JPH0756436Y2 - フリーアクセスフロアー材 - Google Patents

フリーアクセスフロアー材

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JPH0756436Y2
JPH0756436Y2 JP1993050097U JP5009793U JPH0756436Y2 JP H0756436 Y2 JPH0756436 Y2 JP H0756436Y2 JP 1993050097 U JP1993050097 U JP 1993050097U JP 5009793 U JP5009793 U JP 5009793U JP H0756436 Y2 JPH0756436 Y2 JP H0756436Y2
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JP
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floor
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JP1993050097U
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JPH0673235U (ja
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秀男 島田
弘 磯部
好美 島田
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンピューターその他
OA機器を設置する床面に敷設施工される低床式フリー
アクセスフロアー材に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやOA機器等にはその操作
用電線ケーブルが接続される。このケーブルを床に這わ
せたままにすると、歩行の邪魔になったり、また引っ掛
けによるトラブル発生の原因ともなる。特に多くの機器
を設置するコンピュータ専用室ではこのようなトラブル
の発生は不可避である。そこで、斯かる専用室には所謂
フリーアクセスフロアーを施工し、床材下面に上記ケー
ブル等を収納し得る空所を設けると共に各機器の至近位
置でケーブルと接続するようにした方法が採用されるよ
うになった。
【0003】該フリーアクセスフロアーに用いられる床
材としては、被施工床面に支柱部材を隔置し、この支柱
部材の上面に方形床パネルのコーナー部を載置して順次
敷き詰め、該床パネルの下面を上記ケーブル収納用の空
所とするものが一例として挙げられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記例示の
フリーアクセスフロアー材の場合、先ず支柱部材を適所
に正確に配置する必要があるが、その為には被施工床面
に所謂墨出し等による位置決めを各々の支柱部材毎にし
なければならない。このような位置決めは熟練と時間を
要し、施工コストの高騰を来す原因となるものでその抜
本的改良が強く望まれていた。
【0005】本考案は、上記に鑑みなされたもので、位
置決めが簡易になされ、施工コストの低減化が図れる新
規なフリーアクセスフロアー材を提供せんとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為の
本考案の構成を添付の実施例図に基づき説明する。
【0007】即ち、本考案のフリーアクセスフロアー材
は、上面が多角形で且つ側面下部に刳抜部を備えた中空
のブロック状フロアー材本体と、少なくとも1辺鍔縁
となし上面に該本体の側面下部を嵌合固定する嵌合孔を
内側に備えた位置決め用枠板と、被施工床面に敷き並べ
た該枠板に該本体を載置固定したときに上記鍔縁により
形成される一連の溝の開口部に覆設される蓋体と、より
成ることを特徴とするものである。
【0008】フロアー材本体1としては、BMC(バル
クモルティングコンパウンド…ポリエステル樹脂、骨材
及びガラス繊維を混練したもの)、レジンコンクリー
ト、繊維強化セメント(GRC、FRC等)等による中
空の成型体、合成樹脂の射出成型品及び木質加工品等が
充当されるが、強度が大で比重が大きく設置安定性に優
れたBMC成型体が望ましく採用される。また枠板4と
しては、上記材料や木板が利用される。
【0009】
【作用】上記構成のフリーアクセスフロアー材による床
施工要領を略述する。先ず、被施工床面Fに縦横の基準
線を引き、この基準線に基づき4辺形の位置決め用枠板
4…をその縁部同士が対合するように当接して順次敷き
詰める。斯くして敷き詰められた床面F上の枠板4に
は、図の如く、フロアー材本体1の側面下部、即ち側面
隅部の支脚部を該枠板4の嵌合孔41に嵌合して載置す
ると、一連の溝2が形成される。この状態で所望の電線
ケーブル(不図示)を溝2内に這回させて配線路とな
る。
【0010】該フロアー材本体1は中空状で側面部に刳
抜部10を設けて、側面外と中空部とは連通しているの
で、枠体4上で刳抜部10内を別の電線ケーブルを挿通
して、配線路とする。
【0011】その後溝2の開口部に蓋体3…を覆設すれ
ば、溝2内と刳抜部10とに挿通された電線ケーブルが
隠蔽され、フリーアクセスフロアーの敷設施工が完了す
る。
【0012】この場合、上記の基準線のみを引けば、こ
の基準線に基づき所定位置にフロアー材本体1…が順次
敷き詰められる。従って、上記従来例の如き多数の墨出
しを必要とせず極めて速やかに施工がなされる。尚、こ
のように施工された床表面に化粧床材(不図示)やじゅ
うたん等を更に覆設することはもとより可能である。
【0013】
【実施例】次に実施例について説明する。図1に示すフ
ロアー材本体1は、前記BMCにより下面が中空のテー
ブル型に成型された中空ブロック状であり、平面視して
直角二等辺三角形の形状をなし、斜辺以外の相直交する
二側面下部には刳抜部10が形成され、三角隅には支脚
12…が成型一体に形成されている。2個のフロアー材
本体1、1をその斜辺同士が対合するよう合体した時に
は該本体1,1が平面視して正方形をなし、合体後側部
4隅にそれぞれ支脚部12を備えた形態となる。
【0014】枠板4は、正方形又は長方形の板材で、板
面内側のコーナー四方に嵌合孔41…が形成され、外側
周縁を鍔縁11となしたものである。
【0015】枠板4は、実質的に鍔縁11同士を対合さ
せることにより順次敷き詰められる。上述の如く最初に
簡単な基準線を引くだけで夫々が所望の位置に適確に配
置される。
【0016】多数の枠板4を床面に敷き詰め、上記合体
したフロアー材本体1、1の支脚12…の先端を枠板4
の嵌合孔41…に嵌挿すると、フロアー材本体1,1の
側部に鍔縁11…が突出して該本体1,1間に縦横の一
連的な溝2が形成される。
【0017】床面上の枠板にフロアー材本体を載置した
時には実質的にこの支脚12…により3点支持されるの
で、床面に多少の凹凸(不陸)があってもガタ付くこと
なく設置される。尚、図には示さないが該支脚12…の
下面に金属製の小さな逆円錐体を成型時に突出状に半埋
設すれば、該円錐体の床面に対する点支持により一層設
置安定性を向上させることが出来る。また、支脚12の
下面を突曲状にしても同様の効果が得られる。又、支脚
部先端に枠板4の嵌合孔41の上面縁に係止する段部を
形成して、枠板4が支脚12を支持させてもよい。
【0018】本体1の上面には多数の小透孔14…が穿
設されているが、これは前記側面の刳抜部10と共に被
施工床面Fにフロアー材本体1を敷き詰めた後その取り
出しを容易にし、且つ成型材料の低減化を図ったもので
あり、また、フロアー材本体1の上面下側に挿通したケ
ーブルの取出口として或いは内装コンセントへのケーブ
ル挿入孔として利用してもよいが、必ずしもこれらを必
須とするものではない。
【0019】蓋体3は直角十字状をなし、図1及び図2
に示す如く、上記枠板4を、鍔縁11の端部同士が夫々
対合するよう敷き詰めた結果、鍔縁11の2倍の幅の溝
2が縦横且つ一連的に形成されるが、該蓋体3はこの溝
2が交叉する部分毎に配設され、これを順次行い溝2の
開口部全体が覆蓋される。
【0020】そして、図1に示す如く、フロアー材本体
1の斜辺を除く二側辺の上角部には段部13が形成さ
れ、図2に示す如く、蓋体3は、該段部13上に、隣接
本体1,1との間に形成される溝2を覆うよう跨架担持
される。
【0021】尚、蓋体3の形状は十字状に限らず、溝2
の開口部を全て覆蓋するものであれば直状のものなど他
の形状が採用され得ることは当然である。鍔縁11は、
枠板4の全周或いは1辺ないし2辺のみに形成しても枠
板4の並べ方によって上記同様縦ないし横状の溝が一連
的に形成されるので、これらも除外するものではない。
【0022】該溝2内には、電線ケーブルを這回収納し
て配線する。さらに、本体1の中空部内と枠板4上面と
の間に刳抜部10を挿通して電線ケーブルを配線する。
この場合、溝2内を電力線ケーブルに利用し、他方本体
1の中空部内を弱電用の通信ケーブルとするように、ケ
ーブルの種類を区分すると、通信ケーブルが電力線ケー
ブルから雑音信号などの妨害を受けるのを防止するのに
使い分けることができる。
【0023】このようにして配線完了後に、蓋体3を上
記要領で覆設すればフリーアクセスフロアーが完成す
る。この場合枠板4の敷き詰めによる上記同様の位置決
めがなされ、極めて簡易に敷設施工がなされる。また、
該枠板4は木板等による得ることができ、材料コストの
低減化が図られる。
【0024】尚、上記実施例のフロアー材本体1の平面
形状は三角形の他台形であっても実質的に3点で床面F
に設置することが可能であるので、床面Fに多少の不陸
があってもその安定化が図れると言う利点があり望まし
く採用されるが、枠板は、敷設した時に互いに密接的若
しくは一定の間隔をもって敷き詰められるような多角形
であればよく、鍔縁11により一連の溝2が形成される
もの(長方形、正方形、六角形等)であればこれらに限
定されるものではない。亦、鍔縁11の縁部は図例の如
き直状に限らず、例えば鋸歯状、波形状にし互いに噛み
合うようにして設置安定性を図るようになすことも除外
するものではない。その他、本考案を逸脱しない限り他
の変更が可能であることは言うまでもない。
【0025】
【考案の効果】叙上の如く、本考案のフリーアクセスフ
ロアー材は、枠板の少なくとも一辺にフロアー材本体に
覆われない鍔縁を有しているから、該枠板を床面に突合
せ状に敷き詰めるだけで一連の溝が形成され、該溝に電
線ケーブルを収納することができる。また、フロアー材
本体の側面下部が刳抜きされて該本体中空部と刳抜部が
連通しているから電線ケーブルを該溝とは隔離して別個
に挿通配線することができる。
【0026】配線後は蓋体を覆設すれば所謂フリーアク
セスフロアーが極めて簡易に施工され、従って、多数の
墨出し等を不要とし、さしたる熟練も要さず速やかに床
施工がなされ、施工コストの低減化が図られる。そし
て、電線ケーブルが床上に這回することがなくフロアー
下面に収納され、本来のフリーアクセスフロアーの機能
が充分に発揮される。亦、各枠板とそのフロアー材本体
は、突合せて載置されるだけであるから施工後、これら
を簡易に取外すこともでき、配線の追加やフロアー材本
体の交換などメンテナンスも楽である。このように多く
の利点を有する本考案は実用価値大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフリーアクセスフロアー材の一実施例
による敷設施工状態を示す分解斜視図である。
【図2】本考案のフリーアクセスフロアー材により組み
立てたフロアーの一部の縦断面図。
【符号の説明】
1 フロアー材本体 10 刳抜部 11 鍔縁 12 支脚部 2 溝 3 蓋体 4 枠板 41 嵌合孔 F 床面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が多角形で且つ側面下部に刳抜部を
    有する中空のブロック状フロアー材本体と、多角形の少
    なくとも一辺を鍔縁となし且つ上面に該本体の側面下部
    を嵌合固定する嵌合孔を備えた位置決め用枠板と、被施
    工床面に敷き並べた該枠板に該本体を載置固定したとき
    に上記鍔縁により形成される一連の溝の開口部に覆設さ
    れる蓋体と、より成るフリーアクセスフロアー材。
  2. 【請求項2】 上記フロアー材本体がその上面を直角三
    角形として該側面の各隅に支脚部を備え、上記枠板は矩
    形板の内側に4個の嵌合孔を矩形状に配置して矩形板の
    外縁を鍔縁となし、 該支脚部を上記嵌合孔に固定するに際して、2個の該フ
    ロアー材本体の斜辺側部同士を対合し、且つ該枠板の対
    角関係にある2個の嵌合孔に該斜辺両側で相近接する支
    脚部それぞれを共軛して嵌合するようにした請求項1記
    載のフリーアクセスフロアー材。
JP1993050097U 1993-08-23 1993-08-23 フリーアクセスフロアー材 Expired - Lifetime JPH0756436Y2 (ja)

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JPH0673235U JPH0673235U (ja) 1994-10-11
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