JP2000002635A - 材料試験機 - Google Patents

材料試験機

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JP2000002635A
JP2000002635A JP16996898A JP16996898A JP2000002635A JP 2000002635 A JP2000002635 A JP 2000002635A JP 16996898 A JP16996898 A JP 16996898A JP 16996898 A JP16996898 A JP 16996898A JP 2000002635 A JP2000002635 A JP 2000002635A
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JP
Japan
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testing machine
vibration
material testing
base
load
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JP16996898A
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English (en)
Inventor
Yuzo Ishii
勇三 石井
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Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 卓上に載置して使用される小型の材料試験機
であって、重量の増加を招くことなく不本意な振動を効
果的に防止して、高精度な計測を可能とする材料試験機
を提供する。 【解決手段】 基台11上に設けた第1の反力台12
と、この第1の反力台に対峙する第2の反力台13を上
記基台上に移動自在に設けた移動テーブル14と、この
移動テーブルを進退駆動して前記第1および第2の反力
台間に装着された供試体に対して負荷を加える駆動手段
とを具備し、特に前記基台の脚部に、前記卓上との間の
振動伝達を阻止する防振体(防振ゴム)18を設けたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、卓上に載置されて
使用され、供試体に比較的軽い負荷を掛けながらその材
料特性を試験する小型の材料試験機に関する。
【0002】
【関連する背景技術】供試体に圧縮や引っ張り等の負荷
を掛けながら、供試体に加えられた荷重と該供試体に生
じた変位とを計測し、その荷重と変位との関係から供試
体の材料特性を求める材料試験機は、通常、コンクリー
ト打ちされた強固な床面に設置され、埋め込みボルト等
を用いて頑丈に固定される。この種の材料試験機におい
て供試体に負荷を加える為の駆動源としては、専ら、油
圧シリンダが用いられることが多く、疲労試験のみなら
ず、破壊試験までも可能とする大きな負荷を適宜加え得
るように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで近時、金属材
料等の供試体に対する材料試験のみならず、印刷回路基
板上に半導体集積回路素子等を実装した実装基板におけ
る、例えば半田付け部分の疲労試験を実施したいと言う
要求が強くある。このような要求を満たす材料試験機と
して、卓上に載置されて使用される小型の材料試験機の
開発が種々進められている。この種の材料試験機は、供
試体に負荷を加える為の駆動源として電動モータ等を用
いたもので、上記供試体に比較的軽い負荷を加えなが
ら、その荷重と変位等を計測する如く構成される。
【0004】しかしながらこの種の小型の材料試験機
は、机等の卓上に載置した状態で使用されるので、その
動作時に振動が生じ易く、また机等からの不本意な振動
の影響を受け易いと言う問題がある。特にこの種の小型
の材料試験機により計測される荷重や変位は、強固な床
面に固定的に設置された材料試験機を用いて計測される
金属材料等の荷重や変位に比較して微小であり、上記振
動が大きな計測誤差として現れ易い。この為、振動を防
止するべく、材料試験機における基台の重量を増す等の
種々の工夫が試みられているが、卓上に載置して使用さ
れる小型の材料試験機としての利点が損なわれる等の不
具合があった。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、卓上に載置して使用される小型
の材料試験機であって、重量の増加を招くことなく不本
意な振動を効果的に防止して、高精度な計測を可能とす
る材料試験機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明は、基台上に設けられた第1の反力台と、こ
の第1の反力台に対峙する第2の反力台を前記基台上に
移動自在に設けた移動テーブルと、この移動テーブルを
進退駆動して前記第1および第2の反力台間に装着され
た供試体に対して負荷を加える駆動手段とを具備し、卓
上に載置して使用される材料試験機に係り、特に前記基
台の脚部に、前記卓上との間の振動伝達を阻止する防振
体を設けたことを特徴としている。より具体的には請求
項2に記載するように、前記基台の脚部に防振ゴムを取
り付けたことを特徴としている。
【0007】即ち、本発明は材料試験機の頑丈な設置を
実現するべく、コンクリート打ちされた床面に埋め込み
ボルトを用いて強固に固定したり、或いは基台の重量を
増すことで材料試験機における振動を防止すると言う概
念から脱皮し、床面や卓上との間での振動の伝達自体を
遮断し、また振動を吸収することで不本意な振動の発生
を防止するべく、前記基台の脚部に防振ゴム等の防振体
を設けたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
材料試験機について説明する。
【0009】この材料試験機は、図1にその概略構成を
示すように、テーブル(図示せず)上に載置して用いら
れる小型のもので、電動モータを駆動源とする負荷軸を
水平方向(X軸方向)に有し、一対のチャック間に取り
付けられた供試体に対して圧縮または引っ張りの負荷を
加える如く構成されている。
【0010】即ち、この材料試験機は、定盤等からなる
基台11上に取り付けられた第1の反力台12と、この
第1の反力台12に対峙させて設けられた第2の反力台
13と、この第2の反力台13を前記基台11上に移動
可能に設けた移動テーブル14とを備えている。供試体
Sは、前記第1および第2の反力台12,13の互いに
対向する部位に設けられた一対のチャック15,15間
に取り付けられて材料試験に供せられる。
【0011】尚、3軸テーブル機構をなす第1の反力台
12は、そのテーブル位置の調整により前記チャック1
5,15間の対向位置関係を適宜可変調整し得るように
構成されている。また前記移動テーブル14は、リニア
モータ等の電動モータ(駆動手段)を推力として移動
し、前記チャック15,15間に取り付けられる供試体
Sに対して所定の負荷を加えるものとなっている。ちな
みに上記供試体Sに加えられた負荷(荷重)は、前記反
力台12とチャック15との間に介挿されたロードセル
16を介して計測され、また供試体Sに加えられた変位
は、前記チャック15,15間に設けられた変位計17
にて計測される。
【0012】さて基本的には上述した如く構成される小
型の材料試験機において、本発明が特徴とするところ
は、前記基台11の脚部に防振ゴムからなる防振体18
が取り付けられている点にある。この防振体18は、図
2に材料試験機の設置例を示すように卓上面20と前記
基台11との間に介挿されて、卓上面20と材料試験機
との間の振動の伝達を防止する共に、その振動を吸収す
る役割を果たすものである。
【0013】尚、基台11の下面の隅部に、例えば図3
に示すように高さ調整可能な脚体19が組み込まれる場
合には、これらの脚体19の下面に前記防振体18がそ
れぞれ取り付けられる。また基台11の下面全域が卓上
面20との接触面をなすような場合には、その全域にシ
ート状の防振ゴムからなる防振体18を設けることも勿
論可能である。このような基台11の脚部、または脚体
19への防振体18の取り付けは、例えば接着剤を用い
て防振体(防振ゴム)18を貼着する等して行われる。
【0014】かくしてこのような防振体18を、基台1
1の脚部に備えた材料試験機によれば、材料試験におい
て計測される荷重や変位が微小であり、その計測に高感
度なセンサを必要とする場合であっても、振動に起因す
る雑音の影響を受けることなしに高精度にその計測を行
うことが可能となる。また上述した如く防振体18にて
余分な振動を遮断し、また吸収するので、例えば基台1
1の重量を増やす必要がなく、材料試験機単体としての
必要な剛性・重量等の仕様を満たすものとして実現すれ
ば十分である。従って材料試験機としての全体的な重量
の軽減を図り、卓上に載置して使用するに適したものと
することができる。更には上記構成によれば、基台11
の構造自体を工夫する等して振動対策を講じる必要がな
いので、その複雑化や製造コストの上昇を招く虞がない
等の効果が奏せられる。
【0015】特に上述した構成であれば、防振体18に
よって不本意な振動を除去することができるので、基台
11を始めとする試験機各部の軽量化を図ることができ
るので、その駆動手段である電動モータの負荷を軽減
し、例えば電気的容量の小さいモータの使用が可能とな
る。更には材料試験機の移動設置も容易となり、例えば
常時は所定の収納場所に保管し、試験時にのみ取り出し
て卓上に設置して使用することが可能となる等の利点も
ある。更には材料試験機が載置される机(卓)自体を強
固なものとしたり、或いはその卓上面20に大理石板等
の重量物を載置して該卓上面20の振動自体を抑え、そ
の上に材料試験機を載置する等の煩わしさもない。
【0016】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えば実施形態に示したように負荷軸
の横向きに設定された材料試験機のみならず、負荷軸を
上下方向に設定した卓上用の小型試験機にも同様に適用
することができる。また防振体18として用いる防振ゴ
ムの弾性強度や、その厚み・大きさ等は、材料試験機本
体の重量等の仕様に応じて定めれば良いものである。そ
の他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形し
て実施することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る材料試
験機は、その基台の脚部に防振体を備えているので、該
材料試験機が載置される卓上との間での振動の伝達を効
果的に防止し、また振動を吸収することができるので、
不本意な振動の影響を受けてその計測精度が低下する虞
がなく、簡易にして効果的に高精度な材料試験を可能と
する等の実用上多大なる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る材料試験機の概略構
成図。
【図2】図1に示す材料試験機の卓上面への載置例を示
す図。
【図3】基台に設けられた脚体への防振体の取り付け構
造を示す図。
【符号の説明】
11 基台 12 第1の反力台 13 第2の反力台 14 移動テーブル 18 防振体(防振ゴム) 19 脚体 20 卓上面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、この基台上に設けられた第1の
    反力台と、この第1の反力台に対峙する第2の反力台
    と、この第2の反力台を前記基台上に移動自在に設けた
    移動テーブルと、この移動テーブルを進退駆動して前記
    第1および第2の反力台間に装着された供試体に対して
    負荷を加える駆動手段とを具備し、卓上に載置して使用
    される材料試験機であって、 前記基台の脚部に、前記卓上との間の振動伝達を阻止す
    る防振体を備えることを特徴とする材料試験機。
  2. 【請求項2】 前記防振体は、前記基台の脚部に取り付
    けられた防振ゴムからなることを特徴とする材料試験
    機。
JP16996898A 1998-06-17 1998-06-17 材料試験機 Pending JP2000002635A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000058384A (ko) * 2000-05-12 2000-10-05 이영호 진동보상 정밀 재료시험기 인디게이터
KR100952227B1 (ko) 2008-09-29 2010-04-09 한국전력공사 시험체 시험 장치 및 그의 제작 방법
JP2012189578A (ja) * 2011-12-12 2012-10-04 Masayuki Kawada 圧力過度現象試験装置
JP2012225724A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Futaba Kogyo Kk 圧縮試験における被試験物の固定方法

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