JP5102598B2 - 床支持具及び床構造 - Google Patents

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    • E04F15/0247Screw jacks

Description

本発明は、二重床の床材を支持する床支持具、及び、この床支持具介して二重床とされた床構造に関する。
床構造においては、床衝撃音の遮断性能を向上させるために、支持部材を介して床基盤上から所定の高さに床を設ける二重床構造とする場合がある。このような二重床構造では、例えば、特許文献1、2に記載のように、弾性体と質量体を用いて床からの振動を減衰させる技術が開示されている。
通常、弾性体のバネ定数や質量体の質量などは、床からの振動を効率的に減衰させるために、施工される床の振動周波数特性に応じて決定される。この振動周波数は、弾性体のバネ定数に比例すると共に、質量体の質量に反比例する。したがって、弾性体のバネ定数を小さくすることができれば、質量体の質量も小さくすることができ、質量体自体のサイズを小さくすることができる。
特開4−140362号公報 特開5−52028号公報
本発明は、上記事実を考慮してなされたものであり、容易に質量体のサイズをコンパクトに設計することの可能な床支持具、及び、この床支持具を用いた床構造を提供することを課題とする。
請求項1に記載の本発明の床支持具は、床スラブ上に配置され、弾性変形可能であって振動を減衰させる第1弾性部材と、前記第1弾性部材上に支持され、前記床スラブと反対方向へ延びる支持部材と、前記支持部材上に支持され、前記床スラブとの間に間隔をもって配置される床材と、前記支持部材の上下方向の中間部に固定され、水平方向に対して傾斜する支持面を有する中間支持部材と、前記中間支持部材の前記支持面で支持され、弾性変形可能であって振動を減衰させる第2弾性部材と、前記第2弾性部材に支持され、前記第2弾性部材の弾性変形によって変位して振動を減衰させる質量体と、を備えている。
請求項1に記載する本発明の床支持具では、床材に振動が加わった場合、この振動は、第2弾性部材へ伝わる。これによって、第2弾性部材が弾性変形して質量体が振動を吸収するように上下動することで、床材から床スラブへの振動を減衰する。減衰された振動は、さらに第1弾性部材によって減衰されて床スラブへ伝わるので、床衝撃音が良好に遮断される。
ところで、本発明では、第2弾性部材は、前記第1弾性部材、前記支持部材、又は、前記床材により、水平方向に対して傾斜する支持面で支持されている。したがって、質量体が上下動すると、第2弾性体にはせん断力が作用され、第2弾性体はせん断方向の成分を含んで弾性変形し、せん断方向のバネ定数が寄与する。せん断方向のバネ定数は、圧縮方向のバネ定数と比較して5分の1〜10分の1程度である。したがって、同一形状、同一材質とした場合でも、本発明の第2弾性部材は、圧縮方向のみの弾性変形が生じる場合と比較して、バネ定数を小さくすることができる。これにより、第2弾性部材によって支持される質量体も小さくして床支持具をコンパクトにすることができる。
請求項2に記載の本発明の床支持具は、前記2弾性部材は、鉛直方向の面に対して0°〜45°の角度をなす支持面で保持されていること、を特徴とする。
このように、第2弾性部材を支持するための支持面を鉛直方向の面に対して0°〜45°とすることにより、第2弾性部材のせん断方向のバネを有効に使用することができる。
請求項3に記載の本発明の床支持具は、前記中間支持部材は、中央部に前記支持部材を挿通可能な挿通孔が形成され、前記挿通孔に前記支持部材が挿通された状態で前記支持部材に固定されていること、を特徴とする。
このように、支持部材と一体化した中間支持部の支持面を構成することにより、第2弾性部材を容易に支持することができる。
請求項4に記載の本発明の床支持具は、前記床材の前記床スラブ側に凹部が形成され、前記凹部内に配置されると共に前記支持部材の上部に一体化して設けられて前記床材を支持する床受部を有し、前記床受部が前記凹部内に収容空間を備えて前記収容空間に前記質量体が配置されること、を特徴とする。
上記構成によれば、質量体が収容空間に配置されるので、床材下方のスペースを大きく確保することができる。
請求項5に記載の本発明の床支持具は、前記第2弾性部材及び前記質量体に挿入孔が形成され、前記挿入孔に前記支持部材が挿入されること、を特徴とする。
このように、第2弾性部材及び前記質量体に支持部材を挿入した配置とすることができる。
請求項6に記載の本発明の床支持具は、前記第2弾性部材が配置された位置に固着され、前記第2弾性部材へ前記質量体が固着されること、を特徴とする。
このように第2弾性部材及び質量体を固着することにより、支持している部材から振動の伝達を良好に受けることができる。
請求項7に記載の本発明の床構造は、床スラブと、前記床スラブ上に配置された請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の床支持具と、を備えている。
本発明の床構造によれば、質量体を小さくすることができ、床構造をコンパクトにすることができる。
請求項8に記載の本発明の床構造は、前記床スラブがコンクリート製であることを特徴とする。
上記構成によれば、床材に加わった振動は、梁部材、質量体、及び、第1弾性部材によって減衰された後にコンクリート製の床スラブへ伝わる。
以上説明したように、本発明の床支持具及び床構造によれば、容易に質量体を小さくして、床支持具をコンパクトにすることができる。
[第1実施形態]
本発明における床構造及び床構造に適用される床支持具の第1実施形態を図面に基づき説明する。なお、図中の矢印UPは床構造における上方向を示す。
(床構造及び床支持具の構成)
図1に示される床構造10は、主に集合住宅に用いられる二重床(乾式遮音二重床)の構造であり、上階で発せられて階下に伝播する床衝撃音(歩行音、物の落下音、子供の飛び跳ね等)を低減させるための構造である。
床構造10は、躯体床となるコンクリート製の床スラブ12と上床材14との間に、所定の間隔で複数本並べられた床支持具16を介在させており、床支持具16の介在によって床スラブ12と上床材14との間に空間を形成して遮音効果を得る状態としている。
本実施形態の上床材14は、図2にも示すように、下地パネル14Aを備えると共に、下地パネル14A上に捨張材14Bを設け、その上にさらに捨張材14B上に仕上げ材14Cを設けた積層構造となっている。ここで、仕上げ材14Cを除いた上床材14(下地パネル14A及び捨張材14B)、及び、床支持具16が床下地材である。下地パネル14Aには、所定間隔で、床支持具16を設置するための貫通孔14H(図2参照)が構成されている。
図3にも示されるように、床支持具16は、第1弾性部材としてのクッションゴム18を備える。クッションゴム18は、床スラブ12上に配置されている。クッションゴム18は、円筒状とされており、上床材14からの振動を減衰させるために、床スラブ12上に支持されるものであり、弾性変形可能とされている。
クッションゴム18上には、受部材20を介して支持ボルト22が直立状態で支持されている。受部材20は、円筒状の円筒部20B、及び、円筒部20Bの一端の径方向外側に構成される円環板状のフランジ部20Aを備えている。受部材20は、円筒部20Bのフランジ部20Aと逆側がクッションゴム18の筒内側に挿入されると共に、フランジ部20Aの下面(クッションゴム18側へ向けられた面)がクッションゴム18の上面(床スラブ12側の面と反対側の面)に固着されている。円筒部20Bの内周面には、雌ネジ20Nが形成され、この雌ネジ20Nには、後述する支持ボルト22の軸部に形成された雄ネジ22Nが螺合される。これにより、受部材20が支持ボルト22に一体化される。
支持ボルト22は、クッションゴム18と反対側、すなわち、床スラブ12と反対方向へ延びて、パネル受部材24を介して上床材14を支持するように配置されている。パネル受部材24は、円筒状の円筒部24B、及び、円筒部24Bの一端の径方向外側に構成される円環板状の鍔部24Aを備えている。パネル受部材24の円筒部24Bは、下地パネル14Aの貫通孔14H内に挿入されて固着され、鍔部24Aの上面(上床材14側へ向けられた面)が下地パネル14Aの下面(床スラブ12と対向する側の面)に固着される。パネル受部材24の円筒部24Bの内周面には、雌ネジ24Nが形成され、この雌ネジ24Nには、支持ボルト22の軸部に形成された雄ネジ22Nが螺合される。これらにより、上床材14は、床スラブ12との間に間隔をもって配置される。
支持ボルト22の先端部には、マイナスドライバを差し込むための凹部22A(図3参照)が形成されており、上床材14の下地パネル14Aに捨張材14B、仕上げ材14Cが載せられる前の状態において、マイナスドライバを支持ボルト22の凹部に差し込んで支持ボルト22を回転させることによって、床スラブ12からの下地パネル14Aの高さを調節することができるようになっている。
支持ボルト22の中間部には、中間支持部材26が配置されている。中間支持部材26は四角柱状とされ、中央部に支持ボルト22を挿通可能な挿通孔が構成されている。中間支持部材26は、支持ボルト22が挿通された状態で支持ボルト22に固定されている。中間支持部材26の支持ボルト22への固定は、中間支持部材26の内側に雌ネジを構成すると共に支持ボルト22の外側に雄ねじを構成して螺合させることにより行うことができる。なお、中間支持部材26の支持ボルト22への固定は、接着剤での接着やその他の方法で行っても良い。中間支持部材26の互いに向き合う一対の外側面により、鉛直方向に配置された支持面26Aが構成されている。
支持面26Aの各々には、ゴム部材28が配置されている。ゴム部材28は、直方体状とされ、その一面が支持面26Aに固着されて中間支持部材26に支持されている。ゴム部材28と中間支持部材26とは、加硫接着により固着させることができる。
ゴム部材28の中間支持部材26と逆側には連結部材29を介して質量体30が配置されている。質量体30は直方体状とされ、その一面28Aが長方形板状の連結部材29の一面に固着されている。そして、連結部材29の他方の面がゴム部材28に固着されて、質量体30がゴム部材28に支持されている。連結部材29とゴム部材28とは、加硫接着により固着させることができる。
なお、本実施形態では、連結部材29を介して質量体30とゴム部材28とが連結されているが、連結部材29は必ずしも必要ではなく、質量体30はゴム部材28と直接接合されていても良い。
ここで、ゴム部材28のバネ定数K、及び、質量体30の質量mは、上床材14からの振動を効率的に減衰させるために、制振対象となる振動周波数に応じて決定される。制振対象となる上床材14から床スラブ12への振動周波数=床支持具16の固有振動周波数=F1、ゴム部材28のバネ定数をK、質量体30の質量をmとすると、固有振動周波数F1は、(式1)で表すことができる。
Figure 0005102598
本実施形態では、ゴム部材28は鉛直方向に配置された支持面26Aで支持されており、上床材14からの振動を受けると、せん断変形する。通常、ゴム部材では、せん断方向のバネ定数は、圧縮方向のバネ定数と比較して5分の1〜10分の1程度である。したがって、ゴム部材28を同一形状、同一材質とした場合、圧縮方向のみの変形が生じる配置にした場合と比較して、バネ定数を小さくすることができる。そして、固有振動周波数F1を得るために、(式1)より質量体30の質量も小さくすることができ、質量体30のサイズをコンパクトにすることができる。
なお、本実施形態では、支持面26Aを鉛直方向に配置されている構成としているが、支持面26Aは必ずしも鉛直方向に配置する必要はない。所望の固有振動周波数F1とゴム部材28に求められるバネ定数K等を考慮して、ゴム部材28にせん断力が作用される方向に支持されればよい。但し、せん断方向のバネ定数を有効に用いるために、支持面26Aは、鉛直方向の面に対して0°〜45°の角度であることが好ましい。
なお、質量体30を構成する材料としては、質量があれば特に限定されるものではなく、あらゆる質量体を用いることができ、例えば、鉄、水、砂などを用いることができる。
(床構造の施工手順)
次に、図2に示される床支持具16を用いて二重床の床構造10を構成する際の施工手順について説明する。
まず、一体化されたクッションゴム18、受部材20を、クッションゴム18を下にして床スラブ12上に設置する。次に、一体化された中間支持部材26、ゴム部材28、及び、質量体30と一体化された支持ボルト22を、受部材20へ上方からねじ込む。すなわち、支持ボルト22の雄ネジ22Nを受部材20の雌ネジ20Nに螺合させて取り付け、直立させる。
次に、支持ボルト22の上方の雄ネジ22Nにパネル受部材24の雌ネジ24Nを螺合させる。そして、パネル受部材24の鍔部24A上に下地パネル14Aを敷設してパネル受部材24に下地パネル14Aを固着する。ここで、マイナスドライバを貫通孔14Hから支持ボルト22の凹部22Aに差し込んで支持ボルト22を回転させることによって、床スラブ12からの下地パネル14Aの高さを調節する。
次に、下地パネル14A上に捨張材14Bを敷設し、捨張材14B上に仕上げ材14Cを敷設する。以上によって、二重床の床構造10が構成される。
(床支持具による振動吸収作用)
次に、本実施形態の床支持具による振動吸収作用を説明する。
上階で発せられた床衝撃音(例えば、歩行音等)の振動は、上床材14からパネル受部材24、支持ボルト22、及び、中間支持部材26を介してゴム部材28へ伝わる。これによって、ゴム部材28が弾性変形し、質量体30が振動を吸収するように上下動することで、振動を減衰される。このとき、ゴム部材28は、鉛直方向に配置された支持面26Aにより支持されているので、上下動の際にせん断方向に弾性変形される。
減衰された振動は、さらにクッションゴム18によって減衰されて床スラブ12へ伝わる。このため、床衝撃音が良好に遮断される。
以上説明したように、本実施形態の床構造10によれば、床支持具16を配置することにより、上床材14から床スラブ12への振動を良好に吸収することができる。
また、ゴム部材28のせん断方向のバネ定数を用いるので、質量体30をコンパクトに設計することができる。
なお、本実施形態では、中間支持部材26が受部材20と離間した状態で支持ボルト22と一体化された例について説明したが、中間支持部材26は、図4に示すように、受部材20上に固定されていてもよい。
また、本実施形態では、ゴム部材28を支持する支持面26Aが鉛直方向に配置されている例について説明したが、支持面26Aは必ずしも鉛直方向である必要はなく、図5に示すように、鉛直方向に対して角度を有していてもよい。この場合には、中間支持部材27を角錐台状とし、対向配置される一対の傾斜側面を支持面27Aとすればよい。
また、本実施形態では、ゴム部材28と質量体30とを連結する連結部材を長方形板状としたが、図6に示すように、板状の連結部材をL字形状の連結部材33とし、1方の面33Aをゴム部材28の外側面に固着させると共に、他方の面33Bを水平方向配置して質量体30をその上に固着させてもよい。
また、図7に示すように、床支持具16は、隣接する2枚の下地パネル14Aの双方を支持するものであってもよい。この場合には、隣り合って並設される下地パネル14Aのコーナ部14Zを共通に支持するパネル受座31を配置し、支持ボルト22をパネル受座31の下部に取り付ける。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して図示し、その詳細な説明は省略する。本実施形態では、第2弾性部材としてのゴム部材28及び質量体30が支持ボルト22の上部に連結される点、及び、上床材に14構成された凹部が特徴であり、他の構成については、第1の実施形態とほぼ同様の構成である。
図8に示されるように、本実施形態の床構造40の上床材14には、床スラブ12側に凹部14Sが形成されている。この凹部14Sは、下地パネル14Aに構成された貫通孔が、捨張材14Bによって上方開口部が塞がれて形成されたものである。ここで、下地パネル14Aの貫通孔は、第1実施形態における貫通孔14Hに比べて径が大きい。
凹部14S内には、床受部としての上床受部材32が配置されている。上床受部材32は有底円筒状とされ、底部32Aが上側とされ凹部14Sに嵌め込まれている。底部32Aの中央部には、底部32Aから突出すると共に内側に雌ネジ部32Nが形成された突出部32Bが構成されている。支持ボルト22は、上部の雄ネジ部22Nが雌ネジ部32Nに螺合されて、上床受部材32と一体化されている。上床受部材32の筒内側には、収容空間Rが構成されている。
支持ボルト22の上部には、中間支持部材26が固定されている。中間支持部材26の支持面26Aには、ゴム部材28が固着され、ゴム部材28の逆側には質量体30が固着されている。ゴム部材28及び質量体30の一部は、収容空間Rに配置される。
このようにして、質量体30を収容空間Rに配置することで、上床材14と床スラブ12の間のスペースを大きく確保することができ、床下配線等の自由度が増す。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、第1、第2実施形態と同様の部分については同一の符号を付して図示し、その詳細な説明は省略する。本実施形態では、床支持具の中間支持部材、ゴム部材、及び質量体の形状が第1、第2実施形態と異なり、他の構成については、ほぼ同様の構成である。
図9に示されるように、本実施形態の床構造は、床支持具52を備えている。床支持具52の支持ボルト22の中間部には、中間支持部材54が配置されている。中間支持部材54は、円筒状とされ筒内に支持ボルトが挿通されて固着されている。中間支持部材54の側面全体が、支持面54Aを構成する。
第2弾性部材としてのゴム部材56は、中間支持部材54の外周を囲む円筒状とされ、内周面が支持面54Aに固着され支持されている。質量体58は、ゴム部材56の外周を囲む円筒状とされ、内周面がゴム部材56の側面に固定されている。ここでの中間支持部材54とゴム部材56、及び、ゴム部材56と中間支持部材54の固着も加硫接着により行うことができる。
上記構成の床支持具52では、ゴム部材56は、支持ボルト22を囲んで配置されているため、支持ボルト22に沿って弾性変形することになり、また、質量体58も支持ボルト22を囲んで配置されているため、支持ボルト22に沿って移動することになるので、動吸振の作用が安定する。
なお、本実施形態では、中間支持部材、ゴム部材、及び質量体を円筒状としたが、図9に示すように、質量体を直方体状の質量体59としてもよい。
なお、上記第1〜第3実施形態では、床スラブ12がコンクリート製であるコンクリート床の場合について説明したが、床スラブは、木製等の他の床スラブであってもよい。
第1実施形態に係る床構造を示す図である。 第1実施形態に係る床構造及び床支持具の断面図である。 第1実施形態に係る床支持具の斜視図である。 第1実施形態に係る床支持具の変形例の断面図である。 第1実施形態に係る床支持具の他の変形例の断面図である。 第1実施形態に係る床支持具の他の変形例の断面図である。 第1実施形態に係る床構造の変形例を示す図である。 第2実施形態に係る床構造を示す図である。 第3の実施形態に係る床支持具の(A)は斜視図であり、(B)は水平方向の断面図である。 第3の実施形態に係る床支持具の変形例の(A)は斜視図であり、(B)は水平方向の断面図である。
符号の説明
10 床構造
12 床スラブ
14 上床材
14A 下地パネル
14B 捨張材
14C 仕上げ材
14S 凹部
16 床支持具
18 クッションゴム
20 受部材
22 支持ボルト
24 パネル受部材
26 中間支持部材
26A 支持面
27 中間支持部材
27A 支持面
28 ゴム部材
30 質量体
31 パネル受座
40 床構造
52 床支持具
54A 支持面
54 中間支持部材
56 ゴム部材
58 質量体
59 質量体
R 収容空間

Claims (8)

  1. 床スラブ上に配置され、弾性変形可能であって振動を減衰させる第1弾性部材と、
    前記第1弾性部材上に支持され、前記床スラブと反対方向へ延びる支持部材と、
    前記支持部材上に支持され、前記床スラブとの間に間隔をもって配置される床材と、
    前記支持部材の上下方向の中間部に固定され、水平方向に対して傾斜する支持面を有する中間支持部材と、
    前記中間支持部材の前記支持面で支持され、弾性変形可能であって振動を減衰させる第2弾性部材と、
    前記第2弾性部材に支持され、前記第2弾性部材の弾性変形によって変位して振動を減衰させる質量体と、
    を備えた床支持具。
  2. 前記2弾性部材は、鉛直方向の面に対して0°〜45°の角度をなす前記支持面で保持されていること、を特徴とする請求項1に記載の床支持具。
  3. 前記中間支持部材は、中央部に前記支持部材を挿通可能な挿通孔が形成され、前記挿通孔に前記支持部材が挿通された状態で前記支持部材に固定されていること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の床支持具。
  4. 前記床材の前記床スラブ側に凹部が形成され、前記凹部内に配置されると共に前記支持部材の上部に一体化して設けられて前記床材を支持する床受部を有し、前記床受部が前記凹部内に収容空間を備えて前記収容空間に前記質量体が配置されること、を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の床支持具。
  5. 前記第2弾性部材及び前記質量体に挿入孔が形成され、前記挿入孔に前記支持部材が挿入されること、を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の床支持具。
  6. 前記第2弾性部材は配置された位置に固着され、前記第2弾性部材へ前記質量体が固着されること、を特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の床支持具。
  7. 床スラブと、
    前記床スラブ上に配置された請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の床支持具と、
    を備えた床構造。
  8. 前記床スラブがコンクリート製であることを特徴とする請求項7に記載の床構造。
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