JPH11180400A - 観測装置 - Google Patents

観測装置

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JPH11180400A
JPH11180400A JP9354667A JP35466797A JPH11180400A JP H11180400 A JPH11180400 A JP H11180400A JP 9354667 A JP9354667 A JP 9354667A JP 35466797 A JP35466797 A JP 35466797A JP H11180400 A JPH11180400 A JP H11180400A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 観測目標をいつでも、どこでも、誰でも端末
にアクセスするだけで観測目標の探索及び決定と、撮像
機の撮像条件設定が可能となり、しかもいかなる観測目
標も迅速かつ良好な撮像条件で撮像が可能な観測装置が
待望されていた。 【解決手段】 複数の空間航行体と、地表画像データを
取得する撮像機と、運用計画機、運用管制装置、及びレ
コーダを具備し、運用管制と撮像指示を行う第1の地上
局と、運用管制装置、及びレコーダを具備し、運用管制
と撮像指示を行う第2の地上局と、地理情報データベー
スを格納した第1のメモリ、空間航行体情報データベー
スを格納した第2のメモリ、撮像予約データベースを格
納した第3のメモリ、及びソフトウェアを格納したメモ
リを具備し、情報蓄積を行う第3の地上局と、計算機
と、ソフトウェアを格納した第5のメモリを具備し、観
測目標設定をする第4の地上局及び第5の地上局とによ
り構成され、互いの地上局が通信回線で接続されてお
り、運用計画機で観測目標に最も近い地上局と空間航行
体を選択して撮像する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は地球の上空を所定
の高度で航行する空間航行体に搭載した撮像機を地上局
で運用制御して、災害発生地域や監視を要する建造物や
車両等の監視目標の画像情報を取得する観測装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の観測装置を説明するための
図であり、図において1は地球2の上空を所定の高度で
航行する人工衛星や航空機ないしは飛行船などのいわゆ
る空間航行体、3は地上に設置されて上記空間航行体1
の運用条件を設定したり、上記空間航行体1と信号やデ
ータなどの情報授受をする地上局、4は上記地上局3か
ら上記空間航行体1に送信される運用制御用のコマンド
等の信号、5は上記空間航行体1から上記地上局3に対
して送信される観測画像情報等のデータ、6は災害発生
地域や監視を要する人造建造物や車両等の観測目標であ
る。災害が発生して所定の地域の情報が必要になったよ
うな場合、地上局3から運用制御用の信号4を上記空間
航行体1に送信し、次に上記空間航行体1が上記観測目
標6を観測して画像情報を取得してデータ5として地上
局3に送信する。
【0003】次に動作の詳細について図8を用いて説明
する。図において1から5は図3と同様であり、7は上
記地上局3に設置されて上記空間航行体1の軌道条件を
計算する軌道計算機、8は冊子として装丁されて上記地
上局3に常備された地図、9は上記空間航行体1に地球
を指向して搭載され、地球表面の画像データを取得する
撮像機である。図の如く構成された従来の観測装置にお
いては、災害等が発生するとまず地上局3に待機してい
る作業者が該当地域を上記地図8の中から探し、該当地
域を観測目標として経度、緯度情報を上記地図8から読
みとる。次に作業者は上記空間航行体1が観測目標の上
空を通過する時刻と軌道条件を上記軌道計算機7を用い
て算出する。次に作業者は撮像機9が観測目標を指向す
るために適した撮像時刻と軌道条件及び撮像機の指向方
向決定して運用制御信号を作成し、次に図示されていな
い送信機を介して信号4として空間航行体1に送信す
る。一方上記空間航行体1においては取得した信号4に
応じて撮像機9を動作して観測目標の画像情報を取得
し、次に取得した画像情報を図示されていない送信機を
介してデータ5として地上局3に送信していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の観測装置では、
観測目標6を作業者が地図8で探索し、緯度、経度情報
を調査した後に空間航行体1の軌道と撮像機9の視野方
向を軌道計算機7で解析し、更に撮像機9の視野が観測
目標6を捉える範囲と時刻を作業者が予測して空間航行
体に撮像指示をするため、観測目標6の探索と、空間航
行体1の軌道及び撮像機9の視野範囲を解析する手間が
かかり、緊急時や災害発生時に即応するのが難しいとい
う課題があった。また撮像条件の設定を特定の地上局3
のみでしか実施できないので、観測目標を選択できる作
業者と作業場所が限定されるという制約があった。また
観測目標6を撮像する時刻を予め予約することは従来か
らできたが、作業者が予約を受けた個々の撮像条件を上
記の如き手順で設定するため、多数の予約が発生する
と、予約してから撮像するまでに長い時間を要するとい
う課題があった。また単一の空間航行体しか航行してい
ない場合や、運用管制を実施する地上局が限定される場
合には、任意の観測目標を撮像するための待ち時間が長
くなったり、同時に複数の観測目標を撮像できないとい
う課題があった。また取得した画像データを受信する地
上局が限定されると、空間航行体でデータを蓄積する手
段が必要になるという課題があった。更に撮像機の視野
方向が固定されていたり、視野範囲が限定される場合は
所望の観測目標を撮像できる可能性が少なかったり、良
好な条件で撮像できないという課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を改善するた
めになされたものであり、いつでも、どこでも、誰でも
端末にアクセスするだけで観測目標の探索及び決定と、
撮像機の撮像条件設定が可能となり、しかもいかなる観
測目標も迅速かつ良好な撮像条件で撮像が可能な観測装
置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明による観測装
置は地球の上空を所定の高度で航行する複数の空間航行
体と、上記空間航行体に地球を指向するように搭載さ
れ、地球表面の画像データを取得する撮像機と、上記複
数の空間航行体の運用条件と上記撮像機の撮像条件を解
析する運用計画機、上記空間航行体と情報授受して空間
航行体と撮像機を運用制御する運用管制装置、及び上記
撮像機の撮像した画像データを受信し記録するレコーダ
とを備えた第1の地上局及び第2の地上局と、地球上各
地の地理情報及び位置情報を記述した地理情報データベ
ースを格納した第1のメモリ、空間航行体の軌道条件や
地上通過時刻及び撮像機の視野範囲を記述した空間航行
体情報データベースを格納した第2のメモリ、及び観測
目標を設定して撮像予約したデータを記述する撮像予約
データベースを格納した第3のメモリ、及び上記第1か
ら第3のメモリの格納するデータベースにアクセスして
情報を処理するソフトウェアを格納した第4のメモリを
備えた第3の地上局と、パーソナルコンピュータ等の計
算機、及び上記第3の地上局の有するデータベースや第
4のメモリにアクセスして上記計算機上で動作させるソ
フトウェアを格納した第5のメモリを備えた第4の地上
局及び第5の地上局とにより構成され、上記第1から第
5の地上局同士が互いに通信回線で接続されており、か
つ上記運用計画機が、上記複数の空間航行体の中から、
上記第3のメモリに格納された撮像予約データに対して
最も近い距離に位置する第1または第2の地上局と、最
も近い距離を航行する空間航行体とを選択して最も近い
第1または第2の地上局から上記撮像機に撮像指示を与
える手段を有するものである。
【0007】また第2の発明による観測装置は地球の上
空を所定の高度で航行する複数の空間航行体と、上記空
間航行体に地球を指向するように搭載され、地球表面の
画像データを取得する撮像機と、上記空間航行体と情報
授受して空間航行体と撮像機を運用制御する運用管制装
置、及び上記撮像機の撮像した画像データを受信し記録
するレコーダとを備えた第1の地上局及び第2の地上局
と、上記複数の空間航行体の運用条件と上記撮像機の撮
像条件を解析する運用計画機、地球上各地の地理情報及
び位置情報を記述した地理情報データベースを格納した
第1のメモリ、空間航行体の軌道条件や地上通過時刻及
び撮像機の視野範囲を記述した空間航行体情報データベ
ースを格納した第2のメモリ、及び観測目標を設定して
撮像予約したデータを記述する撮像予約データベースを
格納した第3のメモリ、及び上記第1から第3のメモリ
の格納するデータベースにアクセスして情報を処理する
ソフトウェアを格納した第4のメモリを備えた第3の地
上局と、パーソナルコンピュータ等の計算機、及び上記
第3の地上局の有するデータベースや第4のメモリにア
クセスして上記計算機上で動作させるソフトウェアを格
納した第5のメモリを備えた第4の地上局及び第5の地
上局とにより構成され、上記第1から第5の地上局同士
が互いに通信回線で接続されており、かつ上記運用計画
機が、上記複数の空間航行体の中から、上記第3のメモ
リに格納された撮像予約データに対して最も近い距離に
位置する第1または第2の地上局と、最も近い距離を航
行する空間航行体とを選択して最も近い第1または第2
の地上局から上記撮像機に撮像指示を与える手段を有す
るものである。
【0008】また第3の発明による観測装置は空間航行
体が運用管制装置の発する信号に基づき上記空間航行体
の姿勢角度を変更する姿勢変更機を具備したものであ
る。
【0009】また第4の発明による観測装置は空間航行
体が運用管制装置の発する信号に基づき上記空間航行体
の搭載する撮像機の視野方向を変更する視野変更機を具
備したものである。
【0010】また第5の発明による観測装置は空間航行
体が運用管制装置の発する信号に基づき上記空間航行体
の進行方向または停留位置を変更する推進機を具備した
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1はこの発明の実施の形態1を示す構成図であり、図
において1aは地球の上空を所定の高度で航行する第1
の空間航行体、1bは地球の上空を所定の高度で航行す
る第2の空間航行体、2は地球、3は地上に設置されて
上記空間航行体1の運用条件を設定したり、上記空間航
行体1と信号やデータなどの情報授受をする地上局、4
は上記地上局3から上記空間航行体1に送信される運用
制御用のコマンド等の信号、5は上記空間航行体1から
上記地上局3に対して送信される観測画像情報等のデー
タ、6aは災害発生地域や監視を要する建造物や車両等
の第1の観測目標、6bは第2の観測目標、10は上記
複数の地上局3同士を接続して信号やデータ授受の伝搬
経路となる通信回線を示す。また複数の地上局の構成要
素として、3aは上記複数の空間航行体1の運用計画を
立て運用管制と撮像指示を行う第1の地上局、3bは運
用管制と撮像指示を行う第2の地上局、3cは地理情報
や衛星軌道情報などの情報蓄積を行う第3の地上局、3
dは観測目標設定をする第4の地上局、3eは観測目標
設定をする第5の地上局である。
【0012】この発明による観測装置は図の如く構成さ
れており、災害が発生して所定の地域の情報が必要にな
ったような場合、第4の地上局3dや第5の地上局3e
で作業中の作業者は第3の地上局3cに蓄積された地理
情報を通信回線10を経由して参照し、観測目標6を設
定し、設定情報を通信回線10を経由して撮像予約情報
として第3の地上局3cに蓄積する。次に第1の地上局
3aでは通信回線10を経由して第3の地上局3cに蓄
積された撮像予約情報を参照して、複数の空間航行体1
の中から、撮像予約された観測目標6aないし6bに対
して最も近い位置にある地上局3aまたは3bと、最も
近い距離を航行する空間航行体1aまたは1bを選択し
て撮像機の運用計画を立て、最も近い距離を航行する空
間航行体に対して、最も近い位置にある地上局から運用
制御用の信号4を発して送信する。図の例では第1の観
測目標6aを撮像する場合には第1の地上局3aの方が
第2の地上局3bよりも第1の観測目標6aに近い位置
にあり、また第1の空間航行体1aの方が第2の空間航
行体1bよりも第1の観測目標6aに近い距離を航行し
ているため、第1の地上局から第1の空間航行体1aに
対して、観測目標6を撮像するよう運用制御用信号4を
送信する。次に上記第1の空間航行体1aが上記観測目
標6を観測して画像情報を取得してデータ5として第1
の地上局3aに送信する。また第2の観測目標6bを撮
像する場合には同様にして第2の地上局3bから第2の
空間航行体1bに対して信号4を送信して同様に動作さ
せる。
【0013】図において上記空間航行体1は低軌道で地
球を周回する観測衛星や静止軌道から地球を観測する気
象衛星等の人工衛星や、航空機、気球ないしは飛行船等
であり、数量は2つに限定せずいくらでもよい。また撮
像機9は視覚画像を取得する可視光学センサや合成開口
レーダのようなイメージングレーダ、マイクロ波放射
計、赤外線センサ、紫外線センサなどが使用可能であ
る。また第1の地上局3a及び第2の地上局3bとして
は人工衛星や航空機の追跡管制局が候補となるが、第3
の地上局3c、第4の地上局3d、第5の地上局3eと
しては衛星信号受信局、地方自治体組織、企業、個人
宅、野営地など計算機を通信回線10に接続可能な条件
を満足すればいずれでもよい。更に第2の地上局や第
4、第5の地上局の数量は1式に限定せず数量はいくら
でもよい。
【0014】次に各地上局の動作の詳細について図2を
用いて説明する。図において1aは地球の上空を所定の
高度で航行する第1の空間航行体、1bは地球の上空を
所定の高度で航行する第2の空間航行体、3aは上記複
数の空間航行体1の運用計画を立て運用管制と撮像指示
を行う第1の地上局、3bは運用管制と撮像指示を行う
第2の地上局、3cは地理情報や衛星軌道情報などの情
報蓄積を行う第3の地上局、3dは観測目標設定をする
第4の地上局、3eは観測目標設定をする第5の地上
局、4は上記地上局3から上記空間航行体1に送信され
る運用制御用のコマンド等の信号、5は上記空間航行体
1から上記地上局3に対して送信される観測画像情報等
のデータ、9は上記空間航行体1に地球を指向して搭載
され、地球表面の画像データを取得する撮像機、10は
上記複数の地上局3同士を接続して信号やデータ授受の
伝搬経路となる通信回線、11は上記第1の地上局3a
に設置され、上記空間航行体1の軌道情報と撮像機9の
指向方向を解析し、撮像機9が任意の観測目標を撮像で
きる運用条件を設定する運用計画機、12は上記第1の
地上局3a及び第2の地上局3bに設置され、上記空間
航行体1とデータ授受し、軌道及び姿勢を制御し、かつ
撮像機9に撮像指示を発信する運用管制装置、13は上
記第1の地上局3a及び第2の地上局3bに設置され、
上記撮像機9の撮像した画像データを受信し記録するレ
コーダ、14は上記第3の地上局3cに設置され、地球
上各地の地理情報及び位置情報を記述した地理情報デー
タベースを格納した第1のメモリ、15は上記第3の地
上局3cに設置され、衛星の軌道条件、地上通過時刻、
撮像機の視野範囲などを記述した空間航行体情報データ
ベースを格納した第2のメモリ、16は上記第3の地上
局3cに設置され、観測目標を設定して撮像予約したデ
ータを記述する撮像予約データベースを格納した第3の
メモリ、17aは上記第3の地上局3cに設置され、上
記地理情報データベースを格納した第1のメモリ14に
アクセスして観測目標を探索するルーチンと、観測目標
を撮像可能な空間航行体情報を上記空間航行体情報デー
タベースを格納した第2のメモリ15で検索するルーチ
ンと、撮像条件の予約を上記撮像予約データベースを格
納した第3のメモリ16に登録するルーチンを備えた探
索予約第1のソフトウェアを格納した第4のメモリ、1
7bは上記第4の地上局3dないし第5の地上局3eに
設置され、上記第3の地上局3cの備える各データベー
スを格納したメモリ14,15,16及び第4のメモリ
17aにアクセスして計算機で動作させる第2のソフト
ウェアを格納した第5のメモリ、18は上記第4の地上
局3dないし第5の地上局3eに設置され、上記通信回
線10を経由して上記第3の地上局3cにアクセスする
パーソナルコンピュータなどの計算機である。
【0015】運用管制と撮像指示を行う第1の地上局3
aにおいては、運用計画機11が上記第1の空間航行体
1a及び第2の空間航行体1bの軌道情報を解析し、特
定の観測目標に対して最も近い距離を航行する空間航行
体を選択する。次に選択した空間航行体1の軌道情報と
搭載する撮像機9の指向方向を解析し、上記撮像機9が
上記観測目標を撮像できる運用条件を設定する。更に観
測目標に近い位置にある第1または第2の地上局3a,
bを選択し、選択された地上局の備える運用管制装置1
2に動作指示信号を送信する。次に運用管制装置12は
上記運用計画機11が設定した運用条件を信号4として
上記空間航行体1に送信し、空間航行体1の軌道及び姿
勢を制御すると共に、上記撮像機9に対する撮像指示を
発信する。上記空間航行体1は上記運用管制装置から受
信した信号4に基づき運用制御されると共に、それぞれ
に搭載する撮像機9で観測目標の撮像情報を取得してデ
ータ5として上記第1の地上局3aまたは第2の地上局
3bのいずれか距離の近い方に送信する。次に第1の地
上局3aまたは第2の地上局3bが具備するレコーダ1
3において伝送されたデータ5を受信し、記録する。な
お観測目標との相対距離に依存して選択される地上局3
と空間航行体1が異なるので、例えば第1の地上局3a
と第2の空間航行体1bの組合せとなる場合もある。
【0016】一方第3の地上局3cは情報蓄積をしてお
り、通信回線10を経由して他の地上局からデータを参
照したり、データを書き込むことが可能となっている。
第3の地上局3cが備える第1のメモリ14に格納され
た地理情報データベースにおいて地球上各地の地理情報
及び位置情報を記録している。上記地理情報データベー
スは、地上各地の地理情報を位置情報と共に記述したも
のであり、データベース化された地図情報でもよいし、
GIS(Geographic Informatio
n System)などのデータベースを使用すること
も可能である。この際位置情報は航法衛星で利用してい
るWorld Geodetic System84と
呼ばれる測地座標系の位置座標であるか、または緯度/
経度情報でもよい。更に観測予定地については予め航法
衛星を用いて位置座標を測定して上記地理情報データベ
ースに記録しておいてもよいし、人工衛星や航空機から
空間三角測量により実測した結果を地理情報データベー
スに記録しておいてもよい。また第2のメモリ15に格
納された空間航行体情報データベースは空間航行体1の
軌道条件や地上通過時刻及び撮像機の視野範囲を記録し
ている。また第3のメモリ16に格納された撮像予約デ
ータベースは観測目標を設定して撮像予約したデータを
記録している。更にソフトウェアを格納した第4のメモ
リ17aには地理情報データベースを格納した第1のメ
モリ14にアクセスして観測目標を探索するルーチン
と、観測目標を撮像可能な空間航行体情報を第2のメモ
リ15に格納された空間航行体情報データベースで検索
するルーチンと、撮像条件の予約を第3のメモリ16に
格納された撮像予約データベースに登録するルーチンを
具備する探索予約ソフトウェアを格納している。
【0017】次に第4の地上局3dや第5の地上局3e
において観測目標設定をする手順について説明する。作
業者はパーソナルコンピュータ等の計算機18を動作さ
せて、第5のメモリ17bに格納されたソフトウェアを
利用して、通信回線10を経由して第3の地上局3cに
アクセスする。次に第3の地上局3cの具備する第4の
メモリ17aに格納された探索予約ソフトウェアを上記
計算機18にダウンロードする。次に探索予約ソフトウ
ェアの具備する観測目標探索ルーチンを利用して上記地
理情報データベースを格納した第1のメモリ14にアク
セスし、観測目標を探索して対象を選択する。観測目標
の探索方法としては、視覚イメージとして地図をめくる
ように場所を探索するサブルーチンと、キーワード検索
して探索するサブルーチン、及び緯度と経度の組合せで
探索するサブルーチンを具備した観測目標探索ルーチン
をプログラムする。探索して観測目標6が決定した後
に、計算機18の具備するポインティングデバイスで画
面上の決定した場所をダブルクリックして該当個所が選
択される。次に探索予約ソフトウェアの具備する空間航
行体情報検索ルーチンを利用して空間航行体情報データ
ベースを格納した第2のメモリ14にアクセスし、上記
目標探索ルーチンで選択した観測目標を撮像可能な空間
航行体1の通過時刻や撮像機9の撮像可能範囲を調査し
決定する。目標探索ルーチンでは該当観測目標を撮像す
るための空間航行体1の通過時刻や指向角度情報を一覧
表示する。更に探索予約ソフトウェアの具備する撮像予
約登録ルーチンを利用して撮像予約データベースを格納
した第3のメモリ15にアクセスして、撮像を希望する
観測目標と撮像時刻を予約登録する。第4の地上局3d
や第5の地上局3eにおける一連の観測目標設定手続き
は、あたかも航空機の搭乗予約する際のフライト便検索
と同様の手続きであり、計算機18を用いて所望の撮像
条件を設定した後に、撮像予約データベースを格納した
第3のメモリにアクセスして予約情報を登録する。なお
計算機18は電話回線や衛星回線などの通信回線10と
接続していれば、砂漠やジャングル、海上等の建屋の存
在しない条件下でも利用可能である。また第5のメモリ
17bが予め第4のメモリ17aに格納された探索予約
ソフトウェアを格納していてもよい。
【0018】次に第1の地上局3aの具備する運用計画
機11が通信回線10を経由して第3の地上局3cにア
クセスし、撮像予約データベースを格納した第3のメモ
リ16及び空間航行体情報データベースを格納した第2
のメモリ15にアクセスして、撮像予約状況を把握し、
撮像予約された観測目標6に対して最も近い地上局3と
空間航行体1を選択した後に、空間航行体1に搭載した
撮像機9を動作させる時刻及び撮像条件を計画及び決定
する。この際撮像予約データベースに登録された複数の
予約を同時に実現できない場合は優先順位を設定して予
約の取捨選択を実施する。優先順位の設定手段として
は、予約手続きが早い順にしてもよいし、データに価格
を設定して価格の高い順にしてもよい。次に運用計画機
11は決定した空間航行体1の運用条件及び撮像条件を
運用管制装置12に送信する。運用管制装置12では受
信した空間航行体1の運用条件及び撮像条件に基づき空
間航行体1に運用制御用の信号を送信し、所定の時刻に
空間航行体1や撮像機9の指向方向を制御して観測目標
の撮像を実施する。取得された画像情報は空間航行体1
から第1の地上局及び第2の地上局3aに設置されたレ
コーダ13に送信される。レコーダ13は通信回線10
に接続されているので、地理情報データベースを格納し
た第1のメモリ14に取得した画像データを登録すると
共に、撮像予約したユーザに対して画像データを送信す
る。
【0019】実施の形態2 図3はこの発明の実施の形態2を示す構成図であり、図
において1aは地球の上空を所定の高度で航行する第1
の空間航行体、1bは地球の上空を所定の高度で航行す
る第2の空間航行体、3aは運用管制と撮像指示を行う
第1の地上局、3bは運用管制と撮像指示を行う第2の
地上局、3cは地理情報や衛星軌道情報などの情報蓄積
を行う第3の地上局、3dは観測目標設定をする第4の
地上局、3eは観測目標設定をする第5の地上局、4は
上記地上局3から上記空間航行体1に送信される運用制
御用のコマンド等の信号、5は上記空間航行体1から上
記地上局3に対して送信される観測画像情報等のデー
タ、9は上記空間航行体1に地球を指向して搭載され、
地球表面の画像データを取得する撮像機、10は上記複
数の地上局3同士または各地上局の備えるデータベース
を格納するメモリや各種装置を接続して信号やデータ授
受の伝搬経路となる通信回線、11は上記第3の地上局
3cに設置され、上記複数の空間航行体1の軌道情報と
撮像機9の指向方向を解析して運用計画を立て、撮像機
9が任意の観測目標を撮像できる運用条件を設定する運
用計画機、12は上記第1の地上局3a及び第2の地上
局3bに設置され、上記運用計画機11の条件指示に基
づき上記空間航行体1とデータ授受し、軌道及び姿勢を
制御し、かつ撮像機9に撮像指示を発信する運用管制装
置、13は上記第1の地上局3a及び第2の地上局3b
に設置され、上記撮像機9の撮像した画像データを受信
し記録するレコーダ、14は上記第3の地上局3cに設
置され、地球上各地の地理情報及び位置情報を記述した
地理情報データベースを格納した第1のメモリ、15は
上記第3の地上局3cに設置され、衛星の軌道条件、地
上通過時刻、撮像機の視野範囲などを記述した空間航行
体情報データベースを格納した第2のメモリ、16は上
記第3の地上局3cに設置され、観測目標を設定して撮
像予約したデータを記述する撮像予約データベースを格
納した第3のメモリ、17aは上記第3の地上局3cに
設置され、上記地理情報データベースを格納した第1の
メモリにアクセスして観測目標を探索するルーチンと、
観測目標を撮像可能な空間航行体情報を上記空間航行体
情報データベースを格納した第2のメモリで検索するル
ーチンと、撮像条件の予約を上記撮像予約データベース
を格納した第3のメモリに登録するルーチンを備えた探
索予約第1のソフトウェアを格納した第4のメモリ、1
7bは上記第4の地上局3dないし第5の地上局3eに
設置され、上記第3の地上局の備える各データベースを
格納したメモリ及び第4のメモリ17aにアクセスして
計算機で動作させる第2のソフトウェアを格納した第5
のメモリ、18は上記第4の地上局3dないし第5の地
上局3eに設置され、上記通信回線10を経由して上記
第3の地上局3cにアクセスするパーソナルコンピュー
タなどの計算機である。
【0020】上記運用計画機11は、空間航行体情報デ
ータベースを格納した第2のメモリ15と撮像予約デー
タベースを格納した第3のメモリと通信回線10を経由
して接続されており、第1の地上局3aと第2の地上局
3bから撮像予約された観測目標に対して近い距離にあ
る地上局を選択する。この図の例では第2の地上局3b
は1式しかないが、第2の地上局3bは1式に限定され
ず、複数存在してもよいので、多数の第2の地上局があ
る場合には観測目標に対して最も近い位置にある地上局
を選択することになる。また同様にして運用計画機11
は、第1の空間航行体1aと第2の空間航行体1bから
撮像予約された観測目標に対して近い距離を航行する空
間航行体1を選択する。この図の例では第2の空間航行
体1bは1式しかないが、第2の空間航行体1bは1式
に限定されず、複数存在してもよいので、多数の第2の
空間航行体1bがある場合には観測目標に対して最も近
い距離を航行する空間航行体を選択することになる。な
お運用計画機は実施の形態1と異なり第3の地上局に備
えられているが、通信回線を経由して各地上局及び地上
局の備える装置と接続されているので、動作は実施の形
態1と同様である。その他の動作も実施の形態1と同様
である。
【0021】実施の形態3 図4はこの発明の実施の形態3を示す構成図であり、図
において1から18は実施の形態1と同様であり、19
は空間航行体1に搭載され、運用管制装置12の発する
信号4に基づき上記空間航行体1の姿勢角度を変更する
姿勢変更機である。図において、撮像予約データベース
に記録された観測目標に最も近い距離に位置する地上局
3と空間航行体1を運用計画機11において選択する動
作までは実施の形態1と同様である。次に運用計画機1
1では選択した空間航行体1の搭載する撮像機9の視野
範囲が観測目標を指向するのに適した空間航行体1の姿
勢角度を算出し、姿勢角度補正量を選択した地上局の備
える運用管制装置12に送信する。姿勢角度の算出方法
としては、空間航行体1の進行方向側の側面の法線ベク
トルと地球指向面の法線ベクトルを基準として、撮像機
9の現状の視野方向と、視野範囲が観測目標を指向する
ための視野方向との差分を算出して、空間航行体1の現
状姿勢角度に足した結果が目標姿勢角度となる。運用管
制装置12は他の運用管制に必要な信号4と共に上記姿
勢角度補正量を空間航行体1の搭載する姿勢変更機19
に送信する。姿勢変更機19は上記信号4に基づき動作
し、空間航行体1の姿勢が変わり、撮像機9の視野方向
が観測目標を指向することになる。なお姿勢変更機とし
ては、空間航行体1として人工衛星を採用する場合には
モーメンタムホイールやスラスタなどを使用できる。ま
た空間航行体として航空機を採用する場合は各種方向蛇
が、また飛行船や気球を採用する場合は質量移動装置な
どを使用すればよい。
【0022】実施の形態4 図5はこの発明の実施の形態4を示す構成図であり、図
において1から18は実施の形態1と同様であり、20
は空間航行体1に搭載され、運用管制装置12の発する
信号4に基づき上記空間航行体1の搭載する撮像機9の
視野方向を変更する視野変更機である。図において、撮
像予約データベースに記録された観測目標に最も近い距
離に位置する地上局3と空間航行体1を運用計画機11
において選択する動作までは実施の形態1と同様であ
る。次に運用計画機11では選択した空間航行体1の搭
載する撮像機9の視野範囲が観測目標を指向するのに適
した空間航行体1の搭載する撮像機9の視野角度を算出
し、視野指向角度補正量を選択した地上局の備える運用
管制装置12に送信する。運用管制装置12は他の運用
管制に必要な信号4と共に上記視野方向角度補正量を空
間航行体1の搭載する視野変更機20に送信する。視野
変更機20は上記信号4に基づき動作し、撮像機9の視
野方向が変わり、撮像機9が観測目標を指向することに
なる。なお視野変更機としては、撮像機の取付部の角度
調整をする装置や、反射鏡を回動する装置などを採用す
ればよい。
【0023】実施の形態5 図6はこの発明の実施の形態5を示す構成図であり、図
において1から18は実施の形態1と同様であり、19
は空間航行体1に搭載され、運用管制装置12の発する
信号4に基づき上記空間航行体1の進行方向または停留
位置を変更する推進機である。図において、撮像予約デ
ータベースに記録された観測目標に最も近い距離に位置
する地上局3と空間航行体1を運用計画機11において
選択する動作までは実施の形態1と同様である。次に運
用計画機11では選択した空間航行体1が観測目標に接
近するために推進機21が動作すべき方向と推進量を算
出し、情報を選択した地上局の備える運用管制装置12
に送信する。動作すべき方向としては、空間航行体1が
飛行船など対地速度が遅い場合は、現状の空間航行体位
置に対して直接観測目標方向に推進すればよいが、空間
航行体1が人工衛星の場合には、推進機21を動作して
変更した後の軌道が観測目標上空を通過するように計算
して推進方向と推進量を設定する。運用管制装置12は
他の運用管制に必要な信号4と共に上記情報を空間航行
体1の搭載する推進機21に送信する。推進機21は上
記信号4に基づき動作し、空間航行体1の進行方向また
は停留位置が変わり、上記空間航行体1が観測目標に接
近するので、上記撮像機9の撮像条件が良好になる。な
お推進機としては、空間航行体1として人工衛星を採用
する場合にはスラスタなどを使用できる。また空間航行
体として航空機を採用する場合は各種方向蛇が、また飛
行船や気球を採用する場合はプロペラなどを使用すれば
よい。
【0024】
【発明の効果】第1の発明によれば、複数の空間航行体
を同時に運用できるので、任意の観測目標を迅速に観測
可能となるという効果がある。また同時に複数の観測目
標を撮像可能となるという効果がある。また観測目標を
迅速に設定できるという効果がある。また観測目標を撮
像機の視野が捉えるための空間航行体の位置、軌道及び
撮像条件を調査する作業を人手を介して実施する必要が
ないので、作業が省力化され、迅速な撮像が可能な観測
が可能となり、災害発生時や緊急事態に対応して即座に
データを取得できるという効果がある。また各家庭や企
業等に設置された計算機にアクセスするだけで観測目標
の探索及び決定と、撮像機の撮像条件設定が可能とな
り、作業が身近でかつ直感的になるという効果がある。
また通信回線さえ確保されていれば、地球上のいかなる
地域からでも撮像予約が可能なので、未開地域等で緊急
に近隣状況を知る必要がある場合などに即座に的確な情
報を入手可能となるという効果がある。
【0025】また、第2の発明によれば、第1の発明と
同様の効果があることはいうまでもないが、これに加え
て、空間航行体の運用制御情報やデータベースの蓄積情
報の管理を第3の地上局で一元管理できるという効果が
ある。また運用管制装置とレコーダを備えた第1及び第
2の地上局を同一設計で製作することができ、しかもこ
れを2式に限定することなく大量生産すれば、効果的に
空間航行体を運用制御する地上局を各地に設定可能とな
るという効果がある。
【0026】また、第3の発明によれば、空間航行体の
視野角度を変更することにより撮像機の視野方向を変更
できるので、視野範囲が限定されないため、所望の観測
目標を撮像できる可能性が高くなるという効果がある。
【0027】また、第4の発明によれば、視野方向を変
更できるので、視野範囲が限定されないため、所望の観
測目標を撮像できる可能性が高くなるという効果があ
る。また同一の空間航行体上に複数の撮像機を搭載すれ
ば、単一の空間航行体が同時に複数の観測目標を視野方
向を最適化して撮像可能となるため、撮像運用の機動性
が高いという効果がある。
【0028】また、第5の発明によれば、空間航行体を
観測目標の上空まで移動させてから撮像できるので良好
な条件で撮像できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による観測装置の実施の形態1を示
す構成図である。
【図2】 この発明による観測装置の実施の形態1を示
す図である。
【図3】 この発明による観測装置の実施の形態2を示
す図である。
【図4】 この発明による観測装置の実施の形態3を示
す図である。
【図5】 この発明による観測装置の実施の形態4を示
す図である。
【図6】 この発明による観測装置の実施の形態5を示
す図である。
【図7】 従来の観測装置を示す図である。
【図8】 従来の観測装置の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 空間航行体 2 地球 3 地上局 4 信号 5 データ 6 観測目標 7 軌道計算機 8 地図 9 撮像機 10 通信回線 11 運用計画機 12 運用管制装置 13 レコーダ 14 第1のメモリ 15 第2のメモリ 16 第3のメモリ 17 メモリ 18 計算機 19 姿勢変更機 20 視野変更機 21 推進機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地球の上空を所定の高度で航行する複数
    の空間航行体と、上記空間航行体に地球を指向するよう
    に搭載され、地球表面の画像データを取得する撮像機
    と、上記複数の空間航行体の運用条件と上記撮像機の撮
    像条件を解析する運用計画機、上記空間航行体と情報授
    受して空間航行体と撮像機を運用制御する運用管制装
    置、及び上記撮像機の撮像した画像データを受信し記録
    するレコーダとを備えた第1の地上局及び第2の地上局
    と、地球上各地の地理情報及び位置情報を記述した地理
    情報データベースを格納した第1のメモリ、空間航行体
    の軌道条件や地上通過時刻及び撮像機の視野範囲を記述
    した空間航行体情報データベースを格納した第2のメモ
    リ、及び観測目標を設定して撮像予約したデータを記述
    する撮像予約データベースを格納した第3のメモリ、及
    び上記第1から第3のメモリの格納するデータベースに
    アクセスして情報を処理するソフトウェアを格納した第
    4のメモリを備えた第3の地上局と、パーソナルコンピ
    ュータ等の計算機、及び上記第3の地上局の有するデー
    タベースや第4のメモリにアクセスして上記計算機上で
    動作させるソフトウェアを格納した第5のメモリを備え
    た第4の地上局及び第5の地上局とにより構成され、上
    記第1から第5の地上局同士が互いに通信回線で接続さ
    れており、かつ上記運用計画機が、上記複数の空間航行
    体の中から、上記第3のメモリに格納された撮像予約デ
    ータに対して最も近い距離に位置する第1または第2の
    地上局と、最も近い距離を航行する空間航行体とを選択
    して最も近い第1または第2の地上局から上記撮像機に
    撮像指示を与える手段を有することを特徴とした観測装
    置。
  2. 【請求項2】 地球の上空を所定の高度で航行する複数
    の空間航行体と、上記空間航行体に地球を指向するよう
    に搭載され、地球表面の画像データを取得する撮像機
    と、上記空間航行体と情報授受して空間航行体と撮像機
    を運用制御する運用管制装置、及び上記撮像機の撮像し
    た画像データを受信し記録するレコーダとを備えた第1
    の地上局及び第2の地上局と、上記複数の空間航行体の
    運用条件と上記撮像機の撮像条件を解析する運用計画
    機、地球上各地の地理情報及び位置情報を記述した地理
    情報データベースを格納した第1のメモリ、空間航行体
    の軌道条件や地上通過時刻及び撮像機の視野範囲を記述
    した空間航行体情報データベースを格納した第2のメモ
    リ、及び観測目標を設定して撮像予約したデータを記述
    する撮像予約データベースを格納した第3のメモリ、及
    び上記第1から第3のメモリの格納するデータベースに
    アクセスして情報を処理するソフトウェアを格納した第
    4のメモリを備えた第3の地上局と、パーソナルコンピ
    ュータ等の計算機、及び上記第3の地上局の有するデー
    タベースや第4のメモリにアクセスして上記計算機上で
    動作させるソフトウェアを格納した第5のメモリを備え
    た第4の地上局及び第5の地上局とにより構成され、上
    記第1から第5の地上局同士が互いに通信回線で接続さ
    れており、かつ上記運用計画機が、上記複数の空間航行
    体の中から、上記第3のメモリに格納された撮像予約デ
    ータに対して最も近い距離に位置する第1または第2の
    地上局と、最も近い距離を航行する空間航行体とを選択
    して最も近い第1または第2の地上局から上記撮像機に
    撮像指示を与える手段を有することを特徴とした観測装
    置。
  3. 【請求項3】 空間航行体が運用管制装置の発する信号
    に基づき上記空間航行体の姿勢角度を変更する姿勢変更
    機を具備することを特徴とした請求項1または2記載の
    観測装置。
  4. 【請求項4】 空間航行体が運用管制装置の発する信号
    に基づき上記空間航行体の搭載する撮像機の視野方向を
    変更する視野変更機を具備することを特徴とした請求項
    1または2記載の観測装置。
  5. 【請求項5】 空間航行体が運用管制装置の発する信号
    に基づき上記空間航行体の進行方向または停留位置を変
    更する推進機を具備することを特徴とした請求項1また
    は2記載の観測装置。
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