JP2004180502A - ペット保護機能を有する害獣撃退システム、および、ペット移動位置探索システム - Google Patents

ペット保護機能を有する害獣撃退システム、および、ペット移動位置探索システム Download PDF

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Abstract

【課題】使用者のペットについて撃退しない害獣撃退システムを提供する。
【解決手段】固有の識別情報を予め登録した記憶部22と、この記憶部22に予め登録した識別情報を第1の無線信号sig.1として送信する送信部21とを備える無線送信器2と、無線送信器2から送信される第1の無線信号sig.1を受信する受信部13と、無線送信器2毎にその識別情報を登録した記憶部14と、超音波、光、音、臭いなどを発生することによって害獣を撃退する害獣撃退回路11と、害獣撃退回路11の動作制御をする害獣撃退動作制御回路12と、受信部13が、無線送信器2からの第1の無線信号sig.1を受信したときには、無線送信器2の識別情報を抽出して、抽出した識別情報が記憶部14に登録されていれば、害獣撃退動作制御回路12を制御して、害獣撃退回路11の作動を一定時間停止させる制御部10とを備える害獣撃退器1とを含んで構成される。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペット保護機能を有する害獣撃退システム、および、ペット移動位置探索システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、特許文献1に示すような害獣撃退器は広く使用されている。この一例を図14に示す。
【0003】
この害獣撃退器100は、超音波、光、音、臭いなどを発生することによって害獣を撃退する害獣撃退回路110と、この害獣撃退回路120の動作制御をする害獣撃退動作制御回路120とを少なくとも備える。
【0004】
害獣撃退制御回路120は、使用者が電源の入切をする電源スイッチや、害獣の接近を検知するセンサが組み込まれており、電源スイッチがオンされたり、害獣の接近を検知すると、害獣撃退制御回路120が害獣撃退回路110を駆動して、超音波、光、音、臭いなどを発生させる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−27054号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来の害獣撃退器では、使用者の所有するペットを保護する機能は有しておらず、ペットが接近してもこれを撃退してしまう事態が発生している。これを防止するには、害獣撃退器の電源自体をオフにしてしまわなければならず、こうすると、本来の目的である害獣撃退ができなくなるという問題があった。
【0006】
また、一定町内などの広範囲で、この種の害獣撃退器が用いられている場合、飼い主の元から逃げ出したペットが害獣撃退器の近辺をうろつくことが考えられる。
【0007】
このような場合、害獣撃退器の設置位置を定めておけば、ペットの位置探索にも使用できるが、従来では害獣撃退の機能以外を有するものはなかった。
【0008】
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、第1の目的は、使用者のペットについては撃退しない害獣撃退システムを提供することにある。また、第2の目的は、この害獣撃退システムを使用して構成され、逃げ出したペットの移動位置の探索もできるペット移動位置探索システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1〜4では、ペット保護機能を有する害獣撃退システムを提案している。
【0010】
請求項1では、固有の識別情報を予め登録した記憶部と、この記憶部に予め登録した識別情報を第1の無線信号として送信する送信部とを備える無線送信器と、無線送信器から送信される第1の無線信号を受信する受信部と、無線送信器毎にその識別情報を登録した記憶部と、超音波、光、音、臭いなどを発生することによって害獣を撃退する害獣撃退回路と、害獣撃退回路の動作制御をする害獣撃退動作制御回路と、受信部が、無線送信器からの第1の無線信号を受信したときには、無線送信器の識別情報を抽出して、抽出した識別情報が記憶部に登録されていれば、害獣撃退動作制御回路を制御して、害獣撃退回路の作動を一定時間停止させる制御部とを備える害獣撃退器とを含んで構成されている。
【0011】
請求項2では、無線送信器は、第1の無線信号を間欠的に送信する構成としている。
【0012】
請求項3では、害獣撃退器は、送信部を更に備えるとともに、記憶部に固有のシステム識別情報を更に登録しており、制御部は、記憶部のシステム識別情報を、第2の無線信号として定期的に送信し、無線送信器は、その記憶部にシステム識別情報を更に登録しており、害獣撃退器から第2の無線信号を受信したときには、その第2の無線信号よりシステム識別情報を抽出し、自身の記憶部に登録されているシステム識別情報と一致すれば、上記送信部より、第1の無線信号を送信する構成としている。
【0013】
請求項4では、無線送信器は、害獣撃退器から、第2の無線信号を受信したときには、その信号列が正当か否かの判別を行い、正当でないと判別したときには、害獣撃退器に対して、無線信号送信仕様変更依頼信号を送信し、これを害獣撃退器が受信したときには、上記第2の無線信号の送信レベルや周波数帯を変更する構成としている。
【0014】
請求項5〜19では、ペット移動位置探索システムを提案している。
【0015】
請求項5では、請求項3に記載の害獣撃退器と、請求項3に記載の無線送信器とを組み合わせて構成したペット移動位置探索システムであって、害獣撃退器の記憶部には、この害獣撃退器の設置位置情報を更に登録しており、害獣撃退器の制御手段は、送信部より、設置位置情報をシステム識別情報とともに、第2の無線信号として定期的に送信し、無線送信器は、記憶部に、移動履歴データベースを備えており、害獣撃退器から第2の無線信号を受信したときには、害獣撃退器の設置位置情報を抽出して、移動履歴データベースに記憶させる構成とした。
【0016】
請求項6では、無線送信器は、移動履歴データベースに記憶した設置位置情報を伝送する伝送部を備えており、制御手段は、伝送部に外部端末が接続され、伝送指示されたときには、移動履歴データベースから設置位置情報を読み出し、伝送部を通じて伝送する構成とした。
【0017】
請求項7では、無線送信器から送信される第1の無線信号を受信する受信部と、固有のシステム識別情報と、屋外柱の設置位置情報とを登録する記憶部と、送信部と、送信部より、記憶部のシステム識別情報と設置位置情報とを、第2の無線信号として定期的に送信させる制御手段とを備える屋外柱を更に備えており、無線送信器は、屋外柱から第2の無線信号を受信したときには、この第2の無線信号より、屋外柱の設置位置情報を抽出して、移動履歴データベースに記憶させる構成とした。
【0018】
請求項8では、無線送信器は、侵入防止器及び屋外柱から、第2の無線信号を受信したときには、その信号列が正当か否かの判別を行い、正当でないと判別したときには、害獣撃退器に対して、無線信号送信仕様変更依頼信号を送信し、これを害獣撃退器及び屋外柱が受信したときには、第2の無線信号の送信レベルや周波数帯を変更する構成とした。
【0019】
請求項9では、害獣撃退器及び屋外柱は、設置位置情報を設定して記憶部に登録させるための操作部を更に備えている構成とした。
【0020】
請求項10では、害獣撃退器及び屋外柱には、GPSアンテナを有し、地球の周回軌道上の衛星から送信されるGPS電波に基づいて設置位置情報を算出するGPS受信部を更に備えており、このGPS受信部で算出した設置位置情報を記憶部に記憶する構成とした。
【0021】
請求項11では、害獣撃退器及び屋外柱は、電力線を通じてセンタ装置が接続されており、このセンタ装置より電力線を通じて、害獣撃退器及び屋外柱を指定して、それぞれに対応する設置位置情報を送信し、それぞれの記憶部に登録させる構成とした。
【0022】
請求項12では、無線送信器は、無線通信網を通じてセンタ装置と通信をする無線通信部を備えており、制御手段は、所定時には、移動履歴データベースから設置位置情報を読み出して、無線通信部を通じてセンタ装置に対して、無線送信器の識別情報とともに伝送する構成とした。
【0023】
請求項13では、無線送信器は、定期的に、移動履歴データベースから設置位置情報を読み出して、その情報を無線送信器の識別情報とともに第3の無線信号として送信する構成とし、害獣撃退器及び屋外柱は、無線送信器から送信された第3の無線信号を受信する毎に、無線送信器の識別情報と設置位置情報とを抽出して記憶部に順次記憶しておき、所定時には、電力線を通じてセンタ装置に伝送する構成とした。
【0024】
請求項14では、害獣撃退器及び屋外柱は、無線送信器から第1の無線信号を受信したときには、その第1の無線信号より無線送信器の識別情報を抽出して、抽出した識別情報を記憶部に記憶しておき、所定時には、その無線送信器の識別情報を、記憶部に予め登録した設置位置情報とともに、電力線を通じてセンタ装置に伝送する構成とした。
【0025】
請求項15では、所定時は、センタ装置が、害獣撃退器及び屋外柱、無線送信器に対して、設置位置情報要求信号を送信した時であることを特徴とする。
【0026】
請求項16では、センタ装置は、害獣撃退器及び屋外柱から、各々の記憶部に記憶された、無線送信器の識別情報と上記設置位置情報とが上記電力線を通じて伝送されたときには、その無線送信器を指定した、設置位置情報要求信号を送信して、その無線送信器の記憶部に記憶された設置位置情報を、その無線送信器の識別情報とともに無線通信部を通じてセンタ装置に伝送させる構成とした。
【0027】
請求項17では、センタ装置は、害獣撃退器及び屋外柱の設置位置を予めマーキングした地図データと、無線送信器の識別情報と設置位置情報とが伝送される毎に、識別情報に対応して設置位置情報を時系列的に記憶する記憶部と、表示部と、無線送信器の現在位置情報として、その無線送信器の識別情報に対応する最新の設置位置情報を記憶部より読み出して、地図データに複合させて表示部に表示させる制御部とを備える。
【0028】
請求項18では、センタ装置の制御部は、無線送信器の移動軌跡情報として、その無線送信器の識別情報に対応するすべての設置位置情報を読み出し、地図データに複合させて表示部に表示させる構成とした。
【0029】
請求項19では、センタ装置は、無線送信器の識別情報と設置位置情報とが伝送される毎に、識別情報に対応して設置位置情報を時系列的に記憶する記憶部と、予め、無線送信器の識別情報に対応する通報先が登録されており、無線送信器が指定され、設置位置情報の通報指示がされたときには、その識別情報に対応する最新の設置位置情報あるいはすべての設置位置情報を記憶部から読み出して、対応する通報先に通報する通報部とを備える。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面とともに説明する。図1は、本発明の害獣撃退システムの要部構成の第1例を示す図である。
【0031】
このものは、任意の設置場所に固定設置される害獣撃退器1と、システム使用者の所有する猫などのペットに携帯させる無線送信器2とで構成される。
【0032】
害獣撃退器1は、この害獣撃退器1を制御する制御部10と、超音波、光、音、臭いなどを発生することによって害獣を撃退する害獣撃退回路11と、害獣撃退回路11の動作制御をする害獣撃退動作制御回路12と、無線信号を受信する受信部13と、無線送信器2に固有の識別情報(例えばIDコード)を、1または複数、登録した記憶部14とを備える。
【0033】
一方の無線送信器2は、この無線送信器2を制御する制御部20と、無線信号を送信する送信部21と、この無線送信器2に固有の識別情報(ここではIDコード)を登録した記憶部22とを備える。
【0034】
このような構成において、無線送信器2は、記憶部22に登録した識別情報を送信部21より、第1の無線信号sig.1として送信する。
【0035】
害獣撃退器1は、電源がオンされている間は常時、害獣撃退回路11を動作させ、接近してくる害獣を撃退している。また、害獣撃退器1は、撃退動作制御回路12に外付けしたセンサ(たとえば熱線センサ)や、回路12内に組み込まれたセンサが、害獣を検知すると、回路12が作動して害獣撃退回路11を動作させる。
【0036】
しかし、無線送信器2から送信された第1の無線信号sig.1を受信すると、この信号sig.1より識別情報を抽出し、その識別情報の正当性、つまり、受信した識別情報が記憶部14に登録されているかを判別し、登録されていれば、害獣撃退制御回路12に指示を送り、害獣撃退回路11の動作を一定時間だけ停止させる。
【0037】
つまり、一定時間の間は、まったく害獣撃退回路11が動作せず、たとえ、センサが害獣を検知しても、その検知を無効とするのである。
【0038】
このように、害獣撃退器1が、無線送信器2から送信される識別情報を受信し、その正当性が判別されると、害獣撃退動作を一定時間だけ停止させるので、予め、使用者の敷地などに設置された害獣撃退器1に、無線送信器2の識別情報を登録しておけば、その害獣撃退器1に使用者のペットが接近したとしても、撃退動作は停止されるので、使用者のペットまでをも撃退してしまうことを未然に防止できる。
【0039】
ここで、無線送信器2から第1の無線信号を送信するのは、常時ではなく、間欠的に送信してもよい。こうすれば、無線送信器2の消費電力の抑制ができ、電池寿命を長くできる。
【0040】
図2は、害獣撃退システムの要部構成の第2例を示す図である。このものは、害獣撃退器1において、無線信号を送信する送信部15を付加するとともに、記憶部14には、無線送信器1毎の識別情報の他、システム識別情報を登録している。
【0041】
また、無線送信器2において、記憶部22には、無線送信器2の識別情報の他、システム識別情報を登録している。
【0042】
ここでは、害獣撃退器1は、記憶部14に登録したシステム識別情報を、送信部15より、第2の無線信号sig.2として送信する。
【0043】
無線送信器2は、先述した第1の無線信号としての識別情報の送信は、害獣撃退器1から第2の無線信号sig.2を受信した時に限定している。すなわち、無線送信器1は、害獣撃退器1から第2の無線信号sig.2を受けたときには、その信号sig.2よりシステム識別情報を抽出し、その正当性、つまり、受信したシステム識別情報が記憶部22に登録されているかを判別し、登録されていれば、送信部21より先述の第1の無線信号sig.1を送信する。
【0044】
このように、無線送信器2から第1の無線信号sig.1を送信するのは、害獣撃退器1から第2の無線信号sig.2の受信時に限定しているため、無線送信回数を必要最小限度に減少させることができ、消費電力の抑制ができ、電池寿命を長くできる。
【0045】
また、システム識別情報の一致する場合にのみ、無線送信器2から第1の無線信号sig.1を送信するため、使用者の敷地など、そのペットがうろつきそうな場所の害獣撃退器1のすべてと、ペットが携帯する無線送信器2に対して、同一のシステム識別情報を登録しておけば、使用者のペットが敷地内の害獣撃退器1に接近しても害獣撃退動作はされず、ペット保護効果がある。
【0046】
更に、他のシステム識別情報を登録した無線送信器2を携帯した他人のペットが敷地内に入ってきた場合は、システム識別情報が一致しないので、害獣撃退動作は止まらず、本来の撃退動作を継続させることができる。
【0047】
ここで、無線送信器2は、害獣撃退器1から、第2の無線信号sig.2を受信したときには、その信号列が正当か否かの判別を行うようにしている。
【0048】
この判別手法は特に限定されることはないが、一例として、チェックサム判別手法、信号パターン判別手法がある。
【0049】
チェックサム手法は、公知の手法を用いることで実現できるが、信号パターン判別手法としては以下のように行えばよい。すなわち、無線送信器2側で予め正しい信号パターンを記憶部22に登録させておき、第2の無線信号sig.2の受信時に対比させ、不一致ならば、受信した信号sig.2が正当でないとする。
【0050】
このような正当性の判別の結果、正当と判別すれば、受信したら次の処理に移行するが、正当でないと判別すれば、無線送信器2は、無線信号送信仕様変更依頼信号(不図示)を返して、第2の無線信号sig.2の送信レベルや周波数帯を変更させる。
【0051】
なお、正当性を判別するのは、第2の無線信号だけではなく、その他、無線を使用する信号であればどの信号をも判別対象としてもよい。
【0052】
これにより、害獣撃退器1と無線送信器2間での無線通信の信頼性を向上させることができる。
【0053】
図3は、ペット移動位置探索システムの第1例を示す図である。このものは、害獣撃退器1において、設置位置情報(例えば、緯度経度情報)を記憶部14に更に登録しており、この登録は操作部16のディップスイッチなどの操作により行うようにしている。
【0054】
このような構成によれば、害獣撃退器1より、第2の無線信号sig.2を送信する際には、記憶部14に登録した設置位置情報を読み出して、その第2の無線信号sig.2に含ませるようにしている。
【0055】
また、無線送信器2は、記憶部22に、設置位置情報データベース22Aを備えており、害獣撃退器1から第2の無線信号sig.2を受信する毎に、その無線信号sig.2に含まれる設置位置情報を設置位置情報データベース22Aに順次記憶する。
【0056】
このように、無線送信器2は、害獣撃退器1から第2の無線信号sig.2を受信する毎に、害獣撃退器1の設置位置情報を取り込み順次記憶するため、無線送信器2を携帯したペットが害獣撃退器1の側を通る毎にその設置位置情報が記憶され、記憶した設置位置情報を読み出せば、ペットの移動位置を把握することができ、便利である。
【0057】
図4は、ペット移動位置探索システムの第2例を示す図である。このものは、害獣撃退器1、無線送信器2の他に、所定位置に固定設置された屋外柱3をも備えて構成される。
【0058】
この屋外柱3は、街灯31や電線、信号機などを装荷するようにしており、先述の制御部10、受信部13、送信部14、記憶部15、操作部16を備える。この屋外柱3は、図3の害獣撃退器1と同様に、定期的に、記憶部14より、屋外柱3の設置位置情報、システム識別情報を含む第2の無線信号sig.2を送信する。
【0059】
無線送信器2は、屋外柱3からの第2の無線信号sig.2を受信すると、害獣撃退器1から第2の無線信号sig.2を受信したときと同じように、屋外柱3の設置位置情報を取り出して記憶部22のデータベース22Aに格納する。
【0060】
このように、本システムによれば、予め固定設置されている、街灯31などを装荷する支柱を流用することにより、その設置位置情報を有効利用でき、先述の害獣撃退システムよりも広い範囲で、ペットの移動位置を把握することが可能となる。
【0061】
なお、この例においても、先述したような無線信号の正当性判別を行えば、屋外柱3と無線送信器2との間の無線通信の信頼性を向上させることができる。
【0062】
図5は、ペット移動位置探索システムで適用される無線送信器2の内部構成の一例を示す図である。このものでは、先述の制御部20、送信部21、記憶部22、受信部23の他、通信変換インタフェース24と外部コネクタ25とを更に備える。なお、通信変換インタフェース25と外部コネクタ25とで伝送部を構成している。
【0063】
外部コネクタ25には、ケーブルを介して、パーソナルコンピュータなどの外部端末が接続され、外部端末より外部コネクタを通じて伝送指示がなされたときには、制御部20は、記憶部22のデータベース22Aに記憶されている設置位置情報を一部あるいはすべてよみだし、これを通信変換インタフェース24で外部端末が取り扱えるフォーマットに変換し、外部コネクタ25を通じて外部端末に伝送する。
【0064】
このように、外部端末を接続できる構成とし、設置位置情報の伝送指示がされたときには、データベース22Aの設置位置情報を一部あるいはすべて外部端末に伝送するため、ペットの飼い主がペットの移動位置を容易に確認できる。
【0065】
図6は、ペット移動位置探索システムで適用される屋外柱3の要部構成の他例を示す図である。このものは、先述したような操作部16の操作によって設置位置情報を登録するのではなく、公知のGPS受信部32によって、自動的にその情報を取得し、それを制御部10が記憶部14に登録させる構成としている。なお、GPS受信部は、図示こそしていないが、害獣撃退器1に設けることもできる。
【0066】
このように、屋外柱3や害獣撃退器1毎の設置位置情報を、人が登録するのではなく、GPS受信部32を用いることにより自動的にするようにしているため、設置位置情報を登録する作業者の手間が省け、特に、屋外柱3や害獣撃退器1の移転時において有益にできる。
【0067】
図7は、ペット移動位置探索システムの第3例を示す図である。このものでは、害獣撃退器1及び屋外柱3は、電力線通信部33を更に備えており、電力線L1を通じてセンタ装置4が接続されている。
【0068】
このような構成によれば、害獣撃退器1や屋外柱3に設置位置情報を登録するのは、センタ装置4の操作によって行うようにしており、センタ装置4より、電力線L1を通じて、害獣撃退器1及び屋外柱3を指定して、それぞれに対応する設置位置情報を送信し、それぞれの記憶部14に登録させる。
【0069】
なお、害獣撃退器1や屋外柱3の指定手法としては、例えば、害獣撃退器1や屋外柱3にIDコードなどの識別情報を登録しておき、センタ装置4より電力線L1を通じて識別情報を送信し、これを受信した害獣撃退器1や屋外柱3で、登録されている識別情報との一致を判別したときには、センタ装置4から送信された設置位置情報を記憶する手法がある。
【0070】
このように、害獣撃退器1や屋外柱3の設置位置情報は、センタ装置4の操作によっても登録させることができるので、もし、GPS受信部32の動作が不調であったり、操作部16の操作による登録ミスなどにより、正しい設置位置情報が登録されなくても、センタ装置4から正しい情報を送信すればよいので、便利である。
【0071】
また、それぞれの設置位置情報を、センタ装置4において一括管理できるため、利便である。
【0072】
このような第3例によれば、無線送信器2を携帯するペットの移動位置を、センタ装置4側で一元管理する構成としている。そのため、図8に示すように、無線送信器2には無線通信部26を設けるとともに、センタ装置4に無線通信部(不図示)を設けることによって、双方で無線通信できるようにしている。
【0073】
なお、ここでは、公知の公衆無線網を利用して、無線通信するようにしているが、直接通信するようにしてもよい。
【0074】
このような構成によれば、無線送信器2からは、自発的に、無線通信部26により、記憶部22に記憶している最新の設置位置情報を、無線送信器2の識別情報とともにセンタ装置4に対して送信する。これをセンタ装置4が受けると、後述する記憶処理によって記憶する。
【0075】
このように、無線送信器2からは、最新の設置位置情報がセンタ装置4に随時送信されるため、センタ装置4側で、無線送信器2すべての最新の位置が確認でき、飼い主の問い合わせに対して、ペットの現在位置を教えることができ、便利である。
【0076】
なお、無線送信器2は、自発的に設置位置情報を送信するのではなく、センタ装置4から指定されて設置位置情報要求信号を受けたときに送信するようにしてもよい。そのためには、センタ装置4からは、設置位置情報要求信号に付随して、無線送信器2の識別情報を送信し、その識別情報の一致性を無線送信器2が判断して、指定をうけたことを認識するようにすればよい。
【0077】
こうすれば、センタ装置4側で、飼い主の問い合わせのあった時点で、無線送信器2を指定して最新の設置位置情報を得ることができ、無線送信器2からの無線送信回数を必要最小限にでき、消費電力の抑制になり、電池の寿命を長くできる。
【0078】
図9は、センタ装置4でのペット位置の一元管理手法の他例を説明するための図である。このものでは、無線送信器2は、自発的に、記憶部22から、識別情報と最新の設置位置情報を読み出して第3の無線信号sig.3として送信する。
【0079】
無線送信器2からの第3の無線信号sig.3を受信した、近隣の害獣撃退器1や屋外柱3は、受信した第3の無線信号sig.3より、識別情報と設置位置情報とを抽出し、これらの情報を電力線通信部33により、電力線L1を通じてセンタ装置4に転送する。これを受けたセンタ装置4では、後述する記憶処理によってこれらの情報を記憶する。
【0080】
このように、無線送信器2から無線送信される最新の設置位置情報が、その近隣の害獣撃退器1や屋外柱3によって電力線L1を通じて転送されるため、無線送受環境が劣悪であったとしても、無線送信器2から近隣の害獣撃退器1や屋外柱3にされ無線送信できればよいので、センタ装置4側で、無線送信器2の移動位置を把握する信頼性が確保できる。
【0081】
なお、無線送信器2から第3の無線信号sig.3を送信するのは、自発的に行うのではなく、センタ装置4から呼出を受けた時点で送信するようにしてもよい。そのためには、センタ装置4から無線送信器2の識別情報を指定した呼出をすることが必要となる。
【0082】
本システムにおいて、より確実にセンタ装置4が無線送信器2の移動位置を把握するには、図10に示す手法により、センタ装置4が無線送信器2の最新の設置位置情報を得るようにすればよい。
【0083】
すなわち、センタ装置4は、害獣撃退器1や屋外柱3によって転送された無線送信器2の設置位置情報を受信したときには、必ず、その無線送信器2を呼び出して自発的にその無線送信器2に記憶している設置位置情報を無線送信させる。なお、無線送信器2の呼出は、その無線送信器2の識別情報を指定することによって行う。
【0084】
これにより、より確実に、センタ装置4が無線送信器2の設置位置情報を受信することが可能となる。
【0085】
図11は、センタ装置4でのペット位置の一元管理手法の更に他例を説明するための図である。このものでは、害獣撃退器1や屋外柱3は、無線送信器2から第1の無線信号sig.1を受信したときには、その無線送信器2の識別情報を抽出して、記憶部14に記憶する。こうして記憶された識別情報は、自発的に、または、センタ装置4から指定され送信指示を受けたときに、電力線L1を通じてセンタ装置4に送信される。これを受けたセンタ装置4では、後述する記憶処理によってこれらの情報を記憶する。
【0086】
このように、害獣撃退器1や屋外柱3には、無線送信器2からの第1の無線信号sig.1に含まれて受信された識別情報を一旦記憶しておき、これをセンタ装置4に送信するので、無線送信器2では、害獣撃退器1や屋外柱3に立ち寄るたびに、これらの設置位置情報を格納する必要がないため、設置位置情報データベース22Aを無線送信器2に備える必要がなく、記憶部22の容量を小さくでき、無線送信器2の小型化が図れる。
【0087】
図12は、図7〜11に示す本ペット位置探索システムの第3例において、センタ装置4が収集した無線送信器2の移動情報の活用手法について説明するための図である。
【0088】
センタ装置4は、以下の各部を制御する制御部40と、記憶部41と、モニタテレビなどで構成される表示部42と、予め、害獣撃退器1や屋外柱3の設置位置をマーキングした地図データ43と、予め、携帯電話番号などの通報先が、無線送信器2の識別情報毎に登録された通報部44とを備える。
【0089】
記憶部41では、図8〜図11に示す手法によって収集した、無線送信器2の設置位置情報が記憶される。詳しく説明すると、害獣撃退器1や屋外柱3、無線送信器2の各々から、無線送信器2の最新の設置位置情報を受信する毎に、これを無線送信器2の識別情報毎に、時系列的に記憶させてゆく。
【0090】
制御部40は、センタ装置4において、無線送信器2の識別情報を指定し、現在位置の表示指示を行えば、その無線送信器2に対応する最新の設置位置情報を記憶部41から読み出し、これを、対応する地図データ43とともに表示部42に表示する。また、移動軌跡の表示指示を行えば、その無線送信器2に対応するすべての設置位置情報を記憶部41から読み出し、これを、対応する地図データ43とともに表示部42に表示する。
【0091】
その表示態様を図13に示す。表示部42には、読み出した設置位置情報に対応する地図データ43が表示される。この地図データ43には、先述のとおり、害獣撃退器1や屋外柱3の設置位置が予めマーキングされており、無線送信器2の現在地Pや移動軌跡Rが表示される。
【0092】
なお、無線送信器2の指定は、ここでは、識別情報を指定することによって行っているが、この例には限られず、無線送信器2の番号(例えば「2」)とその識別情報とを記憶部41に登録しておき、番号指定をして、対応する識別情報を判断させるようにしてもよい。
【0093】
これにより、飼い主からの問い合わせに応じて、無線送信器2を携帯するペットの現在地や移動軌跡を把握して、教えることができる。
【0094】
また、通報部44は、センタ装置4側での無線送信器2の識別情報を指定した通報指示、あるいは、飼い主の電話器から呼出をうけ、無線送信器2の識別情報を指定した通報指示があったときには、その無線送信器2の識別情報に対応する最新の設置位置情報あるいはすべての設置位置情報を記憶部41から読み出して、対応する通報先に通報する。
【0095】
なお、最新の設置位置情報を通報するか、すべての設置位置情報を通報するかは、通報指示の手法により選択すればよい。
【0096】
これにより、センタ装置4側だけではなく、飼い主側でもペットの現在地や移動軌跡を把握することが可能となり、便利である。
【0097】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、本発明の請求項1では、害獣撃退器は、無線送信器からの第1の無線信号を受信したときには、その害獣撃退動作を一定時間停止するので、ペットに無線送信器を携帯させておけば、そのペットは害獣撃退器に近寄っても撃退されないため、ペットの保護を図ることができる。
【0098】
請求項2では、無線送信器は、第1の無線信号を間欠的に送信するため、無線送信器の消費電力の抑制ができ、電池寿命を長くできる。
【0099】
請求項3では、無線送信器から第1の無線信号を送信するのは、害獣撃退器から第2の無線信号の受信時に限定しているため、無線送信回数を必要最小限度に減少させることができ、消費電力の抑制ができ、電池寿命を長くできる。
【0100】
また、システム識別情報の一致する場合にのみ、無線送信器から第1の無線信号を送信するため、使用者の敷地など、そのペットがうろつきそうな場所の害獣撃退器のすべてと、ペットが携帯する無線送信器に対して、同一のシステム識別情報を登録しておけば、使用者のペットが敷地内の害獣撃退器に接近しても害獣撃退動作はされず、ペット保護効果がある。
【0101】
更に、他のシステム識別情報を登録した無線送信器を携帯した他人のペットが敷地内に入ってきた場合は、システム識別情報が一致しないので、害獣撃退動作は止まらず、本来の撃退動作を継続させることができる。
【0102】
請求項4では、無線送信器は、害獣撃退器からの第2の無線信号の信号列を正当かどうか判別し、正当でなければ、害獣撃退器に対し、送信レベルや周波数帯を変更させるので、無線信号の送受の信頼性が向上する。
【0103】
請求項5では、無線送信器は、害獣撃退器から第2の無線信号を受信する毎に、害獣撃退器の設置位置情報を取り込み順次記憶するため、無線送信器2を携帯したペットが害獣撃退器1の側を通る毎にその設置位置情報が記憶され、記憶した設置位置情報を読み出せば、ペットの移動位置を把握することができ、利便である。
【0104】
請求項6では、無線送信器に外部端末を接続して、記憶された設置位置情報の伝送をさせることができるので、ペットの飼い主がペットの移動位置を容易に確認でき、利便である。
【0105】
請求項7では、害獣撃退器に加えて、一般的な屋外柱も設置位置データの提供源として加えるため、ペットの移動経路に関する範囲を広げ、探索の制度を向上させることができる。
【0106】
請求項8では、無線送信器は、害獣撃退器や屋外柱からの第2の無線信号の信号列を正当かどうか判別し、正当でなければ、害獣撃退器や屋外柱に対し、送信レベルや周波数帯を変更させるので、無線信号の送受の信頼性が向上する。
【0107】
請求項9では、害獣撃退器及び屋外柱には、操作部の操作によって設置位置情報を登録する構成としているため、害獣撃退器及び屋外柱を設置するときに、設置者が所望の設置位置情報を登録でき、利便である。
【0108】
請求項10では、害獣撃退器及び屋外柱には、GPS受信部によって設置位置情報を得るため、設置位置情報を登録する作業者の手間が省け、特に、屋外柱や害獣撃退器の移転時において有益にできる。
【0109】
請求項11では、害獣撃退器や屋外柱の設置位置情報は、センタ装置の操作によって、電力線を通じて登録させることができるので、もし、GPS受信部の動作が不調であったり、操作部の操作による登録ミスなどにより、正しい設置位置情報が登録されなくても、センタ装置から正しい情報を送信すればよいので、利便である。
【0110】
また、それぞれの設置位置情報を、センタ装置において一括管理できるため、利便である。
【0111】
請求項12では、無線送信器からは、設置位置情報がセンタ装置に随時無線送信されるため、センタ装置側で、無線送信器すべての最新の位置が確認でき、飼い主の問い合わせに対して、ペットの現在位置を教えることができ、利便である。
【0112】
請求項13では、無線送信器から無線送信される最新の設置位置情報が、その近隣の害獣撃退器や屋外柱によって電力線を通じて転送されるため、無線送受環境が劣悪であったとしても、無線送信器から近隣の害獣撃退器や屋外柱にさえ無線送信できればよいので、センタ装置側で、無線送信器の移動位置を把握する信頼性が確保できる。
【0113】
請求項14では、害獣撃退器や屋外柱には、無線送信器からの第1の無線信号に含まれて受信された識別情報を一旦記憶しておき、これをセンタ装置に送信するので、無線送信器では、害獣撃退器や屋外柱に立ち寄るたびに、これらの設置位置情報を格納する必要がないため、設置位置情報データベースを無線送信器に備える必要がなく、記憶部の容量を小さくでき、無線送信器の小型化が図れる。
【0114】
請求項15では、害獣撃退器や屋外柱や無線送信器から、設置位置情報を無線送信するのは、センタ装置から設置位置情報要求信号が送信されたときであるため、無線送信回数を必要最小限にでき、消費電力の抑制になる。
【0115】
請求項16では、センタ装置は、害獣撃退器や屋外柱によって転送された無線送信器の設置位置情報を受信したときには、その無線送信器を呼び出してその無線送信器に記憶している設置位置情報を無線送信させるので、より確実に、センタ装置が無線送信器の設置位置情報を受信することが可能となる。
【0116】
請求項17では、センタ装置では、無線送信器毎に、最新の設置位置情報を読み出し、地図データに複合させて表示するので、飼い主からの問い合わせに応じて、無線送信器を携帯するペットの現在地を把握して、教えることができる。
【0117】
請求項18では、センタ装置では、無線送信器毎に、すべての設置位置情報を読み出し、地図データに複合させて表示するので、飼い主からの問い合わせに応じて、無線送信器を携帯するペットの移動軌跡を把握して、教えることができる。
【0118】
請求項19では、センタ装置では、無線送信器毎に対応して登録した通報先に、その無線送信器に応じた設置位置情報を通報するので、センタ装置側だけではなく、飼い主側でもペットの現在地や移動軌跡を把握することが可能となり、利便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の害獣撃退システムの要部構成の第1例を示す図である。
【図2】害獣撃退システムの要部構成の第2例を示す図である。
【図3】ペット移動位置探索システムの第1例を示す図である。
【図4】ペット移動位置探索システムの第2例を示す図である。
【図5】ペット移動位置探索システムで適用される無線送信器の内部構成の一例を示す図である。
【図6】ペット移動位置探索システムで適用される屋外柱3の要部構成の他例を示す図である。
【図7】ペット移動位置探索システムの第3例を示す図である。
【図8】センタ装置でのペット位置の一元管理手法の第1例を説明するための図である。
【図9】センタ装置でのペット位置の一元管理手法の第2例を説明するための図である。
【図10】センタ装置でのペット位置の一元管理手法の第3例を説明するための図である。
【図11】センタ装置でのペット位置の一元管理手法の第4例を説明するための図である。
【図12】センタ装置が収集した無線送信器の移動情報の活用手法について説明するための図である。
【図13】センタ装置における設置位置情報の表示態様について示す図である。
【図14】従来の害獣撃退器を示す図である。
【符号の説明】
1・・・害獣撃退器
2・・・無線送信器
3・・・屋外柱
4・・・センタ装置
10,20,40・・・制御部
11・・・害獣撃退回路
12・・・撃退動作制御回路
13、23・・・受信部
14,22,41・・・記憶部
15,21・・・送信部
16・・・操作部
22A・・・移動履歴データベース
24・・・通信変換インタフェース
25・・・外部コネクタ
26・・・無線通信部
32・・・GPS受信部
33・・・電力線通信部
42・・・表示部
43・・・地図データ
44・・・通報部

Claims (19)

  1. 固有の識別情報を予め登録した記憶部と、
    この記憶部に予め登録した識別情報を第1の無線信号として送信する送信部とを備える無線送信器と、
    上記無線送信器から送信される第1の無線信号を受信する受信部と、
    上記無線送信器毎にその識別情報を登録した記憶部と、
    超音波、光、音、臭いなどを発生することによって害獣を撃退する害獣撃退回路と、
    上記害獣撃退回路の動作制御をする害獣撃退動作制御回路と、
    上記受信部が、上記無線送信器からの上記第1の無線信号を受信したときには、上記無線送信器の識別情報を抽出して、抽出した識別情報が上記記憶部に登録されていれば、上記害獣撃退動作制御回路を制御して、上記害獣撃退回路の作動を一定時間停止させる制御部とを備える害獣撃退器とを含んで構成されている、ペット保護機能を有する害獣撃退システム。
  2. 請求項1において、
    上記無線送信器は、上記第1の無線信号を間欠的に送信する構成とした、ペット保護機能を有する害獣撃退システム。
  3. 請求項1または請求項2において、
    上記害獣撃退器は、送信部を更に備えるとともに、上記記憶部に固有のシステム識別情報を更に登録しており、上記制御手段は、上記記憶部のシステム識別情報を、第2の無線信号として定期的に送信し、
    無線送信器は、その記憶部に上記システム識別情報を更に登録しており、上記害獣撃退器から上記第2の無線信号を受信したときには、その第2の無線信号より上記システム識別情報を抽出し、自身の記憶部に登録されているシステム識別情報と一致すれば、上記送信部より、上記第1の無線信号を送信する構成とした、ペット保護機能を有する害獣撃退システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    上記無線送信器は、上記害獣撃退器から、上記第2の無線信号を受信したときには、その信号列が正当か否かの判別を行い、正当でないと判別したときには、上記害獣撃退器に対して、無線信号送信仕様変更依頼信号を送信し、
    これを上記害獣撃退器が受信したときには、上記第2の無線信号の送信レベルや周波数帯を変更する構成とした、ペット保護機能を有する害獣撃退システム。
  5. 請求項3に記載の害獣撃退器と、請求項3に記載の無線送信器とを組み合わせて構成したペット移動位置探索システムであって、
    上記害獣撃退器の記憶部には、この害獣撃退器の設置位置情報を更に登録しており、上記害獣撃退器の制御手段は、上記送信部より、上記設置位置情報を上記システム識別情報とともに、上記第2の無線信号として定期的に送信し、
    上記無線送信器は、上記記憶部に、移動履歴データベースを備えており、上記害獣撃退器から上記第2の無線信号を受信したときには、上記害獣撃退器の設置位置情報を抽出して、上記移動履歴データベースに記憶させる構成としたペット移動位置探索システム。
  6. 請求項5において、
    上記無線送信器は、上記移動履歴データベースに記憶した設置位置情報を伝送する伝送部を備えており、上記制御手段は、上記伝送部に外部端末が接続され、伝送指示されたときには、上記移動履歴データベースから上記設置位置情報を読み出し、上記伝送部を通じて伝送する構成としたペット移動位置探索システム。
  7. 請求項5または請求項6において、
    上記無線送信器から送信される第1の無線信号を受信する受信部と、
    固有のシステム識別情報と、屋外柱の設置位置情報とを登録する記憶部と、
    送信部と、
    上記送信部より、上記記憶部のシステム識別情報と設置位置情報とを、上記第2の無線信号として定期的に送信させる制御手段とを備える屋外柱を更に備えており、
    上記無線送信器は、上記屋外柱から上記第2の無線信号を受信したときには、この第2の無線信号より、上記屋外柱の設置位置情報を抽出して、上記移動履歴データベースに記憶させる構成としたペット移動位置探索システム。
  8. 請求項5〜7のいずれかにおいて、
    上記無線送信器は、上記侵入防止器及び上記屋外柱から、上記第2の無線信号を受信したときには、その信号列が正当か否かの判別を行い、正当でないと判別したときには、上記害獣撃退器に対して、無線信号送信仕様変更依頼信号を送信し、
    これを上記害獣撃退器及び上記屋外柱が受信したときには、上記第2の無線信号の送信レベルや周波数帯を変更する構成としたペット移動位置探索システム。
  9. 請求項5〜8のいずれかにおいて、
    上記害獣撃退器及び上記屋外柱は、上記設置位置情報を設定して上記記憶部に登録させるための操作部を更に備えている構成としたペット移動位置探索システム。
  10. 請求項5〜8のいずれかにおいて、
    上記害獣撃退器及び上記屋外柱には、GPSアンテナを有し、地球の周回軌道上の衛星から送信されるGPS電波に基づいて上記設置位置情報を算出するGPS受信部を更に備えており、このGPS受信部で算出した上記設置位置情報を上記記憶部に記憶する構成としたペット移動位置探索システム。
  11. 請求項5〜8のいずれかにおいて、
    上記害獣撃退器及び上記屋外柱は、電力線を通じてセンタ装置が接続されており、
    上記センタ装置より、上記電力線を通じて、上記害獣撃退器及び上記屋外柱を指定して、それぞれに対応する設置位置情報を送信し、それぞれの記憶部に登録させる構成としたペット移動位置探索システム。
  12. 請求項11において、
    上記無線送信器は、無線通信網を通じて上記センタ装置と通信をする無線通信部を備えており、上記制御手段は、所定時には、上記移動履歴データベースから上記設置位置情報を読み出して、上記無線通信部を通じて上記センタ装置に対して、上記無線送信器の識別情報とともに伝送する構成としたペット移動位置探索システム。
  13. 請求項11において、
    上記無線送信器は、無線通信網を通じて上記センタ装置と通信をする無線通信部を備えており、上記制御手段は、所定時には、上記移動履歴データベースから上記設置位置情報を読み出して、その情報を上記無線送信器の識別情報とともに、近隣の害獣撃退器及び屋外柱に送信する構成とし、
    その近隣の害獣撃退器及び上記屋外柱は、上記無線送信器からその無線送信器の識別情報と上記設置位置情報とを受信したときには、これらの情報を、上記電力線を通じて上記センタ装置に転送する構成としたペット移動位置検索システム。
  14. 請求項11において、
    上記害獣撃退器及び上記屋外柱は、上記無線送信器から上記第1の無線信号を受信したときには、その第1の無線信号より上記無線送信器の識別情報を抽出して、抽出した識別情報を上記記憶部に記憶しておき、所定時には、その無線送信器の識別情報を、上記記憶部に予め登録した設置位置情報とともに、上記電力線を通じて上記センタ装置に伝送する構成としたペット移動位置検索システム。
  15. 請求項12〜14のいずれかにおいて、
    上記所定時は、上記センタ装置が、上記害獣撃退器及び上記屋外柱、上記無線送信器のそれぞれを指定して、設置位置情報要求信号を送信した時であることを特徴とするペット移動位置検索システム。
  16. 請求項13において、
    上記センタ装置は、上記害獣撃退器及び屋外柱から、各々の記憶部に記憶された、上記無線送信器の識別情報と上記設置位置情報とが上記電力線を通じて伝送されたときには、
    その無線送信器を指定した、設置位置情報要求信号を送信して、その無線送信器の記憶部に記憶された設置位置情報を、その無線送信器の識別情報とともに上記無線通信部を通じて、上記センタ装置に伝送させる構成としたペット移動位置検索システム。
  17. 請求項11〜16のいずれかにおいて、
    上記センタ装置は、
    上記害獣撃退器及び上記屋外柱の設置位置を予めマーキングした地図データと、
    上記無線送信器の識別情報と上記設置位置情報とが伝送される毎に、上記識別情報に対応して上記設置位置情報を時系列的に記憶する記憶部と、
    表示部と、
    上記無線送信器の現在位置情報として、その無線送信器の識別情報に対応する最新の設置位置情報を上記記憶部より読み出して、上記地図データに複合させて上記表示部に表示させる制御部とを備えるペット移動位置検索システム。
  18. 請求項17において、
    上記センタ装置の制御部は、上記無線送信器の移動軌跡情報として、その無線送信器の識別情報に対応するすべての設置位置情報を読み出し、上記地図データに複合させて上記表示部に表示させる構成としたペット移動位置検索システム。
  19. 請求項11〜18のいずれかにおいて、
    上記センタ装置は、
    上記無線送信器の識別情報と上記設置位置情報とが伝送される毎に、上記識別情報に対応して上記設置位置情報を時系列的に記憶する記憶部と、
    予め、上記無線送信器の識別情報に対応する通報先が登録されており、上記無線送信器が指定され、設置位置情報の通報指示がされたときには、その識別情報に対応する最新の設置位置情報あるいはすべての設置位置情報を上記記憶部から読み出して、対応する通報先に通報する通報部とを備えるペット移動位置検索システム。
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CN107439533A (zh) * 2017-09-06 2017-12-08 深圳市和弘科技有限公司 一种带有驱鼠装置的电视及驱鼠控制方法

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