JP4204619B2 - バックアップシステム、中継装置、情報端末、バックアップ装置 - Google Patents

バックアップシステム、中継装置、情報端末、バックアップ装置 Download PDF

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Description

本発明は、携帯電話機等の移動通信機器に保存されているデータのバックアップに関する。
携帯電話機などの移動通信機器は、年々、処理能力や通信性能などの機能が強化され続けている。機能の向上に伴って、さまざまな処理を行うことが可能となり、その結果、ユーザによる移動通信機器の利用形態が多様化してきている。利用形態としては、具体的には、例えば、持ち運びが容易なカメラ付き携帯電話機を用いて、旅行先の土地でユーザと親しい人物などを風景とともに撮影していつでも観賞できるよう保存したり、保存した画像や動画などのデータを、赤外線通信等の通信技術を用いてユーザ間で互いに交換したりすることが挙げられる。このようにしてユーザが自発的に取得したデータは、結果として、ユーザの個人的な人間関係や、ユーザ自身の好みなどを強く反映している場合が多々ある。そのため、データに関係している人物にとって高い価値を有する場合が多い。
しかしながら、移動通信機器は、携帯して利用するものであるため、ユーザの不注意などにより、常に紛失等の事態が発生するおそれがある。このような事態が発生すると、移動通信機器のみならず、ユーザにとって貴重な情報も同時に失われてしまうこととなる。
そのため、不測の事態に遭遇してもデータそのものが失われることを回避するために、移動通信機器に保存されているデータをバックアップする技術が広く利用されている。
例えば、下記の特許文献1および特許文献2には、携帯電話機の充電とともに、家庭内のサーバなどに携帯電話機に保存されているデータを移動させる技術が開示されている。
また、下記の特許文献3には、画像データや動画データ等と比較してデータサイズが小さい住所録等のテキストベースのデータをバックアップすることを想定して、電話回線を用いてバックアップセンターとの間でデータを送受信する技術が開示されている。
日本国特許公開公報 特開2003−347988号公報 日本国特許公開公報 特開2002−33798号公報 日本国特許公開公報 特開2000−78070号公報
しかし、特許文献1および特許文献2記載の技術では、移動通信機器の充電をきっかけとしてバックアップを開始するため、充電を直ちに行うことができない場合には、データのバックアップを開始することができないという問題がある。特に、例えば旅行中など、充電を実行できない期間が長くなるにつれて、携帯電話機の紛失等のためにデータが失われてしまうおそれが高くなる。
また、特許文献3記載の技術では、バックアップを行うデータのデータサイズが比較的小さい場合はバックアップの実行に際して大きな問題はないが、一方、バックアップセンターとの通信において、電話回線などの低速な通信回線しか利用できず、画像や動画等の比較的データサイズの大きいデータを短時間で送信するのが困難な場合には無視できない問題が生じることとなる。すなわち、バックアップデータの伝送処理に要する時間が長期化するために、伝送処理中に電波状態の悪化等によるバックアップ処理の失敗が発生したり、従量制の料金体系の場合には電話回線を長時間使用することによって高額の電話料金を要したりするために、データのバックアップの実行が現実的に難しくなるという問題が発生する。
また、別のバックアップ方法として、公衆無線LANサービス等の、ネットワーク接続サービスを利用することが考えられる。これらのサービスを利用すると、データを比較的高速にバックアップ装置へ送信することができる。
しかし、データの転送をネットワーク内のどのような経路を用いて行うかの判断は、通常、ルータ等が担当するため、送信データが通る経路を、データの送信者であるユーザが予測するのは困難である場合が多い。
そのため、ユーザにとっては、送信データが誰の目に触れるか予測しづらく、その結果、私的な情報が含まれるデータをネットワーク経由で送信することに抵抗感を感じることがある。特に、機器の小型化の要請が強い移動通信機器においては、移動通信機器自身の性能上の制約のために、暗号化などの、送信データそのものを保護する手段を講じることが困難な場合があり、この場合はさらにユーザの心理的不安が大きくなる。
そこで、本発明は、携帯電話機等の移動通信機器がバックアップ装置との間で、直接、通信を行うことができない場合や、バックアップ装置との間の通信回線が大容量のデータを送信するのに十分な通信速度ではない場合であっても、ユーザが安心して、かつ容易にバックアップを行うことを可能とするバックアップシステム、バックアップ方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、情報端末から送信された転送データを、1以上の中継装置による中継を介してバックアップ装置へ転送することによりバックアップを行うバックアップシステムであって、前記情報端末は、バックアップの実行対象となる転送データを記憶する記憶手段と、転送データ、および、当該転送データを中継する中継装置が満たすべき条件を示し、当該転送データの保護に関する条件を含む転送条件情報を中継装置へ送信する通信手段とを備え、前記中継装置は、転送先装置に関する装置情報を記憶する装置情報記憶手段と、転送データ、および、当該転送データに対応する前記転送条件情報を受信する受信手段と、前記装置情報により示される転送先装置のうちから、受信した前記転送条件情報が示す条件を満たす転送先装置を選択し、前記選択にしたがって、受信した転送データの転送を制御する転送制御手段とを備え、前記バックアップサーバは、前記中継装置により転送された前記転送データを受信するバックアップデータ受信手段と、受信した転送データを記憶するバックアップデータ記憶手段とを備えることを特徴とする。
また、情報端末と、中継装置と、バックアップ装置とからなる本発明のバックアップシステムにおいて、情報端末からバックアップ装置へと送信された転送データの転送を中継する中継装置は、転送データの転送先の候補となる転送先装置に関する装置情報を記憶している装置情報記憶手段と、転送データ、および、当該転送データを中継する中継装置が満たすべき条件を示し、当該転送データの保護に関する条件を含む転送条件情報を受信する受信手段と、前記装置情報により示される転送先装置のうちから、受信した前記転送条件情報が示す条件を満たす転送先装置を選択し、前記選択にしたがって、受信した転送データの転送を制御する転送制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明のバックアップシステムにおいて、転送データを中継する1以上の中継装置を介して前記転送データをバックアップ装置へ送信する前記情報端末は、バックアップの実行対象となる転送データを記憶する記憶手段と、転送データ、および、当該転送データを中継する中継装置が満たすべき条件を示し、当該転送データの保護に関する条件を含む転送条件情報を送信する通信手段とを備えることを特徴とする。
これにより、情報端末を利用するユーザは、バックアップ装置と直接通信を行うことができない場合であっても、転送条件情報と、バックアップを所望するデータとを中継装置へ送信することで、中継装置を介してバックアップを実行することができるので、紛失等により情報端末の利用が不可能になった場合においても、バックアップを行ったデータを失わずに済む。
また、上述の構成を備える中継装置は、転送データとともに、転送条件情報を受信し、転送条件情報に基づいて、転送先となる中継装置を選択して転送データを転送するので、転送データを保護しつつ転送処理を実行することができる。すなわち、ユーザは、中継装置によって中継される転送経路について転送データの保護を実現するための制限をかけつつ、バックアップ対象のデータを送信することができる。
したがって、ユーザは、バックアップの実行に際して、プライバシーが侵されるなどのリスクを軽減することができ、これにより、安心してバックアップを行うことができる。
ここで、前記転送条件情報により示される条件とは、前記転送を許可しない転送先装置を示すブラックリストに転送先装置が含まれていないことであり、前記転送制御手段は、前記ブラックリストに示されていない装置を前記転送先装置として選択することとしてもよい。
これにより、情報端末からデータを送信するユーザが中継を所望しない特定の中継装置を避けて、データをバックアップすることができる。
また、前記装置情報記憶手段は、前記転送先装置各々の信頼度を示す信頼値を記憶し、前記転送条件情報とは、転送先装置が満たすべき信頼値の閾値を示す情報であり、前記転送制御手段は、前記転送条件情報によって示される信頼値の閾値を満たす装置を前記転送先装置として選択することとしてもよい。
上述の構成を備える中継装置を介してバックアップを実行することにより、転送の可否を転送先装置ごとに定めなくとも、信頼閾値という1つの値を用いて転送経路の制限をかけることができるので、転送データの保護を簡易な方法で実現することができる。また、ユーザは、送信するデータに応じて信頼閾値を定めて転送条件情報として送信することで、送信するデータに応じて、データの転送経路の制限を柔軟に定めることができる。
例えば、プライベートな写真などの、なるべく秘密にしておきたいデータを送信する場合は、高い信用度を示す装置のみによって中継するよう、信頼閾値による転送経路の制約を強化し、一方、風景が主体となった写真などの、公に知られてもユーザにとって不利益の少ないデータを送信する場合は、低い信用度の中継装置によっても転送を行うことができる。
また、前記転送制御手段は、さらに、転送データに対して、所定の加工処理を行う加工処理部を含み、受信した転送データに対して前記加工処理を行ってから転送先装置へ転送するよう制御することとしてもよい。
これにより、転送データの保護をさらに強化して転送処理を実行することができる。
また、前記転送制御手段は、前記装置情報に示される転送先装置が前記転送条件情報に示される条件を満たさない場合には、受信した転送データに対して前記加工処理部による前記加工処理を行い、前記加工処理後の転送データを当該転送先装置に対して転送するよう制御することとしてもよい。
これにより、転送データの保護に関する所定の条件を満たさない転送先装置に対して転送データの転送処理を行う場合にのみ、所定の加工処理を行うので、転送データの保護を実現しつつ、転送データの保護に関して転送先装置の信用度が高いか低いかに応じて、所定の加工処理を効率良く実行することができる。
また、前記加工処理部が行う前記加工処理とは、転送データに対して前記中継装置の識別情報をウォーターマークとして挿入することであることとしてもよい。
これにより、転送データが保護されず、不正使用された場合に、ウォーターマークを用いて、不正使用された出所を追跡することができ、不正使用に対する対処を立てやすくすることができる。
ところで、中継装置にいつまでも転送データが保持されていると、不具合等、中継装置に何らかの事態が発生したときに、不要に転送データが暴露されるおそれがある。また、バックアップがいつ完了するかがわからないと、ユーザはバックアップが実行されたのか確認がとれず、不安になるため、バックアップの完了時期は、ユーザにとって関心の高い事項である。
そこで、前記受信手段は、さらに、前記バックアップ装置による前記転送データの受信期限、または前記中継装置による前記転送データの預かり期限、または前記転送データの消去期限のうち少なくとも1つを受信し、前記中継装置は、前記受信期限を受信したときは、当該受信期限が到来するまでに、対応する前記転送データが前記バックアップ装置によって受信されるよう前記転送制御手段による前記制御を行い、前記預かり期限を受信したときは、当該預かり期限が到来するまで、対応する前記転送データを保持し、前記消去期限を受信したときは、当該消去期限が到来すると、対応する前記転送データを消去することとしてもよい。
これにより、転送データの保護に関し、転送データが中継装置に保持され続けることによるリスクを軽減することができる。また、ユーザは、バックアップが遅くともいつまでに完了するかを知ることができる。したがって、バックアップを安心して実行することができる。
また、前記中継装置は、さらに、前記受信手段により受信した転送データを、前記中継装置において保持していることを示す引換情報を作成し、作成した引換情報を送信する引換情報送信手段と、前記引換情報を受信した他装置から、前記引換情報に対応する前記転送データの転送要求を受け付ける転送要求受付手段とを備え、前記転送制御手段は、前記転送要求受付手段により前記転送要求を受け付けると、当該転送要求にかかる前記転送データを他装置へ転送するよう制御することとしてもよい。さらに、上述の中継装置を介してバックアップデータを受信する本発明のバックアップ装置は、他装置から前記引換情報を受信する引換情報受信手段と、受信した前記引換情報に示される前記転送データを保持している中継装置に対して、当該転送データの転送要求を送信する転送要求送信手段と、送信した転送要求にかかる転送データを受信するバックアップデータ受信手段と、受信した転送データを記憶するバックアップデータ記憶手段とを備えることとしてもよい。
上述の構成を備える中継装置は、各識別情報を受信したバックアップ装置等の他装置からの転送要求を受け付けて転送データの転送を制御するので、各識別情報を受信した他装置は、必要に応じてバックアップの実行対象となるデータを中継装置に対して問い合わせることができる。
ところで、上述したバックアップ方法は、情報端末のデータを、中継装置を介してバックアップを行うというものであるが、中継装置は、情報端末から送信されたデータを保持したり、中継のための処理を実行したりするので、バックアップのために中継装置のリソースを消費することとなる。すなわち、中継装置の側からすると、情報端末のデータのバックアップのために、一方的に処理能力を利用されることとなる。
そこで、前記通信手段は、さらに、転送データを中継装置へ送信する前に、前記転送データに関する第1の送受信条件情報を前記中継装置へ送信し、当該中継装置から第2の送受信条件情報を受信し、前記情報端末は、前記通信手段により送信した第1の送受信条件情報と、受信した第2の送受信条件情報とに基づいて、第1および第2送受信条件情報が等しいとみなせるか否かを判断する判断手段を備え、前記通信手段は、前記判断手段が肯定的に判断したときに、前記転送データを当該中継装置へ送信することとしてもよい。
これにより、情報端末は、中継装置との間で送受信条件情報をやりとりし、互いの送受信条件情報に基づいて、転送データの送信可否を判断するので、情報端末と中継装置との間で互いに合意した場合にバックアップの実行を制御することができる。
ここで、前記第1の送受信条件情報は、前記情報端末が送信する送信転送データと対応づけられており、前記第2の送受信条件情報は、前記中継装置から受信する受信転送データと対応づけられており、前記通信手段は、前記判断手段が肯定的に判断したときに、前記送信転送データを前記中継装置に送信し、当該中継装置から前記受信転送データを受信し、前記記憶手段は、受信した前記受信転送データを記憶することとしてもよい。
上述の構成を備える情報端末は、バックアップ対象のデータを送信するときに、中継装置から送信されるデータを記憶するので、どちらかが一方的にデータ転送の処理能力やリソースを利用されることなく、中継装置との間でバックアップを公平に実行することができる。
また、前記第1および第2送受信条件情報は、前記転送データのデータサイズ、前記中継装置または前記情報端末において前記転送データを保持する保持期限、前記転送データを保持媒体に記録する記録方法、転送データの保持に対するインセンティブ、のうち少なくとも1つを含むこととしてもよい。
これにより、複数の条件を組み合わせて、転送データの可否判断を行うことができるので、バックアップの実行を許可する許容範囲を広く詳細に設定することができる。
また、前記インセンティブは、金銭的価値を有するバリュー情報、中継装置に対して所定の処理を行わせる権利を示す中継装置制御情報、所定のコンテンツを視聴する権利を示す視聴権利情報、のうち少なくとも1つを含むこととしてもよい。
これにより、相互にデータをバックアップするのみならず、相手側装置のバックアップデータを預かることで、所定の権利が発生するので、他装置からのバックアップデータの預かりを促進することができる。
また、情報端末の前記記憶手段は、さらに、転送データの送信先の候補となる中継装置に関する中継装置情報を記憶し、前記通信手段は、前記中継装置情報により示される中継装置のうちから、転送データにかかる転送条件情報が示す条件を満たす送信先装置を選択し、前記選択にしたがって、当該転送データおよび前記転送条件情報の送信を制御することとしてもよい。
これにより、情報端末は、転送データの保護を実現することができるか否かに応じて、中継装置に対する転送データの送信を制御することができるので、情報端末のユーザは、安心してバックアップを行うことができる。
また、本発明は、転送データを中継する1以上の中継装置を介して前記転送データをバックアップ装置へ送信する情報端末において用いられる集積回路であって、バックアップの実行対象となる転送データを記憶する記憶部と、転送データ、および、当該転送データを中継する中継装置が満たすべき条件を示し、当該転送データの保護に関する条件を含む転送条件情報を送信する通信部とを含むことを特徴とする集積回路であるとしてもよい。
また、本発明は、バックアップの実行対象となる転送データを記憶している情報端末に、1以上の中継装置による中継を介してバックアップ装置へ前記転送データを送信する処理を実行させるプログラムであって、転送データ、および、当該転送データを中継する中継装置が満たすべき条件を示し、当該転送データの保護に関する条件を含む転送条件情報を送信する通信ステップを含むことを特徴とするプログラムであるとしてもよい。
また、本発明は、情報端末から送信された転送データを、1以上の中継装置による中継を介してバックアップ装置へ転送することによりバックアップを行うバックアップ方法であって、前記情報端末において行われる処理には、バックアップの実行対象となる転送データを記憶する記憶ステップと、転送データ、および、当該転送データを中継する中継装置が満たすべき条件を示し、当該転送データの保護に関する条件を含む転送条件情報を中継装置へ送信する通信ステップとが含まれ、前記中継装置において行われる処理には、転送データの転送先の候補となる転送先装置に関する装置情報を記憶する装置情報記憶ステップと、転送データ、および、当該転送データに対応する前記転送条件情報を受信する受信ステップと、前記装置情報により示される転送先装置のうちから、受信した前記転送条件情報が示す条件を満たす転送先装置を選択し、前記選択にしたがって、受信した転送データの転送を制御する転送制御ステップとが含まれ、前記バックアップサーバにおいて行われる処理には、前記中継装置により転送された前記転送データを受信するバックアップデータ受信ステップと、受信した転送データを記憶するバックアップデータ記憶ステップとが含まれることを特徴とするバックアップ方法であるとしてもよい。
また、本発明は、第1および第2情報端末とを用いて行うバックアップ方法であって、前記第1および第2情報端末において行われる処理には、バックアップの実行対象となる転送データを記憶する記憶ステップと、転送データ、および、当該転送データを中継する中継装置が満たすべき条件を示し、当該転送データの保護に関する条件を含む転送条件情報を送信する通信ステップとが含まれ、前記第1情報端末における前記通信ステップは、第1転送データを前記第2情報端末へ送信する前に、前記第1転送データに関する第1の送受信条件情報を前記第2情報端末へ送信し、前記第2情報端末から第2の送受信条件情報を受信し、前記第2情報端末における前記通信ステップは、第2転送データを前記第1情報端末へ送信する前に、第2の送受信条件情報を前記第1情報端末へ送信し、前記第1情報端末から第1の送受信条件情報を受信し、前記第1および第2情報端末において行われる処理には、前記通信ステップにおいて送受信した第1および第2送受信条件情報に基づいて、第1および第2送受信条件情報が等しいとみなせるか否かを判断する判断ステップが含まれ、前記第1情報端末における前記通信ステップは、前記判断ステップが肯定的に判断したときに、前記第1転送データを前記第2情報端末へ送信し、前記第2情報端末における前記通信ステップは、前記判断ステップが肯定的に判断したときに、前記第2転送データを前記第1情報端末へ送信することを特徴とするバックアップ方法であるとしてもよい。
<実施の形態1>
以下、本発明にかかるバックアップシステムの実施の一形態について、図面を用いて説明する。
<概要>
本発明にかかるバックアップシステムにおいて、情報端末は、情報端末が保存しているバックアップ対象のデータを、バックアップを中継する中継装置を介してバックアップ装置へ宛てて送信する。実施の形態1では、情報端末として携帯電話機を想定している。携帯電話機は、当該携帯電話機に保存されているデータを、当該携帯電話機のユーザが使用しているバックアップ装置にバックアップするために、他の携帯電話機や、他の携帯電話機のユーザが使用しているバックアップ装置によってバックアップデータの転送の中継を行う。なお、バックアップの対象となるデータは、例えば携帯電話機が備えるカメラ機能を利用して取得した画像や動画データなどである。以下、詳しく説明する。
図1は、本発明の実施の形態1におけるバックアップシステム1000の概略を示した図である。
同図に示すように、バックアップシステム1000は、バックアップ対象のデータをバックアップ装置へ宛てて送信する情報端末である携帯電話機100と、バックアップ対象のデータの転送を中継する中継装置である携帯電話機200と、バックアップサーバ300と、携帯電話機201と、バックアップサーバ301と、携帯電話機100のデータをバックアップするバックアップ装置であるバックアップサーバ900とからなる。
携帯電話機100と携帯電話機200とは、通信路20で接続されている。同様に、携帯電話機200とバックアップサーバ300とは、通信路30で、バックアップサーバ300とバックアップサーバ900とは、通信路90で接続されている。また、携帯電話機100と携帯電話機201とは通信路21で、携帯電話機201とバックアップサーバ301とは通信路31で、バックアップサーバ301とバックアップサーバ900とは通信路91で接続されている。
実施の形態1において想定しているバックアップの状況は、以下の通りである。まず、前提として、携帯電話機100のユーザであるユーザ1は、通常、自宅に帰宅したときに、携帯電話機100を自宅にあるバックアップサーバ900と接続してバックアップを実行する。このときのバックアップ方法は、例えば、特許文献1または2記載の技術のように、携帯電話機100を充電器に設置したときにバックアップサーバ900へバックアップデータを送信するという方法などを用いる。なお、バックアップサーバ900は、外部ネットワークと接続されているものとする。
しかし、ユーザ1が他のユーザと長期の旅行等で出かけていて、自宅にあるバックアップサーバ900とブロードバンド通信のような高速な通信を行うことができないときは、バックアップサーバ900を用いたバックアップを行うことが困難となる。このとき、ユーザ1は、旅行等に同行しているユーザ2が所有している携帯電話機200に、通信路20を介してバックアップの実行対象のデータを預ける。
なお、通信路20としては、例えばBluetoothやUSB(Universal Serial Bus)接続、無線LAN(Local Area Network)などのアドホックで広帯域な近距離無線通信や、超広帯域通信(UWB:Ultra WideBand)、PAN(Personal Area Network)や有線接続、記録媒体等の外部メディアを用いた手渡し、などが考えられる。
このように、バックアップを実行するデータを携帯電話機200に預けることにより、ユーザ1は、バックアップサーバ900を用いたバックアップを行うことができないときに、携帯電話機100を紛失した場合においても、携帯電話機200に預けておいたデータを失わずに済む。
また、ユーザ2は、携帯電話機200によって携帯電話機100のバックアップデータを預かると、ユーザ2の自宅に帰宅したときに、携帯電話機200をユーザ2のバックアップ装置であるバックアップサーバ300と接続して、携帯電話機200自身のバックアップデータとともに、携帯電話機100から預かったデータを、通信路30を介してバックアップサーバ300へ送信する。バックアップサーバ300は、ネットワークと接続されており、同様にネットワークと接続されているバックアップサーバ900に対し、通信路90を介して携帯電話機100のバックアップデータを送信する。なお、通信路90は、例えば光ファイバーなどを用いたブロードバンド通信であり、比較的高速にデータを転送することができる通信路であるとする。ブロードバンド通信は、通信帯域が広く、また近年ではISP(Internet Services Provider)等の通信事業者によって定額料金のサービスが提供されているので、通信路90を介したデータの転送は、ユーザ2にとって負担が小さい。
バックアップサーバ900は、通信路90を介してバックアップサーバ300から送信された携帯電話機100のバックアップデータを受信して記録する。
このようにして、ユーザ1は、通信路20、通信路30、通信路90を介して各中継装置による中継を利用してバックアップを行うことができる。
<構成>
次に、バックアップシステム1000を構成する情報端末、中継装置、バックアップ装置の機能構成について説明する。上述したように、実施の形態1においては、情報端末として携帯電話機100を想定している。また、中継装置として携帯電話機200やバックアップサーバ300などを想定し、バックアップ装置としてバックアップサーバ900を想定している。
<情報端末>
図2は、携帯電話機100の機能ブロック図である。
同図に示すように、情報端末である携帯電話機100は、画像取得部11と、記憶部12と、バックアップ画像選択部13と、転送条件情報設定部14と、バックアップ情報生成部15と、送信先選択部16と、送信先認証部17と、送信部18とからなる。上述の構成要素は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等からなる制御回路やデータの送受信を行う送受信回路などからなり、プログラムにしたがってバックアップを実行する。以下、各構成要素の機能を説明する。
画像取得部11は、携帯電話機100のカメラ機能を実現するカメラモジュール等であり、静止画や動画等のデータを取得する。
記憶部12は、画像取得部11が取得したデータを、メモリやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体によって記憶する。
バックアップ画像選択部13は、中継装置による転送を利用してバックアップを実行するデータを記憶部12から選択する。
転送条件情報設定部14は、後述する転送条件情報を設定する。
バックアップ情報生成部15は、バックアップ画像選択部13が選択したデータである転送データに、転送条件情報などを付加することによって、送信するデータを生成する。
送信先選択部16は、携帯電話機100が通信路を介して直接接続して通信することができる通信先装置を選択する。
送信先認証部17は、データを送信する送信先となる通信先装置を認証する。
送信部18は、データを通信先装置に対して送信する。
<中継装置>
次に、中継装置の機能構成について説明する。
図3は、携帯電話機200の機能ブロック図である。
同図に示すように、携帯電話機200は、受信元認証部21と、受信部22と、記憶部23と、制御部24と、送信先選択部25と、送信先認証部26と、送信部27とからなる。上述の構成要素は、CPU、ROM、RAM等からなる制御回路やデータの送受信を行う送受信回路などからなり、プログラムにしたがって、送信データを中継して他装置へ転送する転送処理を実行する。以下、各構成要素の機能を説明する。
受信元認証部21は、データを受信する際に、通信相手となる受信元装置を認証する。
受信部22は、通信路を介してデータを受信する。
記憶部23は、受信したデータを、メモリやHDD等によって記憶する。
制御部24は、転送先装置へのデータの送信処理を制御する。
送信先選択部25は、携帯電話機200が通信路を介して直接接続して通信することができる転送先装置を選択する。
送信先認証部26は、転送データを転送する転送先装置を認証する。なお、装置間の認証方法は、どのようなものでも構わない。本実施形態では、例えば、チャレンジーレスポンス方式などの、公知の認証方法を用いるものとする。他の装置が行う認証方法についても同様である。
送信部27は、データを転送先装置に対して送信する。
図4は、バックアップサーバ300の機能ブロック図である。バックアップサーバ300は、携帯電話機200とほぼ同一の構成をしている。
同図に示すように、バックアップサーバ300は、受信元認証部31と、受信部32と、記憶部33と、制御部34と、送信先選択部35と、送信先認証部36と、送信部37とからなる。
上述の構成要素の各々は、携帯電話機200の各構成要素と同一の機能を発揮する。すなわち、受信元認証部31は、受信元認証部21と同様に、データを受信する際に、通信相手となる受信元装置を認証する。受信部32、記憶部33、制御部34、送信先選択部35、送信先認証部36、送信部37についても、それぞれ携帯電話機200の受信部22、記憶部23、制御部24、送信先選択部25、送信先認証部26、送信部27と同一の機能であるため、説明を省略する。
<バックアップ装置>
次に、バックアップ装置の機能構成について説明する。
図5は、バックアップサーバ900の機能ブロック図である。
同図に示すように、バックアップサーバ900は、受信元認証部91と、受信部92と、データ取り出し部93と、記憶部94とからなる。上述の構成要素は、CPU、ROM、RAM等からなる制御回路やデータの受信を行う受信回路や、データを記憶し蓄積するための大容量の記録媒体などからなり、プログラムにしたがって、データを受信して転送データを取り出して記憶する処理を実行する。
受信元認証部91は、データを受信する際に、通信相手となる受信元装置を認証する。
受信部92は、通信路を介してデータを受信する。
データ取り出し部93は、受信部92が受信したデータに含まれる転送データを取り出す。
記憶部94は、データ取り出し部93によって取り出された転送データを記憶する。
<データ>
次に、上述した転送条件情報について説明する。
転送条件情報とは、データを中継して転送する中継装置が、転送処理の実行に際して従うべき条件を示した情報である。転送条件情報には、バックアップの対象となる転送データの保護を実現するための情報が含まれる。本実施形態では、転送データの保護とは、転送データにかかるプライバシー保護のことを言う。
転送条件情報は、情報端末が転送データを送信する際に、転送データとあわせて送信される。転送条件情報に従った転送がなされることにより、情報端末は、転送データの中継経路について、一定の制限を与えることができる。なお、情報端末は、転送条件情報の他にも、通信路を介してバックアップを実行するために必要な所定の情報も送信する。所定の情報とは、転送データを識別する転送データ識別情報や、転送データの所有者を識別するユーザ識別情報や、転送データを最終的に届けるバックアップ装置のアドレス情報などのことをいう。
以下、転送条件情報について詳しく説明する。
図6は、転送条件情報600を示す図である。
同図に示すように、転送条件情報600は、転送期限61と、データ預かり期限62と、消去期限63と、アドレス通知要否64と、ホップ数65と、信頼閾値66と、ブラックリスト67とを含む。
転送期限61は、転送データをバックアップ装置に転送する期限を示す。同図の例では、2005年1月1日までにバックアップ装置に転送されるべきであることが示されている。
データ預かり期限62は、転送データの中継処理を行う中継装置が、転送データを、少なくともいつまで預かっておくかを示す。当該データ預かり期限を過ぎた場合は、転送データを消去することとしてもよい。データ預かり期限62によって期限が指定されていると、中継装置は、当該期限が過ぎて回収が放棄された転送データをいつまでも保持しておく必要がなくなるので、中継装置の記憶領域を有効に利用することができる。同図の例では、2005年3月1日までは、中継装置によって転送データが保持されることが示されている。
消去期限63は、中継装置の各記憶部から、中継処理の対象である転送データを消去しなければならない期限を示す。これにより、消去期限63によって示された期限が来たときに、中継装置に対して転送データの消去を義務づけることができるので、情報端末のユーザは、バックアップ対象のデータを回収できなかった場合であっても、中継装置に不必要に転送データが残っているためにプライバシーが侵される危険性を小さくすることができる。同図の例では、「指定なし」となっており、中継装置は転送データを消去しなくてもよいことが示されている。
アドレス通知要否64は、中継装置が転送データを受信した場合に、当該中継装置のアドレスを、転送データを送信した情報端末に通知する必要があるか否かを示す。中継装置からアドレスが通知されていると、転送データを送信した情報端末のユーザは、転送データがどの中継装置によって保持されているかを知ることができるので、情報端末を紛失した場合においても、通知にかかる中継装置のアドレス先に問い合わせることによって、バックアップ対象のデータを回収することができる。同図の例では、「要」となっているので、中継装置は、転送データを受信すると、情報端末に対して自装置のアドレスを通知する。一方、「要」ではない場合は、情報端末に対するアドレス通知を行う必要はない。
ホップ数65は、転送データがバックアップ装置に到達するまでに、中継を許可する中継装置の数、すなわち転送回数の上限を示す。これにより、不必要に長い中継経路によるデータの転送を防止することができ、転送データを送信するユーザにとって無関係なユーザなどに転送データが流出するリスクを低下させることができる。同図の例では、ホップ数65は「3」と示されているので、転送回数の上限は3回である。
信頼閾値66は、転送データの転送を許可する転送先装置の信頼度の下限を示す情報である。ここで、転送先装置の信頼度とは、他の装置をどれだけ信頼しているかを装置ごとに示すものであり、本実施形態では、例えば完全に信頼できる装置の信頼度を100、全く信頼できない装置の信頼度を0、あまり信頼していない場合を20、などと数値化した値を用いる。なお、信頼度の最小値は0、最大値は100とする。数値が大きいほど、他の装置を信頼していることを示す。中継装置は、転送先装置ごとに信頼度の値を対応づけて記憶している。例えば図7に示すような信頼閾値表700を記憶している。
ここで、信頼閾値表700について説明すると、信頼閾値表700は、転送先装置71と、転送先装置アドレス72と、信頼度73とを含む。
転送先装置71は、転送先となる他の装置の名称を示す。
転送先装置アドレス72は、転送先となる他の装置のアドレスを示す。
信頼度73は、転送先となる他の装置の信頼度を示す。
中継装置は、図6に示す転送条件情報600の信頼閾値66に示される値を参照して、転送処理を制御する。同図の例では、信頼閾値66として「80」が示されているので、信頼度が80以上の装置に対してのみ転送が許可されていることが示されている。
なお、各中継装置が記憶している信頼度の値は、予めユーザによって設定されることとしてもよいし、転送先装置に対する転送データの転送回数や、データの送受信の履歴など、転送先装置との通信の履歴に基づいて中継装置が設定して記憶することとしてもよい。この他にも、中継装置が他装置から転送先装置の信頼度の値を取得することとしてもよいし、中継装置が信頼度の値を保持していない転送先装置の信頼度については、当該転送先装置へデータが到達するまでに経由する各装置の信頼度に基づいて算出することとしてもよい。
ブラックリスト67は、転送データの転送を許可しない転送先装置を示す情報であり、転送を許可しない転送先装置の名称やアドレスなどが示される。これにより、情報端末が転送を所望しない転送先装置に対して転送データが転送される事態を回避することができる。同図の例では、「Musashi005」などに対しては転送を許可しないことが示されている。
<動作>
次に、情報端末、中継装置、バックアップ装置の動作について説明する。概要で述べたように、情報端末とは携帯電話機100であり、中継装置とは携帯電話機200およびバックアップサーバ300であり、バックアップ装置とはバックアップサーバ900である場合を想定するものとする。
<情報端末の動作>
図8は、情報端末である携帯電話機100の動作を示すフローチャートである。
携帯電話機100は、画像取得部11などによって取得して記憶部12に記憶しているデータの中から、バックアップ画像選択部13によってバックアップ対象のデータを選択する(ステップS81)。ここで、バックアップの対象となるデータは、例えばユーザが指定することとしてもよい。
選択したバックアップ対象のデータに対して、転送条件情報設定部14によって転送条件情報を設定する(ステップS82)。設定方法としては、ユーザが手動で設定することとしてもよいし、データ取得日時等の、データに関する情報に応じて携帯電話機100が自動的に設定することとしてもよい。
転送条件情報設定部14によって転送条件情報を設定すると、バックアップ情報生成部15によって、送信元アドレスや最終送信先であるバックアップ装置のアドレス、バックアップ対象のデータを識別する情報などの所定のデータと、バックアップの対象となる転送データと、設定した転送条件情報とから、中継装置に対して送信するデータを生成する(ステップS83)。
データを生成すると、送信先選択部16が、通信路を介して直接接続して通信を行う通信先装置を選択する。本実施形態では、携帯電話機200を選択する。携帯電話機200を選択すると、送信先認証部17によって携帯電話機200を認証する。携帯電話機200と相互に認証に成功すると、バックアップ情報生成部15によって生成されたデータを、通信路20を介して送信部18によって携帯電話機200へ送信する(ステップS84)。
<中継装置の動作>
図9は、携帯電話機200などの、中継装置の動作を示すフローチャートである。当フローチャートの説明では、中継装置の動作の説明とともに、携帯電話機200の具体的な動作についても説明する。
中継装置は、データを受信する際に、受信元の装置を受信元認証部21によって認証する。
受信元装置との認証に相互に成功すると、通信路を介して受信元装置から送信されたデータを受信部22によって受信する。受信したデータには、転送条件情報と転送データとが含まれている(ステップS91)。
受信元装置から受信したデータに含まれる転送データは、記憶部23によって記憶される(ステップS92)。
転送データが記憶されると、制御部24が、転送条件情報にしたがって、転送データの転送処理を制御する。具体的に説明すると、制御部24は、自装置が通信可能な装置のうち、転送条件情報を満たす転送先装置が存在すれば、送信先選択部25によって、転送を実行する転送先装置を選択する(ステップS93)。なお、転送条件情報を満たす転送先装置が存在しない場合は、転送先装置を選択しない。また、バックアップ装置との間で、例えば所定の転送レート以上で通信可能な場合など、バックアップ装置との直接の通信を比較的高速に行うことができる場合は、転送先装置としてバックアップ装置を選択する。
ここで、制御部24が転送条件情報にしたがって、転送データの転送を制御する処理について、図6に示した転送条件情報600を用いて具体的に説明する。まず、ホップ数65の値を用いた転送制御について説明すると、ホップ数65に示される値が「1」より大きい場合は、転送先装置を選択し、ホップ数を1つデクリメントして転送を実行する。一方、ホップ数が「1」以下の場合は転送を行わない。図1の例では、情報端末である携帯電話機100がまずホップ数として「3」を設定すると、中継装置である携帯電話機200は、バックアップサーバ300を選択してバックアップサーバ300への転送を行うときに、ホップ数を1つデクリメントして「2」として転送を実行する。さらに、ホップ数が「2」の転送データを受信したバックアップサーバ300は、ホップ数が「1」より大きいことを確認し、ホップ数を1つデクリメントして「1」としてバックアップサーバ900へ転送する。
また、信頼閾値66を用いて転送先装置を選択する場合、制御部24は、例えば信頼閾値表700を参照して、信頼度73に示されている値が、転送条件情報の信頼閾値66に示されている値以上の転送先装置を選択する。また、上述したように転送先装置を選択する際に、中継装置が外部から他装置の信頼度の値を取得し、取得した値を用いて選択することとしてもよく、様々な方法が考えられる。他に、信頼閾値66に示される値が所定値よりも高く設定されており、転送先装置に対して高い信頼度が求められている場合は、予め中継装置に記憶されている信頼できる転送先装置のリストや、信頼度の高い転送先装置によって保持されているリストに示されている他装置に対してのみ、転送データの転送を許可するように制御することとしてもよい。
さらに、転送の可否を決定するのみならず、各転送先装置の信頼度に応じて転送データに対して加工処理を行うこととしてもよい。例えば、信頼度が信頼閾値66に示される値よりも小さい装置に対して転送する場合は、転送データが不正に使用された場合に、どの転送先装置から転送データが流出したかを追跡するための所定のコードを転送データに付加するような加工処理を行うこととしてもよい。所定のコードには、フィンガープリンティングや電子透かし、ウォーターマーク等と呼称されている技術を用いることが考えられる。他に、加工処理としては、転送データが画像データであれば、画像サイズを変更してそのサイズを小さくしたり、画像の特定部分に対してモザイク等のフィルタ処理を行ったり、削除したりすることとしてもよい。
また、ブラックリスト67に、転送データの転送を許可しない転送先装置が示されている場合は、当該転送先装置に対して転送データを転送しないようにするために、当該転送先装置を選択しないよう制御する。
図9に戻り、中継装置の動作の説明を続ける。
中継装置は、転送を実行する転送先装置の選択を終えると、選択結果にしたがって、転送データの転送を制御する。すなわち、転送条件情報を満たす転送先装置が存在する場合は、選択された転送先装置を送信先認証部26によって認証し、転送先装置との相互の認証に成功すると、送信部27によって、通信路を介して転送先装置に対して転送データと転送条件情報とを送信する。また、転送条件情報を満たす転送先装置が存在しない場合は、転送データを転送しない(ステップS94)。
なお、受信した転送条件情報のアドレス通知要否64において、通知が「要」と示されている場合は、転送データを受信したときに、送信元の情報端末のアドレスまたは情報端末のデータのバックアップ先であるバックアップ装置のアドレスに宛てて、転送データを受信したことを示す所定のデータを送信する。所定のデータには、転送データを受信した中継装置のアドレスが含まれる。バックアップ装置のアドレスに宛てて所定のデータを送信した場合は、万が一情報端末そのものを紛失した場合としても、情報端末のユーザは、バックアップ装置が受信した中継装置のアドレスに問い合わせることによって、バックアップ対象のデータを回収することができる。
また、中継装置は、転送条件情報に示される転送期限61や、データ預かり期限62、消去期限63の各期限にしたがって、転送処理や、転送データの記憶を制御する。
また、各中継装置は、転送データを受信して記憶する際に、転送データの完全性を確認してもよい。なお、完全性を確認する方法としては、例えば、転送データに電子署名を付し、署名を検証する方法などの公知の方法が考えられる。電子署名については、公知であるため詳細な説明は省略する。
以上のように中継装置の動作を説明してきたが、ここで、携帯電話機200を例にして具体的に説明する。
携帯電話機200は、携帯電話機100が送信したデータを受信する際に、受信元装置となる携帯電話機100を、受信元認証部21によって認証する。
携帯電話機100と相互に認証に成功すると、通信路20を介して携帯電話機100から送信されたデータを受信部22によって受信する(ステップS91)。
受信したデータに含まれる転送データは、記憶部23によって記憶される(ステップS92)。
ここで、本実施形態では、携帯電話機200を所有するユーザ2が、ユーザ2のバックアップサーバ300と携帯電話機200とを接続するものとする。バックアップサーバ300と携帯電話機200との通信は、例えば特許文献1または2記載の技術のように、携帯電話機200を充電器に設置したときにバックアップサーバ300との通信を開始する方法などを用いることができ、バックアップサーバ300は転送条件情報を満たすものとする。本実施形態の例では、制御部24は、転送条件情報にしたがって、転送条件情報を満たす転送先装置としてバックアップサーバ300を選択する(ステップS93)。
転送先装置となるバックアップサーバ300を選択すると、送信先認証部26によってバックアップサーバ300の認証を行い、バックアップサーバ300と相互に認証に成功すると、制御部24は、送信部27によって、通信路30を介してバックアップサーバ300に対して転送データと転送条件情報を送信する(ステップS94)。
なお、バックアップサーバ300は、携帯電話機100を所有するユーザ1のバックアップの実行先となるバックアップサーバ900と通信路90を介して通信可能であるので、ステップS93において、転送先装置としてバックアップサーバ900を選択し、ステップS94においてバックアップサーバ900に対してデータの転送を実行する。
<バックアップ装置の動作>
次に、バックアップ装置の動作について説明する。
図10は、バックアップ装置であるバックアップサーバ900の動作を示すフローチャートである。
バックアップサーバ900は、データを受信する際に、受信元装置を受信元認証部91によって認証し、受信元装置と相互に認証に成功すると、受信部92によって、通信路を介してデータを受信する(ステップS101)。
受信したデータから、データ取り出し部93によって転送データを取り出す(ステップS102)。
転送データを取り出すと、取り出した転送データを記憶部94で記憶する(ステップS103)。
<応用例>
本実施の形態では、このようにして情報端末のデータをバックアップ装置に対して転送するが、上述した実施例に限らず、様々な応用例が考えられる。
上述の例では、1つの中継経路、すなわち通信路20、通信路30、通信路90を介した経路をバックアップの中継経路として説明したが、上述の中継経路に加えて、さらに、同図に示されている通信路21、通信路31、通信路91を介して、携帯電話機201、バックアップサーバ301による中継を利用した中継経路によってバックアップを行ってもよい。中継装置による中継を利用したバックアップの経路を複数利用することで、さらに確実に情報端末のバックアップデータをバックアップ装置へ送信することができる。例えば、同一のバックアップデータを同時に複数の経路へ転送すると、いずれかの経路で回収に失敗しても、残りの経路からバックアップデータの回収ができるので、より確実にバックアップデータの回収が行える。
ところで、プライバシー保護をより確実に実現したい場合は、予め情報端末が予測可能な通信路を通って転送データが転送されることが望ましい。こうすることで、転送データが不要に情報端末のユーザが知り得ない経路に流出するリスクを減らすことができるからである。そこで、情報端末および中継装置の各送信先認証部は、予め登録された送信先を1つ以上選択することとしてもよい。また、各装置間において信頼度を定めて記憶しておき、転送条件情報を満たす装置のうち、最も高い信頼度を有する装置を優先的に選択することとしてもよい。
また、情報端末と直接通信して、情報端末から初めにデータを受信する中継装置については、転送条件情報に示される条件を適用しないこととしてもよい。情報端末が中継装置に対して直接送信する場合、情報端末は、送信先の装置がどの装置であるかが予め判明しているので、情報端末のユーザにとっては、プライバシー保護に関して不利益が発生しない場合があるからである。ここで、転送条件情報に示される条件を適用しないとは、具体的には、情報端末がデータを送信する際に、ブラックリスト67や信頼閾値66を無視して送信を行うことなどである。この他にも、転送処理の際に、ホップ数65に示される値を減らさない、アドレス通知要否が「要」であってもアドレスを通知しない、などが考えられる。
また、転送データにかかるプライバシーは、転送データごとに異なる場合が想定される。例えば、人物が写っている画像データは、被写体となった人物にとって、特に、高い価値を有する。そこで、情報端末および中継装置は、送信するデータごとに、転送データの転送経路を制御することとしてもよい。例えば、あるデータは、当該データと関係の深いユーザによって転送させるために、通信路20、通信路30、通信路90を介して、携帯電話機200、バックアップサーバ300による中継を利用してバックアップを実行する。一方、別のデータについては、通信路20等を介した中継経路ではなく、通信路21、通信路31、通信路91を介して、携帯電話機201、バックアップサーバ301による中継を利用してバックアップを実行することとしてもよい。
また、プライバシー保護を強固にするために、1つの転送データを2つ以上に分割し、分割した各データを、それぞれ異なる中継経路を用いて転送することとしてもよい。バックアップ装置では、複数の中継経路を経て受信した各データを結合することで、元のバックアップ対象のデータを得ることができる。このように、データを複数に分けることで、分割された部分データを用いて元のデータが復元されることを防ぐことができる。1つのデータを2つ以上に分割する方法としては、例えばしきい値秘密分散法(Threshold Secret Sharing Scheme)などを用いることができる。この場合、転送途中でいくつかデータが失われたとしても、秘密分散にかかる閾値以上のデータがあれば、バックアップ装置によって復元することができる。
一方、バックアップの実行対象となるデータの選択方法については、上述の情報端末の動作説明で述べた例の他に、例えば、以前にバックアップを行った時点より後に生成されたデータをバックアップ対象として選択することとしてもよいし、バックアップ対象のデータが画像である場合は、人物が写っている画像を優先的にバックアップ対象として選択することとしてもよい。この他にも、情報端末の記憶部12に記憶されている各データに対してバックアップの実行優先度を付しておき、優先度の高いデータから順にバックアップ対象としてバックアップ画像選択部13によって選択されることとしてもよい。また、バックアップの要否やデータの重要度、データがバックアップ済みか否か、以前にバックアップを実行した時点からどれだけの時間が経過したか等、様々な情報に基づいてバックアップ実行の優先度を定めることとしてもよい。例えば、最近バックアップしたデータよりも、未だバックアップを実行していないデータを優先的にバックアップすることなどが考えられる。
また、バックアップ画像選択部13は、画像取得部11によって取得されて記憶部12に記憶されているデータに限らず、携帯電話機100が取得したあらゆるデータを、バックアップの実行対象として選択することができる。例えば、ネットワークや記録媒体などのメディアを介して取得したデータであってもよいし、音楽データや動画データなど様々な種類のデータとしてもよいし、コンテンツプロバイダが流通させて携帯電話機100が取得した商用コンテンツであってもよい。なお、上述の実施形態では、ユーザが取得したデータをバックアップする例について説明したため、転送条件情報には、転送データにかかるプライバシー保護を実現するための情報が含まれると説明したが、商用コンテンツをバックアップする際においては、転送条件情報は、中継装置が転送処理の実行に際して従うべき条件であって、コンテンツプロバイダが定めたものとしてもよい。また、バックアップを目的としたものでなく、単に中継装置による中継を利用して他装置へデータを転送する場合も本発明に含まれる。
また、上述の実施形態では、中継装置は、転送条件情報に含まれる転送期限61や、データ預かり期限62、消去期限63に示される各期限にしたがって、転送データの消去の可否等を判断していたが、これにかぎらず、例えば、バックアップ装置などの他装置から所定の信号を受信したときに、記憶している転送データを消去することとしてもよい。このような所定の信号は、例えば他装置が転送データを記憶したときに、当該他装置から送信されることが実施例として考えられる。これにより、中継装置は、記憶している転送データを破棄してもよいことを確認することができる。そのため、不要に転送データを保持する必要が無くなる。
また、上述の実施形態では、情報端末によるバックアップの開始時期について特に限定していなかったが、例えばユーザの指示が行われたときに、バックアップを開始することとしてもよいし、所定期間ごとに定期的にバックアップを実行することとしてもよい。また、以前にバックアップを実行した時点から所定時間経過したときに、自動的にバックアップの実行準備を行い、送信先となる装置が見つかり次第、バックアップを実行することとしてもよい。また、例えば自宅の門を通過したり、バックアップを実行していないデータが所定量以上となったりなど、所定の条件をトリガとしてバックアップの実行準備を行うこととしてもよい。
また、上述の実施形態に加えて、情報端末や中継装置は、プライバシー保護をより確実にするために、バックアップの対象となるデータに対し、外部から参照される可能性を減少させるために、暗号化を施してからデータの送信を開始することとしてもよい。この暗号化処理は、転送を実行するごとに行うこととしてもよいし、バックアップ装置の公開鍵を用いて行うこととしてもよい。また、送信時に署名や認証用のコード(Message Authentication Code)を付加してもよい。この署名に対しても、公開鍵暗号方式を用いることができ、その結果、バックアップ装置において、データに改ざんや偽造が施されていないか確認することができる。
また、中継装置は、受信した転送データをそのまま他装置へ転送することとしてもよいし、画像や動画データであれば、コーデック方法を変更したり、補正処理を行ったり、サイズやビットレートなどを変更してから転送することとしてもよい。また、電子透かしや追跡用の情報を付加してから転送してもよい。
なお、バックアップとは、通常、バックアップの元となるデータが情報端末に保持されたまま、情報端末がバックアップ装置へバックアップ対象のデータを送信することを言う場合が多いが、本発明においては、情報端末は、バックアップ対象のデータを送信した後、記憶部12によって保持しているバックアップ対象のデータを消去することとしてもよい。これにより、情報端末の記憶領域を有効に活用することができる。例えば、記憶領域が新たにデータを記憶することができる記憶容量が残り少ない場合でも、記憶容量を空けてデータを記憶できるようにすることができる。
<実施の形態2>
次に、本発明にかかるバックアップシステムの、他の実施形態について、図面を用いて説明する。
<概要>
図11は、本発明の実施の形態2におけるバックアップシステム2000の概略を示した図である。実施の形態1とは、携帯電話機200および携帯電話機201とほぼ同様の構成を備える携帯電話機210や携帯電話機211などの中継装置が、情報端末である携帯電話機100から転送データを受信すると、転送データを他装置へと転送する転送処理を行わず、代わりにどの中継装置が転送データを保持しているかを示す引換情報をバックアップ装置であるバックアップサーバ900に対して通信路50や通信路51を介して送信する点で異なる。携帯電話機210および携帯電話機211は、それぞれ通信路50および通信路51を介してバックアップサーバ900と接続している。ここで、通信路50や通信路51は、例えば電話回線などの、ブロードバンド通信と比較して低速な通信路を想定している。
これにより、情報端末のユーザは、万が一、情報端末を紛失した場合でも、バックアップ装置が受信した引換情報に基づいて、バックアップ対象のデータを預かっている中継装置を特定し、当該中継装置にデータを転送させることで、バックアップを行ったデータを回収することができる。
以下、実施の形態1との相違点を主に説明する。
<構成>
情報端末の構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略し、ここでは中継装置の構成について説明する。
図12は、実施の形態2の携帯電話機210の機能ブロック図である。
同図に示すように、携帯電話機210は、実施の形態1における携帯電話機200にはない引換情報作成部28を備えている。なお、引換情報作成部28以外の構成要素については、携帯電話機200の各要素と同一であるため、それぞれ同一の参照符号を付して説明を省略する。
引換情報作成部28は、情報端末から送信されたデータを受信部22によって受信し、記憶部23に記憶したときに、情報端末のバックアップ対象のデータがどの中継装置によって保持されているかを示す引換情報を作成する。引換情報については、後述する。引換情報作成部28は、作成した引換情報を、当該受信したデータの最終送信先であるバックアップ装置に対して送信する。
なお、携帯電話機211の構成は、携帯電話機210と同一であるため説明を省略する。
また、バックアップ装置であるバックアップサーバ900は、受信部92において、通信路を介して携帯電話機210から送信された引換情報を受信して、受信した引換情報を、記憶部94において記憶する。
<データ>
次に、引換情報について説明する。
図13は、引換情報1300を示す図である。なお、同図は、携帯電話機100から携帯電話機210へバックアップ対象のデータを送信した場合に、中継装置となる携帯電話機210がバックアップサーバ900へ送信する引換情報の例を示している。
同図に示すように、引換情報1300は、バックアップ元識別情報131と、預かり装置識別情報132と、バックアップデータID133と、バックアップデータ容量134と、預かり期限135と、署名136とを含む。
バックアップ元識別情報131は、データのバックアップを行う情報端末を識別する情報端末のIDと、情報端末のアドレスを示す。同図の例では、情報端末のIDは「Hanako001」であり、情報端末のアドレスは「123.456.789.001」であると示されている。
預かり装置識別情報132は、情報端末からデータを受信して保持している中継装置を識別する中継装置のIDと、当該中継装置のアドレスを示す。同図の例では、中継装置のIDは「Musashi005」であり、中継装置のアドレスは「456.789.012.345」であると示されている。
バックアップデータID133は、情報端末がバックアップを行っているデータを識別する情報であり、当該データの名称を示す。同図の例では、「Photo1.jpg」「Photo2.jpg」の2つが、それぞれデータの名称として示されている。
バックアップデータ容量134は、情報端末がバックアップを行っているデータの容量を示す。同図の例では、データの容量は5MBである。
預かり期限135は、バックアップ対象のデータを中継装置において保持している期間を示す。同図の例では、2004年11月1日から2005年3月1日までの4ヶ月の期間は中継装置がデータを保持していることを示している。
署名136は、データを保持している中継装置によって、引換情報1300が作成されたことを示すための署名である。当該署名は、中継装置の秘密鍵を用いて、例えばRSA署名方法などの方法によって生成したものである。
<動作>
次に、中継装置の動作について説明する。なお、情報端末の動作は、実施の形態1と同一であるため説明を省略する。
図14は、実施の形態2における中継装置の動作を示すフローチャートである。同図の例では、中継装置が携帯電話機210の場合を説明する。なお、バックアップ装置は、バックアップサーバ900である。
ステップS141は図9に示すステップS91と同一の処理であり、また、ステップS142はステップS92と同一の処理であるため、ここでは説明を省略する。
ステップS142の処理によって、転送データが記憶部23に記憶されると、引換情報作成部28は、引換情報を作成し、作成した引換情報を、通信路50を介してバックアップサーバ900へ送信する(ステップS143)。
引換情報を送信すると、バックアップサーバ900から、当該転送データについて問い合わせがあった場合には、バックアップサーバ900に対する転送データの転送処理を開始する(ステップS144)。また、バックアップサーバ900などの他装置から当該転送データに対する問い合わせがない場合は、引換情報において示した預かり期限135に示された期間にしたがって、記憶部23において記憶している転送データの保持および消去を行う。
なお、引換情報は、画像データ等と比べると、データサイズが小さいため、通信路50のような低速の通信回線を用いてバックアップサーバ900へ送信したとしても、通信に要する負荷やコストは軽微で済む。
一方、バックアップサーバ900は、通信路50を介して引換情報を受信すると、受信した引換情報を記憶部94において記憶する。
その後、バックアップサーバ900へのバックアップを実行する情報端末のユーザが、万が一、情報端末を紛失した場合に、バックアップサーバ900が記憶している引換情報に基づいて、転送データを保持している中継装置に対して、転送データを転送するよう問い合わせて転送データを回収する。なお、回収方法については、例えばIPアドレスを用いてネットワークを用いる方法や、メモリカードなどのメディアを介する方法などが考えられる。
なお、上述の実施の形態2においては、中継装置は、作成した引換情報をバックアップ装置に対して送信することとしているが、これに限らず、情報端末などバックアップ装置以外の装置に対して送信することとしてもよい。この場合、情報端末のユーザは、受信した引換情報を、リムーバブルメディアなどに保管し、情報端末とは別に管理することができることとしてもよい。また、情報端末からバックアップ装置に対して引換情報を送信することとしてもよい。
<実施の形態3>
次に、実施の形態3にかかるバックアップシステムについて説明する。
<概要>
実施の形態3においては、バックアップ対象のデータを他装置に対して送信するときに、送信先の装置からも、送信先装置がバックアップを行うデータを受け取ることで、他の装置との間で、バックアップを実行するデータを互いに送受信することを特徴とする。
このとき、互いの装置の間で、バックアップを実行するデータに関する送受信条件情報をやりとりし、互いに送信する送受信条件情報に基づいて、相互バックアップの実行の可否を判断する。
これにより、一方の装置のみが、バックアップのために他装置の記憶容量を占有するといった事態を防ぎ、他装置との間で、公平な条件のもとで相互バックアップを行うことができる。以下、携帯電話機が相互にバックアップを行う場合を例にして説明する。
<構成>
図15は、相互にバックアップを行う機能を有する携帯電話機500の機能ブロック図である。なお、本実施形態では、携帯電話機500が、携帯電話機500と同一の構成を備える携帯電話機と相互にバックアップを行うものとする。
同図に示すように、携帯電話機500は、画像取得部11と、記憶部12と、バックアップ画像選択部13と、転送条件情報設定部14と、バックアップ情報生成部15と、送信部18と、送受信先選択部51と、送受信先認証部52と、受信部53と、送受信条件制御部54と、送受信条件生成部55とを備える。
なお、画像取得部11、記憶部12、バックアップ画像選択部13、転送条件情報設定部14、バックアップ情報生成部15は、実施の形態1における携帯電話機100と同一であるため説明を省略する。
送信部18は、データを送信する機能を有し、具体的な例としては、バックアップを実行するデータや、自機がバックアップを実行するデータに関する送受信条件情報を送信する。
送受信先選択部51は、相互にバックアップを行う携帯電話機を選択する。
送受信先認証部52は、相互にバックアップを行う携帯電話機を認証する。
受信部53は、相互にバックアップを行う携帯電話機から送信されてくるデータや、相互バックアップを行う相手側電話機から送信されてくる送受信条件情報を受信する。
送受信条件制御部54は、自機がバックアップを実行するデータに関する送受信条件情報と、相互バックアップを行う相手側電話機から送信されてくる送受信条件情報とに基づいて、相手側電話機との相互バックアップを制御する。
送受信条件生成部55は、自機がバックアップを実行するデータに関する送受信条件情報を生成する。
<データ>
ここで、送受信条件情報について説明する。
図16は、送受信条件情報を示す図である。同図の例では、自機がバックアップを実行するデータに関する送受信条件情報を送信条件1600aに示す。また、相互バックアップを行う相手側電話機がバックアップを実行するデータに関する情報を受信条件1600bに示す。本実施形態では、自機が送信した送受信条件情報と、相手側電話機から受信した送受信条件情報とに基づいて、相互バックアップの実行可否を判断する。
同図に示すように、送信条件1600aのデータ量161aは、自機がバックアップを実行するデータのデータ量を示す。
記録方法162aは、自機がバックアップを実行するデータを、相手側電話機においてどのように記録すべきかを示す。同図の例で「2重書き」となっているのは、データを2カ所に記録すべきであることを示す。
預かり期限163aは、相手側電話機に、バックアップを実行するデータを預かって欲しい期間を示す。同図の例では、2005年3月1日までの4ヶ月間、相手側電話機にデータを預かって欲しいことを示す。
また、受信条件1600bのデータ量161bは、相手側電話機がバックアップを実行するデータのデータ量を示す。
記録方法162bは、相手側電話機がバックアップを実行するデータを、自機においてどのように記録すべきかを示す。
預かり期限163bは、相手側電話機がバックアップを実行するデータを、自機において預かって欲しい期間を示す。同図の例では、2005年1月1日までの2ヶ月間、相手側電話機は自機においてデータを預かって欲しいことを示す。
<動作>
図17は、情報端末が他装置と行う相互バックアップの制御動作を示すフローチャートである。同図の例では、携帯電話機500が、相手側電話機と相互にバックアップデータを交換する処理までを示している。なお、互いにバックアップデータを預かった後、バックアップ装置に対してデータを転送する処理は、上述した実施の形態1における中継装置の動作と同一であるため、説明を省略する。
同図に示すように、携帯電話機500は、バックアップ画像選択部13によってバックアップ対象のデータを選択する(ステップS1701)。選択したデータに対して、転送条件情報設定部14によって転送条件情報を設定し、バックアップ情報生成部15によって、他装置に対して送信するデータを生成する(ステップS1702)。
送信するデータを生成すると、送受信条件生成部55によって、バックアップの対象となるデータについての送受信条件情報を生成する(ステップS1703)。具体的には、図16に示す送信条件1600aを生成する。一方、相手側電話機は、図16に示す受信条件1600bを生成しているものとする。
互いに送受信条件情報の生成を終えると、携帯電話機500は、送信部18によって送信条件1600aを送信し、受信部53によって受信条件1600bを受信する(ステップS1704)。
相手側電話機との間で送受信条件情報を交換すると、送受信条件制御部54は、交換した送受信条件情報を数値化して、互いに公平な相互バックアップとなる送受信条件になっているか判断する(ステップS1705)。
数値化の方法としては、例えば、必要なメモリ容量×期限で計算する場合が考えられる。図16の例で説明すると、携帯電話機500から送信した送信条件1600aによると、送受信条件情報を数値化した値は、5MB×2重書き×4ヶ月=40となる。一方、相手側電話機から受信した受信情報1600bによると、送受信条件情報を数値化した値は、20MB×1重書き×2ヶ月=40となる。このように、互いに送受信した送受信条件情報が同一の値となる場合、送受信条件制御部54は、公平な相互バックアップとなっていると判断する(ステップS1705:YES)。
また、送受信条件制御部54は、互いに送受信した送受信条件情報を数値化した値に基づいて、公平な相互バックアップとなっていないと判断した場合(ステップS1705:NO)、バックアップデータの交換が公平になるように、データの送受信を制御する(ステップS1706)。例えば、仮に、携帯電話機500がバックアップを実行するデータの容量が10MBの場合、送信条件を数値化した値は、10MB×2重書き×4ヶ月=80となり、受信条件1600bを数値化した値と等しくならないので、送受信制御部54は、公平な相互バックアップとなっていないと判断する。この場合、例えば、相手側電話機から受け付けるデータのデータ量を40MBとする。これにより、相手側電話機の送受信条件情報を数値化した値が40MB×1重書き×2ヶ月=80となり、相手側電話機と公平な送受信条件となる。
送受信条件制御部54による制御を終えると、相手側電話機との間で、バックアップデータを交換する(ステップS1707)。
以上のように実施の形態3にかかるバックアップシステムについて説明してきたが、上述の例に限られるものではなく、様々な応用例が考えられる。
例えば、上述の例では、図17のステップS1705の説明において、自機と相手側電話機とで互いに送受信した送受信条件情報を数値化し、数値化した値が同一の値となる場合に、送受信条件制御部54は、公平なバックアップとなっていると判断すると説明したが、同一の値となる場合に限らず、数値化した値の差が所定の閾値以下である場合や、例えば一方の値の70%以上130%以下など、所定の割合の範囲内である場合のように、公平な送受信条件とみなせるよう、判断基準に幅を持たせてもよい。
また、上述の実施例では、公平な送受信条件とみなせるときに、相互にバックアップを開始することとしているが、公平な送受信条件とみなせる場合であっても、相手側電話機が転送条件情報に示される条件を満たさない場合は、相互バックアップを許可しないこととしてもよい。これにより、転送を望まない相手とのデータの交換を避けることができる。
また、送受信条件情報を数値化した値が同一とならない場合に、数値化した値の差に相当する分については、上述の例では、ステップS1706において、公平な送受信条件となるよう制御を行ったり、また差が一定範囲内などの場合は公平な送受信条件とみなしたりしていたが、これに限らず、例えば数値化した値の差に相当する分を、バックアップを行うことができる権利やチケットとしておき、次回以降のバックアップ時に使用することとしてもよい。なお、この場合、権利やチケット等が発生した相手側電話機以外の装置との間で相互にバックアップを実行する際にも、当該権利やチケット等を使用できることとしてもよい。
さらに、数値化した値の差に相当する分については、バックアップとは別の価値を有する情報やインセンティブに変換できることとしてもよい。例えば、電子マネーやポイントなど、金銭的価値を有するバリュー情報に変換できることとしてもよいし、他装置の計算能力など、自機以外の装置の処理能力を使用する権利や、他装置と通信を行う際に、自機の方が広い帯域幅を使用できる権利や、動画像等の商用コンテンツを視聴する権利に変換できることとしてもよい。
また、上述の実施例の他に、転送条件情報を用いた転送を行わず、バックアップ対象のデータを相互に記憶するとした構成も本発明に含まれる。
また、ステップS1703の説明においては、送受信条件生成部55による送受信条件情報の生成方法について、図16に示す送受信条件情報を生成することとしたが、この他にも、ユーザの入力に基づいて生成するとしてもよいし、バックアップデータの容量など、バックアップを実行するデータに関する情報に基づいて、自動的に生成することとしてもよい。
また、送受信条件情報には、他にも、バックアップを実行するデータを保存するメディアの信頼性や、保存メディアの安全性など、バックアップデータを記憶する記録媒体に関する条件を含めてもよい。
<補足>
(その他の変形例)
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上述の実施の形態においては、情報端末が携帯電話機の場合を例にして説明してきたが、携帯電話機に限らず、通信機能を備える通信装置も含まれる。通信装置とは、例えばPDA(Personal Digital Assistance)やパーソナルコンピュータ、パームトップ等である。
(2)上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレィユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(3)上記の情報端末、中継装置、バックアップ装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSI(LargeScale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。前記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。これらシステムLSIは、個別に1チップ化されてもよいし、一部またはすべてを含むように1チップ化されてもよい。また、システムLSIは、集積度の違いにより、IC、LSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてあり得る。
(4)本発明は、上述したバックアップ方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
(5)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明にかかるバックアップシステムは、特に、携帯電話機のような移動通信機器を使用する環境においてバックアップを実行する際に有用である。
本発明の実施の形態1におけるバックアップシステム1000の概略を示した図である。 携帯電話機100の機能ブロック図である。 携帯電話機200の機能ブロック図である。 バックアップサーバ300の機能ブロック図である。 バックアップサーバ900の機能ブロック図である。 転送条件情報600を示す図である。 信頼閾値表700を示す図である。 情報端末の動作を示すフローチャートである。 中継装置の動作を示すフローチャートである。 バックアップ装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2におけるバックアップシステム2000の概略を示した図である。 実施の形態2の携帯電話機210の機能ブロック図である。 引換情報1300を示す図である。 実施の形態2における中継装置の動作を示すフローチャートである。 相互にバックアップを行う機能を有する携帯電話機500の機能ブロック図である。 送受信条件情報を示す図である。 情報端末が他装置と行う相互バックアップの制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100、200、201、210、211 携帯電話機
300、301、900 バックアップサーバ
11 画像取得部
12 記憶部
13 バックアップ画像選択部
14 転送条件情報設定部
15 バックアップ情報生成部
16 送信先選択部
17 送信先認証部
18 送信部
21 受信元認証部
22 受信部
23 記憶部
24 制御部
25 送信先選択部
26 送信先認証部
27 送信部
28 引換情報作成部
31 受信元認証部
32 受信部
33 記憶部
34 制御部
35 送信先選択部
36 送信先認証部
37 送信部
51 送受信先選択部
52 送受信先認証部
54 送受信条件制御部
55 送受信条件生成部
91 受信元認証部
92 受信部
93 データ取り出し部
94 記憶部

Claims (22)

  1. 情報端末とバックアップ装置との間で転送データの中継をする中継装置であって、
    転送データの転送先の候補となる転送先装置に関する装置情報を記憶している装置情報記憶手段と、
    転送データ、および、当該転送データを中継する中継装置が満たすべき条件を示し、当該転送データの保護に関する条件を含む転送条件情報を受信する受信手段と、
    前記装置情報により示される転送先装置のうちから、受信した前記転送条件情報が示す条件を満たす転送先装置を選択し、前記選択にしたがって、受信した転送データの転送を制御する転送制御手段とを備え、
    前記装置情報記憶手段に記憶されている前記装置情報は、前記転送先装置各々の信頼度を示す信頼値を含む情報であり、
    前記転送条件情報は、転送先装置が満たすべき信頼値の閾値を含み、
    前記転送制御手段は、前記転送条件情報によって示される信頼値の閾値を満たす装置を前記転送先装置として選択する
    ことを特徴とする中継装置。
  2. 情報端末とバックアップ装置との間で転送データの中継をする中継装置であって、
    転送データの転送先の候補となる転送先装置に関する装置情報を記憶している装置情報記憶手段と、
    転送データ、および、当該転送データを中継する中継装置が満たすべき条件を示し、当該転送データの保護に関する条件を含む転送条件情報を受信する受信手段と、
    前記装置情報により示される転送先装置のうちから、受信した前記転送条件情報が示す条件を満たす転送先装置を選択し、前記選択にしたがって、受信した転送データの転送を制御する転送制御手段とを備え、
    前記転送制御手段は、さらに、
    転送データに対して、所定の加工処理を行う加工処理部を含み、
    受信した転送データに対して前記加工処理を行ってから転送先装置へ転送するよう制御する
    ことを特徴とする中継装置。
  3. 前記転送制御手段は、
    前記装置情報に示される転送先装置が前記転送条件情報に示される条件を満たさない場合には、受信した転送データに対して前記加工処理部による前記加工処理を行い、前記加工処理後の転送データを当該転送先装置に対して転送するよう制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の中継装置。
  4. 前記加工処理部が行う前記加工処理とは、転送データに対して前記中継装置の識別情報をウォーターマークとして挿入することである
    ことを特徴とする請求項記載の中継装置。
  5. 情報端末とバックアップ装置との間で転送データの中継をする中継装置であって、
    転送データの転送先の候補となる転送先装置に関する装置情報を記憶している装置情報記憶手段と、
    転送データ、および、当該転送データを中継する中継装置が満たすべき条件を示し、当該転送データの保護に関する条件を含む転送条件情報を受信する受信手段と、
    前記装置情報により示される転送先装置のうちから、受信した前記転送条件情報が示す条件を満たす転送先装置を選択し、前記選択にしたがって、受信した転送データの転送を制御する転送制御手段とを備え、
    前記受信手段は、さらに、
    前記バックアップ装置による前記転送データの受信期限、または前記中継装置による前記転送データの預かり期限、または前記転送データの消去期限のうち少なくとも1つを受信し、
    前記中継装置は、前記受信期限を受信したときは、当該受信期限が到来するまでに、対応する前記転送データが前記バックアップ装置によって受信されるよう前記転送制御手段による前記制御を行い、
    前記預かり期限を受信したときは、当該預かり期限が到来するまで、対応する前記転送データを保持し、
    前記消去期限を受信したときは、当該消去期限が到来すると、対応する前記転送データを消去する
    ことを特徴とする中継装置。
  6. 情報端末とバックアップ装置との間でネットワークを介して送信される転送データの中継をする中継装置であって、
    転送データを保持する保持手段と、
    前記中継装置の前記ネットワーク上における位置を示す位置情報を含み、前記転送データを、前記中継装置において保持していることを示す引換情報を作成し、作成した引換情報を前記バックアップ装置へ送信する引換情報送信手段と、
    前記引換情報を受信した前記バックアップ装置から、前記引換情報に対応する前記転送データの転送要求を受け付ける転送要求受付手段と、
    前記転送要求受付手段により前記転送要求を受け付けると、当該転送要求にかかる前記転送データを前記バックアップ装置へ転送するよう制御する転送制御手段とを備える
    ことを特徴とする中継装置。
  7. 転送データを中継する1以上の中継装置を介して前記転送データをバックアップ装置へ送信する情報端末であって、
    バックアップの実行対象となる転送データを記憶する記憶手段と、
    前記転送データの中継を前記中継装置に依頼する場合における、当該中継装置に対する要求もしくは当該中継装置に与える報酬を示す第1送受信条件情報を設定する設定手段と、
    転送データを中継装置へ送信する前に、前記中継装置から、当該中継装置が許容する前記情報端末からの要求もしくは当該中継装置が求める報酬を示す第2送受信条件情報を受信する受信手段と、
    前記第1送受信条件情報と前記第2送受信条件情報とに基づいて、前記中継装置が前記転送の依頼を受け付けることができるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断結果が肯定的である場合に、前記転送データを当該中継装置へ送信する送信手段とを備える
    ことを特徴とする情報端末。
  8. 前記第1および前記第2送受信条件情報は、前記情報端末が転送を希望する転送データのデータサイズ、前記中継装置に前記転送データを保持させる保持期限、前記中継装置に前記転送データを媒体に記録させる記録方法、前記転送データの保持に対するインセンティブのうち少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする請求項記載の情報端末。
  9. 第1転送データを中継する1以上の中継装置を介して前記転送データを第1バックアップ装置へ送信するとともに、他の装置の保持する第2転送データを第2バックアップ装置へ中継する情報端末であって、
    バックアップの実行対象となる第1および第2転送データを記憶する記憶手段と、
    前記第1転送データの中継を前記中継装置に依頼する場合における、当該中継装置に対する要求もしくは当該中継装置に与える報酬を示す第1送信受信条件情報を設定する設定手段と、
    転送データを中継装置へ送信する前に、前記中継装置から、当該中継装置が前記第2転送データの中継を前記情報端末に依頼する場合における、前記情報端末に対する要求もしくは前記情報端末に与えられる報酬を示す第2送信受信条件情報を受信する受信手段と、
    前記第1送受信条件情報と前記第2送受信条件情報とに基づいて、前記第1送受信条件 情報が示す要求もしくは報酬と、前記第2送受信条件情報が示す要求もしくは報酬とが等価であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断結果が肯定的である場合に、前記第1転送データを当該中継装置へ送信し、前記第2転送データを当該中継装置から受信する通信手段とを備える
    ことを特徴とする情報端末。
  10. 前記第1送受信条件情報は、前記第1転送データのデータサイズ、前記中継装置に前記第1転送データを保持させる保持期限、前記中継装置に前記第1転送データを媒体に記録させる記録方法、前記第1転送データの保持に対するインセンティブのうち少なくとも1つを含み、
    前記第2送受信条件情報は、前記第2転送データのデータサイズ、前記情報端末に前記第2転送データを保持させる保持期限、前記情報端末に前記第2転送データを媒体に記録させる記録方法、前記第2転送データの保持に対するインセンティブのうち少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする請求項9記載の情報端末。
  11. 前記インセンティブは、金銭的価値を有するバリュー情報、中継装置に対して所定の処理を行わせる権利を示す中継装置制御情報、所定のコンテンツを視聴する権利を示す視聴権利情報、のうち少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする請求項8若しくは請求項10記載の情報端末。
  12. 情報端末から送信された転送データを、請求項6記載の中継装置による中継を介して受信するバックアップ装置であって、
    前記中継装置から前記引換情報を受信する引換情報受信手段と、
    受信した前記引換情報に含まれる位置情報が示すネットワーク上の位置にある中継装置に対して、前記引換情報に示される前記転送データの転送要求を送信する転送要求送信手段と、
    送信した転送要求にかかる転送データを受信するバックアップデータ受信手段と、
    受信した転送データを記憶するバックアップデータ記憶手段とを備える
    ことを特徴とするバックアップ装置。
  13. 情報端末とバックアップ装置との間で転送データの中継をする中継装置で用いられる中継方法であって、
    前記中継装置は、転送データの転送先の候補となる転送先装置に関する装置情報を記憶しており、
    前記中継方法は、
    転送データ、および、当該転送データを中継する中継装置が満たすべき条件を示し、当該転送データの保護に関する条件を含む転送条件情報を受信する受信ステップと、
    前記装置情報により示される転送先装置のうちから、受信した前記転送条件情報が示す条件を満たす転送先装置を選択し、前記選択にしたがって、受信した転送データの転送を制御する転送制御ステップとを含み、
    前記中継装置が記憶している前記装置情報は、前記転送先装置各々の信頼度を示す信頼値を含む情報であり、
    前記転送条件情報は、転送先装置が満たすべき信頼値の閾値を含み、
    前記転送制御ステップは、前記転送条件情報によって示される信頼値の閾値を満たす装置を前記転送先装置として選択する
    ことを特徴とする中継方法。
  14. 情報端末とバックアップ装置との間で転送データの中継をする中継装置で用いられる中継方法であって、
    前記中継装置は、転送データの転送先の候補となる転送先装置に関する装置情報を記憶しており、
    前記中継方法は、
    転送データ、および、当該転送データを中継する中継装置が満たすべき条件を示し、当該転送データの保護に関する条件を含む転送条件情報を受信する受信ステップと、
    前記装置情報により示される転送先装置のうちから、受信した前記転送条件情報が示す条件を満たす転送先装置を選択し、前記選択にしたがって、受信した転送データの転送を制御する転送制御ステップとを含み、
    前記転送制御ステップは、さらに、
    転送データに対して、所定の加工処理を行う加工処理ステップを含み、
    受信した転送データに対して前記加工処理を行ってから転送先装置へ転送するよう制御する
    ことを特徴とする中継方法。
  15. 情報端末とバックアップ装置との間で転送データの中継をする中継装置で用いられる中継方法であって、
    前記中継装置は、転送データの転送先の候補となる転送先装置に関する装置情報を記憶しており、
    前記中継方法は、
    転送データ、および、当該転送データを中継する中継装置が満たすべき条件を示し、当該転送データの保護に関する条件を含む転送条件情報を受信する受信ステップと、
    前記装置情報により示される転送先装置のうちから、受信した前記転送条件情報が示す条件を満たす転送先装置を選択し、前記選択にしたがって、受信した転送データの転送を制御する転送制御ステップとを含み、
    前記受信ステップは、さらに、
    前記バックアップ装置による前記転送データの受信期限、または前記中継装置による前記転送データの預かり期限、または前記転送データの消去期限のうち少なくとも1つを受信し、
    前記中継方法は、前記受信期限を受信したときは、当該受信期限が到来するまでに、対応する前記転送データが前記バックアップ装置によって受信されるよう前記転送制御ステップによる前記制御を行い、
    前記預かり期限を受信したときは、当該預かり期限が到来するまで、対応する前記転送データを保持し、
    前記消去期限を受信したときは、当該消去期限が到来すると、対応する前記転送データを消去する
    ことを特徴とする中継方法。
  16. 情報端末とバックアップ装置との間でネットワークを介して送信される転送データの中継をする中継装置で用いられる中継方法であって、
    前記中継装置は、転送データを保持しており、
    前記中継方法は、
    前記中継装置の前記ネットワーク上における位置を示す位置情報を含み、前記転送データを、前記中継装置において保持していることを示す引換情報を作成し、作成した引換情報を前記バックアップ装置へ送信する引換情報送信ステップと、
    前記引換情報を受信した前記バックアップ装置から、前記引換情報に対応する前記転送データの転送要求を受け付ける転送要求受付ステップと、
    前記転送要求受付ステップにより前記転送要求を受け付けると、当該転送要求にかかる前記転送データを前記バックアップ装置へ転送するよう制御する転送制御ステップと含む
    ことを特徴とする中継方法。
  17. 転送データを中継する1以上の中継装置を介して前記転送データをバックアップ装置へ送信する情報端末で用いられる制御方法であって、
    前記情報端末は、バックアップの実行対象となる転送データを記憶しており、
    前記制御方法は、
    前記転送データの中継を前記中継装置に依頼する場合における、当該中継装置に対する要求もしくは当該中継装置に与える報酬を示す第1送受信条件情報を設定する設定ステップと、
    転送データを中継装置へ送信する前に、前記中継装置から、当該中継装置が許容する前 記情報端末からの要求もしくは当該中継装置が求める報酬を示す第2送受信条件情報を受信する受信ステップと、
    前記第1送受信条件情報と前記第2送受信条件情報とに基づいて、前記中継装置が前記転送の依頼を受け付けることができるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップによる判断結果が肯定的である場合に、前記転送データを当該中継装置へ送信する送信ステップとを含む
    ことを特徴とする制御方法。
  18. 第1転送データを中継する1以上の中継装置を介して前記転送データを第1バックアップ装置へ送信するとともに、他の装置の保持する第2転送データを第2バックアップ装置へ中継する情報端末で用いられる制御方法あって、
    前記情報端末は、バックアップの実行対象となる第1および第2転送データを記憶する記憶手段を備え、
    前記制御方法は、
    前記第1転送データの中継を前記中継装置に依頼する場合における、当該中継装置に対する要求もしくは当該中継装置に与える報酬を示す第1送信受信条件情報を設定する設定ステップと、
    転送データを中継装置へ送信する前に、前記中継装置から、当該中継装置が前記第2転送データの中継を前記情報端末に依頼する場合における、前記情報端末に対する要求もしくは前記情報端末に与えられる報酬を示す第2送信受信条件情報を受信する受信ステップと、
    前記第1送受信条件情報と前記第2送受信条件情報とに基づいて、前記第1送受信条件情報が示す要求もしくは報酬と、前記第2送受信条件情報が示す要求もしくは報酬とが等価であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップによる判断結果が肯定的である場合に、前記第1転送データを当該中継装置へ送信し、前記第2転送データを当該中継装置から受信する通信ステップとを含む
    ことを特徴とする制御方法。
  19. 情報端末とバックアップ装置との間で転送データの中継をする中継装置で用いられる集積回路であって、
    転送データの転送先の候補となる転送先装置に関する装置情報を記憶している装置情報記憶手段と、
    転送データ、および、当該転送データを中継する中継装置が満たすべき条件を示し、当該転送データの保護に関する条件を含む転送条件情報を受信する受信手段と、
    前記装置情報により示される転送先装置のうちから、受信した前記転送条件情報が示す条件を満たす転送先装置を選択し、前記選択にしたがって、受信した転送データの転送を制御する転送制御手段とを備え、
    前記転送制御手段は、さらに、
    転送データに対して、所定の加工処理を行う加工処理部を含み、
    受信した転送データに対して前記加工処理を行ってから転送先装置へ転送するよう制御する
    ことを特徴とする集積回路。
  20. 情報端末とバックアップ装置との間で転送データの中継をする中継装置で用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記中継装置は、転送データの転送先の候補となる転送先装置に関する装置情報を記憶しており、
    前記コンピュータプログラムは、
    転送データ、および、当該転送データを中継する中継装置が満たすべき条件を示し、当該転送データの保護に関する条件を含む転送条件情報を受信する受信ステップと、
    前記装置情報により示される転送先装置のうちから、受信した前記転送条件情報が示す条件を満たす転送先装置を選択し、前記選択にしたがって、受信した転送データの転送を制御する転送制御ステップとを備え、
    前記転送制御ステップは、さらに、
    転送データに対して、所定の加工処理を行う加工処理ステップを含み、
    受信した転送データに対して前記加工処理を行ってから転送先装置へ転送するよう制御する
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  21. 第1転送データを中継する1以上の中継装置を介して前記転送データを第1バックアップ装置へ送信するとともに、他の装置の保持する第2転送データを第2バックアップ装置へ中継する情報端末で用いられる集積回路であって、
    バックアップの実行対象となる第1および第2転送データを記憶する記憶手段と、
    前記第1転送データの中継を前記中継装置に依頼する場合における、当該中継装置に対する要求もしくは当該中継装置に与える報酬を示す第1送信受信条件情報を設定する設定手段と、
    転送データを中継装置へ送信する前に、前記中継装置から、当該中継装置が前記第2転送データの中継を前記情報端末に依頼する場合における、前記情報端末に対する要求もしくは前記情報端末に与えられる報酬を示す第2送信受信条件情報を受信する受信手段と、
    前記第1送受信条件情報と前記第2送受信条件情報とに基づいて、前記第1送受信条件情報が示す要求もしくは報酬と、前記第2送受信条件情報が示す要求もしくは報酬とが等価であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断結果が肯定的である場合に、前記第1転送データを当該中継装置へ送信し、前記第2転送データを当該中継装置から受信する通信手段とを備える
    ことを特徴とする集積回路。
  22. 第1転送データを中継する1以上の中継装置を介して前記転送データを第1バックアップ装置へ送信するとともに、他の装置の保持する第2転送データを第2バックアップ装置へ中継する情報端末で用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記情報端末は、バックアップの実行対象となる第1および第2転送データを記憶する記憶手段を備え、
    前記コンピュータプログラムは、
    前記第1転送データの中継を前記中継装置に依頼する場合における、当該中継装置に対する要求もしくは当該中継装置に与える報酬を示す第1送信受信条件情報を設定する設定ステップと、
    転送データを中継装置へ送信する前に、前記中継装置から、当該中継装置が前記第2転送データの中継を前記情報端末に依頼する場合における、前記情報端末に対する要求もしくは前記情報端末に与えられる報酬を示す第2送信受信条件情報を受信する受信ステップと、
    前記第1送受信条件情報と前記第2送受信条件情報とに基づいて、前記第1送受信条件情報が示す要求もしくは報酬と、前記第2送受信条件情報が示す要求もしくは報酬とが等価であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップによる判断結果が肯定的である場合に、前記第1転送データを当該中継装置へ送信し、前記第2転送データを当該中継装置から受信する通信ステップとを含む
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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