JP3395690B2 - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

Info

Publication number
JP3395690B2
JP3395690B2 JP02969599A JP2969599A JP3395690B2 JP 3395690 B2 JP3395690 B2 JP 3395690B2 JP 02969599 A JP02969599 A JP 02969599A JP 2969599 A JP2969599 A JP 2969599A JP 3395690 B2 JP3395690 B2 JP 3395690B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
wireless communication
phs
pdc
mobile phone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02969599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000228785A (ja
Inventor
浩司 篠田
宏明 倉岡
義之 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP02969599A priority Critical patent/JP3395690B2/ja
Priority to US09/457,886 priority patent/US6377816B1/en
Publication of JP2000228785A publication Critical patent/JP2000228785A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3395690B2 publication Critical patent/JP3395690B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/06Terminal devices adapted for operation in multiple networks or having at least two operational modes, e.g. multi-mode terminals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • H04B1/403Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency
    • H04B1/406Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency with more than one transmission mode, e.g. analog and digital modes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、通信に係る交換制
御を互いに独立して実行するように構成された複数の無
線通信網の各々に対して接続可能な複数の無線通信手段
を備えた無線通信装置に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】現在、移動通信に適用
されている無線通信システムとしては、例えば携帯電話
システムや自動車電話システムに代表されるパーソナル
デジタルセルラー(PDC:Personal Digial Cellula
r)方式の無線通信システムや、第2世代コードレス電
話システムとして開発された簡易型携帯電話システム
(PHS:Personal Handyphone System)方式の無線通
信システムなどがある。 【0003】PDC方式の無線通信システムは、無線基
地局(BS:Base Station)のエリア半径が1.5km
〜数km(マクロセル)となっていることから、サービ
スエリアが広く、高速移動中でも通信可能であるという
利点がある反面、携帯電話装置や自動車電話装置におい
て消費電力が大きいという欠点がある。一方、PHS方
式の無線通信システムは、無線基地局(CS:Cell Sta
tion)のエリア半径が100m〜数百m(マイクロセ
ル)となっており、上記PDC方式の無線通信システム
におけるエリア半径と比較すると小さいことから、簡易
型携帯電話装置において消費電力が小さいという利点が
ある反面、サービスエリアが狭く、高速移動中には通信
できないという欠点がある。 【0004】このような事情から、近年では、PDC方
式の無線通信システムとPHS方式の無線通信システム
との双方の無線通信システムで利用可能な携帯電話装置
として、PDC方式の通信規格に準拠したPDC通信機
能とPHS方式の通信規格に準拠したPHS通信機能と
の双方の通信機能を備えてなる携帯電話装置が考えられ
ている。 【0005】ところで、これらPDC方式の無線通信シ
ステムやPHS方式の無線通信システムを提供する通信
事業者(オペレータ)に着目してみると、この種の通信
事業者の種別としては、PDC方式の無線通信システム
とPHS方式の無線通信システムとの双方の無線通信シ
ステムを提供する通信事業者、PDC方式の無線通信シ
ステムのみを提供する通信事業者およびPHS方式の無
線通信システムのみを提供する通信事業者が存在するこ
とになる。 【0006】ここで、PDC方式の無線通信システムと
PHS方式の無線通信システムとの双方の無線通信シス
テムが同一の通信事業者により提供されている場合であ
れば、通信網全体としては、上記したPDC通信機能と
PHS通信機能との双方の通信機能を備えてなる携帯電
話装置に対して、PDC方式の無線通信システムに対応
する電話番号(PDC電話番号)とPHS方式の無線通
信システムに対応する電話番号(PHS電話番号)とを
同一にして管理したり、あるいは双方の電話番号を関連
させて管理したりすることができるので、PDC通信網
における交換制御とPHS通信網における交換制御とを
一元的に管理することが可能である。 【0007】すなわち、PDC通信機能とPHS通信機
能との双方の通信機能を備えてなる携帯電話装置Aにつ
いて考えてみると、例えば携帯電話装置Bを使用するユ
ーザが発信電話番号として携帯電話装置AのPDC電話
番号を入力し、携帯電話装置Aに対して発信すると、携
帯電話装置Bは、PDC通信網にダイヤル信号としてP
DC電話番号を送信し、PDC通信網は、携帯電話装置
Bから送信されたダイヤル信号を受信すると、その受信
したダイヤル信号に基づいて交換制御を実行し、携帯電
話装置Aに着信信号を送信する。携帯電話装置Aは、P
DC通信網から送信された着信信号を受信すると、それ
に対して着信応答したときには、PDC通信網に接続し
て携帯電話装置Bとの間で通信を実行する。 【0008】そして、この状態において、携帯電話装置
Cを使用するユーザが発信電話番号として携帯電話装置
AのPHS電話番号を入力し、携帯電話装置Aに対して
発信すると、携帯電話装置Cは、PHS通信網にダイヤ
ル信号としてPHS電話番号を送信するが、この場合に
は、上記したように、通信網全体としては、双方の通信
網における交換制御を一元的に管理することが可能であ
るので、PHS通信網は、携帯電話装置Aと携帯電話装
置Bとが通信中であることを識別でき、携帯電話装置A
に着信信号を送信することがなく、発信を後から実行し
た携帯電話装置Cに対して携帯電話装置Aと携帯電話装
置Bとが通信中であるという情報(例えば通信中である
ことを示す所定周波数の可聴音)を送信することが可能
である。したがって、携帯電話装置Cを使用するユーザ
は、発信先である携帯電話装置Aが通信中であることを
認識することができる。 【0009】しかしながら、上記したものとは異なり、
PDC方式の無線通信システムとPHS方式の無線通信
システムとの各々の無線通信システムが別々の通信事業
者により提供されている場合には、通信網全体として
は、上記したPDC通信機能とPHS通信機能との双方
の通信機能を備えてなる携帯電話装置に対して、PDC
電話番号とPHS電話番号とを同一にして管理すること
ができず、また、双方の電話番号を関連させて管理する
こともできないので、PDC通信網における交換制御と
PHS通信網における交換制御とを一元的に管理するこ
とは不可能である。 【0010】すなわち、上記した携帯電話装置A〜Cに
ついて考えてみると、上記したような状態、つまり、携
帯電話装置Aと携帯電話装置Bとが通信中である状態に
おいて、携帯電話装置Cを使用するユーザが発信電話番
号として携帯電話装置AのPHS電話番号を入力し、携
帯電話装置Aに対して発信すると、携帯電話装置Cは、
PHS通信網にダイヤル信号としてPHS電話番号を送
信するが、この場合には、上記したように、通信網全体
としては、双方の通信網における交換制御を一元的に管
理することが不可能であるので、PHS通信網は、携帯
電話装置Aと携帯電話装置Bとが通信中であるか否かを
識別することができない。そのため、発信を後から実行
した携帯電話装置Cに対して携帯電話装置Aと携帯電話
装置Bとが通信中であるという情報を送信することは不
可能である。 【0011】このように、携帯電話装置Cを使用するユ
ーザにとっては、発信先である携帯電話装置Aの通信状
態を認識することができないという状況が発生すること
になり、利便性に劣ることが想定される。 【0012】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、他の通信装置から着信があっ
たときに、発信元に対して自己の通信状態を認識させる
ことができ、それによって、発信したユーザにとって利
便性の向上を図ることができる無線通信装置を提供する
ことにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の無線通信
装置によれば、複数の無線通信手段のうちの一の無線通
信手段が複数の無線通信網のうちの一の無線通信網に対
して接続して一の通信相手との間で通信を実行している
ときに、他の通信相手が発信したことに応じて、複数の
無線通信網のうちの他の無線通信網から送信された着信
信号を複数の無線通信網のうちの他の無線通信手段が受
信したことを前記着信検出手段が着信として検出する
と、複数の通知情報のうち、通信中でしばらくしてから
掛け直してほしいという通知メッセージが通知情報とし
て選択されたことを前記キー操作検出手段が検出した場
合、制御手段は、他の無線通信手段を他の無線通信網に
対して接続させ、通知情報送信手段を動作させることに
より、他の通信相手に前記通信中である前記通知情報を
送信させる。そして、制御手段は、他の通信相手にメッ
セージを入れてもらうための通知メッセージが通知情報
として選択されたことを前記キー操作検出手段が検出し
た場合は、前記音声情報記憶手段を動作させるように構
成されている。 そして、制御手段は、通知情報を送信さ
せた後に、報知手段を動作させ、通信相手切替のための
キー操作が実行されたことをキー操作検出手段が検出し
たときには、一の無線通信手段および他の無線通信手段
を一方が通信実行状態になると共に他方が通信保留状態
になるように通信相手切替制御を実行する。 【0014】すなわち、このものは、一の無線通信手段
が一の無線通信網に対して接続して一の通信相手と通信
中であるときに、他の通信相手が発信したことに応じ
て、他の無線通信網から送信された着信信号を受信する
と、他の無線通信手段が他の無線通信網に対して接続
し、他の通信相手に通知情報を送信するようになる。し
たがって、通知情報として自己が通信中であることを示
す例えば「ただいま通信中です。しばらくしてからお掛
け直し下さい」という通知メッセージを送信することに
より、仮に複数の無線通信システムの各々が別々の通信
事業者により提供されており、各々の無線通信網におけ
る交換制御を一元的に管理することが不可能な場合であ
っても、発信を後から実行したユーザは、通知メッセー
ジを受信することにより、発信先である無線通信装置が
通信中であることを認識することが可能となり、これに
より、発信したユーザにとって利便性の向上を図ること
ができる。そして、この後に、無線通信装置を使用する
ユーザが通信相手切替のためのキー操作を実行すること
により、一の通信相手との間で通信を実行すると共に他
の通信相手との間で通信を保留する第1の通信状態と、
一の通信相手との間で通信を保留すると共に他の通信相
手との間で通信を実行する第2の通信状態とを切替える
ようになる。したがって、当該無線通信装置を使用する
ユーザは、通信相手を切替えたいときには、通信相手を
切替えるためのキー操作を実行することにより、複数の
通信相手の各々に対して通信を実行したり保留したり通
信状態を自在に切替えることができる。 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】また、さらには、通知情報として自己が通
信中であることを示すと共にメッセージの入力を促す例
えば「ただいま通信中です。メッセージを入れて下さ
い」という通知メッセージを送信することにより、発信
を後から実行したユーザは、通知メッセージを受信する
ことにより、発信先である無線通信装置が通信中である
ことを認識することが可能となり、さらには、発信を後
から実行したユーザが通知メッセージにしたがって例え
ば「話が終わったら電話してください」という音声メッ
セージを入力すると、無線通信装置においては、その入
力された音声メッセージを記憶することができ、留守番
電話サービスのように使用することもできる。 【0019】 【0020】 【0021】 【0022】 【0023】 【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明をパーソナルデジタルセルラー(PDC:Personal D
igial Cellular)方式の無線通信システムおよび簡易型
携帯電話システム(PHS:Personal Handyphone Syst
em)方式の無線通信システムで利用可能に構成された携
帯電話装置に適用した第1実施例について図1ないし図
4を参照して説明する。 【0024】まず、図2は、携帯電話装置の電気的な構
成を機能ブロック図として示している。携帯電話装置1
は、マイクロコンピュータを主体としてなる制御部2
(本発明でいう着信検出手段、通知情報送信手段および
制御手段)を備えている。制御部2には、PDC通信部
3(本発明でいう無線通信手段)を構成するPDC無線
部4およびPDCベースバンド処理部5、PHS通信部
6(本発明でいう無線通信手段)を構成するPHS無線
部7およびPHSベースバンド処理部8、PDC/PH
S共通音声処理部9、キー操作検出部10(本発明でい
うキー操作検出手段)、表示制御部11ならびに記憶部
12(本発明でいう通知情報記憶手段、音声情報記憶手
段)が接続されており、上記制御部2は、それら各部3
〜12との間で制御信号を転送することにより、それら
各部3〜12を制御するように構成されている。 【0025】PDC通信部3のPDC無線部4は、受信
系として受信回路および復調回路などを備えており、例
えば1.5GHz帯域の電波がPDC用アンテナ13に
より捕捉され、それに応じて、受信信号が与えられる
と、その与えられた受信信号に対して受信処理および復
調処理などを実行し、受信信号をPDCベースバンド処
理部5に出力するようになっている。 【0026】また、PDC無線部4は、送信系として変
調回路、直交変調回路および電力増幅回路などを備えて
おり、PDCベースバンド処理部5から送信信号が与え
られると、その与えられた送信信号に対して変調処理、
直交変調処理および電力増幅処理などを実行し、送信信
号をPDC用アンテナ13に出力するようになってお
り、PDC用アンテナ13は、PDC無線部4から送信
信号が与えられると、その与えられた送信信号を電波と
して放射するようになっている。 【0027】PDCベースバンド処理部5は、TDMA
制御回路を主体として構成されており、PDC無線部4
から受信信号が与えられると、その与えられた受信信号
に対してTDMA処理を実行し、受信信号をPDC/P
HS共通音声処理部9に出力するようになっている。ま
た、PDCベースバンド処理部5は、PDC/PHS共
通音声処理部9から送信信号が与えられると、その与え
られた送信信号に対してTDMA処理を実行し、送信信
号をPDC無線部4に出力するようになっている。 【0028】PHS通信部6のPHS無線部7は、基本
的には、上記したPDC無線部4と略同等の機能を備え
て構成されている。この場合、PDC無線部4がPDC
方式の通信規格に準拠する1.5GHz帯域の送信信号
および受信信号を処理するのに対して、PHS無線部7
は、PHS方式の通信規格に準拠する1.9GHz帯域
の送信信号および受信信号を処理するように構成されて
いる。 【0029】すなわち、PHS無線部7は、受信系とし
て受信回路および復調回路などを備えており、例えば
1.9GHz帯域の電波がPHS用アンテナ14により
捕捉され、それに応じて、受信信号が与えられると、そ
の与えられた受信信号に対して受信処理および復調処理
などを実行し、受信信号をPHSベースバンド処理部8
に出力するようになっている。 【0030】また、PHS無線部7は、送信系として変
調回路、直交変調回路および電力増幅回路などを備えて
おり、PHSベースバンド処理部8から送信信号が与え
られると、その与えられた送信信号に対して変調処理、
直交変調処理および電力増幅処理などを実行し、送信信
号をPHS用アンテナ14に出力するようになってお
り、PHS用アンテナ14は、PHS無線部7から送信
信号が与えられると、その与えられた送信信号を電波と
して放射するようになっている。 【0031】PHSベースバンド処理部8は、基本的に
は、上記したPDCベースバンド処理部5と略同等の機
能を備えて構成されている。この場合、PDCベースバ
ンド処理部5がPDC方式の通信規格に準拠する1.5
GHz帯域の送信信号および受信信号を処理するように
構成されているのに対して、PHSベースバンド処理部
8は、PHS方式の通信規格に準拠する1.9GHz帯
域の送信信号および受信信号を処理するように構成され
ている。 【0032】すなわち、PHSベースバンド処理部8
は、TDMA制御回路を主体として構成されており、P
HS無線部7から受信信号が与えられると、その与えら
れた受信信号に対してTDMA処理を実行し、受信信号
をPDC/PHS共通音声処理部9に出力するようにな
っている。また、PHSベースバンド処理部8は、PD
C/PHS共通音声処理部9から送信信号が与えられる
と、その与えられた送信信号に対してTDMA処理を実
行し、送信信号をPHS無線部7に出力するようになっ
ている。 【0033】PDC/PHS共通音声処理部9は、DS
Pおよびオーディオインタフェース回路などを備えて構
成されており、上記PDCベースバンド処理部5あるい
はPHSベースバンド処理部8から受信信号が与えられ
ると、その与えられた受信信号に対して音声復号化処理
およびD/A変換処理などを実行して受話信号を生成
し、受話信号をレシーバ15に出力するようになってい
る。 【0034】また、PDC/PHS共通音声処理部9
は、マイク16から送話信号が与えられると、その与え
られた送話信号に対してA/D変換処理および音声符号
化処理などを実行して送信信号を生成し、送信信号をP
DCベースバンド処理部5あるいはPHSベースバンド
処理部8に出力するようになっている。 【0035】このような構成により、携帯電話装置1
は、制御部2がPDC通信部3(PDC無線部4および
PDCベースバンド処理部5)を制御することにより、
1.5GHz帯域の電波がPDC用アンテナ13により
捕捉されると、その電波に応じた受話信号をレシーバ1
5から出力すると共に、マイク16に送話信号が与えら
れると、その送話信号に応じた1.5GHz帯域の電波
をPDC用アンテナ13から放射するようになってい
る。また、携帯電話装置1は、制御部2がPHS通信部
6(PHS無線部7およびPHSベースバンド処理部
8)を制御することにより、1.9GHz帯域の電波が
PHS用アンテナ14により捕捉されると、その電波に
応じた受話信号をレシーバ15から出力すると共に、マ
イク16に送話信号が与えられると、その送話信号に応
じた1.9GHz帯域の電波をPHS用アンテナ14か
ら放射するようになっている。 【0036】また、PDC/PHS共通音声処理部9
は、制御部2から制御信号が与えられると、その与えら
れた制御信号に応じた報知指令信号をレシーバ15(本
発明でいう報知手段)に出力するようになっている。そ
して、レシーバ15は、PDC/PHS共通音声処理部
9から報知指令信号が与えられると、その与えられた報
知指令信号に応じた所定周波数の可聴音(本発明でいう
報知情報)を出力するようになっている。 【0037】キー操作検出部10は、電源キー、通話開
始キー、通話終了キー、「0」〜「9」の数字キー、F
(ファンクション)キーなどの各種キーが配設されてな
るキーパッド17に接続されており、キーパッド17か
らキー操作に応じたキー操作信号が与えられると、その
与えられたキー操作信号に応じた制御信号を制御部2に
出力するようになっている。そして、制御部2は、キー
操作検出部10から制御信号が与えられると、その与え
られた制御信号に応じた処理を実行するようになってい
る。 【0038】表示制御部11は、液晶表示部を備えてな
るディスプレイ18に接続されており、制御部2から制
御信号が与えられると、その与えられた制御信号に応じ
た表示指令信号をディスプレイ18に出力するようにな
っている。そして、ディスプレイ18は、表示制御部1
1から表示指令信号が与えられると、その与えられた表
示指令信号に応じた表示情報を表示させるようになって
いる。 【0039】記憶部12は、所定の記憶領域に例えば
「ただいま通信中です。しばらくしてからお掛け直し下
さい」や、「ただいま通信中です。メッセージを入れて
下さい」などの通知メッセージ(本発明でいう通知情
報)を記憶しており、制御部2から制御信号が与えられ
ると、その与えられた制御信号に応じた通知メッセージ
を制御部2に出力するようになっている。そして、制御
部2は、記憶部12から通知メッセージが与えられる
と、その与えられた通知メッセージを含む送信信号を生
成し、PDC通信部3あるいはPHS通信部6を制御す
ることにより、その通知メッセージを含む送信信号を送
信するようになっている。 【0040】また、記憶部12は、留守番電話サービス
機能として、PDC通信部3あるいはPHS通信部6が
受信信号として受信した音声メッセージ(本発明でいう
音声情報)を別の所定の記憶領域に記憶するようになっ
ている。そして、制御部2は、所定の記憶領域に実行プ
ログラムを記憶しており、実行プログラムに記述された
アルゴリズムにしたがって詳しくは後述する処理を実行
するようになっている。 【0041】図3は、以上のように構成された携帯電話
装置1の使用形態を概略的に示している。この場合、上
述したように、携帯電話装置1は、PDC方式の無線通
信システムとPHS方式の無線通信システムとの双方の
無線通信システムで利用可能であるが、ここでは、これ
ら無線通信システムの各々は、別々の通信事業者により
提供されており、つまり、各々の無線通信システムにお
ける交換制御は、互いに独立して実行されるものである
と仮定する。そして、それに応じて、携帯電話装置1
は、下記に示すようにPDC方式の無線通信システムに
対応する電話番号(PDC電話番号)とPHS方式の無
線通信システムに対応する電話番号(PHS電話番号)
との双方の電話番号を有していると仮定する。 【0042】 PDC電話番号 … 「0903ABアイウエオ」 PHS電話番号 … 「0705CDカキクケコ」 ここで、「0903」は、当該電話番号がPDC方式の
無線通信システムに対応していることを示す所定のコー
ドであり、「0705」は、当該電話番号がPHS方式
の無線通信システムに対応していることを示す所定のコ
ードである。尚、実際には、PDC方式の無線通信シス
テムに対応するコードとしては、「0903」の他に、
例えば「0901」、「0902」、「0904」およ
び「0908」などが存在するが、ここでは、「090
3」であると仮定して説明し、また、PHS方式の無線
通信システムに対応するコードとしては、「0705」
の他に、例えば「0706」が存在するが、ここでは、
「0705」であると仮定して説明する。 【0043】また、「AB」は、当該PDC方式の無線
通信システムを提供する通信事業者に割当てられた2桁
の数字からなる事情者識別コードであり、「CD」は、
当該PHS方式の無線通信システムを提供する通信事業
者に割当てられた2桁の数字からなる事情者識別コード
である。また、「アイウエオ」、「カキクケコ」は、携
帯電話装置1に個別に割当てられた5桁の数字からなる
加入者番号である。 【0044】このような構成により、例えば携帯電話装
置19を使用するユーザが発信電話番号として携帯電話
装置1のPDC電話番号である「0903ABアイウエ
オ」を入力すると、携帯電話装置19は、無線基地局
(BS:Base Station)20ににダイヤル信号として
「0903ABアイウエオ」を送信するようになり、P
DC通信網21は、携帯電話装置19から送信されたダ
イヤル信号を無線基地局20を通じて受信すると、その
受信したダイヤル信号に基づいて交換制御を実行し、無
線基地局(BS)22を通じて携帯電話装置1に着信信
号を送信するようになる。そして、携帯電話装置1は、
PDC通信網21から送信された着信信号を受信するこ
とにより、PDC通信網21から着信するようになる。 【0045】また、例えば簡易型携帯電話装置23を使
用するユーザが発信電話番号として携帯電話装置1のP
HS電話番号である「0705CDカキクケコ」を入力
すると、簡易型携帯電話装置23は、無線基地局(C
S:Cell Station)24にダイヤル信号として「070
5CDカキクケコ」を送信するようになり、PHS通信
網25は、簡易型携帯電話装置23から送信されたダイ
ヤル信号を無線基地局24を通じて受信すると、その受
信したダイヤル信号に基づいて交換制御を実行し、無線
基地局(CS)26を通じて携帯電話装置1に着信信号
を送信するようになる。そして、携帯電話装置1は、P
HS通信網25から送信された着信信号を受信すること
により、PHS通信網25から着信するようになる。 【0046】尚、実際には、PDC通信網21およびP
HS通信網25は、図示しないが、PSTN(Public S
witched Telephone Network )およびISDN(Integr
atedServices Digital Network )などの公衆通信網や
他の通信事業者が提供している通信網に相互接続してい
る。 【0047】次に、上記した構成の作用について、特に
は、簡易型携帯電話装置23が携帯電話装置1に対して
発信し、それに応じて、携帯電話装置1がPHS通信網
25から着信したときに、携帯電話装置1の制御部2が
実行する処理について、図1および図4を参照して説明
する。 【0048】まず、図1において、簡易型携帯電話装置
23を使用するユーザが発信電話番号として携帯電話装
置1のPHS電話番号である「0705CDカキクケ
コ」を入力すると、簡易型携帯電話装置23は、PHS
通信網25にダイヤル信号として「0705CDカキク
ケコ」を送信する。PHS通信網25は、簡易型携帯電
話装置23から送信されたダイヤル信号を受信すると、
その受信したダイヤル信号に基づいて交換制御を実行
し、携帯電話装置1に着信信号を送信する。そして、携
帯電話装置1の制御部2は、PHS通信網25から送信
された着信信号を受信したことを検出すると、図4に示
すPHS着信処理に移行する。 【0049】さて、PHS着信処理に移行した制御部2
は、まず、携帯電話装置1がPDC通信網21に接続し
ているか否か、つまり、携帯電話装置1がPDC通信網
21を通じて他の通信装置と通信中であるか否かを判定
する(ステップS1)。 【0050】ここで、携帯電話装置1がPDC通信網2
1を通じて他の通信装置と通信中でないときには、制御
部2は、ステップS1において「NO」と判定し、携帯
電話装置1を使用するユーザが着信応答したことを検出
すると、ステップS2において「YES」と判定し、P
HS通信処理に移行する(ステップS3)。 【0051】これに対して、上記したように携帯電話装
置1がPHS通信網25から着信するよりも先に、携帯
電話装置1がPDC通信網21から着信しており、それ
に応じて、携帯電話装置1がPDC通信網21を通じて
他の通信装置(例えば携帯電話装置19)と通信中であ
るときには、制御部2は、ステップS1において「YE
S」と判定する。そして、制御部2は、PDC/PHS
共通音声処理部9に制御信号を出力し、レシーバ15か
ら所定周波数の可聴音を所定の出力パターンにしたがっ
て出力させる(ステップS4)。 【0052】これにより、携帯電話装置1を使用するユ
ーザは、所定周波数の可聴音が出力されることにより、
携帯電話装置1がPDC通信網21を通じて他の通信装
置と通信中であるときであっても、PHS通信網25か
ら別の着信があったことを認識することができる。尚、
この場合、レシーバ15から出力される所定周波数の可
聴音の出力パターンは、携帯電話装置1が他の通信装置
と通信中でないときにPHS通信網25から着信したと
き、つまり、携帯電話装置1が待受状態にあるときにP
HS通信網25から着信したときに出力される所定周波
数の可聴音の出力パターンとは異なることが好ましい。 【0053】さて、携帯電話装置1を使用するユーザが
PHS通信網25から別の着信があったことを認識し、
それに応じて、通知メッセージを送信するためのキー操
作を実行すると(例えばF(ファンクション)キーと数
字キーとの組合わせからなる複数のキーを押下する
と)、制御部2は、ステップS5において「YES」と
判定し、記憶部12に制御信号を出力し、記憶部12か
ら自己が通信中であることを示す例えば「ただいま通信
中です。しばらくしてからお掛け直し下さい」という通
知メッセージを読出す(ステップS6)。 【0054】次いで、制御部2は、PHS通信部6に制
御信号を出力し、PHS通信網25に着信応答信号を送
信させ、PHS通信網25を通じて簡易型携帯電話装置
23との間で通信回線を接続させる(ステップS7)。
そして、制御部2は、その読出した「ただいま通信中で
す。しばらくしてからお掛け直し下さい」という通知メ
ッセージをPHS通信網25を通じて簡易型携帯電話装
置23に送信させる(ステップS8)。そして、制御部
2は、PHS通信部6に制御信号を出力し、PHS通信
網25に切断信号を送信させ、簡易型携帯電話装置23
との間で接続していた通信回線を切断させる(ステップ
S9)。 【0055】このように、携帯電話装置1は、PDC通
信網21を通じて他の通信装置(例えば携帯電話装置1
9)と通信中であるときに、簡易型携帯電話装置23が
発信したことに応じてPHS通信網25から着信する
と、発信元である簡易型携帯電話装置23との間で通信
回線を接続し、簡易型携帯電話装置23に自己が通信中
であることを示す例えば「ただいま通信中です。しばら
くしてからお掛け直し下さい」という通知メッセージを
送信するようになり、これにより、簡易型携帯電話装置
23を使用するユーザは、発信先である携帯電話装置1
が通信中であることを認識することができる。 【0056】ところで、この場合、携帯電話装置1は、
上記したように「ただいま通信中です。しばらくしてか
らお掛け直し下さい」という通知メッセージに限らず、
留守番電話サービス機能を併用することにより、例えば
「ただいま通信中です。メッセージを入れて下さい」と
いう通知メッセージを送信することもできる。これによ
り、簡易型携帯電話装置23を使用するユーザは、発信
先が通信中であることを認識することができ、また、簡
易型携帯電話装置23を使用するユーザが通知メッセー
ジにしたがって例えば「話が終わったら電話して下さ
い」という音声メッセージを入力すると、携帯電話装置
1の記憶部12に当該音声メッセージが記憶されること
になり、留守番電話サービスのように使用することもで
きる。 【0057】また、携帯電話装置1は、所定周波数の可
聴音を出力しない構成、つまり、当該携帯電話装置1を
使用するユーザに別の着信があったことを報知すること
がなく、ユーザのキー操作を待たずに通知メッセージを
自動的に送信する構成にすることもできる。 【0058】尚、以上は、携帯電話装置1がPDC通信
網21を通じて他の通信装置と通信中であるときに、例
えば簡易型携帯電話装置23が発信したことに応じて携
帯電話装置1がPHS通信網25から着信した場合につ
いて説明したものであるが、これとは逆に、携帯電話装
置1がPHS通信網25を通じて他の通信装置と通信中
であるときに、例えば携帯電話装置19が発信したこと
に応じて携帯電話装置1がPDC通信網21から着信し
た場合であっても、制御部2は、上記したような処理を
実行するようになっている。 【0059】このように第1実施例によれば、PDC通
信機能とPHS通信機能との双方の通信機能を備えた携
帯電話装置1において、例えばPDC通信網21を通じ
て他の通信装置と通信中であるときに、PHS通信網2
5から別の着信があったときには、発信を後から実行し
た発信元である例えば簡易型携帯電話装置23に自己が
通信中であることを示す通知メッセージを送信するよう
に構成したので、PDC方式の無線通信システムとPH
S方式の無線通信システムとの各々の無線通信システム
が別々の通信事業者により提供されており、つまり、各
々の通信網21,25における交換制御を一元的に管理
することが不可能な場合であっても、発信を後から実行
した発信元のユーザは、発信先である携帯電話装置1が
通信中であることを認識することが可能となり、利便性
の向上を図ることができる。 【0060】また、留守番電話サービス機能を併用する
ことにより、自己が通信中であることを示すと共にメッ
セージの入力を促す通知メッセージを送信することによ
り、発信を後から実行した発信元のユーザは、発信先が
通信中であることを認識することができると共に、音声
メッセージを入力することができ、留守番電話サービス
のように使用することもできる。 【0061】さらに、このように例えばPDC通信網2
1を通じて他の通信装置と通信中であるときに、PHS
通信網25から別の着信があったときには、所定周波数
の可聴音を出力するように構成し、これに応じて、携帯
電話装置1を使用するユーザが通知メッセージを送信さ
せるためのキー操作を実行したことを条件として、通知
メッセージを送信するように構成したので、携帯電話装
置1を使用するユーザは、所定周波数の可聴音が出力さ
れることにより、別の着信があったことを認識すること
ができ、また、それに応じて、通知メッセージを送信さ
せるか否かを選択することができ、通知メッセージを送
信させるときには、通知メッセージを送信させるための
キー操作を実行することにより、通知メッセージを送信
させることができる。 【0062】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
実施例について、図5および図6を参照して説明する。
尚、上述した第1実施例と同一部分には同一符号を付し
て説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。
この第2実施例では、携帯電話装置1を使用するユーザ
は、通信相手切替のためのキー操作を実行することによ
り、PDC通信網21を通じて実行する通信とPHS通
信網25を通じて実行する通信とを自在に切替えて実行
することが可能であり、つまり、複数の通信相手に対し
て通信を実行したり保留したり通信状態を自在に切替え
ることができるようになっている。 【0063】すなわち、制御部2は、ステップS1にお
いて「YES」と判定すると、まず、記憶部12に制御
信号を出力し、記憶部12から自己が通信中であること
を示す例えば「ただいま通信中です。しばらくお待ち下
さい」という通知メッセージを読出す(ステップS1
1)。 【0064】次いで、制御部2は、PHS通信部6に制
御信号を出力し、PHS通信網25に着信応答信号を送
信させ、PHS通信網25を通じて簡易型携帯電話装置
23との間で通信回線を接続させる(ステップS1
2)。そして、制御部2は、その読出した「ただいま通
信中です。しばらくお待ち下さい」という通知メッセー
ジをPHS通信網25を通じて簡易型携帯電話装置23
に送信させる(ステップS13)。 【0065】次いで、制御部2は、PDC/PHS共通
音声処理部9に制御信号を出力し、レシーバ15から所
定周波数の可聴音を所定の出力パターンにしたがって出
力させる(ステップS14)。これにより、携帯電話装
置1を使用するユーザは、所定周波数の可聴音が出力さ
れることにより、PDC通信網21を通じて他の通信装
置と通信中であるときであっても、PHS通信網25か
ら別の着信があったことを認識することができる。 【0066】そして、携帯電話装置1を使用するユーザ
がPHS通信網25から別の着信があったことを認識
し、それに応じて、通信相手を切替えるためのキー操作
を実行すると(例えば通話開始キーを押下すると)、制
御部2は、ステップS15において「YES」と判定
し、PDC通信部3およびPHS通信部6に制御信号を
出力し、PHS通信網25を通じて簡易型携帯電話装置
23との間で通信を実行させると共に、これよりも以前
に実行していた通信、つまり、PDC通信網21を通じ
て携帯電話装置19との間で実行していた通信を保留さ
せる(ステップS16)。これにより、携帯電話装置1
を使用するユーザは、通信相手を切替えることができ
る。 【0067】そして、この状態にあるときに、携帯電話
装置1を使用するユーザが通信相手を切替えるためのキ
ー操作を再度実行すると(例えば通話開始キーを再度押
下すると)、制御部2は、ステップS17において「Y
ES」と判定し、PDC通信部3およびPHS通信部6
に制御信号を出力し、これよりも以前に実行していた通
信、つまり、PHS通信網25を通じて簡易型携帯電話
装置23との間で実行していた通信を保留させると共
に、これよりも以前に保留していた通信、つまり、PD
C通信網21を通じて携帯電話装置19との間で保留し
ていた通信を実行させる(ステップS18)。これによ
り、携帯電話装置1を使用するユーザは、通信相手を再
度切替えることができる。 【0068】また、携帯電話装置1がPDC通信網21
を通じて携帯電話装置19との間で通信を実行している
ときに、携帯電話装置1を使用するユーザが通信を終了
するためのキー操作を実行すると(例えば通話終了キー
を押下すると)、制御部2は、ステップS19において
「YES」と判定し、PDC通信部3に制御信号を出力
し、PDC通信網21に切断信号を送信させ、PDC通
信網21との間で接続していた通信回線を切断させる
(ステップS20)。これにより、携帯電話装置1を使
用するユーザは、PDC通信網21を通じて携帯電話装
置19との間で実行していた通信を終了することができ
る。 【0069】また、携帯電話装置1がPHS通信網25
を通じて簡易型携帯電話装置23との間で通信を実行し
ているときに、携帯電話装置1を使用するユーザが通信
を終了するためのキー操作を実行すると(例えば通話終
了キーを押下すると)、制御部2は、ステップS21に
おいて「YES」と判定し、PHS通信部6に制御信号
を出力し、PHS通信網25に切断信号を送信させ、P
HS通信網25との間で接続していた通信回線を切断さ
せる(ステップS22)。これにより、携帯電話装置1
を使用するユーザは、PHS通信網25を通じて簡易型
携帯電話装置23との間で実行していた通信を終了する
ことができる。 【0070】このように、携帯電話装置1は、ユーザが
通信相手を切替えるためのキー操作を実行すると、それ
よりも以前に実行していた通信を保留させると共に、そ
れよりも以前に保留していた通信を実行させるというよ
うに通信相手を自在に切替えるようになっており、ま
た、ユーザが通信を終了するためのキー操作を実行する
と、それよりも以前に実行していた通信を終了させるよ
うになっている。 【0071】このように第2実施例によれば、上述した
第1実施例と同様の作用効果を得ることができ、特に、
この第2実施例では、携帯電話装置1を使用するユーザ
は、通信相手を切替えるためのキー操作を実行すること
により、複数の通信相手の各々に対して通信を実行した
り保留したり通信状態を自在に切替えることができ、ま
た、通信を終了するためのキー操作を実行することによ
り、複数の通信相手の各々に対して通信を自在に終了す
ることができる。 【0072】(その他の実施の形態)本発明は、上記し
た実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変
形または拡張することができる。無線通信装置として
は、携帯電話装置に限らず、自動車用電話装置などであ
っても良い。また、複数の無線通信手段としては、PD
C方式の通信規格に準拠する通信部(PDC通信部)お
よびPHS方式の通信規格に準拠する通信部(PHS通
信部)に限らず、アナログセルラー方式の通信規格に準
拠する通信部であっても良く、また、このような時分割
多元接続(TDMA)方式や周波数分割多元接続(FD
MA)方式の通信規格に準拠する通信部に限らず、符号
分割多元接続(CDMA)方式の通信規格に準拠する通
信部であっても良い。 【0073】PDC通信部を、PDC通信規格に準拠す
る1.5GHz帯域に対応するように構成することに限
らず、PDC通信規格に準拠する800MHz帯域に対
応するように構成しても良い。PDC用アンテナとPH
S用アンテナとを別々に設ける構成に限らず、アンテナ
共用器を設けることにより、PDC用アンテナとPHS
用アンテナとを兼用する構成であっても良い。 【0074】報知手段としては、レシーバに限らず、デ
ィスプレイであっても良く、その場合には、所定の文字
情報などを表示することによって報知するように構成し
ても良い。また、バイブレータを内蔵しているものであ
れば、バイブレータを駆動させることによって報知する
ように構成しても良い。通知メッセージは、例えば製品
出荷の際にあらかじめ登録されたものであっても良く、
また、ユーザにより任意に登録可能であったり、変更可
能なものであっても良い。第1実施例においては、複数
の通知メッセージを記憶部にあらかじめ記憶しておき、
ユーザがキー操作を実行することにより、それら複数の
通知メッセージのうちのいずれかが選択され、その選択
された通知メッセージが送信されるように構成しても良
い。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例を示すものであって、ネッ
トワーク構成を概略的に示す図 【図2】電気的な構成を示す機能ブロック図 【図3】図1相当図 【図4】制御内容を示すフローチャート 【図5】本発明の第2実施例を示す図1相当図 【図6】図4相当図 【符号の説明】 図面中、1は携帯電話装置(無線通信装置)、2は制御
部(着信検出手段、通知情報送信手段および制御手
段)、3はPDC通信部(無線通信手段)、6はPHS
通信部(無線通信手段)、10はキー操作検出部(キー
操作検出手段)、12は記憶部(通知情報記憶手段、音
声情報記憶手段)、15はレシーバ(報知手段)、21
はPDC通信網(無線通信網)、25はPHS通信網
(無線通信網)である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−1621(JP,A) 特開 平6−350523(JP,A) 特開 平3−106254(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 通信に係る交換制御を互いに独立して実
    行するように構成された複数の無線通信網の各々に対し
    て接続可能な複数の無線通信手段を備えた無線通信装置
    において、 前記複数の無線通信網のうちのいずれかから送信された
    着信信号を前記複数の無線通信手段のうちのいずれかが
    受信したことを着信として検出する着信検出手段と、複数の 通知情報が記載された通知情報記憶手段と、 この通知情報記憶手段に記憶されている通知情報を読出
    し、その読出した通知情報を前記複数の無線通信網のう
    ちいずれかに送信させる通知情報送信手段と、報知情報
    を報知する報知手段と、 キー操作が実行されたことを検出するキー操作検出手段
    と、 前記複数の無線通信手段のうちの一の無線通信手段が前
    記複数の無線通信網のうちの一の無線通信網に対して接
    続して一の通信相手との間で通信を実行しているとき
    に、他の通信相手が発信したことに応じて前記複数の無
    線通信網のうちの他の無線通信網から送信された着信信
    号を前記複数の無線通信網のうちの他の無線通信手段が
    受信したことを前記着信検出手段が着信として検出した
    場合には、前記複数の通知情報のうち、通信中でしばら
    くしてから掛け直してほしいという通知メッセージが通
    知情報として選択されたことを前記キー操作検出手段が
    検出した場合、前記他の無線通信手段を他の無線通信網
    に対して接続させ、前記通知情報送信手段を動作させる
    ことにより前記他の通信相手に前記選択された前記通知
    情報を送信させる制御手段とを備え、前記制御手段は、 前記複数の無線通信手段のうちの一の無線通信手段が前
    記複数の無線通信網のうちの一の無線通信網に対して接
    続して一の通信相手との間で通信を実行しているとき
    に、他の通信相手が発信したことに応じて前記複数の無
    線通信網のうちの他の無線通信網から送信された着信信
    号を前記複数の無線通信網のうちの他の無線通信手段が
    受信したことを前記着信検出手段が着信として検出した
    場合に、前記他の通信相手にメッセージを入れてもらう
    ための通知メッセージが通知情報と して選択されたこと
    を前記キー操作検出手段が検出した場合には、前記他の
    無線通信手段を他の無線通信網に対して接続させ、前記
    通知情報送信手段を動作させることにより前記他の通信
    相手に前記選択された前記通知情報を送信させ、かつ前
    記他の通信相手から送信された音声情報を記憶させる音
    声情報記憶手段を動作させるように構成されており、 前記制御手段は、通知情報を送信させた後に、前記報知
    手段を動作させ、通信相手切替のためのキー操作が実行
    されたことを前記キー操作検出手段が検出したときに
    は、前記一の無線通信手段および他の無線通信手段を一
    方が通信実行状態になると共に他方が通信保留状態にな
    るように通信相手切替制御を実行するように構成されて
    いることを特徴とする無線通信装置。
JP02969599A 1999-02-08 1999-02-08 無線通信装置 Expired - Fee Related JP3395690B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02969599A JP3395690B2 (ja) 1999-02-08 1999-02-08 無線通信装置
US09/457,886 US6377816B1 (en) 1999-02-08 1999-12-10 Wireless communication device capable of operating under different communication protocols

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02969599A JP3395690B2 (ja) 1999-02-08 1999-02-08 無線通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000228785A JP2000228785A (ja) 2000-08-15
JP3395690B2 true JP3395690B2 (ja) 2003-04-14

Family

ID=12283254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02969599A Expired - Fee Related JP3395690B2 (ja) 1999-02-08 1999-02-08 無線通信装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6377816B1 (ja)
JP (1) JP3395690B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE50011383D1 (de) * 2000-08-09 2006-03-02 Ericsson Telefon Ab L M Verfahren zur bereichsabhängigen Betriebsparametereinstellung bei einem mobilen Endgerät, zugehöriges Endgerät und Bereichsinformationssender
US20030036391A1 (en) * 2000-08-25 2003-02-20 Xemplix, Ltd. Relating to information delivery
JP3612506B2 (ja) * 2001-09-04 2005-01-19 Necアクセステクニカ株式会社 移動携帯端末装置
KR100450138B1 (ko) * 2001-12-28 2004-09-30 에스케이텔레텍주식회사 이동통신단말기에 있어서 통화중 알림 기능 제공 방법
KR100451195B1 (ko) * 2002-07-31 2004-10-02 엘지전자 주식회사 통화중 단문메시지 전송 방법
KR20040013500A (ko) * 2002-08-07 2004-02-14 에스케이텔레텍주식회사 통화중 안내멘트 전송방법과 이를 구현한 휴대전화기
JP2005160064A (ja) * 2003-11-06 2005-06-16 Ad Step:Kk 歩行支援システムとこのシステムで使用する携帯端末機及びアダプタ装置
JP5649931B2 (ja) * 2010-11-30 2015-01-07 セイコーソリューションズ株式会社 携帯電話装置
US8385893B2 (en) * 2011-01-04 2013-02-26 Qualcomm Incorporated Multi-SIM status update system
JP5301699B1 (ja) * 2012-03-23 2013-09-25 京セラ株式会社 通信装置、通信方法、及び通信プログラム
JP2013201565A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Kyocera Corp 通信装置、通信方法、及び通信プログラム
JP5583713B2 (ja) * 2012-03-28 2014-09-03 京セラ株式会社 通信装置、通信方法、及び通信プログラム
JP5547766B2 (ja) * 2012-03-28 2014-07-16 京セラ株式会社 通信装置、通信方法、及び通信プログラム
JP5466726B2 (ja) * 2012-04-27 2014-04-09 京セラ株式会社 通信装置、通信方法、及び通信プログラム
JP6275942B2 (ja) * 2012-09-26 2018-02-07 京セラ株式会社 通信装置、通信方法、及び通信プログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06224834A (ja) 1993-01-28 1994-08-12 Hitachi Ltd ディジタル自動車電話端末装置
JP3161897B2 (ja) 1993-12-20 2001-04-25 日本電信電話株式会社 通信端末の接続制御方法
US5797098A (en) * 1995-07-19 1998-08-18 Pacific Communication Sciences, Inc. User interface for cellular telephone
US5845215A (en) * 1995-10-18 1998-12-01 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Operating mobile stations of wireless communication systems in multiple modes by external control

Also Published As

Publication number Publication date
US6377816B1 (en) 2002-04-23
JP2000228785A (ja) 2000-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3395690B2 (ja) 無線通信装置
JPH09502583A (ja) 複数の動作モードを有する携帯通信およびデータ端末
JP3022546B1 (ja) 無線通信装置
EP0921668B1 (en) TDMA communication method and system
JP3839582B2 (ja) 移動体通信システムにおける待ち受け処理方式
JP3033407B2 (ja) 移動体間の通話システム
JPH0813063B2 (ja) コードレスホームテレホン方式
JP2000236581A (ja) 通信システム
JP3282596B2 (ja) 無線通信装置
JP3738056B2 (ja) コードレス電話
JP3058154B2 (ja) 無線通信装置
JP3482726B2 (ja) 簡易型携帯電話機
JPH09233547A (ja) 移動通信着信方式
JP3133513B2 (ja) ディジタルコードレス電話装置の子機
JP3055478B2 (ja) 無線電話装置
JP3810128B2 (ja) コードレス電話の公衆基地局
JP3665154B2 (ja) 応答機能付きページャおよびページャシステム、それに関連する無線基地局およびページャ制御局
JPH1032631A (ja) 電話機
JP3678393B2 (ja) 移動体通信端末の基地局選択処理方式
JP3022526B2 (ja) 電話装置
JPH05316025A (ja) 無線電話装置
JP3022005B2 (ja) ディジタルコードレス電話装置
JPH10200932A (ja) パーソナルハンディホンシステム
JPH06350521A (ja) デジタルコードレス電話機
JPH08275227A (ja) 簡易型携帯電話機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090207

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100207

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110207

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120207

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130207

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140207

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees