JP3263226B2 - エレベータのマシンビーム - Google Patents

エレベータのマシンビーム

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JP3263226B2 JP02689994A JP2689994A JP3263226B2 JP 3263226 B2 JP3263226 B2 JP 3263226B2 JP 02689994 A JP02689994 A JP 02689994A JP 2689994 A JP2689994 A JP 2689994A JP 3263226 B2 JP3263226 B2 JP 3263226B2
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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、上端が傾斜屋根
となるエレベータの昇降路の上部に設置されるエレベー
タのマシンビームに関する。
【0002】
【従来の技術】ビルの高層化に伴い、南北に隣接して建
設されるビルにおいては、日照権の問題が生じるので、
北側を下方に傾斜させたビルが多くなっている。また、
エレベータは、居室が南側に設けられる関係で、北側と
なるときがある。
【0003】図5は、このようなビルに設置されたエレ
ベータの上部のマシンビームやソラセシーブ3などを示
す図で、図6は、図5の平面図である。なお、巻上機
は、昇降路のピットに設置されている。
【0004】図5及び図6において、ビル19に設けられ
た昇降路20の上端の左右には、ブラケット4が対称的に
ほぼ対角線状に設けられ、これらのブラケット4は、昇
降路20の側壁にあらかじめ打ち込まれた複数のアンカボ
ルト11で固定されている。
【0005】これらのブラケット11の上面には、図6に
示すように短冊状のプレート5Aがそれぞれ載置され、
図示しない複数のボルトでブラケット11にそれぞれ固定
されている。左右のプレート5Aの上面には、一対のサ
イドマシンビーム1Aが平行に且つ図6においては、ビ
ル19の手前側の外壁に対して約30°の角度で右前方から
左後方に斜めに載置され、両端がプレート5Aにそれぞ
れ固定されている。
【0006】サイドマシンビーム1Aの中間部左寄りに
は、一対のソラセシーブ用ビーム2Aが一対の防振ゴム
10Bを介して取り付けられ、これらのソラセシーブ用ビ
ーム2Aの間には、一対のソラセシーブ3が、これらの
ソラセシーブ用ビーム2Aの間に貫設された軸を介して
取り付けられている。
【0007】同じく、昇降路20の上端の側壁には、図5
において左側壁に示したブラケット5Aよりも下方の位
置で、図6において前後にブラケット4が対称的にアン
カーボルト11を介して取り付けられ、これらのブラケッ
ト4の上面にもプレート5Bがそれぞれ載置され、図示
しないボルトでブラケット4に固定されている。
【0008】各プレート5Bの間には、一対のサイドマ
シンビーム用ビーム1Bが平行に載置され固定されてい
る。これらのサイドマシン用ビーム1Bの図6において
前方の上面には、一対の防振ゴムを介してソラセシーブ
用ビーム2Bがそれぞれ載置されている。
【0009】これらのソラセシーブ用ビーム2Bの間に
は、一対のソラセシーブ3がこれらのソラセシーブ3に
貫設された軸を介して取り付けられている。これらのソ
ラセシーブ3には、主索7が巻き付けられ、図6に示す
昇降路20の中央部に位置するソラセシーブ3から垂下し
た主索7の図示しない下端には、一点鎖線で示すかご17
が懸架され、左側の手前側のソラセシーブ3から垂下し
た主索7の下端には、同じく一点鎖線で示すつり合いお
もり18が懸架されている。また、ソラセシーブ用ビーム
2Aの左側のシーブ3と、この下方に位置するシーブ3
から垂下した主索は、ともに、図示しない巻上機に接続
されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
構成されたエレベータにおいては、図5において右側に
示すソラセシーブ3は、ビル19の屋根に近接して取り付
けられるために、防振ゴム10Bを介して取り付けるソラ
セシーブ用ビーム2Aの図5において、右側のボルトの
固定作業が困難となる。
【0011】同じく、主索7を右側のソラセシーブ3に
巻き付ける作業も、このソラセシーブ3の上端がビル19
の屋根の下面に近接しているので、作業性が悪い。その
ため、エレベータが運転を開始した後に定期的に行う保
守・点検作業に時間がかかる。
【0012】そこで、本発明の目的は、傾斜屋根の下部
に取り付けられたソラセシーブの取付及び主索の取付作
業や保守・点検を容易に行うことのできるエレベータの
マシンビームを得ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上端が傾斜屋根となる昇降路の上部に設けられシー
ブが取り付けられるマシンビームを傾斜屋根と平行に横
設したエレベータのマシンビームである。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、上端が傾
斜屋根となる昇降路の上部に設けられシーブが取り付け
られるマシンビームを傾斜屋根と平行に横設し、マシン
ビームに載置するソラセシーブ用ビームとの間に傾斜ベ
ースを介して防振ゴムを挿着したエレベータのマシンビ
ームである。
【0015】さらに、請求項3に記載の発明は、上端が
傾斜屋根となる昇降路の上部に設けられシーブが取り付
けられるマシンビームを傾斜屋根と平行に横設し、マシ
ンビームに載置するソラセシーブ用ビームとの間に防振
ゴムを装着し、ソラセシーブ用ビームの低位側側面とマ
シンビームとの間に防振ゴムを介してストッパを設けた
エレベータのマシンビームである。
【0016】
【作用】請求項1及び請求項2に記載の発明において
は、シーブと屋根との間には、作業空間が形成される。
【0017】また、請求項3に記載の発明においては、
シーブと屋根との間には、作業空間が形成され、屋根に
平行に傾斜したマシンビームに載置されたソラセシーブ
用ビームは、このソラセシーブ用ビームの低位側側面に
設けられた防振ゴムを介してマシンビームに支えられ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明のエレベータのマシンビームの
一実施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明の
エレベータのマシンビームの一例を示す図で、従来の技
術で示した図5に対応する図、図2は、図1の“A”部
の拡大詳細図、図3は図1の平面図で、図6に対応する
図である。なお、図5及び図6で示した要素と同一部分
には、同一符号を付して説明を省略する。
【0019】図1,図2及び図3において、従来の技術
で示した図5及び図6と異なるところは、上側のサイド
マシンビームの取付構造と、同じくこの上側のサイドマ
シンビームに取り付けるソラセシーブ用ビームの取付構
造で、下側のサイドマシンビームとソラセシーブ用ビー
ムの取付構造は、図5及び図6と同一である。
【0020】すなわち、図1において、右側のブラケッ
ト4は、従来の技術で示した図5の右側のブラケット4
に比べて、下方の位置に取り付けられ、このブラケット
4の上面には、従来と同様にプレート5が固定されてい
る。なお、左側のブラケット4の取付位置は、図5と同
一の位置である。
【0021】左右のプレート5の上面には、上面がビル
19の屋根8と勾配が同一の傾斜スペーサ6がそれぞれ載
置され、これらの傾斜スペーサ6の上面間には、図4及
び図5で示したサイドマシンビーム1Aと比べて僅かに
長いサイドマシンビーム1が載置され、傾斜スペーサ6
に点付けで溶接されている。
【0022】さらに、サイドマシンビーム1Aの上面に
は、図1の拡大詳細図を示す図2に示すように、サイド
マシンビーム11Aの中央部と左側に、一対の防振ゴム用
傾斜座金9がそれぞれ載置され、これらの防振ゴム用傾
斜座金9の上面には、防振ゴム10が重ねられ、この防振
ゴム10の上には、防振ゴム用傾斜座金9が更に重ねられ
ている。
【0023】この防振ゴム用傾斜座金9の上面には、ソ
ラセシーブ用ビーム2が載置され、このソラセシーブ用
ビーム2とサイドマシンビーム1には、両ねじボルト12
が、上述した3枚の防振ゴム用傾斜座金9と防振ゴム10
を通して貫設され、下端と上端のダブルナット13で締め
付けられている。
【0024】このように構成されたエレベータのマシン
ビームにおいては、図1において、上側の左右に設けた
ソラセシーブ3をビル19の屋根8と平行に設けること
で、左右のソラセシーブ3と屋根8との空間を同一と
し、据付作業や保守・点検作業を容易に行うことができ
る。
【0025】図4は、本発明のエレベータのマシンビー
ムの他の実施例を示す部分詳細図で、図3に対応する図
である。図4において、ソラセシーブ用ビーム2をサイ
ドマシンビーム1に固定する両ねじボルト12には、サイ
ドマシンビーム1の上面とソラセシーブ用ビーム2の下
面に、上下の面が平行な防振ゴム用ベース14が挿入さ
れ、上下端のダブルナット13で締め付けられている。
【0026】また、サイドマシンビーム1の中央の上面
には、略L字形に形成されたストッパ15が一対のボルト
で立設され、このストッパ15とソラセシーブ用ビーム2
の間には、防振ゴム10が挿入され、この防振ゴム10は、
ソラセシーブ用ビーム2の右端に固定された逆L字形の
防振ゴム用プレート16の後面に固定されている。
【0027】この場合には、図1及び図3で示したソラ
セシーブ用ビーム2の取付構成と比べて、図2で示した
防振ゴム用傾斜座金14を使う必要がなく、組立時にこの
防振ゴム用傾斜座金14の傾斜の方向を確認する必要もな
いので、この組立作業が容易となり、信頼性も上る利点
がある。
【0028】
【発明の効果】以上、請求項1に記載の発明によれば、
上端が傾斜屋根となる昇降路の上部に設けられシーブが
取り付けられるマシンビームを傾斜屋根と平行に横設す
ることで、シーブと屋根の下面との間に作業空間を確保
したので、ソラセシーブや主索の取付作業を容易に行う
ことのできるエレベータのマシンビームを得ることがで
きる。
【0029】また、請求項2に記載の発明によれば、上
端が傾斜屋根となる昇降路の上部に設けられシーブが取
り付けられるマシンビームを傾斜屋根と平行に横設し、
マシンビームに載置するソラセシーブ用ビームとの間に
傾斜ベースを介して防振ゴムを挿着することで、シーブ
と屋根の下面との間に作業空間を確保したので、ソラセ
シーブや主索の取付作業を容易に行うことのできるエレ
ベータのマシンビームを得ることができる。
【0030】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
上端が傾斜屋根となる昇降路の上部に設けられシーブが
取り付けられるマシンビームを傾斜屋根と平行に横設
し、マシンビームに載置するソラセシーブ用ビームとの
間に防振ゴムを挿着し、ソラセシーブ用ビームの低位側
側面とマシンビームとの間に防振ゴムを介してストッパ
を設けることで、シーブと屋根との間に作業空間を確保
し、ソラセシーブ用ビームはこのソラセシーブ用ビーム
の低位側側面に設けられた防振ゴムを介してマシンビー
ムで支えたので、ソラセシーブや主索の取付作業を容易
に行うことのできるエレベータのマシンビームを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータのマシンビームの一実施例
を示す図。
【図2】図1のA部拡大詳細図。
【図3】図1の平面図。
【図4】本発明のエレベータのマシンビームの他の実施
例の要部を示す図。
【図5】従来のエレベータのマシンビームの一例を示す
図。
【図6】図5の平面図。
【符号の説明】
1…サイドマシンビーム、2…ソラセシーブ用ビーム、
3…ソラセシーブ、4…ブラケット、5A,5B…プレ
ート、6…傾斜スペーサ、7…主索、8…屋根、9…防
振ゴム用傾斜座金、10…防振ゴム、11…アンカボルト、
12…両ねじボルト、13…ダブルナット、17…かご、18…
つり合いおもり、19…ビル、20…昇降路。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端が傾斜屋根となる昇降路の上部に設
    けられ、シーブが取り付けられるマシンビームを前記傾
    斜屋根と平行に横設したエレベータのマシンビーム。
  2. 【請求項2】 上端が傾斜屋根となる昇降路の上部に設
    けられ、シーブが取り付けられるマシンビームを前記傾
    斜屋根と平行に横設し、前記マシンビームに載置するソ
    ラセシーブ用ビームとの間に傾斜ベースを介して防振ゴ
    ムを挿着したエレベータのマシンビーム。
  3. 【請求項3】 上端が傾斜屋根となる昇降路の上部に設
    けられ、シーブが取り付けられるマシンビームを前記傾
    斜屋根と平行に横設し、前記マシンビームに載置するソ
    ラセシーブ用ビームとの間に防振ゴムを挿着し、前記ソ
    ラセシーブ用ビームの低位側の側面と前記マシンビーム
    との間に防振ゴムを介してストッパを設けたエレベータ
    のマシンビーム。
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CN113636432B (zh) * 2021-07-02 2022-06-28 伊萨智能电梯有限公司 一种底托式低井道家用电梯上梁

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