JP2005160064A - 歩行支援システムとこのシステムで使用する携帯端末機及びアダプタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】歩行路上の変化や設備等について、その位置は勿論のこと属性を歩行者が明確に把握できるようにし、これにより歩行安全性の向上を図る。
【解決手段】歩行支援を要する場所に無線標識RSを設置して微弱電波により歩行支援情報を放送し、この歩行支援情報を携帯電話機MSにより受信して歩行者に報知する。また上記歩行支援情報の報知開始時点から一定時間内に歩行者が携帯電話機MSの特定キーを押すと、援助用性情報が携帯電話機MSから無線標識RSを経由して管理センタCSに送られ、管理センタCSにおいて係員を派遣するための処理が行われる。さらにその際、管理センタCSから援助要請元の携帯電話機MSに対し、援助要請に対する回答情報が無線標識RSを経由して通知され、歩行者に報知される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、道路や駅構内の通路等の歩行路において、歩行者、特に目の不自由な方や老人、子供の歩行を支援する上で有用な歩行支援システムと、このシステムに使用する携帯端末機及びアダプタ装置に関する。
一般に、道路や駅構内等の通路には、目の不自由な障害者の歩行を支援するために点字ブロックが設置されている。しかし点字ブロックは、歩行路とその始点や終点等を示すものに過ぎず、その自体では例えば終点が階段の登り口や降り口或いは曲がり角や行き止まりを示しているのか、ホームの端や建物の出入り口等を示しているのか、横断歩道や交差点の停止点を示しているのかが分からないことが多い。これは、その道路をはじめて歩く人や、点字歩行に不慣れな人にとっては大きな不安材料となり、十分な設備とは云えない。
また、道路にはバス停や地下鉄の出入り口、公衆トイレ等の種々の公共施設が設置され、また駅構内の通路には切符の自動販売機や支援所、各種売店等が設置されているが、これらの施設は樹木や商店の看板、放置自転車、通行者等の障害物により見付けにくくなっていることがある。このような場合には、たとえ健常者であっても見過ごしてしまうことがあり、特に老人や子供にとっては好ましくない。
以上述べたように点字ブロックを設置しただけの対策では、道路や通路等に設けられた階段や曲がり角、横断歩道や交差点等の位置は分かっても、その種類や属性等の詳細な内容については、目の不自由な歩行者には把握できない。また、道路や通路に設置されたバス停や地下鉄の出入り口、公衆トイレ、支援所等の施設が障害物により見付けにくくなっていると、障害者は勿論のこと、健常者であっても見過ごしてしまうことがあり、有効な対策が望まれている。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、道路や通路等の歩行路上の変化、設備や施設等について、その位置は勿論のこと種類や属性等を歩行者が明確に把握できるようにして歩行安全性の向上を図り、特に目の不自由な歩行者や老人、子供にとって有益な歩行支援システムとこのシステムで使用する携帯端末機を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明に係わる歩行支援システムは、歩行者が支援を必要とする場所に無線標識を設置すると共に、上記無線標識との間で第1の通信回線を介して通信が可能な携帯端末機を使用する。上記無線標識には、上記支援を必要とする場所に係わる歩行支援情報を、歩行者の平均的な歩行速度により決まる所定の限定された報知対象範囲、例えば直径2〜3mの範囲に向け第1の無線回線を介して送信する手段を備える。一方、上記携帯端末機には、上記無線標識から上記第1の通信回線を介して送信された歩行支援情報を受信し、この受信された歩行支援情報を携帯端末機を所持する歩行者に報知する手段を備えたものである。
したがってこの発明によれば、例えば目の不自由な歩行者が道路を歩行中に横断歩道や交差点、横断歩道橋の上り口などの支援を必要とする場所に近付くかまたは到達すると、無線標識から送信される歩行支援情報が携帯端末機により受信され、当該場所に関する歩行支援情報が携帯端末機から報知される。このため、目の不自由な歩行者は、上記報知された歩行支援情報から自身が到達又は接近している場所について、点字ブロックから得られる情報量を超える詳細な情報を取得することが可能となり、これにより点字ブロックのみの場合に比べて歩行中の不安は大幅に軽減される。
また、例えば歩行者が道路を歩行中にバス停や地下鉄の出入り口、公衆トイレ等の施設に到達するか又は接近すると、無線標識から送信される当該施設に関する歩行支援情報が携帯端末機で受信されて携帯端末機から歩行者に報知される。このため、施設が樹木や放置自転車、看板等の障害物により見付け難くなっていたとしても、上記施設を見過ごすことなく確実に把握することが可能となる。
また、この発明に係わる歩行支援システムは、次のような各種構成を備えることも特徴とする。
第1の構成は、無線標識に対し第2の通信回線を介して接続可能な管理センタをさらに備える。そして、携帯端末機に、歩行支援情報の報知開始後一定時間内に歩行者が特定のキー操作を行った場合に、援助を要請する情報を第1の通信回線を介して無線標識へ送信する手段をさらに設け、無線標識は携帯端末機から第1の通信回線を介して送信された上記援助を要請する情報を受信して、第2の通信回線を介して上記管理センタへ転送する。管理センタは、上記無線標識から第2の通信回線を介して転送された援助を要請する情報を受信し、この受信された援助を要請する情報を援助担当者に通知する。
このような構成であれば、例えば駅構内の通路を歩行中の目の不自由な方や老人、子供等が、道に迷ったり切符の買い方が分からなかったり、さらには具合が悪くなった場合に、自身が所持する携帯端末機の特定キーを操作することで、援助を要請する情報が無線標識を介して管理センタに伝えられ、管理センタから係員が出向くことが可能となる。
第2の構成は、管理センタに、上記受信された援助を要請する情報に対する回答情報を作成して、この作成された回答情報を第2の通信回線を介して転送元の無線標識へ返送する手段をさらに備える。無線標識は、上記返送された回答情報を、上記援助を要請する情報を送信した携帯端末機へ第1の通信回線を介して送信し、携帯端末機は上記無線標識から第1の通信回線を介して送信された回答情報を受信して歩行者に報知する。
このような構成により、援助を要請する情報の送信に対し管理センタから、例えば援助の要請を受領した旨の回答情報が無線標識を経由して返送されて携帯端末機に表示される。このため、援助を求めた障害者や老人、子供等にとっては、係員が到達するまでの不安感が軽減される。
第3の構成は、無線標識を、路上の歩行者が支援を必要とする場所に設置された点字ブロックに設けられる無線ICタグにより構成したものである。この構成により、如何なる場所においても、支援情報を報知するための無線エリアを形成する上で最も効果的な場所に無線標識を設置することができる。また、無線標識は点字ブロックにより保護されるので、設置後においても信頼性の高いシステム運用が可能となる。
第4の構成は、無線標識から、歩行者支援情報に続いて当該無線標識の設置場所周辺に存在する施設に関連する広告情報を送信するようにしたものである。
このように構成すると、無線標識の設置費用やシステムの運用費用の一部又はすべてを広告料により賄うことが可能となり、これによりシステムの普及をさらに促進することが可能となる。また、歩行者にとっては周辺の店舗や商品等に関する有益な情報が得られ、商店等の広告主にとっては販売促進効果が得られる。
第5の構成は、無線標識に対し第2の通信回線を介して接続可能な管理センタをさらに具備し、この管理センタにおいて、上記無線標識が送信する歩行支援情報を第2の通信回線を介して遠隔的に変更するものである。
このように構成すると、無線標識が送信する歩行支援情報の内容を、定期的又は随時管理センタから変更することが可能となる。
一方、この発明に係わる携帯端末機は、歩行者が支援を必要とする場所に設置され、当該設置場所に係わる歩行支援情報を歩行者の平均的な歩行速度により決まる限定された報知対象範囲、例えば直径2〜3メートル程度の範囲に向け第1の通信回線を介して無線送信する機能を備える無線標識と、上記無線標識との間で上記第1の通信回線を介して通信が可能な携帯端末機とを備える歩行支援システムで使用される上記携帯端末機であって、上記無線標識から第1の通信回線を介して送信された歩行支援情報を受信し、この受信された歩行支援情報を、携帯端末機を所持する歩行者に向け報知するように構成したものである。
したがってこの発明によれば、例えば目の不自由な方が道路を歩行中に横断歩道や交差点、横断歩道橋の登り口等の支援を必要とする場所に近付くか又は到達すると、無線標識から送信される歩行支援情報が受信されて、その場所に関する歩行支援情報が報知される。このため、目の不自由な歩行者は、上記報知された歩行支援情報から自身が到達又は接近している場所についての詳細な情報を自身が所持する携帯端末機により知ることが可能となり、これにより歩行中の不安は大幅に軽減される。
また、例えば歩行者が道路を歩行中にバス停や地下鉄の出入り口、公衆トイレ等の施設に到達するか又は接近した場合にも、無線標識から送信される当該施設に関する歩行支援情報が受信されて歩行者に報知される。このため、施設が樹木や放置自転車、看板等の障害物により見付け難くなっていたとしても、上記施設を見過ごすことなく確実に把握することが可能となる。
さらに、携帯端末機として既存の携帯電話機を利用し、歩行支援情報を携帯電話機で受信して報知すると、別途支援用受信装置を所持したり購入する必要がない。このため、歩行者にとっては所持品が増えず、また費用負担も軽減される。近年、携帯電話機の普及はめざましいものがあり、このような携帯電話機を利用することはサービスを普及させる上できわめて有効である。
また、この発明に係わる携帯端末機は、次のような各種構成を備えることも特徴とする。
第1の構成は、移動通信網を介して他の通信端末との間で移動通信を行う携帯電話機能を備え、かつ上記移動通信網からの着信を報知するための動作を規定する第1の報知モードが設定されている場合に、歩行支援情報を報知するための動作を規定する第2の報知モードを記憶しておき、歩行支援情報が受信された場合に、上記第1の報知モードの設定を一時に解除して、上記記憶された第2の報知モードに従い上記歩行支援情報を歩行者に報知するものである。
このような構成により、着信報知動作を規定する第1の報知モードが例えばマナーモードに設定されている場合でも、歩行支援情報を受信した場合には上記マナーモードが一時解除されて音声などにより明確に報知することが可能となる。
第2の構成は、移動通信網を介して他の通信端末との間で移動通信を行う携帯電話機能を備える場合に、歩行支援情報の報知動作と、移動通信網から着信が到来した場合の着信報知動作とが時間的に競合する場合に、歩行支援情報の報知動作を優先させるものである。
このように構成することで、移動通信網から着信が到来した場合の報知動作よりも歩行支援情報の報知動作が優先されるため、例えば横断歩道や階段等にさしかかった歩行者に対し支援情報をもれなく確実に報知することができる。
第3の構成は、歩行支援情報の報知動作と、移動通信網から着信が到来した場合の着信報知動作とが時間的に競合した場合に、移動通信網から着信が到来した旨の情報を保存し、歩行支援情報の報知動作終了後に、上記保存された着信が到来した旨の情報を報知するものである。
このように構成することで、例えば歩行者が歩行支援情報に従い横断歩道を渡りきった後に、或いは階段を下りきった後に、自動的に着信情報が報知される。このため、歩行者は着信が発生したことを確実に知ることができ、この着信情報をもとに再発信することが可能となる。
第4の構成は、先ず報知対象となる場所の存在とその種類を当該種類に対応付けて予め設定したパターンでバイブレータを駆動することにより報知し、続いて歩行支援情報の詳細な内容を音声メッセージにより報知するようにしたものである。
このように構成すると、歩行者はバイブレータの駆動パターンにより先ず報知対象場所の存在とその種類を知り、続いて音声メッセージにより歩行者支援情報の詳細な内容を知ることができる。このため、歩行者支援情報の内容をその頭から聞き漏らすことなく確実に把握することが可能となる。
さらにこの発明は、歩行者が所持しかつ移動通信網との間で第1の回線を介して通信が可能な携帯端末機と、前記歩行者が支援を必要とする場所に設置される無線標識と、上記無線標識との間で第2の通信回線を介して通信が可能でかつ上記携帯端末機との間で第3の通信回線を介して通信が可能なアダプタ装置とをする歩行支援システムにあって、上記アダプタ装置により、上記無線標識から第2の通信回線を介して送信された歩行支援情報を受信し、この受信された歩行支援情報を上記第3の通信回線を介して上記携帯端末機へ転送するように構成したものである。
このようにすると、無線標識と携帯端末機との間で、アダプタ装置により歩行支援情報の転送が中継される。このため、無線標識から送信される無線信号を受信する機能を持たない携帯端末機であっても、歩行者支援情報を受信することが可能となる。したがってユーザは、無線標識との間の通信機能を有する携帯端末機を新たに購入することなく、既存の汎用携帯端末機をそのまま使用して歩行支援サービスの提供を受けることが可能となり、経済的負担が軽減される。
要するにこの発明は、歩行者が支援を必要とする場所に無線標識を設置して、この無線標識から上記支援を必要とする場所に係わる歩行支援情報を直径が最大数メートル程度の限定された報知対象範囲に向け送信し、この無線標識から送信された歩行支援情報を携帯端末機で受信してこの携帯端末機から報知するようにしている。
したがってこの発明によれば、道路や通路等の歩行路上の変化、設備や施設等について、その位置は勿論のこと種類や属性等を歩行者が明確に把握できるようにして歩行安全性の向上を図り、特に目の不自由な歩行者や老人、子供にとって有益な歩行支援システムとこのシステムで使用する携帯端末機を提供することができる。
図1は、この発明に係わる歩行支援システムの一実施形態を示す概略構成図である。
駅構内の通路上には、歩行ルートを示す点字ブロックT1が一列に設置されており、また横断歩道や階段、ホームの端付近には、停止位置を示す点字ブロックT2が設置されている。
上記各点字ブロックT1,T2のうち、停止位置表示用の点字ブロックT2又はその直前の歩行ルート表示用の点字ブロックT1には、無線標識RSが設けてある。この無線標識RSは1チップ化された半導体集積回路により構成され、点字ブロックT1又はT2内に設けられた空洞収容部内に収容されるか、又は路面と点字ブロックT1又はT2の底面との間に設けられる。無線標識RSは、路上の停止位置に接近した歩行者に向け歩行支援情報を無線送信する機能と、近くの無線LAN(Local Area Network)基地局LS及び通信ネットワークNWを介して管理センタCSとの間で通信を行う機能とを有する。なお、通信ネットワークNWは、インターネットに代表されるコンピュータ・ネットワークと、上記無線LAN基地局LS及び管理センタCSを上記コンピュータ・ネットワークに接続するための公衆網又は専用線網とから構成される。
図3は、上記無線標識RSの構成の一例を示す機能ブロック図である。無線標識RSは、無線タグ送受信部6と、無線LAN送受信部7と、制御部8と、支援情報記憶部9とを備えている。
無線タグ送受信部6は、小型でチップ状をなす半導体集積回路からなり、不揮発性メモリと、無線部とを備える。不揮発性メモリには、RFID(Radio Frequency IDentification)が記憶されている。無線部は、アンテナ61を備え、携帯電話機MSとの間で微弱電波により無線信号の送受信を行う。無線信号の送受信範囲は、歩行者の平均的な歩行速度をもとに例えば直径2〜3m程度に設定される。また、上記無線信号の周波数としては、移動通信用の周波数や無線LAN用の周波数帯とは異なる周波数帯が使用される。
無線LAN送受信部7は、アンテナ71を備え、無線LAN基地局LSとの間で所定のアクセス方式に従い無線通信を行う。アクセス方式としては、例えばIEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11gが使用される。
制御部8は、例えばマイクロコンピュータを使用したもので、制御機能として、支援情報送信制御手段8aと、援助要請情報転送制御手段8bと、回答情報転送制御手段8cとを備える。
支援情報送信制御手段8aは、支援情報記憶部9に記憶されている歩行支援情報を、上記無線タグ送受信部6から一定の周期で繰り返し送信する。歩行支援情報は、無線標識RSの設置場所ごとに定められるもので、当該場所の名称を表す情報と属性情報とを含む。場所の名称を表す情報は、例えばその場所が階段の上り口又は下り口であるのか、エレベータやエスカレータの乗り口であるのか、ホームであるのか、券売機や改札口であるのかを示す。属性情報には、当該場所に関する構造などの詳細な情報(例えば階段であればその形式や段数、幅であり、また横断歩道であればその長さや信号が変わるまでの所要時間である)や、注意事項、行き先名や地名、施設名等を表す情報が含まれる。
援助要請情報転送制御手段8bは、携帯電話機MSから送信された援助要請情報を無線タグ送受信部6で受信した場合に、この受信された援助要請情報を無線LAN送受信部7から管理センタCS宛てに送信する。
回答情報転送制御手段8cは、管理センタCSから送信された回答情報を無線LAN送受信部7で受信した場合に、この受信された回答情報を無線タグ送受信部6から援助要請元の携帯電話機MSに向け送信する。
一方、歩行者が所持する携帯電話機MSには、図示しない移動通信網との間で移動無線通信を行う機能に加え、上記無線標識RSとの間で無線通信を行う機能が設けてある。携帯電話機MSは、この無線標識RSとの間の無線通信機能を利用して、上記無線標識RSから送信される支援情報を受信して携帯電話機MSの所持者に報知する。またそれと共に、所持者による特定のキー操作に応じて、上記管理センタCSとの間で援助を求めるための援助要請情報とそれに対する回答情報の送受信を行う。
図2は、上記携帯電話機MSの構成を示すブロック図である。携帯電話機MSは、移動通信無線部1と、ベースバンド部2と、入出力部3と、電源部4と、無線タグ送受信部5とから構成される。
同図において、移動通信網の基地局から移動通信システム用の無線回線を介して到来した無線信号は、アンテナ11で受信されたのちアンテナ共用器(DUP)12を介して受信回路(RX)13に入力される。受信回路13は、高周波増幅器、周波数変換器及び復調器を備える。そして、上記無線信号を低雑音増幅器で低雑音増幅したのち、周波数変換器において周波数シンセサイザ(SYN)14から発生された受信局部発振信号とミキシングして受信中間周波信号又は受信ベースバンド信号に周波数変換し、その出力信号を復調器でディジタル復調する。復調方式としては、例えばQPSK(Quadriphase Phase Shift Keying)方式に対応した直交復調方式が用いられる。なお、上記周波数シンセサイザ14から発生される受信局部発振信号周波数は、ベースバンド部2に設けられた主制御部21から指示される。
上記復調器から出力された復調信号はベースバンド部2に入力される。ベースバンド部2は、主制御部21と、多重分離部22と、音声符号復号部(以後音声コーデックと呼称する)23と、マルチメディア処理部24と、LCD(Liquid crystal Display)制御部25とを備えている。
上記復調信号は、主制御部21において制御情報であるかマルチメディア情報であるかが識別され、マルチメディア情報であれば多重分離部22に供給されてここで音声データと画像データとに分離される。そして、音声データは音声コーデック23に供給されてここで音声復号され、これにより再生された音声信号は入出力部3のスピーカ32から拡声出力される。これに対し画像データは、マルチメディア処理部24に供給されてここで画像復号処理され、これにより再生された画像信号はLCD制御部25を介して入出力部3のLCD34に供給され表示される。
なお、上記受信画像データは必要に応じて主制御部21内のRAMに格納される。またLCD34には、主制御部21から出力された自装置の動作状態を表す種々情報、例えば電話帳や受信電界強度検出値、バッテリの残量なども表示される。
一方、入出力部3のマイクロホン31から出力されたユーザの送話音声信号は、ベースバンド部2の音声コーデック23に入力され、ここで音声符号化されたのち多重分離部22に入力される。またカメラ(CAM)33から出力された画像信号は、ベースバンド部2Aのマルチメディア処理部24に入力され、ここで画像符号化処理が施されたのち上記多重分離部22に入力される。多重分離部22では、上記符号化された音声データと画像データとが所定のフォーマットで多重化され、この多重化された送信データは主制御部21から無線部1の送信回路(TX)15に入力される。
送信回路15は、変調器、周波数変換器、送信用の帯域通過フィルタ及び送信電力増幅器を備える。上記送信データは、変調器でディジタル変調されたのち、周波数シンセサイザ14から発生された送信局部発振信号と周波数変換器においてミキシングされて無線周波信号に周波数変換される。変調方式としては、QPSK方式が用いられる。そして、この生成された送信無線周波信号は、送信電力増幅器で所定の送信レベルに増幅されたのち、アンテナ共用器12を介してアンテナ11に供給され、このアンテナ11から移動通信網の基地局に向け送信される。
なお、電源部4には、リチウムイオン電池等のバッテリ41と、このバッテリ41を充電するための充電回路42と、電圧生成回路(PS)43とが設けられている。電圧生成回路43は、例えばDC/DCコンバータからなり、バッテリ41の出力電圧をもとに所定の電源電圧Vccを生成する。また入出力部4には、バイブレータ36が設けられている。このバイブレータ36は、移動通信網からの着信の報知手段として使用されると共に、上記歩行支援情報及び回答情報の受信報知手段としても使用される。
ところで、無線タグ送受信部5は、無線タグ送受信回路50とアンテナ51とから構成される。無線タグ送受信回路50は、上記無線標識RSとの間で歩行支援情報、援助要請情報及び回答情報の送受信を行う。なお、無線タグ送受信部5は、携帯電話機MSの筐体内に内蔵するようにしてもよいが、他に例えばICカードやメモリカードに収容され、これらICカードやメモリカードを携帯電話機MSに設けられたスロットに着脱自在に挿着するように構成してもよい。携帯電話機MSは、後述する主制御部21により上記挿着されたICカードやメモリカードを認識し、当該カードに収容されている無線タグ送受信機能を使用する。
また主制御部21は、マイクロプロセッサ、ROM及びRAM等からなる内部メモリを備えたもので、移動通信に関する種々制御機能に加え、この発明に係わる制御機能として、支援情報受信報知制御手段21aと、援助要請情報送信制御手段21bと、回答情報受信報知制御手段21cとを備えている。
支援情報受信報知制御手段21aは、無線標識RSが送信した歩行支援情報が上記無線タグ送受信部5で受信された場合に、バイブレータ36を駆動して歩行支援情報が受信された旨を報知すると共に、上記受信された歩行支援情報を音声コーデック23で復号してスピーカ32又は図示しないイヤホンから拡声出力させる。
援助要請情報送信制御手段21bは、上記バイブレータ36の駆動が開始されてから一定時間内にキー入力部35の特定キーが押下された場合に、管理センタCSに対し援助を要請するための援助要請情報を無線タグ送受信部5から無線標識RSに向け送信する。上記一定時間は、例えば30秒程度に設定される。
回答情報受信報知制御手段21cは、上記援助要請情報の送信に対し無線標識RSから管理センタCSの回答情報が返送された場合に、バイブレータ36を駆動して回答情報が受信された旨を報知すると共に、上記受信された回答情報を音声コーデック23で復号してスピーカ32から拡声出力させる。
次に、以上のように構成されたシステムの動作を説明する。図4はシステムの動作手順を示すシーケンス図、図5は携帯電話機MSの制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
無線標識RSは、歩行者の有無にかかわらず、図4に示すように歩行支援情報を送信している。この歩行支援情報の送信は、一定の周期(例えば2〜3秒周期)で繰り返し行われる。
一方携帯電話機MSは、待ち受け状態において図5に示すようにステップ5a及びステップ5bでそれぞれ着信の到来及び歩行支援情報の到来を監視している。そして、この状態で移動通信網から着信が到来すると、通常の着信制御を実行する。この着信制御における着信の報知は、予め設定した着信報知モードにより行われる。例えば、着信報知モードとしてマナーモードが設定されていれば、このマナーモードに従い着信報知動作が行われる。
これに対し、歩行者が歩行中に上記無線標識RSが形成する無線エリアに入ったとする。そうすると、上記無線標識RSから送信される歩行支援情報が無線タグ送受信部5で受信される。携帯電話機MSは、上記歩行支援情報が受信されるとステップ5bからステップ5cに移行して先ずバイブレータ36を駆動する。このとき、バイブレータ36の振動パターンは支援情報報知モードにより制御される。この支援情報報知モードは、着信報知モードと異なるように予め設定される。したがって、歩行者は歩行支援情報の受信であることを、通常の着信報知と区別して認識することができる。なお、上記バイブレータ36の代わりに又は並行して鳴音やメロディを発生させるようにしてもよい。
続いて携帯電話機MSは、ステップ5dにおいて、上記受信された歩行支援情報を主制御部21から音声コーデック23に入力して復号し、この復号された音声メッセージからなる歩行支援情報をスピーカ32から拡声出力する。このとき歩行支援情報としては、例えば階段の上り口であれば、
「1m先に直線の上り階段があります。階段を上るとコンコースに出られます。」
が報知され、またホームであれば
「この場所は○○○方面行きホームの先頭車両停車位置です。点字ブロックより後ろに下がってお待ち下さい。」
が報知される。さらに切符売り場であれば、
「左側に券売機があります。操作が分からない場合は特定キーを押してください。」
が報知される。
なお、イヤホン端子にイヤホンが挿着されている場合には、上記情報歩行支援情報はイヤホンから出力される。
上記歩行支援情報の報知が開始されると、携帯電話機MSはステップ5gで一定時間の経過を監視しながら、ステップ5f及びステップ5hによりそれぞれ着信の到来と特定キーの押下を監視する。そして、この状態で移動通信網から着信が到来したとすると、留守モードに従い上記着信に対し留守応答動作を実行すると共に、着信情報を内部メモリに保存する。すなわち、歩行支援情報の報知期間中に着信が発生した場合には、歩行支援情報の報知動作を優先し、着信に対しては一時的に留守モードを設定して留守応答動作を実行する。
一方、上記バイブレータ36の駆動を開始してから一定時間内に、歩行者がキー入力部35の特定キーを押下したとする。特定キーとしては例えば“#”や“*”が使用可能である。そうすると携帯電話機MSは、ステップ5iに移行してここで無線タグ送受信部5から無線標識RSに向け図4に示すように援助要請情報を送信する。この援助要請情報には、例えば援助を要請する旨の識別データと要請元の携帯電話機MSの識別データが挿入される。
無線標識RSは、携帯電話MSから援助要請情報が到来すると、この受信された援助要請情報をパケット化する。このときパケットの送信元アドレスには自己の無線標識RSに割り当てられた識別データを挿入し、宛先アドレスには管理センタCSのアドレスを挿入する。そして、このパケットを無線LAN送受信部7から管理センタCSに向け送信する。
管理センタCSは、上記援助要請情報のパケットを受信すると、援助要請が発生した旨を鳴音などにより報知すると共に、送信元アドレスとして使用されている無線標識RSの識別データから援助要請の発生場所を特定し、この特定された援助要請の発生場所をディスプレイ上に表示する。そして、最寄りの場所に係員が存在するか否かを係員データベースをもとに判断し、もし存在する場合には該当する係員に対しPHS(Personal Handyphone System;登録商標)等の構内無線システムを利用して支援を要請する。なお、係員データベースは、上記構内無線システムの位置検出機能又はGPS(Global Positioning System)による位置検出機能を利用して作成することが可能である。
また管理センタCSは、上記係員の派遣処理(図4の4b)を実行すると、続いて援助要請元の歩行者に対する回答情報を作成し、作成された回答情報のパケットを図4に示すように上記無線標識RSに向け送信する。無線標識RSは、管理センタCSから送信された自己宛のパケットを無線LAN送受信部7で受信すると、このパケットに挿入されている回答情報を無線タグ送受信部6から援助要請元の携帯電話機MSに向け送信する。
携帯電話機MSは、無線タグ送受信部5において上記回答情報を受信すると、ステップ5jからステップ5kに移行して先ずバイブレータ36を駆動する。このとき、バイブレータ36の振動パターンは、先に述べた歩行支援情報の報知の場合と同様に支援情報報知モードにより制御されるが、着信報知モード及び支援情報報知モードとは異なる報知モードを設定することも可能である。なお、この場合も上記バイブレータ36の代わりに又は並行して鳴音やメロディを発生させるようにしてもよい。
続いて携帯電話機MSは、ステップ5mにおいて、上記受信された回答情報を主制御部21から音声コーデック23に入力して復号し、この復号された音声メッセージからなる回答情報をスピーカ32から拡声出力する(図4の4c)。このとき、回答情報としては例えば、「係員が参ります。その場所でしばらくお待ち下さい。」が使用される。したがって、歩行者は係員が到着するまでその場で安心して待つことができる。
一方、上記歩行支援情報の報知に対し、歩行者が一定時間内に特定キーを押さなかったとする。この場合、携帯電話機MSは上記一定時間が経過した時点でステップ5gからステップ5nに移行し、ここで着信情報が保存されているか否かを判定する。そして、もし仮に着信情報が保存されていれば、ステップ5oにより上記着信情報をもとに歩行支援中に着信が発生した旨を歩行者に報知する。この報知もバイブレータ36の駆動と音声メッセージにより行われる。このため、歩行支援中に着信が発生した場合でも、歩行支援動作が終了した後、例えば横断歩道を渡り終わった後や階段を上り終わった後に、上記着信の発生は時間を置かずに歩行者に知らされる。したがって、歩行者は着信の発生を遅れることなく確実に把握することができ、これにより着信情報を利用して伝言を確認したり、またリダイヤル操作等を行うことができる。
なお、以上の説明では、特定キーが操作されずに一定期間が経過した場合に、着信情報の保存の有無を判定して保存されている場合に着信情報を報知するようにした。しかしそれに限らず、特定キーの操作に応じて援助要請情報及び回答情報の送受信が行われた場合にも、回答情報の報知処理後に上記着信情報の保存の有無の判定と着信情報の報知処理を行うようにしてもよい。
以上述べたようにこの実施形態では、歩行支援を要する場所に無線標識RSを設置して微弱電波により歩行支援情報を放送し、この歩行支援情報を携帯電話機MSにより受信して歩行者に報知するようにしている。このため、例えば目の不自由な方や老人のように歩行支援を必要とする歩行者は、上記歩行支援情報によりその場所にある設備等の存在はもとより設備の種類や構造、注意事項などの属性情報を音声メッセージにより明確に知ることができる。
また、上記歩行支援情報の報知開始時点から一定時間内に歩行者が携帯電話機MSの特定キーを押すと、援助用性情報が携帯電話機MSから無線標識RSを経由して管理センタCSに送られ、管理センタCSにおいて係員を派遣するための処理が行われる。このため歩行者は、援助を必要とする場合に簡単な操作で確実に要請することが可能となる。
さらにその際、管理センタCSから援助要請元の携帯電話機MSに対し、援助要請に対する回答情報が無線標識RSを経由して通知され、歩行者に報知される。このため歩行者は、係員が到着するまでその場で安心して待つことが可能となる。
また、無線標識RSを点字ブロックT1,T2に設けるようにしているので、如何なる場所においても、歩行支援情報を報知するための無線エリアを形成する上で最も効果的な場所に無線標識RSを設置することができる。
一方携帯電話機MSにおいても、種々の特徴的な構成を備えている。
すなわち、歩行支援情報の報知モードを着信報知モードと異ならせ、歩行支援情報を受信した場合には報知モードを着信報知モードから歩行支援報知モードに一時的に変更して、この歩行支援報知モードにより歩行支援情報を報知するようにしている。このため、着信報知モードとして例えばマナーモードが設定されているような場合でも、歩行支援情報を確実に歩行者に報知することができ、しかも歩行者は着信報知と明確に区別して歩行支援情報を明確に認識することが可能となる。
また、歩行支援情報の報知動作を着信報知に優先させるようにしている。すなわち、歩行支援情報の報知動作中に着信が発生した場合には留守モードによる着信応答処理を実行し、着信情報を保存する。そして、歩行支援情報の報知動作が終了した後に、上記保存された着信情報をもとに着信が発生した旨を報知するようにしている。したがって、歩行支援情報の報知動作と着信報知動作とが競合する心配がなくなり、これにより歩行支援動作を支障なく完了することができ、高い歩行信頼性を実現できる。また、歩行支援中に着信が発生した場合でも、歩行支援動作が終了した後に上記着信の発生は時間を置かずに歩行者に知らされるので、歩行者は着信の発生を遅れることなく確実に把握することができ、これにより着信情報を利用して伝言を確認したり、またリダイヤル操作等の適切な処理を行うことができる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、無線標識RSが送信する歩行支援情報の内容を管理センタCSから無線LANを介して遠隔的に変更するようにしてもよい。このようにすると、無線標識RSが送信する歩行支援情報の内容を管理センタCSから定期的又は随時変更することが可能となり、これにより歩行支援情報の追加、修正を簡単かつ迅速に効率良く行い得る。
また、上記歩行支援情報の変更手段を利用して、例えば駅構内であれば列車のダイヤ情報や、事故による遅れや運休等が発生した場合の運行情報を無線標識RSに伝送する。そして、上記伝送されたダイヤ情報や運行情報を歩行支援情報に含めて或いは付加することにより、無線標識RSから歩行者の携帯端末機に送信するようにしてもよい。このようにすると、歩行者は歩行支援を受けながら列車の発着時刻や運行状況を確認することができる。一般に、ターミナル駅の構内は雑音レベルが大きく構内放送が聞き取りにくいことが多い。したがって、無線標識を経由して歩行者の携帯端末機に列車のダイヤや運行情報を報知することは、目の不自由な歩行者は勿論のこと、健常者にとっても有効である。
なお、上記ダイヤ情報及び運行情報は必ずしも歩行支援情報に含めて報知しなくてもよい。例えば、歩行支援情報の報知期間中又は報知後に歩行者が特定キーを押下した場合に、情報取得要求を携帯端末機から無線標識を経由して管理センタに転送する。管理センタは、上記情報取得要求に応じてダイヤ情報及び運行情報を無線標識を経由して携帯端末機に伝送する。このようにすれば、歩行者は必要に応じてダイヤ情報及び運行情報を取得することができる。
また、前記実施形態では主として駅構内の歩行支援システムを例にとって説明した。しかし、それに限定されるものではなく、役所や公民館、イベントホール内をはじめ、商店街や百貨店等の商業施設等にも同様に適用可能であり、さらには道路等にも適用可能である。
道路に適用する場合には、横断歩道の停止位置や歩道橋の上り口または下り口、バス停の設置場所や地下鉄の出入り口、交番や公衆トイレの入り口等に無線標識を設置し、この無線標識から歩行支援情報を放送して歩行者の携帯電話機で受信し報知するように構成する。歩行支援情報としては、例えば横断歩道の手前の位置であれば、
「横断歩道です。この横断歩道の幅は16mです。信号を確認し余裕をもって渡りましょう。」
が報知され、またバス停であれば
「▽▽バスの□□方面行きのバス停があります。運賃は×××円の均一料金です。」
が、さらに地下鉄の出入り口であれば
「地下鉄△△△線、○○駅の入り口があります。入り口には段差があります。足下に気を付けてください。」
がそれぞれ報知される。
また、歩行支援情報には、例えば報知対象となる場所の名称やその属性情報に加え、当該場所の周辺にある企業や商店等の広告情報を含めるようにしてもよい。広告情報の長さは、報知対象場所の名称やその属性情報を報知した後に5秒程度に止めるのが好ましい。このようにすると、無線標識の設置費用やシステムの運用費用の一部又はすべてを広告料により賄うことが可能となり、これによりシステムの普及をさらに促進することが可能となる。また、歩行者にとっては周辺の店舗や商品等に関する有益な情報が得られ、商店等の広告主にとっては販売促進効果が得られる。
なお、上記広告情報は、先に述べた歩行支援情報の内容変更と同様に、管理センタから無線LAN等を介して遠隔的に変更可能とする。このようにすると、無線標識が送信する広告情報を管理センタから定期的又は随時効率良く変更することが可能となる。
さらに、前記実施形態では歩行支援情報の報知時に発生するバイブレータの駆動パターンを一種類としたが、歩行支援情報の内容に応じてバイブレータ36の駆動パターンを異ならせるようにしてもよい。このようにすると、歩行者は先ずバイブレータ36の駆動パターンにより報知対象となる場所の種類、例えば駅構内であれば階段の上り口なのか下り口なのか、エスカレータの上り口なのか下り口なのか、券売機なのか改札口なのか等を認識することができ、また道路であればバス停なのか地下鉄の入り口なのか、公衆トイレなのか等を認識することができる。そして、続いて音声メッセージにより歩行支援情報の詳細な内容を知ることができる。なお、簡易な歩行支援情報を報知する場合には、歩行支援情報をバイブレータの駆動パターンのみで報知するようにしてもよい。
さらに、前記実施形態では主として目の不自由な歩行者を対象として説明した。しかし、聴覚障害のある歩行者の携帯電話機MSに対しては、バイブレータ36を駆動すると共に歩行支援情報をLCD表示器34に表示すればよい。この場合にも、歩行支援情報の報知モードとしては、着信報知モードとは異なるモードを設定するとよい。
また、無線標識としては無線信号を送信する無線機以外に光信号を発生する発光器を使用してもよい。例えば、駅のホームの端や交差点に設置される点字ブロックに発光器を設け、この発光器から歩行支援情報により変調された可視光を点滅発光させる。携帯端末機は、上記発光器から発光された可視光を受光してこの受光された可視光から歩行者支援情報を検出し、この検出された歩行者支援情報を音声メッセージに変換して当該携帯端末機を所持する歩行者に報知する。このようにすると、健常者に対しては無線標識としての発光器による可視光の点滅により注意を促すことができ、かつ目が不自由な人に対しては携帯端末機から歩行者支援情報の音声メッセージを出力することにより同様に注意を促すことができる。すなわち、歩行支援情報により変調された可視光を用いることで、健常者及び目の不自由な人の両方に対し同一内容の注意を与えることができる。
さらに、携帯端末機には、PHS(登録商標)端末やPDA(Personal Digital Assistants)端末、携帯可能な小型パーソナル・コンピュータも含めることができ、さらにカード型のラジオ受信機等を含めることが可能である。また、上記携帯端末機としては歩行支援情報の受信専用端末を使用することも可能である。この受信専用端末は、例えば鉄道会社やバス会社が管理する駅やバス停を利用する目の不自由な方に対し貸与するとよい。さらに、鉄道会社やバス会社が発行する定期券やプリペイドカードがICカードにより構成される場合に、このICカードに歩行支援情報の受信機能と報知機能を設けるようにしてもよい。
さらに、無線標識及び携帯端末機の両方と通信可能なアダプタ装置を用意し、このアダプタ装置により歩行支援情報や援助要請情報を中継するようにしてもよい。図6及び図7はこのアダプタ装置の構成の一例を示すものである。
図6に示すように、アダプタ装置ADは携帯端末機としての携帯電話機MSの外部接続用コネクタに装着される。アダプタ装置ADは、図7に示すようにアンテナ100と、無線タグ送受信回路101と、アダプタ制御回路102と、携帯電話機インタフェース103と、上記携帯電話機MSの外部接続用コネクタに対し着脱自在に装着可能なコネクタ104とを備えている。無線タグ送受信回路101は、無線タグからなる無線標識RSから送信された無線信号をアンテナ100を介して受信し復調する。
アダプタ制御回路102は、受信転送制御機能102aと、送信転送制御機能102bとを有する。受信転送制御機能102aは、上記無線タグ送受信回路101より受信復調された歩行支援情報を、携帯電話機インタフェース103からコネクタ104を介して携帯電話機MSへ転送する。送信転送制御機能102bは、携帯電話機MSからコネクタ104を介して送られた支援要請情報を携帯電話機インタフェース103により受信する。そして、この受信された支援要請情報を無線タグ送受信回路101により無線標識RSに向け送信する。
このような構成であるから、携帯電話機MSの外部接続用コネクタにアダプタ装置ADを装着することにより、このアダプタ装置ADにより無線標識RSと携帯電話機MSとの間で歩行支援情報及び支援要請情報の転送が中継される。このため、無線標識RSとの間で無線信号を送受信する機能を持たない携帯端末機MSであっても、歩行者支援情報及び支援用性情報を送受信することが可能となる。したがってユーザは、無線標識RSとの間の通信機能を有する携帯端末機を新たに購入することなく、既存の汎用携帯端末機をそのまま使用して歩行支援サービスの提供を受けることが可能となり、経済的負担が軽減される。
なお、上記構成では、アダプタ装置ADを携帯電話機MSの外部接続コネクタに装着するようにしたが、携帯電話機がシリアルインタフェースやUSBインタフェースを備えている場合には、これらのインタフェースに対応したケーブルを用いてアダプタ装置ADを携帯電話機MSに接続するようにしてもよい。
また、コネクタやケーブルを使用する代わりに無線インタフェースを使用してアダプタ装置ADを携帯電話機MSとの間を接続するようにしてもよい。この場合、無線インタフェースとしてはブルーツゥース(Bluetooth)(登録商標)等の近距離データ通信規格に対応したインタフェースが使用可能である。無線インタフェースを使用すると、例えばアダプタを杖に設置し、このアダプタ装置から転送される歩行支援情報をユーザのポケット等に収容した携帯電話機により受信し、この受信された歩行支援情報の音声メッセージをイヤホンによりユーザに報知するといった使用形態を提供することが可能となる。この使用形態は、無線標識からの信号を無線標識に近い位置で高感度で受信し、かつその受信信号をケーブル等を用いずに携帯電話機に転送することができる利点がある。
さらに、上記アダプタ装置ADを無線インタフェースを備えたICカードやメモリカードにより構成し、このICカード又はメモリカードを携帯端末機のカードスロットに装着することにより、携帯端末機に歩行支援情報や支援要請情報の送受信機能を付加するようにしてもよい。
その他、無線標識における歩行支援情報及び援助要請情報を送受信するための通信インタフェースとしては、Bluetooth(商標)等の微弱又は小電力の通信インタフェースを使用することが可能である。また無線標識の送信電波に指向性を持たせ、限定された範囲内へ効果的に歩行支援情報が送信されるようにするとよい。さらに、無線標識の構成や設置場所(例えば電柱や信号機、ガードレールでもよい)、管理センタの構成や設置場所、携帯端末機の構成や歩行支援情報の報知制御手順とその内容、歩行支援情報、援助要請情報及び回答情報の内容、無線標識と管理センタとの間の通信手段等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
この発明に係わる歩行支援システムの一実施形態を示す概略構成図。 図1に示したシステムにおける携帯電話機の構成を示すブロック図。 図1に示したシステムにおける無線標識の構成の一例を示す機能ブロック図。 図1に示したシステムの動作手順を示すシーケンス図。 図2に示した携帯電話機の制御手順と制御内容を示すフローチャート。 この発明の他の実施形態に係わるアダプタ装置の構成を示す外観図。 図6に示したアダプタ装置の回路構成を示すブロック図。
符号の説明
T1…歩行ルート表示用の点字ブロック、T2…停止位置表示用の点字ブロック、RS…無線標識、MS…携帯電話機、LS…無線LAN基地局、NW…通信ネットワーク、CS…管理センタ、AD…アダプタ装置、1…移動通信無線部、2…ベースバンド部、3…入出力部、4…電源部、5…携帯電話機の無線タグ送受信部、6…無線標識の無線タグ送受信部、7…無線LAN送受信部、8…無線標識の制御部、9…支援情報記憶部、11,51,61,71…アンテナ、12…アンテナ共用器(DUP)、13…受信回路(RX)、14…周波数シンセサイザ(SYN)、15…送信回路(TX)、21…携帯電話機の主制御部、21a…支援情報受信報知制御手段、21b…援助要請情報送信制御手段、21c…回答情報受信報知制御手段、22…多重分離部、23…音声コーデック、24…マルチメディア処理部、25…LCD制御部、31…マイクロホン、32…スピーカ、33…カメラ、34…液晶表示器(LCD)、35…キー入力部、36…バイブレータ、41…バッテリ、42…充電回路(CHG)、43…電圧生成回路(PS)、50…無線タグ送受信回路。

Claims (18)

  1. 歩行者が支援を必要とする場所に設置される無線標識と、この無線標識との間で第1の通信回線を介して無線通信が可能な携帯端末機とを具備し、
    前記無線標識は、
    前記支援を必要とする場所に係わる歩行支援情報を、歩行者の平均的な歩行速度により決まる所定の限定された報知対象範囲に向け前記通信回線を介して送信する手段を備え、
    前記携帯端末機は、
    前記無線標識から前記第1の通信回線を介して送信された歩行支援情報を受信する手段と、
    前記受信された歩行支援情報を、前記携帯端末機を所持する歩行者に報知する手段と
    を備えることを特徴とする歩行支援システム。
  2. 前記無線標識に対し第2の通信回線を介して接続可能な管理センタを、さらに具備し、
    前記携帯端末機は、
    前記歩行支援情報の報知開始後一定期間内に前記歩行者が特定のキー操作を行った場合に、援助要請情報を前記第1の通信回線を介して前記無線標識へ送信する手段を、さらに備え、
    前記無線標識は、
    前記携帯端末機から前記第1の通信回線を介して送信された援助要請情報を受信する手段と、
    前記受信された援助要請情報を前記第2の通信回線を介して前記管理センタへ転送する手段と
    を、さらに備え、
    前記管理センタは、
    前記無線標識から前記第2の通信回線を介して転送された援助要請情報を受信する手段と、
    前記援助要請情報を送信した携帯端末機に対し最寄りの位置に存在する援助担当者を選択する手段と、
    前記受信された援助要請情報を、前記選択された援助担当者が所持する通信端末へ送信する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の歩行支援システム。
  3. 前記管理センタは、
    前記受信された援助要請情報に対する回答情報を作成し、この作成された回答情報を前記第2の通信回線を介して前記転送元の無線標識へ返送する手段を、さらに備え、
    前記無線標識は、
    前記返送された回答情報を、前記援助要請情報を送信した携帯端末機へ前記第1の通信回線を介して送信する手段を、さらに備え、
    前記携帯端末機は、
    前記無線標識から前記第1の通信回線を介して送信された回答情報を受信する手段と、
    前記受信された回答情報を、前記携帯端末機を所持する歩行者に報知する手段と
    を、さらに備えることを特徴とする請求項2記載の歩行支援システム。
  4. 前記無線標識は、路上の歩行者が支援を必要とする場所に設置された点字ブロックに設けられる無線ICタグからなることを特徴とする請求項1記載の歩行支援システム。
  5. 前記無線標識は、路上の歩行者が支援を必要とする場所に設置された点字ブロックに設けられる発光器からなり、この発光器により歩行支援情報を含む可視光を発光し、
    前記携帯端末機は、前記発光器から発光された可視光を受光してこの受光された可視光から歩行者支援情報を検出し、この検出された歩行者支援情報を音声メッセージに変換して当該携帯端末機を所持する歩行者に報知することを特徴とする請求項1記載の歩行支援システム。
  6. 前記無線標識は、当該無線標識の設置場所周辺に存在する施設に関連する広告情報を歩行者支援情報に含めて又は付加して送信する手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1記載の歩行支援システム。
  7. 前記無線標識は、当該無線標識の設置場所に関係する交通機関の運行情報を歩行者支援情報に含めて或いは付加して送信する手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1記載の歩行支援システム。
  8. 前記無線標識に対し第2の通信回線を介して接続可能な管理センタを、さらに具備し、
    前記管理センタは、前記無線標識が送信する歩行支援情報を第2の通信回線を介して遠隔的に変更する手段を備えることを特徴とする請求項1記載の歩行支援システム。
  9. 歩行者が支援を必要とする場所に設置され、当該設置場所に係わる歩行支援情報を歩行者の平均的な歩行速度により決まる所定の限定された報知対象範囲に向け第1の通信回線を介して送信する機能を備える無線標識と、この無線標識との間で前記第1の通信回線を介して通信が可能な携帯端末機とを備える歩行支援システムで使用される前記携帯端末機であって、
    前記無線標識から前記第1の通信回線を介して送信された歩行支援情報を受信する手段と、
    前記受信された歩行支援情報を、前記携帯端末機を所持する歩行者に報知する歩行支援情報報知手段と
    を具備することを特徴とする携帯端末機。
  10. 移動通信網を介して他の通信端末との間で第2の通信回線を介して移動通信を行う携帯電話機能と、前記移動通信網からの着信を報知するための動作を規定する第1の報知モードを設定する手段とを、さらに備える場合に、
    前記歩行支援情報報知手段は、
    前記歩行支援情報を報知するための動作を規定する第2の報知モードを記憶する手段と、
    前記歩行支援情報が受信された場合に、前記第1の報知モードの設定を一時解除して、前記記憶された第2の報知モードに従い前記受信された歩行支援情報を歩行者に報知する手段と
    を備えることを特徴とする請求項9記載の携帯端末機。
  11. 移動通信網を介して他の通信端末との間で第2の通信回線を介して移動通信を行う携帯電話機能を備える場合に、
    前記歩行支援情報報知手段は、前記歩行支援情報の報知動作と、前記移動通信網から着信が到来した場合の着信報知動作とが時間的に競合する場合に、前記歩行支援情報の報知動作を優先することを特徴とする請求項9記載の携帯端末機。
  12. 前記歩行支援情報報知手段は、前記歩行支援情報の報知動作と、前記移動通信網から着信が到来した場合の着信報知動作とが時間的に競合する場合に、前記移動通信網から着信が到来した旨の情報を保存し、前記歩行支援情報の報知動作終了後に、前記保存された着信が到来した旨の情報を報知することを特徴とする請求項11記載の携帯端末機。
  13. 前記歩行支援情報を受信する手段は、前記無線標識から送信される歩行支援情報を受信する機能を有し、かつ携帯端末機の筐体に対し着脱自在に挿着されるICカード又はメモリカードからなることを特徴とする請求項9記載の携帯端末機。
  14. 前記歩行支援情報報知手段は、先ず報知対象となる場所の存在とその種類を当該種類に対応付けて予め設定したパターンでバイブレータを駆動することにより報知し、続いて歩行支援情報の詳細な内容を音声メッセージにより報知することを特徴とする請求項9記載の携帯端末機。
  15. 前記無線標識が、路上の歩行者が支援を必要とする場所に設置された点字ブロックに設けられ歩行支援情報を含む可視光を発光する発光器からなる場合に、
    前記携帯端末機は、前記発光器から発光された可視光を受光してこの受光された可視光から歩行者支援情報を検出し、この検出された歩行者支援情報を音声メッセージに変換して当該携帯端末機を所持する歩行者に報知することを特徴とする請求項9記載の携帯端末機。
  16. 歩行者が所持しかつ移動通信網との間で第1の回線を介して通信が可能な携帯端末機と、前記歩行者が支援を必要とする場所に設置される無線標識と、前記無線標識との間で第2の通信回線を介して通信が可能でかつ前記携帯端末機との間で第3の通信回線を介して通信が可能なアダプタ装置とを具備し、
    前記無線標識は、
    前記支援を必要とする場所に係わる歩行支援情報を、歩行者の平均的な歩行速度により決まる所定の限定された報知対象範囲に向け第2の通信回線を介して送信する手段を備え、
    前記アダプタ装置は、
    前記無線標識から第2の通信回線を介して送信された歩行支援情報を受信する手段と、
    前記受信された歩行支援情報を前記第3の通信回線を介して前記携帯端末機へ転送する手段と
    を備え、
    前記携帯端末機は、
    前記アダプタ装置から前記第3の通信回線を介して送信された歩行支援情報を受信する手段と、
    前記受信された歩行支援情報を当該携帯端末機を所持する歩行者に報知する手段と
    を備えることを特徴とする歩行支援システム。
  17. 歩行者が所持しかつ移動通信網との間で第1の通信回線を介して通信が可能な携帯端末機と、前記歩行者が支援を必要とする場所に設置され、当該場所に係わる歩行支援情報を歩行者の平均的な歩行速度により決まる所定の限定された報知対象範囲に向け第2の通信回線を介して送信する無線標識と、前記無線標識及び携帯端末機との間で通信可能なアダプタ装置とを具備する歩行支援システムで使用される前記アダプタ装置であって、
    前記無線標識から第2の通信回線を介して送信された歩行支援情報を受信する手段と、
    前記受信された歩行支援情報を第3の回線を介して前記携帯端末機へ転送する手段と
    を具備することを特徴とするアダプタ装置。
  18. 前記携帯端末機が、歩行者の特定のキー操作に応じて当該歩行者又は携帯端末機の識別情報を含む援助要請情報を生成し、この生成された援助要請情報を前記第3の通信回線へ送信する手段を、さらに備える場合に、
    前記歩行支援情報の転送後の一定期間内に前記携帯端末機から第3の通信回線を介して前記援助要請情報が送信された場合に、この援助要請情報を受信する手段と、
    前記受信された援助要請情報に含まれる識別情報に基づいて、当該受信された援助要請情報が予め対応付けられた歩行者又は携帯端末機からのものであるか否かを判定する手段と、
    前記受信された援助要請情報が予め対応付けられた歩行者又は携帯端末機からのものであると判定された場合に、前記受信された援助要請情報を前記第2の通信回線を介して前記無線標識へ転送する手段と
    を、さらに具備することを特徴とする請求項17記載のアダプタ装置。
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