JP2000154932A - 建物における竪ダクトの取付機構 - Google Patents

建物における竪ダクトの取付機構

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JP2000154932A
JP2000154932A JP32833498A JP32833498A JP2000154932A JP 2000154932 A JP2000154932 A JP 2000154932A JP 32833498 A JP32833498 A JP 32833498A JP 32833498 A JP32833498 A JP 32833498A JP 2000154932 A JP2000154932 A JP 2000154932A
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JP
Japan
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vertical duct
bracket
unit
vertical
building
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JP32833498A
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English (en)
Inventor
Atsushi Yugawa
敦司 湯川
Taichi Morii
太一 森井
Yasushi Namatame
泰 生天目
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】建物において空調・排煙設備等に伴う竪ダクト
をシャフト内に設置するための従来の施工方法は、設置
階のスラブコンクリート打設・硬化後にダクト資材を揚
重して、各設置階で取付作業を行なうのが通常であるの
で、手間がかかって、施工性が悪く、危険な作業が避け
られない等の課題がある。 【解決手段】そこで本発明では、建物のシャフトSに構
築する竪ダクトを、複数階分を一ユニットとして構成
し、竪ダクトユニット1の上部に取付支持用の複数のブ
ラケット5を設けると共に、夫々のブラケットに上下方
向の貫通孔6を設け、また、ユニットの上部に対応する
階のシャフト内に、竪ダクトユニットを貫通可能な支持
鉄骨7を設けると共に、支持鉄骨の上側に、上記竪ダク
トユニットのブラケットに対応する支持ボルト8を突設
し、上記ブラケットの貫通孔に支持ボルトを貫通させ
て、ナット9,11によりブラケットに固定する構成と
した竪ダクトの取付機構を提案するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物における竪ダ
クトの取付機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物において空調・排煙設備等に伴う竪
ダクトをシャフト内に設置するための従来の施工方法と
しては、設置階のスラブコンクリート打設・硬化後にダ
クト資材を揚重して、各設置階で取付作業を行なうのが
通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の施工
方法では次のような課題がある。 a.ダクトは各階毎にユニットとしているため、各階毎
に接続が必要であり、接続個所数が多いため取付けの手
間がかかる。 b.大口径のダクトでは施工性が悪い。 c.脚立等の作業となるため危険である。 d.品質の均一化が計りにくい。 従って本発明はこのような課題を解決することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明では、建物のシャフトに構築する竪ダクト
を、複数階分を一ユニットとして構成し、竪ダクトユニ
ットの上部に取付支持用の複数のブラケットを設けると
共に、夫々のブラケットに上下方向の貫通孔を設け、ま
た、ユニットの上部に対応する階のシャフト内に、竪ダ
クトユニットを貫通可能な支持鉄骨を設けると共に、支
持鉄骨の上側に、上記竪ダクトユニットのブラケットに
対応する支持ボルトを突設し、上記ブラケットの貫通孔
に支持ボルトを貫通させて、ナットによりブラケットに
固定する構成とした竪ダクトの取付機構を提案する。
【0005】以上の本発明においては、ナットはブラケ
ットの下側に位置させるレベル調整用ナットとブラケッ
トの上側に位置させる固定用ナットとから構成するのが
好適である。
【0006】また以上の本発明においては、レベル調整
用ナットとブラケット間に弾性材を介装するのが好適で
ある。
【0007】また以上の本発明においては、竪ダクトユ
ニットは工場又は仮設作業場で組み立てるのが好適であ
る。
【0008】また以上の本発明においては、支持ボルト
は、竪ダクトユニットの取付作業に先立って支持鉄骨に
溶接により突設するのが好適である。
【0009】以上の本発明においては、複数階分の竪ダ
クトユニットを、その上部において、建物のシャフト内
の所定位置に調整しながら施工性良く取り付けることが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図を参
照して説明する。図において符号1は建物のシャフトS
に構築する竪ダクトを構成するための竪ダクトユニット
であり、この竪ダクトユニット1は複数階分を一ユニッ
トとして構成している。この実施の形態では、3階分を
一ユニットとして構成している。この竪ダクトユニット
1には、各階への取り出し分岐用フランジ2と、各階の
シャフト床部3に固定する振れ止め部材4を設けてお
り、また上部に本発明による取付支持用の複数のブラケ
ット5を設けており、このブラケット5には上下方向の
貫通孔6を設けている。このような竪ダクトユニット1
は工場や建物の建設現場に隣接した仮設作業場で組み立
てることができる。
【0011】符号7は前記竪ダクトユニット1の上部に
対応する階のシャフトS内に設けた支持鉄骨であり、こ
の支持鉄骨7は上記竪ダクトユニット1を貫通可能な構
成である。
【0012】以上の構成において、本発明では、躯体建
方と並行して竪ダクトを構築することができるもので、
まず前記支持鉄骨7の上側に、前記竪ダクトユニット1
のブラケット5に対応する所定の位置に支持ボルト8を
突設する。この支持ボルト8は、例えば全ネジのものと
することができる。そしてこの支持鉄骨7上には、適宜
シャフト床貫通用の鉄板スリーブや養生蓋を設置する。
次いで所定の竪ダクトユニット1をクレーン、例えばタ
ワークレーンにより揚重してシャフトの上方から下降さ
せる。この竪ダクトユニット1を揚重する前の適時に、
前記支持ボルト8に調節ナット9を螺合すると共に、調
節ナット9の上側に防振用弾性材10を装着しておく。
しかしてクレーンにより揚重した竪ダクトユニット1を
下降させていき、その上部のブラケット5の貫通孔6が
支持ボルト8に対応するように位置の調整を行いながら
更に下降させる。こうして竪ダクトユニット1を、支持
ボルト8がブラケット5の貫通孔6を貫通するように下
降させ、終には支持ボルト8に螺合した調節ナット9上
に支持する。上述したように、調節ナット9とブラケッ
ト5間には防振用弾性材10が介装されることになる。
このように竪ダクトユニット1を、その上部のブラケッ
ト5を介して支持ボルト8に螺合している調節ナット9
上に支持した後、調節ナット9を操作してブラケット5
の位置、即ち、竪ダクトユニット1の高さを所定位置に
調節することができる。そしてこのようにして竪ダクト
ユニット1を所定の高さに調節した後、貫通孔6を貫通
している支持ボルト8の上部から固定用ナット11を螺
合し、締め付けることにより、ブラケット5を、防振用
弾性材10を介して調節ナット9と固定用ナット11に
より挟持して支持ボルト8に固定することができる。
【0013】以上のように3階分の竪ダクトユニット1
を、その上部においてブラケット5により所定位置に支
持した後、各階のシャフト床部3に振れ止め部材4を固
定する。振れ止め部材4の構成は適宜であるが、図示の
振れ止め部材4は、竪ダクトユニット1に巻き回したフ
ラットバー12により突設した突片13とシャフト床部
12間に溝型鋼14をボルト15,16により固定した
構成であり、このうちボルト16はアンカーボルトであ
る。
【0014】以上のようにして、3階分の竪ダクトユニ
ット1をシャフトの所定位置に固定した後、次の竪ダク
トユニット1をクレーンによりシャフト内を下降させて
上述と同様に固定し、隣接の竪ダクトユニット1の端部
間を接続することにより、所望階の竪ダクトを構築する
ことができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、次の
ような効果がある。 a.竪ダクトのユニットを、各階毎のユニットではな
く、複数階分のユニットとして構成し、この竪ダクトユ
ニットを、その上部において位置を調整しながらシャフ
ト内に固定することができるので、大口径のダクトであ
っても施工性が非常に良い。 b.また危険な作業を回避することができる。 c.鉄骨工事と並行して作業を行うことができ、作業が
合理化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の取付機構を概念的に示す説明図であ
る。
【図2】 図1のA−A線矢視図である。
【図3】 図1のB−B線矢視図である。
【図4】 図3のC−C線矢視図である。
【図5】 図4のD−D線矢視図である。
【図6】 本発明の取付機構を概念的に示すシャフト部
の平面図である。
【図7】 本発明の取付機構の動作を示す斜視図であ
る。
【図8】 本発明の取付機構により竪ダクトユニットを
固定した状態を示す斜視図である。
【図9】 図8の要部断面図である。
【符号の説明】
1 竪ダクトユニット 2 取り出し分岐用フランジ 3 シャフト床部 4 振れ止め部材 5 ブラケット 6 貫通孔 7 支持鉄骨 8 支持ボルト 9 調節ナット 10 防振用弾性材 11 固定用ナット 12 フラットバー 13 突片 14 溝型鋼 15,16 ボルト S シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生天目 泰 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 Fターム(参考) 3H023 AA01 AB04 AC08 AC32 AC35 AC75 3L080 AA01 AA08 AC05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物のシャフトに構築する竪ダクトを、
    複数階分を一ユニットとして構成し、竪ダクトユニット
    の上部に取付支持用の複数のブラケットを設けると共
    に、夫々のブラケットに上下方向の貫通孔を設け、ま
    た、ユニットの上部に対応する階のシャフト内に、竪ダ
    クトユニットを貫通可能な支持鉄骨を設けると共に、支
    持鉄骨の上側に、上記竪ダクトユニットのブラケットに
    対応する支持ボルトを突設し、上記ブラケットの貫通孔
    に支持ボルトを貫通させて、ナットによりブラケットに
    固定する構成としたことを特徴とする建物における竪ダ
    クトの取付機構
  2. 【請求項2】 ナットはブラケットの下側に位置させる
    レベル調整用ナットと、ブラケットの上側に位置させる
    固定用ナットとから構成することを特徴とする請求項1
    記載の建物における竪ダクトの取付機構
  3. 【請求項3】 レベル調整用ナットとブラケット間に防
    振用弾性材を介装することを特徴とする請求項2記載の
    建物における竪ダクトの取付機構
  4. 【請求項4】 竪ダクトユニットは工場又は仮設作業場
    で組み立てることを特徴とする請求項1記載の建物にお
    ける竪ダクトの取付機構
  5. 【請求項5】 支持ボルトは、竪ダクトユニットの取付
    作業に先立って支持鉄骨に溶接により突設することを特
    徴とする請求項1記載の建物における竪ダクトの取付機
JP32833498A 1998-11-18 1998-11-18 建物における竪ダクトの取付機構 Pending JP2000154932A (ja)

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