JP2002071522A - 内燃機関測定用架台 - Google Patents

内燃機関測定用架台

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JP2002071522A
JP2002071522A JP2000255775A JP2000255775A JP2002071522A JP 2002071522 A JP2002071522 A JP 2002071522A JP 2000255775 A JP2000255775 A JP 2000255775A JP 2000255775 A JP2000255775 A JP 2000255775A JP 2002071522 A JP2002071522 A JP 2002071522A
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internal combustion
combustion engine
gantry
mounting
frame
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JP2000255775A
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Hirobumi Hayasako
博文 早迫
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関及び内燃機関の動作特性を測定する
ための評価装置を載置する内燃機関測定用架台を、所望
の場所で使用できるようにする 【解決手段】 架台2は、架台本体4と、架台本体4の
下面に配置される脚部6とを備えている。架台本体4
は、溝型鋼8を溶接して形成した枠部10と、枠部10
に溶接した二本の溝型鋼8からなる支持部12と、支持
部12の上部に溶接された金属製の板部14と、枠部1
0の両側面に溶接された金属製の側板部16とからな
る。脚部6は、床面に当接する板部20と、下方に向か
って凸となるように湾曲した金属製の板部22と、金属
製で山状の取付部24と、略U字状の防振部26とから
なる。このように構成された架台2では、架台本体4と
床面との間にハンドパレットトラックのフォーク部を差
し込んで持ち上げる等することにより、所望の場所に容
易に移動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等が備える
内燃機関と、内燃機関の動作特性を測定するための評価
装置を載置するための内燃機関測定用架台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車用内燃機関の動
作特性を測定するための評価装置の一つとして、この内
燃機関の出力軸に接続して使用する動力計(通称、エン
ジン動力計)が知られている。そして、このような動力
計は、図7に示すように、内燃機関及び内燃機関を動作
させるための付帯設備と共に、床等に固定された、例え
ば一つのコンクリート製の架台上に設置して使用される
ものであった。
【0003】即ち、架台300は、架台本体302と、
架台本体302の底部に取り付けられる金属製のバネ部
材304と、架台本体302の側壁に取り付けられる発
泡スチロール製の緩衝材306とを備え、これらバネ部
材304及び緩衝材306を介して、室内等の床に掘ら
れた架台設置部に設置して使用される。また、架台30
0(即ち、架台本体302)の上面には、ラジエター3
12等の内燃機関310の付帯設備や、動力計320を
ネジ部材等を用いて所定位置に固定できるようになって
いる。そして、内燃機関310については、ジャッキ
(スクリュージャッキ)330を介して所定位置に架台
300に固定できるようになっており、スクリュージャ
ッキ330の高さを調節することにより、内燃機関31
0の動力出力軸314と、動力計320の動力入力軸3
22とを確実に接続できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、内燃機関3
10の動作特性を測定するには、このように架台300
を設置した場所でしか実施することができなかった。ま
た、架台300では、動力計320が故障した場合に
は、動力計320と内燃機関310との接続を解除する
と共に、内燃機関310をこの架台300から取り外
し、正常に動作する動力計(図示略)が設置された別の
架台に設置した上で、正常に動作するこの動力計に接続
して評価する必要があった。
【0005】しかし、内燃機関等を架台上に固定する際
には、面倒な移動作業を伴うのみならず、再度、内燃機
関の高さ等の調整が必要となり面倒であった。また、内
燃機関等を別の架台上に固定する際にも、面倒な移動作
業を伴うのみならず、内燃機関の高さ等の調整が再度必
要となり、面倒であった。
【0006】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、内燃機関及び内燃機関の動作特性を測定す
るための評価装置を載置する内燃機関測定用架台を、所
望の場所で使用できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段,発明の効果】かかる目的
を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、内
燃機関と、該内燃機関の出力軸に接続され、該内燃機関
の動作特性を測定するための評価装置とを載置するため
の内燃機関測定用架台であって、前記内燃機関及び評価
装置を載置可能に形成された架台本体と、前記架台本体
の下面に分散配置され、該架台本体を床面に対して所定
の高さに配置するための防振材と、を備えたことを特徴
とする。
【0008】ここで、評価装置としては、例えば、出力
特性を評価するためのエンジン動力計等が挙げられる。
このエンジン動力計は、主として、トルク測定、回転速
度測定、動力吸収、動力制御等の機能を有するものであ
る。即ち、本発明(請求項1)の内燃機関測定用架台で
は、一つの架台(即ち、一つの架台本体)上に内燃機関
と、内燃機関の動作特性を評価するための評価装置とを
載置可能に形成されており、しかも、架台本体の下面に
は、架台本体を床面に対して所定の高さに配置するため
の防振材が複数分散して設けられている。
【0009】つまり、本発明(請求項1)の内燃機関測
定用架台では、架台本体の下面に複数の防振材を分散配
置した上に、架台本体の下面に床面と架台本体との間に
は、防振材の高さに応じた空間が設けられているため、
フォークリフト等の運搬機器のフォーク部を差し込んだ
上で、このフォーク部を上昇させれば、架台自体を持ち
上げることが可能となり、この状態で所望の場所に運搬
して設置することが自由に行える。従って、本発明(請
求項1)の内燃機関測定用架台では、所望の場所で内燃
機関の動作特性の測定を実施できるようになる。
【0010】また、内燃機関測定用架台は、防振材を介
して床面に設置されるため、床面からの振動はこの防振
材にて吸収されるため、架台本体にはその振動は伝達さ
れず、正確に動作特性を測定することが可能となる。一
方、架台本体を請求項2に記載のように、内燃機関載置
部と、評価装置載置部とから構成すると共に、防振材
を、これら内燃機関載置部及び評価装置載置部の下面に
複数分散させて配置するようにしてもよい。
【0011】このようにすることにより、内燃機関測定
用架台自体を、いわば二分した状態とすることができる
結果、当該架台を移動させる場合には、各載置部を別々
に移動させることができる。しかも、別々に移動される
各載置部は、当接させて一体化した場合よりも遥かに軽
量であるため、移動が極めて容易である。また、一体化
した場合よりも小型となるため、狭い場所をぬって設置
場所まで移動させる必要がある場合に便利である。
【0012】また、本発明(請求項2)の内燃機関測定
用架台では、内燃機関載置部と、評価装置載置部とを所
定の間隔を空けて配置した上で、内燃機関と評価装置と
を互いに接続して使用することができる他、内燃機関載
置部と、評価装置載置部とを互いに接続(連結)して使
用するようにしてもよい。
【0013】そして、内燃機関載置部と評価装置載置部
とを互いに接続して使用するようにした場合には、請求
項3に記載のように、内燃機関載置部及び評価装置載置
部のいずれか一方の側壁に凸部を設け、いずれか他方の
側壁にこの凸部に係合する凹部を設けておけば、接続
(連結)する際の位置決めが容易に実施できる。このた
め、内燃機関と評価装置とを互いに接続する時間を含
め、測定時間を短縮させることが可能となる。
【0014】ところで、防振材としては、振動を吸収す
る性質を有するように構成する必要があり、例えば、全
体を、弾性を有する材料(例えば、合成樹脂製ゴムや天
然ゴム等)から形成するようにしても良いが、請求項4
に記載のように、床面側に配置される金属製の底部と、
架台本体に固定される金属製の天部と、これら底部と天
部との間に配置される弾性部材とから構成するようにし
てもよい。
【0015】このようにすることにより、当該架台は、
防振材の底部を介して床面に設置され、設置・撤去を複
数回繰り返した場合に、床面から受ける衝撃により、弾
性部材が損傷するのを防止することができる。また、防
振材は、天部を介して架台本体にしっかりと固定するこ
とができるため、架台を安定して設置することが可能と
なる。
【0016】ここで、弾性部材の形成材料としては、例
えば、合成樹脂製ゴムや天然ゴム等を用いることができ
る。また、弾性部材の形状としては、直方体状や三角形
状等種々の形状を採用することができる。一方、天部や
底部の形状としては、板状等、弾性部材の形状に沿った
形状や、当該架台を設置する場所に応じた形状を採用す
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の内燃機関測定用
架台を具体化した各実施例(第1実施例,第2実施例)
を図面と共に説明する。 (第1実施例)図1は、内燃機関測定用架台(以下、単
に架台ともいう)2の概略構成を表し、(a)は平面
図、(b)及び(c)は、それぞれ(a)中下方,右方
から見た側面図、(d)は、架台2に自動車のエンジ
ン、及び、評価装置であるエンジン動力計を載置した状
態を示す側面図である。
【0018】架台2は、外形が直方体状を呈する架台本
体4と、架台本体4の下面に所定の間隔を空けて配置さ
れる複数(本実施例では8個)の脚部6とを備えてい
る。この内、架台本体4は、断面コの字状を呈する長短
複数の溝型鋼8を溶接して形成した枠部10と、枠部1
0の長手方向に沿って、中央上部寄りの部分に二本の溝
型鋼8を溶接して形成した支持部12と、支持部12の
上部に溶接された金属製の板部14と、枠部10の長手
方向に沿った両側面に溶接された金属製の側板部16
と、枠部10の下部に溶接された金属製の固定部18と
からなる。ここで、溝型鋼8としては、例えば、一般構
造用圧延鋼や一般構造用軽量鋼等を用いることができ
る。
【0019】そして、脚部6は、床面に当接する長方形
状の板部20と、下方に向かって凸となるように湾曲
し、この凸部の先端(図1(b)中下方)が板部20の
板面に固定される金属製の板部22と、枠部10の固定
部18に取り付けられ、下方に向かって凸となる金属製
で山状の取付部24と、板部22と取付部24との間
で、それぞれの面の形状に沿って形成された略U字状の
防振部26とからなる。
【0020】この内、板部20は更に、床面に当接する
側の面が板状の弾性部材18aと、板部22側の面が板
状の金属板18bとからなる二層構造を成す。また、取
付部24は、上部に突起24aが設けられ、枠部10の
下部に穿設された孔部10aに嵌合するようになってお
り、取付部24は、突起24aを孔部10aに嵌合させ
た上で、周囲を枠部10に溶接して固定される。そし
て、防振部26は、天然ゴムや合成樹脂製のゴム等の弾
性部材から形成され、板部22の凸部の先端側が山状に
切り取られた形状を成す。
【0021】そして、このように構成された脚部6は、
板部20の長手方向が架台本体4の長手方向に沿うよう
にして、架台本体4の下面端部側に配置されている。こ
こで、脚部6は請求項記載の「防振材」相当し、板部2
0,20は請求項記載の「底部」に相当し、取付部24
は請求項記載の「天部」に相当し、防振部26は請求項
記載の「弾性部材」に相当する。
【0022】さて、架台2には、被測定対象物であるエ
ンジン100と、評価装置であり、エンジン100の動
作特性を測定するエンジン動力計150とが、それぞれ
図1(a)中右側,左側に載置される。この内、エンジ
ン100は、その出力軸102側がエンジン動力計15
0を向くようにして、複数(本実施例では3個)のジャ
ッキ30を介して架台2に固定される。
【0023】ジャッキ30は、図2に示すように、架台
2の上面に固定される長板状の支持台32と、支持台3
2の上面に固定される板状で、板面中央部に直方体状の
凸部34aが設けられたH字状の固定板34と、凸部3
4の上部から下部にかけて穿設されたねじ孔に挿通され
固定板34の板面に平行な面内で回動可能なレバー部3
6の外部操作により、上下動可能なねじ部38と、ねじ
部38の上部に設けられ、エンジン100に固定される
取付部40とを有する。
【0024】また、支持台32は、長手方向に直交する
両端部側にスリット32aが穿設され、このスリット3
2aにねじ部材42を挿通した上で、架台2に穿設され
たねじ孔(図示略)に挿通して締め付けることにより架
台2に固定される。しかも、支持台32は、架台2(板
部14)長手方向とは直交する方向に沿って配置された
金属製の二本の角材2aの間に配置され、板面のスリッ
ト32aの長さに応じ、この角材2aに沿った範囲内で
適宜支持台32の固定位置を変更することができる。更
に、固定板34は、支持台32の長手方向に沿った両端
部側にスリット34bが穿設され、このスリット34b
にねじ部材44を挿通した上で、支持台32に穿設され
たねじ孔(図示略)に挿通した上で、締め付けることに
より支持台32に固定される。また、支持台32の場合
と同様に、スリット34bの長さに応じて適宜固定台3
4の固定位置を変更することができる。
【0025】ここで、架台2には、エンジン100を動
作させるために必要な付帯設備(例えば、ラジエター1
10やスロットル112等)をも固定できるようになっ
ている。一方、エンジン動力計150としては、例え
ば、水性動力計,電気動力計,、摩擦動力計,空気動力
計等の揺動型動力計の他、伝達動力計(トルクメータ)
等の周知の動力計を用いることができる。この種のエン
ジン動力計150では、動力性能を測定するための入力
軸152を備え、エンジン100の出力軸102をこの
入力軸152に接続した後に、所定の動力性能を測定す
ることができる。そして、このエンジン動力計150
は、四隅付近に穿設されたねじ孔(図示略)にねじ部材
154を挿通した上で、架台2(架台本体4の板部1
4)に穿設された4カ所のねじ孔2bにそれぞれ挿通し
て締め付けることにより、この架台2に固定される。
【0026】そして、このように構成された架台2で
は、ジャッキ30の支持台32及び固定板34の位置
や、取付部40の高さを調節してジャッキ30を固定す
ることにより、エンジン100の出力軸102と、エン
ジン動力計150の入力軸152とを確実に接続するこ
とができる。
【0027】また、架台2を床面に載置して、実際にエ
ンジン100の動力性能を測定する際には、床面から伝
達される外部からの振動は、脚部6によって吸収される
ため、架台2自体には不要な振動は伝達されず、精度良
く動力性能を測定することができる。しかも、エンジン
100が動作する際の振動についても、脚部6にて吸収
されるため、床面に載置された他の評価装置等に悪影響
を及ぼすのを防止することができる。
【0028】ここで、架台2は、脚部6を介して所望の
場所の床面に設置することも可能である。そして、架台
2を移動する場合には、市販のハンドパレットトラック
(以下、単にトラックともいう)を用いてもよい。この
種のトラックとしては、例えば、図3に示すものが挙げ
られる。
【0029】即ち、トラック200は、車輪202を有
する先頭部204と、先頭部204に設けられ、上下方
向に揺動可能なレバー部206と、レバー部206を揺
動させることにより上昇するように構成された軸部20
8と、軸部208に枢支され、後端側(図中左方)に車
輪210を有するフォーク部212とからなる。また、
レバー部206の先端には、上昇した状態の軸部208
を下降させるための解除レバー206aが設けられい
る。
【0030】この内、フォーク部212は、上面が平状
の二本の板状の載置部214を有し、載置部214の板
面に物品を載置できるようになっている。また、フォー
ク部212の載置部214は、軸部208が上下動して
も、その板面を水平に保持することができるようになっ
ている。
【0031】このように構成されたトラック200は、
例えば、物品と床面との間の隙間にフォーク部212の
載置部214を差し込んだ上で、レバー部206を上下
動させることにより、物品を載置部214の板面に載置
させることができる。そして、レバー部206等を介し
て引っ張る等することにより、物品を所望の場所に移動
させることができる。そして、移動後には、解除レバー
206aを操作することにより、載置部214を下降さ
せて、物品を床面に載置することができる。
【0032】そして、このトラック200を用いて架台
2を移動させるには、脚部6によって架台本体4と、床
面との間に形成された間隙に、フォーク部212の載置
部214を差し込んで、上記したようにして載置部21
4を上昇させて載置部214の板面に架台本体4の下面
を当接させ、更に、載置部214を上昇させることによ
って、架台2を持ち上げて支持する。そして、この状態
のトラック200を移動させて所望の場所に移動した後
に、載置部214を下降させれば、架台2を床面に設置
することができる。このようなトラック200を用いる
ことにより、架台2を持ち上げて移動し、その後設置す
るといった一連の作業を極めて簡単に実行することがで
きる。
【0033】(第2実施例)次に、第2実施例の架台5
0について説明する。図4及び図5は、架台50の概略
構成を表し、この内、図4は、エンジン動力計を載置す
るための動力計載置用架台60を示し、図5は、エンジ
ンを載置するためのエンジン載置用架台80を示す。ま
た、図4及び図5では、それぞれ(a)は平面図、
(b)及び(c)は、それぞれ(a)中下方,右方から
見た側面図を示す。尚、以下の説明においては、上記し
た第1実施例と同じ構成部材については、同じ符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
【0034】本実施例の架台50は、動力計載置用架台
60とエンジン載置用架台80とを互いに接続して使用
するように構成されている。まず、動力計載置用架台6
0は、外形が直方体状を呈する架台本体62と、架台本
体62の下面に所定の間隔を空けて配置される複数(本
実施例では4個)の脚部6とを備えている。そして、架
台本体62は、長短複数の溝型鋼8を溶接して形成した
枠部64と、枠部64の長手方向に沿って、中央上部寄
りの部分に二本の溝型鋼8を溶接して形成した支持部6
6と、支持部66の上部に溶接された金属製の板部68
と、枠部68の長手方向に沿った両側面に溶接された金
属製の側板部70と、枠部68の下部に溶接された固定
部18とからなる。また、板部68には、上記したエン
ジン動力計150をねじ止めして固定するためのねじ孔
68aが4カ所穿設されている。
【0035】また、両側板部70には、それぞれ外側に
突出した凸部72が間隔を空けて2カ所設けられてい
る。この凸部72は、全体が金属(例えば、鋼鉄)で形
成され、側板部70に溶接して固定されている。更に、
両側板部70には、それぞれ複数のねじ孔74が穿設さ
れている。また、側板部70の板面(凸部72やねじ孔
74が形成された部分以外の外側の板面)は、研磨加工
されることにより、鏡面仕上げが施されている。
【0036】次に、エンジン載置用架台80は、外形が
直方体状を呈する架台本体82と、架台本体82の下面
に所定の間隔を空けて配置される複数(本実施例では8
個)の脚部6とを備えている。架台本体82は、長短複
数の溝型鋼8を溶接して形成した枠部84と、枠部84
の上部に所定の間隔を空けて溶接された金属製の二枚の
長方形状の板部86と、枠部84の長手方向に沿った側
の一方の側面(図5(a)中左側)に溶接された金属製
の側板部88と、長手方向と直交する側の一方の側面
(図5(a)中下側)に溶接された同じく金属製の側板
部90と、枠部84の下部に溶接された固定部18から
なる。
【0037】また、一方の板部86の板面(図5中上
方)には、長手方向両端側に所定の間隔を空けて計2個
のジャッキ30が固定され、他方の板部86の板面中央
部に、1個のジャッキ30が固定されている。ここで、
各ジャッキ30の支持台32の移動可能な方向は、それ
ぞれ架台本体82の長手方向に直交する方向である。
【0038】一方、側板部88,90には、動力計載置
用架台60が有するねじ孔74に対応した位置に穿設さ
れた複数のねじ孔92と、同じく動力計載置用架台60
の凸部72が嵌合可能な凹部94とが形成されている。
また、各側板部88,90の板面(凹部94やねじ孔9
2が形成された部分以外の外側の板面)は、研磨加工さ
れることにより、鏡面仕上げが施されている。
【0039】ここで、動力計載置用架台60は請求項記
載の「評価装置載置部」に相当し、エンジン載置用架台
80は請求項記載の「内燃機関載置部」に相当する。こ
のように構成された架台50では、図6に示すように、
動力計載置用架台60のいずれかの側板部70の板面
(図5(a)中下方側の板面)に、エンジン載置用架台
80の側板部88,90のいずれか一方の板面(図4
(a)中右方側の板面)を対向させた後に、凸部72を
凹部94に嵌合させて当接し、更に、ねじ部材(図示
略)を各ねじ孔74,92に挿通して締め付けることに
より、動力計載置用架台60とエンジン載置用架台80
とが接続される。そして、接続後には、上記した第1実
施例の架台2の場合と同様にして使用することができ、
同様の効果を得ることができる。
【0040】また、架台50では、動力計載置用架台6
0と、エンジン載置用架台80とに分離した状態で、例
えば、上記したトラック200を用いて容易に移動させ
ることができ、より狭い通路でもスムーズに通過させる
ことができる。しかも、分離させて移動させることによ
り、少しでも移動する際の労力を軽減させることもでき
る。
【0041】そして、万が一、動力計載置用架台60に
載置したエンジン動力計150が故障した場合には、正
常に動作するエンジン動力計150が載置された別の動
力計載置用架台60をエンジン載置用架台80に接続し
て使用すればよく、エンジン動力計150だけを当該架
台60から取り外して、別のものを載置しなおすといっ
た手間及び労力を省略することができる。
【0042】しかも、測定すべきエンジンが複数ある場
合には、それぞれ複数のエンジン載置用架台80に載置
しておけば、エンジン載置用架台80を動力計載置用架
台60に順に接続して測定することができ、全体として
の測定時間を短縮させることもできる。また、接続する
際には、凸部72を凹部94に嵌合させることにより、
接続位置が常に規定され、エンジン100とエンジン動
力計150との接続がスムーズに実施できる。更に、各
側板部70,88,90の板面は鏡面仕上げされている
ため、密着するように接続することができ、接続の精度
を常に確保しておくことができる。
【0043】また、動力計載置用架台60及びエンジン
載置用架台80は、ぞれぞれ向きや、箇所を適宜変更さ
せて接続することができる。例えば、エンジン載置用架
台80の側板部88には、両端部側(図5(b)中上下
側)や、中央寄り側に、動力計載置用架台60を接続す
ることができる。このようにすることにより、エンジン
の出力軸と、エンジン動力計とを種々の形態で接続する
ことができ、多岐に亘って種々の測定方法を採用して精
度良く測定することができる。
【0044】以上、本発明を具体化した第1,第2実施
形態について説明したが、本発明は前記各実施形態に限
定されるものではなく、種々の態様を採ることができ
る。例えば、上記した各実施例では、各架台2,50の
剛性を確保するために、溝型鋼を用いるようにしたが、
H型鋼を用いる他、必要な剛性が確保可能であれば、金
属板(鋼板)を溶接することにより、それぞれ直方体状
に形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の内燃機関測定用架台2の概略構
成を示す説明図である。
【図2】 内燃機関測定用架台2が備えるジャッキ30
の概略構成を示す説明図である。
【図3】 内燃機関測定用架台2を移動するのに用いる
ハンドパレットトラック200の概略構成を示す説明図
である。
【図4】 第2実施例の内燃機関測定用架台2の概略構
成を示す説明図である。
【図5】 第2実施例の内燃機関測定用架台2の概略構
成を示す説明図である。
【図6】 動力計載置用架台60とエンジン載置用架台
80との接続状態を示す説明図である。
【図7】 従来の内燃機関測定用架台の概略構成を示す
説明図である。
【符号の説明】
2,50…内燃機関測定用架台、4,62,82…架台
本体、6…脚部(防振材)、18,20…板部(底
部)、22…取付部(天部)、24…防振部(弾性部
材)、60…動力計載置用架台(評価装置載置部)、7
2…凸部、80…エンジン載置用架台(内燃機関載置
部)、94…凹部、100…エンジン(内燃機関)、1
02…出力軸、150…エンジン動力計(評価装置)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関と、該内燃機関の出力軸に接続
    され、該内燃機関の動作特性を測定するための評価装置
    とを載置するための内燃機関測定用架台であって、 前記内燃機関及び評価装置を載置可能に形成された架台
    本体と、 前記架台本体の下面に分散配置され、該架台本体を床面
    に対して所定の高さに配置するための防振材と、 を備えたことを特徴とする内燃機関測定用架台。
  2. 【請求項2】 前記架台本体は、前記内燃機関を載置す
    るための内燃機関載置部と、前記評価装置を載置するた
    めの評価装置載置部とからなり、 前記防振材は、該内燃機関載置部及び評価装置載置部の
    下面に分散配置されていることを特徴とする請求項1に
    記載の内燃機関測定用架台。
  3. 【請求項3】 前記内燃機関載置部及び前記評価装置載
    置部のいずれか一方の側壁には、凸部が設けられ、いず
    れか他方の側壁には、該凸部に係合する凹部が設けられ
    ていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関測定
    用架台。
  4. 【請求項4】 前記防振材は、 床面側に配置される金属製の底部と、 前記架台本体に固定される金属製の天部と、 前記底部と前記天部との間に配置される弾性部材とから
    なることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の内燃機関測定用架台。
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