JP4207174B2 - 機器用パッケージカバーの締結用ファスナ - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、各種プラントにおいて各種機器を収納する大型のケーシングであって、その一部を開閉するカバーとケーシング本体とをその内面側から係脱自在にロックする締結用ファスナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の大型パッケージカバーの締結用ファスナは、図5及び図6の如く取付けられていた。ケーシング本体2の内壁面3にベース11が固定され、そのベース11にハンドル4の先端部が支軸14で支持され、そのハンドル4の中間部に係止用フック部材5の後端部がフック支持軸24で支持されている。そしてカバー1の内面側にロック部材7が突設され、そのロック部材7に係止用フック部材5が係脱自在に係止される。このときハンドル4は、図5においてその後端がハンドル回動軌跡23上を移動する。図6は図5のVI−VI断面矢視略図であり、そのハンドル回動軌跡23が内壁面3からケーシング本体2の内側に大きく突出することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図5及び図6の如く、締結用ファスナ21のハンドル4を回動して係止用フック部材5をロック部材7に係脱自在に係止する場合、そのハンドル回動軌跡23が内壁面3から大きく内側に飛び出し、そこの部分にデットスペースが生じる。即ち、配管22または機器等をデットスペースから内側に移動する必要があり、ケーシング本体2の内部を有効に利用できない欠点があった。
そこで本発明は、カバー1の内側に回転軌跡が大きく飛び出すことのない締結用ファスナを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、大型の箱状ケーシング内に各種機器および配管が収納されたパッケージの内面側で、開閉自在なカバー1とケーシング本体2との開閉部に配置されたカバーロックのための締結用ファスナにおいて、
そのケーシング本体2の内壁面3で、その開放部に隣接してベース11が固定され、その内壁面3に沿って平行に回動されるようにそのベース11に開閉用ハンドル4が軸支され、そのハンドル4に係止用フック部材5が連結されて、それが前記内壁面3に平行に移動するファスナ本体6と、
前記カバー1の内面で、前記ファスナ本体6に対向して固定され、前記係止用フック部材5が係脱自在に係合するロック部材7と、を具備し、
前記ハンドル4の長手方向に軸線が位置し、その軸線回りに回動自在となるようにそのハンドル4内に収納されて軸支されたネジ棒8と、
そのネジ棒8に螺着され、前記ハンドル4の長手方向に形成されたスリット9に一端が案内されるスライド部材 10 と、
を具備し、そのスライド部材 10 に前記係止用フック部材5の一端部が、そのハンドル4と平行する方向に回動するように軸支された機器用パッケージカバーの締結用ファスナである。
【0005】
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、前記ハンドル4の先端側が平行な一対の細長い板状に形成され、その先端部が前記内壁面3に直交する軸線の回りに回動するようにベース11に軸支され、その一対の板状部12内に前記ネジ棒8が収納されると共に、そのハンドル4の後端部が前記内壁面3から離れる方向に曲折されて把持部13を構成した機器用パッケージカバーの締結用ファスナである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1は本発明の締結用ファスナの一部破断正面図であり、図2はその一部破断右側面図である。また、図3はハンドル4を回動したときの係止用フック部材5の移動状態を示し、図4は同ファスナの係止用フック部材5の係止位置調整機構を示す斜視図である。
この締結用ファスナは、ケーシング本体2の内面に取付けられるファスナ本体6と、カバー1の内面に取付けられるロック部材7とを有する。ファスナ本体6は、ベース11とハンドル4と係止用フック部材5とを有する。ベース11はケーシング本体2の内壁面3に溶接等の手段により固定され、一側が開放された短い溝型に形成され、その内部にハンドル4と係止用フック部材5とが収納される。ハンドル4は一対の金属板を折り曲げて、その先端部が互いに平行になるように対向すると共に、後端部は重ね合わせれて、その重ね合わせ部が僅かに台形状に曲折形成される。また、一対の細長い金属板の重ね合わされる直前の閉塞部には工具挿通孔20が穿設されている。
【0007】
このハンドル4は図4に示す如く、夫々対向する上下一対(上側省略)の金属板にスリット9が穿設されている。それと共に、ハンドル4の先端部には支軸14の挿通孔(図1)が穿設されている。そして図1及び図4に示す如く、支軸14を介してハンドル4の先端部がベース11に軸支され、そのハンドル4が内壁面3に平行な軌跡で回動自在とされている。支軸14は、その軸線方向中央位置において貫通孔が形成され、そこにネジ棒8の先端の小径軸19が挿通され、その先端部が抜け止めされている。そしてネジ棒8が支軸14に軸支され、ネジ棒8はその軸線回りに回動自在とされている。このネジ棒8にはスライド部材10が螺着されている。このスライド部材10は図4に示す如く、ネジ棒8に直交する方向に平面円形の凸部が突出され、その突出部がハンドル4のスリット9に案内されている。それと共に、このスライド部材10には係止用フック部材5の後端部が軸支されている。そしてハンドル4の工具挿通孔20から挿通したドライバーの先端をネジ棒8の後端に嵌着して回動することにより、スライド部材10をスリット9内に移動させ、それに基づいて係止用フック部材5を適宜出入自在に突出するように移動調整することができる。
【0008】
【使用方法】
図1〜図4の如く形成された本ファスナは、ハンドル4を内壁面3の平面に平行に回動することにより、それに伴って係止用フック部材5が回動し、その先端が軸部16に係脱自在に係止する。なお、係脱の前に予めネジ棒8を回動し、スライド部材10をスリット9内に移動させ、係止用フック部材5の突出長さを調整しておく。
そして図2の状態から図3の如く回動することにより、軸部16と係止用フック部材5との係合を外し、カバー1をケーシング本体2から開放することができる。またそれとは逆にカバー1とケーシング本体2とを締結するには、図3の状態から図2の状態に移動し、係止用フック部材5の先端を軸部16に係止させればよい。
【0009】
【発明の作用・効果】
請求項1に記載の締結用ファスナは、ケーシング本体2の内壁面3にベース11が固定され、そのベース11にハンドル4が軸支されて、それが内壁面3に沿って平行に回動する。そしてそのハンドル4に係止用フック部材5が連結され、それがカバー1の内面のロック部材7に係脱自在に係合するものである。
従って、ファスナの係脱のための回動軌跡を内壁面に沿って設けたため、パッケージ内において内壁面近傍に配管等の機器を設置することが容易となり、ケーシング内を有効に利用できる。
さらに、ハンドル4内にネジ棒8が収納されて軸支され、そのネジ棒8にスライド部材10が螺着されてスリット9内を移動し、スライド部材10に係止用フック部材5の一端部が軸支されたものであるから、係止用フック部材5とロック部材7との位置合わせを容易に行い得ると共に、全体としてコンパクトな締結用ファスナを提供できる。
請求項2に記載の発明は、ハンドル4の先端側が平行な一対の板状に細長く形成され、その内部にネジ棒8が収納されると共に、ハンドル4の後端部が内壁面3から離れる方向に曲折されて把持部13を構成したものである。そのため、ネジ棒8の回動を容易にし、且つ作業者が持ち易い把持部13を有し、取扱い易い締結用ファスナとなり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の締結用ファスナの一部破断正面図。
【図2】同ファスナの一部破断右側面図。
【図3】同ファスナのハンドル4を回動したときの係止用フック部材5の移動状態を示す説明図。
【図4】同ファスナの係止用フック部材5の係止位置調整機構を示す斜視図。
【図5】従来型ファスナの正面説明図。
【図6】図5のVI−VI矢視断面略図。
【符号の説明】
1 カバー
2 ケーシング本体
3 内壁面
4 ハンドル
5 係止用フック部材
6 ファスナ本体
7 ロック部材
8 ネジ棒
9 スリット
10 スライド部材
11 ベース
12 板状部
13 把持部
14 支軸
15 頭部
16 軸部
17 取付部
18 孔
19 小径軸
20 工具挿通孔
21 締結用ファスナ
22 配管
23 ハンドル回動軌跡
24 フック支持軸
Claims (2)
- 大型の箱状ケーシング内に各種機器および配管が収納されたパッケージの内面側で、開閉自在なカバー1とケーシング本体2との開閉部に配置されたカバーロックのための締結用ファスナにおいて、
そのケーシング本体2の内壁面3で、その開放部に隣接してベース11が固定され、その内壁面3に沿って平行に回動されるようにそのベース11に開閉用ハンドル4が軸支され、そのハンドル4に係止用フック部材5が連結されて、それが前記内壁面3に平行に移動するファスナ本体6と、
前記カバー1の内面で、前記ファスナ本体6に対向して固定され、前記係止用フック部材5が係脱自在に係合するロック部材7と、
を具備し、
前記ハンドル4の長手方向に軸線が位置し、その軸線回りに回動自在となるようにそのハンドル4内に収納されて軸支されたネジ棒8と、
そのネジ棒8に螺着され、前記ハンドル4の長手方向に形成されたスリット9に一端が案内されるスライド部材 10 と、
を具備し、そのスライド部材 10 に前記係止用フック部材5の一端部が、そのハンドル4と平行する方向に回動するように軸支された機器用パッケージカバーの締結用ファスナ。 - 請求項1において、
前記ハンドル4の先端側が平行な一対の細長い板状に形成され、その先端部が前記内壁面3に直交する軸線の回りに回動するようにベース11に軸支され、その一対の板状部12内に前記ネジ棒8が収納されると共に、そのハンドル4の後端部が前記内壁面3から離れる方向に曲折されて把持部13を構成した機器用パッケージカバーの締結用ファスナ。
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JP26941399A JP4207174B2 (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 機器用パッケージカバーの締結用ファスナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26941399A JP4207174B2 (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 機器用パッケージカバーの締結用ファスナ |
Publications (2)
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP26941399A Expired - Lifetime JP4207174B2 (ja) | 1999-09-22 | 1999-09-22 | 機器用パッケージカバーの締結用ファスナ |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100969030B1 (ko) | 2004-08-20 | 2010-07-09 | 현대자동차주식회사 | 클램프 어셈블리 구조 |
-
1999
- 1999-09-22 JP JP26941399A patent/JP4207174B2/ja not_active Expired - Lifetime
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