JPH08317455A - 簡易型携帯電話(phs)を利用した移動用端末機(移動局)の位置情報伝達・表示システムのプロトコル・アダプタ - Google Patents

簡易型携帯電話(phs)を利用した移動用端末機(移動局)の位置情報伝達・表示システムのプロトコル・アダプタ

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JPH08317455A
JPH08317455A JP7149363A JP14936395A JPH08317455A JP H08317455 A JPH08317455 A JP H08317455A JP 7149363 A JP7149363 A JP 7149363A JP 14936395 A JP14936395 A JP 14936395A JP H08317455 A JPH08317455 A JP H08317455A
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phs
mobile station
center
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JP7149363A
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Hiroaki Kamishima
博昭 神島
Hiroyuki Kurokawa
広行 黒川
Ryuichi Iwagami
隆一 岩上
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ACE K COMPUTER KK
Original Assignee
ACE K COMPUTER KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 PHSのような小ゾーン制無線通信システム
において、対象となる移動局の位置情報を得るために、
最寄り基地局の緯度と経度をセンター局に伝達し、セン
ター局のコンピューター画面上の地図中に基地局をマー
カーとして表示し、基地局のセル内に移動局が存在する
ことを表示するシステムにおいて、専用のプロトコル・
アダプタを使用することにより、第三者の不法な侵入を
防ぐ。 【構成】 専用プロトコル・アダプタ14を持つセンタ
ー局1、電話会社16、基地局6および移動局7から構
成され、センター局の専用プロトコル・アダプタを経由
した電話会社に対する要求により当該無線通信システム
のデータ・ベースが把握している、移動局が存在するセ
ルの基地局の位置情報データを電話会社からセンター側
に専用プロトコル・アダプタを通じて伝達し、センター
側はコンピューターのディスプレイ10の地図上にその
基地局の位置をマーカーで表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】今日、宅配便を始めとして各種の
配送用ならびに運送用の車輌が街中を走り回っている
が、例えば、ある宅配便会社の配送センターが顧客から
の要請を受けて、配送中の自社の車輌に対して配送品の
配達または受取の指示を行う場合に、一般的に言ってそ
の顧客に最も近い位置にいる車輌に指示するのが、最も
早く、最も効率的であることは言うまでもない。 普
通、このような配送車輌はMCA等の無線機を搭載して
いるので、これまでのやり方では、配送センターから、
その顧客の近くを走行しているであろうと思われる配送
車に見当をつけて無線機で連絡を入れ、その車輌がまさ
しくその顧客の近くにおればその車輌に指示し、もしそ
の車輌が予想に反して大分離れた位置にいる場合には、
更に別の車輌を順次呼び出していき、目的の車輌に到達
するまで同様の確認を繰り返し行うというのがこれまで
の一般的なパターンであった。
【0002】また、配達人兼運転手(以下単に、運転手
という)が配達先で車輌から降りてマンションや会社の
建物の中にある顧客のところまで荷物の配達や受取りに
行っている間、運転手は車輌を離れているので、配送セ
ンターから無線機で位置に関する問い合わせをしようと
しても回答が得られないということになる。
【0003】配送センターとしては、顧客が急いでいる
にもかかわらず、顧客の近くにいる配送車輌がなかなか
キャッチできず、顧客から「遅い」とクレームを付けら
れることがしばしばあるというのが実態である。
【0004】本発明を利用すれば、車輌の運転手を煩わ
すことなく車輌の位置情報が配送センターに常時伝送さ
れ、ディスプレイ上の地図に各配送車輌の位置がマーク
付きで表示されるため、配送センターにおいてディスプ
レイを見ながら、顧客に最も近い位置にいる車輌に無線
機で連絡をとることができるので、配送センターの業務
が非常に効率化されるし、また運転手への負担を軽減す
ることができ、同時に顧客に対する満足度を高めること
ができる。
【0005】別の利用例として、ある会社の営業部のセ
ールスマンが車輌に乗車してあるいは徒歩でセールスに
出ている間中、会社のディスプレイ上の地図に各車輌あ
るいはセールスマンの位置が表示されるので、セールス
マンへの連絡はむろん、セールスマンに対する行き届い
た管理を行うことができる。
【0006】さらに、警備保障会社や銀行等の現金輸送
車輌の位置確認用にも利用できるし、また当発明の端末
機はタバコのケースくらいの大きさにでき、小型・軽量
・安価であるため幼児や痴呆性老人や身心障害者等にも
携帯させれば安全や保護の面からも有用である。
【0007】
【従来の技術】従来、移動用車輌または物体の位置確認
のために色々な方法がとられているが、地上で、しかも
街の中で普通によく利用されている手段としては、セン
ター側からMCA等の無線機で直接口頭で移動中の車輌
等に確認をするというのが、簡単であるため一般によく
行われている方法である。しかし、この方法では移動中
の車輌等の運転手に一々問い合わせて、口頭で現在の位
置を説明してもらわねばならず、センター側が常に車輌
等の位置情報を把握しておくためには、頻繁に運転手に
無線機で連絡をとらねばならいが、これは運転手にとっ
て極めて煩わしく、またかなりの負担になるので、実際
にはセンター側が適当に見当を付けて無線機で連絡を入
れ、何度か試行錯誤を繰り返して、目的の車輌にやっと
到達するというやり方になっている。ましてや、運転手
が車輌から下車して荷物の受渡しのために車輌から離れ
ている場合等には、連絡のとりようがない。
【0008】運行車輛の現在位置、活動状況等を把握で
きる現実的なシステムとしては、AVMシステム(Au
tomatic Vehicle Monitorin
gSystem)がある。これは固定局(運行管理セン
ター)、基地局(利用者運用センター)、サインポス
ト、移動局からなるものでありすでにタクシー等の効率
的配車に利用されている。しかしこのシステムの限界は
サインポストの配置にある。サインポストが位置の情報
を提供するわけであるが、サインポストはこれらの業務
用車輛のサービス範囲にしか設置されていないことであ
る。したがって広域にわたって利用者が利用するにはお
のずと限界がある。このシステムの他の欠点は、サイン
ポストゾーンが広すぎて、移動局の位置の特定が大雑把
になり精度が低くなることである。また送信機出力も1
Wであるため移動局の小型化・軽量化にも限界がある。
【0009】PHSを利用した本発明のシステムとAV
Mシステムを比較した場合、本発明によるシステムに
は、次のような優れた特長がある。
【0010】(1)PHSの移動局の出力は約10ミリ
ワットであり、周波数は1.9ギガヘルツであるのに対
し、AVMは出力1ワットで周波数が400メガヘルツ
近辺であるため、PHSの移動局の方がアンテナも含め
てはるかに小型・軽量・安価にできる。
【0011】(2)PHSを利用したシステムの方がセ
ル(ゾーン)が小さいので、移動局の位置の特定の精度
が高くなる。
【0012】(3)AVMでは、移動局の位置情報をタ
クシー無線でセンター局に送信しなければならないが、
PHSを利用したシステムでは移動局の位置情報はPH
Sのデータ・ベースよりセンター局へ自動的に送信され
るので、移動局側において位置情報をセンター局に伝え
るために別の送信機を何ら持つ必要がない。
【0013】(4)PHSを利用したシステムの場合、
その基地局をはじめ交換局、データ・ベース、回線等の
設備は既存のPHSの基地局の設備および公衆網やデジ
タル網をそのまま利用できるので、カバー地域がほぼ全
国的であるのに対し、AVMではサインポストを拡張し
なければならないので設備費が高くつくし、カバー範囲
も限られてしまう。
【0014】(5)PHSを利用したシステムでは無線
技術者の資格は不要である。
【0015】(6)PHSを利用したシステムでは、セ
ンター局から移動局に対して位置情報を求めてきた際に
は、移動局側には全く気付かれないが、通話する場合は
普通にできる。
【0016】移動中の車輌の位置確認を行う他の方法と
してはGPSがあり、すでに車輌のナビゲーション・シ
ステムとして商品化されている。GPSによる位置確認
は多少精度は高くなるが、まだまだ高価である。また、
GPSは移動用車輛自身が自分の位置を確認できるよう
になってはいるが、センター側にその位置情報を送信す
るためには、別の通信手段が必要であるので、端末シス
テム全体としては小型・軽量・安価とは程遠いものとな
る。
【0017】その他、これまでにも幼児や老人や身心障
害者の人達に携帯させる位置確認の機器として、微弱電
波を発信させるもの等があるが、電波法で許容される程
度の微弱電波では到達距離が極く限られており、あまり
実用的とは言えない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述のような利用分野
においては、移動中の車輌や人物や物体の位置情報が、
例えばある地点から半径100mの範囲に入っていると
いうことが分かるだけでも十分であるということが多
い。このような利用分野ではむしろ位置情報の精度を上
げて、ある地点から半径10mの範囲に入っているとい
う情報を得ることよりも、端末機が小型・軽量・安価で
あるほうが現実的でありずっと望ましいわけで、これが
第一の課題である。
【0019】また、位置惰報をセンター側に与えるの
に、運転手に負担を全く与えることなく、たとえ運転手
が車輌等から離れている間でも自動的に位置情報をセン
ターに送ることができるようなシステムが最も望まれる
わけである。このことは、営業社員の行動管理に利用す
る場合や、幼児や徘徊性老人の保護・管理のために利用
する場合にも全く同じことが云えるのであって、端末機
を携帯する者を何ら煩わさずに、自動的にセンターに位
置惰報を伝えるようにするということが望ましいわけ
で、これが第二の課題である。しかし当該システムは便
利である反面、悪用すれば個人のプライバシーを侵害す
る結果にもなりかねない。これが第三の課題である。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明はPHSのような小ゾーン制無線通信シス
テムを利用するものであるが、本発明の説明を分かりや
すくするためにPHS(Personal Handy
Phone System、簡易型携帯電話)を例に
とって説明を行なうことにする。PHSの携帯端末機
(以下、移動局という)は、家庭内ではコードレスホン
として使用されるが、そのまま持ち出して、屋内公衆基
地局あるいは屋外公衆基地局等を介して公衆網やデジタ
ル網に接続できる。すなわち、文字通り簡易携帯電話と
しても使用することができる。PHSが、既存のセルラ
ー方式の携帯電話(ここでは、既存の携帯電話方式をセ
ルラー方式と総称することにする。)と大きく異なる点
は、PHSが小ゾーン制である点である。セルラー方式
携帯電話は、移動局の出力が600ミリワット以上で都
市部では半径2〜3kmごとに基地局を設置している。
基地局の出力は25〜45ワットである。また、郊外で
は10km程度の範囲をカバーすることもある。これに
対してPHSの移動局の出力は10ミリワット程度の微
弱な出力であり、基地局の出力は都市部では約10ミリ
ワット、郊外でも約500ミリワットにすぎないので基
地局と携帯端末機との通信可能距離は都市部では約10
0m程度、郊外でも2〜3kmになる。PHSのような
小ゾーン制のシステムには数多くの利点がある。
【0021】(1)基地局は小さく軽量のものになるの
で、電柱の上や公衆電話ボックスの上などに設置でき
る。
【0022】(2)移動用端末機(移動局)も送信出力
が小さいので小型・軽量・安価にできる。
【0023】(3)送信出力が小さいので、移動用端末
機(移動局)の電池の容量が小さくてすむ。
【0024】(4)セル(ゾーン)が小さいので一定の
チャンネル数に対して、より多くの加入者が利用すめこ
とができる。
【0025】一方、欠点としてはセルが小さいので都市
部では高速走行の車輌等では使用に適しない。ただし、
郊外でのセルは大きいので高速走行の車輛でも使用でき
る。
【0026】本発明は、PHSのような小ゾーン制の無
線通信ネットワークを利用するものである。小ゾーン制
の無線通信ネットワークを簡単に表現したものが図1で
ある。
【0027】図1において、固定または移動可能なセン
ター局(1)が、移動中のある端末機(以下、単に移動
局という)と通話を行う場合、センター局(1)が接続
されている交換局(2)から、幹線(3)および他の交
換局(4)と別の幹線(5)を通じて、基地局(6)の
半径約100mのセル(8)内に入っている移動局
(7)と通話を行うことになる。
【0028】PHSのシステムでは、PHSのデータ・
ベースが存在し、センター局(1)が移動局(7)と通
話すると、移動局(7)が基地局(6)のセル(8)内
にあることがデータ・ベースに記憶される。当然、基地
局(6)の位置は予め分かっているから、この位置情報
を利用することにより、その基地局を中心としたほぼ半
径100mの円内に、移動局が存在していることが分か
り、したがって移動局(7)の場所を特定することがで
きる。
【0029】これを、既存のセルラー方式の携帯電話シ
ステムにあてはめてみると、セルラー方式では基地局の
セルの大きさが都市部でも半径2〜3km、郊外では1
0kmほどもあり、広範囲であり過ぎるため移動局の位
置の特定は困難である。
【0030】ある時点において、移動局(7)をそのセ
ル(8)内にもっている基地局(6)を特定する情報を
PHSのデータ・ベースが把握・保持しているので、純
技術的に言ってセンター局(1)はその情報の提供を受
けることができる。
【0031】一方、センター局(1)においては地図情
報をディスプレイ上に表示するシステムを保有してい
る。周知の通り、今日では地図情報をディスプレイ上に
表示するシステムは車輌のナビゲーション・システムの
例に見られるようにCD−ROMとして容易に入手可能
である。
【0032】センター局(1)におけるディスプレイの
スクリーン上の地図に、PHSのデータ・ベースから提
供を受けた、移動局(7)をそのセル(8)内に持つ基
地局(6)の位置情報が表示される。基地局(6)はマ
ーカー等で表示され、そのマーカーを中心に半径100
mの円を表示する。この場合、その円内に移動局が存在
することを意味するわけである。
【0033】前述の通り、センター局(1)が移動局
(7)に電話を掛けることにより、移動局(7)をセル
(8)内に持つ基地局(6)の位置がPHSのデータ・
ベースに認識・記憶され、その情報がセンター局(1)
に提供されることにより、移動局(7)が基地局(6)
を中心とするほぼ半径100mの円内に存在することが
判明することになる。このシステムにおいてはセンター
局(1)から、移動局(7)に電話を掛けてもよいし、
逆に移動局(7)からセンター局(1)に電話を掛けて
きても同様の効果が得られる。
【0034】この場合、移動局(7)が必ずしも他局と
通話をしなくとも、単に基地局(6)のセル(8)内に
入っただけでもデータ・ベースに記憶されているので、
そのデータを利用することによって移動局(7)の位置
情報を知ることができる。
【0035】したがって、本発明の場合、移動局は必ず
しも正規の電話機である必要はないのであって、本発明
用として、通常の通話機能のない専用移動局であっても
よいのである。
【0036】すなわち、移動局(7)をそのセル(8)
内部にもつ基地局(6)の特定は、PHSの制御チャン
ネルを使用して行われるわけであるから、各種プッシュ
ボタン、液晶の表示器、スピーカ、マイクおよびこれら
に関係する電子回路部品等を適宜省略することができ
る。ただし、移動局側で異常事態が発生した場合に発呼
できる緊急事態通知のための非常用ボタンを取付けてお
くと便利である。このようにすれば、専用移動局は通常
のPHS電話機よりもはるかに安価で小型・軽量にな
る。むろん、非常用ボタンを持たない専用移動局もあり
得る。
【0037】本発明の移動局としては、PHSの標準的
な携帯電話機でもよいが、むしろ前述のように各種ボタ
ン、液晶の表示機、スピーカ、マイクおよびこれらに関
係する電子回路部品等を省略した専用移動局(専用移動
端末機)が便利である。この専用移動局は上述のごとき
電子回路部品等の省略によって著しく小型・軽量・安価
になり、前述の第一の課題を解決するための手段を提供
することになる。さらに、本発明によればセンター局
(1)は、電話局のデータ・ベースからそのデータを提
供してもらうだけで移動局(7)の位置情報を把握でき
るので、前述の第二の課題を解決する手段を提供するこ
とにもなる。次に第三の課題を解決するためには、パス
ワード等はもちろん必要であるがそれだけでは不十分な
ので、センター局(1)が電話会社に位置情報を求めて
アクセスするには、専用のプロトコルを搭載したアタプ
タを介してでなければ位置情報を提供を受けられないよ
うにしておき、且つこのアダプタは所謂ブラックボック
ス化して原則としてPHSの電話会社のみから、電話会
社と契約したセンター局の運宮主体(法人、個人を問わ
ず)に販売するようにすれば、第三の課題を解決するこ
とになる。
【0038】
【作用】図2に本発明のセンター・システムの構成例を
示す。
【0039】センター・システムは、パソコンまたはワ
ークステーション(12)のディスプレイのスクリーン
に映し出された地図(10)の中に、移動局(7)をそ
のセル(8)の内部にもつ基地局(6)を表わすマーカ
ー(9)と、それを中心として半径約100mの円で表
示される(ただし、場合によっては円でないこともあり
得る。)。この場合、対象となる移動局(7)はこの円
内にあることを示している。もちろん、移動局(7)そ
のものを表示することはできない。(11)はキーボー
ドを示している。マウスは省略しているが、操作におい
て当然利用されるものである。
【0040】移動局の位置情報を探索するための信号を
発信し、位置情報を受けるための手順を以下に記す。
(13)は、センター用のモデムである。まず、センタ
ー局(1)においてキーボード(11)を操作して、パ
ソコンまたはワークステーション(12)を制御し、対
象となる移動局のPHS電話番号をオート・ダイヤルす
る。すると図1に示すように、交換局(2)等を経由し
て移動局(7)をそのセル(8)内にもつ基地局(6)
を経て移動局(7)へ電話回線が接続される。センター
局(1)と移動局(7)との間に回線接続がなされる
と、PHSのデータ・ベースに当該基地局(6)のコー
ド番号が認識され記憶される。この認識・記憶は一瞬の
内に行われるので、センター局(1)と移動局(7)と
の回線は直ちに切断してよい。この基地局(6)の位置
情報は基地局(6)のコードまたは基地局(6)の緯度
と経度で表現され、PHSのデータ・ベースから直ちに
センター局(1)にあるモデム(13)に送られ、パソ
コンまたはワークステーション(12)に伝達される。
【0041】パソコンまたはワークステーション(1
2)では、内蔵のCD−ROMドライブから予め地図情
報が送り出されており、それがディスプレイのスクリー
ンに地図として映し出されている。その地図上に、基地
局(6)のコードまたは緯度、経度で表現された位置情
報を重ね合わせれば、図2のように基地局(6)をマー
カーで表示することができる。基地局のマーカーを中心
とした半径約100mの円が表示されているが、このよ
うに円またはそれに近い図形を表示させることはプログ
ラム的には容易なことである。図2は本発明のシステム
の一例を示したものであり、本発明はこの図2の構成に
何ら限定するものではない。
【0042】図3に、前述の第三の課題を解決するため
の具体的な手段とその作用を記しているので、それにつ
いて説明を行う。(14)は専用プロトコル・アダプタ
であり、(15)は公衆電話回線または専用電話回線で
あり、(16)はPHSの電話会社の総体を示してお
り、(17)はその電話会社の総体(16)の中にある
交換機、ホストマシン、データ・ベース等をひとまとめ
にして表現している。実際には交換局とホストマシンお
よびデータ・ベース等は別の場所に設置されているわけ
であるが、ここではそれらの機能が重要なのであって設
置場所そのものは、本発明の記述にとってそれほど重要
ではないので、ひとまとめに表現したものである。セン
ター局(1)は位置情報を要求する側であり、PHS電
話会社は位置情報の要求に対してデータ・ベースに記録
されている位置情報を応答(回答)する側である。セン
ター局(1)が専用プロトコル・アダプタ(14)を介
してPHS電話会社(16)との間で位置情報の要求と
応答は、次のような接続・切断のシーケンスで行われ
る。
【0043】図4にその順序を図示している。
【0044】まず、要求側すなわちセンター局(1)
から応答側すなわちPHS電話会社(16)に対して本
システムの「識別コード」を送る。応答側にて識別コー
ドを判定する。判定の結果、その識別コードが正常であ
れば、応答側から要求側に対して「識別コード確認コマ
ンド」を返送する。またもし、その識別コードが異常
(誤り)であれば、応答側から要求側に対して「識別コ
ード誤りコマンド」を返送し、回線を切断する。
【0045】次に、要求側から応答側に対して「ID
コード」を送付する。位置情報を電話会社に対して求め
るのはセンター局(1)であるが、その位置情報を必要
とするのはセンター局(1)に委託契約している第三者
である場合も多い。いずれにしろ、その位置惰報を求め
ている契約の主体者すなわち契約者の「IDコード」を
確認して、機密を守る必要がある。そこで、要求側から
応答側に対して「IDコード」が送付され、応答側にて
「IDコード」を判定する。判定の結果、その「IDコ
ード」が正常であれば応答側から要求側に対して「ID
コード確認コマンド」を返送する。またもし、その「I
Dコード」が異常であれば「IDコード未登録コマン
ド」を返送後、回線を切断する。
【0046】さらに、一層の機密の確保のためにパス
ワードの送付と確認を行う。要求側から応答側に対して
「パスワード」を送付する。応答側では「IDコード」
に該当する「パスワード」かどうかを判定する。判定の
結果、正常であれば応答側から「パスワード確認コマン
ド」を、またもし異常であれば「パスワード誤りコマン
ド」を応答側から要求側に対して送付し、その後、回線
を切断する。
【0047】以上の手続きで、正しい契約者が位置情
報を要求して来ていることの確認がなされたので、次に
本当に必要な位置情報の交換処理等を行う。すなわち、
検索および保守等の作業である。これらについては、図
4において省略しており、改めて図5で詳しく述べるこ
とにする。
【0048】位置情報の検索が終われば、回線切断を
しなければならない。要求側から応答側に対して、「回
線切断の要求コマンド」の送付を行い、応答側からの
「回線切断要求確認コマンド」を要求側が受てから回線
を切断する。
【0049】以下に、図5にもとづき検索基本シーケン
スを説明する。
【0050】要求側より検索対象の端末番号を応答側
へ通知し、応答側にて検索して該当端末を発見できれ
ば、その位置情報を要求側へ返す。これが通常検索パタ
ーンである。
【0051】要求側より検索対象の端末番号を応答側
へ通知し、応答側にて検索して該当端末が、端末の電源
オフやサービス域外にいる等で検索不可能な場合、検索
不能の通知を要求側へ返す。これが異常検索のパターン
1である。
【0052】要求側より検索対象の端末番号を応答側
へ通知し、応答側にて検索し、該当端末が契約対象外ま
たは存在しない端末番号である場合は未登録の通知を要
求側へ返す。これが異常検索パターン2である。
【0053】以上が、一台の端末機の検索の場合である
が、実際には複数台の端末機の位置情報の検索を一度に
行うことがある。その場合は図6に示す複数検索シーケ
ンスに従う。
【0054】複数の端末番号を要求側から応答側へ通
知し、応答側にて検索し該当端末を発見し、一度に要求
側へ返送出来ない場合、位置情報群に加えて、データの
存在を示す継続マークを付けて要求側へ返す。
【0055】要求側は、応答側から継続マークの応答
が続く限り次の位置情報群を要求するために、「次情報
要求」応答側で通知を出す。
【0056】要求側は、を繰り返したのち、応答側
からの「終了マーク」の通知を受けた時点で終了する。
【0057】図7は保守についてのシーケンスであり、
基地局の追加・変更に伴う情報をPHSの電話会社から
センター局(1)に連絡する場合に利用する。
【0058】現在使用している基地局情報のバージョ
ンを要求側(センター局)から応答側(電話会社)通知
し、応答側にてそのバージョンが最新のものであれば応
答側は要求側へ更新情報なしのコマンドを返す。
【0059】現在使用している基地局情報のバージョ
ンを要求側から応答側へ通知し、応答側にてそのバージ
ョンが最新のものでなければ応答側は要求側へ更新情報
を返す。
【0060】図8にコマンドパケット仕様を示す。パケ
ットの基本構成は、全パケット共通に先頭につくヘッダ
ーコードで2バイトのフラグ、2バイトのコマンド、2
バイトの情報のデータ長(データ・サイズ)、最大6
6,535バイトで任意長のデータ情報、および2バイ
トの伝送エラーのためのチェック・コードからなってい
る。
【0061】以上に説明した通り、センター局(1)が
PHS電話会社(16)の当該システムすなわち位置情
報伝送・表示システムに関する契約主体者そのものであ
る場合にしろ、或いはPHS電話会社(16)との契約
主体者である第三者(利用者)の委託を受けている場合
にしろ、要求側から図4および図5に示す手順で位置情
報の要求を行いそれに対して応答側から位置情報を返送
してきたり或いは返送を断ってきたりするわけである
が、「IDコード」や「パスワード」等がすべて正常で
あり移動局(端末機)がサービス・エリア内にいる限
り、その位置情報は緯度および経度の情報として或いは
それらをコード化した情報として或いは市区町村丁目番
地といった具体的な情報として、センター局(1)に対
して送付されてくるので、センター局(1)においてこ
れらの位置情報を、地図情報に重ね合わせて図2に示す
ごとくディスプレイ・モニター画面上に表示したり、ま
たは具体的な市区町村丁番地等の文字で表示することが
できる。
【0062】
【実施例】本発明は各種の分野で利用できるが、前述の
通り宅配便業者等の各車輌の位置情報を常時把握するの
に有効であり、しかも位置情報の収集に際して、運転手
に何ら負担や電話のベルで煩わすことなく、むしろ運転
手が全く気付かないうちにその宅配車輌の位置情報をセ
ンターが把握しているわけで、宅配業者の顧客からの要
望で荷物の収集・配達を迅速に行うことができるし、ま
た行方不明になった宅配の荷物の捜索や確認もスピーデ
ィーに行うことができる。
【0063】別の利用例として、ある会社の営業部のセ
ールスマンが車輌に乗車してあるいは徒歩でセールスに
出ている間中、会社のディスプレイ上の地図に各車輌あ
るいはセールスマンの位置が表示されるので、セールス
マンへの連絡はむろん、セールスマンに対する行き届い
た管理を行うことができる。
【0064】さらに、本発明は警察のパトロールカーの
位置表示にも利用できるし、また警備保障会社や銀行等
の現金輸送車等にも本発明の専用端末機を携帯または搭
載させておけば、常時その車輌の位置がセンター側でモ
ニターでき、かつ万一事件が発生した場合には、本発明
の専用端末機側から緊急信号を発呼する非常用ボタンを
押せば、センターのディスプレイ上に緊急割り込みがか
かり、当該車輌に近い基地局を示すマーカーがフラッシ
ングして異常事態発生をセンターのオペレータに知らせ
ることができ、オペレータから直ちに警察に通報すれば
事件の早期解決に役立てることができる。
【0065】従来であればそのような緊急時には、現金
輸送等に携わっている職員は、犯人に刃物や拳銃等を突
き付けられて脅かされているので、車輌に無線機を搭載
していても、事件の発生をセンターに口頭で伝えるゆと
りはないし、ましてや現在の車輌の位置を的確に伝える
ことなど不可能に近い。結局、車輌の位置の確認が遅
れ、犯人を取り逃がしてしまい、その結果事件解決が遅
れたりまたは迷宮入りになってしまうことが多いことは
よく知られている通りである。
【0066】他の実施例としては、本発明の専用端末機
がタバコのケースくらいの大きさにでき、小型・軽量・
安価であるという特長を活かして痴呆性老人や幼児、あ
るいは身心障害者等に携帯させて移動局とし、家庭のパ
ソコン等に地図情報を表示して、その中に移動局すなわ
ち本発明の端末機を携帯している老人等の位置情報が、
ディスプレイ上の半径約100mの地域内にいることを
明示させ、万一の場合に具えて家庭でモニターすること
ができるので安全や保護の面からも有用である。また、
老人等が緊急に家庭に連絡をとりたい場合には、非常用
ボタンを押せば、家庭でのモニター上で基地局を示すマ
ーカーがフラッシングして異常事態を知らせるので、比
較的早期に保護しやすい。
【0067】また、上記以外の利用法としては、ペット
や家畜等の首輪などに取付けておくと、行方不明になっ
た場合でも、所在が分かっているので比較的容易に保護
することができる。
【0068】なお、PHSの基地局は都市部においては
半径約100mをカバー範囲とするものの、郊外におい
ては経済的見地から、一つの基地局で半径約2〜3km
をカバー範囲とする計画になっており、端末機の携帯者
の位置の特定が都市部における場合よりも郊外において
は困難なように思えるが、郊外では建物も居住者も少な
いため半径約2〜3kmの範囲に、その所在を確認され
るだけで十分と言えるし、また経済性を考慮すればある
程度の妥協はやむをえないことである。
【0069】以上に、PHSを例にして本発明の「作
用」の説明を行ったが、PHSに限らず小ゾーン制の無
線通信システム(無線電話を含む)であれば、基本的に
それらのいずれに対しても適用できるものである。
【0070】
【発明の効果】本発明のシステムを利用することにより
次のような効果が得られる。
【0071】(1)移動中または停止中の車輌あるいは
人物あるいはその他の物体あるいは動物等(以下、車輌
や人物等という)に、本発明のシステムの一構成要素で
ある端末機を搭載または携帯または取付けておくことに
より、それらの車輌や人物等の位置情報を、PHS等の
交換局等を介してセンターに伝え、センターのディスプ
レイ上に映し出された地図情報の中に上記車輌や人物等
の位置(所在)を、それぞれのマーカー等を中心に描か
れた円内(都市部においては半径約100mの円内に、
また郊外においては半径約2〜3kmの円内)に示すこ
とができるので、上記車輌や人物の所在を一目瞭然に知
ることができる。このように、移動局の行動を管理・分
析するのに役立つ。しかも上記車輌や人物等に、操作上
何ら頼ったり煩わしたりすることなしに、全自動的に宅
配便等の車輌の所在、セールスマンの所在、警察のパト
ロールカーの所在、警備保障会社や銀行等の現金輸送車
等の所在、老人や身心障害者や幼児等の所在、物体やペ
ットや家畜等の所在が常時確認され、したがって業務上
の諸連絡が極めて効率よく行われ、また人物や動物等に
関しては保護・安全の面から極めて有効な情報を簡単に
提供できるものである。
【0072】(2)本発明の優れた点の一つは、前述の
位置情報の収集・伝達と、通常の通話とが、同一の基地
局と一台のPHS移動局(電話機)で済むということで
あり、システムが全体として安価になり、移動局も安価
で小型・軽量になる。一般にこの種のシステムでは、位
置情報の収集・伝達と通話とは別系統のものが殆どであ
る。
【0073】(3)本発明の他の優れた点は、本来の通
話用およびデータ通信用に設置されている基地局や公衆
網、デジタル網とPHS用の移動局を殆どそのままで、
一部通信手順等の変更および必要に応じて回路の一部を
変更するだけで位置情報の収集・伝達にも利用できると
いう点であって何ら余分に大がかりなシステムを設置す
る必要がないということである。すなわち、PHSのイ
ンフラストラクチャーを殆どそのまま利用しているので
極めて経済的である。
【0074】(4)本発明のシステムの動作上からいっ
て位置情報の収集・伝達だけが目的の場合は通話等の機
能がなくても、全く支障がないので専用端末機とするこ
とができ、したがって安価で小型・軽量な端末機にな
り、老人や幼児あるいはペットや家畜にいたるまで携帯
に負担にならない。
【0075】(5)PHS等の小ゾーン制の無線通信シ
ステムの通信のプロトコルや場合によっては移動局の回
路の一部を変更するだけで、PHS等のチャンネル資源
を有効に活用することができ、上述の利用者の便宜に加
えてPHS等を運営する事業者にとっても非常に効率の
よい事業にもなる。
【0076】(6)専用のプロトコル・アダプタ(1
4)を利用し、さらに「IDコード」や「パスワード」
でもって不法な第三者の侵入を防ぐことができる。
【0077】以上に、PHSを例にして本発明の「効
果」を記述したが、PHSに限らず小ゾーン制の無線通
信システム(無線電話を含む)であれば、基本的にそれ
らのいずれにも適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム全体の構成図の一例。
【図2】本発明のセンター局の構成図の一例。
【図3】専用プロトコル・アタプタを持つセンター局と
電話会社のシステム構成の一例。
【図4】プロトコル・アダプタによる接続・切断シーケ
ンスの一例。
【図5】プロトコル・アタプタによる検索基本シーケン
スの一例。
【図6】プロトコル・アタプタによる複数検索シーケン
スの一例。
【図7】プロトコル・アダプタによる保守シーケンスの
一例。
【図8】プロトコル・アダプタのコマンドパケット仕様
の一例。
【符号の説明】
1 センター局 2、4 電話交換局 3、5 電話回線の幹線部 6 基地局 7 移動局 8 セルの内部 9 基地局を示すマーカー 10 ディスプレイのスクリーン上の地図 11 キーボード 12 パソコンまたはワークステーション 13 センター用モデム 14 専用プロトコル・アダプタ 15 公衆電話回線または専用電話回線 16 PHS電話会社の総体 17 電話会社の電話交換機、ホストマシン、データ・
ベース
フロントページの続き (72)発明者 岩上 隆一 大阪市浪速区日本橋東3丁目3番25号 エ スタ第二ビル6階 株式会社エースケイコ ンピューター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図3に示すようなPHSのごとき小ゾー
    ン制無線通信システム(無線電話を含む)を利用して移
    動用端末機(移動局)の位置情報を伝達・表示するシス
    テムにおいて、、移動局(7)が、ある基地局(6)の
    セルの範囲内にある場合、PHSの電話会社(16)の
    データ・ベース(17)にそれが記憶されているので、
    センター局(1)のパソコンまたはワークステーション
    (12)からPHSの電話会社(16)に対して上記基
    地局(6)の位置情報を要求し、それに応じてPHSの
    電話会社(16)がそのデータ・ベース(17)に記録
    されている上記基地局(6)の緯度および経度の位置情
    報として或いはそれらをコード化した位置情報として或
    いは番地のテキスト・データの位置情報として、これら
    をセンター局(1)のパソコンまたはワークステーショ
    ン(12)に伝達し、それをディスプレイ・モニタの画
    面上で地図と組合わせて表示したり或いは市区町村丁目
    番地を文字で表示したりするシステムの中に、第三者が
    不法に侵入して他人の位置情報を取得するのを防ぐため
    に、センター局(1)がPHSの電話会社(16)と通
    信を行うための図3に示す専用プロトコル・アダプタ
    (14)装置。
  2. 【請求項2】 上記専用プロトコル・アダプタ(14)
    の中における、図4に例示した「接続・切断シーケン
    ス」、図5に例示した「検索基本シーケンス」、図6に
    例示した「複数検索シーケンス」および図7に例示した
    「保守シーケンス」で表現される専用プロトコル。
JP7149363A 1995-05-12 1995-05-12 簡易型携帯電話(phs)を利用した移動用端末機(移動局)の位置情報伝達・表示システムのプロトコル・アダプタ Pending JPH08317455A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11180400A (ja) * 1997-12-24 1999-07-06 Mitsubishi Electric Corp 観測装置
KR100339658B1 (ko) * 2000-07-18 2002-06-05 안병익 이동 통신 단말기를 이용한 행운 지점 서비스 방법 및시스템
GB2383924A (en) * 2001-11-29 2003-07-09 Nec Corp Retrieving position information of another portable terminal after being sent a password to be used, from that terminal

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