JP3157443B2 - 移動用端末機の位置表示システム、それ用のセンター局およびその移動用端末機 - Google Patents

移動用端末機の位置表示システム、それ用のセンター局およびその移動用端末機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は移動用端末機の位
置表示システム、それ用のセンター局およびその移動用
端末機に関し、特に小ゾーン制通信システムを用いた移
動用端末機の位置表示装置、それ用のシステムおよびそ
の移動用端末機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動用車両または物体の位置確認
のためにいろいろな方法がとられているが、地上で、し
かも町の中で普通によく利用されている手段としては、
MCA(Multi Channel Access)、AVM(Automatic
Vehicle Monitoring System )およびGPS(Global P
ositioning System )がある。次にそれぞれについて説
明する。
【0003】(1) MCA 今日、宅配便をはじめとして各種の配送用ならびに運送
用の車両が町中を走り回っている。たとえば、ある宅配
便会社の配送センターが顧客からの要請を受けて、配送
中の自社の車両に対して配送品の配達または受取りの指
示を行なう場合に、一般的にいってその顧客に最も近い
位置にいる車両に指示するのが最も早く、最も効率的で
あることは言うまでもない。普通、このような配送車両
がMCA等の無線機を搭載している。これまでのやり方
では、配送センターから、その顧客の近くを走行してい
るであろうと思われる配送車に見当をつけて無線機で連
絡を入れ、その車両が正しくその顧客の近くにいれば、
その車両に指示し、もしその車両が予想に反して大分は
なれた位置にいる場合には、さらに別の車両を順次呼出
していき、目的の車両に到達するまで同様の確認を繰返
し行なうというのがこれまでの一般的なパターンであっ
た。
【0004】(2) AVM 運行車両の現在位置、活動状況等を把握できる現実的な
システムとしてのAVMシステムは、固定局(運行管理
センター)、基地局(利用者運用センター)、サインポ
ストおよび移動局からなるものであり、既にタクシー等
の効率的配車に利用されている。
【0005】(3) GPS 移動中の車両の位置確認を行なうのに一般的に用いられ
ており、既に車両のナビゲーションシステムとして商品
化されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動用車両また
は物体の位置確認のための方法としては上記のようなも
のがあった。
【0007】このうち、MCAにおいては、配達人兼運
転手(以下単に、運転手という)が配達先で車両から降
りてマンションや会社の建物の中にある顧客のところま
で荷物の配達や受取りに行っている間、運転手が車両を
離れているので、配送センターから無線機で位置に関す
る問合せをしようとしても回答が得られないということ
になる。
【0008】配送センターとしては、顧客が急いでいる
にもかかわらず、顧客の近くにいる配送車両がなかなか
キャッチできず、顧客から「遅い」とクレームをつけら
れることがしばしばあるという問題があった。
【0009】また、この方法では、移動中の車両等の運
転手に一々問合わせて、口頭で現在の位置を説明しても
らわなければならず、センター側が常に車両等の位置情
報を把握しておくためには、頻繁に運転手に無線機で連
絡をとらなければならない。これは運転手にとって極め
て煩わしく、またかなりの負担になるので、実際にはセ
ンター側が適当に見当をつけて無線機で連絡を入れ、何
度が試行錯誤を繰返して目的の車両にやっと到達すると
いうやり方になっているため、位置情報の確認に手間が
かかるという問題点があった。
【0010】AVMについては、サインポストが位置の
情報を提供するわけであるが、サインポストはこれらの
業務用車両のサービス範囲にしか設置されていない。し
たがって、広域にわたって利用者が利用するには自ずと
限界がある。また、サインポストゾーンが広すぎて、移
動局の位置の特定が大ざっぱになり、精度が低くなると
いう問題点もある。さらに、送信機出力も1Wであるた
め、移動局の小型化、軽量化にも限界がある。さらに、
移動局の位置情報をタクシー無線等でセンター局に送信
しなければならないため、煩雑であるという問題もあ
る。さらに、サインポストの拡張が必要であるため、設
備費が高くなるという問題点もあった。
【0011】GPSによる位置確認は、移動用車両自体
が自分の位置を確認できるようにはなっているが、セン
ター側にその位置情報を送信するためには、別の通信手
段が必要であるので、端末システム全体としては小型、
軽量、安価とはほど遠いものとなる。
【0012】その他、これまでも幼児や老人や心身障害
者の人たちに携帯させる位置確認の機器として、微弱電
波を発信させるもの等がある。しかしながら、電波法で
許容される程度の微弱電波では、到達距離がごく限られ
ており、あまり実用的とは言えない。
【0013】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、安価でかつ精度の高い位置検出
の可能な移動用端末機の位置表示システムを提供するこ
とである。
【0014】この発明の他の目的は安価でかつ精度の高
い位置検出の可能な移動用端末機を提供することであ
る。
【0015】この発明のさらに他の目的は、安価でかつ
精度の高い移動用端末機の位置検出システムに用いられ
るセンター装置を提供することである。
【0016】この発明のさらに他の目的は、たとえば運
転手等が保持している移動用端末機の位置情報をセンタ
ー装置に与えるのに、たとえ運転手が車両等から離れて
いる間でも自動的に移動用端末機の位置情報を送ること
ができるシステムを提供することである。
【0017】この発明のさらに他の目的は、移動用端末
機を携帯する人に何ら操作を要求することなく、その端
末機の位置を自動的にセンター側装置に提供することで
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る移動用端
末機の位置表示システムは、小ゾーン制通信システムを
用いたシステムであって、複数の小ゾーンにそれぞれ設
けられた基地局を含む。基地局は移動用端末機との交信
時に基地局を特定する情報を移動用端末機に与える。
動用端末機の位置表示システムは基地局をベースに交信
を行なう移動用端末機と、移動用端末機と交信可能なセ
ンター局とを含み、センター局は、基地局特定情報に基
づいて移動用端末機の位置を検出する検出手段を含む。
移動用端末機は、基地局の電界強度をモニタするモニタ
手段と、モニタ手段によってモニタした基地局の電界強
度を前記センター局へ送信する手段とを含む。検出手段
は、送信された基地局の電界強度と、センター局の有す
る、立体地図を用いてシミュレートした前記基地局周囲
の電波伝播パターン情報とに基づいて移動用端末機の位
置を特定する。
【0019】複数の小ゾーン内に設けられた基地局をベ
ースに交信を行なう移動用端末機は、基地局の電界強度
をモニタし、モニタした基地局の電界強度をセンター局
へ送信する。センター局は送信された基地局の電界強度
と、センター局の有する、立体地図を用いてシミュレー
トした基地局周囲の電波伝播パターン情報とに基づいて
移動用端末機の位置を特定するため、経済的に正確な移
動用端末機の位置決めが可能になる。
【0020】好ましくは小ゾーン制通信システムはPH
Sシステムである。小ゾーン制通信システムとして既存
のPHSシステムを利用するため、新たに小ゾーン制通
信システムを構築する必要がない。
【0021】好ましくは、移動用端末機の位置表示シス
テムに用いられる移動用端末機は、基地局と交信するた
めのアンテナと、交信先の基地局を特定する識別番号を
検出する手段と、検出した識別番号をセンター局に対し
て出力する手段とを含む。
【0022】さらに好ましくは、移動用端末機の位置表
示システムに用いられるセンター局は記憶手段を含み、
検出手段は移動用端末機の位置を時間を変えて複数回検
出し、複数回の位置検出結果が記憶手段に記憶され、表
示手段に複数回の位置検出結果を移動用端末機の移動の
軌跡として表示する。
【0023】この発明の他の局面においては、小ゾーン
制通信システムを用いた移動用端末機の位置表示システ
ムは複数の小ゾーンに区切られた領域内にそれぞれ設け
られた基地局と、基地局の電界強度をモニタするモニタ
手段、モニタ手段によってモニタした前記電界強度を送
信する送信手段とを含む基地局をベースに交信を行なう
移動用端末機と、移動用端末機の位置を検出する検出手
段を含み移動用端末機と交信するセンター局とを備え
る。検出手段は、送信された基地局の電界強度と、セン
ター局の有する、立体地図を用いてシミュレートした基
地局周囲の電波伝播パターン情報とに基づいて基地局と
移動用端末機との距離を求め、この距離に基づき、移動
用端末機の位置を特定する。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【発明の実施の形態】
(A) 第1実施形態 以下この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
第1の実施の形態においては、PHS(Personal handi
phone System、簡易型携帯電話)のような小ゾーン制無
線通信システムを利用した場合について説明する。
【0035】PHSの携帯端末機(以下、移動局とい
う)は、家庭内ではコードレスホンとして使用される
が、そのまま持ち出して屋内公衆基地局あるいは屋外公
衆基地局等を介して公衆網やデジタル網に接続できる。
すなわち文字通り簡易携帯電話としても使用することが
できる。PHSが既存のセルラー方式の携帯電話(ここ
では、既存の携帯電話方式をセルラー方式と総称するこ
とにする)と大きく異なる点は、PHSが小ゾーン制で
ある点である。セルラー方式携帯電話は、移動局の出力
が600ミリワット以上で都市部では半径2〜3kmご
とに基地局を設置している。基地局の出力は25〜45
ワットである。また、郊外では10km程度の距離をカ
バーすることもある。これに対し、PHSの移動局の出
力は10ミリワット程度の微弱な出力であり、基地局の
出力は都市部では20ミリワット、郊外でも100ミリ
ワットにすぎないので基地局と移動局との通信可能距離
は都市部では約100m程度、郊外でも約500mにな
る。ただし、PHSでも中ゾーン制をとっている電話会
社もあるが位置検索には適さない。PHSのような小ゾ
ーン制のシステムには以下のような数多くの利点があ
る。
【0036】(1) 基地局が小さく軽量なものになる
ので、電柱の上や公衆電話ボックスの上などに設置でき
る。
【0037】(2) 移動局も送信出力が小さいので小
型、軽量、安価にできる。 (3) 送信出力が小さいので、移動局の電池の容量が
小さくてすむ。
【0038】(4) セル(ゾーン)が小さいので一定
のチャネル数に対して、より多くの加入者が利用するこ
とができる。
【0039】一方、欠点としてはセルが小さいので都市
部では高速走行の車両等では使用に適しない。ただし、
郊外でのセルは大きいので、高速走行の車両も使用でき
る。
【0040】本願発明は、PHSのような小ゾーン制の
無線通信ネットワークを利用するものである。小ゾーン
制の無線ネットワークを簡単に表現したものが図1であ
る。
【0041】図1において、固定または移動可能なセン
ター局1が、移動中の移動局7と通話を行なう場合、セ
ンター局1が接続されている交換局2から幹線3および
他の交換局4と別の幹線5を通じて基地局6の半径ほぼ
100mのセル8内に入っている移動局7と通話を行な
うことになる。なお、幹線3、5には中央制御局51が
接続されている。
【0042】PHSのシステムでは、PHSのデータベ
ースが存在し、センター局1が移動局7と通話すると、
移動局7が基地局6のセル8内にあることが中央制御局
51に設けられた基地局のデータベース38に記憶され
る。あるいは、移動局7が基地局6と通話するまでもな
く、そのセル8の内部に入り込んだ瞬間に同様にデータ
ベースに記憶される。当然、基地局6の位置は予めわか
っているから、この位置情報を利用することにより、そ
の基地局16を中心としたほぼ半径100mの円内に移
動局7が存在していることがわかる。したがって、移動
局7の場所を特定することができる。
【0043】ある時点において移動局7をそのセル8内
に持っている基地局6を特定する情報をPHSのデータ
ベースが把握、保持しているので、純技術的に言ってセ
ンター局1はその情報の提供を受けることができる。
【0044】一方、センター局1においては、地図情報
をディスプレイ上に表示するシステムを保有している。
周知のとおり、今日では地図情報をディスプレイ上に表
示するシステムは車両のナビゲーションシステム例に見
られるように、CD−ROMとして容易に入手可能であ
る。
【0045】センター局1におけるディスプレイのスク
リーン上の地図に、PHSのデータベースから提供を受
けた移動局7をそのセル8内に持つ基地局6の位置情報
が表示される。基地局6はマーカー等で表示され、その
マーカーを中心に半径100mの円を表示する。この場
合その円内に移動局が存在することを意味するわけであ
る。
【0046】図2にセンター局1の構成例を示す。図2
を参照して、この発明に係るセンター局1は、パソコン
またはワークステーション12と、パソコンまたはワー
クステーション12に接続されたディスプレイ61およ
びキーボード11を含む。パソコンまたはワークステー
ション12には、センター用モデム13が接続され、セ
ンター用モデム13を介して図1に示した電話局の交換
局2に接続されている。
【0047】センター局1はパソコンまたはワークステ
ーション12のディスプレイのスクリーンに映し出され
た地図10の中に、移動局7をそのセル8の内部に持つ
基地局6を表わすマーカー9と、それを中心として半径
約100mの円で表示される(ただし、場合によっては
円でないこともありうる)。この場合、対象となる移動
局7は、この円内にあることを示している。もちろん、
移動局7そのものを表示することはできない。11はキ
ーボードを示している。マウスは省略しているが、操作
において当然利用されるものである。
【0048】図11はセンター局1の具体的構成を示す
ブロック図である。図11を参照して、センター局1
は、センター局1を構成する装置全体を制御するCPU
60と、CPU60に接続され、移動局7の位置を地図
上に表示するディスプレイ61と、センター局1として
の動作を規定するプログラム等を記憶するROM62,
RAM63と、外部機器とのインタフェイスとなるI/
Oインタフェイス64とを含む。
【0049】I/Oインタフェイス64を介して地図デ
ータを表示するためのCD−ROM駆動装置65、PH
Sシステム用の交換局2へ接続するための自動発呼装置
66、必要に応じて自動発呼装置66において発呼を行
ない、移動局7の存在する基地局6のデータを入手後直
ちに回線を切断する回線切断ユニット68が接続されて
いる。回線切断ユニット68はセンター局用モデム13
を介して上記したように電話局の交換局2に接続されて
いる。
【0050】なお、センター局1からキーボード11を
介して直接移動局7を指定する場合以外に、移動局7の
位置情報を問合せる加入者71からの回線もI/Oイン
タフェイス64を介して入力され、入力された加入者が
所定の正規の加入者であるか否かということは同じくI
/Oインタフェイス64に接続された加入者データベー
ス69を用いてチェックされる。
【0051】次に図1、2および11を参照して移動局
7の位置情報を探索するための信号を発信し、位置情報
を受けるための手順を以下に示す。まず、センター局1
においてキーボード11を操作して、パソコンまたはワ
ークステーション12を制御し、対象となる移動局7の
PHS電話番号をオートダイアルする。すると、図1に
しめすように、交換局2などを経由して移動局7をその
セル8内に持つ基地局6を経て移動局7へ電話回線が接
続される。センター局1と移動局7との間に回線接続が
なされると、PHSのデータベースに当該基地局6のコ
ード番号が認識され記憶される。この認識、記憶は一瞬
のうちに行なわれるので、センター局1と移動局7との
回線は直ちに切断してよい。この基地局6の位置情報は
基地局6のコードまたは基地局6の緯度と経度で表現さ
れ、PHSのデータベースから直ちにセンター局1にあ
るモデム13に送られ、パソコンまたはワークステーシ
ョン12に伝達される。
【0052】パソコンまたはワークステーション12で
は、内蔵のCD−ROMドライブ65から予め地図情報
が送り出されており、それがディスプレイ61のスクリ
ーンに地図10として映し出されている。その地図10
上に、基地局6のコードまたは緯度、経度で表現された
位置情報を重ね合せれば、図2のように基地局6をマー
カー9で表示することができる。基地局のマーカー9を
中心とした半径約100mの円が表示されているが、こ
のように円またはそれに近い図形を表示することはプロ
グラム的には容易なことである。図2は本発明のシステ
ムの一例を示したものであり、本発明はこの図2の構成
に何ら限定するものではない。
【0053】前述のとおり、移動局7が基地局6のセル
8内に入り込むだけでデータベースに認識および記憶さ
れ、その情報がセンター局1に提供されることにより、
移動局7が基地局6を中心とするほぼ半径100mの円
内に存在することが判明することになる。
【0054】また、センター局1から移動局7に電話を
することによって、移動局7の位置情報をデータベース
より得る方式もあり得る。この方式では通話の場合はベ
ルを鳴らすが、位置情報を求める場合にはベルを鳴らす
必要がなく、むしろ鳴らさない方が運転手等を煩わさな
いで済むのでその方が好ましい。また、センター局1と
移動局7との間に回線が接続され、PHSのデータベー
スが移動局7をセル8内に持つ基地局のコードをセンタ
ー局1に連絡した後直ちに回線を切断する機能が望まし
い。したがって、位置情報を求める場合は通信の手順
(プロトコル)を通話の場合と若干変更することになる
が、技術的には何ら問題はない。
【0055】したがって、本願発明の場合、移動局7は
必ずしも正規の電話機である必要はない。というのは、
基本的には基地局6との交信機能を持っているだけでよ
いからである。あるいはセンター局1から移動局7へ電
話をかける方式においても、センター局1から電話がか
かってきた場合、まず自動受信し、一定時間それを保持
した後、自動的に回線を断にするような、本発明用の専
用移動局であってもよい。
【0056】このような専用移動局は、通常の通話機能
は不要である。したがって、基地局6との交信機能だけ
か、あるいは自動受信と応答機能および一定時間保持し
た後通信を断にする機能さえ持っていればよい。この場
合、移動局7をそのセル8内部に持つ基地局6の特定
は、主としてPHSの制御チャネルを使用して行なわれ
るわけであるから、各種プッシュボタン、液晶の表示
器、スピーカ、マイクおよびこれらの関係する電子回路
部品等を適宜省略することができる。ただし、移動局側
で異常事態が発生した場合に発呼できる緊急事態通知の
ための非常用ボタンを取付けておくと便利である。この
ようにすれば、専用移動局は通常のPHS電話機よりも
はるかに安価でまた、軽量になる。むろん、非常用ボタ
ンを持たない専用移動局もあり得る。
【0057】本発明の移動局としては、PHSの標準的
な携帯電話機でもよいが、むしろ前述のような各種ボタ
ン、液晶の表示器、スピーカ、マイクおよびこれらに関
係する電子回路部品等を省略した専用移動局(専用移動
端末機)が便利である。この専用移動局は上述のごとき
電子回路部品等の省略によって著しく小型、軽量、安価
になる。さらに、本発明によれば、センター局1は、電
話局のデータベースからそのデータを提供してもらうだ
けで移動局7の位置情報を把握できる。
【0058】図3に専用移動端末機(移動局)の概要を
示す。15は移動局本体であり、16はアンテナであ
り、17は非常用ボタンを、14はLEDのランプをそ
れぞれ示している。本発明の移動局としては、PHSの
標準的な電話機でも利用できる。したがって、本発明の
移動局7はこの図3の構成に何ら限定するものではな
い。これはあくまで一例にすぎない。
【0059】今、センター局1から移動局7に対してP
HSを通じて移動局7の位置情報探索のために呼出をか
ける。すると、当然のことであるがセンター局1からい
くつかの交換局および移動局7をそのセル8内に持つP
HSの基地局6を通じて移動局7に電話がかかることに
なる。しかし通常であればこの段階で、移動局7の電話
のベルを鳴らすことになるが、本発明においては移動局
7の位置情報すなわち移動局7をセル8内に持つ基地局
6を特定できさえすればよいのであって、ベルを鳴らす
必要がないのでベルを鳴らさずに、一瞬のうちにPHS
のデータベースは、移動局7が基地局6のセル8内にあ
ることを認識、記憶する。この後直ちにセンター局1と
移動局7との間に接続されていた回線は切断される。も
ちろん、このためには標準的なPHS通信のプロトコル
や移動局の回路を一部変更する必要のある場合もある
が、技術的には何ら問題はない。むろん、利用者が問題
にしなければベルを鳴らしても差し支えない。
【0060】図12は中央制御局51の内部構成を示す
模式図である。図12を参照して、中央制御局51に
は、制御部52と、制御部52に接続されたPHS用の
基地局6を特定する基地局特定データベース54が接続
されている。制御部52にはさらに、移動局7のベルを
鳴らすか否かを制御する呼出制御部53が設けられてい
る。移動局7のベルを鳴らすか鳴らさないかは、幹線お
よび制御部53を介して入力された通話信号によって、
呼出制御部53を制御することによって行なわれる。
【0061】こうして得られた移動局7の位置情報を、
センター局1に伝える。中央制御局51では、予め正確
な緯度と経度で表現された各基地局の位置情報が基地局
データベース52に準備されている。当該基地局6のコ
ードまたは緯度と経度をセンター局1に連絡する。セン
ター局1では、パソコンやワークステーション12等の
各種コンピュータのディスプレイ61画面上に地図10
を表示して待機している。この地図表示システムは既に
現在、車両等のナビゲーションシステムにおいて普通に
使用されているシステムの一部である。そしてこの地図
情報はすべて緯度と経度の情報を伴って表示されている
ものであり、したがって電話局からセンター局1に送ら
れてきた基地局6の緯度と経度の情報を、上記コンピュ
ータのディスプレイ画面の地図上のまさにその基地局6
が存在する場所に、基地局6を表わすマーカーとして図
2のように表示することができるのである。
【0062】これによって、移動局7を搭載している車
両の位置等は、ディスプレイ61の地図10上で表示さ
れた基地局6を中心とする半径約100mの円の中に存
在していることがわかる。この場合、当該基地局6のマ
ーカーのみをフラッシングさせる等して目立たせると目
立ちやすい。
【0063】センター局1は複数の移動局7に順次ポー
リングをかけていき、それによってディスプレイの地図
上に次々と各移動局6の位置がそれぞれの基地局の位置
情報を通じてそれぞれ半径約100mの円として表示さ
れる。もちろん、各移動局7には1号、2号、3号…と
番号を付けておくことにより、何号車がどこにいるかと
いうことが一目瞭然でわかることになる。
【0064】センター局1から各移動局7の位置情報を
収集している間中、宅配業者のシステムであれば、集配
中の宅配車両の運転手には何らの負担をかけることな
く、また運転手を全くわずらわすことなくこれらの位置
情報の収集作業が行なわれることは言うまでもない。ま
た、前述のように通話を目的にポーリングをかけている
のではなく、基地局6の特定のためだけであるから、回
線の使用時間はほんの一瞬ですみ、位置情報を収集する
ためのポーリングを行なう電話の使用料金は通常の最小
単位ですむので、経済的でありかつPHSのチャネルの
使用にも無駄を生じなくてすむ。あるいはPHSの運営
事業者が定額制(月額一定の料金)で利用者と契約すれ
ば、ポーリングの回数を増やしても利用者の経費負担は
それほど増加しなくてすむ。
【0065】センター局1は常時、全移動局7の所在を
ディスプレイ61の地図10上で把握することができて
いるので、必要に応じて各移動局7のうちで最も顧客の
場所の近くにいる宅配車両を予め知ることができ、間違
いなく目指す宅配車両に電話して指示することができる
ので非常に効率的である。指示に使う電話はセルラー方
式の電話であってもPHS方式であってもあるいはMC
Aであってもまた、その他の通信システムであっても差
し支えはないが、本発明の大きな利点の1つは、位置情
報の収集、伝達と通常の通話とが同一のPHSの移動局
で利用できるという点にあるので、ほとんどの場合はP
HSで電話連絡が行なわれよう。
【0066】なお、前述のとおり、PHSシステムの性
格上、都市部においてはセルが小さいので、高速での移
動中の車両との通信は適していない。したがって、厳密
には高速で走行中の車両の位置情報をリアルタイムで把
握することが困難であるが、車両が交差点やその他で停
止または減速することがあるので、そのときに通信が可
能になり、実用上ほとんど問題はない。一方、郊外にお
いてはセルが大きいので、高速走行車の位置位置情報の
収集には何ら問題はない。
【0067】また、別の作用として、センター局1にお
いて刻々変化する移動局7の位置情報のデータをパソコ
ンまたはワークステーション12のハードディスク70
に蓄積しておき、後でそれらの位置情報のデータを順次
取出し、再現することにより、移動局7の位置の軌跡を
ディスプレイ61に映し出された地図上10でたどりな
がら図4に示すようにその軌跡を時刻とともに表示する
ことができる。あるいは、時刻と位置情報をリストにし
て表示することもできる。
【0068】以上において、位置情報探索のための手順
を詳述してきたが、通常の通話やデータ伝送のための発
呼においては、通常のプロトコルで発呼が行なわれ、ベ
ルが鳴りかつ回線の接続が維持されることは改め言うま
でもない。
【0069】以上、電話会社側におけるデータベースに
記録されている移動局7がどの基地局6のセル内にある
かというデータをもとにして位置情報を把握する方式に
ついて述べてきたが、以下においてこのデータベースを
利用しなくても、移動局7の位置情報を知ることができ
る方式について述べる。
【0070】(B) 第2実施形態 第2実施形態においても、図1に示すように、PHSの
ような小ゾーン制無線通信システム(無線電話を含む)
を利用している。センター局1と公衆網、デジタル網等
の交換局2,4と基地局6および移動局7からなる公衆
用システムであるか、または自営用システムであるかを
問わず、基地局6と移動局7との交信において、図5お
よび図6に例示するような発識別符号(CS−ID)、
着識別符号(PS−ID)を互いに送受信している。
【0071】図5は自営用システムにおける基地局(C
S)6と移動局(PS)7間の通信の発識別符号と着識
別符号の構成の一例を示す図である。図5を参照して、
基地局を特定する発識別符号は42ビットで構成されて
おり、自営用システムの呼出符号を表わすシステム呼出
符号29ビットと自営用システムの基地局IDコードを
表わす付加IDの13ビットとを含む。移動局を特定す
る着識別符号は28ビットで構成されている。
【0072】図6は公衆用システムにおける基地局6と
移動局間7の通信の発識別符号と着識別符号の構成の一
例を示す図である。図6を参照して、発識別符号は42
ビットで構成されており、電話事業者の区別符号である
9ビットの事業者識別符号と屋外公衆用基地局を特定す
る33ビットの屋外公衆用付加ID符号とを含む。屋外
公衆用付加ID符号はあるエリア内にある、複数の基地
局に一斉に呼出をかけ、特定の端末機を呼出すための、
一斉呼出エリア番号と付加ID番号とを含む。移動局を
特定する着識別符号は28ビットで構成されている。
【0073】基地局6から送られてきた基地局6のコー
ド番号を示す付加ID情報(データ)を移動局7側にお
いて分離して取込み、その付加ID情報(データ)を当
該無線通信システム(無線電話を含む)を通じてセンタ
ー局75に送信する機能を移動局7に持たせれば、前述
のように電話会社のデータベースに依存せずとも移動局
7がとの基地局6のセル内にあるかということがセンタ
ー局1で把握できることになる。
【0074】図13は第2実施形態における基地局6、
移動局7およびセンター局1との間の情報の授受を示す
模式図である。図13を参照して、第2実施形態におい
ては、移動局7の呼出はPHSシステムを構成する基地
局6からの呼出によって行なわれるが、その呼出によっ
て移動局7が含まれる基地局6を特定する識別番号を入
手すると、その信号は無線でセンター局75へ送られ
る。図14は第2実施形態におけるセンター局75の構
成を示すブロック図であり、第1実施形態の図11に対
応する。図14を参照して、センター局75は第1実施
形態のセンター局1に対して基地局データベース38、
移動局データベース39および無線受信ユニット72が
追加されている。これ以外の要素については図11の場
合と同様であるので、その説明は省略する。無線受信ユ
ニット72は、移動局7から無線送信された基地局6の
発識別符号を受信する。受信した発識別符号は基地局デ
ータベース38および移動局データベース39を参照し
て、移動局7の存在する基地局6を特定する。そして特
定された基地局がディスプレイ61上で表示される。
【0075】基地局6のコード番号を示す付加ID情報
は、移動局7側でメモリに蓄積しておき、センター局1
側のリクエストに応じて、付加IDのデータをセンター
局1側に当該無線通信システムで送信することが可能で
ある。
【0076】なお、上記実施例では、移動局7は、基地
局6からの呼出によって基地局6の特定を行なったが、
PHSシステムの電話網とは無関係に、要求コマンドの
発信、受信も無線システムで行なうことにより、自分の
存在するゾーンを特定する基地局データ(付加ID)を
出力させて、それによってセンター局1側で移動局7の
位置の特定を行なってもよい。この場合の図13に対応
する模式図を図15に示す。図7は専用端末機(移動局
7)の回路構成を示すブロック図である。専用端末機で
あるため、音声回路や表示回路やキー操作回路は取り除
かれている。図7を参照して、専用端末機としての移動
局7は、送受信用のアンテナ19と、アンテナ19で受
信した信号を増幅、復調するための受信増幅回路20お
よび復調回路21と、復調された信号に基づいて基地局
6を特定するための付加IDを検出する付加ID検出回
路22と、受信増幅回路によって増幅された信号に基づ
いて電界強度を測定する電界強度測定回路23とを含
む。移動局7はさらに、ID検出回路22、電界強度測
定回路23に接続され、移動局7全体を制御する制御回
路24と、制御回路24に接続された記憶回路25とを
含む。基地局を検出した後は、その基地局の付加IDお
よび電界強度をセンター局75へ送るために、送信信号
生成回路26、変調回路27、送信増幅回路28および
アンテナ19を経てセンター局75へ送られる。次に動
作について説明する。
【0077】すなわち、図7において、記憶回路25に
記憶されている1つまたは複数の基地局6のIDや電界
強度は、センター局75からの要求コマンドに応じて記
憶回路25から制御回路24に送り出され、送信信号生
成回路26に加えられる。
【0078】ここで、位置検索作業を整理してみると図
8のようになる。図8は第2実施形態における位置検索
作業の手順を示すフローチャートである。契約している
位置情報利用者がセンター局75に対して位置情報の要
求を行なうと(ステップS11、以下ステップを略
す)、センター局75はパスワード等で契約者の確認を
行ない(S12)、正しければ対象とする検索端末機に
対して基地局6の情報を要求する(S13)。移動局7
から基地局6の情報が受信されれば(S14,S1
5)、その情報を解析して基地局データベース38に照
合して位置の特定を行なう(S16,S17)。基地局
データベース38には基地局6の情報すなわち基地局6
のIDコードに対する基地局6の住所または緯度、経度
および基地局6の送信電力その他の情報が蓄えられてい
る。得られた位置情報は問合せのあった位置情報利用者
71に提供されて終了する。なおこの方式を利用すれ
ば、センター局75において移動局7の電界強度まで把
握できるので、基地局16から半径約100m以内とい
うような漠然とした特定だけではなく、それよりもはる
かに精度が高く位置の特定が可能になる。すなわち式
(1)に示すフリースの伝達公式より、受信電力が送受
信機間のアンテナの距離の二乗に反比例するので、図7
の電界強度測定回路23によって得られる受信電力の大
きさから基地局6と移動局7の距離を計算できることに
なる。図9にその基本原理を示す。
【0079】受信電力=送信機のアンテナ利得×受信機
のアンテナ利得×送信電力÷(4πx送信受信機関の距
離/電波の波長)2 …(1) 図9を参照して式(1)から逆算して得られる送受信機
関の距離をrメートルとすれば、移動局7の位置は、移
動局7の位置において最も電界強度の強い基地局Aから
半径約rメートルのほぼ円周上に位置していることがわ
かる。A基地局の次に電界強度の強いB基地局やC基地
局からこの半径rメートルの円に向かって接線を引くこ
とによって上記の半径rメートルの円が区切られて円弧
を形成すると、この円弧33上に移動局7が存在する。
その結果、より一層精度高く移動局7の位置を特定する
ことができる。
【0080】図10は上述した移動局7の位置検出のた
めの演算と、得られた位置を地図上で表示するためのセ
ンター局75側のシステムの要素を示す一例である。図
10において、34は電話回線、35は信号復調回路、
36は移動局の位置検出演算回路、37は表示器、38
は基地局6のデータベース、39は移動局7の位置デー
タベース、40は地図データベース、41は移動局7へ
の発呼回路である。
【0081】重要なことは移動局7から送られてきた複
数基地局のIDコード等のデータだけでは基地局の位置
はわからないという点である。それを可能にするために
は予め各基地局6のIDコードに対応して基地局6の位
置(所番地または緯度と経度)および基地局6の送信電
力、アンテナの高さ等の基地局情報を基地局データベー
ス38として準備しておく必要がある。また同時に電子
地図のデータベース40も準備されている必要がある。
このような環境下で移動局7から送られてきた複数の基
地局のデータを用いて、電界強度の最も強い基地局Aか
ら移動局までの距離rを式(1)によって計算し、基地
局Aを中心として半径rの円をかき、電界強度が第2、
第3…順位の基地局B、C、…の位置より半径rの円に
接線を引き、円弧33を形成し、一方では基地局の位置
情報を地図のデータベース40を参照して地図上に移動
局を表示させるのが移動局7の位置検出演算回路36で
あり、これらのデータを蓄えられたのが移動局7のデー
タベース39である。
【0082】(C) 第3実施形態 次にこの発明の第3実施形態について説明する。第3実
施形態においても、第1実施形態および第2実施形態と
同様のPHSのような小ゾーン制無線通信システムを利
用している。
【0083】図16は第3実施形態におけるセンター局
1の有する電波伝播パターン情報を示す模式図である。
左側が地図10に表示された立体地図を表わし、右側が
その場合の電波伝播パターン図を表わす。(A)は十字
路の近辺に基地局6が設けられている場合を表わし、
(B)は一本道に基地局6が設けられている場合を示
し、(C)はT字路近傍に基地局6が設けられている状
態を示し、図17は一本道において一方側にビルが設け
られており、他方側が公園の場合の電波伝播パターンを
示す図である。
【0084】第3実施の形態においては、このような情
報がセンター局1のCD−ROM65や基地局DB38
にストアされている。センター局1はこれら情報と第2
実施形態で示した複数の基地局からの電界情報とに基づ
いてシミュレーションを行ない、移動局7の具体的な位
置を特定する。
【0085】次にこのシミュレーションを行なうための
距離と電界強度の関係について説明する。基地局6と移
動局7との距離と電界強度とは次の関係式で表わされ
る。
【0086】D=f(E)… (1) 一本道の長径方向の1次近似式は D=−16E+1100… (2) で表わされる。
【0087】短径方向の1次近似式はD=30(m)で
表わされる。なお、ここで、Dは基地局からの距離
(m)を表し、Eは電界強度(dBμV/m)を表わ
す。
【0088】このような実験式を用いて基地局6と移動
局7との間の距離を計算することができる。
【0089】図18はシミュレーションを行なって移動
局7の位置を特定する状態を示す模式図である。図18
を参照して、今3つの基地局6からの電界情報と電波伝
播パターンとからパターン1〜パターン3の3つのパタ
ーン情報が得られたとする。このパターンの重なりの部
分に移動局7が存在する。
【0090】図19は実際にこの実施形態を用いて移動
局7の位置を特定した状態を示す図である。図中斜線で
示した部分に移動局が存在する。
【0091】次にこのようにして特定した移動局7の位
置を時間を変えて複数採取した場合について説明する。
図20は、時間を変えて移動局7の位置を複数求めた状
態を示す図である。図20に示すように移動局7の移動
した軌跡を得ることができ、リアルタイムで移動局の追
跡を行なうことができる。
【0092】なお、上記実施形態においては、立体地図
を用いた例を示したが、これに限らず、通常の平面地図
であっても、ビル等の形状が特定できる地図であれば同
様に電波伝播パターンを作成して利用できる。
【0093】本発明は各種の分野で利用できるが、前述
のとおり宅配便業者等の各車両の位置情報を常時把握す
るのに有効であり、しかも位置情報の収集に際して運転
手に何ら負担や電話のベルで煩わすことなく、むしろ運
転手が全く気づかないうちにその宅配車両の位置しほを
センターが把握しているわけで、宅配業者の顧客からの
要望で荷物の収集、配達を迅速に行なうことができる。
また、行方不明になった宅配の荷物の捜索や確認もスピ
ーディに行なうことができる。
【0094】別の利用例として、ある会社の営業部のセ
ールスマンが車両に乗車してあるいは徒歩でセールスに
出ている間中、会社のディスプレイ上の地図に各車両あ
るいはセールスマンの位置が表示されるので、セールス
マンへの連絡はむろん、セールスマンに対する行き届い
た管理を行なうことができる。
【0095】さらに、本発明は警察のパトロールカーの
位置表示にも利用できるし、また警備保障会社や銀行等
の現金輸送車等にも本発明の専用端末機を携帯または搭
載させたり、現金入りケース自体に専用端末機を組込ん
でおけば、常時その車両または現金入りケースの位置が
センター局1,75でモニタできる。かつ万一事件が発
生した場合には、本発明の専用移動局7から緊急信号を
発呼する非常用ボタンを押せば、センター局1,75の
ディスプレイ上に緊急割込がかかり、当該車両に近い基
地局を示すマーカーがフラッシングして異常事態発生を
センター局1,75のオペレータに知らせることができ
る。オペレータから直ちに警察に通報すれば事件の早期
解決に役立てることができる。
【0096】他の実施例としては、本発明の専用端末機
はたばこのケースくらいの大きさにでき、小型、軽量、
安価であるという特徴を生かして痴呆性老人や幼児、あ
るいは心身障害者等に携帯させて移動局7とし、家庭の
パソコン等に地図情報を表示して、その中に移動局7す
なわち本発明の端末機を携帯している老人等の位置情報
がディスプレイ上の半径約100mの地域内にいること
を明示する。万一の場合に備えて、家庭でモニタするこ
とができるので、安全や保護の面から有用である。ま
た、老人等が緊急に家庭に連絡をとりたい場合には、非
常用ボタンを押せば、家庭でのモニタ上で基地局6を示
すマーカーがフラッシングして異常事態を知らせるの
で、比較的早期に保護しやすい。
【0097】また、上記以外の利用法としては、ペット
や家畜等の首輪などに取付けておくと、行方不明になっ
た場合でも、所在がわかっているので比較的容易に保護
することができる。
【0098】なお、PHSの基地局は都市部においては
半径100mをカバー範囲とするものの、郊外において
は経済的見地から、1つの基地局で半径2〜3kmをカ
バー範囲とする計画になっており、移動局7の携帯者の
位置の特定が都市部における場合よりも郊外においては
困難のように思える。しかしながら、郊外では建物の居
住者も少ないため、半径約2〜3kmの範囲内にその所
在を確認されるだけで十分といえるし、また経済性を考
慮すればある程度の妥協もやむを得ないことである。
【0099】以上に、PHSを例にして本発明の作用の
説明を行なったが、PHSに限らず小ゾーン制の無線通
信システムであれば基本的にそれらのいずれに対しても
適用できるものである。
【0100】
【発明の効果】本発明のシステムを利用することにより
次のような効果が得られる。
【0101】(1) 移動中または停止中の車両あるい
は人物あるいはその他の物体あるいは動物等(以下、車
両や人物等という)に、本発明のシステムの一構成要素
である移動局を搭載または携帯または取付けておくこと
により、それらの車両や人物等の位置情報を、PHS等
の交換局等を介してセンター局に伝え、センター局のデ
ィスプレイ上に映し出された地図情報の中に上記車両や
人物等の位置(所在)をそれぞれのマーカー等を中心に
描かれた円内(都市部においては半径約100mの円内
に、または郊外においては半径約2〜3kmの円内)に
示すことができるので、上記車両や人物の所在を一目瞭
然に知ることができる。あるいは図4に示すように、移
動局の移動の軌跡を時刻とともに表示することができる
ので、移動局の行動を管理、分析するのに役立つ。しか
も上記車両や人物等に、操作上何ら頼ったり煩わしたり
することなしに、全自動的に宅配便等の車両の所在、セ
ールスマンの所在、警察のパトロールカーの所在、警備
保障会社や銀行等の現金輸送車等の所在、老人や心身障
害者や幼児等の所在、物体やペットや家畜等の所在が常
時確認できる。したがって業務上の諸連絡が極めて効率
よく行なわれ、また人物や動物等に関しては保護、安全
の面から極めて有効な情報を簡単に提供できる。さら
に、本発明のシステムの一構成要素である移動局には、
非常用ボタンを装備させることもできるので、現金輸送
車や老人や幼児等に危険が迫った場合にこのボタンを押
すことにより、センター局の認識するところとなり、救
助を迅速に行なうことができる。
【0102】(2) 本発明の優れた点の1つは、前述
の位置情報の収集、伝達と、通常の通話が同一の基地局
と1台のPHS移動局(電話機)ですむということであ
り、システムが全体として安価になり、移動局も安価で
小型、軽量になる。一般にこの種のシステムでは、位置
情報の収集、伝達と通話とは別系統のものがほとんどで
ある。
【0103】(3) 本発明の他の優れた点は、本来の
通話およびデータ通信用に設置されている基地局や公衆
網、デジタル網とPHS用の移動局をほとんどそのまま
で、一部通信手順等の変更および必要に応じて回路の一
部を変更するだけで位置情報の収集・伝達にも利用でき
るという点である。何ら余分に大がかりなシステムを設
置する必要がないということである。すなわち、PHS
のインフラストラクチャをほとんどそのまま利用してい
るので、極めて経済的である。
【0104】(4) 本発明のシステムの動作上からい
って位置情報の収集・伝達だけが目的の場合には通話等
の機能がなくても、全く支障がないので専用端末機とす
ることができる。したがって、安価で小型・軽量な端末
機になり、老人や幼児あるいはペットや家畜に至るまで
携帯に負担にならない。
【0105】(5) PHS等の小ゾーン制の無線通信
システムの通信のプロトコルや場合によっては移動局の
回路の一部を変更するだけで、PHS等のチャネル資源
を有効に活用することができ、上述の利用者の便宜に加
えてPHS等を運営する事業者にとっても非常に効率の
よい事業にもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動用端末機の位置表示システム
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るセンター局の構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明に用いられる専用端末機(移動局)の具
体的構成を示すブロック図である。
【図4】移動局の移動の軌跡を表示する図である。
【図5】自営用システムにおける基地局と移動局間の通
信の発識別符号と着識別符号の構成の一例を示す図であ
る。
【図6】公衆用システムにおける基地局と移動局間の通
信の発識別符号と着識別符号の構成の一例を示す図であ
る。
【図7】専用端末機(移動局)の回路構成を示す図であ
る。
【図8】センター局における位置検索作業のフローチャ
ートである。
【図9】移動局の位置操作の原理図である。
【図10】センター局の制御回路の一例を示す図であ
る。
【図11】第1実施形態におけるセンター局の構成を示
すブロック図である。
【図12】中央制御局の内部構成を示す模式図である。
【図13】第2実施形態における基地局、移動局および
センター局間の情報のやりとりを示す模式図である。
【図14】第2実施形態におけるセンター局の構成を示
すブロック図である。
【図15】第2実施形態の変形例を示す模式図である。
【図16】立体地図とその地図から得られる電波伝播パ
ターンを示す模式図である。
【図17】立体地図とその立体地図から得られる電波伝
播パターンを示す模式図である。
【図18】複数の電波伝播パターンに基づいて移動局の
位置を特定する方法を示す図である。
【図19】実際にテストを行なった場合の移動用端末機
の存在する範囲を示す図である。
【図20】時間を変えて移動用端末機の移動を追跡した
状態を示す図である。
【符号の説明】
1 センター局 2,4 交換局 3,5 幹線 6 基地局 7 移動局 8 セルの内部 9 基地局を示すマーカー 10 ディスプレイのスクリーン上の地図 11 キーボード 12 パソコンまたはワークステーション 13 センター用モデム 14 LEDランプ 15 移動局本体 17 非常用ボタン 18 移動局の軌跡 19 アンテナ 20 受信増幅回路 21 復調回路 22 ID検出回路 23 電界強度測定回路 24 制御回路 25 メモリ 26 送信信号生成回路 27 変調回路 28 送信増幅回路 33 円弧 34 電話回線 35 信号復調回路 36 移動局の位置検出演算回路 37 表示器 38 基地局のデータベース 39 移動局の位置データベース 40 地図データベース 41 移動局への発呼回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 7/34 H04B 7/26 106B H04Q 7/04 C (31)優先権主張番号 特願平7−221002 (32)優先日 平成7年7月25日(1995.7.25) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平7−303283 (32)優先日 平成7年10月16日(1995.10.16) (33)優先権主張国 日本(JP) 前置審査 (72)発明者 岩上 隆一 大阪市浪速区日本橋東3丁目3番25号 エスタ第二ビル6階 株式会社エースケ イコンピューター内 (72)発明者 撫養 公雄 大阪市浪速区日本橋東3丁目3番25号 エスタ第二ビル6階 株式会社エースケ イコンピューター内 (56)参考文献 特開 平6−334595(JP,A) 特開 平6−276142(JP,A) 特開 平3−45030(JP,A) 特開 平6−152503(JP,A) 特開 平7−231473(JP,A) 特表 平6−501347(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38 G01C 21/00 G01S 5/12 G08G 1/123 G09B 29/10

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小ゾーン制通信システムを用いた移動用
    端末機の位置表示システムであって、 前記小ゾーン制通信システムは、複数の小ゾーンにそれ
    ぞれ設けられた基地局を含み、前記基地局は前記移動用
    端末機との交信時に前記基地局を特定する情報を前記移
    動用端末機に与え、 前記基地局をベースに交信を行なう移動用端末機と、 前記移動用端末機と交信可能なセンター局とを含み、 前記センター局は、前記基地局特定情報に基づいて前記
    移動用端末機の位置を検出する検出手段を含み、 前記移動用端末機は、前記基地局の電界強度をモニタす
    るモニタ手段と、前記モニタ手段によってモニタした前
    記基地局の電界強度を前記センター局へ送信する手段と
    を含み、 前記検出手段は、前記送信された基地局の電界強度と、
    前記センター局の有する、立体地図を用いてシミュレー
    トした前記基地局周囲の電波伝播パターン情報とに基づ
    いて前記移動用端末機の位置を特定する、移動用端末機
    の位置表示システム。
  2. 【請求項2】 前記モニタ手段は複数の前記基地局の電
    界強度をモニタし、前記移動用端末機は前記モニタ手段
    によってモニタした複数の基地局の電界強度を前記セン
    ター局へ送信し、 前記検出手段は、前記送信された複数の基地局からの電
    界強度と前記基地局に応じた電波伝播パターン情報を用
    いて前記移動用端末機の位置を特定する、請求項1に記
    載の移動用端末機の位置表示システム。
  3. 【請求項3】 前記移動用端末機と前記基地局との交信
    は具体的な交信を行なう交信チャネルと、前記交信の前
    提となる条件を設定するための制御チャネルとを用いて
    行なわれるよう構成され、 前記移動用端末機の送信手段が前記センター局へ前記基
    地局の電界強度を送信する場合は前記制御チャネルを用
    いて行なわれる、請求項1に記載の移動用端末機の位置
    表示システム。
  4. 【請求項4】 前記センター局が前記移動用端末機と交
    信するとき、前記センター局から前記移動用端末機へ呼
    出が行なわれる際に、呼出音を出すことなく前記移動用
    端末機に着信する、請求項1に記載の移動用端末機の位
    置表示システム。
  5. 【請求項5】 非常用連絡手段をさらに含み、前記非常
    用連絡手段が作動すると、その旨が前記センター局へ前
    移動端末機の識別番号とともに出力される、請求項1
    に記載の移動用端末機の位置表示システム。
  6. 【請求項6】 前記センター局からの呼出に応答して前
    記センター局に前記識別番号を出力した後は、前記セン
    ター局との回線の接続を自動切断する手段を含む、請求
    項1に記載の移動用端末機の位置表示システム。
  7. 【請求項7】 前記センター局は、前記移動用端末機を
    呼出す手段を含み、 前記呼出手段は前記制御チャネルを用いて前記移動用端
    末機を呼出す、請求項1に記載の移動用端末機の位置表
    示システム。
  8. 【請求項8】 前記センター局は記憶手段を含み、 前記検出手段は前記移動用端末機の位置を時間を変えて
    複数回検出し、前記複数回の位置検出結果が前記記憶手
    段に記憶される、請求項1に記載の移動用端末機の位置
    表示システム。
  9. 【請求項9】 前記センター局は表示手段を含み、前記
    表示手段は前記複数回の位置検出結果を表示し、それに
    よって前記移動用端末機の移動の軌跡の表示が可能な、
    請求項8に記載の移動用端末機の位置表示システム。
  10. 【請求項10】 前記検出手段は、前記移動用端末機の
    位置周辺の地図を表示する手段と、前記地図上に所定の
    形状で前記移動用端末機の位置を表示する手段とを含
    む、請求項1に記載の移動用端末機の位置表示システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記小ゾーン制通信システムはPHS
    システムである、請求項1に記載の移動用端末機の位置
    表示システム。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の移動用端末機の位置
    表示システムに用いられる移動用端末機であって、 前記移動用端末機は、前記基地局と交信するためのアン
    テナと、前記交信先の基地局を特定する識別番号を検出
    する手段と、 前記検出した識別番号を前記センター局に対して出力す
    る手段とを含む、移動用端末機。
  13. 【請求項13】 前記センター局が前記移動用端末機と
    交信するとき、前記センター局から前記移動用端末機へ
    呼出が行なわれる際に、呼出音を出すことなく着信す
    る、請求項12に記載の移動用端末機。
  14. 【請求項14】 非常用連絡手段をさらに含み、前記非
    常用連絡手段が作動すると、その旨が前記センター局へ
    前記移動端末機の識別番号とともに出力される、請求項
    12に記載の移動用端末機。
  15. 【請求項15】 前記センター局からの呼出に応答して
    前記センター局に前記識別番号を出力した後は、前記セ
    ンター局との回線の接続を自動切断する手段を含む、請
    求項12に記載の移動用端末機。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の移動用端末機の位置
    表示システムに用いられるセンター局であって、 前記センター局は記憶手段を含み、 前記検出手段は前記移動用端末機の位置を時間を変えて
    複数回検出し、前記複数回の位置検出結果が前記記憶手
    段に記憶され、前記表示手段に前記複数回の位置検出結
    果を前記移動用端末機の移動の軌跡として表示する、セ
    ンター局。
  17. 【請求項17】 小ゾーン制通信システムを用いた移動
    用端末機の位置表示システムであって、 複数の小ゾーンに区切られた領域内にそれぞれ設けられ
    た基地局と、 前記基地局の電界強度をモニタするモニタ手段と、前記
    モニタ手段によってモニタした前記電界強度を送信する
    送信手段とを含む、前記基地局をベースに交信を行なう
    移動用端末機と、 前記移動用端末機の位置を検出する検出手段を含み、前
    記移動用端末機と交信するセンター局とを備え、 前記検出手段は、前記送信された基地局の電界強度と、
    前記センター局の有する立体地図を用いてシミュレー
    トした前記基地局周囲の電波伝播パターン情報とに基づ
    て前記基地局と移動用端末機との距離を求め、 の距離に基づき、前記移動用端末機の位置を特定す
    る、移動用端末機の位置表示システム。
  18. 【請求項18】 前記検出手段は、前記電界強度に基づ
    き受信電力を求めるとともに、次式に基づいて前記基地
    局と前記移動用端末機との距離を求め、この距離に基づ
    いて前記移動用端末機の位置を特定することを特徴とす
    る、請求項17に記載の移動用端末機の位置表示システ
    ム。 受信電力=基地局のアンテナ利得×移動用端末機のアン
    テナ利得×送信電力÷(4π×距離/電波の波長)2
  19. 【請求項19】 前記検出手段は、前記距離を半径と
    し、前記基地局を中心とする円に向かって他の基地局か
    ら接線を引き、前記接線により区切られた円弧状あるい
    はその近傍に前記移動用端末機が存在すると判定するこ
    とを特徴とする、請求項18に記載の移動用端末機の位
    置表示システム。
  20. 【請求項20】 前記基地局は1つである、請求項1に
    記載の移動用端末機の位置表示システム。
  21. 【請求項21】 前記電波伝播パターンは建物による遮
    蔽を考慮したパターンである、請求項1に記載の移動用
    端末機の位置表示システム。
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