JP2010112389A - 防振架台 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動源を内蔵する重量機器の床面設置に好適な防振架台を提供する。
【解決手段】既設の基礎6の上面の四隅に、転倒防止部材4を取り付けるための取付孔6eを穿け、アンカープラグ(図示せず)を打ち込む。次いで、吸振部材3を基礎6上に設置する。具体的には、吸振部材3のズレ止めゴム3c突出部を基礎6の貫通孔6cに差し込む。次に、固定用ボルト4aを取付孔6eに取り付けることより、転倒防止部材4を基礎6に仮固定する。架台本体2を、吸振部材3のアタッチメント3a部分が凹部2aに収容されるように載置する。架台本体2の載置後に、機器7を架台本体2上に載置し、機器脚部7aを固定ボルト7bにより架台本体2に固定する。最後に、転倒防止部材4を固定用ボルトにより架台本体2の端部から5mm程度離して固定することにより、図1の状態となり設置が完了する。
【選択図】図1
Description
しかしながら防振架台100においては、吸振部材104のバネの反力を利用して架台形状を維持するものであり、上枠102に機器荷重が掛かった状態で連結ボルト105がフリーになり、吸振機能が働く構造となっている。このため、機器の重量に応じて連結部高さを調整する必要があり、現場組み立てが非常に難しいという問題がある。
また、枠体で構成されているため、運転時に中央空間内において反響音又は共鳴音が拡大し、問題となる。
さらに、設置安定化を図るため、一体として重心を低く設定する必要があるところ、金属製枠体を用いているため、コスト的に重量増加に一定の限界があるため、設置の自由度が少ない。
また、防振部材が外気に直接露出する部分が多く、耐久性に課題がある。
(1)設置基礎の上部に配置され、固定用部材を用いて振動発生源を有する機器を固定する架台本体と、設置基礎と架台本体の間に介装される吸振部材と、設置基礎の端部に固定され、かつ、架台本体の位置変動を抑止する転倒防止部材と、を備えた防振架台であって、架台本体は、上面に該固定用部材の受け部と、下面に吸振部材の上端部を収容可能とする凹部と、を備え、吸振部材は、該凹部と、設置基礎面に設けた吸振部材の下端部を収容する吸振部材収容孔と、の間に介装され、て成ることを特徴とする。
本発明において「設置基礎」とは、その上側に吸振部材を介装させて架台本体を載置可能なものであればよく、例えば専用又は汎用の機器基礎(ベース)や犬走り等を含む。
「固定用部材」とは、「受け部」と協働して機器と架台本体とを固定する部材をいい、固定ボルトとアンカーボルトの関係を含む。
(2)前記架台本体が、コンクリート材質であることを特徴とする。
また、防振架台の心臓部である吸振部材の取り付けは、現場で設置基礎側に設けた収容孔と設置基礎面に設けた緩嵌孔の間に配置すればよく、調整不要で簡易な設置が可能となる。
また、犬走り等のコンクリート基礎上に防振架台を設置する場合であっても、これを利用して容易に設置することができる。
また、機器本体の底面が架台本体と密着して設置されるため、反響音又は共鳴音による騒音が拡大しないという効果がある。
また、防振部材が架台本体と設置基礎との間に収容される構造であるため、外気に直接露出する部分が少なく、耐久性が向上するという効果がある。
また、コンクリートは腐食に強いため、従来の金属製の防振架台と比較して耐久性が向上する。
(第一の実施形態)
本実施形態は、既設のコンクリート基礎を利用して、本発明に係る防振架台を設置する態様に係る。
図1は、本発明の一実施形態に係る防振架台1の断面(図2においてA−A’矢視図)構成を示す図である。
図2(a)は、防振架台1の短辺側面構成を示す図である。同(b)は底面構成を示す図である。
図3は、吸振部材5の詳細展開図である。
図4(a)は、コンクリート基礎6の側面構成を示す図である。同(b)は正面構成を示す図である。
図5は、転倒防止部材4の詳細構成図である。
図6は、本実施形態における機器7の防振架台1への設置方法を示す図である。
架台本体2はコンクリート製で薄板状に形成され、下面の4隅には転倒防止部材4固定時のスパナ掛け容易化のための切欠部2bが設けられている。各切欠部2bの近傍には、吸振部材3の上端部を収容するための4個の凹部2aが設けられている。なお、凹部2aは、垂直方向位置が基礎6の貫通孔6cと一致する位置に設けられている。
凹部の内径は、後述する吸振部材3のスプリングパッド3bが、多少の遊びをもって収容される大きさに構成されている。また、上面の4隅には、機器7固定のための取付孔6bが設けられており、各取付孔内部には不図示のアンカープラグが打ち込まれている。
図5を参照して、転倒防止部材4はチャネル形状を有し、基礎6上に置かれる下側面4aに固定用ボルト4a挿通のためのボルト孔4bが設けられている。チャネル間距離hは、架台本体2を載置したときに、上側面4cと架台本体2の上面との間に5mm程度の隙間を持たせる高さに構成されている。
(a)最初に、既設の基礎6の上面の四隅に、転倒防止部材4を取り付けるための取付孔6eを穿け、アンカープラグ(図示せず)を打ち込む。次いで、吸振部材3を基礎6上に設置する。具体的には、吸振部材3のズレ止めゴム3c突出部3hを、基礎6の貫通孔6cに差し込む。
(b)次に、固定用ボルト4aを取付孔6eのアンカープラグに取り付けて、転倒防止部材4を基礎6に仮固定する。
(c)架台本体2を、吸振部材3のアタッチメント3a部分が、架台本体2の凹部2aに収容されるように載置する。
(e)架台本体2載置後に、機器7を架台本体2上に載置し、機器脚部7aを固定ボルト7bにより架台本体2に固定する。最後に、転倒防止部材4を架台本体2の端部から5mm程度離して固定することにより、設置が完了する(図1の状態)。
また、吸振部材3をコンクリート基礎6のアンカーボルト貫通孔6cに収容する例を示したが、貫通孔と架台本体の凹部2aの垂直位置が一致しない場合には、基礎面に新たに吸振部材3の収容孔を穿ける形態とすることもできる。
さらに図7,8を参照して、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態が上述の実施形態と異なる点は、既設のコンクリート基礎6に替えて、犬走りを利用して防振架台1を取り付けることである。防振架台1の構成については、第一の実施形態と同一であるので、重複説明を省略する。
図7は、本実施形態における機器設置工程を示す図である。図8は、防振架台1を取り付けた状態を示す図である。
図7(a)を参照して、最初に建物周囲に巡らされている犬走り21の機器設置エリアについて、傾斜を削って水平面22を形成する。次に同図(b)に示すように、水平面22に転倒防止部材4固定用の取付孔24を穿け(4箇所)、アンカープラグ(図示せず)を打ち込む。さらに、吸振部材3のズレ止めゴム3c突出部3hを収容するための収容孔23を設ける(4箇所)。
次いで同図(c)に示すように、吸振部材3の突出部3hを基礎6の収容孔23に差し込み、また、転倒防止部材4を固定用ボルト4aにより仮固定する。
さらに図8を参照して、架台本体2を吸振部材3のアタッチメント3a部分が凹部2aに収容されるように載置する。架台本体2の取り付け完了後に、機器7を固定ボルト7bにより脚部7a部分で固定し、設置が完了する。
図9は、本発明の防振架台を用いた場合、図10は専用基礎に直接発電ユニットを設置した場合の測定結果を示す。なお、各グラフは、4つの測定箇所のうち最大数値を示した箇所(図9は右側前方、図10は左側前方)における特性を表示した。
専用基礎上に直接発電ユニットを設置した場合(図10)には、右側前方において加速度最大値が約0.5m/s2(周波数32Hz周辺)であるのに対して、本発明の防振架台を用いたときは(図9)、最大値が約0.05m/s2(周波数32Hz周辺)と約1/10に減少しており、本発明による効果が高いことが分かる。
2・・・・架台本体
2a・・・凹部
2b・・・切欠部
3・・・・吸振部材
4・・・・転倒防止部材
5・・・・吸振部材
6・・・・コンクリート基礎
6e・・・取付孔
7・・・・機器
21・・・犬走り
23・・・収容孔
24・・・取付孔
Claims (2)
- 設置基礎の上部に配置され、固定用部材を用いて振動発生源を有する機器を固定する架台本体と、
該設置基礎と該架台本体の間に介装される吸振部材と、
該設置基礎の端部に固定され、かつ、該架台本体の位置変動を抑止する転倒防止部材と、を備えた防振架台であって、
該架台本体は、上面に該固定用部材の受け部と、下面に吸振部材の上端部を収容可能とする凹部と、を備え、
該吸振部材は、該凹部と、該設置基礎面に設けた吸振部材の下端部を収容する吸振部材収容孔と、の間に介装され、
て成ることを特徴とする防振架台。 - 前記架台本体が、コンクリート材質であることを特徴とする請求項1に記載の防振架台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008282767A JP2010112389A (ja) | 2008-11-04 | 2008-11-04 | 防振架台 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010112389A true JP2010112389A (ja) | 2010-05-20 |
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ID=42301096
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JP2008282767A Pending JP2010112389A (ja) | 2008-11-04 | 2008-11-04 | 防振架台 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2008
- 2008-11-04 JP JP2008282767A patent/JP2010112389A/ja active Pending
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