JP2000078070A - 移動通信機器のメモリバックアップ方式、移動通信機器のメモリバックアップシステム、移動通信機器及び情報送受信装置 - Google Patents

移動通信機器のメモリバックアップ方式、移動通信機器のメモリバックアップシステム、移動通信機器及び情報送受信装置

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JP2000078070A
JP2000078070A JP10242919A JP24291998A JP2000078070A JP 2000078070 A JP2000078070 A JP 2000078070A JP 10242919 A JP10242919 A JP 10242919A JP 24291998 A JP24291998 A JP 24291998A JP 2000078070 A JP2000078070 A JP 2000078070A
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mobile communication
backup
transmitting
communication device
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JP10242919A
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English (en)
Inventor
Masashi Hanebuchi
真史 羽渕
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NTT Data Group Corp
Original Assignee
NTT Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックアップ情報を、指定された1又は複数
の移動通信機器へ転送することができるようにする。 【解決手段】 操作部131のバックアップ用スイッチ
を操作すると、携帯電話機11はバックアップデータの
転送モードになる。メモリバックアップセンタ5と携帯
電話機11とを接続する。携帯電話機11からの電話番号
及びパスワードの正当性を制御部31が確認すると、セ
ンタ5から転送許可の通知が携帯電話機11に送信され
る。制御部231は記憶部171のバックアップデータを
センタ5へ転送し、データは制御部31により記憶部2
9に格納される。次に、操作部131のバックアップデ
ータ転送要求用スイッチを操作すると、携帯電話機11
はバックアップデータを受信するモードになる。センタ
5と携帯電話機11とを接続する。携帯電話機11からの
電話番号及びパスワードの正当性を制御部31が確認す
ると、センタ5から転送要求に対応するバックアップデ
ータが送信され、それを携帯電話機11側で受信し、そ
れを制御部231が記憶部171に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信機器のメ
モリバックアップ方式、移動通信機器のメモリバックア
ップシステム、移動通信機器及び情報送受信装置に関す
るものである。以下、移動通信機器として、携帯電話機
を例にとり説明する。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯電話機のメモリに、電話番号
や、住所録や、行動の日程などの各種情報を、必要に応
じて記憶させる携帯電話機利用者が増加している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な携帯電話機利用者においては、上述した情報を手帳や
メモ帳等に記録していないのが一般的である。そのた
め、上記利用者が携帯電話機を紛失した場合には、それ
に伴って上記情報も喪失してしまうことになり、紛失し
た携帯電話機を見付け出さない限り、利用者が上記情報
を回復することは困難であった。
【0004】従って本発明の目的は、バックアップ情報
を、指定された1又は複数の移動通信機器へ転送するこ
とができるようにすることにある。
【0005】また、本発明の別の目的は、移動通信機器
を紛失した場合でも、その移動通信機器に蓄積しておい
た情報を確実に回復できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に従
う移動通信機器のメモリバックアップ方式は、複数の移
動通信機器と、バックアップメモリを有し、移動体通信
網を介して各々の移動通信機器に接続される情報送受信
装置とを備え、移動通信機器は、ユーザからの情報転送
指令に応じて、内蔵するメモリに蓄積中の情報を移動体
通信網を介して情報送受信装置に転送することにより、
バックアップメモリに蓄積するようにしている。
【0007】上記構成によれば、ユーザが所望したとき
に上記メモリに蓄積中の情報を情報送受信装置に転送し
て、上記バックアップメモリに蓄積することができる。
【0008】本発明の第2の側面に従う移動通信機器の
メモリバックアップ方式は、複数の移動通信機器と、バ
ックアップメモリを有し、移動体通信網を介して各々の
移動通信機器に接続される情報送受信装置とを備え、情
報送受信装置は、移動通信機器から転送された情報をバ
ックアップメモリに蓄積すると共に、移動通信機器から
の情報転送要求に応じて、蓄積している情報を移動通信
機器に転送するようにしている。
【0009】上記構成によれば、情報送受信装置は、移
動通信機器からの情報転送要求に応じて、蓄積している
情報を移動通信機器に転送するようにしているので、移
動通信機器を紛失した場合でも、その移動通信機器に蓄
積しておいた情報を確実に回復できる。
【0010】本発明の第3の側面に従う移動通信機器の
メモリバックアップシステムは、複数の移動通信機器
と、移動体通信網を通じて各々の移動通信機器に接続さ
れる情報送受信装置とを備え、移動通信機器は、与えら
れた情報を記憶する手段と、ユーザからの情報転送指令
に応じて、情報送受信装置に上記情報のバックアップを
要求し、要求が容れられたとき上記情報を送信する手段
と、情報送受信装置に対し蓄積中のバックアップ情報の
転送を要求する手段と、情報送受信装置から受信したバ
ックアップ情報を、記憶手段に書き込む手段とを有し、
情報送受信装置は、受信した情報のバックアップ情報と
しての正当性を判定する手段と、正当と判定されたバッ
クアップ情報を蓄積する手段と、受信した転送要求が正
当なものであるとき、蓄積手段から転送要求に対応する
バックアップ情報を読み出して転送要求の送信元である
移動通信機器に送信する手段とを有する。
【0011】上記構成によれば、ユーザが所望したとき
に移動通信機器の記憶手段に蓄積中の情報を情報送受信
装置に転送して、上記蓄積手段に蓄積することができ、
ユーザの所望に応じて蓄積中の情報を情報送受信装置か
ら転送して貰える。
【0012】本発明の第4の側面に従う情報送受信装置
は、受信した情報のバックアップ情報としての正当性を
判定する手段と、正当と判定されたバックアップ情報を
蓄積する手段と、受信した転送要求が正当なものである
とき、蓄積手段から転送要求に対応するバックアップ情
報を読み出して転送要求の送信元に送信する手段とを備
える。
【0013】上記構成によれば、情報送受信装置は、移
動通信機器からの転送要求に応じて、蓄積している情報
を移動通信機器に送信するようにしているので、移動通
信機器を紛失した場合でも、その移動通信機器に蓄積し
ておいた情報を確実に回復できる。
【0014】本発明の第4の側面に係る好適な実施形態
では、判定対象になる情報は、移動体通信網を通じて複
数の移動通信機器のいずれかから送信される。正当と判
定されたバックアップ情報は、その送信元である移動通
信機器を識別可能な状態で蓄積手段に蓄積される。移動
通信機器から上述した情報の送信に先立って送信される
電話番号情報及びパスワード情報が正当であると判定さ
れたときのみ、判定手段は、上記情報を正当なバックア
ップ情報であると判定する。上述した転送要求は、移動
通信機器から転送要求に先立って送信される電話番号情
報及びパスワード情報が正当であると判定されたとき、
その正当性を認められる。上記転送要求が、正当でない
と判定されたときには、送信手段によるバックアップ情
報の送信が禁止される。
【0015】送信手段は、正当であると判定された電話
番号情報及びパスワード情報を送信してきた1又は複数
の移動通信機器に、蓄積されたバックアップ情報を送信
する。
【0016】上述した実施形態の変形例では、送信手段
は、正当であると判定された電話番号情報及びパスワー
ド情報を送信してきた1又は複数の移動通信機器が指定
したファクシミリ端末に、蓄積されたバックアップ情報
を送信する。
【0017】本発明の第5の側面に従う移動通信機器
は、与えられた情報を記憶する手段と、ユーザからの情
報転送指令に応じて、所定の情報送受信装置に情報のバ
ックアップを要求し、要求が容れられたとき上記情報を
送信する手段と、情報送受信装置に対し蓄積中のバック
アップ情報の転送を要求する手段と、情報送受信装置か
ら受信したバックアップ情報を、記憶手段に書き込む手
段とを備える。
【0018】本発明の第5の側面に係る好適な実施形態
では、移動通信機器は、移動体通信網を通じて情報送受
信装置との間、又は互いの間で通信を行う複数の携帯電
話機、複数のPHS、複数のポケットベルのいずれかで
ある。バックアップの要求又は前記転送の要求は、移動
通信機器に付与された電話番号情報及びパスワード情報
と共に送信される。バックアップ情報は、暗号化されて
から情報送受信装置に送信される。バックアップ情報
は、電話番号、住所録、行動の日程等の諸情報を含んで
いる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施形態に係る移動通
信機器のメモリバックアップシステムの全体構成を示す
ブロック図である。
【0021】上記システムは、図示のように、複数台の
携帯電話機11〜1nと、移動体通信網3と、メモリバッ
クアップセンタ(センタ)5とを備える。
【0022】各携帯電話機11〜1nは、夫々内部構成が
同一であるので、本実施形態では携帯電話機11を構成
する各部のみを示してそれら各部の動作を説明し、その
他の携帯電話機12〜1nについては、それらを構成する
各部の図示及び説明を省略する。
【0023】携帯電話機11は、図示のように、アンテ
ナ71と、送受信部91と、表示部111と、操作部131
と、音声処理部151と、記憶部171と、マイク191
と、スピーカ211と、制御部231とを備える。
【0024】送受信部91は、受信側周波数変換部と、
受信側モデムと、送信側モデムと、送信側周波数変換部
とを備える。受信側周波数変換部は、アンテナ71が受
信した信号を、例えばアンテナスイッチ等の送/受信振
分手段を介して入力し、所定の信号処理を施すことによ
り所定の中間周波数(IF)信号に変換し、このIF信
号を受信側モデムに出力する。受信側モデムは、受信側
周波数変換部からの上記IF信号を所定の情報に復調
し、その情報を受信データとして制御部231に出力す
る。送信側モデムは、制御部231からの所定の情報を
変調して変調波を生成し、これを送信側周波数変換部に
出力する。送信側周波数変換部は、送信側モデムからの
変調波に所定の信号処理を施すことにより所定のIF信
号に変換し、このIF信号を、送/受信振分手段を介し
てアンテナ71から輻射する。
【0025】表示部111は、例えば携帯電話機11の動
作モードや電話番号や通話時間等の各種情報(データ)
等を表示するための液晶表示器や、スイッチ類のオン/
オフ等を示すLED(発光ダイオード)等から構成され
ており、制御部231の制御下で上記各種データを表示
する。
【0026】操作部131は、例えば通話の相手先の電
話番号を入力するための数値キーや、オンフック/オフ
フックを行うためのスイッチや、音声出力を可変するボ
リュームスイッチ等を備える。操作部131は、更に、
記憶部171に記憶されている各種データをバックアッ
プするためにセンタ5へ転送するときに操作するスイッ
チ(バックアップ用スイッチ)や、センタ5へバックア
ップデータの転送を要求するとき操作するスイッチ(バ
ックアップデータ転送要求用スイッチ)をも備える。上
述したキーの操作情報や各種スイッチの操作情報は、操
作部131から制御部231に出力される。
【0027】音声処理部151は、受信側スピーチコー
デックと、受信側PCM(パルス符号変調)コーデック
と、送信側PCMコーデックと、送信側スピーチコーデ
ックとを備える。受信側スピーチコーデックは、制御部
231からのADPCM音声信号を復号化することによ
り伸張して受信側PCMコーデックに出力する。受信側
PCMコーデックは、受信側スピーチコーデックからの
PCM(ディジタル)音声信号をアナログ音声信号に変
換し、スピーカ211から音声として出力する。送信側
PCMコーデックは、マイク191から入力されるアナ
ログ音声信号をPCM音声信号に変換し、送信側スピー
チコーデックに出力する。送信側スピーチコーデック
は、送信側PCMコーデックからのPCM音声信号を、
ADPCM音声信号に符号化することにより圧縮して制
御部231に出力する。
【0028】記憶部171は、ROM及びRAMから構
成されている。ROMには、制御部231が所定の処理
動作を実行するための制御用プログラムや種々のパラメ
ータ等が格納されている。RAMには、制御部231の
処理動作により生成されるデータや、通話先の相手方住
所や電話番号のようなデータで構成される住所録や行動
のスケジュール等のバックアップする必要がある各種デ
ータ(バックアップデータ)が格納されている。なお、
RAMはワーキングエリアとしても用いられる。
【0029】制御部231は、送信側通信制御部と、受
信側通信制御部と、上記ROMに格納されている制御用
プログラムに基づいて各通信制御部の制御動作を監視、
制御する演算処理部とを備える。送信側通信制御部は、
音声処理部151から出力されるADPCM音声信号
(音声データ)に制御データ等を付加し、スクランブル
等を付与した後に、同期信号等を付加して1スロット分
の送信データを生成する。そして、この送信データを所
定のタイミングでフレーム内の所定スロットに挿入し、
上述した送信側モデムに出力する。送信側通信制御部
は、また、バックアップ用スイッチの操作情報が操作部
131から与えられると、携帯電話機11自身の電話番号
及びパスワードを上記態様で送信側モデムに出力する。
そして、センタ5側から上記バックアップデータの転送
許可が得られた旨の通知を受信側通信制御部から受ける
と、記憶部171から上述したバックアップデータを読
み出し、上記各データを、送信側モデムから送信側周波
数変換部及びアンテナ71を介してセンタ5側に送信す
る。送信側通信制御部は、また、上記バックアップデー
タのセンタ5側への転送を終了すると、演算処理部を通
じて表示部111に『転送終了』を表示させる。送信側
通信制御部は、更に、バックアップデータ転送要求用ス
イッチの操作情報が操作部131から与えられると、そ
の転送要求と携帯電話機11自身の電話番号及びパスワ
ードを上記態様で送信側モデムに出力する。受信側通信
制御部は、上述した受信側モデムから出力される受信デ
ータより所定のタイミングで1スロット分のデータを取
り出し、このデータの中から同期信号を抽出してフレー
ム同期信号を生成する。そして、このフレーム同期信号
を形成する制御データ及び音声データのスクランブル等
を解除した後、制御データについては演算処理部に、音
声データについては音声処理部151に夫々出力する。
受信側通信制御部は、また、センタ5側から上述した信
号伝送経路を通じて上記バックアップデータの転送許可
の通知を受けると、その旨を送信側通信制御部及び演算
処理部に伝える。受信側通信制御部は、更に、アンテナ
71、受信側周波数変換部、及び受信側モデムを通じて
センタ5側から与えられた上記バックアップデータを、
記憶部171のRAMに書き込む。
【0030】移動体通信網3は、有線ネットワークであ
る公衆電話回線網、及び無線ネットワークで構成されて
いる。
【0031】移動体通信網3には、有線ネットワークを
介して各携帯電話機11〜1n間、又は各携帯電話機11
〜1nと複数の通常の電話機(図示しない)間を接続す
るための複数の無線基地局(図示しない)が設置されて
いる。また、移動体通信網3には、各携帯電話機11〜
1n間での通信や、各携帯電話機11〜1nと通常の電話
機との間の通信等を管理、制御するための施設(図示し
ない)や、以下に詳述するセンタ5も設置されている。
【0032】センタ5は、図示のように、アンテナ25
と、送受信部27と、記憶部29と、制御部31とを備
える。
【0033】送受信部27は、制御部31の管理下で、
各携帯電話機11〜1nのいずれかから無線送信された、
住所録や行動のスケジュール等のバックアップを必要と
する各種データ(バックアップデータ)を、それらの送
信元を示す電話番号及びパスワード等のデータと共にア
ンテナ25を通じて受信する。そして、それらのデータ
を復調した後、制御部31に出力する。送受信部27
は、また、各携帯電話機11〜1nのいずれかからバック
アップデータの転送要求が転送先を示す電話番号及びパ
スワード等のデータと共に送信されてくると、それらを
アンテナ25を通じて受信し、復調した後、制御部31
に出力する。送受信部27は、更に、バックアップデー
タと、転送先を示す電話番号及びパスワード等のデータ
とが、制御部31から出力されると、これらを変調した
後、アンテナ25を通じて転送先の携帯電話機(11〜
1nのいずれか)へ無線送信する。
【0034】制御部31は、上記復調されたバックアッ
プデータ、電話番号及びパスワード等が送受信部27か
ら与えられると、予め記憶部29の所定記憶領域に格納
されている電話番号データ及びパスワードデータを読み
出して、上記電話番号及びパスワードが正当なものか否
かをチェックする。このチェックの結果、正当であると
判定したときは、上記バックアップデータを、上記電話
番号データ及びパスワードデータに対応付けて記憶部2
9の所定記憶領域に格納する。
【0035】制御部31は、また、上記復調されたバッ
クアップデータの転送要求、転送先を示す電話番号及び
パスワード等が送受信部27から与えられると、上記と
同じ態様で転送先を示す電話番号及びパスワードが正当
なものか否かをチェックする。このチェックの結果、正
当であると判定したときは、転送要求に対応するバック
アップデータを記憶部29から読み出して、転送先を示
す電話番号及びパスワード等と共に送受信部27に出力
する。
【0036】記憶部29は、上述したバックアップデー
タ等のバックアップメモリとして機能するもので、各携
帯電話機11〜1n毎に設定されている電話番号データ及
びパスワードデータを予め記憶すると共に、制御部31
から与えられる上記バックアップデータ等を各携帯電話
機11〜1nに対応付けて記憶する。記憶部29は、制御
部31からのバックアップデータ読み出し要求に応じて
対応するバックアップデータを制御部31に出力する。
【0037】図2は、携帯電話機11がバックアップデ
ータをセンタ5に転送するときの処理動作を示すフロー
チャートである。
【0038】図2において、携帯電話機11のユーザが
操作部131のバックアップ用スイッチを操作すること
によって、携帯電話機11は、バックアップデータの転
送モードになる(ステップS41)。次に、センタ5を
呼出すことにより、携帯電話機11とセンタ5との間を
接続する(ステップS42)。この状態で、ユーザが携
帯電話機11の電話番号及びパスワードを入力すると
(ステップS43、S44)、これらのデータが移動体
通信網3を通じてセンタ5へ送信される。センタ5側の
制御部31が上記電話番号及びパスワードの正当性を確
認したことにより、センタ5側から転送許可の通知が送
信されると(ステップS45)、携帯電話機11側の制
御部231は記憶部171に記憶されているバックアップ
データをセンタ5側へ転送する。転送された上記データ
は、制御部31により記憶部29に格納される(ステッ
プS46)。そして、上記転送が終了すると、携帯電話
機11の表示部111に『転送終了』を表示する(ステッ
プS47)。
【0039】ステップS45において、上記正当性が確
認できなければ、バックアップデータの転送は許可され
ず、ステップS41で設定されたバックアップデータの
転送モードは解除される。
【0040】図3は、携帯電話機11がセンタ5からバ
ックアップデータの転送を受けるときの処理動作を示す
フローチャートである。
【0041】図3において、携帯電話機11のユーザが
操作部131のバックアップデータ転送要求用スイッチ
を操作することによって、携帯電話機11は、センタ5
から転送されるバックアップデータを受信するモードに
なる(ステップS51)。次に、センタ5を呼出すこと
により、携帯電話機11とセンタ5との間を接続する
(ステップS52)。この状態で、ユーザが携帯電話機
11の電話番号及びパスワードを入力すると(ステップ
S53、S54)、これらのデータが移動体通信網3を
通じてセンタ5へ送信される。センタ5側の制御部31
が上記電話番号及びパスワードの正当性を確認したこと
により、センタ5側から上記転送要求に対応するバック
アップデータが送信されると(ステップS55)、それ
を携帯電話機11側で受信し、携帯電話機11側の制御部
231は、そのバックアップデータを、記憶部171に格
納する(ステップS56)。そして、上記転送されたバ
ックアップデータの記憶部171への格納が終了する
と、携帯電話機11の表示部111に『転送データ格納終
了』を表示する(ステップS57)。
【0042】なお、ステップS55において、上記正当
性が確認できなければ、上記転送要求は認められず、従
ってセンタ5側から携帯電話機11に対する上記バック
アップデータの転送は行われない。
【0043】以上説明したように、本発明の一実施形態
によれば、ユーザが携帯電話機11を紛失した場合で
も、その携帯電話機11の記憶部171に蓄積しておいた
各種データを予めセンタ5に転送して、その記憶部29
に格納しておくことにより、上記データを確実に回復す
ることができる。
【0044】また、センタ5の制御部31は、バックア
ップデータの転送要求に付随して送信されてきた電話番
号及びパスワードの正当性をチェックし、正当であるこ
とが確認できれば、転送要求に対応するバックアップデ
ータを送信することとした。そのため、他の携帯電話機
12〜1n所有者に予め携帯電話機11所有者が自身の電
話番号及びパスワードを知らせておけば、携帯電話機1
を操作しなくても、自身のバックアップデータをセンタ
5から直接他の携帯電話機12〜1nへ転送できるので、
非常に便利である。
【0045】上述した内容は、あくまで本発明の一実施
形態に関するものであって、本発明が上記内容のみに限
定されることを意味するものではない。例えば、上記実
施形態では、移動通信機器として携帯電話機を例にとっ
て説明したが、PHSやポケットベル等の移動通信機器
にも、本発明は適用可能である。また、セキュリティの
向上を図るために、上記バックアップデータを携帯電話
機において暗号化した後に、センタ5側に転送するよう
にしても良い。更に、センタ5の制御部31が正当であ
ると判定した電話番号及びパスワードを送信してきた携
帯電話機が指定するファクシミリ端末に対しても、上記
バックアップデータを送信することも可能である。
【0046】なお、上記実施形態では、センタ5を独立
に設けることとして説明したが、無線基地局や移動体通
信網3を管理、制御するための施設内に設置することと
しても勿論差支えない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ックアップ情報を、指定された1又は複数の移動通信機
器へ転送できるようにすることができる。
【0048】また、本発明によれば、移動通信機器を紛
失した場合でも、その移動通信機器に蓄積しておいた情
報を確実に回復できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る移動通信機器のメモ
リバックアップシステムの全体構成を示すブロック図。
【図2】携帯電話機がバックアップデータをメモリバッ
クアップセンタに転送するときの処理動作を示すフロー
チャート。
【図3】携帯電話機がメモリバックアップセンタからバ
ックアップデータの転送を受けるときの処理動作を示す
フローチャート。
【符号の説明】
11〜1n 携帯電話機 3 移動体通信網 5 メモリバックアップセンタ(センタ) 71、25 アンテナ 91、27 送受信部 111 表示部 131 操作部 151 音声処理部 171、29 記憶部 191 マイク 211 スピーカ 231、31 制御部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動通信機器と、バックアップメ
    モリを有し、移動体通信網を介して前記各々の移動通信
    機器に接続される情報送受信装置とを備え、 前記移動通信機器が、ユーザからの情報転送指令に応じ
    て、内蔵するメモリに蓄積中の情報を移動体通信網を介
    して前記情報送受信装置に転送することにより、前記バ
    ックアップメモリに蓄積するようにしたことを特徴とす
    る移動通信機器のメモリバックアップ方式。
  2. 【請求項2】 複数の移動通信機器と、バックアップメ
    モリを有し、移動体通信網を介して前記各々の移動通信
    機器に接続される情報送受信装置とを備え、 前記情報送受信装置が、前記移動通信機器から転送され
    た情報を前記バックアップメモリに蓄積すると共に、前
    記移動通信機器からの情報転送要求に応じて、前記蓄積
    している情報を前記移動通信機器に転送するようにした
    ことを特徴とする移動通信機器のメモリバックアップ方
    式。
  3. 【請求項3】 複数の移動通信機器と、移動体通信網を
    通じて前記各々の移動通信機器に接続される情報送受信
    装置とを備え、 前記移動通信機器が、 与えられた情報を記憶する手段と、 ユーザからの情報転送指令に応じて、前記情報送受信装
    置に前記情報のバックアップを要求し、要求が容れられ
    たとき前記情報を送信する手段と、 前記情報送受信装置に対し蓄積中のバックアップ情報の
    転送を要求する手段と、 前記情報送受信装置から受信したバックアップ情報を、
    前記記憶手段に書き込む手段とを有し、 前記情報送受信装置が、 受信した情報のバックアップ情報としての正当性を判定
    する手段と、 正当と判定されたバックアップ情報を蓄積する手段と、 受信した転送要求が正当なものであるとき、前記蓄積手
    段から前記転送要求に対応するバックアップ情報を読み
    出して前記転送要求の送信元である移動通信機器に送信
    する手段と、 を有する移動通信機器のメモリバックアップシステム。
  4. 【請求項4】 受信した情報のバックアップ情報として
    の正当性を判定する手段と、 正当と判定されたバックアップ情報を蓄積する手段と、 受信した転送要求が正当なものであるとき、前記蓄積手
    段から前記転送要求に対応するバックアップ情報を読み
    出して前記転送要求の送信元に送信する手段と、 を備える情報送受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の情報送受信装置におい
    て、 前記判定対象になる情報が、移動体通信網を通じて複数
    の移動通信機器のいずれかから送信されることを特徴と
    する情報送受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5記載の情報送受信
    装置において、 前記正当と判定されたバックアップ情報が、その送信元
    である移動通信機器を識別可能な状態で前記蓄積手段に
    蓄積されることを特徴とする情報送受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項4又は請求項5記載の情報送受信
    装置において、 前記移動通信機器から前記情報の送信に先立って送信さ
    れる電話番号情報及びパスワード情報が正当であると判
    定されたときのみ、前記判定手段が、前記情報を正当な
    バックアップ情報であると判定することを特徴とする情
    報送受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項4又は請求項5記載の情報送受信
    装置において、 前記転送要求が、前記移動通信機器から前記転送要求に
    先立って送信される電話番号情報及びパスワード情報が
    正当であると判定されたとき、その正当性を認められる
    ことを特徴とする情報送受信装置。
  9. 【請求項9】 請求項4又は請求項5記載の情報送受信
    装置において、 前記転送要求が、正当でないと判定されたとき、前記送
    信手段によるバックアップ情報の送信を禁止するように
    したことを特徴とする情報送受信装置。
  10. 【請求項10】 請求項4又は請求項5記載の情報送受
    信装置において、 前記送信手段が、正当であると判定された電話番号情報
    及びパスワード情報を送信してきた1又は複数の移動通
    信機器に、前記蓄積されたバックアップ情報を送信する
    ことを特徴とする情報送受信装置。
  11. 【請求項11】 請求項4又は請求項5記載の情報送受
    信装置において、 前記送信手段が、正当であると判定された電話番号情報
    及びパスワード情報を送信してきた1又は複数の移動通
    信機器が指定したファクシミリ端末に、前記蓄積された
    バックアップ情報を送信することを特徴とする情報送受
    信装置。
  12. 【請求項12】 与えられた情報を記憶する手段と、 ユーザからの情報転送指令に応じて、所定の情報送受信
    装置に前記情報のバックアップを要求し、要求が容れら
    れたとき前記情報を送信する手段と、 前記情報送受信装置に対し蓄積中のバックアップ情報の
    転送を要求する手段と、 前記情報送受信装置から受信したバックアップ情報を、
    前記記憶手段に書き込む手段と、 を備える移動通信機器。
  13. 【請求項13】 前記移動通信機器が、移動体通信網を
    通じて前記情報送受信装置との間、又は互いの間で通信
    を行う複数の携帯電話機、複数のPHS、複数のポケッ
    トベルのいずれかであることを特徴とする請求項12記
    載の移動通信機器。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の移動通信機器におい
    て、 前記バックアップの要求又は前記転送の要求が、移動通
    信機器に付与された電話番号情報及びパスワード情報と
    共に送信されることを移動通信機器。
  15. 【請求項15】 請求項12記載の移動通信機器におい
    て、 前記バックアップ情報が、暗号化されてから前記情報送
    受信装置に送信されることを特徴とする移動通信機器。
  16. 【請求項16】 請求項12記載の移動通信機器におい
    て、 前記バックアップ情報が、電話番号、住所録、行動の日
    程等の諸情報を含むことを特徴とする移動通信機器。
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