JP2002074565A - 移動体端末装置、緊急通報センタ装置、救助用移動体端末装置および緊急通報システム - Google Patents

移動体端末装置、緊急通報センタ装置、救助用移動体端末装置および緊急通報システム

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JP2002074565A
JP2002074565A JP2000264699A JP2000264699A JP2002074565A JP 2002074565 A JP2002074565 A JP 2002074565A JP 2000264699 A JP2000264699 A JP 2000264699A JP 2000264699 A JP2000264699 A JP 2000264699A JP 2002074565 A JP2002074565 A JP 2002074565A
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Shigeaki Nakatsuka
重秋 中塚
Masao Togawa
政夫 外川
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NTT Docomo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 救助を求める時間的余裕が無く、救助依頼先
も当該ユーザには特定できないような場合であっても、
迅速に対処して緊急通報する。 【解決手段】 移動体端末装置1は、ユーザが操作を行
うための操作部および自己の現在位置を検出して位置測
位情報を出力する現在位置測位部を有し、前記操作部に
おいてあらかじめ設定した所定の緊急通報操作が行われ
ることにより、位置測位情報とともに緊急通報を行う。
これによりデータセンタ4は、移動体端末装置1からの
緊急通報を受け取り、緊急通報に基づいて機関までの直
線距離あるいは機関までの経路探索などにより最寄りの
機関を判別しネットワークを介して最寄りの機関に緊急
通報に対応する救助依頼を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体端末装置、
緊急通報センタ装置、救助用移動体端末装置および緊急
通報システムに係り、特にユーザが自主的に緊急通報を
行うのに好適な移動体端末装置、緊急通報センタ装置、
救助用移動体端末装置および緊急通報システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】[1]第1従来例 従来においては、常時あるいは継続的に位置情報を送信
する位置情報送信端末装置(携帯端末装置)と、ユーザ
の要求により位置情報送信端末から送信された位置情報
をあらかじめ登録した所定の端末装置(一般電話、携帯
電話など)に通知するセンタ装置と、を備えた緊急通報
システムが知られている。より具体的には、徘徊老人探
索サービスなどに応用されている。
【0003】[2]第2従来例 また、他の緊急通報システムとしては、機械等の故障を
検出しあるいは異常を検出した場合に、自動的にその旨
を通報して連絡を受けた担当者が駆けつけるシステムが
ある。より具体的には、自動車事故通報サービス、自動
者盗難通報サービスなどに応用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記第1従来例の緊急
通報システムにおいては、携帯端末装置を操作すること
ができないユーザや動物等の現在位置探索サービスに応
用されるだけであり、現在位置を通知する先も特定の登
録を行ったユーザに限られてしまうという問題点があっ
た。
【0005】また上記第2従来例の緊急通報システムに
おいては、機械にトラブルが発生した際に自動的に通報
するサービスに限られており、機械のトラブルを検知し
て、あらかじめ登録されている通報先に通報する機能を
有しているだけであり、通報する相手もあらかじめ登録
されている特定の通知先(人)に限られているという問
題点があった。上記いずれの従来例においても、急に具
合が悪くなったり、事件に遭遇して緊急に救助を求める
必要があるような場合のように、救助を求める時間的余
裕が無く、救助依頼先も当該ユーザには特定できないよ
うな場合であっても、迅速に対処することが可能な緊急
通報システムを構築することが可能な移動体端末装置お
よび緊急通報を受けて各種救助処理を自動的に行うこと
が可能なセンタ装置並びに緊急通報システムを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、 請求項1記載の構成は、自己の現在位置を検出し
て位置測位情報を出力する現在位置測位部と、ユーザが
操作を行うための操作部と、前記操作部においてあらか
じめ設定した所定の緊急通報操作が行われることによ
り、あらかじめ定めた所定の緊急通報センタ装置に対
し、当該移動端末装置を特定する端末特定情報、前記緊
急通報操作に対応する緊急通報種別情報および前記位置
測位情報を含む緊急通報を行う緊急通報部と、を備えた
ことを特徴としている。
【0007】請求項2記載の構成は、請求項1記載の構
成において、前記現在位置測位部は、GPS衛星からの
測位用電波を受信して前記位置測位情報を生成し、出力
するGPS測位部を備え、前記緊急通報部は、前記操作
部に設けられた一つのボタンを押下することにより前記
緊急通報操作がなされると、前記緊急通報操作が行われ
てから所定の時間が経過するまでは、あらかじめ定めた
所定の時間間隔で前記緊急通報を行い、前記所定の時間
が経過した時点で前記緊急通報を停止することを特徴と
している。
【0008】請求項3記載の構成は、移動体端末装置に
ネットワークを介して接続可能で、前記移動体端末装置
からの緊急通報を受け取る緊急通報センタ装置であっ
て、前記緊急通報は、前記移動体端末装置が自己の現在
位置を測位することにより得られる位置測位情報を含
み、前記位置測位情報を前記移動体の現在位置に対応す
る位置コード情報に変換する位置測位情報変換部と、緊
急通報を通知すべき機関についての情報を保持し、前記
緊急通報に対応する警報種別および前記位置測位情報に
基づいて最寄りの前記機関を判別する機関データベース
部と、前記ネットワークを介して前記最寄りの機関に前
記緊急通報に対応する救助依頼を行うための制御部と、
を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項4記載の構成は、請求項3記載の緊
急通報センタ装置において、前記位置測位情報は、前記
移動体端末装置の現在位置に対応する緯度データaおよ
び経度データbを含み、前記機関についての情報は、機
関iの所在地に対応する緯度情報である機関緯度データ
Xiおよび経度情報である機関経度データYiを含み、
前記機関データベース部は、前記緯度データa、前記経
度データb、前記機関緯度データXiおよび前記機関経
度データYiに基づいて(1)式により求められる移動
体端末装置から前記機関iに至るまでの距離Ziの最小
側から一または複数の機関を経路探索対象機関として選
択し、前記経路探索対象機関について前記移動体端末装
置の現在位置に至るまでの経路探索を行い、もっとも経
路の短い側から一または複数の機関を選択し、前記最寄
りの機関の候補とし、前記候補の中から前記最寄りの機
関を選択することを特徴としている。 |Zi|2=(Xi−a)2+(Yi−b)2 ……(1)
【0010】請求項5記載の構成は、請求項3記載の緊
急通報センタ装置において、前記機関データベース部
は、前記機関の属する地域を複数の正方形状を有する地
域ブロックに対応づけており、前記最寄り機関を判別す
るに先だって、前記移動体端末装置の現在位置に対応す
る緯度データaに対応する緯度および経度データbに対
応する経度に相当する地点を中心とするあらかじめ定め
た半径rの円が内接する正方形状に少なくとも一部が含
まれる前記地域ブロックを前記検索対象の地域ブロック
として選択する地域ブロック選択部を備えたことを特徴
としている。
【0011】請求項6記載の構成は、緊急通報センタ装
置にネットワークを介して接続可能で、前記緊急通報セ
ンタ装置からの救助依頼情報を受け取る救助用移動体端
末装置であって、前記救助依頼情報は、救助依頼元の移
動体端末装置の位置測位情報および救助依頼者の情報で
ある救助依頼者情報を含み、前記ネットワークを介して
前記救助依頼情報を受信する救助依頼情報受信部と、前
記位置測位情報に基づいて、前記救助依頼元の移動体端
末装置の現在位置を地図上に表示する現在位置表示部
と、前記救助依頼者情報に基づいて、救助依頼者の情報
を文字表示する文字情報表示部と、を備えたことを特徴
としている。
【0012】請求項7記載の構成は、ユーザが操作を行
うための操作部および自己の現在位置を検出して位置測
位情報を出力する現在位置測位部を有し、前記操作部に
おいてあらかじめ設定した所定の緊急通報操作が行われ
ることにより、当該移動端末装置を特定する端末特定情
報、前記緊急通報操作に対応する緊急通報種別情報およ
び前記位置測位情報とともに緊急通報を行う移動体端末
装置と、前記移動体端末装置にネットワークを介して接
続され、前記移動体端末装置からの緊急通報を受け取
り、前記緊急通報に基づいて前記最寄りの機関を判別し
前記ネットワークを介して前記最寄りの機関に前記緊急
通報に対応する救助依頼情報の通知を行う緊急通報セン
タ装置と、前記最寄りの機関として機能し、前記緊急通
報センタ装置にネットワークを介して接続可能で前記緊
急通報センタ装置からの救助依頼情報を受け取る救助用
移動体端末装置と、を備えたことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施形態につ
いて図面を参照して説明する。 [1]第1実施形態 [1.1]緊急通報システムの構成 図1に第1実施形態の緊急通報システムの概要構成ブロ
ック図を示す。緊急通報システムは、大別すると、GP
S(Global Positioning System)受信機を内蔵し、緊
急通報を行いたいユーザが携帯するための移動体端末装
置1と、移動体端末装置1により緊急通報がなされ、救
助者を緊急通報元に派遣する場合に当該救助者により携
帯され、地図情報を表示する地図表示装置3が接続され
た救助者用移動体端末装置2と、移動体端末1により緊
急通報がなされた場合に、当該緊急通報を通知すべき警
備機関、医療機関などの通知先機関を特定するととも
に、当該通知先機関に対し、移動体端末装置1の位置情
報などを通知するデータセンタ4と、移動体端末装置1
あるいは移動体端末装置2とデータセンタ4とを無線回
線を介して接続するための無線基地局8および移動通信
網9と、を備えて構成されている。
【0014】データセンタ4は、データセンタ4全体の
制御を行うとともに、移動通信網9との間の通信制御を
行う中央制御装置5と、移動体端末装置1から送信され
てくる位置測位情報(GPS測位情報)を地名などを用
いた文字情報で表現される文字位置情報に変換したり、
地図画像上に表示するためのデータ変換を行う位置測位
情報変換ユニット6と、警備機関や医療機関の機関名、
所在地、電話番号、当該機関における救助者候補等が登
録され、参照要求に応じて検索結果を出力する警備・医
療機関データーベース(DB)7と、加入者情報(電話
番号に対応づけられた加入者の氏名、性別、住所、緊急
連絡先等)が登録され、参照要求に応じて検索結果を出
力する加入者情報データベース(DB)10と、を備え
て構成されている。
【0015】[1.2]移動体端末装置の構成 図2に移動体端末装置1の概要構成ブロック図を示す。
移動体端末装置1は、移動体端末装置1全体の制御を行
うマイクロプロセッサユニット21と、アンテナ22を
介して無線基地局8との間で通信を行う通信部23と、
GPS衛星からの測位用電波をGPS用アンテナ24を
介して受信し、GPS測位データを生成するGPS測位
部25と、複数(図2では、3個)の緊急通報ボタンE
B1〜EB3や、図示しない各種操作ボタンが設けら
れ、ユーザが各種操作を行うための操作部26と、マイ
ク27およびスピーカ28が接続され、音声入出力を行
う音声入出力部29と、各種情報の表示を行う表示部3
0と、を備えて構成されている。
【0016】この場合において、マイクロプロセッサユ
ニット21、通信部23、GPS測位部25、操作部2
6、音声入出力部29および表示部30は、バス31を
介して接続されている。また、緊急通報ボタンEB1〜
EB3は、誤操作を防止するため、機械的な構造により
所定強度以上の強度で押し下げたり、あるいは、ソフト
ウェア的に所定時間以上押し続けることにより押し下げ
られたことが検出されるようになっている。ここで、緊
急通報ボタンEB1〜EB3の使い分けについて説明す
る。緊急通報ボタンEB1〜EB3は、緊急通報の内容
によって使い分けるものであり、その内容は、あらかじ
め固定としたり、ユーザが任意に設定可能に構成するこ
とも可能である。各緊急通報ボタンEB1〜EB3の設
定内容は、マイクロプロセッサユニット21内のROM
あるいはフラッシュROM、EEPROMなどの書き換
え可能なROM等に記憶されるものであり、例えば、デ
ータセンタの電話番号および各緊急通報ボタンEB1〜
EB3に対応する緊急通報内容を表すコードデータが記
憶される。
【0017】緊急通報内容を表すコードデータとして
は、例えば、警察への通報(110番通報)に相当する
場合は「01」とし、消防署への通報(119番通報)
であって火事などの通報に相当する場合は「02」と
し、消防署への通報(119番通報)であって、救急車
の派遣の要請に相当する場合は「03」とし、あらかじ
め設定した警備会社への通報の場合は「04」などのよ
うに設定する。なお、このコードデータの設定は、移動
体端末装置1とデータセンタ4との間で連携がとれてい
れば、任意に設定することが可能である。
【0018】[1.3]第1実施形態の動作 次に図3のシーケンスチャートを参照して、ユーザがあ
らかじめ設定した警備会社への緊急通報を行う場合を例
として説明する。この場合において、緊急通報ボタンE
B1には上述したコードデータ=「01」が設定され、
緊急通報ボタンEB2には上述したコードデータ=「0
3」が設定され、緊急通報ボタンEB3には上述したコ
ードデータ=「04」が設定されているものとする。移
動体端末1の操作部26において、緊急通報ボタンEB
3が所定強度以上の強度で押し下げられると(ステップ
S100)、マイクロプロセッサユニット21は、緊急
通報ボタンEB3が押し下げられたと判別し、あらかじ
め記憶したデータセンタ4の電話番号を読み出して、自
動発呼を行い(ステップS110)、通信部23、アン
テナ22、無線基地局8および移動通信網9を介してデ
ータセンタ4と自動的に接続する。
【0019】これによりデータセンタ4の中央制御装置
5は、緊急通報内容を表すデータの送信を移動体端末装
置1に対して要求する(ステップS120)。このデー
タ送信要求に対し、移動体端末装置1は、GPS測位部
25により生成した位置測位情報(GPS測位情報)、
警報情報であるコードデータ(本例の場合、「0
4」)、および当該移動体端末装置1を特定するための
電話番号をデータセンタ4に対して送信する(ステップ
S130)。移動体端末装置1からのデータ受信を受け
て、データセンタ4の中央制御装置5は、送信された位
置測位情報を位置測位情報変換ユニット6に転送する
(ステップS140)。位置測位情報変換ユニット6
は、転送された位置測位情報を検索コードキーに変換し
て、中央制御装置5に渡す(ステップS150)。この
場合において、検索コードキーとしては、地名などを用
いた文字情報で表現される文字位置情報や緯度経度情報
などが挙げられる。
【0020】一方、移動体端末装置1は、設定状態に応
じて、一定時間間隔で位置測位情報をデータセンタ4に
対して送信する(ステップS130A)。この場合にお
ける設定状態としては、 緊急通報ボタンEB3が押し下げられたと判別した
時刻から、緊急通報ボタンの解除がユーザにより指示さ
れるまでは、一定時間間隔(例えば、10秒毎)に位置
測位情報を送信する。 最初に緊急通報ボタンEB3が押し下げられたと判
別した時刻からあらかじめ定めた所定時間(例えば、1
0分)が経過するまでは第1の時間間隔(例えば、10
秒毎)に位置測位情報を送信し、所定時間が経過した後
は、第2の時間間隔(例えば、1分毎)に位置測位情報
を送信する。 緊急通報ボタンEB3が押し下げられたと判別した
時刻から一定時間間隔(例えば、10秒毎)に位置測位
情報を送信し、あらかじめ定めた所定時間が経過した時
点で回線切断用タイマにより回線切断が指示されると
(ステップS180)、位置測位情報の送信を自動的に
停止し、回線を切断する(ステップS190)。 等が考えられる。
【0021】データセンタ4の中央制御装置5は、位置
測位情報変換ユニット6から検索コードキーを受け取る
と、当該検索コードキーおよび警報情報であるコードデ
ータを警備・医療機関データベース7に転送し、参照要
求を行う(ステップS160)。これにより警備・医療
機関データベース7は、転送された検索コードキーおよ
びコードデータに基づいて対応する警備会社における移
動体端末装置1の現在位置の最寄機関に関する情報であ
る最寄機関情報(最寄機関名称、電話番号等)を検索結
果として中央制御装置5に対して送信する(ステップS
170)。
【0022】ここで、最寄機関の検索方法について説明
する。移動体端末装置1の現在位置を緯度データaおよ
び経度データbで表し、最寄り機関iの所在地を機関緯
度データXiおよび機関経度データYiで表したとする
と、警備・医療機関データベース7は、次式により移動
体端末装置から機関iに至るまでの距離Ziを算出す
る。 |Zi|2=(Xi−a)2+(Yi−b)2 そして、警備・医療機関データベース7は、距離Ziが
最小となる機関を最寄り機関と判別することとなる。こ
の場合において、警備・医療機関データベース7は、全
国の機関について全て検索を行うとすると、処理が膨大
となり、現実的ではない。さらに緊急通報を受けて救助
に向かうまでの時間が長すぎても意味をなさない。そこ
で、本実施形態においては、検索対象の機関を絞り込む
べく、警備・医療機関データベース7は、最寄り機関を
判別するに先だって、移動体端末装置1の現在位置に対
応する緯度データaおよび経度データbに基づいて、前
記最寄りの機関を検索する地域を設定している。
【0023】すなわち、警備・医療機関データベース7
は、機関の属する地域を複数の地域ブロックに対応づ
け、移動体端末装置1の現在位置に対応する緯度データ
aおよび経度データbに基づいて、一または複数の地域
ブロックを最寄りの機関の検索対象の地域ブロックとし
て選択している。より具体的には、図4に示すように、
地域ブロックABは、正方形状を有しており、地域ブロ
ック選択部として機能する警備・医療機関データベース
7は、移動体端末装置1の現在位置である緊急通報地点
(a、b)を中心とするあらかじめ定めた半径r(例え
ば、初期値として、r=10[km])の円が内接する
正方形SQに少なくとも一部が含まれる地域ブロックA
Bを検索対象の地域ブロックとして選択している。この
場合において、警備・医療機関データベース7は、検索
対象の地域ブロックとして選択した一または複数の地域
ブロック内に最寄りの機関が含まれていなかった場合に
は、新たな地域ブロックを選択することととなる。
【0024】より具体的には、上述した半径rを大きく
し(上述の例の場合、r=2・r=20[km])と
し、半径2・rの円が内接する正方形に少なくとも一部
が含まれる地域ブロックABのうち、半径rの円が内接
する正方形SQに少なくとも一部が含まれる地域ブロッ
クABを除く地域ブロックを検索対象の地域ブロックと
して選択し、最寄り機関を検索することとなる。最寄り
機関の検索が終了すると、 データセンタ4の中央制御
装置5は、電話番号を加入者情報データベース10に転
送し、参照要求を行う(ステップS240)。
【0025】これにより加入者情報データベース10
は、転送された電話番号に基づいて対応する加入者の加
入者情報(氏名、性別、住所、緊急連絡先等)を検索結
果として中央制御装置5に対して送信する(ステップS
250)。続いて中央制御装置5は、最寄機関に対して
自動発呼を行う(ステップS200)。以下の説明にお
いては、最寄機関として救助者の携帯する移動体端末装
置2が検索結果として得られた場合について説明する。
ステップS200の処理において、データセンタ4によ
り移動体端末装置2に対して自動発呼が行われ、移動通
信網9および無線基地局8を介して接続されると、中央
制御装置5は、文字位置情報、移動体端末装置1のユー
ザの氏名、性別、位置測位情報等のデータを送信する
(ステップS210)。
【0026】これにより移動体端末装置2の図示しない
表示部には、文字位置情報、緊急通報を行った移動体端
末装置1のユーザの氏名および性別が表示される(ステ
ップS220)。文字位置情報などの表示と並行して移
動体端末装置2は、データセンタ4から送信された位置
測位情報を地図表示装置3に転送する(ステップS23
0)。これにより地図表示装置3の表示部には、緊急通
報を行った移動体端末装置1の現在位置が地図上に表示
されることとなる(ステップS310)。
【0027】そして、移動体端末装置2を携帯している
救助担当者は、文字位置情報や地図表示に基づいて、緊
急通報を行ったユーザの現在位置に向かい、必要な処置
を行う。さらに必要に応じて救助担当者は、緊急通報に
対応する詳細情報をデータセンタ4のオペレータに対
し、電話連絡等することとなる(ステップS410)。
そして、データセンタ4のオペレータは、必要に応じ
て、緊急通報を行ったユーザがあらかじめ登録した緊急
連絡先(家族、医療機関など)に電話により詳細情報を
連絡することとなる(ステップS420)。
【0028】[2]第2実施形態 以上の第1実施形態においては、最寄り機関の検索にお
いて、移動体端末装置1の現在位置を緯度データaおよ
び経度データbで表し、最寄り機関iの所在地を機関緯
度データXiおよび機関経度データYiで表し、移動体
端末装置から機関iに至るまでの距離Ziを次式により
算出し、距離Ziが最小となる機関を最寄り機関と判別
していた。 |Zi|2=(Xi−a)2+(Yi−b)2 しかしながら、距離Ziに基づいて最寄り機関を検索し
た場合には、移動体端末装置の現在位置と検索された最
寄り機関の間に湖など迂回する必要があるものが存在す
る場合等には、距離Ziが最小でない機関の方が救助に
向かうための実質的な所要時間が短い場合が存在する。
【0029】そこで、本第2実施形態では、カーナビゲ
ーションシステムなどで用いられている最短経路探索法
を用いてより救助時間を短縮できる最寄り機関を検索す
る場合の実施形態である。本第2実施形態のシステム構
成は、第1実施形態と同様であるので、図1および図2
を参照して、詳細な説明を省略する。
【0030】次に第2実施形態の動作を説明する。以下
の説明においては、第1実施形態と同様に、ユーザがあ
らかじめ設定した警備会社への緊急通報を行う場合を例
として説明する。移動体端末1の操作部26において、
緊急通報ボタンEB3が所定強度以上の強度で押し下げ
られると、マイクロプロセッサユニット21は、緊急通
報ボタンEB3が押し下げられたと判別し、あらかじめ
記憶したデータセンタ4の電話番号を読み出して、自動
発呼を行い、通信部23、アンテナ22、無線基地局8
および移動通信網9を介してデータセンタ4と自動的に
接続する。
【0031】これによりデータセンタ4の中央制御装置
5は、緊急通報内容を表すデータの送信を移動体端末装
置1に対して要求する。このデータ送信要求に対し、移
動体端末装置1は、GPS測位部25により生成した位
置測位情報(GPS測位情報)、警報情報であるコード
データ(本例の場合、「04」)、および当該移動体端
末装置1を特定するための電話番号をデータセンタ4に
対して送信する。移動体端末装置1からのデータ受信を
受けて、データセンタ4の中央制御装置5は、送信され
た位置測位情報を位置測位情報変換ユニット6に転送す
る。位置測位情報変換ユニット6は、転送された位置測
位情報を検索コードキーに変換して、中央制御装置5に
渡す。
【0032】一方、移動体端末装置1は、設定状態に応
じて、一定時間間隔で位置測位情報をデータセンタ4に
対して送信する。
【0033】データセンタ4の中央制御装置5は、位置
測位情報変換ユニット6から検索コードキーを受け取る
と、当該検索コードキーおよび警報情報であるコードデ
ータを警備・医療機関データベース7に転送し、参照要
求を行う。これにより警備・医療機関データベース7
は、転送された検索コードキーおよびコードデータに基
づいて対応する警備会社における移動体端末装置1の現
在位置の最寄機関に関する情報である最寄機関情報(最
寄機関名称、電話番号等)を検索結果として中央制御装
置5に対して送信する。
【0034】ここで、最寄機関の検索方法について二つ
の場合を例として説明する。移動体端末装置1の現在位
置を緯度データaおよび経度データbで表し、最寄り機
関iの所在地を機関緯度データXiおよび機関経度デー
タYiで表したとすると、警備・医療機関データベース
7は、次式により移動体端末装置から機関iに至るまで
の距離Ziを算出する。 |Zi|2=(Xi−a)2+(Yi−b)2
【0035】そして、警備・医療機関データベース7
は、距離Ziの最小側から一または複数の機関を経路探
索対象機関として選択し、経路探索対象機関について移
動体端末装置の現在位置に至るまでの経路探索を行い、
もっとも経路の短い側から一または複数の機関を選択
し、最寄りの機関の候補とし、最寄りの機関の候補の中
から最寄りの機関を選択することとなる。この場合にお
いて、経路探索の方法としては、カーナビゲーションシ
ステムにおいて一般的に用いられているダイクストラ
法、優先リンク法およびこれらの改良法などを用いれば
よい。なお、移動体端末装置は、必ずしも道路上に現在
位置があるとは限らないので、より近い道路までの検索
を行うこととなる。この場合において、警備・医療機関
データベース7は、全国の機関について全て検索および
経路探索を行うとすると、処理が膨大となり、現実的で
はない。さらに緊急通報を受けて救助に向かうまでの時
間が長すぎても意味をなさない。
【0036】そこで、本第2実施形態においても、検索
対象の機関を絞り込むべく、警備・医療機関データベー
ス7は、最寄り機関を判別するに先だって、移動体端末
装置1の現在位置に対応する緯度データaおよび経度デ
ータbに基づいて、前記最寄りの機関を検索する地域を
設定している。すなわち、警備・医療機関データベース
7は、機関の属する地域を複数の地域ブロックに対応づ
け、移動体端末装置1の現在位置に対応する緯度データ
aおよび経度データbに基づいて、一または複数の地域
ブロックを最寄りの機関の検索対象の地域ブロックとし
て選択している。この場合において、警備・医療機関デ
ータベース7は、検索対象の地域ブロックとして選択し
た一または複数の地域ブロック内に最寄りの機関が含ま
れていなかった場合には、新たな地域ブロックを選択す
ることととなる。
【0037】より具体的には、上述した半径rを大きく
し(上述の例の場合、r=2・r=20[km])と
し、半径2・rの円が内接する正方形に少なくとも一部
が含まれる地域ブロックABのうち、半径rの円が内接
する正方形SQに少なくとも一部が含まれる地域ブロッ
クABを除く地域ブロックを検索対象の地域ブロックと
して選択し、当該地域ブロックに属する機関について移
動体端末装置の現在位置に至るまでの経路探索を行い、
もっとも経路の短い側から一または複数の機関を選択
し、最寄りの機関の候補とし、この最寄りの機関の候補
の中から最寄りの機関を選択することとなる。
【0038】最寄り機関の検索が終了すると、データセ
ンタ4の中央制御装置5は、電話番号を加入者情報デー
タベース10に転送し、参照要求を行う。これにより加
入者情報データベース10は、転送された電話番号に基
づいて対応する加入者の加入者情報(氏名、性別、住
所、緊急連絡先等)を検索結果として中央制御装置5に
対して送信する。続いて中央制御装置5は、最寄機関に
対して救助依頼の自動発呼を行う。これにより、第1実
施形態と同様に、最寄機関は、救助依頼に対応した救助
作業などの処置を行うこととなる。
【0039】[3]実施形態の効果 以上の説明のように、上記各実施形態によれば、性犯
罪、幼児誘拐、恐喝、暴行などのように不意に襲われて
ほとんど救助を求める時間的余裕が無いような犯罪に遭
遇した場合や、突発事故、心筋梗塞などの緊急時であっ
て、より的確な状況連絡ができないような場合であって
も、所持している移動体端末装置の緊急通報ボタンを操
作(ワンタッチ操作)するだけで、データセンタは瞬時
に誰がどのような理由で救助を求めているのかを判別
し、自動的に対応する最寄りの機関(警察、病院、警備
会社など)から救助担当者が現場に駆けつけさせて救助
作業を行わせることが可能となり、迅速な対処を行うこ
とができる。また、移動体端末装置の緊急通報ボタンを
操作(ワンタッチ操作)するだけで緊急通報が行えるの
で、老若男女を問わず誰もが容易に使用することがで
き、瞬時に対応することができる。
【0040】さらに自己の現在位置については、自動的
に得ることができるため、知らない場所であっても、緊
急通報を容易に行うことができる。特に事故発生の日
時、場所などを緊急通報センタ装置として機能するデー
タセンタ4側で自動的に記録し、保存することができる
ため、保険などにおいて、事故証明などに用いることも
可能となる。さらにまた、データセンタは、24時間3
65日稼働させることが可能となり、常に緊急通報に対
して対処することができる。また、以上の緊急通報シス
テムは、携帯電話の付加サービスとして構成することが
でき、システム構築のコストを低減することが可能とな
る。さらに、課金についても、電話料金と同時に行うこ
とができ、課金のためのコストも低減することができ
る。
【0041】[4]実施形態の変形例 [4.1]第1変形例 以上の説明においては、最寄りの機関として、警察、病
院および警備会社の場合について説明したが、これらに
限定されることなく、様々な機関を緊急通報通知先機関
として登録することが可能である。例えば、子会社の従
業員の緊急通報を親会社に通知するように構成したり、
学生の緊急通報を所属先の学校関連部署に通知するよう
に構成することも可能である。また、緊急通報通知先機
関として複数の機関を設定することも可能である。
【0042】[4.2]第2変形例 以上の説明においては、緊急通報を行うユーザの現在位
置を算出する方法として、GPS測位を行う場合につい
て述べたが、GPS測位の行えない領域においては、無
線基地局のサービスエリアの情報を利用したり、ジャイ
ロセンサや加速度センサなどを利用した自立型測位装置
を用いたり、FM電波等を利用した他の測位システムを
用いるように構成することも可能である。
【0043】[4.3]第3変形例 以上の説明においては、移動体端末装置としては、携帯
電話を用いる場合について説明したが、PHS(Person
al Handyphone System;登録商標)や、他の無線通信可
能な移動体端末装置を用いることも可能である。
【0044】[4.4]第4変形例、 以上の説明においては、緊急通報ボタンが3個の場合に
ついて説明したが、緊急通報ボタンの数は任意に設定可
能である。また、対象ユーザに応じて緊急通報ボタンの
大きさを変更することも可能である。例えば、小児用の
移動体端末装置においては、成人用の移動体端末装置と
比較して緊急通報ボタンの数を少なくし、各緊急通報ボ
タンを大きくしたりすることが可能である。 [4.5]第5変形例 以上の説明においては、地域ブロックを正方形状として
いたが、任意の形状(好ましくは、多角形状)にするこ
とが可能である。また、地域ブロックの選択にあたって
は、半径rの円を基準にして選択を行っていたが、任意
の多角形状の領域内に属する地域ブロックを選択した
り、機関の多い都市部と機関の少ない農村部などで検索
対象地域の範囲を変化させるなど任意の方法で地域ブロ
ック選択範囲を設定することが可能である。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、ほとんど救助を求める
時間的余裕が無いような犯罪に遭遇した場合や、ユーザ
の状態やユーザの置かれた状況より的確な状況連絡がで
きないような場合であっても、所持している移動体端末
装置の簡易な操作で、緊急通報を行うことができ、自動
的に対応する最寄りの機関から救助担当者を現場に派遣
させるなどの対処を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の緊急通報システムの概要構成を示す
ブロック図である。
【図2】移動体端末装置の概要構成ブロック図である。
【図3】実施形態の緊急通報システムのシーケンスフロ
ーチャートである。
【図4】検索対象地域の選択の説明図である。
【符号の説明】
1…移動体端末装置 2…移動体端末装置 3…地図表示装置 4…データセンタ 5…中央制御装置 6…位置測位情報変換ユニット 7…警備・医療機関データベース 8…無線基地局 9…移動通信網 10…加入者情報データベース 21…マイクロプロセッサユニット(MPU) 22…アンテナ 23…通信部 24…GPS用アンテナ 25…GPS測位部 26…操作部 27…マイク 28…スピーカ 29…音声入出力部 30…表示部 31…バス EB1〜EB3…緊急通報ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/725 H04Q 9/00 301B 11/00 301 311J H04Q 9/00 301 H04B 7/26 J 311 106A (72)発明者 外川 政夫 神奈川県横浜市金沢区能見台五丁目39番9 号 Fターム(参考) 5C087 AA37 BB12 BB18 BB64 BB74 DD03 EE05 EE08 EE16 EE18 FF01 FF02 FF19 FF20 FF23 GG12 GG18 GG32 GG57 GG66 GG67 GG70 GG83 5K027 AA11 BB01 CC08 DD11 DD14 EE04 FF21 HH26 MM17 5K048 AA06 BA34 CA08 DA02 DB01 DC01 DC07 EA11 EB02 EB10 EB11 FA04 FB03 FB08 FC01 GC03 HA01 HA02 HA05 HA07 HA13 HA23 5K067 AA21 BB21 DD28 EE02 EE16 FF03 FF18 JJ20 JJ52 JJ56 5K101 KK14 LL01 LL12 MM07 NN03 NN18 NN21 NN34 NN36 NN37 RR12 RR24 SS07 TT06 UU16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己の現在位置を検出して位置測位情報
    を出力する現在位置測位部と、 ユーザが操作を行うための操作部と、 前記操作部においてあらかじめ設定した所定の緊急通報
    操作が行われることにより、あらかじめ定めた所定の緊
    急通報センタ装置に対し、当該移動端末装置を特定する
    端末特定情報、前記緊急通報操作に対応する緊急通報種
    別情報および前記位置測位情報を含む緊急通報を行う緊
    急通報部と、 を備えたことを特徴とする移動体端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動体端末装置におい
    て、 前記現在位置測位部は、GPS衛星からの測位用電波を
    受信して前記位置測位情報を生成し、出力するGPS測
    位部を備え、 前記緊急通報部は、前記操作部に設けられた一つのボタ
    ンを押下することにより前記緊急通報操作がなされる
    と、前記緊急通報操作が行われてから所定の時間が経過
    するまでは、あらかじめ定めた所定の時間間隔で前記緊
    急通報を行い、前記所定の時間が経過した時点で前記緊
    急通報を停止することを特徴とする移動体端末装置。
  3. 【請求項3】 移動体端末装置にネットワークを介して
    接続可能で、前記移動体端末装置からの緊急通報を受け
    取る緊急通報センタ装置であって、 前記緊急通報は、前記移動体端末装置が自己の現在位置
    を測位することにより得られる位置測位情報を含み、 前記位置測位情報を前記移動体の現在位置に対応する位
    置コード情報に変換する位置測位情報変換部と、 緊急通報を通知すべき機関についての情報を保持し、前
    記緊急通報に対応する警報種別および前記位置測位情報
    に基づいて最寄りの前記機関を判別する機関データベー
    ス部と、 前記ネットワークを介して前記最寄りの機関に前記緊急
    通報に対応する救助依頼を行うための制御部と、 を備えたことを特徴とする緊急通報センタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の緊急通報センタ装置にお
    いて、 前記位置測位情報は、前記移動体端末装置の現在位置に
    対応する緯度データaおよび経度データbを含み、 前記機関についての情報は、機関iの所在地に対応する
    緯度情報である機関緯度データXiおよび経度情報であ
    る機関経度データYiを含み、 前記機関データベース部は、前記緯度データa、前記経
    度データb、前記機関緯度データXiおよび前記機関経
    度データYiに基づいて(1)式により求められる移動
    体端末装置から前記機関iに至るまでの距離Ziの最小
    側から一または複数の機関を経路探索対象機関として選
    択し、前記経路探索対象機関について前記移動体端末装
    置の現在位置に至るまでの経路探索を行い、もっとも経
    路の短い側から一または複数の機関を選択し、前記最寄
    りの機関の候補とし、前記候補の中から前記最寄りの機
    関を選択することを特徴とする緊急通報センタ装置。 |Zi|2=(Xi−a)2+(Yi−b)2 ……(1)
  5. 【請求項5】 請求項3記載の緊急通報センタ装置にお
    いて、 前記機関データベース部は、前記機関の属する地域を複
    数の正方形状を有する地域ブロックに対応づけており、 前記最寄り機関を判別するに先だって、前記移動体端末
    装置の現在位置に対応する緯度データaに対応する緯度
    および経度データbに対応する経度に相当する地点を中
    心とするあらかじめ定めた半径rの円が内接する正方形
    状に少なくとも一部が含まれる前記地域ブロックを前記
    検索対象の地域ブロックとして選択する地域ブロック選
    択部を備えたことを特徴とする緊急通報センタ装置。
  6. 【請求項6】 緊急通報センタ装置にネットワークを介
    して接続可能で、前記緊急通報センタ装置からの救助依
    頼情報を受け取る救助用移動体端末装置であって、 前記救助依頼情報は、救助依頼元の移動体端末装置の位
    置測位情報および救助依頼者の情報である救助依頼者情
    報を含み、 前記ネットワークを介して前記救助依頼情報を受信する
    救助依頼情報受信部と、 前記位置測位情報に基づいて、前記救助依頼元の移動体
    端末装置の現在位置を地図上に表示する現在位置表示部
    と、 前記救助依頼者情報に基づいて、救助依頼者の情報を文
    字表示する文字情報表示部と、 を備えたことを特徴とする救助用移動体端末装置。
  7. 【請求項7】 ユーザが操作を行うための操作部および
    自己の現在位置を検出して位置測位情報を出力する現在
    位置測位部を有し、前記操作部においてあらかじめ設定
    した所定の緊急通報操作が行われることにより、当該移
    動端末装置を特定する端末特定情報、前記緊急通報操作
    に対応する緊急通報種別情報および前記位置測位情報と
    ともに緊急通報を行う移動体端末装置と、 前記移動体端末装置にネットワークを介して接続され、
    前記移動体端末装置からの緊急通報を受け取り、前記緊
    急通報に基づいて前記最寄りの機関を判別し前記ネット
    ワークを介して前記最寄りの機関に前記緊急通報に対応
    する救助依頼情報の通知を行う緊急通報センタ装置と、 前記最寄りの機関として機能し、前記緊急通報センタ装
    置にネットワークを介して接続可能で前記緊急通報セン
    タ装置からの救助依頼情報を受け取る救助用移動体端末
    装置と、 を備えたことを特徴とする緊急通報システム。
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