JP2004037119A - 航空写真取得システム、航空写真取得方法 - Google Patents

航空写真取得システム、航空写真取得方法 Download PDF

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柏木 愛一郎
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Abstract

【課題】従来から航空写真や衛星写真を撮影しようとする場合、撮影専用の飛行機等をチャーターせねばならず、撮影にかかるコストが膨大なものとなっていた。
【解決手段】所定のスケジュールに基づき、あらかじめ定められた所定の航路を定期的に飛行する旅客機110に設置され、旅客機から見た地表の映像を、伝送可能なデータとして取得する撮像装置120と、前記取得されたデータを処理して航空写真とする基地局140とを備えた航空写真取得システム。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、定期運行する航空機から地表を撮影する航空写真取得システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、地図の作製、測量等の用途で、航空機から地表を撮影した航空写真や、人工衛星から地表を撮影した衛星写真の利用が行われている。
【0003】
また、航空写真や衛星写真の他の用途としては、農作物の生育状況の管理、ガス、水道等のパイプラインの保守管理がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような航空写真を得るには、専用の撮影設備を備えた専用の飛行機やヘリコプターを用いる必要があり、そのような飛行機やヘリコプターを保有する撮影会社に依頼する必要があり、そのために必要なコストは、撮影基材のコストに加えて、専用の飛行機に関するコストも加わり、相当高価なものとなっていた。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、従来より低コストで航空写真を得ることができる航空写真取得システムおよび航空写真取得方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の本発明(請求項1に対応)は、飛行体に設置され、前記飛行体から見た地表の映像を、伝送可能なデータとして取得するデータ取得手段と、
前記取得されたデータを処理して航空写真とするデータ処理手段とを備え、
前記飛行体は、所定のスケジュールに基づき、あらかじめ定められた所定の航路を定期的に飛行するものである航空写真取得システムである。
【0007】
また、第2の本発明(請求項2に対応)は、前記飛行体は、業としての旅客輸送、貨物輸送、遊覧飛行の全部または一部に用いられるものである第1の本発明の航空写真取得システムである。
【0008】
また、第3の本発明(請求項3に対応)は、前記データ取得手段は、自己の現在位置を検出する位置検出手段を有する第1または第2の本発明の航空写真取得システムである。
【0009】
また、第4の本発明(請求項4に対応)は、前記位置検出手段は、前記飛行体が飛行に用いる情報を用いて前記現在位置の検出を行う第3の本発明の航空写真取得システムである。
【0010】
また、第5の本発明(請求項5に対応)は、前記位置検出手段は、GPS装置を有し、前記GPS装置から得られる情報を用いて前記現在位置の検出を行う第3の本発明の航空写真取得システムである。
【0011】
また、第6の本発明(請求項6に対応)は、前記データ取得手段は、外部から所定の情報の入力をうけ、前記所定の情報により指定された位置での前記データを取得する第1または第2の本発明の航空写真取得システムである。
【0012】
また、第7の本発明(請求項7に対応)は、前記データ取得手段が取得した、前記データを直接または間接的に前記データ処理手段へ伝送する伝送手段をさらに備えた第1または第2の本発明の航空写真取得システムである。
【0013】
また、第8の本発明(請求項8に対応)は、前記データ取得手段が取得した、前記データを一時的に蓄積するデータ蓄積手段をさらに備えた第1または第2の本発明の航空写真取得システムである。
【0014】
また、第9の本発明(請求項9に対応)は、前記飛行体は航空機である第1または第2の本発明の航空写真取得システムである。
【0015】
また、第10の本発明(請求項10に対応)は、前記飛行体はヘリコプターである第1または第2の本発明の航空写真取得システムである。
【0016】
また、第11の本発明(請求項11に対応)は、飛行体に設置され、前記飛行体から見た地表の映像を、伝送可能なデータとして取得する工程と、
前記データを取得すると、これを処理して航空写真とする工程とを備え、
前記飛行体は、所定のスケジュールに基づき、あらかじめ定められた所定の航路を定期的に飛行するものである航空写真取得方法である。
【0017】
また、第12の本発明(請求項12に対応)は、前記飛行体は、業としての旅客輸送、貨物輸送、遊覧飛行の全部または一部に用いられるものである第11の本発明の航空写真取得方法である。
【0018】
また、第13の本発明(請求項13に対応)は、前記データの取得時における現在位置を検出する工程をさらに備えた第11または第12の本発明の航空写真取得方法である。
【0019】
このような本発明によれば、旅客機から画像データを取得することにより、航空写真をより安価かつ簡便に提供することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0021】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による航空写真取得システムの構成図である。図1において、航空写真取得システム100は、旅客機110、旅客機110に搭載された撮像装置120、撮像装置120と通信し、データの授受を行う基地局130、および撮像装置120と機器直130との間で通信の中継を行う通信衛星140と、基地局140を介して撮像装置120に対して情報の入力を行う入力端末160を備えている。
【0022】
また、図2は撮像装置120の構成図である。撮像装置120は、基地局130と通信およびデータの送信を行うための送受信手段121と、撮像装置120の現在位置を判定するためのGPS装置等により実現される現在位置判定手段122と、画像データの撮像を行うデジタルスチルカメラ、映像レーダ等により実現される撮像本体部123と、撮像本体部123の動作条件を設定するための撮像条件設定手段124と、時刻を計測するタイマ125と、撮像条件設定手段124からの入力または現在位置判定手段122からの情報に基づき撮像本体部123の撮像範囲を変化させる撮像本体部姿勢制御手段126と、撮像本体部123が撮像したデータを一時蓄積し、送受信手段121へ転送するメモリ手段127とを備えている。
【0023】
なお、撮像装置120と基地局140との間の無線通信回線は、旅客機110が使用する航空無線に干渉しない周波数帯にて動作する専用回線を介して行われるものとする。また、入力端末160と基地局140との間の無線通信回線は専用回線を介して行われるものとしてもよいし、インターネット等の公衆通信回線を用いてもよい。
【0024】
また、旅客機110は、航空会社が所有し、運航しているものであり、その運航は、航空会社が設定したスケジュールに基づき、離着陸の時刻、航行ルートもあらかじめ定められているものとする。
【0025】
以上のような構成を有する、本発明の実施の形態における航空写真取得システムの動作について、以下に説明を行うとともに、これにより、本発明の航空写真取得方法について説明を行う。
【0026】
旅客機110は、航空会社が設定したスケジュールに基づき飛行を行う。
【0027】
旅客機110に搭載された撮像装置120において、撮像本体部123は機体の下面を向くよう備え付けられており、図1に示すように、旅客機110が飛行を続けている間、撮像装置120は、旅客機110の機体下面に面した地表の一地点を、撮像範囲150として撮像することが可能となる。
【0028】
旅客機110はその運航ルートが定められているので、利用者が航空写真を所望する場所を運航ルートに含む旅客機があれば、その旅客機に撮像装置120を設置し、所望の場所を撮像装置120設定することにより、旅客機から航空写真を撮影することができる。
【0029】
具体的には、直接もしくは入力端末160を介して、あらかじめ所望の撮像場所の位置情報を撮像条件設定手段124に設定する。現在位置判定手段122は航行中の飛行機の位置を逐次計測し、計測位置が設定された撮像場所であると判断したときに、撮像本体部123は地表の一地点を撮像場所として撮像することができる。
【0030】
以上のようにして得られた撮像された画像データは、メモリ手段127に一時蓄積されたのち、送受信手段121から基地局140へ送信される。このとき、データ送信時の旅客機110の位置と基地局140と間の距離が、通信可能な距離内であれば、送受信手段121は基地局140に対して直接データを送信してもよい。また、旅客機111と基地局140との間の距離が直接通信不可能な距離であれば、通信衛星130を中継して基地局140へデータを送信するようにしてもよい。
【0031】
基地局140は、データを受信すると、これを処理して画像データとして取得する。
【0032】
なお、旅客機110は、天候異常、着陸時における管制等からの待機命令等々の原因で、必ずしも当初の予定されていた運航ルートから外れ、修正されることがある。このような場合、修正された運航ルートに所望の撮像場所が含まれないと、正確な撮像ができなくなる恐れがある。
【0033】
上述した不具合を防ぐために、現在位置判定手段122は、計測した撮像装置120の現在位置に基づき、撮像本体部123の撮像範囲が、所期の位置情報を含むように、撮像本体部姿勢制御手段126を制御する。図1に示すように、撮像本体部姿勢制御手段126は、旅客機110が同一位置にある状態で撮像本体部123の撮像範囲を撮像範囲150および151を結ぶ方向、および撮像範囲150および152を結ぶ方向の二軸方向に変化させることができる。これにより、ある程度の運航ルートの修正に追従して、所期の撮像場所を確保することができる。
【0034】
さらに、撮像本体部姿勢制御手段126による撮像本体部123の撮像範囲の変化を行っても、修正された運航ルートが所期の撮像場所を含まない場合は、システムの構成を以下のようにすることにより、さらに強力に運航ルートの修正に追従できる。すなわち、図3に示すように、複数の撮像装置110、110′、110″を旅客機120,120′および120″にそれぞれ搭載し、入力端末160は個々の撮像装置に対してそれぞれ撮像場所を決定できるようにする。撮像装置110、110′、110″は互いに通信可能であって、それぞれの撮像条件設定手段124に設定された撮像場所に関する情報を相互参照できるものとする。
【0035】
このような構成を有するシステムにおいて、航行ルートの全部または一部に交差範囲を有する複数の旅客機に搭載した複数の撮像装置があって、そのうち少なくとも一つの撮像装置に対して設定した撮像場所が上記航空ルートの交差範囲内にある場合は、自動的に他の撮像装置に対しても同一の撮像場所が設定されるようにする。すなわち、図4に示すように、航空ルート410が設定された旅客機400が、航空ルート510が設定された旅客機500と、交差範囲450を共有する場合、旅客機400に搭載された撮像装置430に撮像場所600を設定したとき、旅客機500に搭載された撮像装置530は、撮像装置430の撮像条件設定手段を参照して、自らの撮像条件設定手段にも撮像場所600を設定する。なお、420および520はそれぞれの撮像装置400,500の、撮像本体部姿勢制御手段を用いた最大撮像範囲を示す。
【0036】
このような状態で、実際に旅客機400が運航した場合、何らかの事情で航空ルートが410から410′に変更した場合、仮に図1に示すような撮像本体部姿勢制御手段による補正を行っても、それにより得られる最大撮像範囲420′は撮像場所600から外れてしまう。しかしながら、交差範囲450を含む航行ルート510を航行する旅客機500の撮像装置530に同一の撮像場所600が設定されているため、撮像装置530に撮像装置430の動作を代行させ、所期の映像を撮像することができる。
【0037】
なお、上記の動作においては、あらかじめ撮像希望場所を位置情報として設定するものとしたが、あらかじめ所望の時刻を撮像条件設定手段124に設定し、タイマ125が当該時刻に達したとき、撮像本体部123に当該時刻における地表の一地点を撮像させるようにしてもよい。
【0038】
旅客機110はその運航ルート、航行速度が定められているので、撮像時間を定めると、撮像場所も一意に決定されることになる。逆に言えば、利用者が航空写真を所望する場所を運航ルートに含む旅客機があれば、その旅客機に撮像装置120を設置し、所望の場所を旅客機が通過する時刻を設定することにより、旅客機から所望の広範囲にわたって航空写真を撮影させることができる。
【0039】
なお、上記の説明において、撮像本体部はデジタルスチルカメラ、映像レーダであるとしたが、特に映像レーダを用いた場合は、天候によって得られる画像の質が左右されないという利点がある。また、レーザセンサ等を用いてもよい。
【0040】
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における航空写真取得システムの動作を説明するための図である。本実施の形態は、実施の形態1と同様の構成を有するので、個々の構成については図1,図2および図3を参照して詳細な説明は省略する。また、旅客機600,700は旅客機110同様に所定のスケジュールに従って定期的に運航ルートを航行する航空機であり、撮像装置610,701は撮像装置120と同一の構成を有し、旅客機600,700にそれぞれ搭載される手段であり、表示端末170は、ネットワーク接続されたPCもしくはPDA等で実現され、撮像装置610、710が撮像した画像を表示する手段である。
【0041】
以上のような構成を有する本実施の形態の航空写真取得システムの動作を説明するとともに、本発明の航空写真取得方法の一実施の形態を説明する。ただし実施の形態1と同様である点は省略し、相違点のみを述べる。
【0042】
はじめに、入力端末160および表示端末170のユーザは、入力端末160から、基地局140を介して、旅客機600の撮像装置610に対して所望の撮像場所630を設定する。基地局140から撮像場所630の設定を受けた撮像装置610は、旅客機610が、撮像範囲620に撮像場所630を含む地点の上空に到達すると、撮像場所630の画像を撮像し、基地局140を介して表示端末170に転送する。表示端末170には撮像場所630の画像が表示される。
【0043】
このとき、撮像場所630の画像が、ユーザが当初意図していた場所の映像からずれた場所を示すものであった場合、さらには撮像場所630からわずかに離れた場所の画像が必要となった場合は、ユーザは撮像場所630の近傍を撮像範囲に含む航行ルートを有する新たな旅客機を検索し、この旅客機に搭載した撮像装置に所望の新たな撮像場所を設定する。他の旅客機の航行ルートは、例えば航空交通管制情報処理システム等によって入手することができるため、新たな旅客機の所在は容易に突きとめることができる。
【0044】
図に示す例では、旅客機710が旅客機610と近接する航行ルートを有するので、ユーザは旅客機710に搭載された撮像装置710に新たな撮像場所730を設定する。撮像装置710は、旅客機710が、撮像範囲720に撮像場所630を含む地点の上空に到達すると、撮像場所730の画像を撮像し、基地局140を介して表示端末170に転送する。表示端末170には撮像場所730の画像が表示される。
【0045】
空港に隣接した都市圏においては、旅客機の航行ルートが類似したり、撮像可能範囲が重複する。したがって、本実施の形態の航空写真取得システムを用い、上述した動作を繰り返し行うことで、複数の旅客機を用いて同一地域に属する複数の航空写真を得ることができる。このようにして得られた航空写真に基づいて、都市部における道路工事の状況や、パイプラインの敷設状況を管理することが可能となる。その一例を以下に説明する。
【0046】
道路下には電力線や電話線、水道管、ガス管など、複数種のパイプラインが埋設されているが、そのうち一種類のパイプラインの工事を行う際、複数段のパイプラインが近接している場合で、パイプラインの詳細な位置を把握せず工事を始めると、近接した他のパイプラインを破損する可能性が考えられる。特に工事を行う対象のパイプラインの位置は把握しているものの、他のパイプラインの埋設状況が把握されていない可能性が存在する.このために、道路上のどの場所において工事が行われているか常に把握する必要が生じる。
【0047】
パイプラインの管理者は、本実施の形態の入力端末を用いて、所望の航空写真の画像データを必要とする領域を、該当する領域を飛行する旅客機に搭載された撮像装置に対して設定する。上述した一連の動作により旅客機から撮像された画像データは、画像の撮影日時と共に利用者の元へ送信される。
【0048】
また、旅客機は特定の航行ルートを一定時間おきに飛行しているために、旅客機からは一定時間ごとの同一領域の画像データが基地局内に送信されることになり、このような画像データは基地局内のデータペースに蓄積することが可能である。
【0049】
利用者は、このようなデータベースから同一領域の異なる時刻に撮影された画像データを取得、比較し、異なる情報が得られた場所について、画像を拡大して詳しく分析を行い、画面上からその場所で工事が行われているかどうかの確認を行う。工事が行われていると確認された場合、その工事が上記パイプラインの近接位置に相当し、評厠な確認を行うべきかどうかの判断を行い、詳細な確認が必要である場合、現場に向かい、図面を元にパイプラインの埋設位置の詳細を工事の担当者と確認する。
【0050】
このように、本実施の形態によれば、航空写真取得システムによって、航空写真を用いたパイプライン、道路などの敷設設備の管理を安価かつ容易に実現することができる。なお、本実施の形態の航空写真取得システムは、農作物や、交通状態などに用いてもよい。
【0051】
なお、上記の各実施の形態において、撮像装置120、120′、120″、430,530,610,710は本発明のデータ取得手段またはデータ取得手段およびデータ処理手段に相当する。また基地局140は本発明のデータ処理手段に相当する。また、旅客機110、110′、110″、400,500,600,700は本発明の飛行体に相当する。また、現在位置判定手段122は本発明の位置検出手段に相当する。また、入力端末160は本発明の所定の入力を与えるための手段に相当し、送受信手段121は本発明の伝送手段に相当し、メモリ手段127または基地局170は、本発明のデータ蓄積手段に相当する。
【0052】
ただし本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の飛行体は旅客機の他、貨物輸送機を用いてもよい。また遊覧飛行機を用いてもよい。要するに、ある定められた運航ルートを定期的に飛行するものであればよく、業として旅客輸送、貨物輸送、遊覧飛行の全部または一部を行うものであればよい。
【0053】
また、本発明の飛行体はジェット機、レシプロ機等の航空機でもよいし、ヘリコプタ、オートジャイロ等の広義のヘリコプタであってもよい。また有人操縦されるものでもよいし、遠隔制御または自律動作により航行する無人機であってもよい。
【0054】
また、上記の各実施の形態において、本発明の航空写真取得システムのデータ取得手段およびデータ処理手段は撮像装置と基地局とから構成されるものとしたが、このときは、撮像装置が取得する本発明のデータは、画像データ化される前のRAWデータであって、基地局にて画像データとして処理されるものであってもよい。一方、本発明のデータ取得手段およびデータ処理手段は撮像装置単体で構成されるものであってもよく、このときは、撮像本体部が本発明のデータとして画像データを取得し、本発明のデータ蓄積手段としてのメモリ手段に該画像データを一時蓄積するようにしてもよい。
【0055】
さらに、上記いずれの場合でも、基地局を用いずに、撮像装置のメモリ手段から直接画像データもしくはRAWデータを読み出すようにしてもよい。
【0056】
また画像データは静止画データであってもよいし、動画像データであってもよい。
【0057】
また、上記の説明において、現在位置判定手段はGPS装置であるとして説明を行ったが、このGPS装置は撮像装置に内蔵されるものであってよい。また、独自のGPS装置を搭載せずに、旅客機の航行用に用いられる情報を取得、利用する形態であってもよい。この場合、撮像装置の構成を簡略、軽量化でき、搭載される飛行体の負担にならないという利点がある。なお、旅客機の航行用に用いられる情報の例としては、自動航法装置から得られる情報や航空交通管制上処理システムから得られる情報があり、前者の場合は、航空機加速度積分値、速度、移動距離等の情報が得られ、後者の場合は、便名、飛行速度、方位、所定の施設からの距離等の情報が得られる。
【0058】
また、撮像本体部123の設置場所としては、旅客機の各部の動作を妨げることのない部位に設けるのが望ましく、具体的には旅客機下部であれば何処でもよいが、、飛行の妨げにならない胴体下部の箇所等があげられる。また、旅客機内部に収納できるようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明によれば、航空写真をより安価かつ簡便に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における航空写真取得システムの構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1における航空写真取得システムの撮像装置の構成図である。
【図3】本発明の実施の形態1における航空写真取得システムの他の構成例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1における航空写真取得システムの動作を説明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態1における航空写真取得システムの動作を説明するための図である。
【符号の説明】
100 航空写真取得システム
110 旅客機
120 撮像装置
121 送受信手段
122 現在位置判定手段
123 撮像本体部
124 撮像条件設定手段
125 タイマ
126 撮像本体部姿勢制御手段
127 メモリ手段
130 通信衛星
140 基地局
150 撮像範囲
160 入力端末
170 表示端末

Claims (13)

  1. 飛行体に設置され、前記飛行体から見た地表の映像を、伝送可能なデータとして取得するデータ取得手段と、
    前記取得されたデータを処理して航空写真とするデータ処理手段とを備え、
    前記飛行体は、所定のスケジュールに基づき、あらかじめ定められた所定の航路を定期的に飛行するものである航空写真取得システム。
  2. 前記飛行体は、業としての旅客輸送、貨物輸送、遊覧飛行の全部または一部に用いられるものである請求項1に記載の航空写真取得システム。
  3. 前記データ取得手段は、自己の現在位置を検出する位置検出手段を有する請求項1または2に記載の航空写真取得システム。
  4. 前記位置検出手段は、前記飛行体が飛行に用いる情報を用いて前記現在位置の検出を行う請求項3に記載の航空写真取得システム。
  5. 前記位置検出手段は、GPS装置を有し、前記GPS装置から得られる情報を用いて前記現在位置の検出を行う請求項3に記載の航空写真取得システム。
  6. 前記データ取得手段は、外部から所定の情報の入力をうけ、前記所定の情報により指定された位置での前記データを取得する請求項1または2に記載の航空写真取得システム。
  7. 前記データ取得手段が取得した、前記データを直接または間接的に前記データ処理手段へ伝送する伝送手段をさらに備えた請求項1または2に記載の航空写真取得システム。
  8. 前記データ取得手段が取得した、前記データを一時的に蓄積するデータ蓄積手段をさらに備えた請求項1または2に記載の航空写真取得システム。
  9. 前記飛行体は航空機である請求項1または2に記載の航空写真取得システム。
  10. 前記飛行体はヘリコプターである請求項1または2に記載の航空写真取得システム。
  11. 飛行体に設置され、前記飛行体から見た地表の映像を、伝送可能なデータとして取得する工程と、
    前記データを取得すると、これを処理して航空写真とする工程とを備え、
    前記飛行体は、所定のスケジュールに基づき、あらかじめ定められた所定の航路を定期的に飛行するものである航空写真取得方法。
  12. 前記飛行体は、業としての旅客輸送、貨物輸送、遊覧飛行の全部または一部に用いられるものである請求項11に記載の航空写真取得方法。
  13. 前記データの取得時における現在位置を検出する工程をさらに備えた請求項11または12に記載の航空写真取得方法。
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