体 1A 外枠リブ 1B 格子リブ 1C 斜めリブ 1D 補強リブ 1a 凸部 1b 凹部 1c 切欠部 2 別体脚 2A 角形支柱部 2B 差込ヘッド 2C 段部 2D 三角リブ 2E スリット 3 等寸開口部 3a 開口部 4 アップコンセント P 脚付フロアパネル L 一体脚 C タイルカーペット PH 端パネル PC 穴付パネル H 取付穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも裏面側が等寸の開口部を有す
    る格子体で形成されたプレート状のパネル本体と、パネ
    ル本体の任意の開口部と挿脱自在な別体の脚とから
    り、各別体脚は、先端部に開口部に対応する形状の差込
    ヘッドを有し、その直下にパネル本体の下面と当接され
    る平面井桁状をなすリブを突設していることを特徴とす
    るフロアパネル。
JP1991072412U 1991-08-14 1991-08-14 フロアパネル Expired - Lifetime JPH0748855Y2 (ja)

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JP1991072412U JPH0748855Y2 (ja) 1991-08-14 1991-08-14 フロアパネル

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JPH0589681U JPH0589681U (ja) 1993-12-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61108337A (ja) * 1984-10-30 1986-05-27 Ooshio Surume:Kk いかせんべいフライの製造方法

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JPH0589681U (ja) 1993-12-07

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