JP3005368U - 空調設備などに用いられる防振台を固定するためのブラケット - Google Patents

空調設備などに用いられる防振台を固定するためのブラケット

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JP3005368U
JP3005368U JP1994008866U JP886694U JP3005368U JP 3005368 U JP3005368 U JP 3005368U JP 1994008866 U JP1994008866 U JP 1994008866U JP 886694 U JP886694 U JP 886694U JP 3005368 U JP3005368 U JP 3005368U
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佑 益永
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Kurashiki Kako Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調設備などに用いられる防振台の据え付け
作業が容易で、しかも確実に防振台のベースを基礎に固
定できるブラケットを提供する。 【構成】 機器を取り付ける架台と、基礎に固定するベ
ースと、振動を吸収する防振部材からなる空調設備など
に用いられる防振台を、基礎に固定するためのブラケッ
トであり、このブラケット1はベース6を押える上板2
と、基礎に接する下板3と、前記上板2と下板3とをつ
なぐ立板4とからなり、前記下板3には透孔5が設けら
れ、上板と立板との角度θ1は90度より小さくし、立
板4と下板3との角度θ2は90度より大きくし、立板
4の高さHはベース6の高さhより少し小さくしたもの
となす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、振動を発生する空調設備などの下部に取付けて建物に設置され、 空調設備から建物への振動の伝達を減少させるようにした、空調設備などに用い られる防振台を基礎に固定する時に使用されるブラケットに係り、特に、防振台 の据え付け作業が容易で、しかも確実に防振台のベースを基礎に固定できるブラ ケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の空調設備などに用いられる防振台は、防振台のベースに固定用 の貫通穴が設けられた構造や、ベース外周に固定用ブラケットが固着された構造 が採用されていた。これらの構造では、あらかじめ複数のアンカーボルトを基礎 の所定位置に固着しておき、このアンカーボルトに、ベースに設けられた固定用 貫通穴や、ベースに固着された固定用ブラケットの位置を合わせて防振台を設置 しなければならず、据え付け作業に時間がかかるという欠点があった。しかも、 固定用ブラケットがベース外周から突出している場合には、梱包に手間取ったり 、輸送費が高くなるという欠点もあった。
【0003】 また、ベース外周に固定用ブラケットが、ネジなどにより着脱自在に設けられ た構造のものも知られており、この構造では、上記の欠点は解決される。しかし ながら、ベースは、軽くて強い角パイプが使用されるので、固定用ブラケットを 着脱自在にするためには、ベースの構造が複雑になり、防振台の価格が高くなる という別の欠点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の欠点を解消するためになされたもので、防振台の据え付け作 業が容易で、しかも確実に防振台のベースを基礎に固定できるブラケットを提供 することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、本考案の構成を実施例である図面の符号を援用し て説明すると、本考案は、ベース6を押える上板2と、基礎に接する下板3と、 前記上板2と下板3をつなぐ立板4からなり、前記下板3には透孔5が設けられ 、上板2と立板4との角度θ1は90度より小さくし、立板4と下板3との角度 θ2は90度より大きくし、立板の高さHはベースの高さhより少し小さくし、 防振台のベース6の外周に複数を配設し、アンカーボルト9により固定するブラ ケットである。
【0006】
【作用】
上記のように構成したブラケットを用いて空調設備などに用いられる防振台を 据え付け作業する時、最初に立板4をベース6の外側面6aに、上板2の端部2 aをベース6の上面6bに当接させた後、下板3が基礎に沿って当接するまでア ンカーボルトに螺合するナット9aを締め付けていく。ここで、立板4の高さH はベース6の高さhより少し小さめにされているので、立板4と下板3との境界 部4aはゆるやかな曲線で変形し、立板4と下板3の各平面部とでできる角度θ 2は約90度になる。一方、立板4は基礎方向に引張られるので、上板2はベー ス6の上面6bに沿うように変形し、立板4と上板2との角度θ1も約90度と なる。こうして、基礎の平面度やベースの高さhに多少のバラツキがあっても、 ブラケット1の上板2はベース6の上面6bに沿って当接し、ブラケット1の下 板3は基礎に沿って当接し、確実にベース6を基礎に固定できることになる。
【0007】 また、複数のブラケット1が防振台のベース6の外周に独立して配設され、ア ンカーボルト9により固定されるので、防振台を基礎上に配置後、アンカーボル ト9の固着作業が行え、しかも、アンカーボルト9の位置決めは、ブラケット1 の立板4を防振台のベース6の外側面6aに当接するだけで簡単に行え、防振台 の据え付け作業が容易となる。
【0008】
【実施例】
この考案の一実施例を図面により説明すると、図3〜図5に示すように、空調 設備Cなどを取り付ける防振台Aが基礎B上に配置され、4個のブラケット1が 防振台のベース6の外周に独立して配設され、アンカーボルト9により固定され ている。ここで、防振台Aは、建物の基礎Bに固定されるベース6と、コイルば ね等よりなる複数の防振部材7と、空調設備Cなどを取り付ける架台8から構成 されている。
【0009】 ブラケット1は図1及び図2に示すように、ベース6を押える上板2と、基礎 Bに接する下板3と、前記上板2と下板3をつなぐ立板4からなり、下板3には 透孔5が設けられ、上板2と立板4との角度θ1は90度より小さくし、立板4 と下板3との角度θ2は90度より大きくし、立板4の高さHはベースの高さh より少し小さめにされている。
【0010】 そして、図6に示すように、まず立板4をベース6の外側面6aに、上板2の 端部2aをベース上面6bに当接させて、アンカーボルト9の位置決め及び固着 をした後、下板3が基礎Bに沿って当接するまでアンカーボルト9に螺合するナ ット9aを締め付けていく。ここで、立板4の高さHはベース6の高さhより少 し小さめにされているので、立板4と下板3との境界部4aはゆるやかな曲線で 変形し、立板4と下板3の各平面部とでできる角度θ2は約90度になる。一方 、立板4は基礎Bの方向に引張られるので、上板2はベース6の上面6bに沿う ように変形し、立板4と上板2との角度θ1も約90度となる。こうして、基礎 Bの平面度やベースの高さhに多少のバラツキがあっても、ブラケット1の上板 2はベース6の上面6bに沿って当接し、ブラケット1の下板3は基礎Bに沿っ て当接し、確実にベース6を基礎Bに固定できることになる。
【0011】 なお、本実施例では4個のブラケット1が防振台のベース6の長手方向の外側 に独立して配設されているが、さらに短手方向にも追加して配設すれば、より確 実にベースを基礎に固定できることとなる。即ち、ブラケット1の数は4個以上 であれば良く、その配設位置は任意である。
【0012】 また、ブラケット1に補強リブを設けることにより、ブラケット1の板厚を薄 くし、ブラケット1を安価とすることもできる。
【0013】 さらに、アンカーボルト9を基礎に固着しナット9aで締め付けるようにして いるが、ホールインアンカー(メネジを有する後施工アンカー)等を固着して、 ボルトにより固定してもよい。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によるときは、ベースの構造が簡単になり、防振 台の価格を安価とするこができる。また、固定用ブラケットがベースから突出し ていないので、梱包が容易となる他、外形寸法が小さくでき、輸送費を安価にで きることにもなる。
【0015】 しかも、防振台を基礎上に配置後、アンカーボルトの固着作業が行え、アンカ ーボルトの位置決めはブラケットを防振台のベースの外側面に当接させるだけで 簡単に行え、防振台の据え付け作業が容易となり、かつ確実にベースを基礎に固 定できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の正面図である。
【図2】本考案の実施例の平面図である。
【図3】本考案の実施例に係るブラケットにより防振台
を固定した状態を示す正面図である。
【図4】本考案の実施例に係るブラケットにより防振台
を固定した状態を示す側面図である。
【図5】図3のX−X矢視図である。
【図6】本考案の実施例に係るブラケットにより防振台
を固定する前の状態を示す要部断面図である。
【図7】本考案の実施例に係るブラケットにより防振台
を固定した状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 ブラケット 2 上板 2a 端部 3 下板 4 立板 4a 境界部 5 透孔 6 ベース 6a 外則面 6b 上面 9 アンカーボルト 9a ナット A 防振台 B 基礎 C 空調設備

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器を取り付ける架台(8)と、基礎に
    固定するベース(6)と、振動を吸収するための防振部
    材(7)からなる、空調設備などに用いられる防振台
    を、基礎に固定するためのブラケットであり、前記ブラ
    ケット(1)はベース(6)を押える上板(2)と、基
    礎に接する下板(3)と、前記上板(2)と下板(3)
    をつなぐ立板(4)とからなり、前記下板(3)には透
    孔(5)が設けられ、上板(2)と立板(4)との角度
    θ1は90度より小さくし、立板(4)と下板(3)と
    の角度θ2は90度より大きくし、立板(4)の高さH
    はベース(6)の高さhより少し小さくしたことを特徴
    とする、空調設備などに用いられる防振台を基礎に固定
    するためのブラケット。
  2. 【請求項2】 防振台のベース(6)の外周に複数を配
    設し、アンカーボルト(9)により固定する請求項1に
    記載した、空調設備などに用いられる防振台を固定する
    ためのブラケット。
JP1994008866U 1994-06-17 1994-06-17 空調設備などに用いられる防振台を固定するためのブラケット Expired - Lifetime JP3005368U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220013999A (ko) * 2020-07-28 2022-02-04 조한득 기계설비용 베이스플레이트 앵커지지력 보강재

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