JP4205000B2 - 画像処理装置、画像出力装置、画像入力装置、および複合機 - Google Patents

画像処理装置、画像出力装置、画像入力装置、および複合機 Download PDF

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Description

本発明は、スキャナで読み込んだカラー画像をモニタまたは印刷装置で好適に出力しまたはモニタに表示されているカラー画像を印刷装置で好適に出力するための画像処理装置などに関する。
同一の画像データに基づいてモニタおよび印刷装置のそれぞれでカラー画像を出力しても、表示画面の色と印刷物の色とを完全に一致させることはできない。また、スキャナで原稿のカラー画像を読み取り、これをモニタまたは印刷装置などで出力しても、原稿と完全に同一の色を再現することはできない。そこで、できるだけ近く見える色を再現できるようにするために、カラーマッチングの技術が提案されている。
カラーマッチングについては、ICC(International Color Consortium)によって規格が定められ、標準化が進められている。これにより、カラーデータを取り扱う機器をICCの規格に対応させるようにすることが、各メーカにとって必須になってきている。一般に、ICCの規格に対応した機器の色特性データは、「ICCプロファイル」と呼ばれている。ICCプロファイルはLUT(ルックアップテーブル)やマトリックス変換用のテーブルデータとして表され、これらのフォーマットはICCの規格に基づいている。
機器の設計者は、ICCの規格の範囲内であれば、ICCプロファイルを自由に設計することができる。ICCの規格は、汎用性があって自由度が高いので、例えばLUTの格子点刻みや各値のデータビット長について、設計者はかなり自由に決めることができる。従来は、このようなICCの規格の汎用性の高さを確保しつつ色変換の処理を行うことができるようにするために、特許文献1に記載される発明のように、ソフトウェア処理によって色変換の処理を行っていた。
特開2002−94823号公報
近年、印刷装置、コピー機、または複合機(MFP)などに採用される印刷エンジンは、どんどん高速化されている。
しかし、従来のようにソフトウェア処理によって色変換処理(カラーマッチング)を行うと多くの時間が掛かってしまうので、せっかく印刷エンジンが高速化されてもその性能を十分に発揮することができない。
また、最近は、カラー印刷、カラーコピー、およびカラースキャナなどの機能を備えた複合機が主流になりつつある。このような複合機では、これらの機能に応じた様々なカラーマッチングの処理を行わなければならない。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、従来よりも高速に色変換の処理を行うことができるようにすることを目的とする。さらに、カラー印刷およびカラースキャナの機能などを備えた多機能な装置においても、高速に色変換の処理を行うことができるようにすることを目的とする。
本発明に係る複合機は、原稿のカラー画像を読み取ることによって当該カラー画像の画像データを取得する画像読取り装置、カラー画像を用紙に印刷する印刷装置、およびモニタを有するコンピュータに画像データを送信しまたは当該コンピュータより画像データを受信するための通信手段を有する複合機であって、印刷モード、複写モード、およびスキャンモードのうちのいずれかを選択するための処理モード選択手段と、ルックアップテーブルを生成するルックアップテーブル生成手段と、生成されたルックアップテーブルを記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶されているルックアップテーブルに基づいて画像データに対して色変換の処理を行う色変換回路と、を有し、前記印刷モードが選択された場合は、前記ルックアップテーブル生成手段は、前記モニタにおける各表示色を示す値と当該各表示色に対応する前記印刷装置における印刷色を示す値とを関連付けるルックアップテーブルを、当該印刷装置のプロファイルおよび当該モニタのプロファイルに基づいて生成し、前記色変換回路は、前記コンピュータより受信した画像データに対して色変換の処理を行うことによって当該画像データを当該印刷モードに応じた色空間の画像データに変換し、前記印刷装置は、前記色変換回路によって色変換の処理がなされた画像データに基づいてカラー画像の印刷を行い、前記複写モードが選択された場合は、前記ルックアップテーブル生成手段は、前記画像読取り装置における各読取り色を示す値と当該各読取り色に対応する前記印刷装置における印刷色を示す値とを関連付けるルックアップテーブルを、当該複合機のデバイスリンクプロファイルに基づいて生成し、前記色変換回路は、前記画像読取り装置によって取得された画像データに対して色変換の処理を行うことによって当該画像データを当該複写モードに応じた色空間の画像データに変換し、前記印刷装置は、前記色変換回路によって色変換の処理がなされた画像データに基づいてカラー画像の印刷を行い、前記スキャンモードが選択された場合は、前記ルックアップテーブル生成手段は、前記画像読取り装置における読取り色を示す値とそれぞれの読取り色に対応する前記モニタにおける表示色を示す値とを関連付けるルックアップテーブルを、当該画像読取り装置のプロファイルおよび当該モニタのプロファイルに基づいて生成し、前記色変換回路は、前記画像読取り装置によって取得された画像データに対して色変換の処理を行うことによって当該画像データを当該スキャンモードに応じた色空間の画像データに変換し、前記通信手段は、前記色変換回路によって色変換の処理がなされた画像データを、前記コンピュータに送信することを特徴とする。
好ましくは、前記処理モード選択手段は、印刷モード、複写モード、スキャンモード、およびシミュレーションモードのうちのいずれかを選択し、前記シミュレーションモードが選択された場合は、前記ルックアップテーブル生成手段は、前記モニタにおける各表示色を示す値と当該各印刷色に対応する前記印刷装置における印刷色を示す値とを関連付けるルックアップテーブルを、当該印刷装置のプロファイル、前記モニタのプロファイル、および当該他の印刷装置のプロファイルに基づいて生成し、前記色変換回路は、前記コンピュータより受信した画像データに対して色変換の処理を行うことによって当該画像データを当該シミュレーションモードに応じた色空間の画像データに変換し、前記印刷装置は、前記色変換回路によって色変換の処理がなされた画像データに基づいて、前記他の印刷装置をシミュレーションしてカラー画像の印刷を行う。
好ましくは、前記ルックアップテーブル生成手段は、各装置のプロファイルに含まれるデータのビット調整を必要に応じて行うことによって、所定のフォーマットのルックアップテーブルを生成する。
本発明に係るコンピュータは、原稿のカラー画像を読み取る画像読取り装置と通信を行いまたはカラー画像を用紙に印刷する印刷装置と通信を行うための通信手段を有するコンピュータであって、印刷モードおよびスキャンモードのうちのいずれかを選択するための処理モード選択手段と、ルックアップテーブルを生成するルックアップテーブル生成手段と、生成されたルックアップテーブルを記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶されているルックアップテーブルに基づいて画像データに対して色変換の処理を行う色変換回路と、を有し、前記印刷モードが選択された場合は、前記ルックアップテーブル生成手段は、当該コンピュータに接続されているモニタにおける各表示色を示す値と当該各表示色に対応する前記印刷装置における印刷色を示す値とを関連付けるルックアップテーブルを、当該印刷装置のプロファイルおよび当該モニタのプロファイルに基づいて生成し、前記色変換回路は、印刷対象の画像の画像データに対して色変換の処理を行うことによって当該画像データを当該印刷モードに応じた色空間の画像データに変換し、前記通信手段は、前記色変換回路によって色変換の処理がなされた画像データを、当該画像データに基づいてカラー画像の印刷を行うべき指令とともに、前記印刷装置に送信し、前記スキャンモードが選択された場合は、前記ルックアップテーブル生成手段は、前記画像読取り装置における読取り色を示す値とそれぞれの読取り色に対応する前記モニタにおける表示色を示す値とを関連付けるルックアップテーブルを、当該画像読取り装置のプロファイルおよび当該モニタのプロファイルに基づいて生成し、前記通信手段は、前記画像読取り装置より、当該画像読取り装置が読み取ったカラー画像の画像データを受信し、前記色変換回路は、前記画像読取り装置より受信した画像データに対して色変換の処理を行うことによって当該画像データを当該スキャンモードに応じた色空間の画像データに変換することを特徴とする
本発明によると、従来よりも高速に色変換の処理を行うことができる。さらに、様々な形式のプロファイルが入力されても所定の形式のLUTを生成することができるので、様々な色変換を行う必要のある多機能な装置であっても、色変換処理用のハードウェアを共通化することができる。
図1は画像処理システム100の全体的な構成の例を示す図、図2は複合機1の構成の例を示す図、図3は操作パネル17の外観の例を示す図、図4はプロファイル保存部SY3に保存されるプロファイルの例を示す図、図5は処理モード選択画面HG1の例を示す図である。
画像処理システム100は、図1に示すように、本発明に係る複合機1および端末装置2などによって構成される。複合機1は、コピー、プリンタ、スキャナ、FAX、およびドキュメントサーバなどの機能を集約した装置であって、MFP(Multi Function Peripherals)と呼ばれることもある。この複合機1は、ネットワークまたはUSB(Universal Serial Bus)などのインタフェースを介して端末装置2と接続されている。端末装置2にはモニタ(ディスプレイ)3が接続されている。端末装置2として、パーソナルコンピュータまたはワークステーションなどが用いられる。
ユーザは、複合機1を様々な用途に用いることができる。例えば、端末装置2にインストールされているワープロソフト、表計算ソフト、描画ソフト、またはCGソフトなどのアプリケーションソフトで作成したドキュメントを複合機1で印刷(プリントアウト)することができる。以下、このように、端末装置2の電子データを複合機1で印刷する処理または使い方のことを「印刷モード」と記載することがある。
作成したドキュメントを大型の印刷装置で大量印刷を行う前に、複合機1で試し刷り(シミュレーション、プルーフ印刷)を行うことができる。以下、このような処理または使い方のことを「シミュレーションモード」と記載することがある。
紙の原稿を複合機1でスキャンすることによって原稿に描かれている画像を電子データ化し、これを端末装置2で電子的に加工したり保存したりすることができる。以下、このような処理または使い方のことを「スキャンモード」と記載することがある。または、複合機1で紙の原稿を複写(コピー)することができる。以下、このような処理または使い方のことを「複写モード」と記載することがある。
複合機1は、図2に示すように、CPU11、RAMなどのメモリ12、ハードディスクまたはフラッシュメモリなどの記憶部13、ASICまたはFPGAなどの回路からなるハードウェア処理演算部14、印刷機構15、入出力インタフェース16、操作パネル17、および画像読取り機構18などによって構成される。
記憶部13には、後に説明するルックアップテーブル生成部SY1および処理モード選択部SY2などを実現するためのMFPファームウェア(MFP Firmware)およびオペレーティングシステム(OS)などのプログラムが記憶されている。また、記憶部13には、複合機1自身のプロファイルおよび他の装置のプロファイルなどを保存(記憶)しておくための記憶領域であるプロファイル保存部SY3が設けられている。
これらのプログラムおよびプロファイルは、必要に応じてメモリ12にロードされ、CPU11によってプログラムが実行される。つまり、ルックアップテーブル生成部SY1および処理モード選択部SY2は、CPU11がソフトウェア処理によってハードウェアを制御することで実現される。
ハードウェア処理演算部14は、色変換部HW1およびルックアップテーブル用メモリHW2などによって構成される。色変換部HW1は、後に説明する色変換処理(カラーマッチング)を行うためのハードウェアである。ルックアップテーブル用メモリHW2は、色変換処理の際に使用するルックアップテーブル(LUT)を記憶するためのメモリである。メモリ12または記憶部13を、ルックアップテーブル用メモリHW2として用いてもよい。そのほか、ハードウェア処理演算部14には、印刷機構15、入出力インタフェース16、操作パネル17、および画像読取り機構18などを制御するためのハードウェアが設けられている。
印刷機構15は、印刷対象のカラー画像を用紙に印刷して出力する装置(エンジン)である。入出力インタフェース16は、端末装置2などの外部の装置と通信を行うための装置である。入出力インタフェース16として、USB(Universal Serial Bus)、RS−232C、モデム、またはNIC(Network Interface Card)などが用いられる。
操作パネル17は、複合機1のユーザのためのユーザインタフェースであって、図3に示すように、タッチパネルDI1および操作ボタンDI2などによって構成される。液晶ディスプレイは、操作画面または設定画面などを表示する。
画像読取り機構18は、原稿台、CCDなどのイメージセンサ、および原稿自動送り装置JG(図1参照)などによって構成されており、原稿に描かれているモノクロ画像またはカラー画像を光学的に読み取って電子データに変換して画像データを生成する。つまり、スキャナ装置である。
図2のプロファイル保存部SY3は、図4に示すように、1つまたは複数のモニタプロファイルP1(P11、P12、…)、シミュレーションプロファイルP2(P21、P22、…)、スキャナプロファイルP3(P31、P32、…)、プリンタプロファイルP4(P41、P42、…)、およびコピープロファイルP5(P51、P52、…)などのプロファイルを保存する。つまり、プロファイルのデータベースである。
これらのプロファイルは、印刷モード、シミュレーションモード、またはスキャンモードなどの処理の際に、必要に応じて端末装置2より取得する。通常、製品構成上よく使われるプロファイルまたはメジャーなプロファイルは、複合機1の工場出荷時に予め保存されている。また、複合機1は、ユーザが新たなプロファイルを追加できるよう構成されている。よって、ファームウェアのバージョンアップなどの際に、プロファイルを、CD−ROMなどの記録媒体よりインストールしまたはネットワークを介して各装置のメーカのWebサイトなどからダウンロードすることによって、複合機1に追加することができる。
端末装置2には、上に述べたようなアプリケーションソフトのほかに、複合機1の印刷機構15のプリンタドライバ、画像読取り機構18のスキャナドライバ(例えば、TWAINドライバ)、および端末装置2に接続されているモニタ3のディスプレイドライバなどがインストールされている。
以下、印刷モード、スキャンモード、シミュレーションモード、および複写モードの各処理モードにおける、複合機1および端末装置2の処理内容などについて、詳細に説明する。
操作パネル17は、タッチパネルDI1(図3参照)に、図5に示すような処理モード選択画面HG1を表示する。そして、いずれかのボタンBNが押下されると、そのボタンBNを示す処理モード信号81を処理モード選択部SY2に送信する。端末装置2は、ユーザが入力したコマンド82を複合機1に送信する。
処理モード選択部SY2は、操作パネル17から送信されてきた処理モード信号81または端末装置2から送信されてきたコマンド82に基づいて処理モードの選択を行う。
〔印刷モード〕
図6はプリンタドライバ設定画面HG21の例を示す図、図7は印刷モードにおける複合機1のデータなどの流れの例を示す図、図8はモニタプロファイルP1に含まれる変換データの例を示す図、図9はプリンタプロファイルP4に含まれる変換データの例を示す図、図10は印刷モードの場合のLUT生成処理の流れの例を説明するフローチャート、図11はICCプロファイルに応じたエンコードの例を示す図、図12は色変換用のルックアップテーブル7Aの例を示す図である。
前に述べたように、ユーザは、自分の端末装置2において、アプリケーションソフトなどを用いてドキュメントを作成する。モニタ3には、そのドキュメントの内容を表す画像が表示される。
ユーザは、この画像を印刷する前に、図6のプリンタドライバ設定画面HG21において次のようにプロファイルを指定しておく。
端末装置2に接続されているモニタ3のモニタプロファイルP1を指定する場合は、プルダウンメニューDL1をクリックする。すると、複合機1が有するモニタプロファイルP1の一覧が表示されるので、ユーザは、この中から所望するモニタプロファイルP1をクリックして指定する。
または、「ダウンロード」のボタンBN2をクリックして、端末装置2にあるプロファイルを複合機1にダウンロードさせる。この場合は、次回以降、そのダウンロードされたプロファイルの名称をプルダウンメニューDL1に表示する。再度、そのプロファイルが指定されても、複合機1に再度そのプロファイルをダウンロードさせる必要はない。
同様に、複合機1を印刷装置(プリンタ)として使用するためのプリンタプロファイルP4を指定する場合は、プルダウンメニューDL3をクリックし、表示された一覧の中から所望するものをクリックする。
印刷モードでは、シミュレーションプロファイルP2は使用しないので、プルダウンメニューDL2では「なし」を指定しておく。
ユーザが「OK」のボタンBN3をクリックすると、図7に示すように、端末装置2は、ユーザが作成したドキュメントの画像データGD1を、印刷すべき旨を示すコマンド82とともに複合機1に送信する。この際に、指定されたプロファイルを識別するための情報(プロファイル名など)を画像データGD1などとともに送信する。他の処理モードにおいても、同様である。
複合機1において、入出力インタフェース16が画像データGD1およびコマンド82などを受信すると、処理モード選択部SY2は、コマンド82に基づいて処理モードを選択する。コマンド82には、印刷すべき旨が示されているので、印刷モードを選択する。
すると、ルックアップテーブル生成部SY1は、指定されたモニタプロファイルP1およびプリンタプロファイルP4をプロファイル保存部SY3からメモリ12にロードする。記憶部13をワークメモリとして使用することができる場合は、これらのプロファイルは、プロファイル保存部SY3に保存されていればよい。
モニタプロファイルP1には、図8(a)〜(c)に示すような、RGB値の各成分をR’、G’、B’の各値に変換(補正、調整)するための1次元LUTである変換データC1a〜C1cおよび図8(d)に示すようなRGB値をXYZ値に変換するための3×3マトリックスである変換データC1dが含まれている。変換データC1a〜C1cは、TRC(Tone Reproduction Curve)と呼ばれるものである。
プリンタプロファイルP4には、図9(a)〜(c)に示すようなLab色空間の値(Lab値)の各成分をL’、a’、b’の各値に変換するための1次元LUTである3つの変換データC4a〜C4c、図9(d)に示すような、Lab値をCMYK色空間の値(CMYK値)に変換するための17×17×17刻みの多次元LUTである変換データC4d、および図9(e)〜(h)に示すようなCMYK値の各成分をC’、M’、Y’、K’の各値に変換するための1次元LUTである4つの変換データC4e〜C4hが含まれている。変換データC4dの各成分の値のデータ長は、8bitとする。
なお、印刷機構15がプリンタプロファイルとしてICC(International Color Consortium)プロファイルを用いている場合は、Lab値からCMYK値に変換するための図9の各LUTは、所定のタグ(B2Aタグ)に記載されている。他のデバイスのプロファイルについても、同様に、それぞれ所定のタグに記載されている。
図7に戻って、ルックアップテーブル生成部SY1は、このようなモニタプロファイルP1およびプリンタプロファイルP4に基づいて、図10に示すような手順で、カラーマッチング用のLUTを生成する処理を行う。印刷モードでは、モニタ3に表示されているドキュメントのカラー画像を印刷するので、ルックアップテーブル生成部SY1は、RGB色空間の値をCMYK色空間の値に変換するための多次元LUTを生成する。
図10において、RGBの各成分(チャンネル)の階調を所定の間隔に区切り、格子点を設定する(#101)。例えば、格子点の個数が17×17×17個(4913個)になるように格子点を設定する。
1つ目の格子点について、そのRGB値((R,G,B)=(0,0,0))を、モニタ3のモニタプロファイルP1に含まれる変換データC1a〜C1c(図8参照)に基づいて変換処理を行ってR’G’B’値を求める(#102)。次の(1)式および図8(d)の変換データC1dに基づいてR’G’B’値をXYZ値に変換する(#103)。
求められたXYZ値を既知の色変換の公式に基づいてLab値に変換する(#104)。なお、Lab値は、図11(a)に示すように、ICCプロファイルに合わせてエンコードされてあってもよい。
印刷機構15のプリンタプロファイルP4に基づいてステップ#105〜#107の変換処理を行う。まず、変換データC4a〜C4c(図9参照)に基づいてステップ#104で求められたLab値の各成分をL’a’b’値に変換する(#105)。
変換データC4dに示される多次元LUTに基づいて、補間演算によって、そのL’a’b’値をCMYK値に変換する(#106)。補間演算として、立方体補間または三角錐補間などの公知の方法が用いられる。他の処理モードでのLUTの生成処理についても、同様である。
そして、変換データC4e〜C4hに基づいてそのCMYK値の各成分をC’M’Y’K’値に変換する(#107)。
2つ目から4913個目の格子点についても、ステップ#102〜#107の処理を繰り返し、それぞれのRGB値に対応するC’M’Y’K’値を求める。このようにして、各格子点のRGB値に対応するC’M’Y’K’値を求めることによって、図12に示すような目的のルックアップテーブル7Aが生成される。ただし、図12のC、M、Y、およびKは、図10のステップ#107で求められたC’、M’、Y’、およびK’である。
図7に戻って、生成されたルックアップテーブル7Aは、ルックアップテーブル用メモリHW2に保存される。ファイルに変換し、記憶部13にも保存しておいてもよい。
色変換部HW1は、ルックアップテーブル用メモリHW2に保存されているルックアップテーブル7Aに基づいて、端末装置2より取得した画像データGD1の各画素のRGB値をCMYK値に変換し、画像データGD1’を生成する。つまり、画像データGD1に対する色変換処理を行う。CMYK値は、立方体補間または三角錐補間などの補間演算によって求められる。他の処理モードにおけるルックアップテーブルに基づく変換処理も、同様に、補間演算が用いられる。
印刷機構15は、色変換部HW1によって生成された画像データGD1’に基づいて印刷対象の画像を用紙に印刷する。
図13は色変換用のルックアップテーブルの変形例を示す図、図14はプリンタプロファイルP4に含まれる変換データの変形例を示す図、図15は立方体補間の方法を説明するための図、図16はプリンタプロファイルP4に含まれる変換データの変形例を示す図である。
上に述べた例では、カラーマッチング用のLUTとして、図12に示すようなルックアップテーブル7Aを用いたが、他のフォーマットのLUTを用いることもできる。例えば、図13(a)〜(c)に示すようなRとR’、GとG’、およびBとB’との関係を示す3つの1次元LUT、図13(d)に示すような多次元LUT、および図13(e)〜(h)に示すようなCとC’、MとM’、YとY’、およびKとK’との関係を示す4つの1次元LUTを1組にして用いてもよい。
ルックアップテーブル7Aの生成の際に、上に述べた例では図9(d)に示すような17×17×17刻みの多次元LUT(変換データC4d)を有するプロファイル(プリンタプロファイルP4)を用いたが、図14に示すような33×33×33刻みの多次元LUT(変換データC4d’)を有するプロファイルを用いてもよい。この場合は、図10のステップ#106において、図9(d)の多次元LUTの代わりに、図14の多次元LUTが使用される。
この場合も、図9(d)の多次元LUTを使用した場合と同様に、補間演算によってLab値をCMYK値に変換すればよい。例えば、立方体補間の方法によると、次のようにしてCMYK値が求められる。
多次元LUTに応じた格子点がLab色空間にある。図9(d)の多次元LUTの場合は17×17×17個の格子点があり、図14の多次元LUTの場合は33×33×33個の格子点がある。
変換対象のLab値を取り囲む8個の格子点を、格子点p0〜p7とする。図15に示すように、点Pは、格子点p0〜p7を頂点とする立方体の中の、格子点p0から見てベクトル(ΔL,Δa,Δb)の位置に配置される。ただし、格子点p0は、格子点p1、p2、およびp4と互いに隣り合っている。ここで、点pのCMYK値は、次の(2)式より算出される。
f(p)=(1−ΔL)×(1−Δa)×(1−Δb)×f(p0)
+(1−ΔL)×(1−Δa)×(Δb)×f(p1)
+(1−ΔL)×(Δa)×(1−Δb)×f(p2)
+(1−ΔL)×(Δa)×(Δb)×f(p3)
+(ΔL)×(1−Δa)×(1−Δb)×f(p4)
+(ΔL)×(1−Δa)×(Δb)×f(p5)
+(ΔL)×(Δa)×(1−Δb)×f(p6)
+(ΔL)×(Δa)×(Δb)×f(p7) … (2)
ただし、f(p)は点PのCMYK値であり、f(p0)〜f(p7)はそれぞれ多次元LUTに示される格子点p0〜p7のCMYK値である。
または、ルックアップテーブル7Aの生成の際に、図16に示すような、CMYK値が16bitである多次元LUTおよび1次元LUTを有するプロファイル(プリンタプロファイルP4)を用いてもよい。この場合は、図10のステップ#107において、16bitのCMYK値(C’、M’、Y’、K’)が求められる。そこで、画像の出力装置である印刷機構15に合わせてビットシフトを行えばよい。なお、Lab値は、図11(b)に示すように、ICCプロファイルに合わせてエンコードされてあってもよい。
このように、プロファイルに含まれるLUTがどのような格子点刻みでありまたは各値がどのようなビット長であっても、同一の演算方法によって色変換処理のためのLUTを生成することができる。
〔スキャンモード〕
図17はスキャナドライバ設定画面HG22の例を示す図、図18はスキャンモードにおける複合機1のデータなどの流れの例を示す図、図19はスキャナプロファイルP3に含まれる変換データC3dの例を示す図、図20はスキャンモードの場合のLUT生成処理の流れの例を説明するフローチャート、図21は色変換処理用のルックアップテーブル7Bの例を示す図である。
ユーザは、紙の原稿を、自分の端末装置2で電子的に加工しまたは保存したい場合に、複合機1によってその原稿の画像データを取得することができる。この場合は、ユーザは、まず、紙の原稿を複合機1の原稿台にセットしておく。
端末装置2から画像レタッチソフトを起動し、そのソフトからスキャナドライバとしてTWAINドライバを起動する。ユーザは、必要に応じて図17のスキャナドライバ設定画面HG22よりカラー設定(プロファイルの指定など)を行う。スキャナドライバ設定画面HG22での操作方法は、図6のプリンタドライバ設定画面HG21の場合と同様であるので、説明を省略する。
または、ユーザは、原稿をセットした後、複合機1の処理モード選択画面HG1(図5参照)の「スキャン」のボタンBNを押下する。この際に、例えば自分の電子メールアドレスを画像データの送信先として指定しておく。
図18に示す複合機1において、処理モード選択部SY2は、操作パネル17からの処理モード信号81または端末装置2からのコマンド82に基づいて、処理モードとしてスキャンモードを選択する。
スキャンモードが選択されると、ルックアップテーブル生成部SY1は、画像読取り機構18のスキャナプロファイルP3およびユーザによって指定されたモニタプロファイルP1をプロファイル保存部SY3より呼び出す。
スキャナプロファイルP3には、RGB値の各成分をR’、G’、B’の各値に変換するための1次元LUTである変換データC3a〜C3c、図19に示すようなRGB値をLab値に変換するための多次元LUTである変換データC3d、およびLab値の各成分をL’、a’、b’の各値に変換するための1次元LUTである変換データC3e〜C3gが含まれている。
変換データC3a〜C3cの形式(フォーマット)は図8(a)〜(c)に示す変換データC1a〜C1cと同様であり、変換データC3e〜C3gのフォーマットは図9(a)〜(c)に示す変換データC4a〜C4cと同様である。ただし、もちろん、変換データC3a〜C3cおよびC3e〜C3gの内容は、画像読取り機構18の特性に基づいて生成されたものであって、モニタ3の変換データC1a〜C1cおよびC1a〜C1cの内容とは異なる。
なお、スキャナプロファイルP3のフォーマットは、RGB変換用の1次元LUTおよびRGB−XYZ変換用の3×3マトリックスであってもよい。
図18に戻って、ルックアップテーブル生成部SY1は、モニタプロファイルP1およびスキャナプロファイルP3に基づいて、図20に示すような手順で、カラーマッチング用のLUTを生成する処理を行う。ここでは、ルックアップテーブル生成部SY1は、スキャン処理で得られたRGB値をモニタ3における表示に適した表示色のRGB値に変換するための多次元LUTを生成する。
図20において、RGBの各成分の階調を所定の間隔に区切り、格子点を設定する(#121)。例えば、印刷モードの場合と同様にそれぞれを16等分に区切り、17×17×17個の格子点を設定する。
1つ目の格子点について、スキャナプロファイルP3の変換データC3a〜C3cに基づいて、そのRGB値((R,G,B)=(0,0,0))を(R2,G2,B2)に変換する(#122)。変換データC3d(図19参照)に基づいて(R2,G2,B2)をLab値に変換する(#123)。そのLab値を変換データC3e〜C3gに基づいてL2a2b2値に変換する(#124)。さらに、これを色変換の公式に基づいてXYZ値に変換する(#125)。
XYZ値を次の(3)式およびモニタプロファイルP1の変換データC1dの逆行列に基づいてRGB値に変換することによって(R3,G3,B3)を求める(#126)。
さらに、モニタ3の表示に適するように、この(R3,G3,B3)を変換データC1a〜C1cに基づいて(R4,G4,B4)に逆変換する(#127)。
そして、2つ目から4913個目の格子点についても、ステップ#122〜#127の処理を繰り返し、スキャナ6の各格子点のRGB値に対応するモニタ3のRGB値を求める。このように演算を行うことによって、図21に示すような目的のルックアップテーブル7Bが生成される。ただし、図21におけるR’、G’、およびB’は、それぞれ、図20のステップ#127で求められたR4、G4、およびB4である。
「Blank」のセルは、図12のルックアップテーブル7Aのセル数と合わせるために設けたものである。これにより、他の処理モードで使用されるLUTとフォーマットの共通化を図り、色変換部HW1およびルックアップテーブル用メモリHW2のハードウェアを容易に共通化することができる。
図18に戻って、生成されたルックアップテーブル7Bは、ルックアップテーブル用メモリHW2に保存される。ファイルに変換し、記憶部13にも保存しておいてもよい。
画像読取り機構18は、ルックアップテーブル7Bの生成処理と前後してまたは並行して、原稿自動送り装置JG(図1参照)にセットされた原稿の画像を読み取り、画像データGD2を生成する。
色変換部HW1は、ルックアップテーブル用メモリHW2に保存されているルックアップテーブル7Bに基づいて、画像読取り機構18によって得られた画像データGD2の各画素のRGB値をR’G’B’値に変換し、画像データGD2’を生成する。つまり、画像データGD2に対する色変換処理を行う。
入出力インタフェース16は、スキャン要求を行ったユーザの端末装置2に、生成された画像データGD2’を送信する。画像データGD2’を受信した端末装置2のモニタ3には、そのモニタ3に適した表示色で原稿の画像が表示される。
〔シミュレーションモード〕
図22はシミュレーションプロファイルP2に含まれる変換データC2mの例を示す図、図23はシミュレーションモードにおける複合機1のデータなどの流れの例を示す図、図24はシミュレーションモードの場合のLUT生成処理の流れの例を説明するフローチャートである。
ユーザは、他の印刷装置で印刷を開始する前に、複合機1で試し刷り(シミュレーション、プルーフ印刷)を行うことができる。例えば、印刷会社などで業務用に用いられる、大きいサイズの用紙への印刷を高速で実行することができる高性能なカラー印刷機5L(例えば、オフセット印刷機)で印刷を開始する前に、複合機1で試し刷りを行う。つまり、複合機1を、カラー印刷機5Lのプルーファとして使用することができる。
ユーザは、印刷モードの場合と同様に、自分の端末装置2において、カラー印刷機5Lで印刷するためのドキュメントを作成しておく。モニタ3には、そのドキュメントの内容を表す画像が表示されている。
また、図6に示すプリンタドライバ設定画面HG21に基づいて、カラー設定を行う。具体的には、プルダウンメニューDL2をクリックするなどして、カラー印刷機5LのシミュレーションプロファイルP2を指定しておく。例えば、印刷業界の標準色でシミュレーションを行いたい場合は、シミュレーションプロファイルP2として、Japanカラー(Japan Standard V2)などのプロファイルを指定する。
モニタプロファイルP1およびプリンタプロファイルP4については、印刷モードの場合と同様に指定する。なお、シミュレーションプロファイルP2について何も指定されなかった場合(つまり、プルダウンメニューDL2に「なし」と指定された場合)は、複合機1は、ユーザが印刷モードを選択したものとみなし、前に説明した印刷モードの処理を行うことになる。
シミュレーションプロファイルP2は、図9に示す変換データC4a〜C4hと同様のフォーマットの変換データC2a〜C2hを有する。さらに、CMYK値をLab値に変換するための(つまり、B2AタグのLUTとは逆方向の)変換データを有する。具体的には、CMYK値の各成分をC’、M’、Y’、K’の各値に変換するための1次元LUTである変換データC2i〜C2l、図22に示すようなCMYK値をLab値に変換するための多次元LUTである変換データC2m、およびLab値の各成分をL’、a’、b’の各値に変換するための1次元LUTである変換データC2n〜C2pを有する。
端末装置2は、そのドキュメントの画像データGD3を、プリンタドライバ設定画面HG21で指定された各プロファイルの識別情報とともに複合機1に送信する。
図23に示す複合機1において、入出力インタフェース16が画像データGD3およびプロファイルの識別情報などを受信すると、処理モード選択部SY2は、シミュレーションプロファイルP2が指定されていることをチェックし、シミュレーションモードを選択する。
すると、ルックアップテーブル生成部SY1は、端末装置2より送信されてきた各デバイスのプロファイルP1、P2、P4に基づいて、図24に示すような手順で、カラー印刷機5Lのシミュレーション(プルーフ印刷)のためのカラーマッチング用のLUTを生成する処理を行う。
図24において、まず、格子点を設定する(#131)。係る処理は、図10に示すステップ#101と同様である。1つ目の格子点について、ステップ#132〜#137の処理を行う。係る処理は、図10に示すステップ#102〜#107の処理と同様である。ただし、ステップ#135〜#137の変換処理は、シミュレーションプロファイルP2のうちの、Lab値からCMYK値に変換するためのデータ(すなわち、変換データC2a〜C2h)に基づいて行う。なお、Lab値は、図11(c)に示すように、ICCプロファイルに合わせてエンコードされてあってもよい。
ステップ#137で求められたCMYK値をLab値に変換する(#138〜#140)。ここでは、変換データC2i〜C2pが用いられる。
ステップ#141〜#143の処理は、図10に示すステップ#105〜#107の処理と同様である。ただし、変換用のプロファイルとして、印刷機構15のプリンタプロファイルP4が用いられる。
そして、残りの格子点についても、ステップ#131〜#143の処理を繰り返し、それぞれのRGB値に対応するCMYK値(C5,M5,Y5,K5)を求める。このようにして、目的のルックアップテーブル7Cが生成される。ルックアップテーブル7Cのフォーマットは、図12に示すルックアップテーブル7Aのフォーマットと同様である。
図23に戻って、生成されたルックアップテーブル7Cは、ルックアップテーブル用メモリHW2に保存される。ファイルに変換し、記憶部13にも保存しておいてもよい。
色変換部HW1は、ルックアップテーブル用メモリHW2に保存されているルックアップテーブル7Cに基づいて、端末装置2より取得した画像データGD3の各画素のRGB値をCMYK値に変換し、画像データGD3’を生成する。つまり、画像データGD3に対する色変換処理を行う。
印刷機構15は、色変換部HW1によって生成された画像データGD3’に基づいてシミュレーション(プルーフ印刷)を行う。
上の例では、3つのプロファイルを使用してカラーマッチング用のLUTを生成する例を説明したが、4つ以上のプロファイルを使用してLUTを生成する場合も、その個数に応じて図24の処理と同様の処理を行えばよい。
〔複写モード〕
図25は複写モードにおける複合機1のデータなどの流れの例を示す図、図26は複写モードの場合のLUT生成処理の流れの例を説明するフローチャートである。
ユーザは、紙の原稿を複写(コピー)したい場合は、その原稿を複合機1の原稿自動送り装置JG(図1参照)にセットし、処理モード選択画面HG1(図5参照)の「複写」のボタンBNを押下する。この際に、原稿の画像の種類に応じて、原稿モードを指定しておく。例えば、レポートなどの文書の原稿である場合は「文字モード」を指定し、写真が多く掲載されている原稿である場合は「写真モード」を指定する。
すると、図25に示すように、複合機1において、複写を実行すべき旨の処理モード信号81およびユーザが指定した原稿モードが処理モード選択部SY2に伝えられる。処理モード選択部SY2は、処理モードとして複写モードを選択する。
複写モードが選択されると、ルックアップテーブル生成部SY1は、指定された原稿モードに対応したコピープロファイルP5をプロファイル保存部SY3より呼び出す。つまり、ユーザが文字モードを指定した場合は文字モード用のコピープロファイルP5を呼び出し、写真モードを指定した場合は写真モード用のコピープロファイルP5を呼び出す。
コピープロファイルP5には、RGB値の各成分をR’、G’、B’の各値に変換するための1次元LUTである変換データC5a〜C5c、RGB色空間の値をCMYK色空間の値に変換するための多次元LUTである変換データC5d、およびCMYK値の各成分をC’、M’、Y’、K’の各値に変換するための1次元LUTである変換データC5e〜C5hが含まれている。コピープロファイルP5は、複合機1のデバイスリンクプロファイルである。
ルックアップテーブル生成部SY1は、コピープロファイルP5を用いて、図26に示すような手順でデバイスリンクプロファイル用のLUTを生成する処理を行う。
図26において、まず、格子点を設定する(#151)。係る処理は、図10に示すステップ#101と同様である。1つ目の格子点について、変換データC5a〜C5cに基づいて、RGB値をR’G’B’値に変換し(#152)、変換データC5dに基づいてCMYK値に変換し(#153)、さらに、変換データC5e〜C5hに基づいてC’M’Y’K’値に変換する(#154)。
そして、他の格子点についてもステップ#152〜#154の処理を行う。このようにして、目的のルックアップテーブル7Dが生成される。このルックアップテーブル7Dは、図12に示すルックアップテーブル7Aと同様のフォーマットである。
図25に戻って、生成されたルックアップテーブル7Dは、ルックアップテーブル用メモリHW2に保存される。ファイルに変換し、記憶部13にも保存しておいてもよい。
画像読取り機構18は、ルックアップテーブル7Bの生成処理と前後してまたは並行して、原稿自動送り装置JG(図1参照)にセットされた原稿の画像を読み取り、画像データGD4を生成する。
色変換部HW1は、ルックアップテーブル用メモリHW2に保存されているルックアップテーブル7Dに基づいて、画像読取り機構18が取得した画像データGD4の各画素のRGB値をCMYK値に変換し、画像データGD4’を生成する。つまり、画像データGD4に対する色変換処理を行う。
印刷機構15は、色変換部HW1によって生成された画像データGD4’に基づいて印刷対象の画像を用紙に印刷する。これにより、原稿の複写物が得られる。
図27は複合機1の全体の処理の流れの例を説明するフローチャートである。次に、ユーザの希望に応じて印刷、スキャン、シミュレーション、または複写のいずれかを行う際の複合機1の処理の手順について、フローチャートを参照して説明する。
ユーザは、前に述べたように複合機1または端末装置2を操作して、印刷(プリントアウト)、スキャン、シミュレーション(プルーフ印刷)、または複写のための準備を行い、複合機1に対して実行を指示する。
すると、図27において、複合機1は、実行すべき処理内容を示す処理モード信号81またはコマンド82を受信し(#1)、処理モードを選択する(#2)。処理対象の画像データおよび各デバイスのプロファイルを取得する(#3)。ただし、印刷またはシミュレーションを行う場合は、画像データは、ステップ#1において、コマンド82とともに受信する。または、処理モードは、画像データが入力されるインタフェースまたは入力処理を行うドライバなどの種類またはプロファイルの指定などに基づいて判別してもよい。つまり、例えば、ネットワークI/Fによって画像データが入力され、かつ、シミュレーションプロファイルP2が指定されている場合は、シミュレーションモードと判別する。ネットワークI/Fによって画像データが入力されたがシミュレーションプロファイルP2が指定されていない場合は、印刷モードと判別する。または、画像読取り機構18によって画像データが入力され、かつ、モニタプロファイルP1が指定された場合は、スキャナモードと判別する。
ステップ#2で選択された処理モードに応じて、色変換処理(カラーマッチング)用のLUTを生成する処理を行う(#4)。係る処理の内容は、前に説明した通りである。すなわち、印刷モードの場合は図10に示す手順でLUTを生成し、スキャンモードの場合は図20に示す手順でLUTを生成し、シミュレーションモードの場合は図24に示す手順でLUTを生成し、複写モードの場合は図26に示す手順でLUTを生成する。
生成されたLUTを、ルックアップテーブル用メモリHW2に書き込んで保存する(#5)。そのLUTに基づいて、ステップ#3で取得した画像データに対して色変換処理を施す(#6)。
そして、色変換処理が施された画像データに基づいて、処理モードに応じた出力処理を行う(#7)。すなわち、印刷モードおよび複写モードの場合は画像の印刷を行い、スキャンモードの場合は色変換処理が施された画像データを端末装置2に転送し、シミュレーションモードの場合はプルーフ印刷を行う。
本実施形態によると、色変換の処理をハードウェアで行うことによって、従来よりも高速に色変換の処理を行うことができる。しかも、様々な形式(格子点の刻み、各色成分の値のデータビット長、色空間)のプロファイルが幾つ入力されても所定の形式のLUTを生成することができるので、複合機のような、様々な色変換を行う必要のある多機能な装置であっても、色変換処理用のハードウェアを共通化することができる。
図28は複合機1のコピー、プリンタ、およびスキャナに相当する各機能をパソコン1Bで実現する場合の構成の例を示す図、図29は他のモニタ3’の表示をシミュレーションする場合のLUT生成処理の流れの例を説明するフローチャートである。
本実施形態では、コピー、プリンタ、およびスキャナなどの機能を1台に集約した複合機1を例に説明したが、本発明をパーソナルコンピュータまたはワークステーション(以下、単に「パソコン1B」と記載する。)に適用することも可能である。この場合は、次のようにパソコン1Bを構成すればよい。
図28に示すように、パソコン1Bに、モニタ3、スキャナ4B、および印刷装置5Bを接続しておく。図27、図10、図20、図24、および図26のフローチャートで説明した各処理のためのプログラム、モニタ3のモニタプロファイルP1、スキャナ4BのスキャナプロファイルP3、および印刷装置5BのプリンタプロファイルP4をパソコン1Bのハードディスクにインストールしておく。または、これらの処理の全部または一部を実行するためのハードウェアユニットHW3をパソコン1Bにセットしておく。
例えば、図27のステップ#6の色変換処理を実行するための回路および係る処理のためのLUTを記憶するためのメモリを有するハードウェアユニットHW3をパソコン1Bにセットし、そのLUTを生成するためのソフトウェア(プログラム)をハードディスクにインストールしておく。
パソコン1Bは、ユーザが作成するなどしたドキュメントの画像を印刷装置5Bで印刷する場合は、図10のフローチャートに示す手順でモニタプロファイルP1およびプリンタプロファイルP4に基づいてLUTを生成する。スキャナ4Bで読み取った画像をモニタ3に表示する場合は、図20のフローチャートに示す手順でモニタプロファイルP1およびスキャナプロファイルP3に基づいてLUTを生成する。
スキャナ4Bで読み取った画像を印刷装置5Bで印刷(つまり、ドキュメントを複写)する場合は、図26のフローチャートに示す手順でスキャナプロファイルP3およびプリンタプロファイルP4に基づいてLUTを生成する。他の印刷装置(例えば、オフセット印刷機など)のプルーフ印刷を行う場合は、シミュレーションプロファイルP2を用意し、図24のフローチャートに示す手順でモニタプロファイルP1、プリンタプロファイルP4およびそのシミュレーションプロファイルP2に基づいてLUTを生成する。
そして、生成されたLUTに基づいて画像データの色変換処理を行い、それぞれに応じた出力処理(用紙への印刷またはモニタ3への表示)を行う。なお、ハードウェアユニットHW3をスキャナ4Bまたは印刷装置5Bにセットしておき、スキャナ4Bまたは印刷装置5Bにおいて色変換処理を行うようにしてもよい。
パソコン1Bに接続されていない他のモニタ3’(例えば、多数の人が見るための大型のディスプレイ装置)による画像の表示を、パソコン1Bおよびモニタ3によってシミュレーションすることもできる。この場合は、例えば図29に示すような手順で処理を行えばよい。
図29において、まず、格子点を設定する(#161)。係る処理は、図10に示すステップ#101と同様である。1つ目の格子点について、モニタ3’のモニタプロファイルP1に基づいて、RGB値の各成分をR’、G’、B’の各値に変換し(#162)、さらにこれをXYZ値に変換する(#163)。
モニタ3のモニタプロファイルP1に基づいて、そのXYZ値をRGB値に変換し(#164)、さらにそのRGB値を調整する(#165)。そして、他の格子点についてもステップ#162〜#165の処理を行う。このようにして、シミュレーション用のLUTが生成される。
生成されたLUTに基づいて画像データの色変換処理を行い、モニタ3に画像を表示することによって、モニタ3’の表示状態がシミュレーションされる。
その他、複合機1、パソコン1B、端末装置2、モニタ3、スキャナ4B、印刷装置5Bの全体または各部の構成、処理内容、処理順序、処理を実行するタイミング、プロファイルの内容、画面構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明によると、従来よりも高速に色変換の処理を行うことができるので、特に、高速な印刷エンジンを有する印刷装置に好適に用いられる。
さらに、様々な形式の入力プロファイルより所定の形式のLUTを生成することができるので、色変換用のハードウェアを共通化することができる。よって、特に、印刷モード、複写モード、およびスキャンモードなどを有する複合機(MFP)において好適に用いられる。
画像処理システムの全体的な構成の例を示す図である。 複合機の構成の例を示す図である。 操作パネルの外観の例を示す図である。 プロファイル保存部に保存されるプロファイルの例を示す図である。 処理モード選択画面の例を示す図である。 プリンタドライバ設定画面の例を示す図である。 印刷モードにおける複合機のデータなどの流れの例を示す図である。 モニタプロファイルに含まれる変換データの例を示す図である。 プリンタプロファイルに含まれる変換データの例を示す図である。 印刷モードの場合のLUT生成処理の流れの例を説明するフローチャートである。 ICCプロファイルに応じたエンコードの例を示す図である。 色変換用のルックアップテーブルの例を示す図である。 色変換用のルックアップテーブルの変形例を示す図である。 プリンタプロファイルに含まれる変換データの変形例を示す図である。 立方体補間の方法を説明するための図である。 プリンタプロファイルに含まれる変換データの変形例を示す図である。 スキャナドライバ設定画面の例を示す図である。 スキャンモードにおける複合機のデータなどの流れの例を示す図である。 スキャナプロファイルに含まれる変換データの例を示す図である。 スキャンモードの場合のLUT生成処理の流れの例を説明するフローチャートである。 色変換処理用のルックアップテーブルの例を示す図である。 シミュレーションプロファイルに含まれる変換データの例を示す図である。 シミュレーションモードにおける複合機のデータなどの流れの例を示す図である。 シミュレーションモードの場合のLUT生成処理の流れの例を説明するフローチャートである。 複写モードにおける複合機のデータなどの流れの例を示す図である。 複写モードの場合のLUT生成処理の流れの例を説明するフローチャートである。 複合機の全体の処理の流れの例を説明するフローチャートである。 複合機のコピー、プリンタ、およびスキャナに相当する各機能をパソコンで実現する場合の構成の例を示す図である。 他のモニタの表示をシミュレーションする場合のLUT生成処理の流れの例を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 複合機(画像処理装置、画像出力装置、画像入力装置、複写機)
1B パソコン(画像処理装置、コンピュータ)
15 印刷機構(出力手段、印刷装置)
16 入出力インタフェース(データ取得手段、出力手段、通信手段)
18 画像読取り機構(画像読取り装置、データ取得手段)
2 端末装置(コンピュータ)
3 モニタ
5L カラー印刷機(他の印刷装置)
7A〜7D ルックアップテーブル
GD1〜GD4 画像データ
HW1 色変換部(色変換回路)
HW2 ルックアップテーブル用メモリ(記憶装置)
P1 モニタプロファイル
P2 シミュレーションプロファイル
P3 スキャナプロファイル
P4 プリンタプロファイル
P5 コピープロファイル(デバイスリンクプロファイル)
SY1 ルックアップテーブル生成部(ルックアップテーブル生成手段)
SY2 処理モード選択部(処理モード選択手段)

Claims (4)

  1. 原稿のカラー画像を読み取ることによって当該カラー画像の画像データを取得する画像読取り装置、カラー画像を用紙に印刷する印刷装置、およびモニタを有するコンピュータに画像データを送信しまたは当該コンピュータより画像データを受信するための通信手段を有する複合機であって、
    印刷モード、複写モード、およびスキャンモードのうちのいずれかを選択するための処理モード選択手段と、
    ルックアップテーブルを生成するルックアップテーブル生成手段と、
    生成されたルックアップテーブルを記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶されているルックアップテーブルに基づいて画像データに対して色変換の処理を行う色変換回路と、を有し、
    前記印刷モードが選択された場合は、
    前記ルックアップテーブル生成手段は、前記モニタにおける各表示色を示す値と当該各表示色に対応する前記印刷装置における印刷色を示す値とを関連付けるルックアップテーブルを、当該印刷装置のプロファイルおよび当該モニタのプロファイルに基づいて生成し、
    前記色変換回路は、前記コンピュータより受信した画像データに対して色変換の処理を行うことによって当該画像データを当該印刷モードに応じた色空間の画像データに変換し
    前記印刷装置は、前記色変換回路によって色変換の処理がなされた画像データに基づいてカラー画像の印刷を行い、
    前記複写モードが選択された場合は、
    前記ルックアップテーブル生成手段は、前記画像読取り装置における各読取り色を示す値と当該各読取り色に対応する前記印刷装置における印刷色を示す値とを関連付けるルックアップテーブルを、当該複合機のデバイスリンクプロファイルに基づいて生成し、
    前記色変換回路は、前記画像読取り装置によって取得された画像データに対して色変換の処理を行うことによって当該画像データを当該複写モードに応じた色空間の画像データに変換し
    前記印刷装置は、前記色変換回路によって色変換の処理がなされた画像データに基づいてカラー画像の印刷を行い、
    前記スキャンモードが選択された場合は、
    前記ルックアップテーブル生成手段は、前記画像読取り装置における読取り色を示す値とそれぞれの読取り色に対応する前記モニタにおける表示色を示す値とを関連付けるルックアップテーブルを、当該画像読取り装置のプロファイルおよび当該モニタのプロファイルに基づいて生成し、
    前記色変換回路は、前記画像読取り装置によって取得された画像データに対して色変換の処理を行うことによって当該画像データを当該スキャンモードに応じた色空間の画像データに変換し
    前記通信手段は、前記色変換回路によって色変換の処理がなされた画像データを、前記コンピュータに送信する、
    ことを特徴とする複合機。
  2. 前記処理モード選択手段は、印刷モード、複写モード、スキャンモード、およびシミュレーションモードのうちのいずれかを選択し、
    前記シミュレーションモードが選択された場合は、
    前記ルックアップテーブル生成手段は、前記モニタにおける各表示色を示す値と当該各印刷色に対応する前記印刷装置における印刷色を示す値とを関連付けるルックアップテーブルを、当該印刷装置のプロファイル、前記モニタのプロファイル、および当該他の印刷装置のプロファイルに基づいて生成し、
    前記色変換回路は、前記コンピュータより受信した画像データに対して色変換の処理を行うことによって当該画像データを当該シミュレーションモードに応じた色空間の画像データに変換し
    前記印刷装置は、前記色変換回路によって色変換の処理がなされた画像データに基づいて、前記他の印刷装置をシミュレーションしてカラー画像の印刷を行う、
    請求項記載の複合機。
  3. 前記ルックアップテーブル生成手段は、各装置のプロファイルに含まれるデータのビット調整を必要に応じて行うことによって、所定のフォーマットのルックアップテーブルを生成する、
    請求項または請求項記載の複合機。
  4. 原稿のカラー画像を読み取る画像読取り装置と通信を行いまたはカラー画像を用紙に印刷する印刷装置と通信を行うための通信手段を有するコンピュータであって、
    印刷モードおよびスキャンモードのうちのいずれかを選択するための処理モード選択手段と、
    ルックアップテーブルを生成するルックアップテーブル生成手段と、
    生成されたルックアップテーブルを記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶されているルックアップテーブルに基づいて画像データに対して色変換の処理を行う色変換回路と、を有し、
    前記印刷モードが選択された場合は、
    前記ルックアップテーブル生成手段は、当該コンピュータに接続されているモニタにおける各表示色を示す値と当該各表示色に対応する前記印刷装置における印刷色を示す値とを関連付けるルックアップテーブルを、当該印刷装置のプロファイルおよび当該モニタのプロファイルに基づいて生成し、
    前記色変換回路は、印刷対象の画像の画像データに対して色変換の処理を行うことによって当該画像データを当該印刷モードに応じた色空間の画像データに変換し
    前記通信手段は、前記色変換回路によって色変換の処理がなされた画像データを、当該画像データに基づいてカラー画像の印刷を行うべき指令とともに、前記印刷装置に送信し、
    前記スキャンモードが選択された場合は、
    前記ルックアップテーブル生成手段は、前記画像読取り装置における読取り色を示す値とそれぞれの読取り色に対応する前記モニタにおける表示色を示す値とを関連付けるルックアップテーブルを、当該画像読取り装置のプロファイルおよび当該モニタのプロファイルに基づいて生成し、
    前記通信手段は、前記画像読取り装置より、当該画像読取り装置が読み取ったカラー画像の画像データを受信し、
    前記色変換回路は、前記画像読取り装置より受信した画像データに対して色変換の処理を行うことによって当該画像データを当該スキャンモードに応じた色空間の画像データに変換する
    ことを特徴とするコンピュータ。
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